JPH0723046Y2 - 内面溝付銅管 - Google Patents

内面溝付銅管

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JPH0723046Y2
JPH0723046Y2 JP1357090U JP1357090U JPH0723046Y2 JP H0723046 Y2 JPH0723046 Y2 JP H0723046Y2 JP 1357090 U JP1357090 U JP 1357090U JP 1357090 U JP1357090 U JP 1357090U JP H0723046 Y2 JPH0723046 Y2 JP H0723046Y2
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JP
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groove
recess
copper
joint
copper tube
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晴夫 幸野
俊緑 ▲こう▼田
清慥 桝川
俊太郎 龍田
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Mitsubishi Shindoh Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、熱交換器等に用いる伝熱管としての内面溝付
銅管に関するものである。
[従来の技術] 従来、この種の内面溝付銅管としては、片面に溝が形成
された帯状の銅板をその長手方向を軸線とし、かつ前記
溝を内側に向けて管状に形成し、その継ぎ目を溶接した
ものが知られている。内面溝付銅管には、その継ぎ目に
沿う内面に、段状の凹部が形成されている。
上記内面溝付銅管は、熱交換器に用いられる場合、通常
その外周に放熱フィンを連結するが、その連結は該内面
溝付銅管内に拡管治具を押し込んで、該内面溝付銅管を
拡管することによって行っている。
そして、上記内面溝付銅管によれば、継ぎ目に沿う内面
に凹部が形成されているので、継ぎ目部に溶接ビードが
***していても、その溶接ビードを拡管治具で削り落と
すことがない。
したがって、ビードの削り屑が内面溝付銅管内に残っ
て、熱交換器のコンプレッサ等に噛み混むという不具合
を防止することができる。
[考案が解決しようとする課題] ところが、上記内面溝付銅管においては、継ぎ目に沿っ
て段状の凹部が形成されているので、この部分の強度が
小さく、拡管治具による拡管の際に破損するおそれもあ
る。このため、凹部の強度を十分得るために、肉厚を増
すことになるが、そうすると凹部以外の部分の肉厚も増
さなければならず、全体として肉厚の厚い内面溝付銅管
になってしまう。
このため、伝熱効率を増すためにせっかく溝を設けて
も、肉厚が厚いために伝熱効率の向上を図ることができ
ないという欠点がある。
本考案は、上記事情に鑑みてなされたものであり、凹部
の強度の低下を極力抑えることによって、全体の肉厚を
薄く形成し、内面に形成された溝と相まって伝熱効率の
向上を図ることのできる内面溝付銅管を提供することを
目的としている。
[課題を解決するための手段] 本考案は、上記目的を達成するため、片面に溝が形成さ
れた帯状の銅板を、その長手方向を軸線にし、かつ前記
溝を内側に向けて管状に形成し、その継ぎ目を溶接して
なる内面溝付銅管において、 前記継ぎ目に沿う内面に、該継ぎ目に向けて次第に深く
なる曲面状の凹部を形成してなるものである。
[作用] 本考案においては、継ぎ目に沿う凹部が該継ぎ目に向け
て次第に深くなるように曲面状に形成されているもの
で、例えば圧延ロールで溝を成形する際に、該圧延ロー
ルの端部に形成した拡径部で前記凹部を簡単に成形する
ことができる。
また、凹部が曲面状に次第に深くなるように形成されて
いるので、この凹部に発生する応力集中が小さく、凹部
の強度低下を極力抑えることができる。
[実施例] 以下、第1図ないし第4図を参照して本考案の一実施例
を説明する。
第1図ないし第4図に示すように、内面溝付銅管1は、
帯状の銅板2をその長手方向を軸線とし、かつ溝2aを内
側に向けて管状に形成し、その継ぎ目2bを高周波誘導溶
接により接続したものである。さらに、銅板2には、溝
2aが形成されている側の側縁、すなわち銅管1の内面に
おける継ぎ目2bに沿って凹部2cが形成されている。
前記溝2aは、断面V字状もしくは逆台形状に形成された
ものであり、内面溝付銅管1の軸線に対して斜めに交差
する方向に形成されている。
凹部2cは、継ぎ目2bに向けて徐々に深さが増すように連
続する曲面状に形成されているとともに、継ぎ目2bにお
ける接線の方向が外周面の接線の方向と平行に形成され
ている。
上記のように構成された内面溝付銅管1を製造するに
は、まず、図示しない圧延ロールで銅板に溝2aおよび凹
部2cを成形する。これにより、第4図に示す銅板2を成
形する。ただし、前記圧延ロールには、その外周面に溝
2aを成形するための突条が形成され、軸方向の端部に凹
部2cを成形するための拡径部が形成されている。そし
て、銅板2をその溝2aを内側に向けて管状に成形し、前
記継ぎ目2bを高周波誘導溶接法で溶接する。この際に、
溶接ビード3が内面側および外面側に***する。ただ
し、外面側に***した溶接ビード3は、切削等により削
除する。
そして、内面溝付銅管1に放熱フィンを接続するには、
該内面溝付銅管1に砲弾状の拡管治具(図示せず)を押
し込み、該内面溝付銅管1を拡管する。この際、内面に
***する溶接ビード3は凹部2cにあるので、拡管治具に
よって削り取られることがない。
したがって、上記のように構成された内面溝付銅管1に
よれば、拡管治具によって、溶接ビード3が削り取られ
ることがないから、該溶接ビード3の削り屑が該内面溝
付銅管1内に残るようなことがない。このため、削り屑
が熱交換器のコンプレッサ等に噛み混み該コンプレッサ
が破損するいった不具合を防止することができる。
また、凹部2cが連続する曲面で形成されているととも
に、継ぎ目2b位置における内外面の接線の方向が互いに
平行に形成されているから、凹部2cにおける肉厚が連続
して滑らかに変化することになる。このため、凹部2cの
応力集中を緩和することができるから、この応力集中の
低減度合に見合う分だけ凹部2cの肉厚を薄くすることが
でき、これにより全体を薄く形成することができる。
したがって、内面に成形された溝2aと相まって内面溝付
銅管1の伝熱効率を向上することができる。
さらに、凹部2cを継ぎ目2bに向けて次第に深くなるよう
に形成しているので、該凹部2cを圧延ロールにの端部に
形成した拡径部によって簡単に成形することができる。
しかも、溝2aが銅板2の軸線に対して斜め形成されてい
る場合、溝2aに作用する力によって、該銅板2の圧延に
よって送られる方向が正規の送り方向に対して徐々にず
れるようになるが、この場合には凹部2cを圧延ロールの
拡径部で案内することができるから、該銅板2を正規の
送り方向に真っ直ぐに保持することができる。
なお、上記実施例においては、凹部2cを銅板2に成形す
る際に、曲面状に形成したが、この凹部は銅板2に成形
する際には、傾斜する平面状の面に形成してもよい。な
ぜなら、銅板を管状に成形することによって、平面状の
部分も曲面状に湾曲するからである。
[考案の効果] 以上説明したように本考案によれば、片面に溝が形成さ
れた帯状の銅板を、その長手方向を軸線にし、かつ前記
溝を内側に向けて管状に形成し、その継ぎ目を溶接して
なる内面溝付銅管において、 前記継ぎ目に沿う内面に、該継ぎ目に向けて次第に深く
なる曲面状の凹部を形成してなるものであるから、 凹部における肉厚の急激な変化を避けることができる。
このため、凹部の応力集中を極力小さく抑えることがで
き、該凹部における強度の低下を極力小さく抑えること
ができる。
したがって、強度の低下を抑えることができる分だけ、
凹部の肉厚を薄くすることができ、これにより全体を薄
く形成することができる。よって、内面に成形された溝
と相まって伝熱効率の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第4図は本考案の一実施例を示す図であっ
て、第1図は内面溝付銅管の斜視図、第2図は同内面溝
付銅管の凹部を示す断面図、第3図は溶接前の内面溝付
銅管の斜視図、第4図は銅板の斜視図である。 2……銅板、2b……継ぎ目、2c……凹部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】片面に溝が形成された帯状の銅板を、その
    長手方向を軸線にし、かつ前記溝を内側に向けて管状に
    形成し、その継ぎ目を溶接してなる内面溝付銅管におい
    て、 前記継ぎ目に沿う内面に、該継ぎ目に向けて次第に深く
    なる曲面状の凹部を形成してなることを特徴とする内面
    溝付銅管。
JP1357090U 1990-02-14 1990-02-14 内面溝付銅管 Expired - Fee Related JPH0723046Y2 (ja)

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JPH03106206U JPH03106206U (ja) 1991-11-01
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