JPH07229879A - 斜角探傷用電子走査式探触子 - Google Patents

斜角探傷用電子走査式探触子

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JPH07229879A
JPH07229879A JP6043160A JP4316094A JPH07229879A JP H07229879 A JPH07229879 A JP H07229879A JP 6043160 A JP6043160 A JP 6043160A JP 4316094 A JP4316094 A JP 4316094A JP H07229879 A JPH07229879 A JP H07229879A
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JP
Japan
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wedge
ultrasonic
angle
ultrasonic transducers
electronic scanning
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JP6043160A
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Kenji Udagawa
建志 宇田川
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Nippon Steel Corp
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Nippon Steel Corp
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Abstract

(57)【要約】 〔目的〕 楔に角度を形成すると共にどの配置の超音波
振動子についても楔内の超音波ビームの伝播距離が一定
のため感度差が生ぜず、しかも超音波振動子の配列個数
に制限が生じない斜角探傷用電子走査式探触子を提供す
る。 〔構成〕 被検体(2) の表面に対向する平坦な底面及び
第1, 第2の斜面が所定のピッチで反復れることにより
鋸歯状を呈する表面を有する板状又は棒状の楔(1) と、
この楔(1) の鋸歯状の表面を形成する第1, 第2の斜面
のうちの一方のそれぞれに固定されると共にそれぞれが
所定のタイミングで動作せしめられる複数の超音波振動
子(T1 〜Tm)とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、鋼溶接部の内部きずな
どを検査する自動探傷装置などに使用される傾角探傷用
電子走査式探触子(フェーズドアレイ探触子)に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】溶接部の内部きずの有無を非破壊検査す
る手法として、超音波斜角探傷法が広く普及している。
この超音波斜角探傷は、図2に示すように、被検体 22
上に配置される楔 21 と、この楔 21 上に設置される超
音波振動子T1 から構成され、ある決められた角度の超
音波ビーム 24 ,25 を送受信する斜角探触子を用いて
行っている。この場合溶接部全体を検査するには、この
探触子を溶接線に垂直な方向に機械的に走査する必要が
あり、このため、探傷作業に時間が掛かる。
【0003】一方、日刊工業新聞社発行の「新・非破壊
検査便覧」(1992 年版、318 〜319頁)などを参照すれ
ば、図3に示すような構成の電子走査式探触子(フェー
ズドアレイ探触子)が知られている。このフェーズドア
レイ探触子は、被検体32上に配置される平板状の楔3
1上に細い短冊状の超音波振動子(ピエゾ素子)T1〜
Tmを隣接して多数配列し、各超音波振動子に時間をわ
ずかずつ遅らせながら電気パルスを印加することにより
超音波ビームの進行方向を制御する構成となっている。
【0004】この構成において、例えば、まず、4個の
超音波振動子の組T1 〜T4 だけに配列順に順次遅延さ
れた電気パルスを印加して偏向角を制御することによ
り、制御された進入角度を有する超音波を発生させて被
検材2内部からのエコーを観察し、続いて、4個の超音
波振動子の組T2 〜T5 だけに配列順に順次遅延された
電気パルスを印加してエコーを観察するという具合に、
電気パルスを印加する4個の超音波振動子の組合せを配
列方向に1個ずつずらしながら同様な動作を繰り返すこ
とにより、あたかも隣接して配列される4個の超音波振
動子によって構成される一個の探触子を傾けて配列する
と共にT1 からTmの位置まで機械的に走査したと同様
の結果が得られる。
【0005】これが電子走査法であり、自動探傷装置を
製作する場合、機械的に走査する場合に比べて、走査速
度を大幅に向上できるだけでなく、モータなどの機械部
品が不要となるため装置が小型にできるという利点があ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のフェーズド
アレイ探触子は、図3に示したように、多数の超音波振
動子T1〜Tmと、楔あるいは遅延材と称される均一な
厚みの部材31とを組み合わせた構造となっている。こ
のため、縦波の送受信には適しているが、溶接部の探傷
に必要な屈折横波の送受信は困難であるという問題があ
る。以下、その理由について説明する。
【0007】通常、溶接部の探傷には屈折角 45 o から
70 o の横波が利用される。楔として通常使用されるア
クリル樹脂内を伝播する縦波の伝播速度 (音速) は約 2
730m/secであるから、上述の屈折角の横波35を発生
させるためには、スネルの法則によれば約 37 o から 5
3 o の方向に縦波34を偏向させる必要がある。しか
し、一個の超音波振動子の幅を1mm程度とし、探傷周
波数を5MHz とすると、この超音波振動子の指向角は理
論的に約 31 o に過ぎないため、所望の屈折角の横波の
発生に必要な 37 o から 53 o の範囲の偏向角は実現で
きない。
【0008】従って、所望の屈折角の横波を送受信する
ためは、斜角探触子の場合と同様、図4に示すように、
被検体42上に配置する楔41に予め傾斜を形成してお
く必要がある。しかしながら、このようにすると、最初
の超音波振動子T1 と最後の超音波振動子Tmとでは縦
波44が楔41内を伝播する距離が異なるため、減衰量
が異なり感度が変化するなどの不都合が生じる。なお4
5は被検体42内を伝播する横波である。しかも、この
構成では、楔41をあまり大きくできないため、超音波
振動子の配列個数に幾何学的な制限が生じ、溶接部全体
をカバーできないなどの問題点がある。
【0009】従って、本発明の目的は、楔に角度を形成
すると共に、どの配置の超音波振動子でも楔内の超音波
ビームの伝播距離が一定のため感度差が生ぜず、しかも
超音波振動子の配列数に制限が生じない斜角探傷用電子
走査式探触子を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の斜角探傷用電子
走査式探触子は、被検体の表面に対向する平坦な底面及
び第1,第2の斜面が所定のピッチで反復されることに
より鋸歯状を呈する表面を有する板状又は棒状の楔と、
この楔の前記鋸歯状の表面を形成する第1,第2の斜面
のうちの一方のそれぞれに固定されると共にそれぞれが
所定のタイミングで動作せしめられる複数の超音波振動
子とから構成される。
【0011】本発明の一実施例によれば、各超音波振動
子が固定される楔の一方の斜面の傾斜角は、各超音波振
動子から発せられた縦波がこの楔の底面と被検体との境
界面において屈折されることにより 45 o から 70 o
範囲の横波を被検体の中に発生するような角度に設定さ
れている。さらに、本発明の好適な実施例によれば、各
超音波振動子のうち隣接する複数個ものが順次遅延され
たタイミングで動作せしめられることにより、それぞれ
から発せれる縦波の伝播方向が制御される。
【0012】
【作用】本発明の作用を図1を参照して説明する。同図
において、超音波振動子群T1からTmと被検体2との
間に楔1を設置し、超音波振動子群を設置する側の楔1
の表面側を鋸歯状にした。鋸歯の一方の傾斜面に短冊状
の振動子を設置し、かつこれら一方の傾斜面から被検体
2との接触面(楔1の底面)までの距離を等しくする。
このような配置にすれば、各超音波振動子から送信され
た超音波の縦波4は、楔1と被検体2の境界面で屈折
し、各超音波振動子を設置した鋸歯の一方の傾斜面の傾
斜角度に対応して屈折角 45 o から 70 o の横波を被検
体中に効率よく発生する。被検体内部からの反射波を受
信する場合は逆の経路を経て、効率良く受信できる。し
かも、どの位置の振動子でも楔1内の超音波ビームの伝
播距離が一定になるため感度差を生じたりしないし、必
要な数だけ超音波振動子を制限無く配置できる。
【0013】
【実施例】本発明の一実施例を、図1により詳細に説明
する。一例として、板厚 20 mmの鋼板同士の突き合わ
せ溶接部を探傷する場合を想定する。 JIS Z 3060 「鋼
溶接部の超音波探傷試験方法及び等級分類方法」によれ
ば、周波数5MHz 、振動子寸法 10 mm× 10 mm、屈
折角 70 o の探触子を用い、直射から一回反射の範囲、
探触子を走査することが標準となっている。これに適合
するように本発明によるアレー探触子の諸元を検討する
と以下のようになる。
【0014】超音波振動子の周波数を5MHz とすれば、
一回反射の範囲まで走査するには、本実施例では板厚 2
0 mm、屈折角 70 o であるから、約 100mmの走査幅
が必要である。探傷するときの溶接部に直交する方向の
走査ピッチを1mmとする。楔としてアクリル樹脂を使
用すると、その内部を伝播する縦波の速度は 2730 m/s
ecであり、鋼材中を伝播する横波の速度は 3240 m/sec
であるから、 鋼材中に屈折角θ= 70 o の横波を発生
するには、スネルの法則から楔中の縦波の入射角αは5
2.4 oとなる。従って、楔1の鋸歯状の表面の超音波振
動子を設置する側の斜面の傾斜角は 52.4 o に設定す
る。また、鋸歯の山の角度は 90 o に設定する。
【0015】上述した1mmの走査ピッチを得るために
は、上記 52.4 o の入射角で、各超音波振動子から発射
した超音波ビームの中心軸の被検体2の表面上でのピッ
チを1mmにする必要がある。これを鋸歯状の面に投影
すると、以下のような超音波振動子の幅wが得られる。 w= 1.0 × cos 52.4 o = 0.6 (mm) また、超音波振動子間の距離(すなわち鋸歯の反対側の
面の長さ)hは、 h= 1.0 × sin 52.4 o= 0.8(mm) となる。これより、鋸歯状の山のピッチは1mmとし、
超音波振動子を設置する側の斜面の寸法は幅を 0.6m
m、長さを 10 mmとし、他方の側の斜面の寸法は幅を
0.8mm、長さを 10 mmとする。また、山の数は 100
個とする。
【0016】さらに、各超音波振動子の寸法も、上記斜
面の寸法に等しく幅 0.6mm,長さを 10 mmとする。
これのような超音波振動子を100 個の斜面のそれぞれに
設置し、そのうちの 16 枚を一組として動作させる事に
より、幅が10mm、長さが10mmの寸法の1個の斜角探
触子を設置した場合と同様の効果が得られる。また、振
動子の下端から被検体2の表面までの距離を約7mmと
した。この距離は楔内での超音波の減衰を少なくするに
は短いほど良いが、楔内で乱反射する超音波を十分に減
少させるためにある程度の距離も必要なことを勘案し
て、最適値を実験的に決めることになる。
【0017】本発明のアレー探触子を、板厚 20 mmの
鋼板の突き合わせ溶接部を有する被検体2上に接触媒質
(グリセリン)を介して配置し、その突き合わせ溶接部
を探傷する。この場合、まず、振動子T1 からT16まで
に送信パルスを印加するが、隣接する超音波振動子ごと
に、 t=〔1.0 (mm)× sin 52.4 o 〕/(2.73×106 mm/sec) = 0.29 (μsec ) ずつ時間を遅らせて送信パルスを順次印加すると、各超
音波振動子から発した縦波4は、各超音波振動子の法線
方向に伝播し、入射角αは 52.4 o と変わらず、被検体
中に屈折角 70 o の横波5が伝播していく。この遅延時
間は、最隣接の超音波振動子の間の距離hを縦波が伝播
する時間h/(2.73×106)=0.29μsec と勿論一致する。
【0018】溶接部中を伝播する横波5の伝播経路内に
きずが存在すると、そこで反射波が発生し、この反射波
のうち入射経路と逆の経路をたどって戻る成分が超音波
振動子に受信される。きずが存在しなければ反射波は発
生しない。溶接部まで超音波パルスが往復するのに要す
る時間が経過した後、次の超音波振動子の組である振動
子T2 からT17に、同様に送信パルスを印加する。この
ように、超音波振動子を1個ずつずらすることにより選
択した新たな16個の振動子の組に、0.29μsecの遅延時
間をもたせなながら順次送信パルスを印加するという具
合に、同様の動作を繰り返す。最後に、振動子T85から
T100 までの16個の超音波振動子の組に順次送信パルス
を印加し、それによる反射波を受信すれば、直射から一
回反射まで探傷作業は終了したことになる。
【0019】次に、本発明の他の実施例として、電子走
査方式の機能を生かし、屈折角を任意に可変する場合に
ついて説明する。
【0020】通常の斜角探傷の場合、使用される屈折角
の範囲は 45 o から 70 o であるから、スネルの法則に
よれば楔としてアクリル樹脂を使用した時、縦波の入射
角αは 36.6 o から 52.4 o まで変化させる必要があ
る。この例では、まず、鋸歯状の楔を形成する傾斜面の
うち超音波振動子を設置する側の傾斜角は、例えば必要
とする入射角の中心値近傍の値の45o とする。この値は
屈折角約 57 o に相当する。屈折角の制御は、各超音波
振動子に印加する送信パルスの印加遅延時間を制御する
ことによって行う。
【0021】前例と同様に被検体2の板厚は 20 mm、
探傷周波数は5MHz として、超音波振動子の幅wと間隔
hを求めるとそれぞれw= 0.7mm、h= 0.7mmとな
る。これより、鋸歯状の山のピッチは1mmとし、両斜
面の寸法を、幅0.7 mm、長さ10mmとする。従って、
各超音波振動子の寸法を、斜面の寸法に等しく幅 0.7m
m、長さ 10 mmとし、このような寸法の超音波振動子
を100 個の斜面のそれぞれに設置し、 14 個を一組とし
て動作させる事により、幅10mm、長さ10mmの単一の
斜角探触子を使用したのと同様の効果が得られる。ま
た、振動子の下端から被検体表面までの寸法は約7mm
とした。
【0022】本実施例のアレー探触子を、接触媒質(グ
リセリン)を介して板厚 20 mmの鋼板の突き合わせ溶
接部を有する被検体2上に配置し、例えば、屈折角 57
o で探傷する。この場合、前述の例と同様な考え方で、
最隣接の超音波振動子について t=h/(2.73×106 )
= 0.26 (μsec )ずつ時間を遅らせて送信パルスを印
加すると、各超音波振動子から発した縦波4は、各超音
波振動子の法線方向に伝播し、入射角αは 45 o と変わ
らず、被検体中に屈折角 59 o の横波5が伝播してい
く。
【0023】被検体中に上記屈折角とは異なる屈折角の
横波を伝播させることは、対応の遅延時間を変更するこ
とによって行う。例えば、屈折角 45 o で横波を伝播さ
せるためには、入射角αは 36.6 o とする必要がある。
そのためには各超音波振動子が発生した縦波の伝播方向
を振動子の法線方向から 45 o ー36.6 o = 8.4o だけ
偏向させる必要がある。この偏向角は先に見積もった幅
1mm,周波数5MHzの振動子の指向角約31o 以内であ
るから十分に偏向可能な範囲内である。
【0024】従って、最初、振動子T1 からT14まで送
信パルスを印加するが、最隣接の振動子について、 Δt= 1.0×( sin 36.6 o ー sin 45 o )/(2.73×106) =ー 0.04(μsec ) だけさらに時間を遅らせて送信パルスを印加する。すな
わち、t=0.26ー0.04=0.22 (μsec ) ずつ時間を遅ら
せて14個の超音波振動子のそれぞれに順次送信パルスを
印加する。この場合、各超音波振動子から発せられた縦
波の伝播方向は、超音波振動子の法線方向から 8.4o
け偏向し、入射角αは36. 6o となり、被検体2中に屈
折角45 oで横波5が伝播していく。
【0025】溶接部内を伝播した超音波の横波5がきず
に当たると反射エコーが帰ってくるし、きずが無ければ
反射エコーはない。溶接部まで超音波パルスが往復する
のに要する時間が経過した後、次の超音波振動子の組で
あるT2 からT15に、同様に送信パルスを印加する。こ
のように、超音波振動子を1個ずつずらすることにより
選択した新たな14 個の組に順次、同様の時間ずれを持
たせながら送信パルスを印加するという具合に、同様の
動作を繰り返す。最後に、超音波振動子T87からT100
までに送信パルスを印加し、それによる反射エコーを受
信すれば、直射から一回反射まで探傷作業は終了したこ
とになる。
【0026】屈折角の変更は、対応する入射角を得るた
めの縦波4の偏向角がその振動子の指向角の範囲内であ
れば、上記送信パルスの遅延時間を変更することによっ
て容易に実現できる。
【0027】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明の斜
角探傷用電子走査式探触子によれば、超音波斜角探傷法
により溶接部を検査する場合、屈折角 45 o から70o
横波を被検体内に効率よく伝播させることができ、被検
体内部からの反射波を受信する場合は逆の経路を経て、
効率良く受信できる。
【0028】また、どの配置の超音波振動子についても
楔内の超音波ビームの伝播距離が一定になるため減衰量
が等しく、従って感度差が生じない。しかも、楔の寸法
上の制御を受けることなく必要な個数だけ超音波振動子
を配置できるため、一度の電子走査で溶接部の一断面を
一度に検査できる。従って、本発明の探触子を自動探傷
装置に具備させることにより、溶接部を高速かつ高精度
で検査する事が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の斜角探傷用電子走査式探触
子の構成を示す図である。
【図2】従来の超音波斜角探触子の構成を示す図であ
る。
【図3】従来のフェイズドアレー探触子の構成を示す図
である。
【図4】斜角探傷用電子走査式探触子について考えられ
る他の形態を示す図である。
【符号の説明】
T1 〜Tm 超音波振動子 1 楔 2 被検体 4 縦波 5 横波

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被検体の表面に対向する平坦な底面及び第
    1,第2の斜面が所定のピッチで反復されることにより
    鋸歯状を呈する表面を有する板状又は棒状の楔と、 この楔の前記鋸歯状の表面を形成する第1,第2の斜面
    のうちの一方のそれぞれに固定されると共に、それぞれ
    が所定のタイミングで動作せしめられる複数の超音波振
    動子とを備えたことを特徴とする斜角探傷用電子走査式
    探触子。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記各超音波振動子
    が固定される楔の一方の斜面の傾斜角は、前記各超音波
    振動子から発せられた縦波が前記楔の底面と前記被検体
    との境界面において屈折されることにより屈折角 45 o
    から 70 o の範囲の横波を被検体内に伝播させる値に設
    定されたことを特徴とする斜角探傷用電子走査式探触
    子。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2において、 前記各超音波振動子のうち隣接する複数個から成る1群
    の超音波振動子が順次遅延されたタイミングでかつ前記
    1群の超音波振動子が所定の走査方向に沿って順次選択
    されながら動作せしめられることにより、前記1群の超
    音波振動子から発せれる縦波の伝播方向が制御されるこ
    とを特徴とする斜角探傷用電子走査式探触子。
JP6043160A 1994-02-17 1994-02-17 斜角探傷用電子走査式探触子 Withdrawn JPH07229879A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11125621A (ja) * 1997-10-23 1999-05-11 Nippon Steel Corp 斜角探傷用電子走査式探触子
JP2011237208A (ja) * 2010-05-07 2011-11-24 Hitachi-Ge Nuclear Energy Ltd 超音波検査装置及び超音波検査方法

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