JPH07229505A - インサート金具 - Google Patents
インサート金具Info
- Publication number
- JPH07229505A JPH07229505A JP4331094A JP4331094A JPH07229505A JP H07229505 A JPH07229505 A JP H07229505A JP 4331094 A JP4331094 A JP 4331094A JP 4331094 A JP4331094 A JP 4331094A JP H07229505 A JPH07229505 A JP H07229505A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cylindrical body
- hole
- wedge lever
- wedge
- narrowed portion
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Joining Of Building Structures In Genera (AREA)
- Dowels (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 インサート金具を介して生ずる雨水、地下水
の浸入の防止、および外部への漏出の防止を達成できる
ようにしたものである。 【構成】 筒体の内部に予めゴム製の栓体が摺動可能
に、嵌合封入され、筒体の外周面に予め膨潤材保持溝が
刻設されているインサート金具。
の浸入の防止、および外部への漏出の防止を達成できる
ようにしたものである。 【構成】 筒体の内部に予めゴム製の栓体が摺動可能
に、嵌合封入され、筒体の外周面に予め膨潤材保持溝が
刻設されているインサート金具。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、構造物に連なる取付
ボルト等の基端をコンクリート基礎やコンクリート壁体
中に固定保持するインサート金具に関するものである。
ボルト等の基端をコンクリート基礎やコンクリート壁体
中に固定保持するインサート金具に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、例えば既設のコンクリート基礎等
のコンクリート構造物の壁面に沿って、別に型枠を立設
し、その内部にコンクリートを打ちこんで新たにコンク
リート構造物を作る場合、この壁体と型枠を安定して連
繋すべき壁つなぎとして、ターンバックルの一方のネジ
杆を型枠に接続するとともに、同じく他方のネジ杆の他
端を予め壁体に埋入取付されたインサート金具にねじ込
んで両者を緊張状態に保持することが行われ、このよう
な場合のインサート金具は、壁体から抜け出さないよう
抜出し防止型のものが広く用いられている。
のコンクリート構造物の壁面に沿って、別に型枠を立設
し、その内部にコンクリートを打ちこんで新たにコンク
リート構造物を作る場合、この壁体と型枠を安定して連
繋すべき壁つなぎとして、ターンバックルの一方のネジ
杆を型枠に接続するとともに、同じく他方のネジ杆の他
端を予め壁体に埋入取付されたインサート金具にねじ込
んで両者を緊張状態に保持することが行われ、このよう
な場合のインサート金具は、壁体から抜け出さないよう
抜出し防止型のものが広く用いられている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この場合コン
クリートあるいは岩盤中に埋設されている抜け出し防止
型のインサート金具は、一方端が切割された開放型の筒
体が普通であるから、内部に雨水や地下水が浸入し、こ
れが他方端に螺入された取付ボルト等を腐食させたり、
また、この取付けボルトを伝わってさらに外部に漏出
し、型枠内に打ちこまれた生コンクリート中に混入して
コンクリートの凝固性を劣化させる等のおそれがあっ
た。しかし、インサート金具を形成する筒体内に予め止
水用の隔壁を固設しておくと抜け出し防止型のものでは
構造上不適当であり、また、取付ボルトの移動を妨げる
から、ターンバックルに対しては使用できない不利があ
る。
クリートあるいは岩盤中に埋設されている抜け出し防止
型のインサート金具は、一方端が切割された開放型の筒
体が普通であるから、内部に雨水や地下水が浸入し、こ
れが他方端に螺入された取付ボルト等を腐食させたり、
また、この取付けボルトを伝わってさらに外部に漏出
し、型枠内に打ちこまれた生コンクリート中に混入して
コンクリートの凝固性を劣化させる等のおそれがあっ
た。しかし、インサート金具を形成する筒体内に予め止
水用の隔壁を固設しておくと抜け出し防止型のものでは
構造上不適当であり、また、取付ボルトの移動を妨げる
から、ターンバックルに対しては使用できない不利があ
る。
【０００４】
【課題を解決するための手段】これに対し、この発明
は、一方端が切割されている筒体中に、予めゴム製の栓
体をゆるく嵌挿しておき、使用に当って筒体が埋設され
ると同時に、この栓体が筒体変形用のくさび体により押
圧されて変形し筒体内壁に圧接して止水が行われるよう
に構成して、止水の目的を達成できるようにしたもので
ある。
は、一方端が切割されている筒体中に、予めゴム製の栓
体をゆるく嵌挿しておき、使用に当って筒体が埋設され
ると同時に、この栓体が筒体変形用のくさび体により押
圧されて変形し筒体内壁に圧接して止水が行われるよう
に構成して、止水の目的を達成できるようにしたもので
ある。
【０００５】
【実施例】この発明の実施例を図面について説明する
と、図１において、１は筒体であって、一本の直管の一
端周面を工具により挟圧して、図３の横断面図に示すよ
うに外周面にしわ寄せ用の***条２．２が現われている
狭搾部３を形成すると共に、その内部にネジ山４を刻設
し、また、他端は、図４に示すように端縁から切込して
長手方向に沿う複数個（この場合は４個）の切割部分５
・・・を形成し、かつこれら切割部分５・・・の外面に
はこの部分の筒体周面を取り巻いて輪状の浅い凹溝６・
・・が複数列（この場合は４列）刻成されている。な
お、この凹溝６・・・は後述する使用時、筒体１の他端
を拡開した際、その湾曲を充分、かつ平均に行わせるた
めのものである。
と、図１において、１は筒体であって、一本の直管の一
端周面を工具により挟圧して、図３の横断面図に示すよ
うに外周面にしわ寄せ用の***条２．２が現われている
狭搾部３を形成すると共に、その内部にネジ山４を刻設
し、また、他端は、図４に示すように端縁から切込して
長手方向に沿う複数個（この場合は４個）の切割部分５
・・・を形成し、かつこれら切割部分５・・・の外面に
はこの部分の筒体周面を取り巻いて輪状の浅い凹溝６・
・・が複数列（この場合は４列）刻成されている。な
お、この凹溝６・・・は後述する使用時、筒体１の他端
を拡開した際、その湾曲を充分、かつ平均に行わせるた
めのものである。
【０００６】次に７は、上記筒体１の切割部分５・・・
を外方に拡開させるためのくさび杆を示し、このくさび
杆７は後方（図の右方）に向って径が増大するテーパー
状に作られ、先端部分を筒体１の上記他端に嵌合し、後
半分を外部に現わして係止されている。
を外方に拡開させるためのくさび杆を示し、このくさび
杆７は後方（図の右方）に向って径が増大するテーパー
状に作られ、先端部分を筒体１の上記他端に嵌合し、後
半分を外部に現わして係止されている。
【０００７】また８は、栓体であって耐候性にすぐれた
合成ゴムであるブチルゴムを以って筒体１に嵌合する短
杆状に作られ、図示のようにくさび杆７の先端面に沿っ
て、筒体１中にゆるく嵌入されている。
合成ゴムであるブチルゴムを以って筒体１に嵌合する短
杆状に作られ、図示のようにくさび杆７の先端面に沿っ
て、筒体１中にゆるく嵌入されている。
【０００８】
【作用、効果】この発明は、上記の構成であって、これ
を使用するには図１の状態で、例えばコンクリート壁面
に予め筒体の一端が外部に現われる深さに穿堀した穴の
中に挿入し、くさび杆７の後端（右端）が穴底に位置す
る状態としたのち、筒体１の狭搾部３前縁をハンマーで
叩いて筒体１を右方に押送させると、くさび杆７は後端
が穴底につかえて移動不能であるから、相対的にくさび
杆７が筒体１内を前進して、このため筒体１の切割部分
５・・・が四方に拡開湾曲されて図２のようになり、そ
の各先端が穴壁に喰いこんで筒体１は抜け出し不能の状
態となる。
を使用するには図１の状態で、例えばコンクリート壁面
に予め筒体の一端が外部に現われる深さに穿堀した穴の
中に挿入し、くさび杆７の後端（右端）が穴底に位置す
る状態としたのち、筒体１の狭搾部３前縁をハンマーで
叩いて筒体１を右方に押送させると、くさび杆７は後端
が穴底につかえて移動不能であるから、相対的にくさび
杆７が筒体１内を前進して、このため筒体１の切割部分
５・・・が四方に拡開湾曲されて図２のようになり、そ
の各先端が穴壁に喰いこんで筒体１は抜け出し不能の状
態となる。
【０００９】同時に予め封入されていたゴム製の栓体８
は前進するくさび杆７の前面に押圧されて筒体１内面と
の間の摩擦抵抗を受けるとともにゴムの弾力性により外
側方に拡大変形しながら前進し、くさび杆７の停止と共
に筒体１内に圧縮状態で静止保持され、こうして筒体１
内に栓体８による仕切りが形成され、穴内に在る水分の
浸入は阻止される。
は前進するくさび杆７の前面に押圧されて筒体１内面と
の間の摩擦抵抗を受けるとともにゴムの弾力性により外
側方に拡大変形しながら前進し、くさび杆７の停止と共
に筒体１内に圧縮状態で静止保持され、こうして筒体１
内に栓体８による仕切りが形成され、穴内に在る水分の
浸入は阻止される。
【００１０】しかる後、穴口から外部に突出している筒
体１の狭搾部３のネジ山４に所要の取付ボルト等９の基
端を螺入し、必要によっては孔内にモルタルを充填して
筒体１をさらに強固に固定する。
体１の狭搾部３のネジ山４に所要の取付ボルト等９の基
端を螺入し、必要によっては孔内にモルタルを充填して
筒体１をさらに強固に固定する。
【００１１】この発明は以上のように筒体１内に予め栓
体８が封入されており、くさび杆７の移動と同時にこれ
が圧縮されて止水栓として働くものであり、この場合、
栓体８は、圧縮変形するまでは自由に筒内を動くことが
できるから、くさび杆８の前進を妨げるおそれはなく、
といって筒体１には狭搾部３があるため、外部に脱出す
るようなこともない等、極めて能率的である。
体８が封入されており、くさび杆７の移動と同時にこれ
が圧縮されて止水栓として働くものであり、この場合、
栓体８は、圧縮変形するまでは自由に筒内を動くことが
できるから、くさび杆８の前進を妨げるおそれはなく、
といって筒体１には狭搾部３があるため、外部に脱出す
るようなこともない等、極めて能率的である。
【００１２】次に、図５は前記実施例の他の一例を示
し、すなわち、図１で示した筒体１の外周面に、予め、
切割部分５に近くらせん溝を刻設して一連の膨潤材保持
溝１０を付成したものであって、その他の部分は図１と
同じ符号で示されている。
し、すなわち、図１で示した筒体１の外周面に、予め、
切割部分５に近くらせん溝を刻設して一連の膨潤材保持
溝１０を付成したものであって、その他の部分は図１と
同じ符号で示されている。
【００１３】この構成の場合は、筒体１を穴中に挿入す
る以前に、予め膨潤材保持溝１０に適宜の膨潤材１１、
例えばゴム材料をベンゼンに溶解したものを塗着してお
くことにより、筒体１挿入後、この膨潤材が液体を吸収
して体積が増加し、筒体１外周面と穴内壁との間の空隙
を密閉して、穴内の水分が筒体１の狭搾部３先端に回る
ことが防止され、このことは筒体１に対する水分の浸入
を、前記栓体８と相挨って確実に阻止することができ
る。
る以前に、予め膨潤材保持溝１０に適宜の膨潤材１１、
例えばゴム材料をベンゼンに溶解したものを塗着してお
くことにより、筒体１挿入後、この膨潤材が液体を吸収
して体積が増加し、筒体１外周面と穴内壁との間の空隙
を密閉して、穴内の水分が筒体１の狭搾部３先端に回る
ことが防止され、このことは筒体１に対する水分の浸入
を、前記栓体８と相挨って確実に阻止することができ
る。
【図１】 側面断面図。
【図２】 使用時の断面図。
【図３】 狭搾部の横断面図。
【図４】 切割部の外観側面図。
【図５】 他の一例を示す側面断面図。
１ 筒体 ２ ***条 ３ 狭搾部 ４ ネジ山 ５ 切割部分 ６ 凹溝 ７ くさび杆 ９ 栓体 ９ 取付ボルト １０ 膨潤材保持溝 １１ 膨潤材
Claims (3)
- 【請求項１】 一端を狭搾して内部にネジ山を設けると
共に、他端を切込して複数個の切割部分を形成した筒体
の他端に、後方に向って径を増大するテーパー状のくさ
び杆の先端を嵌合係止したものにおいて、上記筒体の内
部には予めゴム製の栓体が前記くさび杆の先端に重ねて
摺動可能に、嵌合封入されているインサート金具。 - 【請求項２】 前記筒体の外周面に、予め、らせん状の
膨潤材保持溝が刻設されている請求項１項記載のインサ
ート金具。 - 【請求項３】 前記筒体の外周面に、予め、らせん状の
膨潤材保持溝が刻設され、この保持溝に膨潤材が塗着さ
れている請求項１項記載のインサート金具。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4331094A JPH07229505A (ja) | 1994-02-18 | 1994-02-18 | インサート金具 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4331094A JPH07229505A (ja) | 1994-02-18 | 1994-02-18 | インサート金具 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07229505A true JPH07229505A (ja) | 1995-08-29 |
Family
ID=12660235
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4331094A Pending JPH07229505A (ja) | 1994-02-18 | 1994-02-18 | インサート金具 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07229505A (ja) |
Citations (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5146433B1 (ja) * | 1970-08-14 | 1976-12-09 | ||
| JPS5759700U (ja) * | 1980-09-29 | 1982-04-08 | ||
| JPS5934731U (ja) * | 1982-08-26 | 1984-03-03 | 三井興業株式会社 | 調理用釜 |
| JPS6126482U (ja) * | 1984-07-24 | 1986-02-17 | 好子 堀野 | 洗濯袋 |
-
1994
- 1994-02-18 JP JP4331094A patent/JPH07229505A/ja active Pending
Patent Citations (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5146433B1 (ja) * | 1970-08-14 | 1976-12-09 | ||
| JPS5759700U (ja) * | 1980-09-29 | 1982-04-08 | ||
| JPS5934731U (ja) * | 1982-08-26 | 1984-03-03 | 三井興業株式会社 | 調理用釜 |
| JPS6126482U (ja) * | 1984-07-24 | 1986-02-17 | 好子 堀野 | 洗濯袋 |
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