JPH0722919Y2 - 送話器・受話器の固定構造 - Google Patents

送話器・受話器の固定構造

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JPH0722919Y2
JPH0722919Y2 JP1988031729U JP3172988U JPH0722919Y2 JP H0722919 Y2 JPH0722919 Y2 JP H0722919Y2 JP 1988031729 U JP1988031729 U JP 1988031729U JP 3172988 U JP3172988 U JP 3172988U JP H0722919 Y2 JPH0722919 Y2 JP H0722919Y2
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transmitter
receiver
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ring
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徳弘 隈部
實 鈴木
明人 長田
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Fujitsu Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔概要〕 通信端末機に使用する送話器・受話器の固定構造の改良
に関し、 固定の信頼度が高く、且つ低コストの固定構造を提供す
ることを目的とし、 受話器又は送話器を装着すべくハンドセットの内側に設
けられた収容室と、収容室の周縁部に垂設され頭部にリ
ング溝を有する複数のリング溝付ボスと、皿形の圧着板
部、該圧着板部の周縁に配設された弾性ある複数の取着
片部、及び該取着片部の中心部に形成された舌片付孔か
らなる板ばねと、を備え、 該舌片付孔を対応する該リング溝付ボスに係着すること
で、該収容室に納置された該受話器又は送話器の後部板
部材に、該圧着板部が圧接する構成とする。
〔産業上の利用分野〕 本考案は、通信端末機に使用する送話器・受話器の固定
構造の改良に関する。
近年の通信端末の送話器及び受話器は、音圧を電気信号
に(送話器の場合)、電気信号を音圧に(受話器の場
合)、それぞれ変換する変換素子として、円板形の振動
板にセラミック圧電素子を密着して一体化した、所謂ユ
ニモルフ振動子を用いて、小形化されている。
このようなユニモルフ振動子を有する圧電形送話器・圧
電形受話器を備えたハンドセットは、一般に第2図のよ
うに構成されている。
第2図において1は、側面視がヘ形で、上部側面が開口
したプラスチックよりなるハンドセット本体で、ハンド
セット本体1の一方の端部に円形空洞状の送話器収容室
4−1を、他方の端部に円形空洞状の受話器収容室4−
2をそれぞれ設け、圧電形送話器,及び圧電形受話器を
装着するように構成してある。
2は、側面視がヘ形で下部側面が開口し、開口面をハン
ドセット本体1の開口面に密着嵌挿するように構成し
た、プラスチックよりなる薄形のハンドセットカバーで
ある。
ハンドセット本体1とハンドセットカバー2とは、内部
に受話器,送話器をそれぞれ装着後に、それぞれの開口
面を密着嵌合させ、小ねじ5を用いて固着し組み合わせ
て、ハンドセットのハウジングを構成する。
〔従来の技術〕
第3図は、従来の送話器・受話器の固定構造を示す断面
図である。
送話器収容室と受話器収容室とは、ほぼ同構造であるの
で、以後は受話器収容室を例として述べる。
11は、薄い金属板よりなる浅い有底円筒形の金属よりな
るフロントカバーである。フロントカバー11の底板を形
成するカバー前面部の中心部に、複数の音孔を設け、カ
バー前面部とカバー円筒壁との屈曲部に、リング状の段
付を設けてある。
このフロントカバー11に、円板状のユニモルフ振動子を
挿入してある。
12は、合成樹脂等の絶縁体よりなる円板形で、円周部に
リング状の環形突起を有する後部板部材(ユニットベー
スとも呼ばれる)である。
後部板部材12をフロントカバー11内に嵌挿し、その環形
突起をユニモルフ振動子の振動板の後面に当接した状態
で、フロントカバー11の開口面をかしめて、受話器10を
組立ててある。
なお後部板部材12に設けた端子部に、ハンドセットコー
ドに繋がるリード線13を接続している。
ハンドセット本体1の一端に、受話器10を収容する収容
室4を設け、収容室4の前境界壁(図の下側の境界壁)
のイヤピース部15に、所望数の音孔を配設してある。
イヤピース部15の後方(図の上部)に、ゴムリング17を
嵌着するリング形の段付部16を設け、この段付部16にゴ
ムリング17を嵌めて着座させるようになっている。
ゴムリング17を段付部16に装着する。その後受話器10を
収容室4に嵌挿し、受話器10の前端面をゴムリング17に
当接させ、その状態で受話器10をハンドセット本体1
に、固定するようになっている。
従来は、ねじを用いて押え板を受話器10の後部板部材に
押しつけ、受話器を固定していた。
詳述すると、収容室4の周縁の端面部に、複数のボス20
をモールド成形して垂直に設け、それぞれのボス20の軸
心部に、小ねじ27が螺着するねじ孔21を設けてある。
25は鋼板等をほぼ逆台形に折り曲げ加工した短冊形の押
え板であって、ボス20に対応して両端部に、小ねじ27の
頸部を嵌挿するねじ用孔26をそれぞれ設けてある。
このような押え板25の中央部を、後部板部材12に当接し
た後に、小ねじ27をボス20のねじ孔21に螺着し、押え板
25を受話器10に押しつけて、受話器10をハンドセット本
体1に固定している。
なお、図示してないが、マウスピース部に設けた送話器
収容室には、受話器と同構造の送話器を収容・固定する
ようになっている。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら上記従来の固定構造は、モールド成形して
設けたボス20に、ねじ孔21を設けた構造である。合成樹
脂であるボス20に、直接このねじ孔21を設けることは、
モールド型が極めて複雑であるばかりでなく、成形して
得られるねじ山の強度が弱い。したがって、従来は軸心
にねじ孔を設けた金属部品を、ボス20にインサート成形
して、ねじ孔21を設けていた。
しかし、金属部品をインサート成形することは、部品点
数が増えてコスト高になるばかりでなく、モールド型が
複雑になり設備コストが高くなる恐れがあった。
また、受話器及び送話器を固定する手段が、ねじ手段で
あるために、ハンドセット等の振動により、ねじが緩み
受話器或いは送話器の固定が不確実となり、損傷する恐
れがあった。
本考案はこのような点に鑑みて創作されたもので、固定
の信頼度が高く、且つ低コストの固定構造を提供するこ
とを目的としている。
〔課題を解決するための手段〕
上記の目的を達成するために本考案は、第1図に例示し
たように、ハンドセット本体1の内側に、受話器又は送
話器を装着するほぼ円形の収容室4を設ける。
また、収容室4の周囲に、頭部にリング溝41を有するリ
ング溝付ボス40を、等ピッチの間隔で複数設ける。
また、弾性ある金属板よりなる皿形の圧着板部31と、圧
着板部31の周縁に設けた複数の弾性ある取着片部32と、
取着片部32の中心部に設けた舌片付孔35とよりなる板ば
ね30を設ける。
そして、板ばね30の舌片付孔35を対応するリング溝付ボ
ス40に係着させ、その状態で圧着板部31が収容室4に納
置した受話器又は送話器の後部板部材12に、圧接する構
成とする。
〔作用〕
受話器,又は送話器を収容室4に納置し、舌片付孔35を
リング溝付ボス40の頭部に位置合わせした後に、取着片
部32をリング溝付ボス40に押しつけると、リング溝付ボ
ス40の頭部が舌片付孔35に嵌挿して、板ばね全体が降下
して圧着板部31が受話器,又は送話器の後部板部材12に
当接する。
そして、さらに取着片部32を押下げると、取着片部32の
付け根部が弾性変形して撓む。即ち、圧着板部31が後部
板部材12に弾接し、受話器10を収容室4内に押圧する。
この状態で、舌片付孔35の舌片36が、リング溝付ボス40
の対応したリング溝41に係着する。即ち、受話器又は送
話器がハンドセット本体1に固定される。
上述のように、舌片36が弾力をもってリング溝41に係着
し、且つ圧着板部31が後部板部材12に弾接しているの
で、ハンドセットが振動しても、受話器或いは送話器の
固定が弛むことがない。
また、ねじを用いていないので、モールド型の構造が比
較的簡単であり、またねじ等の部品を必要とせず、低コ
ストである。
〔実施例〕
以下図を参照しながら、本考案を具体的に説明する。な
お、全図を通じて同一符号は同一対象物を示す。
第1図は本考案の一実施例の図で、(a)は断面図、
(b)は要所の側面図、(c)は板ばねの要部の詳細
図、(d)は板ばねの平面図である。
送話器収容室と受話器収容室とは、ほぼ同構造であるの
で、以後は受話器収容室を例として述べる。
第1図(a)に示すように、薄い金属板よりなる浅い有
底円筒形の金属よりなるフロントカバー11に、円板状の
ユニモルフ振動子を挿入し、ユニモルフ振動子の後部
(図では上部)に、合成樹脂等の絶縁体よりなるほぼ円
板形の後部板部材12を嵌挿した後に、フロントカバー11
の開口面をかしめて、受話器10を組立ててある。
なお、後部板部材12に設けた端子部に、ハンドセットコ
ードに繋がるリード線13を接続している。
ハンドセット本体1の一端に設けた収容室4の前境界壁
(図の下側の境界壁)のイヤピース部15に、所望数の音
孔を配設し、イヤピース部15の後方(図の上部)に設け
た段付部に、ゴムリング17を嵌め着座させてある。
収容室4の周囲に、詳細を第1図(b)に示すように、
頭部に多段のリング溝41を有するリング溝付ボス40を、
等ピッチの間隔で複数(図では3個)モールド成形して
設けてある。このリング溝41の溝幅は、後述する板ばね
30の板厚よりも、大きいものとする。
なお、リング溝付ボス40の頭部を円錐形にして、舌片付
孔35に嵌入し易いようにしてある。
30は、弾性ある金属板(例えば燐青銅板)を所望にプレ
ス加工した板ばねであって、皿形に下方に突出した圧着
板部31と、圧着板部31の周縁に水平に放射状に突出した
取着片部32とより構成してある。取着片部32の数は、リ
ング溝付ボス40の数に等しい。
圧着板部31の直径寸法は、受話器10の後部板部材12の外
径より十分に小さく、また、取着片部32の外縁が構成す
る仮想円の外径寸法は、リング溝付ボス40が構成する仮
想円の外径に等しいか、それよりも大きい。
それぞれの取着片部32には、詳細を第1図(c)に示す
ように、リング溝付ボス40に対応した位置に、舌片付孔
35を設けてある。なお、舌片付孔35には中心に向かって
複数の舌片36を設け、舌片36の先端円が構成する仮想円
は、リング溝付ボス40のリング溝41の直径よりも僅かに
大きく、舌片付孔35の内径は、リング溝付ボス40の外径
よりも所望に大きくしてある。
上記の板ばね30を用いて、受話器10をハンドセット本体
1に固定するには、受話器10を収容室4に納置し、舌片
付孔35をリング溝付ボス40の頭部に位置合わせした後
に、取着片部32をリング溝付ボス40に押しつける。
舌片36は片持ち梁状で撓み易いので、それぞれの舌片36
が上方に反り、舌片付孔35の開口が拡開する。よって、
リング溝付ボス40の頭部が舌片付孔35に嵌挿して、板ば
ね30が押し下げられ、圧着板部31が受話器10の後部板部
材12に弾接する。
そして、圧着圧着板部31が受話器10に十分に弾接した位
置で、取着片部32の降下を停止し、舌片36を復帰させ
て、選択したリング溝41に係着させる。
上述のようにして、受話器10又は送話器がハンドセット
本体1に固定するものとする。
舌片36がリング溝41に係着し、且つ圧着板部31が後部板
部材12に弾接しているので、ハンドセットが振動して
も、受話器或いは送話器の固定が弛むことがない。
また、ねじを用いていないので、モールド型の構造が比
較的簡単であり、またねじ等の部品を必要とせず、低コ
ストである。
なお、本考案はハンドセットに押ボタン等を装着して、
電話機の総ての機能をハンドセットに収容した所謂ハン
ドセット型の電話機に適用できることは勿論である。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案は、リング溝付ボスに楔着す
る取着片部と、受話器又は送話器の後部板部材に弾接す
る圧着板部とよりなる板ばねを用いて構成した、固定構
造であって、ハンドセットの振動等に対して固定の信頼
度が高く、且つ構成が簡単で低コストである等、実用上
で優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図(a),(b),(c),(d)は本考案の実施
例の図、 第2図はハンドセットの斜視図、 第3図は従来例の図である。 図において、 1はハンドセット本体、2はハンドセットカバー、4,4
−1,4−2は収容室、10は受話器、11はフロントカバ
ー、12は後部板部材、30は板ばね、31は圧着板部、32は
取着片部、35は舌片付孔、36は舌片、40はリング溝付ボ
ス、41はリング溝をそれぞれ示す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】受話器又は送話器を装着すべく、ハンドセ
    ットの内側に設けられた収容室(4)と、 該収容室(4)の周縁部に垂設され、頭部にリング溝
    (41)を有する複数のリング溝付ボス(40)と、 皿形の圧着板部(31)、該圧着板部(31)の周縁に配設
    された弾性ある複数の取着片部(32)、及び該取着片部
    (32)の中心部に形成された舌片付孔(35)からなる板
    ばね(30)と、を備え、 該舌片付孔(35)を対応する該リング溝付ボス(40)に
    係着することで、該収容室(4)に納置された該受話器
    又は送話器の後部板部材に、該圧着板部(31)が圧接す
    るよう構成されてなることを特徴とする送話器・受話器
    の固定構造。
JP1988031729U 1988-03-10 1988-03-10 送話器・受話器の固定構造 Expired - Lifetime JPH0722919Y2 (ja)

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JPH01135851U JPH01135851U (ja) 1989-09-18
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS58132455U (ja) * 1982-03-01 1983-09-07 日本電気株式会社 電話機用送受器

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