JPH072286Y2 - 車軸駆動装置 - Google Patents

車軸駆動装置

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JPH072286Y2
JPH072286Y2 JP10989590U JP10989590U JPH072286Y2 JP H072286 Y2 JPH072286 Y2 JP H072286Y2 JP 10989590 U JP10989590 U JP 10989590U JP 10989590 U JP10989590 U JP 10989590U JP H072286 Y2 JPH072286 Y2 JP H072286Y2
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JP
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hydraulic pump
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良太 大橋
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本考案は低床仕様の走行車両に適した車軸駆動装置に関
する。
(ロ)従来技術 従来から、水平部とこれと連続する垂直部から構成した
略断面L形のセンタセクションを車軸ケースに固定し、
センタセクションの水平部の上面に油圧ポンプを設置し
た技術は公知とされているのである。例えば特開平1−
309871号公報に記載の技術の如くである。
(ハ)考案が解決すべき課題 しかし該従来の技術では、センタセクションの上面に油
圧ポンプを配置したので、車軸ケースの上部に油圧ポン
プを収納可能とする奥行きを必要とし、これより突出し
た油圧ポンプの軸端に設ける入力プーリはその分だけ高
い位置となり、バーチカルエンジンの出力プーリとの間
に巻回するベルトの位置も高くなってしまい、低床式の
走行車両に対しては使用できないという不具合いがあっ
たのである。
本考案は以上の不具合いを解消したものである。
(ニ)課題を解決する為の手段 本考案の解決すべき課題は以上の如くであり、次に該課
題を解決する手段を説明する。
水平部5hとこれに連続する垂直部5vから構成した略断面
L形のセンタセクション5を車軸ケースC内に固定し、
該センタセクション5の水平部5hと垂直部5vに車軸7・
7を駆動する油圧ポンプPと油圧モータMを設置した構
成において、センタセクション5の水平部5hを貫通して
車軸ケースCの上部と下部とで油圧ポンプ軸1を立設支
持し、車軸ケースCの上部より突出した油圧ポンプ軸1
の端部に、エンジンEよりの入力プーリ40を配置し、該
センタセクション5の水平部5hの下面に油圧ポンプPを
配置したものである。
(ホ)実施例 本考案の解決すべき課題及び課題を解決する手段は以上
の如くであり、次に添付の図面に示した実施例の構成を
説明する。
第1図は走行車両に付設した車軸駆動装置の側面図、第
2図は油圧ポンプ軸1と油圧モータ軸2の線上に於ける
断面図、第3図は油圧ポンプ軸1と変速レバー軸14の線
上に於ける断面図、第4図は、他の実施例の上部ケース
12を外した状態の平面図、第5図は第4図のX−X断面
矢視図、第6図は第4図のY−Y断面矢視図である。
第1図において、低床式の走行車両に本考案の車軸駆動
装置が付設されている。即ちクランク軸が垂直に配置さ
れたバーチカルタイプのエンジンEにおいて、下方に突
出したクランク軸の下端に出力プーリ41を付設し、座席
の下に配置した車軸ケースCより、上方へ突出した油圧
ポンプ軸1に入力プーリ40が付設されている。該車軸ケ
ースCより左右に車軸7・7が突出されて、該車軸7・
7に後輪が付設されている。
第2図・第3図に示す実施例について説明する。
車軸ケースCは上部ケース12と下部ケース13の上下半割
ケースを接合組立することにより構成している。該上部
ケース12と下部ケース13の接合面の中で、下部ケース13
の接合面と略同一高さの面をセンタセクション設置面13
aとして、略断面L形のセンタセクション5の水平部5h
を載置し、固定ボルト34を上方から挿入し、センタセク
ション5を下部ケース13側に固定している。
該センタセクション5の水平部5hの上面に、オイルフィ
ルタ3を載置する為のオイルフィルタ載置面5aを構成し
ている。またセンタセクション5の水平部5hの下面に油
圧ポンプPを回転自由に設置する油圧ポンプ設置面5bを
構成している。またセンタセクション5の垂直部5vの側
面を油圧モータMの油圧モータ設置面5cとしている。
油圧ポンプ軸1は車軸ケースCを構成する上部ケース12
と下部ケース13の両方に設けた軸受により枢支してお
り、筒状のオイルフィルタ3の内部を通過し、センタセ
クション5の水平部5hの部分を貫通して、下部ケース13
の軸受まで突出している。
センタセクション5の油圧ポンプ設置面5bに下方からポ
ンプケース4を接当させ、該ポンプケース4に設けた複
数のシリンダ孔内にポンプピストン8・・を嵌挿してい
る。該ポンプケース4は油圧ポンプ軸1の外周のスプラ
インに嵌挿されており、油圧ポンプ軸1の回転と共にポ
ンプケース4とポンプピストン8・・が回転する。該ポ
ンプピストン8・・はピストン付勢バネ19により押圧さ
れており、該付勢されたポンプピストン8・・の下端が
スラスト軸受10に接当している。該スラスト軸受10は可
動斜板17内に嵌挿されており、該可動斜板17を変速レバ
ー軸14により回動させることにより、ポンプ吐出油の方
向と量が可変されている。
該油圧ポンプPから吐出された油圧が、センタセクショ
ン5の水平部5hの下面に開口穿設された半月形油路イ・
ロより、センタセクション5の内部の油路ハ・ニを経由
して、油圧モータ設置面5cに開口された半月形油路ホ・
ヘに至り、モータケース6のシリンダ孔内に供給されて
いる。
該モータケース6のシリンダ孔内にはモータピストン9
が嵌挿されており、常時ピストン付勢バネ18によりスラ
スト軸受11の方向に付勢されている。
そしてスラスト軸受11は固定斜板16に嵌挿されている。
該モータケース6のシリンダ孔内に供給される圧油によ
りモータピストン9がスラスト軸受11の方向に押圧さ
れ、スラスト軸受11が傾斜配置されていることにより、
モータケース6とモータピストン9が一体的に回転する
のである。
可動斜板17の傾斜角度を変更することにより、モータケ
ース6にスプライン係合された油圧モータ軸2が正転・
中立・逆転するのである。
油圧モータ軸2は、上部ケース12と下部ケース13の接合
面に嵌挿された軸受により支持されており、ギア23が刻
設されている。
第2図において図示する如く、センタセクション5内の
高、低圧の2本の油路ハ・ニを連通して、油圧ポンプ軸
1の回転に関わらず油圧モータ軸2の回転を停止する閉
回路圧力解除機構が構成されている。
閉回路圧力解除機構により閉回路を連通することによ
り、油圧モータ軸2を自由に回転できる状態を作りだす
ことも出来るのである。
閉回路圧力解除機構は、レバー31と、レバー軸15と、該
レバー軸15の下端に固設した偏心軸35等により構成され
ており、該レバー31を回動すると、偏心軸35が回動し、
2連押圧体30をセンタセクション5の方向に押圧させる
のである。該2連押圧体30の先端は第4図に示す如く、
センタセクション5から2連押圧体30の側に突出された
チェックバルブ開放突起32・33を押圧し、オイルフィル
タ3からの作動油を負圧により吸引すべく構成したチェ
ックバルブを、高低の両方の油路のチェックバルブ共に
開放することにより、連通すべく構成している。
第2図において、レバー31の下端が、上部ケース12の上
面と接当する部分にデテント凹部が構成されており、該
レバー31を回動した位置に保持する為に、レバー軸15の
外周にデテントバネ36が介装されている。
また第3図に示す如く、下部ケース13の内面下部に配置
された可動斜板17を回動操作する為に変速レバー軸14が
配置されており、該変速レバー軸14の上端は上部ケース
12から突出し、変速アーム28が固設されている。また該
変速レバー軸14の下部には、変速テコ29が固設されてお
り、該変速テコ29が可動斜板17の外部に突設されたテコ
嵌入溝に嵌挿されている。
次に該4図・第5図・第6図の実施例について説明す
る。
該実施例においては、センタセクション5の取付面を上
部ケース12のケース接合面と略同一高さに設けたセンタ
セクション設置面12aとしている。
そして該センタセクション5を下からセンタセクション
設置面12aに接当した状態で、固定ボルト34を下から挿
入して固定している。
第4図において示す如く、油圧モータ軸2が車軸ケース
Cの外部に突出された部分に、ブレーキドラム20が固定
され、該ブレーキドラム20の外周にブレーキバンド21が
設けられ、該ブレーキドラム20とブレーキバンド21の周
囲をブレーキケース22により被覆している。
また油圧モータ軸2に刻設したギア23が、カウンター軸
26の上の大径ギア24と噛合しており、該カウンター軸26
の上の小径ギア25がデフギア装置Dのリングギア27と噛
合している。デフギア装置Dより左右に車軸7・7が突
設されている。
センタセクション5をセンタセクション設置面12aに固
定する固定ボルト34は3本である。
また第4図において図示する如く、油圧モータ軸2とカ
ウンター軸26と車軸7・7は同じ平面上に配置されてお
り、それぞれ上部ケース12と下部ケース13の接当面に嵌
挿された軸受により支持されている。
第5図・第6図において示す機構は、センタセクション
5の載置部が、第1引用例の下部ケース13の上面のセン
タセクション設置面13aから、上部ケース12の下面のセ
ンタセクション設置面12aに変更されただけで、その他
の構成は略同一である。
(ヘ)考案の効果 本考案は以上の如く構成したので、次のような効果を奏
するものである。
第1に、センタセクション5の水平部5hの下面に、油圧
ポンプPを設置したので、油圧ポンプ軸1の位置を低く
することができ、該油圧ポンプ軸1に付設した入力プー
リ40を低くすることが出来るので、エンジンEに対する
入力プーリ40の位置を低くして、低床式の走行車両に装
着が可能となったのである。
第2に、バーチカルタイプのエンジンEの出力プーリ41
と、油圧ポンプ軸1の入力プーリ40をダイレクトにベル
ト伝動することにより、エンジンEの搭載位置も低くす
ることが出来るので、重心の低い安定した走行車両とす
ることができたのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は走行車両に付設した車軸駆動装置の側面図、第
2図は油圧ポンプ軸1と油圧モータ軸2の線上に於ける
断面図、第3図は油圧ポンプ軸1と変速レバー軸14の線
上に於ける断面図、第4図は、他の実施例の上部ケース
12を外した状態の平面図、第5図は第4図のX−X断面
矢視図、第6図は第4図のY−Y断面矢視図である。 C……車軸ケース E……エンジン P……油圧ポンプ M……油圧モータ 1……油圧ポンプ軸 2……油圧モータ軸 3……オイルフィルタ 4……ポンプケース 5……センタセクション 5h……センタセクションの水平部 5v……センタセクションの垂直部 6……モータケース 40……入力プーリ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】水平部5hとこれに連続する垂直部5vから構
    成した略断面L形のセンタセクション5を車軸ケースC
    内に固定し、該センタセクション5の水平部5hと垂直部
    5vに車軸7・7を駆動する油圧ポンプPと油圧モータM
    を設置した構成において、センタセクション5の水平部
    5hを貫通して車軸ケースCの上部と下部とで油圧ポンプ
    軸1を立設支持し、車軸ケースCの上部より突出した油
    圧ポンプ軸1の端部に、エンジンEよりの入力プーリ40
    を配置し、該センタセクション5の水平部5hの下面に油
    圧ポンプPを配置したことを特徴とする車軸駆動装置。
JP10989590U 1990-10-19 1990-10-19 車軸駆動装置 Expired - Fee Related JPH072286Y2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007524540A (ja) * 2004-01-30 2007-08-30 ガバメント オブ ザ ユナイテッド ステイツ オブ アメリカ, アズ レプレゼンテド バイ ジ アドミニストレイター オブ ザ ユー.エス. エンバイロンメンタル プロテクション エージェンシー 統合された油圧駆動モジュールおよび4輪駆動を有する油圧式ハイブリッド車両、およびその動作方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007524540A (ja) * 2004-01-30 2007-08-30 ガバメント オブ ザ ユナイテッド ステイツ オブ アメリカ, アズ レプレゼンテド バイ ジ アドミニストレイター オブ ザ ユー.エス. エンバイロンメンタル プロテクション エージェンシー 統合された油圧駆動モジュールおよび4輪駆動を有する油圧式ハイブリッド車両、およびその動作方法

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JPH0467525U (ja) 1992-06-16

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