JPH07227416A - 真空打栓方法及びその方法に使用する注射筒 - Google Patents

真空打栓方法及びその方法に使用する注射筒

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JPH07227416A
JPH07227416A JP2119094A JP2119094A JPH07227416A JP H07227416 A JPH07227416 A JP H07227416A JP 2119094 A JP2119094 A JP 2119094A JP 2119094 A JP2119094 A JP 2119094A JP H07227416 A JPH07227416 A JP H07227416A
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JP
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vacuum
stopper
syringe barrel
injection cylinder
space
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Hideki Saito
英樹 斉藤
Hiroyuki Nakajima
博之 中島
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SHIN NIPATSUKU KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 打栓行程に際して真空箱内において必要とさ
れる真空度を従来よりも低くして、真空打栓機の構造を
簡素化するとともに製造コストを引き下げる。 【構成】 注射筒4内に栓体2を所定位置まで押し込む
と同時に、その所定位置において注射筒4の内周面10
と栓体2の外周面との間に、注射筒4内の空間21と真
空箱1内の空間19とを連通する空気通路20を形成
し、次に真空箱1内の空間19を脱気してほぼ真空状態
とした後に、栓体2を更に注射筒4内に押し込むことに
よって空気通路20を閉塞し、最後に真空箱1内の空間
19を比較的高い外気圧に開放することによって、この
外気圧に基づく力により栓体2を最終位置まで注射筒4
内に押し込む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、注射筒内に充填された
例えば薬液の液面まで栓体を挿入するための真空打栓方
法及びその方法に使用する注射筒に関する。
【0002】
【従来の技術】従来公知の真空打栓方法としては、例え
ば特公平4−28386号公報に開示されたものがあ
る。図8には、この方法を実施するための真空打栓機の
要部の構成が示されている。この場合、薬液01を充填
した注射筒02は、真空箱(図示せず)内において、開
口端側を上にして上プレート03の把持孔04に把持さ
れている。注射筒02の開口端の上方位置には、打栓す
べき栓体としての中栓05が中栓把持プレート06の中
栓把持孔07によって予め保持されている。また真空箱
の上壁にはエアーシリンダ08が気密的に固設されてお
り、該エアーシリンダ08のロッド09は真空箱の上壁
を貫通して真空箱内に突入していて、該ロッド09の端
部には、中栓05を押し下げて注射筒02の開口端に中
栓05を打栓するための打栓棒010が固設されてい
る。
【0003】このような構成の真空打栓機を用いた公知
の真空打栓方法を以下に説明する。まず図8の(a)に
示すように、中栓05を挿入した中栓把持プレート06
及び注射筒02を把持した上プレート03を真空箱内の
所定位置にセットする。次に、真空箱を密閉した後、真
空箱内の空気を任意の真空装置を用いて吸引排出して、
真空箱の内部空間を真空にする。
【0004】真空箱の内部空間が所定の真空度に達する
と、図8の(b)に示すように、エアーシリンダ08が
駆動されてロッド09並びに打栓棒010が下降せしめ
られる。下降運動する打栓棒010は、中栓把持プレー
ト06の中栓把持孔07内に挿入把持された中栓05に
当接した後、該中栓05を下方に押し下げて、注射筒0
2の開口端内に僅かに押し込む。
【0005】次にエアーシリンダ08を逆方向に駆動さ
せて、ロッド09並びに打栓棒010を上昇せしめると
同時に、真空箱の内部に外気を導入する。この時中栓0
5の上面に作用する外気圧によって、中栓05は、徐々
に注射筒02内に吸引され、やがて図8の(c)に示す
ように、注射筒02内に充填されている薬液01の液面
に到達する。このようにして中栓05の注射筒02内へ
の打栓が完了する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の真空
打栓方法によれば、打栓工程に際して、中栓05は、外
気圧に基づいて、注射筒02の開口端から薬液01の液
面までの比較的長い行程を押圧移動せしめられる。つま
り中栓05は、打栓工程に際して、注射筒02内のほぼ
真空状態であるとはいえ密閉された比較的大きな容積の
空間を圧縮しなければならない。したがってこのような
真空打栓方法によって打栓する場合、中栓05が薬液0
1の液面に確実に到達し得るようにするためには、言い
換えると、打栓後に注射筒02内において薬液01の液
面と中栓05の前端面との間に空気が残存しないように
するためには、真空箱の内部空間の真空度、即ち注射筒
02内の空間の真空度を相当に高くする必要があった。
【0007】しかしながら、必要とされる非常に高い真
空度を実現するためには、真空箱の強度及び密封能力並
びに真空装置の能力を相応に高める必要があり、それゆ
えこれに起因して、真空打栓機の構造の複雑化及び製造
コストの増大は避けられなかった。
【0008】本発明はこのような問題を解決することを
目的とするもので、打栓行程に際して真空箱内において
必要とされる真空度を従来よりも低くすることができる
ようにして、打栓に使用される真空打栓機の構造を簡素
化するとともに製造コストの低下を実現する。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に本発明は、請求項1において、真空箱内に配置された
注射筒に栓体を打栓する真空打栓方法にして、まず注射
筒内に栓体を所定位置まで押し込むと同時に、その所定
位置において注射筒の内周面と栓体の外周面との間に、
栓体の前端面によって限定された注射筒内の空間と真空
箱内の空間とを連通する空気通路を形成し、次に真空箱
内の空間を脱気してほぼ真空状態とした後に、栓体を更
に注射筒内に押し込むことによって前記空気通路を閉塞
し、最後に真空箱内の空間を比較的高い外気圧に開放す
ることによって、この外気圧に基づく力により栓体を最
終位置まで注射筒内に押し込むことを特徴とする真空打
栓方法を提案している。
【0010】また請求項2によれば、前記空気通路は、
栓体が注射筒内に押し込められる際に、注射筒の内周面
に設けられた溝の一部分に該栓体の外周面が重なり合う
ことによって形成される。
【0011】さらに本発明は、前記真空打栓方法を実施
するために請求項3において、真空打栓される注射筒に
して、その内周面に全体的には軸線方向に延在する溝が
形成されており、該溝は、注射筒内に所定位置まで押し
込められた栓体の外周面と部分的に重なり合って、該栓
体の前端面によって限定された注射筒内の空間と注射筒
の外部空間とを連通する空気通路を形成することを特徴
とする注射筒を提案している。
【0012】
【作用】本発明の請求項1に記載の真空打栓方法によれ
ば、栓体を注射筒内に所定位置まで押し込んだ段階で、
栓体の前端面によって限定された注射筒内の空間と真空
箱内の空間とを連通する空気通路が形成される。それゆ
え、この段階までは、真空箱内の空間を比較的高い外気
圧(例えば大気圧)に開放しておくことができる。次い
で真空箱内の空間を脱気してほぼ真空状態とした後に、
栓体を更に注射筒内に押し込むことによって空気通路を
閉塞すると、注射筒内に栓体によって密閉された真空状
態の空間が形成される。最後に真空箱内の空間を比較的
高い外気圧に開放すると、注射筒内の空間は、外気圧に
よって押圧される栓体を介して押しつぶされ、栓体は、
比較的短い行程を進んだ後に注射筒内に充填された例え
ば薬液の液面に到達することができる。
【0013】請求項2に記載の真空打栓方法によれば、
栓体を単に所定位置まで注射筒内に押し込むだけで、注
射筒内の溝と栓体の外周面とによって簡単に空気通路が
形成される。
【0014】本発明の請求項3〜6に記載の注射筒を使
用すれば、請求項1,2に記載の真空打栓方法を有利に
実施することができる。
【0015】
【実施例】本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
図1には、打栓工程開始直前の真空打栓機の状態が示さ
れている。この場合真空打栓機の真空箱1内には、事前
に弾性の栓体2及び薬液3を充填した注射筒4が収容さ
れている。注射筒4はその開口側の端面を上方に向けて
注射筒保持器5によって保持されており、注射筒4の開
口側の端面の上方位置には栓体2が栓体保持器6によっ
て保持されている。注射筒4の開口側と反対側の小径端
部には、注射筒4内の薬液3が漏れないようにキャップ
7が装着されている。
【0016】注射筒保持器5は、注射筒4の外形にほぼ
適合する段状の注射筒保持孔8を有しており、この注射
筒保持孔8内に挿入された注射筒4を注射筒保持孔8内
の段部において下方から支持している。栓体保持器6
は、注射筒4の内径とほぼ同一の内径の栓体保持孔9を
有している。したがって栓体保持孔9内に挿入された弾
性の栓体2は、注射筒4内に挿入された時と同様に弾性
的に圧縮されて、摩擦力に基づいて保持されている。
【0017】また注射筒4の内周面10には、軸線方向
に所定の範囲で延在する3つの溝11が形成されてい
る。これらの溝11は、互いに周方向に等間隔をおいて
配置されるとともに、注射筒4の開口側の端面まで延び
ていて、そこで開放されている。しかしながら、これら
の溝11は、その個数及び配置等に関して図示の形態に
限定されるべきではない。例えば、注射筒4の開口側の
端面を含まない軸線方向の一部分にわたって延びている
溝を使用することもできる。ただし、この場合には個々
の溝の長さを栓体4の全長よりも長く設定しなければな
らない。
【0018】栓体保持器6の上方には、昇降ロッド12
を有する駆動装置13が備えられている。この駆動装置
13は真空箱1の外壁に取り付けられていて、昇降ロッ
ド12は真空箱1の外壁をシールリング14によって気
密的に貫通している。昇降ロッド12の真空箱1内の端
部には、栓体2を押し下げて打栓するための打栓棒15
が取り付けられている。勿論この打栓棒15の軸線は、
下方に位置する栓体2及び注射筒4の軸線とほぼ合致し
ている。
【0019】真空箱1は、注射筒保持器5及び栓体保持
器6を内部に収容したり、取り出すことができるように
開閉可能に構成されている。また真空箱1には切換弁1
6を備えた導管17が接続されており、この切換弁16
は、真空発生機18と外気を選択的に真空箱1内の空間
19に連通せしめるために利用される。
【0020】次に上記実施例の真空打栓機を用いた打栓
行程を説明する。図1に示された打栓工程開始時の真空
箱1内の空間19は、切換弁16によって外気に接続さ
れている。この状態において、駆動装置13の駆動開始
によって昇降ロッド12及び打栓棒15が下降せしめら
れて、打栓棒15が栓体2の上端面に当接すると、栓体
2の押し下げが開始される。
【0021】打栓棒15は、やがて栓体2を栓体保持器
6から押し出して、同栓体2を注射筒4内に徐々に押し
込める。そして栓体2の前端面が3つの溝11の下端に
到達する前に、駆動装置13の駆動が停止されて、栓体
2の押し下げを一時中止する(図3及び図4)。この
時、注射筒4の溝11に栓体2の外周面が部分的に重な
り合うことによって、空気通路20が形成される。この
空気通路20は、栓体2の前端面によって限定された注
射筒4内の空間21と真空箱1内の空間19とを互いに
連通状態に維持している。
【0022】この状態において、真空箱1は図1に示さ
れた導管17及び切換弁16を介して真空発生機18に
連通され、そして真空発生機18の駆動によって真空箱
1内の空間19は所定の真空度になるまで脱気される。
この場合注射筒4内の空間21も前記空気通路20を介
して同様に脱気される。脱気が完了すると、駆動装置1
3が再び押し下げ方向に駆動を開始して、栓体2を更に
押し下げ、そして栓体2の前端面が溝11の下端を通過
した時点で再び駆動を停止する(図5)。こうして空気
通路20は栓体2の前端側の外周面によって閉塞される
ことになるので、注射筒4内の空間21は栓体2によっ
て完全に密閉される。最後に導管17及び切換弁16を
介して真空箱1内に再び外気を導入すると、栓体2の上
端面には新たに外気圧(多くの場合大気圧)が作用する
ので、栓体2は比較的短い行程を進んだ後に、薬液3の
液面に確実に到達する。
【0023】図6及び図7には、本発明の方法の第2の
実施例が示唆されている。この第2の実施例は、第1の
実施例と本質的には同一であるが、多数の注射筒を同時
に打栓する場合に特に有利である。
【0024】図6において、真空打栓機の真空箱1内に
は、多数の注射筒4が個別の注射筒保持器5によって同
様に保持されている。ただし、各注射筒4内には既に栓
体2が、例えば事前の手作業によって、貫通した空気通
路20が形成される程度に押し込められている(図7の
a)。各注射筒4の上方には、1つの駆動装置(図示せ
ず)の昇降ロッド12に取り付けられた1つの打栓板2
2が位置している。この打栓板22は、必要に応じて図
示のように、案内棒23及び押し上げばね24より成る
案内手段によって垂直方向に沿って付加的に案内するこ
とができる。
【0025】次に真空箱1内の空間19を同様に所定の
真空度に達するまで脱気した後、打栓板22を下降させ
て各注射筒4の栓体2を同時に押し下げる(図7の
b)。これによって各注射筒4の空気通路20は同時に
閉塞される。最後に真空箱1内の空間19に再び外気を
導入すれば、各注射筒4の栓体2は、やはり同様にして
注射筒4内の薬液の液面に確実に到達することになる。
【0026】この第2の実施例によれば、唯一の駆動装
置を備える簡単な構成の真空打栓機を用いて、多数の注
射筒4を同時に打栓することができる。
【0027】本発明は、以上の実施例に限定されるもの
ではない。例えば注射筒の内周面に溝に代えて突条を設
け、この突条によって栓体の外周面を連続的に弾性変形
させ、この弾性変形に基づいて、栓体の前端面によって
限定された注射筒内の空間と真空箱内の空間とを連通す
る空気通路を形成することもできる。
【0028】また、必要に応じて打栓工程の開始当初
(図1の状態)から真空箱の内部空間を真空発生機によ
って脱気してもよい。この場合には注射筒内での栓体の
押し下げは、空気抵抗がないために一層円滑に行われる
であろう。
【0029】さらに本発明の真空打栓方法は、凍結乾燥
工程と同時に実施することもできる。この場合、前記実
施例における真空箱1は凍結乾燥庫としても使用され、
打栓に際して真空箱1の脱気と同時に薬液3の凍結乾燥
も行われる。その結果栓体2は、凍結乾燥した粉末近傍
の位置まで外気圧によって注射筒4内に押し込められる
ことになる。
【0030】
【発明の効果】本発明の真空打栓方法によれば、注射筒
内に所定位置まで一旦押し込んだ栓体を、真空状態にお
いて更に押し込んだ段階で、ようやく空気通路が閉塞さ
れ、その結果注射筒内の真空状態の空間が密閉されるた
めに、外気圧に基づいて栓体が押圧移動せしめられるべ
き距離は、従来の真空打栓方法と比較して著しく短くな
る。つまり栓体が圧縮すべき注射筒内の空間の容積は従
来よりも著しく小さくなっている。したがって本発明の
場合、もはや従来のように真空箱の内部空間の真空度を
極端に高くしなくても、栓体は確実に薬液の液面に到達
できるようになり、言い換えれば真空箱内において必要
とされる真空度を従来よりも低くすることができるため
に、真空打栓機に対して要求される能力は従来よりも緩
やかなものとなる。
【0031】また注射筒の内周面に溝が形成されてい
て、この溝が注射筒内に押し込められた栓体の外周面と
部分的に重なり合うことによって空気通路が形成される
ようになっているならば、単に栓体を押し込む動作によ
って極めて簡単に空気通路の形成及び閉塞を実現するこ
とができる。したがって、本発明の真空打栓方法の実施
に使用する真空打栓機としては、本発明特有の空気通路
の形成及び閉塞のために栓体の押し込みプログラムを若
干変更するだけで、従来の真空打栓機を構造的に変更す
ることなくそのまま利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に使用される真空打栓機
の概略的全体図である。
【図2】図1のA方向から見た注射筒の平面図である。
【図3】打栓棒によって栓体を注射筒内に押し下げてい
る状態の真空箱内の部分断面図である。
【図4】図3の線B−Bに沿った断面図である。
【図5】注射筒内に更に栓体を押し下げた状態の真空箱
内の部分断面図である。
【図6】本発明の第2の実施例に使用される真空打栓機
の部分断面図である。
【図7】栓体の押し下げ過程を示す注射筒の断面図であ
る。
【図8】従来の真空打栓機による打栓工程を示す概略図
である。
【符号の説明】
1 真空箱 2 栓体 3 薬液 4 注射筒 5 注射筒保持器 6 栓体保持器 7 キャップ 8 注射筒保持孔 9 栓体保持孔 10 内周面 11 溝 12 昇降ロッド 13 駆動装置 14 シールリング 15 打栓棒 16 切換弁 17 導管 18 真空発生機 19 真空箱1内の空間 20 空気通路 21 注射筒4内の空間 22 打栓板 23 案内棒 24 押し上げばね

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 真空箱内に配置された注射筒に栓体を打
    栓する真空打栓方法にして、まず注射筒内に栓体を所定
    位置まで押し込むと同時に、その所定位置において注射
    筒の内周面と栓体の外周面との間に、栓体の前端面によ
    って限定された注射筒内の空間と真空箱内の空間とを連
    通する空気通路を形成し、次に真空箱内の空間を脱気し
    てほぼ真空状態とした後に、栓体を更に注射筒内に押し
    込むことによって前記空気通路を閉塞し、最後に真空箱
    内の空間を比較的高い外気圧に開放することによって、
    この外気圧に基づく力により栓体を最終位置まで注射筒
    内に押し込むことを特徴とする真空打栓方法。
  2. 【請求項2】 前記空気通路は、栓体が注射筒内に押し
    込められる際に、注射筒の内周面に設けられた溝の一部
    分に該栓体の外周面が重なり合うことによって形成され
    る請求項1記載の真空打栓方法。
  3. 【請求項3】 真空打栓される注射筒にして、その内周
    面に全体的には軸線方向に延在する溝が形成されてお
    り、該溝は、注射筒内に所定位置まで押し込められた栓
    体の外周面と部分的に重なり合って、該栓体の前端面に
    よって限定された注射筒内の空間と注射筒の外部空間と
    を連通する空気通路を形成することを特徴とする注射
    筒。
  4. 【請求項4】 前記溝は、注射筒の開口側の端面まで延
    びていて、そこで開放されている請求項3に記載の注射
    筒。
  5. 【請求項5】 前記溝は、注射筒の開口側の端面を含ま
    ない軸線方向の一部分にわたって延びている請求項3に
    記載の注射筒。
  6. 【請求項6】 前記溝は、注射筒の内周面に周方向に等
    間隔をおいて複数個配列されている請求項3ないし5の
    いずれか1つに記載の注射筒。
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