JPH07226883A - 固体撮像装置およびその駆動方法 - Google Patents

固体撮像装置およびその駆動方法

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JPH07226883A
JPH07226883A JP6019094A JP1909494A JPH07226883A JP H07226883 A JPH07226883 A JP H07226883A JP 6019094 A JP6019094 A JP 6019094A JP 1909494 A JP1909494 A JP 1909494A JP H07226883 A JPH07226883 A JP H07226883A
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JP
Japan
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column
transfer paths
signal
signal charges
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Application number
JP6019094A
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English (en)
Inventor
Koji Mitani
公二 三谷
Yoshihiro Fujita
欣裕 藤田
Masayuki Sugawara
正幸 菅原
Ryoichi Nagayoshi
良一 永吉
Yasuyuki Toyoda
泰之 豊田
Keijiro Itakura
啓二郎 板倉
Shiyunei Nobusada
俊英 信定
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Japan Broadcasting Corp
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electronics Corp
Nippon Hoso Kyokai NHK
Japan Broadcasting Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 各光電変換部の信号電荷を独立して転送で
き、且つ各光電変換部の信号電荷を転送する受光部垂直
転送路の転送段の面積が1単位画素以内に制限されない
ようにする。 【構成】 受光部61の1列の受光部垂直転送路66に
対して、蓄積部62においては第1の蓄積部垂直転送路
17および第2の蓄積部垂直転送路18が設けられてい
る。垂直帰線期間内に、奇数番目の光電変換部651,
653,655の信号電荷を第1の蓄積部垂直転送路1
7に転送した後、該第1の蓄積部垂直転送路17の信号
電荷を第2の蓄積部垂直転送路18に移動して蓄積し、
その後、偶数番目の光電変換部652,654,656
の信号電荷を第1の蓄積部垂直転送路17に転送して蓄
積する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は固体撮像装置およびその
駆動方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、ビデオカメラやスチルカメラ等の
撮像部には固体撮像素子が広く用いられている。特に放
送用カメラには、入射光を信号電荷に変換する光電変換
部と信号電荷を垂直方向に転送する垂直転送路とを有す
る受光部と、垂直転送路から転送されてきた信号電荷を
蓄積する蓄積部とを備え、電荷蓄積期間内に光電変換部
に蓄えられた信号電荷を垂直帰線期間内に蓄積部に高速
で転送する、いわゆるFIT(Frame-Interline-Transf
er)構造を有する固体撮像素子が広く用いられている。
【0003】以下、図面を参照しながら、従来の固体撮
像装置について説明する。
【0004】図6は従来の固体撮像装置の構成図であ
る。同図において、61は受光部、62は蓄積部、63
は水平転送部、64は出力部であり、651〜656は
受光部61内の各列に多段状に配設され入射光を信号電
荷に変換して蓄積する光電変換部、66は光電変換部6
51〜656の各列に隣接して設けられた受光部垂直転
送路である。また、661〜663は受光部垂直転送路
66を構成する転送段であって、661は光電変換部6
51および652に隣接する転送段、662は光電変換
部653および654に隣接する転送段、663は光電
変換部655および656に隣接する転送段である。以
上の構成は受光部61内の各列とも同様である。
【0005】また、同図において、67は蓄積部62に
おける受光部垂直転送路66の延長線上に設けられた蓄
積部垂直転送路であって、該蓄積部垂直転送路67は受
光部垂直転送路66から転送されてきた信号電荷の転送
および蓄積を行なう。また、671〜673は蓄積部垂
直転送路67を構成する転送段である。以上の構成は蓄
積部62内の各列とも同様である。
【0006】また、同図において、631〜634は水
平転送部63を構成する各転送段であって、各転送段6
31〜634は蓄積部垂直転送路67の最終の転送段6
71,674,675,676と隣接して設けられてい
る。
【0007】受光部垂直転送路66は、1つの光電変換
部651〜656に対して2枚の独立した転送電極を有
しており、1つの転送段661〜663は4枚の独立し
た転送電極により1塊の信号電荷を転送することができ
る。従って、受光部垂直転送路66の転送段661〜6
63の総数は光電変換部651〜656の半数である。
また、蓄積部垂直転送路67の転送段671〜673の
数は受光部垂直転送路66の転送段661〜663の数
と同じである。
【0008】以上のように構成された固体撮像装置につ
いて、以下、その動作を説明する。図7は上記固体撮像
装置の駆動方法を示すタイミングチャートである。同図
において、(a)は複合同期パルス、(b)は受光部垂
直転送路66の転送パルス、(c)は蓄積部垂直転送路
67の転送パルス、(d)は水平転送部63の転送パル
スを示す。
【0009】まず、垂直帰線期間71の間に、掃き出し
転送パルス72,73により受光部垂直転送路66に蓄
積されている不要電荷を蓄積部62に掃き出す。
【0010】次に、シフトパルス74により、光電変換
部651,652に蓄積されている信号電荷を受光部垂
直転送路66の転送段661に移動し画素混合する。同
様に、光電変換部653,654の信号電荷を転送段6
62に、光電変換部655,656の信号電荷を転送段
663にそれぞれ移動し画素混合する。
【0011】次に、これらの信号電荷をFIT転送パル
ス75,76により蓄積部62に転送する。以後、水平
帰線期間77毎に、ライン転送パルス78により蓄積部
62の信号電荷を水平転送部63に転送し、映像期間7
9内に水平転送パルス80により水平転送部63の信号
電荷を出力部64に出力する。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の固体撮像装置によると、受光部の転送段の数は受光
部の光電変換部の数の半分であるため、すべての光電変
換部の信号電荷を独立して転送できないという問題、各
光電変換部の信号電荷を転送する受光部垂直転送路の転
送段の面積が1単位画素以内に制限されるため、多画素
化に伴って単位画素面積が減少すると、光電変換部に蓄
積できる最大の信号電荷量が減少し、固体撮像素子のダ
イナミックレンジが低下するという問題を有していた。
【0013】本発明は、前記の問題点を解決し、各光電
変換部の信号電荷を独立して転送でき、且つ各光電変換
部の信号電荷を転送する受光部垂直転送路の転送段の面
積が1単位画素以内に制限されないようにすることを目
的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
め、請求項1の発明に係る固体撮像装置は、入射光を電
気信号に変換する各列毎に多段状に配設された複数個の
光電変換部と該光電変換部の信号電荷を垂直方向に転送
する複数列の受光部垂直転送路とを有する受光部と、前
記受光部垂直転送路の信号電荷を垂直方向に転送しつつ
蓄積する複数列の蓄積部垂直転送路を有する蓄積部と、
前記蓄積部垂直転送路の信号電荷を水平方向に転送する
水平転送部と、該水平転送部の信号電荷を電圧信号又は
電流信号として出力する出力部とを備えた固体撮像装置
を前提とし、前記複数列の蓄積部垂直転送路のそれぞれ
は1列の前記受光部垂直転送路に対して複数列設けられ
た互いに平行な垂直転送路により構成されており、1列
の前記蓄積部垂直転送路を構成する垂直転送路同士の間
で信号電荷を移動する信号電荷移動手段を備えている構
成である。
【0015】請求項2の発明は、請求項1の構成に、前
記複数列の蓄積部垂直転送路を構成する各垂直転送路の
信号電荷を混合して前記水平転送部に転送する信号電荷
混合手段を備えているという構成を付加するものであ
る。
【0016】請求項3の発明は、請求項1の構成に、前
記複数列の蓄積部垂直転送路を構成する各垂直転送路の
信号電荷を選択的に前記水平転送部に転送する信号電荷
転送手段を備えているという構成を付加するものであ
る。
【0017】請求項4の発明に係る固体撮像装置の駆動
方法は、入射光を電気信号に変換する各列毎に多段状に
配設された複数個の光電変換部と該光電変換部の信号電
荷を垂直方向に転送する複数列の受光部垂直転送路とを
有する受光部と、それぞれが1列の前記受光部垂直転送
路に対してn列(nは2以上の整数)設けられた互いに
平行な垂直転送路よりなり前記受光部垂直転送路の信号
電荷を垂直方向に転送しつつ蓄積する複数列の蓄積部垂
直転送路を有する蓄積部と、前記蓄積部垂直転送路の信
号電荷を水平方向に転送する水平転送部と、該水平転送
部の信号電荷を電圧信号又は電流信号として出力する出
力部とを備えた固体撮像装置の駆動方法を対象とし、前
記受光部の各光電変換部をn個に分割してn個の分割光
電変換部を設ける工程と、1垂直帰線期間内に、第1番
目の前記分割光電変換部の信号電荷を前記受光部垂直転
送路に転送し、該受光部垂直転送路の信号電荷を第1列
目の前記垂直転送路に転送し、該第1列目の垂直転送路
の信号電荷を各列の前記垂直転送路を介して第n列目の
前記垂直転送路に転送して蓄積する工程と、前記1垂直
帰線期間内に、第2番目の分割光電変換部の信号電荷を
前記受光部垂直転送路に転送し、該受光部垂直転送路の
信号電荷を第1列目の前記垂直転送路に転送し、該第1
列目の垂直転送路の信号電荷を各列の前記垂直転送路を
介して第(n−1)列目の前記垂直転送路に転送して蓄
積する工程と、前記1垂直帰線期間内に、第3番目から
第n番目までの光電変換部の信号電荷を、前記受光部垂
直転送路、第1列目の前記垂直転送路および各列の前記
垂直転送路を介して信号電荷がまだ蓄積されていない前
記垂直転送路に順次転送して蓄積する工程と、1水平帰
線期間内に第1列目から第n列目までの前記垂直転送路
に蓄積されている信号電荷を前記水平転送路に転送する
工程と、映像期間内に前記水平転送路の信号電荷を前記
出力部から電圧信号又は電流信号として出力する工程と
を備えている構成である。
【0018】請求項5の発明は、請求項4の構成に、第
1列目から第n列目までの前記垂直転送路に蓄積されて
いる信号電荷を前記水平転送路に転送する前記工程は、
1水平帰線期間内に1つの蓄積部垂直転送路を構成する
第1列目から第n列目までの前記垂直転送路の信号電荷
を混合して前記水平転送路に転送する工程であるという
構成を付加するものである。
【0019】請求項6の発明は、請求項4の構成に、第
1列目から第n列目までの垂直転送路に蓄積されている
信号電荷を前記水平転送路に転送する前記工程は、1水
平帰線期間内に1つの蓄積部垂直転送路を構成する第1
列目から第n列目までの前記垂直転送路の信号電荷を順
次前記水平転送部に転送する工程であるという構成を付
加するものである。
【0020】
【作用】請求項1の構成により、各蓄積部垂直転送路は
1列の受光部垂直転送路に対して複数列設けられた垂直
転送路により構成され、1列の蓄積部垂直転送路を構成
する垂直転送路同士の間で信号電荷を移動する信号電荷
移動手段を備えているため、各光電変換部の信号電荷を
複数回に分けて独立して蓄積部に転送し蓄積することが
できると共に、受光部垂直転送路の各転送段は複数画素
にわたる領域を用いて構成することができる。
【0021】請求項2の構成により、蓄積部垂直転送路
を構成する各垂直転送路の信号電荷を混合して水平転送
部に転送することができる。
【0022】請求項3の構成により、蓄積部垂直転送路
を構成する各垂直転送路の信号電荷を選択的に水平転送
部に転送することができる。
【0023】請求項4の構成により、受光部の各光電変
換部をn個の分割光電変換部に分割し、各分割光電変換
部の信号電荷を複数回に分けて独立して蓄積部に転送し
蓄積することができる。
【0024】請求項5の構成により、蓄積部垂直転送路
を構成する各垂直転送路の信号電荷を混合して水平転送
部に転送することができる。
【0025】請求項6の構成により、蓄積部垂直転送路
を構成する各垂直転送路の信号電荷を順次水平転送部に
転送することができる。
【0026】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
ながら説明する。
【0027】図1は本発明の第1の実施例に係る固体撮
像装置の構成図である。第1の実施例においては、受光
部61、蓄積部62、水平転送部63、出力部64、受
光部垂直転送路66、水平転送路63の各転送段631
〜634、光電変換部651〜656および受光部垂直
転送路66の各転送段661〜663の構成について
は、従来の固体撮像装置の構造と同様であるので、同一
の符号を付すことにより説明は省略する。
【0028】第1の実施例の特徴として、蓄積部62に
おける受光部垂直転送路66の延長線上には第1の受光
部垂直転送路17が設けられており、該第1の受光部垂
直転送路17は転送段171〜173によって構成され
ている。また、蓄積部62における第1の蓄積部垂直転
送路17と隣接する部位には第2の蓄積部垂直転送路1
8が設けられており、該第2の蓄積部垂直転送路18は
転送段181〜183によって構成されている。第1の
実施例に係る蓄積部62においては、前記の第1および
第2の蓄積部垂直転送路17,18が水平方向に繰り返
し配置されている。
【0029】なお、第1の実施例においては、各受光部
垂直転送路66に対して第1および第2の蓄積部垂直転
送路17,18よりなる2列の蓄積部垂直転送路が設け
られているが、蓄積部垂直転送路の数は2列に限らず、
n列(nは2以上の整数)であればよい。この場合、各
受光部垂直転送路および第1列目〜第n列目の蓄積部垂
直転送路の転送段の数は、受光部61の1列の光電変換
部651〜656の数のn分の1以上にそれぞれ設定す
る。
【0030】図2は、本発明の第1実施例に係る固体撮
像装置の蓄積部62の電極構造を示している。同図にお
いて、21,22はそれぞれシリコン基板上にポリシリ
コンにより形成された第1層目の電極、23,24はシ
リコン基板上にポリシリコンにより形成された第2層目
の電極、25,26はシリコン基板上にポリシリコンに
より形成された第3層目の電極である。
【0031】同図に示すように、第1の蓄積部垂直転送
路17は、第1層目の電極21,22の各一部分を構成
する垂直転送電極211,221と、第2層目の電極2
3,24の各一部分を構成する垂直転送電極231,2
41とからなる4つの垂直転送電極を1つの転送段とし
て構成されており、第2の垂直転送路18は第1層目の
電極21,22の各一部分を構成する垂直転送電極21
2,222と、第3層目の電極25,26の各一部分を
構成する垂直転送電極251,261とからなる4つの
垂直転送電極を1つの転送段として構成されている。蓄
積部62はこれらの電極構造を一単位として繰り返し構
成されている。
【0032】また、同図において、201,202,2
03,204は第1の蓄積部垂直転送路17と第2の蓄
積部垂直転送路18とを電気的に分離する分離部であっ
て、該分離部201〜204は第1および第2の蓄積部
垂直転送路17,18の直下のシリコン基板と反対の極
性を有している。また、同図において、205,206
は第1の蓄積部垂直転送路17と第2の蓄積部垂直転送
路18との間で信号電荷を移動するシフト部であり、該
シフト部205,206は、それぞれ垂直転送電極23
1と垂直転送電極251との間又は垂直転送電極241
と垂直転送電極261との間に所定値以上の電位差を与
えると、第1の蓄積部垂直転送路17と第2の蓄積部垂
直転送路18との間で信号電荷を移動するようにコント
ロールされている。
【0033】なお、分離部201,202,203,2
04は700nm程度の厚い酸化膜で形成してもよく、
また、シフト部205,206はいづれか一方が分離部
であってもよい。
【0034】以上の構成により、各光電変換部の信号電
荷を蓄積部62に独立して蓄積することが可能となり、
また、信号電荷を第1の蓄積部垂直転送路17と第2の
蓄積部垂直転送路18とにより独立して転送すること、
および第1の蓄積部垂直転送路17と第2の蓄積部垂直
転送路18との間で信号電荷を移動することが可能とな
る。
【0035】以下、前記のように構成された第1の実施
例に係る固体撮像装置の動作を説明する。
【0036】図3は第1の実施例に係る固体撮像装置の
駆動方法を示すタイミングチャートであって、同図にお
いて(a)は複合同期パルス、(b)は受光部垂直転送
路66の転送パルス、(c)は第1の蓄積部垂直転送路
17の転送パルス、(d)は第2の蓄積部垂直転送路1
8の転送パルス、(e)は水平転送部63の転送パルス
を示す。
【0037】まず、垂直帰線期間31において吐き出し
転送パルス32,33により受光部垂直転送路66に蓄
積されている不要電荷の吐き出しを行なう。次に、奇数
ラインの光電変換部651,653,655に蓄積され
た信号電荷をシフトパルス34により受光部垂直転送部
66に移動した後、該受光部垂直転送部66の信号電荷
を第1のFIT転送パルス35,36により第1の蓄積
部垂直転送路17に転送し、その後、シフトパルス37
により第1の蓄積部垂直転送路17の信号電荷を第2の
蓄積部垂直転送路18に移動する。次に、偶数ラインの
光電変換部652,654,656に蓄積された信号電
荷をシフトパルス38により受光部垂直転送部66に移
動した後、該受光部垂直転送部66の信号電荷を第2の
FIT転送パルス39,40により第2の蓄積部垂直転
送路18に転送する。これにより、受光部11のすべて
の光電変換部651〜656に蓄積された信号電荷の蓄
積部12への転送が完了する。
【0038】その後、水平帰線期間41毎にライン転送
パルス42,43により第1の蓄積部垂直転送路17お
よび第2の蓄積部垂直転送路18の信号電荷を交互に水
平転送部63に水平ライン転送し、映像期間44に水平
転送部63の信号電荷を水平転送パルス45により出力
部64に出力する。
【0039】以上のような構成および動作により、光電
変換部651〜656に蓄積された奇数ラインおよび偶
数ラインの信号電荷を、混合することなく第1の蓄積部
垂直転送路17と第2の蓄積部垂直転送路18とに分割
して転送し蓄積することができるため、受光部61の光
電変換部651〜656の信号電荷を独立して蓄積部6
2に転送することができる。さらに、光電変換部651
〜656の信号電荷を転送する受光部垂直転送部66の
各転送段661〜663は2画素にわたる領域を用いて
構成できるため、光電変換部651〜656に蓄積でき
る最大の信号電荷の量を増加させることができので、固
体撮像素子のダイナミックレンジを増大することができ
る。
【0040】なお、前記第1の実施例においては、受光
部垂直転送路66の各列に対応して第1および第2の蓄
積部垂直転送路17,18よりなる2列の蓄積部垂直転
送路が設けられている場合について説明したが、受光部
垂直転送路66の各列に対応して蓄積部垂直転送路をn
列(nは2以上の整数)設ける場合でも、以下のように
して対応できる。すなわち、受光部61の光電変換部を
n個の分割光電変換部に分割し、まず1番目の分割光電
変換部の信号電荷を第1列目の蓄積部垂直転送路に転送
した後、第n列目の蓄積部垂直転送路まで順次移動して
蓄積し、2番目の分割光電変換部の信号電荷を同様にし
て第(n−1)列の蓄積部垂直転送路に移動して蓄積す
るという動作を繰り返すことにより、受光部61の全て
の光電変換部の信号電荷を独立して蓄積部62に転送し
蓄積することができる。
【0041】図4は本発明の第2の実施例に係る固体撮
像装置の構成図である。第2の実施例においては、受光
部61、蓄積部62、水平転送部63、出力部64、受
光部垂直転送路66、水平転送路63の各転送段631
〜634、光電変換部651〜656および受光部垂直
転送路66の各転送段661〜663の構成については
従来と同様であり、第1の蓄積部垂直転送路17、第2
の蓄積部垂直転送路18、第1の受光部垂直転送路の各
転送段171〜173および第2の蓄積部垂直転送路1
8の各転送段181〜183については第1の実施例と
同様であるので、同一の符号を付すことにより説明は省
略する。
【0042】第2の実施例の特徴として、蓄積部62に
おける第1の蓄積部垂直転送路17の最終の転送段17
1および第2の蓄積部垂直転送路18の最終の転送段1
81に隣接する領域には、第1の蓄積部垂直転送路17
の信号電荷と第2の蓄積部垂直転送路18の信号電荷と
を混合するための混合電極41が設けられている。
【0043】図5は本発明の第2の実施例における固体
撮像装置の蓄積部の電極構造を示すものである。同図に
おいて、511,513,514は第1層目のポリシリ
コン電極よりなる転送電極、521,522,523は
第2層目のポリシリコン電極よりなる転送電極、531
は第3層目のポリシリコン電極よりなる転送電極、5
4,55,56は第1の蓄積部垂直転送路17と第2の
蓄積部垂直転送路18とを電気的に分離する分離部であ
る。この場合、521は第1の蓄積部垂直転送路17の
最終の転送電極であり、531は第2の蓄積部垂直転送
路18の最終の転送電極である。また、転送電極51
3,514,522,523は水平転送路63の1つの
転送段を構成している。また、512は第1層目のポリ
シリコン電極よりなる混合電極であって、該混合電極5
12は、第1の蓄積部垂直転送路17の最終転送電極5
21および第2の蓄積部垂直転送路18の最終転送電極
531に重なるように設けられていると共に水平転送路
63の転送電極522にも重なるように設けられてい
る。
【0044】以下、前記のように構成された第2の実施
例に係る固体撮像装置の動作を説明する。
【0045】第1の蓄積部垂直転送路17および第2の
蓄積部垂直転送路18に信号電荷を蓄積する動作は第1
の実施例と同じである。すなわち、まず、第1の蓄積部
垂直転送路17に受光部61の奇数ラインの光電変換部
651,653,655の信号電荷が蓄積された後、第
2の蓄積部垂直転送路18に受光部61の偶数ラインの
光電変換部652,654,656の信号電荷が蓄積さ
れる。
【0046】次に、1水平帰線期間に信号電荷を水平転
送部63に移動する際に、以下の方法により混合電極5
12を介して第1の蓄積部垂直転送路17の信号電荷と
第2の蓄積部垂直転送路18の信号電荷とを混合する。
すなわち、転送電極521,531にHレベルの電圧を
印加して該転送電極521,531の下に信号電荷を移
動し、混合電極512をHレベルにした後に転送電極5
11をLレベルにして、転送電極521,531,51
2の3つの電極の下において2つの信号電荷を混合す
る。水平転送部63への信号電荷の移動は、水平転送路
63の転送電極522をHレベルにした後に転送電極5
21,531および混合電極512の順にLレベルの電
圧を印加することによって行なう。
【0047】この動作により、飛び越し走査に必要な信
号を得ることができる。また、奇数ラインおよび偶数ラ
インの光電変換部の信号電荷を受光部垂直転送路66に
転送するタイミングが異なることによる弊害も同時に除
去できる。
【0048】
【発明の効果】請求項1〜3の発明に係る固体撮像装置
又は請求項4〜6の発明に係る固体撮像装置の駆動方法
によると、受光部の各光電変換部の信号電荷を蓄積部の
複数列の垂直転送路に分けて独立して転送し、蓄積する
ことができるため、各光電変換部に蓄積できる最大の信
号電荷量が増加するので固体撮像素子のダイナミックレ
ンジが増大すると共に、受光部垂直転送路の各転送段を
複数画素にわたる領域を用いて構成できるので各光電変
換部の信号電荷を転送する受光部垂直転送路の転送段の
面積が1単位画素に制限されることはない。
【0049】特に、請求項2の発明に係る固体撮像装置
又は請求項5の発明に係る固体撮像装置の駆動方法によ
ると、蓄積部垂直転送路を構成する各垂直転送路の信号
電荷を混合して水平転送部に転送することができるの
で、飛び越し走査に必要な信号を得ることができると共
に、奇数ラインの光電変換部の信号電荷を受光部垂直転
送路に転送するタイミングと偶数ラインの光電変換部の
信号電荷を受光部垂直転送路に転送するタイミングとが
異なることに起因する弊害を除去できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係る固体撮像装置の構
成図である。
【図2】本発明の第1の実施例に係る固体撮像装置の電
極の構成図である。
【図3】本発明の第1の実施例における固体撮像装置の
駆動方法を示すタイミングチャートである。
【図4】本発明の第2の実施例に係る固体撮像装置の構
成図である。
【図5】本発明の第2の実施例に係る固体撮像装置の電
極の構成図である。
【図6】従来の固体撮像装置の構成図である。
【図7】従来の固体撮像装置の駆動方法を示すタイミン
グチャートである。
【符号の説明】
17 第1の蓄積部垂直転送路 18 第2の蓄積部垂直転送路 32,33 掃き出し転送パルス 34,37,38 シフトパルス 35,36 第1のFIT転送パルス 39,40 第2のFIT転送パルス 41,42 ライン転送パルス 61 受光部 62 蓄積部 63 水平転送路 64 出力部 66 受光部垂直転送路 651〜656 光電変換部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 菅原 正幸 東京都世田谷区砧一丁目10番11号 日本放 送協会 放送技術研究所内 (72)発明者 永吉 良一 大阪府高槻市幸町1番1号 松下電子工業 株式会社内 (72)発明者 豊田 泰之 大阪府高槻市幸町1番1号 松下電子工業 株式会社内 (72)発明者 板倉 啓二郎 大阪府高槻市幸町1番1号 松下電子工業 株式会社内 (72)発明者 信定 俊英 大阪府高槻市幸町1番1号 松下電子工業 株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入射光を電気信号に変換する各列毎に多
    段状に配設された複数個の光電変換部と該光電変換部の
    信号電荷を垂直方向に転送する複数列の受光部垂直転送
    路とを有する受光部と、前記受光部垂直転送路の信号電
    荷を垂直方向に転送しつつ蓄積する複数列の蓄積部垂直
    転送路を有する蓄積部と、前記蓄積部垂直転送路の信号
    電荷を水平方向に転送する水平転送部と、該水平転送部
    の信号電荷を電圧信号又は電流信号として出力する出力
    部とを備えた固体撮像装置において、 前記複数列の蓄積部垂直転送路のそれぞれは、1列の前
    記受光部垂直転送路に対して複数列設けられた互いに平
    行な垂直転送路により構成されており、 1列の前記蓄積部垂直転送路を構成する垂直転送路同士
    の間で信号電荷を移動する信号電荷移動手段を備えてい
    ることを特徴とする固体撮像装置。
  2. 【請求項2】 前記複数列の蓄積部垂直転送路を構成す
    る各垂直転送路の信号電荷を混合して前記水平転送部に
    転送する信号電荷混合手段をさらに備えていることを特
    徴とする請求項1に記載の固体撮像装置。
  3. 【請求項3】 前記複数列の蓄積部垂直転送路を構成す
    る各垂直転送路の信号電荷を選択的に前記水平転送部に
    転送する信号電荷転送手段をさらに備えていることを特
    徴とする請求項1に記載の固体撮像装置。
  4. 【請求項4】 入射光を電気信号に変換する各列毎に多
    段状に配設された複数個の光電変換部と該光電変換部の
    信号電荷を垂直方向に転送する複数列の受光部垂直転送
    路とを有する受光部と、それぞれが1列の前記受光部垂
    直転送路に対してn列(nは2以上の整数)設けられた
    互いに平行な垂直転送路よりなり前記受光部垂直転送路
    の信号電荷を垂直方向に転送しつつ蓄積する複数列の蓄
    積部垂直転送路を有する蓄積部と、前記蓄積部垂直転送
    路の信号電荷を水平方向に転送する水平転送部と、該水
    平転送部の信号電荷を電圧信号又は電流信号として出力
    する出力部とを備えた固体撮像装置の駆動方法であっ
    て、 前記受光部の各光電変換部をn個に分割してn個の分割
    光電変換部を設ける工程と、 1垂直帰線期間内に、第1番目の前記分割光電変換部の
    信号電荷を前記受光部垂直転送路に転送し、該受光部垂
    直転送路の信号電荷を第1列目の前記垂直転送路に転送
    し、該第1列目の垂直転送路の信号電荷を各列の前記垂
    直転送路を介して第n列目の前記垂直転送路に転送して
    蓄積する工程と、 前記1垂直帰線期間内に、第2番目の分割光電変換部の
    信号電荷を前記受光部垂直転送路に転送し、該受光部垂
    直転送路の信号電荷を第1列目の前記垂直転送路に転送
    し、該第1列目の垂直転送路の信号電荷を各列の前記垂
    直転送路を介して第(n−1)列目の前記垂直転送路に
    転送して蓄積する工程と、 前記1垂直帰線期間内に、第3番目から第n番目までの
    光電変換部の信号電荷を、前記受光部垂直転送路、第1
    列目の前記垂直転送路および各列の前記垂直転送路を介
    して信号電荷がまだ蓄積されていない前記垂直転送路に
    順次転送して蓄積する工程と、 1水平帰線期間内に、第1列目から第n列目までの前記
    垂直転送路に蓄積されている信号電荷を前記水平転送路
    に転送する工程と、 映像期間内に、前記水平転送路の信号電荷を前記出力部
    から電圧信号又は電流信号として出力する工程とを備え
    ていることを特徴とする固体撮像装置の駆動方法。
  5. 【請求項5】 第1列目から第n列目までの前記垂直転
    送路に蓄積されている信号電荷を前記水平転送路に転送
    する前記工程は、1水平帰線期間内に1つの蓄積部垂直
    転送路を構成する第1列目から第n列目までの前記垂直
    転送路の信号電荷を混合して前記水平転送路に転送する
    工程であることを特徴とする請求項4に記載の固体撮像
    装置の駆動方法。
  6. 【請求項6】 第1列目から第n列目までの垂直転送路
    に蓄積されている信号電荷を前記水平転送路に転送する
    前記工程は、1水平帰線期間内に1つの蓄積部垂直転送
    路を構成する第1列目から第n列目までの前記垂直転送
    路の信号電荷を順次前記水平転送部に転送する工程であ
    ることを特徴とする請求項4に記載の固体撮像装置の駆
    動方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008277797A (ja) * 2007-03-30 2008-11-13 Panasonic Electric Works Co Ltd 撮像素子

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