JPH0722499U - 回転陽極x線管装置 - Google Patents

回転陽極x線管装置

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JPH0722499U
JPH0722499U JP5660893U JP5660893U JPH0722499U JP H0722499 U JPH0722499 U JP H0722499U JP 5660893 U JP5660893 U JP 5660893U JP 5660893 U JP5660893 U JP 5660893U JP H0722499 U JPH0722499 U JP H0722499U
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JP
Japan
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temperature
ray tube
anode
bearing
ray
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Pending
Application number
JP5660893U
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English (en)
Inventor
吉範 竹本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shimadzu Corp
Original Assignee
Shimadzu Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 X線管の使用中におけるベアリングの温度を
監視してその許容温度を越えた場合にはX線管の使用を
停止させるなどの制御を行なう。 【構成】 ベアリングの近傍に1つ以上の温度スイッチ
又は温度センサを配置して、その出力信号線を管容器の
陽極側高電圧ソケットに接続させる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はX線管、とくに回転陽極X線管の分野で利用される。 本考案は回転陽極X線管とその管容器とからなる回転陽極X線管装置に関し、 とくにそのX線管の改良された陽極部に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来例は図4に例示されており、回転陽極X線管とこれを内部に絶縁油を介し て収容している管容器とからなる。
【0003】 10は回転陽極X線管の真空容器(バルブ)、12は陰極部であり、集束電極 14とこの集束電極内に張持されたフィラメント16からなる。陽極部は陽極デ ィスク18、その主軸22(図1参照)、ロータ20、主軸22を支承するベア リング26、ベアリングを保持する軸箱24(図1)からなる。なお、40は管 容器、42はX線管陽極側レセクタプルのソケット、44はX線管陰極側レセク タプルのソケットである。
【0004】 フィラメント16が加熱されて、熱電子16eを放出し、これが加速、集速さ れて、対向する陽極ディスク18のターゲット部に衝突し、その極く一部がX線 16xとして発生し、大部分が熱となり、他方管外のステータ28によりロータ 20を回転させ、これにより陽極ディスク18を回転させて放熱するが、かなり の熱が主軸22及びこれを支承しているベアリング26にも伝わる。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
このように、X線管はその使用中にターゲット部の温度が上昇し、それに伴い ベアリングの温度も上昇する。実使用時にはX線管に加わる負荷を管理してター ゲット部の温度が許容温度を越えないようにしているが、ベアリングの温度につ いては直接管理していないのが実状である。このためベアリングの温度が許容温 度を越えて、使用されている潤滑剤の蒸発やこれによる回転不良を引き起こすこ とがある。
【0006】 本考案の目的は、前記の問題点にかんがみて、X線管の使用中におけるベアリ ングの温度を監視してその許容温度を越えた場合にはX線管の使用を停止させる などの制御を行ない、これによりベアリングの回転不良の発生を防止し、その寿 命をのばすことができる、回転陽極X線管装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記した目的は、陽極部が、陰極部からの加速、集束された電子と衝突させる ディスク、これを回転させるロータ、このロータの支持軸、及びこの支持軸を支 承するベアリングを有する回転陽極X線管と、このX線管を内部に収容する管容 器とからなる回転陽極X線管装置において、前記ベアリングの近傍に1つ以上の 温度検出素子を配置しその出力信号線を管容器の陽極側高電圧ソケットに接続さ せることにより、達成される。
【0008】
【作用】
従来では測定、管理を行なっていなかったベアリングの温度を監視し、ベアリ ングの許容温度を越えていないかどうかを温度スイッチまたは温度センサにより モニタする。同時にその出力信号はX線管容器の陽極側高電圧ソケットを通じて 引き出され、X線高電圧装置のX線制御器へ送り、その許容温度を越えている場 合にはX線管の使用を自動的に停止するなどの措置をする。これにより、寿命の 長いX線管が得られる。
【0009】
【実施例】
本考案の好適な実施例は図1から図3までについて説明される。 図1は陽極部のディスクを除いた部分の略示的断面図であり、陽極部と管容器 との接続例も示している。
【0010】 この図に示すベアリング26の温度を測定、管理するため、その近傍として軸 箱24の図示位置に温度スイッチ30が取り付けられている。ベアリング26の 図示しない潤滑剤に鉛が用いられている際にはその融点である約320度にベア リング26の温度が昇温しないようにする必要があり、温度スイッチ30の設定 温度は約350度とする。なお、温度スイッチ30が動作したとき、その信号を 外部に取り出す必要がある。これはこの図に例示するように温度スイッチ30か らの導線32がX線管の外部に取り出され、さらに管容器40の陽極(アノード )側高電圧ソケット42の端子に接続され、これより管容器40の外部に取り出 される。温度スイッチは例えばバイメタルなどが選ばれる。
【0011】 なお、上記の温度スイッチ30や導線32は真空管中で用いられているため、 その絶縁体にはセラミックス等の放出ガスの少ないものが必要となる。
【0012】 また、本考案のX線管を制御する図示しない高電圧発生装置のX線制御器には アノード側に上記の温度スイッチ30の出力信号を受けたならば、X線を遮断す る回路が必要となる。
【0013】 図2は他の実施例を示した温度スイッチ設定例を示している。X線管の使用中 に、急に使用不可能の信号が出てX線管が直ぐ使えないのでは使い勝手が悪いこ とがある。これを防ぐため、図示例のように、温度スイッチ30a、30bと2 系列を有し、設定低温度で動作する警告用の信号として、また設定高温度で動作 するX線遮断用の信号としてそれぞれX線制御器へ送られる。
【0014】 あるいは、設定低温度で動作する温度スイッチだけにしてその警告用の信号を 受けたならば、その時点よりタイマーを設定してX線の遮断を行なうようにして もよい。
【0015】 図3はさらに別の実施例を示したものであり、温度スイッチの代わりに、温度 センサ30’を配置して、ベアリングの温度を遂次測定する。この検出温度の信 号を図示しない高電圧制御器へ送り、これによりX線管の使用が可能か否かを判 断し、警告またはX線の遮断を行なうことができる。このような温度センサとし て例えばサーミスタが使える。
【0016】
【効果】
本考案によれば、ベアリングが過熱する前にX線管の使用が抑制されるので、 ベアリングが回転不良を生じることなく、長寿命のX線管が得られる。従って、 いわゆるダウンタイムが生ぜず円滑なX線診断が可能となる。
【0017】
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の1実施例を示した部分断面図。
【図2】本考案による温度スイッチの設定例示図。
【図3】本考案による温度センサの設定例示図。
【図4】従来例の縦断面図。
【符号の説明】
18 陽極ディスク 20 ロータ 22 主軸 26 ベアリング 30 温度スイッチ 30’温度センサ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 陽極部が、陰極部からの加速、集束され
    た電子と衝突させるディスク、これを回転させるロー
    タ、このロータの支持軸、及びこの支持軸を支承するベ
    アリングを有する回転陽極X線管と、このX線管を内部
    に収容する管容器とからなる回転陽極X線管装置におい
    て、前記ベアリングの近傍に1つ以上の温度検出素子を
    配置し、その出力信号線が管容器の陽極側高電圧ソケッ
    トに接続されていることを特徴とする、回転陽極X線管
    装置。
JP5660893U 1993-09-24 1993-09-24 回転陽極x線管装置 Pending JPH0722499U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110473757A (zh) * 2019-08-21 2019-11-19 上海联影医疗科技有限公司 X射线管、医学成像设备、测温***及轴承测温方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110473757A (zh) * 2019-08-21 2019-11-19 上海联影医疗科技有限公司 X射线管、医学成像设备、测温***及轴承测温方法
CN110473757B (zh) * 2019-08-21 2021-11-02 上海联影医疗科技股份有限公司 X射线管、医学成像设备、测温***及轴承测温方法

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