JPH07224567A - 障子開閉アーム装置 - Google Patents

障子開閉アーム装置

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Publication number
JPH07224567A
JPH07224567A JP1624094A JP1624094A JPH07224567A JP H07224567 A JPH07224567 A JP H07224567A JP 1624094 A JP1624094 A JP 1624094A JP 1624094 A JP1624094 A JP 1624094A JP H07224567 A JPH07224567 A JP H07224567A
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JP
Japan
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arm
shoji
guide shaft
hole
opening
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP1624094A
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English (en)
Inventor
Kiyoshi Honmoto
清 本元
Yoichi Sawaizumi
陽一 沢泉
Hiroyoshi Nakagawa
弘悦 中川
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YKK AP Inc
Original Assignee
YKK AP Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 障子を開閉するアームを窓枠側や障子側から
簡単に着脱することができる障子開閉アーム装置を提供
すること。 【構成】 窓枠10, 障子20側にガイド軸37を立設し、ア
ーム33にガイド軸37を挿脱する挿脱部42と、ガイド軸37
をアーム33を貫通した状態で保持する保持部41とからな
る貫通孔40を形成する。挿脱部42から挿入され、保持部
41で保持されたガイド軸37に、ストッパ片35の係合溝35
A を係合させることでガイド軸35の挿脱部42側への移動
が規制され、アーム33がガイド軸37に回動自在に連結さ
れる。ストッパ片35の係合溝35A をガイド軸37から外せ
ば、アーム33をガイド軸37から取り外すことが可能とな
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、窓枠に対して障子を開
閉させる障子開閉アーム装置に係り、内倒し窓や外倒し
窓、その他の各種開閉窓に利用できる。
【0002】
【背景技術】従来より、内倒し窓や外倒し窓等の各種開
閉窓では、例えば実公平1-15824 号公報等にも開示され
ているように、障子の開閉角度を規制し、支持するため
のアームが設けられている。このアームは、通常、窓枠
に沿ってスライド移動されるスライド板と、障子に固定
された取付ブラケットとにビス等を用いて回動自在に取
り付けられていた。
【0003】ところで、このような窓においては、気密
性を高めるために障子に取り付けられた気密材を交換す
る場合や、障子で開閉される窓の開口部分に取り付けら
れた鳥や虫の侵入を防止する網の交換や清掃のために、
障子を窓枠から取り外したり、障子の開口角度を大きく
したりする場合があった。この障子を窓枠から取り外し
たり、障子の開口角度を大きくするには、まずアームを
スライド板あるいは取付ブラケットからドライバー等を
用いて取り外し、さらに、障子を窓枠から取り外す場合
には、障子と窓枠との丁番を外して行っていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、障子と
窓枠との丁番部分は形材丁番等を用いることで容易に着
脱できたが、アームのスライド板あるいは取付ブラケッ
トとの取り外しは、ビスをドライバー等で外さなければ
ならず、作業性が悪いという問題があった。また、建物
に取り付けられた窓枠から障子を取り外す場合には、室
内の仕上げ材の納まりによってはドライバーを配置する
スペースが無くて使用できない場合もあり、障子を取り
外すことができなかったり、取り外しが非常に困難にな
るという問題もあった。さらに、障子は通常工場におい
て窓枠に取り付けられ、この障子が取り付けられた状態
の窓枠を建物に取り付けることで開閉窓を構成していた
が、この障子を窓枠に取り付ける際にも、アームをスラ
イド板や取付ブラケット等にビス止めする作業が必要と
なり、取り外し時だけでなく組立時の作業性も悪いとい
う問題があった。以上のような問題は、スライド板を用
いた窓に限らず、アームの一端を窓枠および障子の一方
に回動自在に連結し、アームの他端側に長孔を設けて窓
枠および障子の他方に設けたピンを長孔に嵌挿した形式
のものや、アームを伸縮可能に形成したり、折曲可能に
形成した形式の窓などの、アームを用いて障子の開閉を
行う各種の窓でも同様に発生していた。
【0005】本発明の目的は、障子を開閉するアームを
窓枠側あるいは障子側から簡単に着脱することができ、
開閉窓の組立時や気密材の交換、網の交換や清掃時の作
業性を向上できる障子開閉アーム装置を提供することに
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、窓枠に対して
形材丁番等によって開閉可能に取り付けられた障子を開
閉する障子開閉アーム装置であり、窓枠側にアームの一
端を回動自在に取り付け、障子側にアームの他端を回動
自在に取り付けるとともに、窓枠側および障子側の少な
くとも一方との取付部分を着脱可能とするために、前記
窓枠側および障子側の少なくとも一方にガイド軸を立設
し、前記アームに前記ガイド軸を挿脱する挿脱部および
この挿脱部から挿入されたガイド軸をアームを貫通した
状態で保持する保持部からなる貫通孔を形成し、この貫
通孔の保持部にあるガイド軸の挿脱部側への移動を規制
する規制手段を設け、この規制手段により前記ガイド軸
を前記アームに対して回動自在にかつ挿脱部側に移動不
能に係止してアームを回動自在に取り付けたり、規制手
段を解除して前記ガイド軸を挿脱部側に移動してアーム
を取り外すことが可能となるように構成したことを特徴
とするものである。なお、前記アームは窓枠および障子
に直接取り付けられていてもよいが、例えば、窓枠に沿
ってスライド移動可能に設けられたスライド板や、障子
に固定された取付ブラケット等に取り付けられていても
よく、窓枠側および障子側とはこのように他の部材を介
して窓枠や障子にアームが取り付けられることをも含む
概念である。
【0007】本発明において、規制手段は、ガイド軸に
係合する係合溝を有し、この係合溝の溝方向をアームの
貫通孔の保持部から挿脱部に向かう方向と異ならせるこ
となどで、係合溝に係合されたガイド軸の保持部から挿
脱部への移動を規制するストッパにより構成されていて
もよい。
【0008】また、規制手段としては、ガイド軸の軸方
向にアームを付勢し、アームおよびガイド軸を圧接して
その摩擦力で、ガイド軸の保持部から挿脱部への移動を
規制する付勢手段により構成されていてもよい。この
際、付勢手段としては、ガイド軸に挿入されたコイルば
ねと、このばねのアーム側に配置されたワッシャからな
るものや、コイルばねのみで構成されたものなどの各種
ばね材により構成されたものなどが用いられる。
【0009】本発明において、ガイド軸は、大径部およ
び小径部を備えて構成され、前記アームの貫通孔はガイ
ド軸の大径部よりも大径の孔からなり、ガイド軸を挿脱
することができる挿脱部と、この挿脱部に連続されて前
記ガイド軸の大径部よりも小径でかつ小径部よりも大径
の孔からなり、ガイド軸の大径部が係止されることでガ
イド軸の挿脱部側への移動のみを許容し、ガイド軸を取
り外し不能に保持する保持部とで構成されていてもよ
い。また、本発明において貫通孔は、一端がアームの側
面まで連続する溝孔で構成され、この溝孔の開口された
一端で貫通孔の挿脱部が構成され、溝孔の閉ざされた端
部で貫通孔の保持部が構成されているものでもよい。す
なわち、挿脱部は、ガイド軸を挿脱できる適宜な形状、
寸法で構成されていればよく、保持部はガイド軸を挿脱
部に移動させない限り、ガイド軸を取り外せない形状、
寸法等に構成されたものが好ましい。
【0010】
【作用】本発明の構成において、アームを窓枠側(窓枠
あるいはスライド板等)や、障子側(障子あるいは取付
ブラケット等)に取り付けるには、窓枠側あるいは障子
側に立設されたガイド軸を、アームの貫通孔の挿脱部か
ら挿入して保持部まで移動し、その後、規制手段により
ガイド軸が挿脱部に移動しないように規制すれば、ガイ
ド軸はアームを貫通した状態で回動自在に軸支され、ア
ームは窓枠側あるいは障子側に回動自在に取り付けられ
る(連結される)。一方、アームを窓枠側あるいは障子
側から取り外すには、ガイド軸の移動を規制している規
制手段を解除し、ガイド軸をアームの貫通孔の保持部か
ら挿脱部まで移動することで取り外される。この規制手
段は、ガイド軸の挿脱部側への移動を規制するだけの機
能を有していればよいから、従来のビスのような固定手
段を用いる必要がなく、このため、アームの着脱を簡単
に行える。
【0011】例えば、規制手段がガイド軸に係合する係
合溝を有するストッパで構成されていれば、ストッパを
回動、スライド移動等してガイド軸へ係合させたり、そ
の係合を解除するだけでアームの着脱が可能となり、ド
ライバー等の治具を用いることなくアームの着脱を簡単
に行える。また、規制手段が、ガイド軸の軸方向にアー
ムを付勢し、アームおよびガイド軸を圧接してその摩擦
力でガイド軸の保持部から挿脱部への移動を規制する付
勢手段により構成されていれば、ガイド軸を挿脱部およ
び保持部間で摩擦力よりも大きな力で強制的に移動させ
るだけで(例えば作業者がガイド軸やアームを動かすこ
とで)アームの着脱を簡単に行える。
【0012】さらに、ガイド軸が大径部および小径部を
備えて構成されるとともに、アームの貫通孔の挿脱部が
ガイド軸の大径部よりも大径の孔からなり、保持部が前
記大径の孔に連続し、ガイド軸の大径部よりも小径でか
つ小径部よりも大径の孔で構成されていれば、ガイド軸
を保持部から取り外すにはガイド軸を保持部から挿脱部
まで軸直交方向に移動し、さらにガイド軸の大径部が貫
通孔の挿脱部からはずれるようにガイド軸を軸方向に移
動させるなどしなければならないため、保持部に係止し
たガイド軸が作業者が取り外し作業を行わない限り、自
然に外れることがなく、ガイド軸の係止を確実に行え
る。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1〜4には、本発明を内倒し窓1に適用した第
1実施例が示されている。本実施例の内倒し窓1は、ビ
ル等の建築物の外壁として用いられるカーテンウォール
ユニット等において図示しない嵌殺し窓(固定窓)の下
側(あるいは上側、左右側面側等)に配置されるもので
あり、空調機等を介さずに自然換気を行うために開口さ
れた開口部2を開閉するために設けられているものであ
る。
【0014】内倒し窓1は、図2,3に示すように、ア
ルミ製の窓枠10と障子20とを備えている。窓枠10
は、上枠11(図示しない嵌殺し窓の下枠を兼ねる)、
下枠12(嵌殺し窓と内倒し窓1とが設けられたカーテ
ンウォールユニットの下枠を兼ねる)および前記カーテ
ンウォールユニットの縦枠13に取り付けられた左右一
対の補助縦枠14から構成されている。この窓枠10に
より開口部2が形成され、この開口部2の室外側には、
多数の孔15Aが形成されたカバー15が取り付けられ
ている。また、このカバー15の室内側には、虫などの
侵入を防止する防虫網16が取り付けられている。ま
た、防虫網16の室内側には、障子20を閉めた際に、
障子20に密着して気密性を確保し、かつEPDM(エ
チレンプロピレンターポリマー)などの適切な樹脂によ
り形成された気密材(エアータイト材、AT材)17が
取り付けられている。
【0015】一方、障子20は、室内側に面するアルミ
製の化粧板部21と、この化粧板21の室外側に取り付
けられたアルミ製の保持枠部22とで構成されている。
本実施例においては、これらの化粧板部21および保持
枠部22とは、アルミの押し出し成形などにより一体成
形されているが、これらを別々に成形して溶接やボル
ト、ナット等の締結具を用いて接合してもよい。また、
アルミ以外の金属や、各種樹脂、木材等から構成しても
よい。また、本実施例の障子20は、換気用の開口部2
を開閉するために設けられ、一般の窓のように自然光を
導入するものではなく、かつその高さ寸法も例えば14
0mm程度と低いため、ガラス等は設けられていない。但
し、本発明を適用する窓としては、通常のガラス等が設
けられた窓でもよく、本実施例のものには限定されな
い。障子20の化粧板部21の室外側には、前記気密材
17と同様にEPDMなどの樹脂により形成され、障子
20を閉めた際に窓枠10に圧着して気密性を確保する
気密材(エアータイト材、AT材)23が化粧板21の
外周に沿って四周連続して取り付けられている。
【0016】この障子20は、窓枠10に対して形材丁
番25により室内外に傾動可能(回動可能)に取り付け
られている。すなわち、障子20の下端部には、凹溝2
0Aが形成されるとともに、下端面は円弧状に形成され
ている。また、窓枠10の下枠12には、障子20の凹
溝20Aに係合する取付部12Aが設けられている。こ
れらの凹溝20A、取付部12Aにより形材丁番25が
構成され、障子20は、窓枠10に対して傾動可能にか
つ着脱可能に取り付けられている。
【0017】一方、窓枠10の各補助縦枠14の溝14
A内にはスライド移動可能にスライド板31が配置され
ている。このスライド板31には、スペーサを介してピ
ン32によりアーム33の一端が回動自在に連結され、
このアーム33の長手方向の中心位置より他端側にずれ
た位置には、ピン34によりストッパ片35が回動自在
に連結されている。また、障子20の側面には、取付ブ
ラケット36がビス止めされ、このブラケット36には
ガイド軸37が立設されている。そして、これらのアー
ム33、ストッパ片35、ガイド軸37により、障子2
0の倒れ角度(回動角度)を規制する障子開閉アーム装
置30が構成されている。
【0018】アーム33の他端側(スライド板31に連
結されていない側)には、貫通孔40が形成されてい
る。貫通孔40は、図1に示すように、アーム33の他
端側に形成された小径でかつ円形の孔からなる保持部4
1と、この保持部41のアーム33の一端側に連続して
形成された大径でかつ円形の孔からなる挿脱部42とで
構成され、略だるま状(瓢箪状)に形成されている。
【0019】アーム33に回動自在に連結されたストッ
パ片35は、アーム33の障子20側に配置されてお
り、その先端部には係合溝35Aが形成されている。こ
の係合溝35Aは、溝35Aの閉ざされた端部(開口さ
れていない側)部分が、前記アーム33の保持部41と
同じ大きさで、かつアーム33とストッパ片35とを重
ねた際に保持部41と重なるような大きさおよび位置に
形成されているとともに、アーム33の保持部41に配
置されたガイド軸37が挿脱部42側に移動しないよう
に、ストッパ片35の幅方向(アーム33とストッパ片
35とを重ねた際にアーム33の幅方向、つまり保持部
41から挿脱部42に向かう方向に対してほぼ直交方
向)に向かって形成されている。また、係合溝35Aの
開口部分は、アーム33の保持部41にガイド軸37が
配置されている際に、ストッパ片35を回動させてガイ
ド軸37に係合溝35Aを係合させたり、その係合を解
除できるように、閉ざされた端部に比べて大きな寸法で
開口されている。なお、ストッパ片35は、図4に示す
ように、アーム33および取付ブラケット36間の隙間
とほぼ同じ厚さ寸法で形成されている。従って、ストッ
パ片35をアーム33および取付ブラケット36間に配
置させれば、各々が密着してストッパ片35が簡単には
回動しないように構成されている。
【0020】一方、障子20にビス止めされた取付ブラ
ケット36から立設されたガイド軸37は、その先端
(上端)に設けられた円板状の大径部43と、大径部4
3に連続する円柱状の小径部44とを備えている。大径
部43の直径は、アーム33の貫通孔40の挿脱部42
よりも小さく、かつ保持部41よりも大きくなるように
形成され、小径部44の直径は、保持部41よりも小さ
くなるように形成されている。従って、ガイド軸37は
アーム33の挿脱部42に配置されている場合には、そ
の軸方向に移動させることで貫通孔40に対して挿脱可
能であるが、保持部41に配置されている際には、その
軸方向に移動してもガイド軸37の大径部43がアーム
33に係止されて取り外し不能となるように構成されて
いる。
【0021】以上のように構成された本実施例の内倒し
窓1の障子開閉アーム装置30のアーム33を、障子2
0の取付ブラケット36に取り付けるには、まず、アー
ム33の貫通孔40の挿脱部42に、取付ブラケット3
6に立設されたガイド軸37を差し込む。そして、ガイ
ド軸37の大径部43がアーム33を貫通して反対側ま
で突出されたら、その状態でガイド軸37およびアーム
33を軸直交方向に相対移動させてガイド軸37の小径
部44を貫通孔40の保持部41まで移動させる。
【0022】次に、ストッパ片35を動かしてその係合
溝35Aをガイド軸37の小径部44に係合させる。こ
のストッパ片35が係合することでガイド軸37の挿脱
部42側への移動が規制され、アーム33とガイド軸3
7とは回動自在にかつ取り外し不能(ストッパ片35が
係合されている限り)に連結される。
【0023】一方、アーム33を取付ブラケット36か
ら取り外すには、前記取付作業と逆手順を行えばよい。
具体的には、まず、ストッパ片35を動かしてガイド軸
37と係合溝35Aの係合を解除する。そして、ガイド
軸37およびアーム33を軸直交方向に相対移動させて
ガイド軸37の小径部44を貫通孔40の挿脱部42ま
で移動させ、さらに、ガイド軸37およびアーム33を
軸方向に相対移動させてガイド軸37を挿脱部42から
抜き取ることで、アーム33はブラケット36のガイド
軸37から取り外される。
【0024】アーム33と取付ブラケット36つまり障
子20との連結を外せば、障子20と窓枠10とは着脱
が容易な形材丁番25により連結されているのみなの
で、障子20は窓枠10から簡単に取り外される。ま
た、取り外した障子20の取り付けは、障子20の凹溝
20Aを下枠12の取付部12Aに係合させるだけで簡
単に行える。なお、本実施例の形材丁番25において
は、障子20を窓枠10に対して約90度程度まで開い
たときに、障子20の凹溝20Aと下枠12の取付部1
2Aとが着脱できるように、凹溝20Aおよび取付部1
2Aの寸法、形状が設定されている。
【0025】このような本実施例によれば、次のような
効果がある。すなわち、アーム33に保持部41および
挿脱部42からなる貫通孔40を形成し、取付ブラケッ
ト36に貫通孔40の挿脱部42から挿脱され、保持部
41ではアーム33を貫通した状態で保持されるガイド
軸37を立設し、このガイド軸37の保持部41から挿
脱部42への移動を規制する規制手段としてのストッパ
片35を設けたので、ストッパ片35を動かすだけでア
ーム33を取付ブラケット36(障子20側)に取り付
け、取り外しすることができる。このため、従来のよう
に、固定用のビスをドライバー等の治具により取り付け
たり、取り外すことでアーム33の着脱を行う場合に比
べて、極めて簡単に作業することができ、窓1の組立時
あるいは気密材17、23や網16の清掃、交換時の作
業性を向上することができる。
【0026】また、アーム33を着脱するにあたって、
ドライバー等の治具が不要であり、ストッパ片35も室
内外方向に回動させるだけでよいため、作業時に治具を
配置するスペースも不要であり、従来のように室内の仕
上げ材の納まり状態によって治具を配置することができ
ず、アーム33の着脱を行えないといった問題が生じる
ことがなく、室内の仕上げ材の納まり状態に関係なく、
アーム33を確実に着脱することができる。
【0027】さらに、内倒し窓1の障子20は、下端側
に設けられた形材丁番25を支点として傾動されるた
め、アーム33に対しては下側つまり貫通孔40の保持
部41側に向かって力が加わることになる。このため、
仮にストッパ片35の係合溝35Aがガイド軸37に係
合していなくても、開閉時にはガイド軸37は保持部4
1側に位置し、自重等の自然の力で挿脱部42側に移動
することはないから、作業者がアーム33の取り外し作
業を行わない限り、アーム33が障子20側から外れる
ことはなく、アーム33で障子20を確実に支持するこ
とができる。その上、アーム33とガイド軸37とを着
脱する場合には、アーム33およびガイド軸37をガイ
ド軸37の軸方向および軸直交方向の2方向に相対移動
させなければならないため、この点でも作業者がアーム
33の取り外し作業を行わない限り、アーム33がガイ
ド軸37(障子20側)から外れることはなく、アーム
33で障子20を確実に支持することができる。
【0028】図5,6には、本発明の第2実施例が示さ
れ、本実施例は前記第1実施例のアーム33の貫通孔の
変形例である。尚、本実施例において、前記第1実施例
と同様あるいは同一構成部分には同一符号を付し、説明
を簡略あるいは省略する。本実施例のアーム50の貫通
孔51は、図5に示すように、スライド板31が取り付
けられた一端に対するアーム50の他端において、アー
ム50の幅方向の約中心位置からその幅方向に沿って形
成され、一端側が開口された溝孔により形成されてい
る。そして、この貫通孔51の閉ざされた他端(アーム
50の幅方向の中心に位置する)により保持部52が構
成され、開口された一端により挿脱部53が構成されて
いる。
【0029】アーム50には、前記第1実施例と同様
に、係合溝35Aが形成された規制手段としてのストッ
パ片35がアーム50の障子20側において、アーム5
0に回動自在に連結されている。また、障子20には、
第1実施例と同様に、大径部43および小径部44を備
えるガイド軸37が立設された取付ブラケット36がビ
ス止めされている。そして、前記アーム50の貫通孔5
1の幅寸法は、ガイド軸37の大径部43の直径よりも
小さくかつ小径部44の直径よりも大きな寸法とされ、
保持部52から挿脱部53まで同じ幅寸法で形成されて
いる。
【0030】このような本実施例では、図5,6に示す
ように、アーム50の貫通孔50の開口された挿脱部5
3から保持部52に、ガイド軸37の小径部44を挿入
し、ストッパ片35を回動させてガイド軸37に係合溝
35Aを係合させることで、アーム50は取付ブラケッ
ト36のガイド軸37に回動自在にかつ取り外し不能に
連結される。一方、ストッパ片35を回動させてその係
合溝35Aをガイド軸37から外し、ガイド軸37を保
持部52から挿脱部53に移動して取り外すことで、ア
ーム50はガイド軸37から取り外される。
【0031】このような本実施例によれば、次のような
効果がある。すなわち、前記第1実施例と同様に、スト
ッパ片35を動かすだけでアーム50を取付ブラケット
36(障子20側)に取り付け、取り外しすることがで
き、従来のビス止めに比べて、極めて簡単に作業するこ
とができて作業性を向上できる。また、ドライバー等の
治具が不要であり、ストッパ片35も室内外方向に回動
させるだけでよいため、作業時のスペースも不要であ
り、室内の仕上げ材の納まり状態に関係なく、確実にア
ーム50の着脱を行うことができる。さらに、前記第1
実施例と同様に、内倒し窓1の障子20の傾動に伴いア
ーム50に加わる力は、貫通孔40の保持部52から挿
脱部53に向かう方向とは異なるため、ガイド軸37が
自然に保持部52から挿脱部53に移動することがな
く、作業者がアーム50の取り外し作業を行わない限
り、仮にガイド軸37からストッパ片35の係合溝35
Aが外れていても、アーム50が障子20から外れるこ
とはなく、アーム50と障子20とを確実に連結するこ
とができる。
【0032】また、アーム50の貫通孔51は、形状が
単純であってその製造が容易であり、かつ、貫通孔51
の開口された端部で挿脱部53を構成しているので、貫
通孔51からガイド軸37を簡単に挿脱することができ
る。
【0033】図7,8には、本発明の第3実施例が示さ
れ、本実施例は第1実施例のアーム33の貫通孔および
ストッパ片35と、取付ブラケット36のガイド軸の変
形例である。図7,8に示すように、本実施例のアーム
60の貫通孔61は、前記第1,2実施例とは異なり、
1つの円形の孔のみで構成されている。一方、取付ブラ
ケット36のガイド軸62は、円柱状に形成され、その
軸方向の途中に小径となる段部が形成され、先端側から
第1大径部63、小径部64、第2大径部65の順に形
成されている。そして、前記貫通孔61の直径は、ガイ
ド軸62の各大径部63,65の直径よりもわずかに大
きい寸法で形成されている。また、本実施例のストッパ
片66は、アーム60の窓枠10側(障子20側の反対
側)に回動自在に設けられ、前記ガイド軸62の小径部
64の直径よりも大きく、かつ大径部63の直径よりも
小さな幅で形成された係合溝66Aを有している。さら
に、図8に示すように、ガイド軸62の第2大径部65
の高さ寸法(軸方向の寸法)は、アーム60の厚さ寸法
とほぼ同じとされ、ガイド軸62の小径部64の高さ寸
法(軸方向の寸法)は、ストッパ片66の厚さ寸法とほ
ぼ同じとされている。
【0034】このような本実施例においては、アーム6
0の貫通孔61にガイド軸62を挿入し、ストッパ片6
6を動かしてその係合溝66Aをガイド軸62の小径部
64に係合させることで、アーム60とガイド軸62と
は回動自在にかつストッパ片66を動かさない限り、取
り外し不能に連結される。また、ストッパ片66をガイ
ド軸62から外し、アーム60を貫通孔61から抜き取
れば、アーム60はガイド軸62から取り外される。従
って、本実施例においては、貫通孔61部分がガイド軸
62を挿脱する挿脱部とガイド軸62を保持する保持部
とを兼ねている。この保持部は、前記第1,2実施例の
保持部41,52のように、ガイド軸37に係合するも
のではないが、ガイド軸62をアーム60を貫通した状
態で保持する点で、同じ機能を有するものである。
【0035】このような本実施例においても、前記第
1,2実施例とほぼ同様な効果が得られる。すなわち、
(1) ストッパ片66を動かすだけでアーム60の取付ブ
ラケット36(障子20側)への着脱ができるから、極
めて簡単に作業できて作業性を向上できること、(2) 治
具が不要であり、ストッパ片66も室内外方向に回動さ
せるだけでよいため、室内の納まり状態に関係なく、確
実にアーム60の着脱を行うことができること、(3) ア
ーム60の貫通孔61は単なる円形の孔でよいため、製
造が容易であるという各効果を達成できる。
【0036】さらに、内倒し窓1の障子20の傾動に伴
いアーム60に加わる力は、ガイド軸62の軸直交方向
であるが、ガイド軸62の大径部65は貫通孔61に嵌
挿されており、本実施例のように障子20の下端を支点
に傾動して下側に力が加わる場合だけでなく、障子20
の上端側を支点として傾動する場合や、障子20の左右
の縦枠部分を支点として傾動する場合のように、アーム
60に加わる力がどのような方向であってもガイド軸6
2は貫通孔61で確実に軸支されるため、アーム60と
障子20とを確実に連結することができる。
【0037】図9,10には、本発明の第4実施例が示
されている。本実施例は、前記第1〜3実施例が規制手
段としてストッパ片35、66を用いているのに対し、
ストッパ片を用いずに、付勢手段70を用いた例であ
る。
【0038】図9,10に示すように、本実施例のアー
ム71には、前記第1実施例の貫通孔40と同様に、小
径の保持部72および大径の挿脱部73からなる貫通孔
74が形成されている。一方、障子20にビス止めされ
た取付ブラケット36には、ガイド軸75が立設されて
いる。このガイド軸75は、その先端に形成され、前記
アーム71の貫通孔74の挿脱部73よりも小さくかつ
保持部72よりも大きな径の大径部76と、この大径部
76に連続し、前記保持部72よりも径の小さな小径部
77と、この小径部77に連続し、小径部77よりも径
の小さな基軸部78とを備えて構成されている。
【0039】ガイド軸75の基軸部78には、挿脱部7
3よりも大径でかつ円板状のワッシャ79が嵌挿されて
おり、このワッシャ79および取付ブラケット36間に
はコイルばね80が介装されている。このコイルばね8
0およびワッシャ79により、アーム71をガイド軸7
5の大径部76側に付勢して圧着させる付勢手段70が
構成されている。
【0040】このような本実施例においては、アーム7
1の貫通孔74の挿脱部73にガイド軸75の大径部7
6を挿入し、次いでガイド軸75の小径部77を貫通孔
74の保持部72に移動させる。この際、ワッシャ7
9、コイルばね80で構成される付勢手段70により、
アーム71はガイド軸75の大径部76に密着され(ガ
イド軸75の大径部76とワッシャ79とで狭持さ
れ)、その摩擦力によりガイド軸75は相対的に保持部
72から挿脱部73側に移動することを規制(防止)さ
れ、アーム71とガイド軸75とは回動自在に連結され
る。また、ガイド軸75をその摩擦力に抗してアーム7
1の挿脱部73側に相対的に移動し、この挿脱部73か
らガイド軸75を抜き取れば、アーム71はガイド軸7
5から取り外される。
【0041】このような本実施例においては、ガイド軸
75とアーム71とを相対的に移動させるだけで、アー
ム71を取付ブラケット36(障子20側)に対して着
脱することができ、従来のドライバーでビスを取り外す
場合に比べても、さらに、前記各実施例のストッパ片3
5を回動させる場合に比べても、極めて簡単に作業する
ことができて作業性を向上できる。また、ドライバー等
の治具が不要であるため、作業スペースが必要なく、室
内の納まり状態に関係なく、確実にアーム71の着脱を
行うことができる。さらに、アーム71側には前記各実
施例のようなストッパ片35が不要であるため、アーム
71の製造が容易にできる。
【0042】なお、本発明は前述の各実施例に限定され
るものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変
形、改良等は本発明に含まれるものである。例えば、本
発明の規制手段としては、前記第1〜3実施例のストッ
パ片35,66を用いたものや、付勢手段70を用いた
ものに限らず、例えば、第1,4実施例のように、大小
2つの孔からなる貫通孔40,74や、第2実施例の溝
孔からなる貫通孔51では、挿脱部42,53,73を
塞ぐキャップやスペーサ等を設けたり、アーム33,5
0,71に保持部41,52,72と挿脱部42,5
3,73との間に出没するストップピン等を設けて規制
手段としてもよい。さらに、ガイド軸が挿入される貫通
孔の形状を工夫してガイド軸が自然には移動しないよう
に規制し、貫通孔が規制手段を兼用するものでもよい。
要するに、本発明の規制手段は、ガイド軸37,62,
75の移動を規制できる構成であればよい。
【0043】また、貫通孔の形状も、前記各実施例のも
のに限らず、例えば、卵形のものや、円形の孔部と長溝
部とが連続した鍵穴状のものや、途中で曲げられた長孔
状のものなど、各種形状のものが利用できる。さらに、
貫通孔の形成方向も、前記各実施例のものに限らず、例
えば、第1実施例において、保持部41の外側(アーム
33の他端側)に挿脱部42を形成して、前記第1実施
例とは逆向きの貫通孔とするなどしてもよく、適宜な向
きに形成すればよい。さらに、ガイド軸の形状、構成も
前記実施例のものに限らず他の形状や構成でもよい。要
するに、ガイド軸は、アーム33,50,60,71を
回動自在に支持することができ、かつ規制手段の作用に
よってアーム33,50,60,71に対して着脱でき
るものであればよい。また、前記各実施例に用いたガイ
ド軸37,62,75をそれぞれ他の実施例に適用して
もよく、この場合にはそれぞれの効果を達成することが
できる。
【0044】また、前記第1〜3実施例のストッパ片3
5,66は、アーム33,50,60に回動自在に連結
されていたが、スライド移動可能に連結してもよい。こ
の場合には、ガイド軸に対してストッパ片が直線的に移
動するため、各ストッパ片に形成する係合溝の開口部分
を広くする必要がないという利点がある。この際、係合
溝の形成方向は、例えば、スライド移動させる場合に
は、その移動方向に平行となるように設定するなど、ス
トッパ片の移動方向等に応じて適宜設定すればよい。
【0045】さらに、前記各実施例では、窓枠10側に
スライド板31を取り付けていたが、障子20側にスラ
イド板31を取り付けた窓にも本発明を適用することが
できる。また、本発明は、スライド板31を設けた窓に
限らず、アームに長孔を形成した窓や、アームを伸縮可
能にあるいは折曲可能に形成した窓等、アームを用いて
開閉する各種の窓に適用することができる。また、前記
実施例では、アームをスライド板31、取付ブラケット
36を介して窓枠10、障子20に取り付けていたが、
窓枠10あるいは障子20に直接アームを連結してもよ
い。
【0046】さらに、規制手段としての付勢手段は、前
記第4実施例のワッシャ79およびコイルばね80に限
らず、コイルばねや皿ばね等の各種金属製あるいは非金
属(プラスチック、ゴム)製のばねを、ワッシャととも
にあるいは単独で用いたものなどでもよい。これらの付
勢手段を用いれば、地震等によってガイド軸の軸方向に
変位が生じた場合に、その変位を吸収する緩衝材として
も機能するという利点がある。
【0047】前記各実施例では、障子20の取付ブラケ
ット36にガイド軸37,62,75を設け、この障子
20側との連結部分においてアーム33,50,60,
71を着脱できるように構成していたが、スライド板3
1側にガイド軸を形成するなどして窓枠10側でアーム
を着脱できるように構成したり、窓枠10側および障子
20側の両方でアームを着脱できるように構成してもよ
い。この際、作業者に近い側を着脱可能に構成したほう
が、作業性の点で好ましい。また、本発明は、前記実施
例のような、内倒し窓1に限らず、外倒し窓、内開き
窓、外開き窓等の各種開閉窓に広く適用することができ
る。
【0048】
【発明の効果】本発明によれば、窓枠に対して障子を開
閉する障子開閉アーム装置において、アームに挿脱部お
よび保持部からなる貫通孔を形成し、障子側あるいは窓
枠側に立設したガイド軸を、前記保持部に配置させた状
態で保持し、挿脱部側への移動を規制する規制手段を設
けたので、規制手段を作動させたり、解除させることで
アームの着脱を行え、かつ規制手段はガイド軸の移動を
規制するだけの簡単な構成でよいため、その操作も容易
にでき、アームを窓枠側あるいは障子側から簡単に着脱
することができるという効果がある。これにより、窓の
組立時や、気密材や網などの交換、清掃時の作業性を向
上することができる。
【0049】この際、規制手段として、ガイド軸に係合
する係合溝を有するストッパを用いれば、ストッパの移
動だけでアームを簡単に着脱でき、作業性を向上するこ
とができる。また、規制手段として、アームをガイド軸
の軸方向に付勢し、アームおよびガイド軸を圧接させる
付勢手段を設ければ、ストッパを用いる場合に比べてよ
り作業を簡単にできるという効果がある。さらに、ガイ
ド軸を大径部および小径部を備えて構成し、アームの貫
通孔をガイド軸の大径部よりも大径の孔からなる挿脱部
と、ガイド軸の大径部よりも小径で小径部よりも大径の
孔からなる保持部とで構成すれば、ガイド軸およびアー
ムをガイド軸の軸方向と軸直交方向との2方向に相対的
に移動させなければ、ガイド軸とアームとを着脱するこ
とができないため、作業者が取り外し作業を行わない限
り、自然にアームがガイド軸から外れることがなく、ア
ームおよびガイド軸を確実に連結することができるとい
う効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の要部を示す斜視図であ
る。
【図2】第1実施例の要部を示す一部を切り欠いた障子
および窓枠の側面図である。
【図3】第1実施例の要部を示す平断面図である。
【図4】第1実施例の障子開閉アーム装置を障子正面側
から見た図である。
【図5】本発明の第2実施例の要部を示す斜視図であ
る。
【図6】第2実施例の障子開閉アーム装置を障子正面側
から見た図である。
【図7】本発明の第3実施例の要部を示す斜視図であ
る。
【図8】第3実施例の障子開閉アーム装置を障子正面側
から見た図である。
【図9】本発明の第4実施例の要部を示す斜視図であ
る。
【図10】第4実施例の障子開閉アーム装置を障子正面
側から見た図である。
【符号の説明】
1 内倒し窓 10 窓枠 20 障子 25 形材丁番 30 障子開閉アーム装置 31 スライド板 33,50,60,71 アーム 35,66 規制手段としてのストッパ片 35A,66A 係合溝 36 取付ブラケット 37,62,75 ガイド軸 40,51,61,74 貫通孔 41,52,72 保持部 42,53,73 挿脱部 43,76 大径部 44,77 小径部 63 第1大径部 65 第2大径部 70 規制手段としての付勢手段 79 付勢手段としてのワッシャ 80 付勢手段としてのコイルばね

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 窓枠(10)に対して開閉可能に取り付けら
    れた障子(20)を開閉する障子開閉アーム装置であって、 窓枠(10)側および障子(20)側に回動自在に取り付けられ
    るアーム(33),(50),(60),(71) を備えるとともに、前記
    窓枠(10)側および障子(20)側の少なくとも一方にはガイ
    ド軸(37),(62),(75)が立設され、前記アーム(33),(50),
    (60),(71) には前記ガイド軸(37),(62),(75)を挿脱する
    挿脱部(42),(53),(73)およびこの挿脱部(42),(53),(73)
    から挿入されたガイド軸(37),(62),(75)をアーム(33),
    (50),(60),(71) を貫通した状態で保持する保持部(41),
    (52),(72)からなる貫通孔(40),(51),(61),(74) が形成
    され、この貫通孔(40),(51),(61),(74) の保持部(41),
    (52),(72)にあるガイド軸(37),(62),(75)の挿脱部(42),
    (53),(73)側への移動を規制する規制手段(35),(66),(7
    0)が設けられていることを特徴とする障子開閉アーム装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の障子開閉アーム装置に
    おいて、前記規制手段は、ガイド軸(37),(62)に係合す
    る係合溝(35A),(66A)を有するストッパ(35),(66) によ
    り構成されたことを特徴とする障子開閉アーム装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の障子開閉アーム装置に
    おいて、前記規制手段は、アーム(71)をガイド軸(75)の
    軸方向に付勢し、アーム(71)およびガイド軸(75)を圧接
    させる付勢手段(70)により構成されたことを特徴とする
    障子開閉アーム装置。
  4. 【請求項4】 請求項1、2、3に記載の障子開閉アー
    ム装置において、前記ガイド軸(37),(75) は、大径部(4
    3),(76) および小径部(44),(77) を備えて構成されると
    ともに、前記アーム(33),(75) の貫通孔(40),(74) は、
    ガイド軸(37),(75) の大径部(43),(76) よりも大径の孔
    からなる挿脱部(42),(73) と、この挿脱部(42),(73) に
    連続されて前記ガイド軸(37),(75) の大径部(43),(76)
    よりも小径でかつ小径部(44),(77) よりも大径の孔から
    なる保持部(41),(72) とで構成されていることを特徴と
    する障子開閉アーム装置。
JP1624094A 1994-02-10 1994-02-10 障子開閉アーム装置 Withdrawn JPH07224567A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008106523A (ja) * 2006-10-26 2008-05-08 Sankyo Tateyama Aluminium Inc サッシ
JP5217073B2 (ja) * 2001-08-28 2013-06-19 三菱電機株式会社 乗りかご及びエレベータ装置
JP2018053501A (ja) * 2016-09-28 2018-04-05 株式会社栃木屋 開度変更装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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