JPH07224254A - 粘着シート - Google Patents
粘着シートInfo
- Publication number
- JPH07224254A JPH07224254A JP6015376A JP1537694A JPH07224254A JP H07224254 A JPH07224254 A JP H07224254A JP 6015376 A JP6015376 A JP 6015376A JP 1537694 A JP1537694 A JP 1537694A JP H07224254 A JPH07224254 A JP H07224254A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pressure
- sensitive adhesive
- adhesive sheet
- self
- adhesive layer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Adhesive Tapes (AREA)
- Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】施工性に優れると共にマット調の外観を有する
粘着シートを提供する。 【構成】着色合成樹脂フィルム３の片面に粘着剤層２が
積層され、表面に凹凸が付された剥離紙１が該粘着剤層
２に積層されてなる。
粘着シートを提供する。 【構成】着色合成樹脂フィルム３の片面に粘着剤層２が
積層され、表面に凹凸が付された剥離紙１が該粘着剤層
２に積層されてなる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、装飾及び表示に使用す
る粘着シートに関する。
る粘着シートに関する。
【０００２】
【従来の技術】ポリ塩化ビニル等の汎用樹脂を使用し、
該樹脂成分中に適宜顔料等を分散含有させることにより
任意の色彩を表現することが出来る装飾用シートは、例
えば、特開昭63-54483号公報に示すように、公知であ
る。
該樹脂成分中に適宜顔料等を分散含有させることにより
任意の色彩を表現することが出来る装飾用シートは、例
えば、特開昭63-54483号公報に示すように、公知であ
る。
【０００３】又、上記装飾用シートを基材として使用
し、該基材に粘着剤層を介して剥離紙が積層されたもの
が、装飾用粘着シートとして使用されており、このよう
な装飾用粘着シートは、コンピュータ制御されたカッテ
ィングマシンにより、所望のデザインに切抜くことが出
来、施工性が優れていることから、従来の塗装による表
示方法に代って、貼る塗料として年々普及している。
し、該基材に粘着剤層を介して剥離紙が積層されたもの
が、装飾用粘着シートとして使用されており、このよう
な装飾用粘着シートは、コンピュータ制御されたカッテ
ィングマシンにより、所望のデザインに切抜くことが出
来、施工性が優れていることから、従来の塗装による表
示方法に代って、貼る塗料として年々普及している。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな装飾用粘着シートでは、施工時に空気を巻込み、空
気溜まりが生じ易く、美観を損ねないよう施工するに
は、時間がかかって施工性が悪いという問題があった。
本発明は、上記従来の問題点を解消し、施工性に優れる
と共に表面にマット調の外観を有する粘着シートを提供
することを目的とする。
うな装飾用粘着シートでは、施工時に空気を巻込み、空
気溜まりが生じ易く、美観を損ねないよう施工するに
は、時間がかかって施工性が悪いという問題があった。
本発明は、上記従来の問題点を解消し、施工性に優れる
と共に表面にマット調の外観を有する粘着シートを提供
することを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明の粘着シートは、
着色合成樹脂フィルムの片面に粘着剤層が積層され、表
面に凹凸が付された剥離紙が該粘着剤層に積層されてな
ることを特徴とする。
着色合成樹脂フィルムの片面に粘着剤層が積層され、表
面に凹凸が付された剥離紙が該粘着剤層に積層されてな
ることを特徴とする。
【０００６】本発明粘着シートに使用される着色合成樹
脂フィルムとしては、耐候性の良好な軟質ポリ塩化ビニ
ルフィルムが好適に使用される。その厚みは、10〜 100
μｍとするのが好ましい。10μｍ未満であると、強度が
不足して施工時に損傷し易く、 100μｍを超えると、施
工性が悪化するからである。
脂フィルムとしては、耐候性の良好な軟質ポリ塩化ビニ
ルフィルムが好適に使用される。その厚みは、10〜 100
μｍとするのが好ましい。10μｍ未満であると、強度が
不足して施工時に損傷し易く、 100μｍを超えると、施
工性が悪化するからである。
【０００７】軟質ポリ塩化ビニルフィルムを作成する方
法は、特に限定されず、例えば、カレンダー法、キャス
ト法が挙げられる。
法は、特に限定されず、例えば、カレンダー法、キャス
ト法が挙げられる。
【０００８】上記着色合成樹脂フィルムの片面に積層さ
れる粘着剤層を形成する粘着剤は、特に限定されず、従
来公知のものが使用され、例えば、アクリル系粘着剤が
挙げられる。粘着剤層は、被着体に貼付けた後、剥がれ
ない程度の粘着力が必要であり、その厚みは、乾燥後で
20〜40μｍ程度とするのが好ましい。
れる粘着剤層を形成する粘着剤は、特に限定されず、従
来公知のものが使用され、例えば、アクリル系粘着剤が
挙げられる。粘着剤層は、被着体に貼付けた後、剥がれ
ない程度の粘着力が必要であり、その厚みは、乾燥後で
20〜40μｍ程度とするのが好ましい。
【０００９】粘着剤層に積層される剥離紙の材質は、特
に限定されず、例えば、表面にポリエチレン層を積層し
た上質紙、クラフト紙、グラシン紙等の紙に、シリコー
ンを塗工したものが挙げられる。剥離紙の表面に凹凸を
付する方法は、特に限定されず、例えば、紙にポリエチ
レンを積層した直後に、凹凸模様を彫刻したしぼロール
とゴムロールの間を通して加圧し、しぼ付けする方法が
挙げられる。剥離紙表面の凹凸の形状は、特に限定され
ないが、その大きさは、５〜50μｍ、より好ましくは10
〜20μｍとするのが、望ましい。５μｍ未満であると、
空気抜きが充分に行われず、50μｍを超えると、凹凸が
目立って美観を損ねるからである。
に限定されず、例えば、表面にポリエチレン層を積層し
た上質紙、クラフト紙、グラシン紙等の紙に、シリコー
ンを塗工したものが挙げられる。剥離紙の表面に凹凸を
付する方法は、特に限定されず、例えば、紙にポリエチ
レンを積層した直後に、凹凸模様を彫刻したしぼロール
とゴムロールの間を通して加圧し、しぼ付けする方法が
挙げられる。剥離紙表面の凹凸の形状は、特に限定され
ないが、その大きさは、５〜50μｍ、より好ましくは10
〜20μｍとするのが、望ましい。５μｍ未満であると、
空気抜きが充分に行われず、50μｍを超えると、凹凸が
目立って美観を損ねるからである。
【００１０】
【作用】本発明は、着色合成樹脂フィルムの片面に粘着
剤層が積層され、表面に凹凸が付された剥離紙が該粘着
剤層に積層されてなるので、粘着剤層に凹凸が出来、施
工時の空気抜きが容易に出来る。又、着色合成樹脂フィ
ルム自体にも凹凸が出来、マット状の外観を呈するの
で、表面が平滑な場合のように、光源が映って装飾効果
を損ねることがない。
剤層が積層され、表面に凹凸が付された剥離紙が該粘着
剤層に積層されてなるので、粘着剤層に凹凸が出来、施
工時の空気抜きが容易に出来る。又、着色合成樹脂フィ
ルム自体にも凹凸が出来、マット状の外観を呈するの
で、表面が平滑な場合のように、光源が映って装飾効果
を損ねることがない。
【００１１】
【実施例】以下本発明の実施例を図面に基いて説明す
る。図１は本発明粘着シートの一実施例を示す断面図で
ある。
る。図１は本発明粘着シートの一実施例を示す断面図で
ある。
【００１２】〔実施例１〕秤量 110ｇ／m2の上質紙の表
面に、ポリエチレンを厚みが50μｍになるように押出成
形により積層し、その直後に20μｍ大 100メッシュの凹
凸模様を有するしぼロールを用いてしぼ付けした。次
に、ポリエチレン層の上からシリコーンを乾燥後の厚み
が３μｍになるように塗工して、表面に凹凸が付された
剥離紙１を得た。
面に、ポリエチレンを厚みが50μｍになるように押出成
形により積層し、その直後に20μｍ大 100メッシュの凹
凸模様を有するしぼロールを用いてしぼ付けした。次
に、ポリエチレン層の上からシリコーンを乾燥後の厚み
が３μｍになるように塗工して、表面に凹凸が付された
剥離紙１を得た。
【００１３】ポリ塩化ビニル（信越化学工業社製「ＴＫ
−1700Ｅ」） 100重量部、ポリエステル系可塑剤（旭電
化工業社製「Ｐ-300」）35重量部、金属系安定剤８重量
部、酸化チタン顔料35重量部からなる樹脂組成物から、
カレンダー法により厚み 100μｍの着色軟質ポリ塩化ビ
ニルフィルム３を作製した。
−1700Ｅ」） 100重量部、ポリエステル系可塑剤（旭電
化工業社製「Ｐ-300」）35重量部、金属系安定剤８重量
部、酸化チタン顔料35重量部からなる樹脂組成物から、
カレンダー法により厚み 100μｍの着色軟質ポリ塩化ビ
ニルフィルム３を作製した。
【００１４】得られた剥離紙１のシリコーン層の上に、
アクリル系粘着剤を、乾燥後の厚みが35μｍとなるよう
に塗工して、粘着剤層２を形成し、更にその上に前記着
色軟質ポリ塩化ビニルフィルム３を積層して粘着シート
を得た。
アクリル系粘着剤を、乾燥後の厚みが35μｍとなるよう
に塗工して、粘着剤層２を形成し、更にその上に前記着
色軟質ポリ塩化ビニルフィルム３を積層して粘着シート
を得た。
【００１５】〔比較例１〕剥離紙の表面にしぼ付け加工
による凹凸を付さなかったこと以外は、実施例１の通り
にして、粘着シートを得た。
による凹凸を付さなかったこと以外は、実施例１の通り
にして、粘着シートを得た。
【００１６】〔実施例２〕秤量 100ｇ／m2のクラフト紙
の表面に、ポリエチレンを厚みが70μｍになるように押
出成形により積層し、直後に20μｍ大 150メッシュの凹
凸模様を有するしぼロールを用いてしぼ付けしたこと、
ポリ塩化ビニル（鐘淵化学工業社製「ＰＳＨ−10」） 1
00重量部、ポリエステル系可塑剤（旭電化工業社製「Ｐ
-300」）35重量部、金属系安定剤11重量部、酸化チタン
顔料35重量部、溶剤（三菱油化社製「ソルベッソ」）60
重量部からなる樹脂組成物から、キャスト法により厚み
50μｍの着色軟質ポリ塩化ビニルフィルムを作成したこ
と、アクリル系粘着剤を、乾燥後の厚みが40μｍとなる
ように塗工したこと以外は実施例１の通りにして、粘着
シートを得た。
の表面に、ポリエチレンを厚みが70μｍになるように押
出成形により積層し、直後に20μｍ大 150メッシュの凹
凸模様を有するしぼロールを用いてしぼ付けしたこと、
ポリ塩化ビニル（鐘淵化学工業社製「ＰＳＨ−10」） 1
00重量部、ポリエステル系可塑剤（旭電化工業社製「Ｐ
-300」）35重量部、金属系安定剤11重量部、酸化チタン
顔料35重量部、溶剤（三菱油化社製「ソルベッソ」）60
重量部からなる樹脂組成物から、キャスト法により厚み
50μｍの着色軟質ポリ塩化ビニルフィルムを作成したこ
と、アクリル系粘着剤を、乾燥後の厚みが40μｍとなる
ように塗工したこと以外は実施例１の通りにして、粘着
シートを得た。
【００１７】〔比較例２〕剥離紙の表面にしぼ付け加工
による凹凸を付さなかったこと以外は、実施例２の通り
にして、粘着シートを得た。
による凹凸を付さなかったこと以外は、実施例２の通り
にして、粘着シートを得た。
【００１８】上記のようにして得られた実施例１、２及
び比較例１、２の粘着シートを使用して 200× 300（m
m）の試験片を作成し、アクリル板に 100mm幅のスキー
ジを用いて貼付し、外観を目視により観察して次の５段
階で評価すると共に、光沢度計（堀場製作所製「ハンデ
ィグロスチェッカーＩＧ３２０」）で表面光沢度を測定
した。 ５：空気溜まりは発生しなかった。 ４：３〜４mm大の空気溜まりが１〜２個発生した。 ３：３〜４mm大の空気溜まりが10〜16個発生した。 ２：空気溜まりが発生し、皺が１本発生した。 １：空気溜まりが著しく発生し、皺が２〜３本発生し
た。 その結果を表１に示す。
び比較例１、２の粘着シートを使用して 200× 300（m
m）の試験片を作成し、アクリル板に 100mm幅のスキー
ジを用いて貼付し、外観を目視により観察して次の５段
階で評価すると共に、光沢度計（堀場製作所製「ハンデ
ィグロスチェッカーＩＧ３２０」）で表面光沢度を測定
した。 ５：空気溜まりは発生しなかった。 ４：３〜４mm大の空気溜まりが１〜２個発生した。 ３：３〜４mm大の空気溜まりが10〜16個発生した。 ２：空気溜まりが発生し、皺が１本発生した。 １：空気溜まりが著しく発生し、皺が２〜３本発生し
た。 その結果を表１に示す。
【００１９】
【表１】
【００２０】実施例１、２は、空気抜きが充分に行われ
て空気溜まりが発生せず、表面がマット調の外観を呈す
ることが判る。
て空気溜まりが発生せず、表面がマット調の外観を呈す
ることが判る。
【００２１】
【発明の効果】本発明は、叙上の通り構成されているの
で、施工時に空気溜まりが発生せず、施工を容易に、短
時間で行うことが出来、施工性が優れている。又、製造
工程を増すことなく、マット調の外観を得ることが出来
る。
で、施工時に空気溜まりが発生せず、施工を容易に、短
時間で行うことが出来、施工性が優れている。又、製造
工程を増すことなく、マット調の外観を得ることが出来
る。
【図１】本発明粘着シートの一実施例を示す断面図。
１ 剥離紙 ２ 粘着剤層 ３ 着色合成樹脂フィルム
Claims (1)
- 【請求項１】 着色合成樹脂フィルムの片面に粘着剤層
が積層され、表面に凹凸が付された剥離紙が該粘着剤層
に積層されてなることを特徴とする粘着シート。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6015376A JPH07224254A (ja) | 1994-02-09 | 1994-02-09 | 粘着シート |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6015376A JPH07224254A (ja) | 1994-02-09 | 1994-02-09 | 粘着シート |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07224254A true JPH07224254A (ja) | 1995-08-22 |
Family
ID=11887062
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6015376A Pending JPH07224254A (ja) | 1994-02-09 | 1994-02-09 | 粘着シート |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07224254A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002161251A (ja) * | 2000-11-28 | 2002-06-04 | Hitachi Chem Co Ltd | 接着フィルム、その製造方法及び接着方法 |
| JP2004075845A (ja) * | 2002-08-19 | 2004-03-11 | Dainippon Printing Co Ltd | 粘着シート |
| JP2004075844A (ja) * | 2002-08-19 | 2004-03-11 | Dainippon Printing Co Ltd | 粘着シート |
| JP2004075843A (ja) * | 2002-08-19 | 2004-03-11 | Dainippon Printing Co Ltd | 粘着シート |
| US9085121B2 (en) | 1999-05-13 | 2015-07-21 | 3M Innovative Properties Company | Adhesive-backed articles |
| JP2019094440A (ja) * | 2017-11-24 | 2019-06-20 | リンテック株式会社 | 剥離ライナー付き粘着シート及び剥離ライナー |
-
1994
- 1994-02-09 JP JP6015376A patent/JPH07224254A/ja active Pending
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US9085121B2 (en) | 1999-05-13 | 2015-07-21 | 3M Innovative Properties Company | Adhesive-backed articles |
| JP2002161251A (ja) * | 2000-11-28 | 2002-06-04 | Hitachi Chem Co Ltd | 接着フィルム、その製造方法及び接着方法 |
| JP2004075845A (ja) * | 2002-08-19 | 2004-03-11 | Dainippon Printing Co Ltd | 粘着シート |
| JP2004075844A (ja) * | 2002-08-19 | 2004-03-11 | Dainippon Printing Co Ltd | 粘着シート |
| JP2004075843A (ja) * | 2002-08-19 | 2004-03-11 | Dainippon Printing Co Ltd | 粘着シート |
| JP4515015B2 (ja) * | 2002-08-19 | 2010-07-28 | 大日本印刷株式会社 | 粘着シート |
| JP2019094440A (ja) * | 2017-11-24 | 2019-06-20 | リンテック株式会社 | 剥離ライナー付き粘着シート及び剥離ライナー |
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