JPH07223641A - 収納ケース - Google Patents

収納ケース

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JPH07223641A
JPH07223641A JP6011896A JP1189694A JPH07223641A JP H07223641 A JPH07223641 A JP H07223641A JP 6011896 A JP6011896 A JP 6011896A JP 1189694 A JP1189694 A JP 1189694A JP H07223641 A JPH07223641 A JP H07223641A
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trays
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Toshiaki Suzuki
敏昭 鈴木
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AATEC SUZUKI KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 容器本体の上部に所望数のトレーを重ね合わ
せ、さらに最上部のトレーに蓋体をして固定できるよう
にする。 【構成】 トレー11の側面上部に固定用ハンドル17を設
け、該トレー11の側面下部に前記固定用ハンドル17が係
止可能な係止受部を設ける。蓋体41を上部に重ね合わせ
可能な容器本体51を形成する。この容器本体51の側面上
部に固定用ハンドル17を設ける。 【効果】 容器本体51の上部に所望数のトレー11を重ね
合わせ、さらにその最上部のトレー11に蓋体41を被せ
る。そして下部の固定用ハンドル17を上部の係止受部に
それぞれ係止してこれらを固定することができる。また
トレー11を必要だけ重ね合わせて使用することができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、小物などを収納して運
搬したり重ね合わせたり、あるいは小物を収納して展示
するトレーを複数段に重ね合わせ可能に設けることがで
きると共に、衣類などを収納する容器本体に前記トレー
を複数段に重ね合わせることができる収納ケースに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の例えば合成樹脂材料を射
出成形してなる収納ケースとして、上部が開口した有底
箱型のトレーを複数段に重ね合わせるものが知られてい
る。一方、大型な容器本体の上部にトレーを重ね合わせ
る収納ケースも知られており、例えば図8に示すよう
に、有底な容器本体1の上部開口部に、該容器本体1よ
り高さ寸法の低い箱型のトレー2を重ね合わせ、このト
レー2の下部に下鍔部3をその全周に渡って設け、この
下鍔部3を前記容器本体1の上縁部4に載置し、さら
に、前記箱型トレー2の上部に開閉自在な蓋体5を設
け、前記容器本体1の上部に固定用ハンドル6を回動可
能に枢着し、この固定用ハンドル6を蓋体5に係止して
前記容器本体1上にトレー2と蓋体5とを固定するよう
にしたものなどが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のトレーのみ
で構成された収納ケースでは、該トレー内に小物などを
収納し重ね合わせて保管、運搬などを行うことできるも
のの、単に重ね合わせただけでは、運搬時等の振動によ
りがたつきを生じたり、倒れたりし易いという問題があ
った。また、下部のトレーは重ね合わせた上部のトレー
により蓋がされることになるが、最上部のトレーに蓋体
を固定するには該最上部のトレーに別個の蓋体固定手段
を設けなければならなかった。
【0004】一方、図8に示したように前記容器本体1
にトレー2と蓋体5を重ね合わせた収納ケースでは、容
器本体1に比較的大きな収納物を収納すると共に、トレ
ー2に小物を分類収納することにより、収納性の向上が
図られ、また容器本体1とトレー2と蓋体5とを一体に
固定することができるものの、容器本体1と蓋体5との
間にトレー2を挟んで該容器本体1側の固定用ハンドル
6を蓋体5に係止するものであるため、その容器本体1
には一個のトレー2しか使用することができないと共
に、そのトレー2の高さも限定されてしまい、また、固
定用ハンドル6がトレー2分だけ大きくなるため取り扱
いが不便であった。また、トレー2を単独で使用する場
合、蓋体5を被せることはできるものの固定することは
できず、しかもその蓋体5を容器本体1の上部に直接固
定することができないという問題もあった。さらにま
た、容器本体1の上部開口にトレー2を重ね合わせるた
め、そのトレー2の下部外周に容器本体1の上縁部4に
載置する下鍔部3を周設しており、このためトレー2の
形状が複雑となり、例えば合成樹脂の射出成形で製作す
る場合、金型コストの上昇を招くという問題があった。
また、この種の収納ケースでは、図示しないキャスター
などの移動用車輪を前記容器本体1の下部に設けること
があり、蓋体5をした状態で複数の容器本体1を重ね合
わせる場合、蓋体2上面に前記車輪が乗るためその重ね
合わせ状態が不安定になり易いという問題があった。
【0005】そこで本発明は、第1に複数のトレーを重
ね合わせて固定することができる収納ケースを提供する
ことを目的とし、第2に複数のトレーを重ね合わせ、か
つその重ね合わせた上部に蓋体を固定することができる
収納ケースを提供することを目的とし、第3に容器本体
の上部に所望数のトレーを重ね合わせ、蓋体をして固定
することができ、かつその蓋体を容器本体に直接固定し
て使用することもできる収納ケースを提供することを目
的とし、第4にトレーを安定的に重ね合わせて固定する
ことができると共に、トレーを安価に製造することがで
きる収納ケースを提供することを目的とし、第5に容器
本体の上部に所望数のトレーを重ね合わせ、蓋体をして
固定することができ、かつその蓋体を容器本体に直接固
定して使用することもでき、さらに容器本体にトレーを
安定的に重ね合わせることができる収納ケースを提供す
ることを目的とし、第6に容器本体の上部に所望数のト
レーを重ね合わせ、蓋体をして固定することができ、か
つその蓋体を容器本体に直接固定して使用することもで
き、さらに蓋体上に容器本体を安定的に重ね合わせるこ
とができる収納ケースを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、複数
段に重ね合わせ可能で上部が開口した有底箱型のトレー
と、このトレーの側面上部に設けられた固定用ハンドル
と、前記トレーの側面下部に設けられ前記固定用ハンド
ルが係止可能な係止受部とを備えたものである。
【0007】請求項2の発明は、前記請求項1の収納ケ
ースにおいて、前記トレーの上部を開閉自在な蓋体を形
成し、この蓋体に前記係止受部を設けたものである。
【0008】請求項3の発明は、前記請求項1の収納ケ
ースにおいて、前記トレー及び前記蓋体を上部に重ね合
わせ可能な容器本体を形成し、この容器本体の側面上部
に前記固定用ハンドルを設けたものである。
【0009】請求項4の発明は、前記請求項1の収納ケ
ースにおいて、前記固定用ハンドルを枢着部を介して起
伏自在に枢着し、前記トレーの側面に、重ね合わせた下
部のトレーの上縁部に載置される載置腕部を突設し、こ
の載置腕部の上部に前記係止受部を設けたものである。
【0010】請求項5の発明は、前記請求項3の収納ケ
ースにおいて、前記固定用ハンドルを枢着部を介して起
伏自在に枢着し、前記トレーの側面に、重ね合わせた下
部の容器本体の上縁部に載置される載置腕部を突設し、
この載置腕部の上部に前記係止受部を設け、前記トレー
の側面に前記容器本体の上縁部に載置される縦リブ部を
突出形成したものである。
【0011】請求項6の発明は、前記請求項3の収納ケ
ースにおいて、前記容器本体の下部に車輪を設けると共
に、この車輪の下部が係合する係合凹所を前記蓋体に形
成したものである。
【0012】
【作用】請求項1の構成により、下部のトレーの固定用
ハンドルを上部のトレーの係止受部に係止して複数段に
重ね合わせたトレーを固定することができる。
【0013】請求項2の構成により、トレーの固定用ハ
ンドルを蓋体の係止受部に係止して該トレーの上部に蓋
体を固定することができる。
【0014】請求項3の構成により、容器本体の上部に
所望数のトレーを重ね合わせ、さらにその最上部のトレ
ーに蓋体を被せ、下部の固定用ハンドルを上部の係止受
部にそれぞれ係止してこれらを固定することができ、ま
たその蓋体を容器本体に被せて固定することもできる。
【0015】請求項4の構成により、下部のトレーの上
縁部に上部のトレーの載置腕部を載置して複数のトレー
を安定的に重ね合わせることができる。
【0016】請求項5の構成により、容器本体の上縁部
にトレーの載置腕部と縦リブ部とを載置してトレーを安
定的に重ね合わせることができる。
【0017】請求項6の構成により、蓋体の係合凹所に
車輪の下部を係合することによって、蓋体の上部に容器
本体を安定して重ねることができる。
【0018】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面を参照して
説明する。図1ないし図7は本発明の一実施例を示し、
図1及び図2に示すように、合成樹脂製のトレー11は、
上部が開口した有底箱型をなし、平面長方形をなす底板
12の四方に左右,前後の側板13,13Aを一体に設け、上
部外周に水平な上縁部14を周設し、複数段に重ね合わせ
可能に形成されている。前記上縁部14の下面には、図3
ないし図5に示すように、前記左右の側板13の上部に位
置して一対の取付片15が設けられ、この取付片15に枢着
孔16が穿設されている。また、固定用ハンドル17は、ハ
ンドル本体18の上部に内側向きの彎曲部19を形成し、下
部内面に前記取付片15を挟んで外側に位置する基部20を
設け、この基部20には枢軸21がそれぞれ対向して横向き
に突設し、この枢軸21を前記枢着孔16に挿入して前記固
定用ハンドル17が起伏自在に枢着され、前記枢着孔16と
枢軸21により枢着部22を構成している。また、前記固定
用ハンドル17の彎曲部19の内面には、その横方向両側に
一対の係止部23を突設している。さらに、前記左右の側
板13の中央下部には凹所24を形成し、この凹所24に連続
して下段のトレー11の上縁部14に載置される載置受部25
を側方に突出形成し、この載置腕部25は上面部26と三側
面部27を有する枠状に形成され、その三側面部27の下縁
が前記底板12の下面と面一に形成されており、その載置
腕部25の上面部26に前記係止部23が係止する彎曲状の係
止受部28を突出形成している。また、前記トレー11の底
板12の下面には、該トレー11の上部開口及び後述する容
器本体の上部開口に係合する外リブ29と、後述する蓋体
上面と係合する内リブ30とこれらに交叉する方向の連結
リブ31とが形成され、これら外リブ29と内リブ30とは前
記底板12と平面略相似形のリング状に形成されると共
に、前記内リブ30を外リブ29より高く形成している。ま
た、前記前後の側板13Aの両側には、平断面略コ字型を
なす縦リブ部32を突出形成し、この縦リブ部32の底部32
Aが前記底板12と連続し、またその縦リブ部32の内面中
央には、縦方向の受けリブ33を縦設し、前記トレー11を
重ね合わせた状態で上部の縦リブ部32の底部32Aが下部
の受けリブ33の上端に載置される。さらに前記両側板1
3,13,13A,13Aの内面には、仕切り板取付け用リブ3
4をそれぞれ対向して縦設し、前後方向及び左右方向の
仕切り板35,36を格子状に組み、それら仕切り板35,36
の両側を前記取付け用リブ34に上方から挿入して着脱自
在に設けられる。また、それら仕切り板35,36はそれぞ
れ分解及び組み立て可能に構成されている。
【0019】41は前記トレー11の上部を開閉自在でかつ
後述する容器本体の上部を開閉自在な蓋体であり、この
蓋体41は合成樹脂製であって、段差状をなす複数の模様
リブ部42が形成された平坦部43の周囲に、略逆U字状の
周縁部44を形成し、この周縁部44の内側に前記トレー11
下面の内リブ30が係合し、また、前記固定用ハンドル17
に対応して前記周縁部44に凹所24Aを形成すると共に、
この凹所24Aの下部に載置腕部25を形成し、この載置腕
部25は上面部26と三側面部27を有する枠状に形成され、
その上面部26に前記固定用ハンドル17の係止部23が係止
する鉤状の係止受部28Aを突設形成している。
【0020】51は前記トレー11及び蓋体41を上部に重ね
合わせ可能な容器本体であり、この容器本体51は合成樹
脂製であって、上部が開口し有底箱型をなし、平面長方
形をなす容器底板52の四方に左右,前後の容器側板53,
53Aを一体に設け、それら容器側板53,53Aは前記トレ
ー11より高さ寸法が大に形成され、さらにその上部に略
L字状の上縁部54を周設し、この上縁部54の下面に前記
取付片15を設け、この取付片15の枢着孔16に前記枢軸21
を挿入し、前記枢着部22を介して前記固定用ハンドル17
を起伏自在に枢着している。また、それら容器側板53,
53Aの下部には、前記容器底板52の下方に連続する左右
及び前後の下側板55,55Aをそれぞれ設け、左右の下側
板55に下切欠き部56を形成している。また前記容器底板
52の四隅側下部には、横軸57を一体にもうけた移動用の
車輪58が回動自在に設けられている。そして図7に示す
ように、前記下側板55,55Aが前記蓋体41の周縁部44内
に係入すると共に、該下側板55,55Aの下端が蓋体41の
平坦部43に載置し、さらに前記蓋体41の平坦部43には、
前記車輪58の下部が係合する係合凹所59を形成し、この
係入凹所59内に前記車輪58の下部が遊挿される。
【0021】次に前記構成につきその作用を説明する
と、まずトレー11のみの使用方法を説明すると、まず下
部のトレー11に上部のトレー11を重ね合わせ、この場合
図5及び図6に示すように、下部のトレー11の上縁部14
の内側に上部のトレーの外リブ29を係入することによ
り、外リブ29が上縁部14に囲まれて正しい位置決め状態
でトレー11を積み重ねることができ、また、上部の載置
腕部25が下部の上縁部14上に載置され、かつ図6に示す
ように、上部の縦リブ部32の底部32Aが下部の受けリブ
33上の載置されて安定的に重ね合わされる。そして下部
のトレー11の固定用ハンドル17を上方に回動し、上端の
係止部23を上部のトレー11の係止受部28に係止すること
により、複数段に重ね合わせたトレー11を固定すること
ができ、また、その固定解除は固定用ハンドル17を下方
向に回動することにより、簡便に行うことができる。そ
して各トレー11の内部に小物を収納して重ね合わせるこ
とにより、下部のトレー11は上部のトレー11の底板12の
よって塞がれ、衛生的に保管することができ、その積み
重ねた最上部のトレー11上には、蓋体41を被せて、固定
用ハンドル17の係止部23を蓋体41の係止受部28Aに係止
することにより、最上部のトレー11にも蓋をすることが
できる。そしてそのトレー11の内部を仕切り板35,36に
より仕切り、小物を効率よく収納することができ、例え
ば下着などの衣類を収納して整理容器として使用した
り、あるいは釣道具などを収納し、そのまま釣場まで運
搬して使用したりすることができ、運搬時には重ね合わ
せたトレー11が固定されているため、がたつき等を生じ
るもない。さらには、トレー11の内部に展示販売品など
を収納し、例えば露店などであれば、販売場所において
複数段のトレー11を分解してトレー11を1個づつに広
げ、そのまま内部の販売物を展示して販売することがで
き、販売後は再度複数段に重ねて固定し、コンパクトに
運搬することができる。
【0022】また本実施例では、図1に示すように、比
較的大型の容器本体51の上部にトレー11を所望数だけ重
ねて固定することができ、容器本体51上のトレー11を重
ねると、図5及び図6に示すように、トレー11の底板12
の外リブ29が容器本体51の上縁部54内に係入し、外リブ
29が上縁部54に挟まれて位置決めされ、かつトレー11の
載置腕部25と縦リブ部32の底部32Aとが、容器本体51の
上縁部54上に載置されてトレー11を安定的に重ね合わせ
ることができる。そして容器本体51の固定用ハンドル17
を上方に回動してトレーの係止受部28に係止部23を係止
することにより、容器本体51上にトレー11を固定するこ
とができ、さらにこのトレー11の上部に所望数のトレー
11を重ね合わせてそれぞれの固定用ハンドル17と係止受
部28により固定することができ、さらに最上部のトレー
17には蓋体41を固定することができる。そしてトレー11
の重ね合わせ段数を変えることができるだけでなく、ト
レー11を重ねずに容器本体51の上に蓋体41を直接重ねて
固定することもでき、この場合は蓋体41の周縁部44を容
器本体51の上縁部54に合わせて被せ、固定用ハンドル17
の係止部23を蓋体41の係止受部28Aに係止することによ
り、蓋体41を固定できる。
【0023】さらに本実施例では、容器本体51上に複数
のトレー11を介して蓋体41を固定した状態、あるいは容
器本体51の上に直接蓋体51を固定した状態で、容器本体
51を安定的に重ね合わせることができ、蓋体41の上部に
容器本体51を重ねると、図7に示すように、下方に突出
した車輪58は、係合凹所59に遊挿され、容器本体51の下
側面55,55Aが蓋体41の周縁部44内に係入し、それら下
側面55,55Aが周縁部44に挟まれて前後左右に位置固定
され、かつ下側面55,55Aから下方に突出した車輪58
は、係合凹所59に遊挿され、下側面55,55A下端が蓋体
41の平坦部43に載置され、安定的に重ね合わされる。ま
た、蓋体41上にトレー11を重ね合わせることもでき、こ
の場合は、図5及び図6に示すように、蓋体41の周縁部
44上にトレー11の外リブ29及び連結リブ31の一部が載置
され、かつトレー11の内リブ29が周縁部44の内部に係入
し、内リブ29が周縁部44に挟まれて安定的に重ね合わせ
ることができる。
【0024】このように請求項1に対応して本実施例で
は、複数段に重ね合わせ可能で上部が開口した有底箱型
のトレー11と、このトレー11の側面上部に設けられた固
定用ハンドル17と、トレー11の側面下部に設けられ固定
用ハンドル17が係止可能な係止受部28とを備えたもので
あるから、下部のトレー11の固定用ハンドル17を上部の
トレー11の係止受部28に係止して複数段に重ね合わせた
トレー11を固定することができ、運搬時等の振動により
がたつきを生じたり、倒れたりすることがなく、運搬に
便利で内部の小物などを安定して収納することができ
る。さらに、収納物が増えた場合は、トレー11の数を増
やすことにより、簡便に収納性を高めることができる。
また実施例上の効果として、トレー11に取付け用リブ34
を設け、格子状に組んだ仕切り板35,36を着脱自在に設
けるようにしたから、必要に応じて仕切り板35,36を用
いてトレー11内部を仕切り、効率よく小物を収納するこ
とができ、かつそれら仕切り板35,36は組み立て式であ
るから、仕切り板35,36の一方あるいは一部を用いてト
レー11内部を自由に仕切ることができる。さらに、トレ
ー11の底板12の下面に、トレー11の上縁部14に係入する
外リブ29を設けたため、上下のトレー11,11を安定的に
重ね合わせることができる。
【0025】このように請求項2に対応して本実施例で
は、トレー11の上部を開閉自在な蓋体41を形成し、この
蓋体41に係止受部28Aを設けたものであるから、トレー
11の固定用ハンドル17を蓋体41の係止受部28Aに係止し
て該トレー11の上部に蓋体41を固定することができ、複
数段に重ね合わせたトレー11は、それぞれの上部のトレ
ー11により蓋がされ、さらに最上段のトレー11にも蓋体
41を固定することができ、運搬に便利で内部の小物など
を安定して収納することができる。
【0026】このように請求項3に対応して本実施例で
は、トレー11及び蓋体41を上部に重ね合わせ可能な容器
本体41を形成し、この容器本体41の側面上部に固定用ハ
ンドル17を設けたものであるから、容器本体51の上部に
所望数のトレー11を重ね合わせ、さらにその最上部のト
レー11に蓋体41を被せ、下部の固定用ハンドル17を上部
の係止受部28,28Aに係止してこれらを固定することが
でき、またその蓋体41を容器本体51に被せて固定するこ
ともでき、従来のように容器本体のハンドルを蓋体に係
止して固定するものと異なり、トレー11を必要だけ重ね
合わせて使用することができると共に、容器本体1に設
ける固定用ハンドル17も小型なもので済み、取扱いが容
易となり、さらに、トレー11を使用しない場合は、容器
本体41に直接蓋体41を固定することができ、収納性及び
運搬性を高めることができる。また実施例上の効果とし
て、トレー11の底板12の下面に、容器本体41の上縁部54
に係入する外リブ29を設けたため、容器本体41上にトレ
ー11を安定的に重ね合わせることができ、かつその外リ
ブ29はトレー11の上縁部14にも係入し、しかも内リブ30
は蓋体41の周縁部44に係入するため、それぞれの積み重
ね状態が安定し、使い勝手の優れたものとなる。
【0027】このように請求項4に対応して本実施例で
は、固定用ハンドル17を枢着部22を介してほぼ垂直から
ほぼ水平まで起伏自在に枢着し、トレー11の側面に、重
ね合わせた下部のトレー11の上縁部14に載置される載置
腕部25を突設し、この載置腕部25の上部に係止受部28を
設けたものであるから、下部のトレー11の上縁部14に上
部のトレー11の載置腕部28を載置して複数のトレー11を
安定的に重ね合わせることができ、従来のようにトレー
の下部外周に周鍔部を形成する必要がなく、トレー11を
比較的安価に製造することができると共に、それら上下
のトレー11を安定的に重ね合わせることができる。また
実施例上の効果として、下のトレー11の上縁部14に上の
載置腕部25を載置した状態で、下の上縁部14の上部位置
に係止受部28を設けることにより、この係止受部28に係
止した固定用ハンドル17が上の載置腕部25と下の上縁部
14とを挟みつけるようにして上下のトレー11,11を強固
に固定することができる。さらに、トレー11の側面には
縦リブ部32を膨出形成し、かつその縦リブ部32の内面に
は、縦方向の受けリブ33を縦設したため、上の縦リブ部
32が下の受けリブ33上に載置して上下のトレー11が安定
的に重ね合わされる。また、トレー11に凹所24を形成
し、この凹所24の下部に載置腕部25を設け、この載置腕
部25の上部に固定用ハンドル17が係止する係止受部28を
設けることにより、係止状態の解除の際、前記凹所24に
指を入れて固定用ハンドル17を簡便に操作することがで
きる。
【0028】このように請求項5に対応して本実施例で
は、固定用ハンドル17を枢着部22を介して起伏自在に枢
着し、トレー11の側面に、重ね合わせた下部の容器本体
51の上縁部54に載置される載置腕部25を突設し、この載
置腕部25の上部に係止受部28を設け、トレー11の側面に
容器本体51の上縁部54に載置される縦リブ部32を突出形
成したものであるから、容器本体51の上縁部54にトレー
11の載置腕部25と縦リブ部32とを載置してトレー11を安
定的に重ね合わせることができ、トレー11を比較的安価
に製造することができると共に、それら容器本体51とト
レー11を安定的に重ね合わせることができる。
【0029】このように請求項6に対応して本実施例で
は、容器本体51の下部に車輪58を設けると共に、この車
輪58の下部が係合する係合凹所59を蓋体41に形成したも
のであるから、蓋体41の係合凹所59に車輪58の下部を係
合することによって、蓋体41の上部に容器本体51を安定
して重ねることができる。また実施例上の効果として、
容器本体51の下部には、蓋体41の周縁部44内に係入する
と共に、蓋体41の平坦部43に載置される該下側板55,55
Aを設けることにより、蓋体41の上部に容器本体を安定
的に重ねることができる。さらに、トレー11の底板12の
下面に、蓋体41の周縁部44内に係入する前記内リブ30を
設けると共に、この内リブ30を前記外リブ29より高く形
成することにより、蓋体41の周縁部44上にトレー11の外
リブ29及び連結リブ31の一部が載置され、かつトレー11
の内リブ29が周縁部44の内部に係入して安定的に重ね合
わせることができる。
【0030】尚、本発明は上記実施例に限定されるもの
ではなく、本発明の要旨の範囲内において種々の変形実
施が可能であり、例えばトレーの大きさ及び高さは適宜
選定可能であり、トレーと容器本体の高さを同じにする
こともできる。また、実施例では全て同じ大きさのトレ
ーを用いて説明したが、個々のトレーの高さを変えても
よい。さらにトレーに鉤状の係止受部28Aを設けてもよ
く、蓋体51に彎曲状の係止受部28を設けるようにしても
よい。
【0031】
【発明の効果】請求項1の発明は、複数段に重ね合わせ
可能で上部が開口した有底箱型のトレーと、このトレー
の側面上部に設けられた固定用ハンドルと、前記トレー
の側面下部に設けられ前記固定用ハンドルが係止可能な
係止受部とを備えたものであり、複数のトレーを重ね合
わせて固定することができる収納ケースを提供すること
ができる。
【0032】請求項2の発明は、前記請求項1の収納ケ
ースにおいて、前記トレーの上部を開閉自在な蓋体を形
成し、この蓋体に前記係止受部を設けたものであり、複
数のトレーを重ね合わせ、かつその重ね合わせた上部に
蓋体を固定することができる収納ケースを提供すること
ができる。
【0033】請求項3の発明は、請求項2の収納ケース
において、前記トレー及び前記蓋体を上部に重ね合わせ
可能な容器本体を形成し、この容器本体の側面上部に前
記固定用ハンドルを設けたものであり、容器本体の上部
に所望数のトレーを重ね合わせ、蓋体をして固定するこ
とができ、かつその蓋体を容器本体に直接固定して使用
することもできる収納ケースを提供することができる。
【0034】請求項4の発明は、前記請求項1の収納ケ
ースにおいて、前記固定用ハンドルを枢着部を介して起
伏自在に枢着し、前記トレーの側面に、重ね合わせた下
部のトレーの上縁部に載置される載置腕部を突設し、こ
の載置腕部の上部に前記係止受部を設けたものであり、
トレーを安定的に重ね合わせて固定することができると
共に、トレーを安価に製造することができる収納ケース
を提供することができる。
【0035】請求項5の発明は、前記請求項3の収納ケ
ースにおいて、前記固定用ハンドルを枢着部を介して起
伏自在に枢着し、前記トレーの側面に、重ね合わせた下
部の容器本体の上縁部に載置される載置腕部を突設し、
この載置腕部の上部に前記係止受部を設け、前記トレー
の側面に前記容器本体の上縁部に載置される縦リブ部を
突出形成したものであり、容器本体の上部に所望数のト
レーを重ね合わせ、蓋体をして固定することができ、か
つその蓋体を容器本体に直接固定して使用することもで
き、さらに容器本体にトレーを安定的に重ね合わせるこ
とができる収納ケースを提供することができる。
【0036】請求項6の発明は、前記請求項3の収納ケ
ースにおいて、前記容器本体の下部に車輪を設けると共
に、この車輪の下部が係合する係合凹所を前記蓋体に形
成したものであり、容器本体の上部に所望数のトレーを
重ね合わせ、蓋体をして固定することができ、かつその
蓋体を容器本体に直接固定して使用することもでき、さ
らに蓋体上に容器本体を安定的に重ね合わせることがで
きる収納ケースを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す全体斜視図である。
【図2】本発明の一実施例を示す仕切り板を外した状態
のトレーの斜視図である。
【図3】本発明の一実施例を示す載置受部と固定用ハン
ドルの一部切欠き斜視図である。
【図4】本発明の一実施例を示すトレーを重ね合わせた
状態の要部の断面図である。
【図5】本発明の一実施例を示す容器本体にトレーと蓋
体とトレーを重ね合わせた状態の縦断面図である。
【図6】本発明の一実施例を示す容器本体にトレーと蓋
体とトレーを重ね合わせた状態の縦断面図である。
【図7】本発明の一実施例を示す容器本体にトレーと蓋
体と容器本体を重ね合わせた状態の縦断面図である。
【図8】従来例を示す縦断面図である。
【符号の説明】
11 トレー 17 固定用ハンドル 22 枢着部 25 載置腕部 28 28A 係止受部 32 縦リブ部 41 蓋体 51 容器本体 58 車輪 59 係合凹所

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数段に重ね合わせ可能で上部が開口し
    た有底箱型のトレーと、このトレーの側面上部に設けら
    れた固定用ハンドルと、前記トレーの側面下部に設けら
    れ前記固定用ハンドルが係止可能な係止受部とを備えた
    ことを特徴とする収納ケース。
  2. 【請求項2】 前記トレーの上部を開閉自在な蓋体を形
    成し、この蓋体に前記係止受部を設けたことを特徴とす
    る請求項1記載の収納ケース。
  3. 【請求項3】 前記トレー及び前記蓋体を上部に重ね合
    わせ可能な容器本体を形成し、この容器本体の側面上部
    に前記固定用ハンドルを設けたことを特徴とする請求項
    2の収納ケース。
  4. 【請求項4】 前記固定用ハンドルを枢着部を介して起
    伏自在に枢着し、前記トレーの側面に、重ね合わせた下
    部のトレーの上縁部に載置される載置腕部を突設し、こ
    の載置腕部の上部に前記係止受部を設けたことを特徴と
    する請求項1記載の収納ケース。
  5. 【請求項5】 前記固定用ハンドルを枢着部を介して起
    伏自在に枢着し、前記トレーの側面に、重ね合わせた下
    部の容器本体の上縁部に載置される載置腕部を突設し、
    この載置腕部の上部に前記係止受部を設け、前記トレー
    の側面に前記容器本体の上縁部に載置される縦リブ部を
    突出形成したことを特徴とする請求項3記載の収納ケー
    ス。
  6. 【請求項6】 前記容器本体の下部に車輪を設けると共
    に、この車輪の下部が係合する係合凹所を前記蓋体に形
    成したことを特徴とする請求項3記載の収納ケース。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008137766A (ja) * 2006-11-30 2008-06-19 Aron Kasei Co Ltd ゴミ容器

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5549543U (ja) * 1978-09-28 1980-03-31

Patent Citations (1)

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