JPH0722149A - 電線の接続装置及び接続方法 - Google Patents

電線の接続装置及び接続方法

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JPH0722149A
JPH0722149A JP15757293A JP15757293A JPH0722149A JP H0722149 A JPH0722149 A JP H0722149A JP 15757293 A JP15757293 A JP 15757293A JP 15757293 A JP15757293 A JP 15757293A JP H0722149 A JPH0722149 A JP H0722149A
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JP
Japan
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conductor
wire
branch
line
main
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JP15757293A
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English (en)
Inventor
Sanae Kato
早苗 加藤
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Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 小さなスペースで、かつ強固に接続すること
が可能な電線の接続装置及び接続方法を提供する。 【構成】 本発明は、本線1の導体7と、枝線3の導体
5とを一対の電極21、23で挟持しつつ加熱し、本線
1と枝線3とを接続する電線の接続装置であって、電極
21、23の導体挟持面21a、23aに、本線1の導
体7と枝線3の導体5とがそれぞれ収容される断面V字
状の溝25、27を、本線1の導体7と枝線3の導体5
とを挟持したときに交差するようにそれぞれ設けて、本
線1の導体7と枝線3の導体5とを交差した状態で接続
させることを特徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、本線の導体と枝線の導
体とを接続するための電線の接続装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図5(a)、(b)は電線の接続形態を
示す。同図において、本線1に枝線3を接続する場合に
は、本線3の絶縁被覆材を剥がして導体5を局部的に露
出させ、この導体5に枝線3の導体7を平行に重ねて接
続する。この接続では、特開平1−132077号公報
等に記載の接続方法により、本線1の導体5と枝線3の
導体7とを接続している。
【0003】上記公報で開示された電線の接続方法は、
図6、図7に示すように、一対の電極9、11で、本線
1の導体5と枝線3の導体7とを平行に重ねた状態で挟
持しつつ、加圧、加熱して、導体5、7の重ねた部分を
溶着している。なお、図7に示す一対の電極9、11の
導体挟持面には一方に凸部9a、他方に凹部11aを設
けることで、溶着時に導体5、7を位置決めしている。
【0004】ところで、本線1に枝線3を接続する場
合、図5(b)に示すように本線1に対して平行に枝線
3を配索する場合や、図5(a)に示すように本線1に
対して枝線3を交差させて配索する場合がある。本線1
に対して枝線3を平行に配索する場合には、溶着部13
も平行に重ねて溶着されているので、溶着部13に無理
な力が付与することがないが、本線1に対して枝線3を
交差する方向に配索する場合には、平行に重ねて導体同
士を溶着し、溶着部13から離れた部分で枝線3を屈曲
させていた。このため、溶着部13の他に本線1に対し
て枝線3を屈曲させる屈曲部分も必要であり広いスペー
スが必要であった。
【0005】そこで、図8及び図9に示すように、本線
1の導体5に対して枝線3の導体7を交差させて重ね、
この交差して重ねた部分を一対の電極15、17で挟持
しつつ加圧・加熱して溶着させることが考えられてい
る。このように、本線1の導体5に対して枝線3の導体
7を交差させて接続させることにより、枝線を屈曲させ
るスペースが不要になり小さなスペースで、本線1と枝
線3とを交差状態で接続することが出来る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、本線1
の導体5と枝線3の導体7とを交差した状態で一対の電
極15、17で挟持しつつ加熱することで溶着させる
と、図10に示すように、溶着部(接続部分)19が薄
い平板状になるため、断面係数が小さくなり、溶着部の
機械的な強度が弱く接続における信頼性に欠けるという
問題がある。
【0007】本発明は、上記事情を考慮し、本線の導体
と枝線の導体とを交差した状態で接続する場合、小さな
スペースで、かつ強固に接続することが可能な電線の接
続装置及び接続方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
請求項1の発明では、電極の導体挟持面に、本線の導体
と枝線の導体とがそれぞれ収容される断面V字状の溝
を、本線の導体と枝線の導体とを挟持したときに交差す
るようにそれぞれ設けて、本線の導体と枝線の導体とを
交差した状態で接続させることを特徴としている。
【0009】請求項2の発明では、本線の導体と、枝線
の導体とを交差させて、一対の電極間に配置し、前記本
線の導体を一方の電極に設けた断面V字状の溝に収容す
ると共に、他方の電極に設けた断面V字状の溝に収容し
て、本線の導体と枝線の導体との交差部分を一対の電極
で挟持しつつ加圧・加熱し、本線の導体と枝線の導体と
を接続することを特徴としている。
【0010】
【作用】請求項1の発明の電線の接続装置では、一対の
電極の導体挟持面に断面V字状の溝を設けて、本線の導
体と枝線の導体とを交差状態で挟持する際に、本線及び
枝線の導体を収容するようにしたので、本線及び枝線の
導体が交差状態で溶着する場合、各導体の圧縮率を緩和
することが出来ると同時に断面係数を大きくすることが
出来る。従って、溶着部分の機械的強度が向上する。
【0011】すなわち、一対の電極の導体挟持面が平面
である場合、溶着部分は、圧縮率が高いために薄い平板
状に形成され、断面係数が小さくなる。このため、機械
的強度が低下するのに対して、本発明によれば、溶着部
分の断面係数を大きくすることが出来、機械的強度を向
上することが可能となる。また、本線と枝線とを交差し
た状態で溶着することが出来るので、例えば枝線を屈曲
させる必要がなくなり、小さなスペースでの溶着が可能
となる。
【0012】請求項2の発明の接続方法では、一対の電
極間に、本線の導体と枝線の導体とを交差した状態で配
置する。そして、一方の電極の断面V字状の溝に本線の
導体を収容すると共に、他方の電極の断面V字状の溝に
枝線の導体を収容し、本線の導体と枝線の導体との交差
部分を一対の電極で挟持しつつ加熱する。これにより、
本線の導体と枝線の導体とが交差状態で溶着される。
【0013】
【実施例】以下、本発明に係る電線の接続装置の実施例
について説明する。
【0014】図1に示すように、本発明に係る電線の接
続装置では、一対の電極21、23の導体挟持面21
a、23aに、断面V字状の溝25、27が設けられて
いる。これらの溝25、27は、本線1の導体7と枝線
3の導体5とを収容した状態では、本線1の導体7及び
枝線3の導体5が導体挟持面21a、23a上に盛り上
がる幅寸法及び深さ寸法に設定されている。
【0015】そして、この接続装置により本線1の導体
7に枝線3の導体5を接続する場合には、まず、本線1
の導体7と、枝線3の導体5とを交差させて、一対の電
極21、23間に配置し、本線1の導体7を一方の電極
23に設けた溝27に収容すると共に、他方の電極21
に設けた溝25に収容する。そして、本線1の導体7と
枝線3の導体5との交差部分を一対の電極21、23で
挟持しつつ加圧・加熱し、本線1の導体7と枝線3の導
体5との交差部分を溶着し接続する。
【0016】このようにして接続された本線1の導体7
と枝線3の導体5との接続部分は、図2及び図3に示す
ように、溝25、27に収容された部分が山形状に形成
されるので、導体5、7の圧縮加工率が緩和されると同
時に断面係数を大きくすることが出来、溶着部分(交差
部分)29の機械的強度が向上する。
【0017】すなわち、一対の電極21、23の導体挟
持面21a、23aが平面である場合、溶着部分は、圧
縮率が高いために薄い平板状に形成され、断面係数が小
さくなる。このため、機械的強度が低下するのに対し
て、本実施例の接続方法によれば、上述したように、溝
25、27に収容された部分が山形状に形成されるの
で、溶着部分の断面係数を大きくすることが出来、機械
的強度を向上することが可能となる。
【0018】また、本線と枝線とを交差した状態で溶着
することが出来るので、従来のように、本線と枝線とを
平行に配置して、溶着した後に本線に対して交差する方
向に枝線を屈曲させる必要がなくなり、狭いスペースで
の溶着が可能となる。
【0019】次に上記電線の接続装置及び接続方法を用
いて図4に示すフラットケーブル31の導体7に枝線3
を接続する実施例について説明する。
【0020】図4に示すようにフラットケーブル31
は、所定の間隔を開けて平行に配置された4本の導体
7、7、7、7が、シート状の絶縁体33、35間に挟
まれて形成されている。このようなフラットケーブル3
1の導体7、7、7、7に枝線3を接続するには、絶縁
体33、35の一部を剥いて導体露出部37を形成し、
この導体露出部37から露出した導体7上に、枝線3の
導体5を交差状態で重ねる。そして、上述した接続装置
の一対の電極21、23間にフラットケーブル31の導
体7と枝線3の導体5との交差部分を配置して、フラッ
トケーブル31の導体7及び枝線3の導体5を断面V字
状の溝25、27に収容し、この状態で一対の電極によ
り挟持し加圧・加熱して、交差部分を溶着する。
【0021】本実施例によれば、フラットケーブル31
に対して枝線を交差した状態で接続する場合、小さなス
ペースでかつ強固に接続することが出来る。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように請求項1記載の発明
によれば、断面V字状の溝を有する一対の電極により、
本線の導体と枝線の導体とを交差した状態で溶着するの
で、小さなスペースで、かつ強固に接続することが可能
となる。
【0023】請求項2記載の発明によれば、本線の導体
と枝線の導体との交差部分を断面V字状の溝を有する一
対の電極で挟持しつつ加熱し、本線の導体と枝線の導体
とを接続するので、小さなスペースで、かつ強固に接続
することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電線の接続装置と、この接続装置
により接続される本線の電線と枝線の電線とを示す斜視
図である。
【図2】本発明に係る電線の接続装置により接続された
本線の電線と枝線の電線との溶着部分を示す斜視図であ
る。
【図3】本発明に係る電線の接続装置により接続された
本線の電線と枝線の電線との溶着部分を示す断面図であ
る。
【図4】本発明に係る電線の接続装置により枝線の導体
が交差した状態で接続されるフラットケーブルを示す斜
視図である。
【図5】従来の電線の接続形態を示し、(a)は本線に
対して枝線を交差する方向に配索する場合を示し平面
図、(b)は本線に対して枝線を平行に配索する場合を
示す正面図である。
【図6】従来の電線の接続装置及び接続方法を示す説明
図である。
【図7】従来の他の電線の接続装置及び接続方法を示す
説明図である。
【図8】本線の導体と枝線の導体とを交差した状態で接
続する従来の電線の接続装置及び接続方法を示す斜視図
である。
【図9】図8に示す従来の電線の接続装置により接続さ
れた本線の導体と枝線の導体との接続部分を示す斜視図
である。
【図10】図8に示す従来の電線の接続装置により接続
された本線の導体と枝線の導体との接続部分を示す断面
図である。
【符号の説明】
1 本線 3 枝線 5、7 導体 21、23 電極 25、27 断面V字状の溝 29 溶着部分

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本線の導体と、枝線の導体とを一対の電
    極で挟持しつつ加圧・加熱し、本線と枝線とを接続する
    電線の接続装置であって、前記電極の導体挟持面に、前
    記本線の導体と前記枝線の導体とがそれぞれ収容される
    断面V字状の溝を、前記本線の導体と前記枝線の導体と
    を挟持したときに交差するようにそれぞれ設けて、前記
    本線の導体と前記枝線の導体とを交差した状態で接続さ
    せることを特徴とする電線の接続装置。
  2. 【請求項2】 本線の導体と、枝線の導体とを交差させ
    て、一対の電極間に配置し、前記本線の導体を一方の電
    極に設けた断面V字状の溝に収容すると共に、他方の電
    極に設けた断面V字状の溝に収容して、本線の導体と枝
    線の導体との交差部分を一対の電極で挟持しつつ加圧・
    加熱し、本線の導体と枝線の導体とを接続することを特
    徴とする電線の接続方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013163210A (ja) * 2012-02-13 2013-08-22 Autonetworks Technologies Ltd 抵抗溶接用の電極
KR20160125896A (ko) 2015-04-22 2016-11-01 도쿄엘렉트론가부시키가이샤 에칭 처리 방법
KR20170073504A (ko) 2015-12-18 2017-06-28 도쿄엘렉트론가부시키가이샤 에칭 방법
US9997374B2 (en) 2015-12-18 2018-06-12 Tokyo Electron Limited Etching method

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US10381237B2 (en) 2015-12-18 2019-08-13 Tokyo Electron Limited Etching method

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