JPH0722048B2 - 電磁石装置 - Google Patents

電磁石装置

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JPH0722048B2
JPH0722048B2 JP62300449A JP30044987A JPH0722048B2 JP H0722048 B2 JPH0722048 B2 JP H0722048B2 JP 62300449 A JP62300449 A JP 62300449A JP 30044987 A JP30044987 A JP 30044987A JP H0722048 B2 JPH0722048 B2 JP H0722048B2
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armature
yoke
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permanent magnet
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和嗣 林
彰一 山口
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Matsushita Electric Works Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔技術分野〕 この発明は、3相モータなどの負荷の開閉器や電磁接触
器等に適用される電磁石装置に関するものである。
〔背景技術〕
従来、磁気回路中に永久磁石を含まないいわゆる無極型
の電磁石装置が一般的であった。しかし近年、低消費電
力化のため磁気回路中に永久磁石を含むいわゆる有極型
の電磁石装置が提案されている。
たとえば、特公昭62−17333号を第10図に示し、その磁
気吸引力特性を第11図に示す。すなわち、この電磁石装
置は、コイル50と、このコイル50の軸方向に励磁および
復帰の往復ができるように貫通するとともにコイル50の
軸方向の両側に接極子51,52を有するアーマチュア53
と、コイル50の側部で接極子51,52のコイル50側に対向
するヨーク54と、コイル50の側部で接極子51,52に対し
てコイル50と反対側に対向する補助ヨーク55と、前記ヨ
ーク54と補助ヨーク55との間に設けられた永久磁石56と
を備えている。N,Sは永久磁石56の磁極、Φ(細線矢
印)は永久磁石56による磁束の経路、Φ(破線矢印)
はコイル50による磁束の経路である。
また第11図において、Q1は定格電圧を印加したときの磁
気吸引力特性曲線、Q2は感動電圧を印加したときの磁気
吸引力特性曲線、Q3は開放電圧を印加したときの磁気吸
引力特性曲線、Q4は永久磁石のみによる磁気吸引力特性
曲線、Q5はばね負荷線であり、Q4とQ5とはアーマチュア
53が無励磁時に復帰動作するように整合されている。
しかしながら、この電磁石装置は、つぎのような問題が
あった。すなわち、一般的な電磁接触器のばね負荷は接
点構成上第11図に示すように動作側にばね負荷が片寄っ
ており、しかも有極型の場合磁気回路構成上、コイル50
の励磁時に発生する磁束が永久磁石56を経路とする閉ル
ープ以外に閉ループを形成しないので、磁気飽和等の問
題から動作側での磁気吸引力の変化幅F1,F2が得にく
い。したがって、変化幅F1,F2を大きくするために励磁
を大きくする必要があり、電磁接触器の電磁石装置とし
ての低消費電力化が困難になる。
〔発明の目的〕
この発明の目的は、励磁時の磁気吸引力の変化幅を大き
くでき、高感度で低消費電力化が可能な電磁石装置を提
供することである。
〔発明の開示〕
この発明の電磁石装置は、コイルと、このコイルの軸方
向に励磁および復帰の往復動作ができるように貫通する
とともに前記コイルの軸方向の両側に第1の接極子およ
び第2の接極子を有するアーマチュアと、このアーマチ
ュアの復帰動作により前記第1の接極子が軸方向に接近
する第1の復帰用対向部を有する第1のヨークと、前記
アーマチュアの復帰動作による前記第2の接極子が軸方
向に接近する第2の復帰用対向部および前記アーマチュ
アの励磁動作による前記第1の接極子が軸方向に接近す
る励磁用対向部を有するとともに前記アーマチュアの前
記第2の接極子側の側面に対向した側面対向部を有する
第2のヨークと、前記第1のヨークおよび第2のヨーク
に対向するとともに互いに異なる磁極を有する永久磁石
とを備えたものである。
この発明の構成によれば、励磁時に第2のヨークとアー
マチュアとで永久磁石を含まない閉ループの磁路が形成
される。このため励磁時の磁気吸引力の変化幅を大きく
でき、高感度で低消費電力化が可能になる。
実施例 この発明の第1の実施例を第1図ないし第5図に基づい
て説明する。すなわち、この電磁石装置は、コイル1
と、このコイル1の軸方向に励磁および復帰の往復動作
ができるように貫通するとともにコイル1の軸方向の両
側に第1の接極子2および第2の接極子3を有するアー
マチュア4と、このアーマチュア4の復帰動作による第
1の接極子2が軸方向に接近する第1の復帰用対向部5
を有する第1のヨーク6と、アーマチュア4の復帰動作
により第2の接極子3が軸方向に接近する第2の復帰用
対向部7およびアーマチュア4の励磁動作により第1の
接極子2が軸方向に接近する励磁用対向部8を有すると
ともにアーマチュア4の第2の接極子3側の側面に対向
した側面対向部9を有する第2のヨーク10と、第1のヨ
ーク6および第2のヨーク10に対向するとともに互いに
異なる磁極N,Sを有する永久磁石11とを備えている。
コイル1はコイル枠1aの外周に巻装され、アーマチュア
4はコイル枠1aの空洞部1bに摺動自在に支持されてい
る。
アーマチュア4は丸棒状を実施例とし、両端の細径部4
a,4bに第1の接極子2の孔2aおよび第2の接極子3の孔
3aを嵌合しかしめている。細径部4bは細径部4aよりも少
なくともアーマチュア4の動作ストロークと同程度に長
く形成している。
第1のヨーク6は一対のL字形板を実施例とし、その一
片を第1の復帰用対向部5とし、第1の復帰用対向部5
の先端に切欠5aを形成して、コイル枠1aの突出部1cに係
合するようにしている。
第2のヨーク10は一対のU字形板を実施例とし、その両
端片の一方を第2の復帰用対向部7とし、他方を励磁用
対向部8とし、かつ縁部に半円形の切欠7a,8aを形成
し、細径部4bを切欠7aに通るようにし、その切欠7aの縁
部が側面対向部9となる。この側面対向部9はアーマチ
ュア4のストロークの範囲をアーマチュア4の側面にほ
ぼ一定間隔で対向する。
永久磁石11は、板厚方向に着磁された板磁石を実施例と
し、第1のヨーク6と第2のヨーク10との間に介在され
て第1のヨーク6と第2のヨーク10とを磁気結合してお
り、板厚方向と同方向であるが磁化軸方向をアーマチュ
ア4の動作方向と直角となるようにしている。
動作について、説明する。第1のΦ(破線矢印)やコ
イル1による磁路、Φ(細線矢印)は永久磁石11によ
る磁路である。
すなわち、第1図は復帰状態であり、永久磁石11の磁極
N→第1のヨーク6→第1の復帰用対向部5→ギャップ
G1→第1の接極子2→アーマチュア4→第2の接極子3
→ギャップG3→第2の復帰用対向部7→第2のヨーク10
→永久磁石11の磁極Sとなる。また前記磁路においてア
ーマチュア4→細径部4b→ギャップG4→側面対向部9→
第2のヨーク10→永久磁石11の磁極Sの経路を通る。さ
らに、永久磁石11の磁極N→第1のヨーク6→第1の復
帰用対向部5→ギャップG1→第1の接極子2→ギャップ
G2→励磁用対向部8→第2のヨーク10→永久磁石11の磁
極Sの経路を通る。
この閉ループの磁路によりアーマチュア4が保持され
る。
また励磁状態は第1図の状態でアーマチュア4を流れる
永久磁石11の磁束の方向と反対向きとなるようにコイル
1に通電した場合であり、磁路Φの方向に磁束が流れ
る。すなわち、第1の経路は、アーマチュア4→第1の
接極子2→ギャップG1→第1の復帰用対向部5→第1の
ヨーク6→永久磁石11→第2のヨーク10→第2の復帰用
対向部7および側面対向部9→ギャップG3およびG4→第
2の接極子3および細径部4b→アーマチュア4となる。
第2の経路は、アーマチュア4および第1の接極子2→
ギャップG2→励磁用対向部8→第2のヨーク10→第2の
復帰用対向部7および側面対向部9→ギャップG3および
G4→第2の接極子3および細径部4b→アーマチュア4と
なる。
この結果、ギャップG1,G3,G4では永久磁石11の磁束と
コイル1の磁束とが反対向きのため相殺しあい吸引力が
なくなるが、ギャップG2では永久磁石11の磁束とコイル
1の磁束とが同方向のため増磁となり吸引力が増し、こ
の吸引力によりアーマチュア4が矢印Aの方向に移動
し、第1の接極子2が励磁用対向部8にギャップG2が小
さくなるように接近する。このため、アーマチュア4と
第2のヨーク10とギャップG2,G4とで永久磁石11が介在
されない閉磁路が形成され、アーマチュア4の励磁によ
る動作状態が保持される。
コイル1の励磁を停止すると前記励磁時の磁路がなくな
り、ばね負荷の力が勝るとアーマチュア4がばね負荷に
より第1図の状態に復帰する。
第5図はアーマチュア4のストロークに対する磁気吸引
力およびばね負荷の特性図であり、P1は定格電圧を印加
したときの磁気吸引力特性曲線、P2は感動電圧を印加し
たときの磁気吸引力特性曲線、P3は開放電圧を印加した
ときの磁気吸引力特性曲線、P4は永久磁石のみの磁気吸
引力特性曲線、P5はばね負荷線であり、P4とP5はアーマ
チュア4が無励磁時に復帰動作するように整合されてい
る。
前記動作から明らかなように、無励磁時には永久磁石11
による磁束がアーマチュア4,第1のヨーク6および第2
のヨーク10による閉磁路を流れる。また励磁時にはコイ
ル1と永久磁石11の磁束がギャップG1,G3で打ち消しあ
い、ギャップG2で重畳しあうため、非常に高感度にアー
マチュア4の動作を開始できる。またアーマチュア4の
動作終了時すなわち励磁状態では、コイル1による磁束
がアーマチュア4と第2のヨーク10による永久磁石11を
経路としない閉磁路が形成される。このため、アーマチ
ュア4の磁気吸引力特性曲線P1,P4の差に関してアーマ
チュア4の復帰側での磁気吸引力の変化幅F6を従来例の
変化幅F3と同じにしても、励磁側での磁気吸引力の変化
幅F6,F5を大きくとることができ、そのため高感度で低
消費電力な整合状態とすることができる。
この実施例によれば、励磁時に第2のヨーク10とアーマ
チュア4とで永久磁石11を含まない閉ループの磁路が形
成される。このため励磁時の磁気吸引力の変化幅を大き
くでき、高感度で低消費電力化が可能になる。
また、アーマチュア4の細径部4bが外方に突出するた
め、電磁接触器などに適用する場合に、電磁接触器の可
動部との連結が容易になる。また第1のヨーク6および
第2のヨーク10をアーマチュア4に対して対称形にして
いるため安定した磁気空隙を作りやすい。
また第2のヨーク10の側面対向部9とアーマチュア4が
アーマチュア4の動作方向と直角な方向に対向するた
め、第2のヨーク10とアーマチュア4との位置関係が得
やすい。
この発明の第2の実施例を第6図ないし第9図に示す。
すなわち、この電磁石装置は、第1の実施例の第1のヨ
ーク6が第2のヨーク10の内側であるのに対して、その
反対すなわち第2のヨーク10を第1のヨーク6の内側に
配置したものである。この場合、第2のヨーク10の側面
対向部9とアーマチュア4との磁気結合を良好にするた
めコイル枠1aにブッシュ12を嵌着している。また第1の
ヨーク6の切欠5aはコイル枠1aと嵌合する必要がないの
で径を大きくする必要がなく、反対に第2のヨーク10の
切欠8aの径を大きくしている。
この実施例によれば、側面対向部9とブッシュ12とを対
向しているため、非常に安定した磁気空隙を作ることが
でき、かつ実施例のように細形部4bが外方に突出しなく
てよいので、小型化できる。さらに電磁接触器のような
大きな可動部と連結するとき、第2の接極片3の全面を
利用できるので安定かつ容易な構造が得られる。
その他の構成および作用効果は第1の実施例と同様であ
るので説明を省略する。
〔発明の効果〕
この発明の電磁石装置によれば、励磁時に第2のヨーク
とアーマチュアとで永久磁石を含まない閉ループの磁路
が形成される。このため励磁時の磁気吸引力の変化幅を
大きくでき、高感度で低消費電力化が可能になるという
効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の第1の実施例の断面図、第2図はそ
のII−II線断面図、第3図は斜視図、第4図はその分解
斜視図、第5図はそのアーマチュアの磁気吸引力および
ばね負荷特性図、第6図は第2の実施例の断面図、第7
図はそのVII−VII線断面図、第8図は斜視図、第9図は
その分解斜視図、第10図は従来例の説明図、第11図はそ
のアーマチュアの磁気吸引力およびばね負荷特性図であ
る。 1…コイル、2…第1の接極子、3…第2の接極子、4
…アーマチュア、5…第1の復帰用対向部、6…第1の
ヨーク、7…第2の復帰用対向部、8…励磁用対向部、
9…側面対向部、10…第2のヨーク、11…永久磁石

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】コイルと、このコイルの軸方向に励磁およ
    び復帰の往復動作ができるように貫通するとともに前記
    コイルの軸方向の両側に第1の接極子および第2の接極
    子を有するアーマチュアと、このアーマチュアの復帰動
    作により前記第1の接極子が軸方向に接近する第1の復
    帰用対向部を有する第1のヨークと、前記アーマチュア
    の復帰動作により前記第2の接極子が軸方向に接近する
    第2の復帰用対向部および前記アーマチュアの励磁動作
    により前記第1の接極子が軸方向に接近する励磁用対向
    部を有するとともに前記アーマチュアの前記第2の接極
    子側の側面に対向した側面対向部を有する第2のヨーク
    と、前記第1のヨークおよび第2のヨークに対向すると
    ともに互いに異なる磁極を有する永久磁石とを備えた電
    磁石装置。
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