JPH072180U - 断熱を施したバン型車両の荷箱の構造 - Google Patents
断熱を施したバン型車両の荷箱の構造Info
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- JPH072180U JPH072180U JP8719692U JP8719692U JPH072180U JP H072180 U JPH072180 U JP H072180U JP 8719692 U JP8719692 U JP 8719692U JP 8719692 U JP8719692 U JP 8719692U JP H072180 U JPH072180 U JP H072180U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 断熱構成の各面体ユニットをあらかじめ作業
環境の整った工場でライン生産しておき、これら面体ユ
ニットを用いて各面体の枠同志を結合して組立て、組立
て作業性を大巾に改善しうる断熱荷箱を提供する。 【構成】 断熱構造の前壁A,後壁B,天井C,床D,
両側壁E,Eの六面体を予め工場生産し、これら各面体
を各面体の周縁枠部で凹凸嵌合方式で組立て、前記枠部
をリベット等の固着手段で固着し、隣接するユニット間
の内隅部にはコ−ナ−部材を固着して組立てるようにし
た。
環境の整った工場でライン生産しておき、これら面体ユ
ニットを用いて各面体の枠同志を結合して組立て、組立
て作業性を大巾に改善しうる断熱荷箱を提供する。 【構成】 断熱構造の前壁A,後壁B,天井C,床D,
両側壁E,Eの六面体を予め工場生産し、これら各面体
を各面体の周縁枠部で凹凸嵌合方式で組立て、前記枠部
をリベット等の固着手段で固着し、隣接するユニット間
の内隅部にはコ−ナ−部材を固着して組立てるようにし
た。
Description
【0001】
本考案は断熱を施したバン型車両の荷箱の構造に関するものである。
【0002】
断熱を施したバン型車両の荷箱は図5に示す如く、前壁a、開口部に扉が設け られた後壁b、天井c、両側壁d,d及び床eからなる六面体で構成されている 。この断熱荷箱は次の手順により造られる(図6参照)。 1)前壁a;両隅柱a1,a2、上梁a3、下梁a4 を方形に枠組みし、上梁a3 と下梁a4 間に巾方向に複数本の中柱a5 を配設し、外面に前壁板a6 を固設す る。 2)後壁b;両隅柱b1(図示なし)、b2、上梁b3、下梁b4を方形に枠組み し、門口部に扉b5を開閉可能にとりつける。 3)天井c;一定間隔で長手方向に配列した天井梁c1,c2に1枚ものゝ天井 板c3を張設する。 4)側壁d;上桁d1と下桁d2 の間に縦方向に一定間隔で配設した中柱d3の 外面に側壁板d4を張設する。 5)床e;荷箱の長手方向と直交して一定間隔で配設したクロスメンバ−(根 太材)e1(図5)の上面に床板e2を張り、その上面に間隔部材(スペ−サ)e3 を介して床板e4を張設する。
【0003】 これら各部材をあらかじめ工場生産し、箱形に組み付ける(図7(a))。箱形 に組付けた荷箱の荷室内で、スペ−サ−f,ストリンガ−g等を取付けたのち、 内張板h(側壁・前壁・天井等)コ−ナ−部材i,j等を取付ける(図7(b))。内 外2重の箱に組立てられた荷箱の内外板間に、ウレタンフォ−ムk等の発泡剤を 注入して断熱荷箱は完成する。 このように従来の断熱構造の荷箱の製作は、外表面のキットの製作、これを用 いた荷箱の組立、内装部材の取付、発泡剤の注入作業等、ほとんどが現場作業で ある。特に荷箱の内装品の組立て作業性が悪く、製作工数を要するばかりでなく 、大量生産に結びつけることができないという欠点をもっていた。
【0004】
本考案は従来技術の欠点に鑑み、断熱構成の各面体ユニットをあらかじめ作業 環境の整った工場でライン生産しておく。そしてこれら面体ユニットを用いて面 体の枠同志を結合して組立て、組立て作業性を大巾に改善しうる断熱荷箱を提供 しようとするものである。
【0005】
断熱構造の前壁A,後壁B,天井C,床D,両側壁E,Eの六面体を予め工場 生産し、これら各面体を各面体の周縁枠部で凹凸嵌合方式で組立て、前記枠部を リベット等の固着手段で固着し、隣接するユニット間の内隅部にはコ−ナ−部材 を固着して組立てるようにした。
【0006】
本考案は、従来の如く断熱荷箱を構成する六面体をまず箱形に組立てた後に現 場発泡によって断熱を施すのをやめ、断熱構造の各面体を予め工場生産し、これ を組立てれば即断熱を施した荷箱が得られるようにしたものである。以下各断熱 面体について説明する。 図1は断熱荷箱を前後方向に縦に切断した断面図である。Aは前壁、Bは後壁 、Cは天井、Dは床である。図2は断熱荷箱を横方向に切断した縦面図の左半分 を示し、Eは側壁である。図3は断熱荷箱の水平断面図である。以下図1〜図3 に基いて本考案の構成を具体的に説明する。
【0007】 前壁A:前壁Aは上枠1と下枠2(図1)、前部隅柱となる側枠3,3(図3)で 枠組みされている。4は前壁板、5は内張板で、これらの間に発泡断熱材8が充 填されている。6は前壁板4に固着された中柱(図3)で断面ハット型をなして いる。中柱6と内張板5との間には非伝熱性(例えば木材)のスペ−サ7(図3) が取付けられ、前壁板4と内張板5とは中柱6とスペ−サ7とで一定の間隔で断 熱状態を保って保持している。
【0008】 前壁Aの上枠1と下枠2は同一断面形状をなし、上枠と下枠1と2間に中柱6 (図3)が一定の間隔でリベット等で固着されている。内張板5の上下も端部枠 材10で取付けられている。 前壁側枠3は中空のアルミ押出材よりなり、側壁Eの係合凸部11(図3)が 嵌る凹溝9を有し、この凹溝9の内側に端部枠材10の一端が固着されている。 この端部枠材10の他端に前記内張板5がリベット等で固着されている。前記前 壁板4は前壁側枠3の外面にリベット等で固着される。
【0009】 後壁B:後壁Bは上枠12と後壁側枠13(図3)と床後部枠14(図1)と、 後壁側枠13にヒンジ結合される左右の扉15,15で構成される。上枠12は 中空押出材よりなり、内部に断熱材8が充填されている。上枠12には上部に係 合凸部12a が設けられ、これが天井の後部枠17に設けた係合凹部17a に嵌り、 一体化される。扉15も内部に断熱材8が充填されている。
【0010】 天井C:天井Cは前部枠16と後部枠17及び両側部枠18,18と、天井板 19、内張板20で仕切られた空間に断熱材8が充填されている。天井板19と 前後部枠16,17並びに両側部枠18,18とはリベットで固着され、内張板 20と前後部枠16,17並びに両側部枠18,18とは枠材21で固着されて いる。22は天井Cと前壁A,天井Cと後壁Bとを結合するブラケットである。
【0011】 床D:床Dは前部下枠23と両側部枠24を具え、内部に断熱材8が充填され ている。27は上面床板25と下面床板26間に設けた木材等よりなるスペ−サ である。28はクロスメンバ−で、この上に枠材及び上下面床板が固着されてい る。
【0012】 側壁E:側壁Eは図2に示す如く、上枠29と下枠30及び前後部枠31,3 2を具え、これら枠材に結合された側壁板33と内張板34とで囲まれた空間に 断熱材8が充填されている。側壁Eも内部には中間柱とスペ−サとで一定の厚さ を保持している。
【0013】 組立て:以上説明した様に、予め工場生産で内部空間に断熱材8を充填させた 前壁A,後壁B,天井C,床D並びに側壁E,Eを面体ユニットとして造ってお く。 そして、キット生産工場とは別の組立工場で面体ユニットの枠材を凹凸嵌合さ せ、リベット等で結合する。
【0014】
断熱構造の各面体ユニットは平面状態で工場生産できるので製作も容易となり 仕上げ精度がよく高品質な製品を得ることができる。そして断熱構造の前壁A, 後壁B,天井C,床D,両側壁E,Eの六面体ユニットを各隅部の枠材の部分で 凹凸嵌合方式で組立て、リベット等の固着手段で固着する。さらに内装にあって はコ−ナ−部材で隣接するユニット間を固着するようにしたので、現場作業が大 巾に減少し、極めて複雑な構成の断熱構造の荷箱のライン生産が可能となった。 又組立工数も大巾に削減可能となった。 さらに各ユニットの1つが破損した場合でも交換作業は1面体の交換でよいの で、短時間で容易に修理ができる等の効果を奏するものである。
【図1】本考案に係る荷箱の前後方向縦断面図。
【図2】同じく横方向縦断面図。
【図3】同じく横断面図。
【図4】本考案荷箱の分解斜視図。
【図5】公知断熱を施したバン型車両の斜視図。
【図6】公知荷箱の分解斜視図。
【図7】公知荷箱の製作方法を示す。
A 前壁 B 後壁 C 天井 D 床 E 側壁 1 上枠 2 下枠 3 側枠 4 前壁板 5 内張板 6 中柱 7 スペ−サ 8 断熱材 9 凹溝 10 端部枠材 11 係合凸部 12 上枠 13 後壁側枠 14 床後部枠 15 扉 16 前部枠 17 後部枠 18 側部枠 19 天井板 20 内張板 21 枠材 22 ブラケット 23 前部下枠 24 側部枠 25 上面床板 26 下面床板 27 スペ−サ 28 クロスメンバ− 29 上枠 30 下枠 31 前部枠 32 後部枠 33 側壁板 34 内張板
Claims (1)
- 【請求項1】 断熱構造の前壁(A),後壁(B),天井
(C),床(D),両側壁(E,E)の六面体を予め工場生産
し、これら各面体を各面体の周縁枠部で凹凸嵌合方式で
組立て、前記枠部をリベット等の固着手段で固着し、隣
接するユニット間の内隅部にはコ−ナ−部材を固着して
組立てるようにしたことを特徴とする断熱を施したバン
型車両の荷箱の構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992087196U JP2525213Y2 (ja) | 1992-11-27 | 1992-11-27 | 断熱を施したバン型車両の荷箱の構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992087196U JP2525213Y2 (ja) | 1992-11-27 | 1992-11-27 | 断熱を施したバン型車両の荷箱の構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH072180U true JPH072180U (ja) | 1995-01-13 |
JP2525213Y2 JP2525213Y2 (ja) | 1997-02-05 |
Family
ID=13908232
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992087196U Expired - Lifetime JP2525213Y2 (ja) | 1992-11-27 | 1992-11-27 | 断熱を施したバン型車両の荷箱の構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2525213Y2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003040028A (ja) * | 2001-07-30 | 2003-02-13 | Tosho Butsuryu Kk | 貨物自動車の荷室への荷物搬送用キャリア |
JP2010190433A (ja) * | 2009-02-13 | 2010-09-02 | Hoshizaki Electric Co Ltd | 断熱箱体 |
WO2013084420A1 (ja) * | 2011-12-07 | 2013-06-13 | 株式会社 東芝 | 冷蔵庫の組み立てシステム及び冷蔵庫 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US3133658A (en) * | 1962-08-06 | 1964-05-19 | Gen Am Transport | Freight containers |
JPS4964917U (ja) * | 1972-09-20 | 1974-06-06 | ||
JPS61127043U (ja) * | 1985-01-30 | 1986-08-09 | ||
JPH02117272U (ja) * | 1990-03-14 | 1990-09-19 |
-
1992
- 1992-11-27 JP JP1992087196U patent/JP2525213Y2/ja not_active Expired - Lifetime
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Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2525213Y2 (ja) | 1997-02-05 |
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