JPH0721541U - 酒類入りボトルの横臥安定保持具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】ワイン等の酒類入りボトルにアクセサリー性と
置き方の奇抜性を付与すること。 【構成】台部１１と、この台部１１より角度４５°前後
の斜め方向に延びる傾斜幹部１２と、この傾斜幹部１２
の上部に設けられ、酒類入りボトル１６の首部１７を水
平方向に遊嵌保持する首保持孔１４を有するボトル保持
部１３で構成し、ボトル１６の内容量に応じた首保持孔
１４に対するボトル首部１７の嵌入具合の調整で、傾斜
幹部１２を設定角度で立てながら、酒類入りボトル１６
を横臥状態で宙に浮かせて安定的に保持する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、例えばワイン入りボトル等、酒類入りボトルを卓上で横臥状態にし て置く際に用いられるボトル保持具に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

例えば、レストランや家庭等でワインを飲みながら食事をするような場合、飲 み掛けのワインは、コルク栓をしてそのまま卓上に立てて置かれるのが通常であ る。また、封を切っていないワインを保存する場合、レストラン等では専用棚に 寝かして置くが、一般家庭では、立てたまま食器棚等に置いておくのが通常であ る。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかし、いずれの場合も、ワイン入りボトルを卓上や食器棚等に立てるか、専 用棚に寝かせるかするだけであるので、アクセサリー性は無いに等しかった。

【０００４】 本考案は、ワイン等の酒類入りボトルにアクセサリー性と置き方の奇抜性を付 与することを目的とするものである。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

上記目的を達成する本考案の酒類入りボトルの横臥安定保持具は、台部と、こ の台部より角度４５°前後の斜め上方に延びる傾斜幹部と、この傾斜幹部の上部 に設けられ、酒類入りボトルの首部を水平方向に遊嵌保持する首保持孔を有する ボトル保持部からなり、ボトルの内容量に応じた首保持孔に対するボトルの首部 の嵌入具合の調節により、傾斜幹部を前記角度で立てながら、酒類入りボトルを 横臥状態で宙に浮かせて安定的に保持することを特徴とするものである。

【０００６】 以下、図示実施例につき本考案を説明する。 図１は、本考案の第一の実施例を示すものである。この実施例におけるボトル 横臥安定保持具１０は、一枚の板状体を加工成形してなっている。板状体は、木 製、合成樹脂製等材質は問われない。このボトル横臥安定保持具１０は、台部１ １、傾斜幹部１２、ボトル保持部１３および首保持孔１４よりなっている。

【０００７】 台部１１は、テーブル等の卓上平面１５上に置かれる部分で、底面は平坦面に 成形され、その面積を広く取るのが好ましい。傾斜幹部１２は、台部１１に連成 されており、卓上平面１５に対して角度αを４５°前後に設定して傾斜させてあ る。傾斜幹部１２の上部はボトル保持部１３となっており、このボトル保持部１ ３に、首保持部１４が形成されている。

【０００８】 首保持孔１３は、酒類入りボトル１６の首部１７を水平方向に保持すべく、孔 形成角度が傾斜幹部１２の板面に対して４５°前後に設定されており、傾斜幹部 １２の傾斜角度αと略一致している。この首保持孔１３は、首部１７の外径より はやや大径の内径に設定され、首部１７を遊嵌することができる。

【０００９】 上記構成のボトル横臥安定保持具１０は、台部１１を卓上平面１５に置いただ けでは、通常、傾斜幹部１２の傾斜と自重で卓上平面１５上に倒伏してしまう。 ただし、台部１１を大寸法に形成し、相当の重量をこれに付与すれば、傾斜幹部 １２を所定の傾斜を保って立てることができる。

【００１０】 本ボトル横臥安定保持具１０は、したがって、台部１１を卓上平面１５上に置 き、傾斜幹部１２を設定傾斜角度αに傾けて、仮に立てておく。この状態で、例 えば飲み掛けの栓をした酒類入りボトル１６を寝かせ、その首部１７を首保持孔 １４に嵌入し、酒類入りボトル１６の内容量に応じて、首部１７の嵌入程度を調 整する。

【００１１】 こうして、酒類入りボトル１６の自重と傾斜幹部１２の傾斜とが釣り合うと、 酒類入りボトル１６とボトル横臥安定保持具１０を放しても、酒類入りボトル１ ６は、その首部１７が首保持孔１４で保持されて、卓上平面１５上方空間で横臥 状態を保ったまま安定して置くことができる。したがって、この状態のままで、 卓上等に置けば、ルームアクセサリーになって、人の目を楽しませることができ る。また、酒類入りボトル１６を、いわゆる宙に浮かせて保持させる等というこ とは、奇想天外でもあり、その使用法に奇抜性をも付与することになる。

【００１２】 図３は、本考案の第二の実施例を示すものである。この実施例では、ボトル横 臥安定保持具１０を構成する台部１１、傾斜幹部１２およびボトル保持部１３が それそれ別体成形されている。そして、傾斜幹部１２は棒状体が、ボトル保持部 １３は中に首保持孔１４の形成されたリング状に成形されたものが用いられてい る。傾斜幹部１２の傾斜角度、首保持孔１４の孔形成角度、その他の構成、作用 および効果は、第一の実施例に準じる。

【００１３】 以上説明したように、本考案の酒類入りボトル横臥安定保持具によれば、首保 持孔に酒類入りボトルの首部を嵌入し、内容量に応じて嵌入調整をし、ボトルの 自重と傾斜幹部の傾斜角度が釣り合ったところで放すと、酒類入りボトルは、そ の首部が首保持孔で保持され、横臥状態を保ったままで、宙に浮かせて置くこと ができる。したがって、この状態のものを、例えば卓上等に置けば、ルームアク セサリーとなり、その置き方の意外性、奇抜性をも看者に与えることができる。

【００１４】

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案による酒類入りボトル横臥安定保持具の
第一の実施例を示す斜視図である。

【図２】図１の酒類入りボトル横臥安定保持具にボトル
を保持させた状態の断面図である。

【図３】本考案による酒類入りボトル横臥安定保持具の
第二の実施例を示す斜視図である。

【符号の説明】

１０ 酒類入りボトル横臥安定保持具 １１ 台部 １２ 傾斜幹部 １３ ボトル保持部 １４ 首保持孔 １５ 卓上平面 １６ 酒類入りボトル １７ 首部

Claims (3)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】台部と、この台部より角度４５°前後の斜
   め上方に延びる傾斜幹部と、この傾斜幹部の上部に設け
   られ、酒類入りボトルの首部を水平方向に遊嵌保持する
   首保持孔を有するボトル保持部からなり、ボトルの内容
   量に応じた首保持孔に対するボトルの首部の嵌入具合の
   調節により、傾斜幹部を前記角度で立てながら、酒類入
   りボトルを横臥状態で宙に浮かせて安定的に保持するこ
   とを特徴とする酒類入りボトルの横臥安定保持具。
2. 【請求項２】台部、傾斜幹部およびボトル保持部が板状
   体で一体成形されており、首保持孔がこの板状体に穿設
   されている請求項１に記載の酒類入りボトルの横臥安定
   保持具。
3. 【請求項３】傾斜幹部が棒状体に成形されて台部上に設
   けられ、ボトル保持部がこの棒状体上端部にリング状に
   成形されて設けられている請求項１に記載の酒類入りボ
   トルの横臥安定保持具。