JPH07214359A - レーザ加工方法および装置 - Google Patents

レーザ加工方法および装置

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JPH07214359A
JPH07214359A JP6007565A JP756594A JPH07214359A JP H07214359 A JPH07214359 A JP H07214359A JP 6007565 A JP6007565 A JP 6007565A JP 756594 A JP756594 A JP 756594A JP H07214359 A JPH07214359 A JP H07214359A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ワークWの複数箇所にレーザ加工を行うと
き、より高速で、かつ静的精度および動的精度がより高
精度でレーザ加工を行うことのできるレーザ加工方法お
よび装置を提供することである。 【構成】 上記目的を達成するために、X,Y軸方向へ
移動自在なレーザ加工ヘッド3の移動領域に対してワー
クWのレーザ加工箇所を相対的に移動位置決めした後
に、上記レーザ加工ヘッド3を軽負荷でX,Y軸方向へ
移動制御してレーザ加工を行う方法および装置である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、比較的大きな板状の
ワークの複数箇所にレーザ加工を行う方法および装置に
係り、さらに詳細には、X,Y軸方向へ移動自在なレー
ザ加工ヘッドの移動領域に対してワークの加工箇所を相
対的に位置決めし、この位置決めされたワークの加工箇
所に対してレーザ加工ヘッドをX,Y軸方向へ移動して
レーザ加工を行うレーザ加工方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】板状のワークにレーザ加工を行うレーザ
加工装置には、所定位置に配置したレーザ加工ヘッドに
対してワークがX,Y軸方向へ移動する型式、逆に、所
定位置に配置したワークに対してレーザ加工ヘッドが
X,Y軸方向へ移動する型式および上記両者を組合せ
て、ワーク又はレーザ加工ヘッドの一方をX軸方向へ移
動し、レーザ加工ヘッド又はワークの他方をY軸方向へ
移動する型式のものがある。
【0003】また、特開平4−19043号(以下、先
行例と称す)に示されているように、ワークをX軸方向
へ移動自在に設け、レーザ加工ヘッドを、Y軸方向へ移
動自在なテーブルにX,Y軸方向へ移動自在に設けた構
成のレーザ加工装置もある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述したごとく、所定
位置のレーザ加工ヘッドに対してワークをX,Y軸方向
へ移動する構成においては、ワークを支持するワークテ
ーブルがワークに比較して極めて大きくなる問題があ
る。また、大きなワークをX,Y軸方向へ移動しつつレ
ーザ加工を行うものであるから、ワークの移動位置決め
装置が大型になると共に、ワークの慣性が大きくなり、
高速、高精度でのレーザ加工に問題がある。
【0005】所定位置に固定したワークに対してレーザ
加工ヘッドがX,Y軸方向へ移動する型式においては、
大きなワークの全面のレーザ加工が可能であるように、
レーザ加工ヘッドの移動位置決め装置が大きく移動しな
がらレーザ加工を行う必要があり、上記移動位置決め装
置の大型化は否めず、前述と同様の問題がある。
【0006】ワークとレーザ加工ヘッドがそれぞれ直交
する方向へ移動する構成においても、ワークおよびレー
ザ加工ヘッドを大きく移動しながらレーザ加工を行わな
ければならず、前述と同様の問題がある。
【0007】前記先行例においては、ワークのX軸方向
への移動とテーブルのY軸方向への移動によってワーク
にレーザ加工を行うとき、レーザ加工ヘッドをX,Y軸
方向へ別個に移動制御して追従誤差を除去しようとする
ものである。すなわち、先行例においては、レーザ加工
時に大きなワークをX軸方向へ移動制御する必要があ
り、この点において前述したごとき従来の構成と同様の
問題がある。
【0008】
【課題を解決するための手段】前述のごとき従来の問題
に鑑みて、本発明は、ワークの複数箇所にレーザ加工を
行う方法にして、(a) ワークのレーザ加工箇所を、レー
ザ加工装置に備えたレーザ加工ヘッドの移動領域内に相
対的に移動位置決めする工程と、(b) 位置決めしたワー
クのレーザ加工箇所に対してレーザ加工ヘッドをX,Y
軸方向へ移動してワークにレーザ加工を行う工程と、
(c) ワークの複数箇所のレーザ加工を終了するまで上記
(a) 工程および(b) 工程を繰り返す工程と、よりなるレ
ーザ加工方法である。
【0009】また、本発明に係るレーザ加工装置は、
X,Y軸方向へ移動自在なレーザ加工ヘッドの下方位置
に、上記レーザ加工ヘッドの移動領域の範囲よりも長大
なワークをX軸またはY軸方向の少なくとも一方向へ移
動位置決め自在なワーク移動位置決め装置を設け、この
ワーク移動位置決め装置により上記ワークのレーザ加工
箇所をレーザ加工ヘッドの移動領域内に相対的に移動位
置決めしてレーザ加工を行う構成としてなるものであ
る。
【0010】また、X,Y軸方向へ移動自在なレーザ加
工ヘッドの下方位置に、上記レーザ加工ヘッドの移動領
域の範囲よりも長大なワークを支持するワークテーブル
をX軸またはY軸方向の一方向へ移動位置決め自在に設
け、このワークテーブルに支持されてY軸またはX軸方
向の他方向へ移動自在なキャリッジに上記ワークを把持
自在なクランプを設け、上記ワークテーブルとキャリッ
ジの移動により前記クランプに把持されたワークをX,
Y軸方向へ移動位置決めして上記ワークのレーザ加工箇
所をレーザ加工ヘッドの移動領域内に相対的に移動位置
決めしてレーザ加工を行う構成としてなるものである。
【0011】また、X,Y軸方向へ移動自在なレーザ加
工ヘッドを備えてX軸またはY軸方向の少なくとも一方
向へ移動位置決め自在な移動フレームの下方位置に、上
記移動フレーム内におけるレーザ加工ヘッドの移動領域
の範囲よりも長大なワークをY軸またはX軸方向の他方
向へ移動位置決め自在なワーク移動位置決め装置を設
け、このワーク移動位置決め装置によりワークのレーザ
加工箇所を前記移動フレームの移動範囲内に相対的に移
動位置決めしてレーザ加工を行う構成としてなるもので
ある。
【0012】さらに、ワークを支持したテーブルの上方
位置に、X,Y軸方向へ移動自在なレーザ加工ヘッドを
備えた移動フレームをX軸およびY軸方向へ移動位置決
め自在に設け、上記ワークのレーザ加工箇所に対応した
位置へ前記移動フレームを移動位置決めし、この位置決
めした移動フレーム内において前記レーザ加工ヘッドを
X軸およびY軸方向へ移動してワークのレーザ加工箇所
をレーザ加工する構成としてなるものである。
【0013】
【作用】前記構成により、本発明においては、X,Y軸
方向へ移動自在なレーザ加工ヘッドの移動領域内にワー
クのレーザ加工箇所を相対的に位置決めし、この位置決
めされたレーザ加工箇所に対してレーザ加工ヘッドを
X,Y軸方向へ移動制御してレーザ加工を行うものであ
る。
【0014】すなわち、大きなワークの複数箇所にレー
ザ加工箇所がある場合であっても、レーザ加工ヘッドの
移動領域が比較的小さくて良いので、レーザ加工ヘッド
を移動するための構成の小型軽量化を図ることができて
負荷を軽くすることができ、レーザ加工ヘッドを高速、
高精度で移動してのレーザ加工を行うことができる。
【0015】
【実施例】図1を参照するに、本実施例に係るレーザ加
工装置1は、X,Y軸方向へ移動自在なレーザ加工ヘッ
ド3の下方位置に、このレーザ加工ヘッド3の移動領域
よりも長大なワークWをX,Y軸方向の少なくとも一方
向へ移動位置決め自在なワーク移動位置決め装置5が設
けてあって、このワーク移動位置決め装置5によって上
記ワークWのレーザ加工箇所を前記レーザ加工ヘッド3
の移動領域内に相対的に移動位置決めしてレーザ加工を
行う構成としてある。
【0016】より詳細には、レーザ加工装置1における
ベースフレーム7に形成した前後方向(Y軸方向)の溝
部9の左右方向(X軸方向)の両側方位置には、Y軸方
向のガイド部材11が設けてあり、このガイド部材11
には、ワークテーブル13がY軸方向へ移動自在に支持
されている。
【0017】上記ワークテーブル13をY軸方向に移動
位置決めするために、ベースフレーム7には前記ガイド
部材11と平行に延伸したボールネジ15が回転自在に
支承されており、このボールネジ15に移動自在に螺合
したナット部材(図示省略)は前記ワークテーブル13
に一体的に取付けてある。上記ボールネジ15は、コン
ピュータあるいはNC制御装置(図示省略)によって回
転制御されるサーボモータ(図示省略)に連動連結して
ある。
【0018】上記構成により、サーボモータを介してボ
ールネジ15を適宜に回転制御することによって、ワー
クテーブル13及びワークテーブル13上のワークWを
Y軸方向へ適宜に移動し位置決めすることができる。
【0019】なお、ワークテーブル13をY軸方向へ移
動し位置決めする構成としては、上述のごときボールネ
ジ15を使用した構成に限ることなく、例えば回転制御
されるタイミングベルトとワークテーブル13の1部と
を連結した構成や、リニアモータを採用してワークテー
ブル13をY軸方向に移動する構成など、種々の構成を
採用することが可能である。
【0020】前記ワークテーブル13上の後側には、左
右方向(X軸方向)に延伸したガイド部材17が取付け
てあり、このガイド部材17にはキャリッジ19がX軸
方向へ移動自在に支承されている。
【0021】上記キャリッジ19をX軸方向へ移動する
ために、ワークテーブル13には、ガイド部材17と平
行なボールネジ21が回転自在に支持されており、この
ボールネジ21に移動自在に螺合したナット部材(図示
省略)は前記キャリッジ19に一体的に取付けてある。
また、ボールネジ21は、サーボモータM1と連動連結
してある。
【0022】前記キャリッジ19には、前記ワークWを
把持自在な複数のワーククランプ23がワークWの大き
さに対応してX軸方向へ位置調節可能に取付けてある。
【0023】上記構成により、ワーククランプ23によ
ってワークWを把持した状態にあるときに、サーボモー
タM1を適宜に制御回転することにより、キャリッジ1
9がガイド部材17に沿って移動し、ワークWのX軸方
向の移動位置決めが行われる。
【0024】既に理解されるように、前記ワークテーブ
ル13をY軸方向に移動し、前記キャリッジ19をX軸
方向に移動することにより、ワークWをX,Y軸方向に
移動し位置決めすることができる。したがって、本実施
例においては、上記ワークテーブル13、キャリッジ1
9等は、ワークWをX,Y軸方向へ移動し位置決めする
前記ワーク移動位置決め装置5をなすものである。
【0025】前記ワークテーブル13の上面には、ワー
クWを移動自在に支持するためのボール或はローラなど
のごとき回転体25が多数装着してある。また、ワーク
テーブル13の中央部には、前記溝部9に対応して大き
な開口部27が形成してあり、この開口部27のX軸方
向の両側縁部には、枢軸29を介して複数の揺動アーム
31が水平状態から下方向へ揺動可能に取付けてある。
【0026】上記各揺動アーム31は、適宜のアクチュ
エータ(図示省略)によって枢軸29を回動することに
より、水平な状態から先端部が下降した状態に傾斜自在
なものであって、各揺動アーム31にはワークWを支持
する複数の支持ローラ33が回転自在に取付けてある。
【0027】上記構成により、前記レーザ加工ヘッド3
によるワークWのレーザ加工によってワークWから切断
分離されて揺動アーム31上に位置する製品あるいはス
クラップ等の切断片(図示省略)は、揺動アーム31の
先端部が下方向へ回動することにより落下される。
【0028】ワークWから切断分離して落下される切断
片を搬出するために、ベースフレーム7の前記溝部9内
には搬出コンベア35が駆動走行自在に設けられてお
り、この搬出コンベア35の搬出端に対応した位置に
は、搬出コンベア35から落下する切断片を収容するボ
ックス37が配置されている。
【0029】前記ベースフレーム7の後側にはC字形状
のフレーム39が一体的に設けてあり、このフレーム3
9には、前記ワークテーブル13における開口部27の
上方に位置する上部フレーム41が設けられている。
【0030】上記上部フレーム41は、中央部に大きな
開口部を備えた態様の枠体に構成してあり、この上部フ
レーム41には、Y軸方向のガイド部材43が設けてあ
る。このガイド部材43には、スライダ45を介してヘ
ッドキャリッジ47の両端部が移動自在に支持されてい
る。
【0031】上記ガイド部材43に沿ってヘッドキャリ
ッジ47をY軸方向へ移動するために、上部フレーム4
1にはガイド部材43と平行なボールネジ49が回転自
在に支承されており、このボールネジ49に移動自在に
螺合したナット部材(図示省略)がヘッドキャリッジ4
7に一体的に取付けてある。
【0032】また、上部フレーム41には、サーボモー
タ(図示省略)が装着してあり、このサーボモータと前
記ボールネジは適宜に連動連結してある。
【0033】前記ヘッドキャリッジ47には、X軸方向
に延伸したガイド部材(図示省略)が設けてあると共
に、サーボモータM2によって回転されるボールネジ5
1が回転自在に支持されている。
【0034】そして、前記ガイド部材には、前記レーザ
加工ヘッド3が移動自在に支持されており、このレーザ
加工ヘッド3には、前記ボールネジ51に移動自在に螺
合したナット部材53が一体的に取付けてあると共に、
集光レンズ(図示省略)を内装したレーザノズル55が
Z軸方向に上下動自在に装着してある。
【0035】上記構成により、サーボモータM2によっ
てボールネジ51を適宜に回転することにより、レーザ
加工ヘッド3はX軸方向に移動され、またボールネジ4
9を適宜に回転することにより、上記レーザ加工ヘッド
3はY軸方向に移動される。
【0036】したがって、上記レーザ加工ヘッド3は上
部フレーム41に形成された開口部内の領域において
X,Y軸方向へ移動制御自在であり、レーザ加工ヘッド
3の移動領域内においてワークWのレーザ加工箇所をレ
ーザ加工することができるものである。
【0037】なお、レーザ発振器57から発振されたレ
ーザビームLBは、フレーム39に備えたベンドミラー
ユニット59によってヘッドキャリッジ47の一端側に
備えたベンドミラーユニット61の方向へ屈曲され、か
つこのベンドミラーユニット61によって前記レーザ加
工ヘッド3の方向へ屈曲される。さらに、レーザビーム
LBは、レーザ加工ヘッド3に内装したベンドミラー
(図示省略)によって垂直に屈曲され、前記レーザノズ
ル55内の集光レンズにより集光されてワークテーブル
13上のワークWに照射するものである。
【0038】以上のごとき構成において、ワークテーブ
ル13に支持されている大きなワークWのレーザ加工を
行うには、先ずワークテーブル13をY軸方向に移動す
ると共にキャリッジ19をX軸方向に移動して、ワーク
Wのレーザ加工箇所をレーザ加工ヘッド3の移動領域に
対応した位置に位置決めする。
【0039】上述のごとくワークWのレーザ加工箇所を
レーザ加工ヘッド3の移動領域内に位置決めした後、レ
ーザ加工ヘッド3をX,Y軸方向へ移動制御してワーク
Wにレーザ加工を行う。
【0040】次に、ワークWにレーザ加工箇所が複数箇
所ある場合には、1ケ所のレーザ加工の終了後に、次の
レーザ加工箇所をレーザ加工ヘッド3の移動領域に対応
した位置に位置決めし、その後にレーザ加工ヘッド3を
X,Y軸方向へ移動制御してレーザ加工を行うことを繰
り返すことにより、大きなワークWの全面における複数
のレーザ加工箇所のレーザ加工を行うことができるもの
である。
【0041】なお、レーザ加工によってワークWから切
断分離された切断片は、揺動アーム31を下方向へ回動
して傾斜することにより搬出コンベア35上に落下さ
れ、この搬出コンベア35によってボックス37へ搬出
落下される。
【0042】既に理解されるように、レーザ加工ヘッド
3のX,Y軸方向へ移動範囲は、加工可能な最大のワー
クWに比較して小さなものであるから、レーザ加工ヘッ
ド3をX,Y軸方向へ移動するための構成の小型軽量化
を図ることができる。したがって、レーザ加工ヘッド3
を軽負荷で移動できることとなり、より高速で移動する
場合であっても、静的精度および動的精度の高精度化を
図ることができ、レーザ加工を高速、高精度で行うこと
ができるものである。
【0043】図2は、本発明の第2実施例を示すもので
ある。すなわち、図1に示した第1実施例においては、
ワークWを支持するワークテーブル13がY軸方向に移
動する場合について例示したが、この図2においては、
ワークWを支持するワークテーブル13Tを固定した構
成である。
【0044】したがって、第2実施例においては、Y軸
方向へ移動自在なキャリッジベース65にキャリッジ1
9をX軸方向へ移動自在に支持した構成であって、その
他は、前記第1実施例の構成とほとんど同一であるの
で、同一機能を奏する部分には同一符号を付することと
して詳細な説明は省略する。
【0045】この第2実施例においても前述の実施例と
同様の効果を奏するものである。
【0046】図3は、本発明の第3実施例を示すもので
ある。この第3実施例においては、サーボモータM3に
よりボールネジ15を回転することにより、ワークWを
支持するワークテーブル71をY軸方向へ移動自在に設
け、上記ワークテーブル71を跨いで設けた門型のフレ
ーム73に、レーザ加工ヘッド3をX,Y軸方向へ移動
自在に支持した移動フレーム75をX軸方向へ移動自在
に設けてなるものである。
【0047】より詳細には、門型のフレーム73には大
きな開口部が形成してあり、かつこのフレーム73に設
けたX軸方向のガイド部材77に前記移動フレーム75
が移動自在に支持されている。そして、上記ガイド部材
77と平行に設けたボールネジ79をサーボモータM4
によって回転することにより、移動フレーム75がX軸
方向に移動するように構成してある。
【0048】その他の構成は、前述した第1実施例の構
成とほぼ同一であるから、同一機能を奏する部分には同
一符号を付することとして詳細な説明は省略する。
【0049】この第3実施例においては、ワークテーブ
ル71をY軸方向へ移動することによってワークテーブ
ル71上のワークWのレーザ加工箇所を前記移動フレー
ム75の移動領域に対応して位置決めし、かつ移動フレ
ーム75をX方向へ移動することにより、レーザ加工ヘ
ッド3の移動領域をワークWのレーザ加工箇所に対して
相対的に位置決めする。
【0050】その後、レーザ加工ヘッド3をX,Y軸方
向へ移動制御してワークWにレーザ加工を行うことによ
り、高速、高精度のレーザ加工を行うことができる。
【0051】すなわち、この第3実施例においても、前
述した実施例と同様の効果を奏するものである。
【0052】図4は本発明の第4実施例を示すものであ
る。この第4実施例は、図3に示した第3実施例におけ
るワークテーブル71を固定し、その代りに、門型のフ
レーム73をY軸方向へ移動自在に構成したものであ
り、その他の構成はほぼ同一であるので、同一機能を奏
する部分には同一符号を付することとして詳細な説明は
省略する。
【0053】この第4実施例においては、門型のフレー
ム73をY軸方向に移動し、かつ移動フレーム75をX
軸方向へ移動することによってレーザ加工ヘッド3の移
動領域をワークWのレーザ加工箇所に対応した位置に位
置決めし、その後にレーザ加工ヘッド3をX,Y軸方向
へ移動制御することにより、ワークWにレーザ加工を行
うものである。
【0054】この第4実施例においてもレーザ加工ヘッ
ド3を高速で移動し、高精度の加工を行うことができる
ものであり、前述した実施例と同様の効果を奏するもの
である。
【0055】ところで、前記各実施例においては、レー
ザ加工ヘッド3の移動領域に対してワークWを相対的に
X,Y軸方向へ移動して、ワークWのレーザ加工箇所を
レーザ加工ヘッド3の移動領域に対して相対的に位置決
めする場合について説明した。
【0056】しかし、ワークWの形状が、例えば短冊状
あるいは帯状である場合には、図1に示したワークテー
ブル13を固定した構成となして、ワークWをX軸方向
へのみ移動する構成とすることも可能である。また、図
3に示した第3実施例においても、上述と同様に、移動
フレーム75を固定した構成となして、ワークテーブル
71がY軸方向に移動する構成、または、ワークテーブ
ル71を固定した構成となして、移動フレーム75がX
軸方向へ移動する構成とすることも可能である。
【0057】
【発明の効果】以上のごとき実施例の説明より理解され
るように、本発明によれば、X,Y軸方向へ移動自在な
レーザ加工ヘッド3の移動領域内にワークWのレーザ加
工箇所を相対的に位置決めし、その後にレーザ加工ヘッ
ド3をX,Y軸方向へ移動制御してワークWのレーザ加
工を行う構成であるから、レーザ加工ヘッド3のX,Y
軸方向への移動部の構成を小型軽量化でき、レーザ加工
ヘッド3を軽負荷で高速移動できると共に、静的精度お
よび動的精度の向上を図ることができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るレーザ加工装置の第1実施例を示
す斜視図である。
【図2】本発明に係るレーザ加工装置の第2実施例を示
す斜視図である。
【図3】本発明に係るレーザ加工装置の第3実施例を示
す斜視図である。
【図4】本発明に係るレーザ加工装置の第4実施例を示
す斜視図である。
【符号の説明】
1 レーザ加工装置 3 レーザ加工ヘッド 5 ワーク移動位置決め装置 13,71 ワークテーブル 19 キャリッジ 75 移動フレーム

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワークの複数箇所にレーザ加工を行う方
    法にして、 次の各工程よりなることを特徴とするレーザ加工方法。 (a) ワークのレーザ加工箇所を、レーザ加工装置に備え
    たレーザ加工ヘッドの移動領域内に相対的に移動位置決
    めする工程、 (b) 位置決めしたワークのレーザ加工箇所に対してレー
    ザ加工ヘッドをX,Y軸方向へ移動してワークにレーザ
    加工を行う工程、 (c) ワークの複数箇所のレーザ加工を終了するまで上記
    (a) 工程および(b) 工程を繰り返す工程。
  2. 【請求項2】 X,Y軸方向へ移動自在なレーザ加工ヘ
    ッドの下方位置に、上記レーザ加工ヘッドの移動領域の
    範囲よりも長大なワークをX軸またはY軸方向の少なく
    とも一方向へ移動位置決め自在なワーク移動位置決め装
    置を設け、このワーク移動位置決め装置により上記ワー
    クのレーザ加工箇所をレーザ加工ヘッドの移動領域内に
    相対的に移動位置決めしてレーザ加工を行う構成として
    なることを特徴とするレーザ加工装置。
  3. 【請求項3】 X,Y軸方向へ移動自在なレーザ加工ヘ
    ッドの下方位置に、上記レーザ加工ヘッドの移動領域の
    範囲よりも長大なワークを支持するワークテーブルをX
    軸またはY軸方向の一方向へ移動位置決め自在に設け、
    このワークテーブルに支持されてY軸またはX軸方向の
    他方向へ移動自在なキャリッジに上記ワークを把持自在
    なクランプを設け、上記ワークテーブルとキャリッジの
    移動により前記クランプに把持されたワークをX,Y軸
    方向へ移動位置決めして上記ワークのレーザ加工箇所を
    レーザ加工ヘッドの移動領域内に相対的に移動位置決め
    してレーザ加工を行う構成としてなることを特徴とする
    レーザ加工装置。
  4. 【請求項4】 X,Y軸方向へ移動自在なレーザ加工ヘ
    ッドを備えてX軸またはY軸方向の少なくとも一方向へ
    移動位置決め自在な移動フレームの下方位置に、上記移
    動フレーム内におけるレーザ加工ヘッドの移動領域の範
    囲よりも長大なワークをY軸またはX軸方向の他方向へ
    移動位置決め自在なワーク移動位置決め装置を設け、こ
    のワーク移動位置決め装置によりワークのレーザ加工箇
    所を前記移動フレームの移動範囲内に相対的に移動位置
    決めしてレーザ加工を行う構成としてなることを特徴と
    するレーザ加工装置。
  5. 【請求項5】 ワークを支持したテーブルの上方位置
    に、X,Y軸方向へ移動自在なレーザ加工ヘッドを備え
    た移動フレームをX軸およびY軸方向へ移動位置決め自
    在に設け、上記ワークのレーザ加工箇所に対応した位置
    へ前記移動フレームを移動位置決めし、この位置決めし
    た移動フレーム内において前記レーザ加工ヘッドをX軸
    およびY軸方向へ移動してワークのレーザ加工箇所をレ
    ーザ加工する構成としてなることを特徴とするレーザ加
    工装置。
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