JPH07213004A - モータの取付構造 - Google Patents

モータの取付構造

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JPH07213004A
JPH07213004A JP528894A JP528894A JPH07213004A JP H07213004 A JPH07213004 A JP H07213004A JP 528894 A JP528894 A JP 528894A JP 528894 A JP528894 A JP 528894A JP H07213004 A JPH07213004 A JP H07213004A
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hole
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Toshiaki Murakami
俊明 村上
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Shibaura Engineering Works Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 動作時の振動及び異音の発生を防止するモー
タの取付構造を提供する。 【構成】 防振ゴム33は、取付脚部10の支持片17
の間隔L1とほぼ同程度の直径r2を有し、支持片17
のピン13の軸方向の板厚L2とほぼ同程度の前記軸方
向の長さL3の円筒状の小径部34と、小径部34の軸
方向両端に一体に設けられ、直径r2よりも大きい直径
r3を有する大径部35、36とを備える。防振ゴム3
3には、前記ピン13の直径r1よりもやや大きい直径
r5を有する円柱状の挿通孔37が形成されている。挿
通孔37の軸方向両端付近には、半径方向内方に突出
し、先端部が前記半径r1と同一かやや大きい半径r5
の突起38、39がそれぞれ形成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例として、天井埋め込
み型空調装置に備えられるモータを該空調装置のハウジ
ングに取付ける際に用いられるモータの取付構造に関す
る。
【0002】
【従来の技術】図3は、本発明の基礎となる天井埋め込
み型空調装置(以下、空調装置)の断面図であり、図1
7は典型的な従来技術のモータの取付構造を示す断面図
であり、図18は本従来技術の平面図であり、図19は
本従来技術に用いられる)防振ゴムの一部断面を示す正
面図であり、図20は防振ゴムの平面図である。これら
の図面を参照して、従来のモータの取付構造について説
明する。
【0003】図3に示される空調装置1は、建築物の天
井2に埋め込まれる。空調装置1は、建築物の屋内に臨
む前面パネル3と、天井2の背後に位置して前面パネル
3によって被覆されるハウジング4とを備える。前面パ
ネル3には、屋内の空気を吸引する吸い込みグリル5が
設けられ、この吸い込みグリル5と一体的に支持フレー
ム6が設けられる。支持フレーム6の内部側にベルマウ
ス7が設けられる。ベルマウス7の上端は開口してお
り、半径方向外方に吸引グリル5からの空気を導くダク
ト8が配置される。ダクト8の外方には、フィルタ22
が配置される。
【0004】前記ダクト8の半径方向中心部付近に於い
て、ダクト8の背後側にファンモータ9が配置される。
ファンモータ9は、複数の取付脚部10を備え、各取付
脚部10は、ハウジング4の頂部11の取付孔12を貫
通して配置された略円柱形の直径r1のピン13に防振
ゴム14を介して取付けられる。該ピン13の先端には
ねじが形成され、支持座15を有する座付ナット16が
ねじ付けられる。
【0005】前記ファンモータ9の各取付脚部10の先
端は略U字状に形成され、相互に間隔L1を隔てて対向
する一対の支持片17を有する。前記防振ゴム14は、
前記取付脚部10の支持片17の間隔L1とほぼ同程度
の直径r2の円筒状の小径部18と、小径部18の軸方
向両端に一体に設けられ、直径r2よりも大きい直径r
3を有する大径部19、20とを備える。防振ゴム14
には、前記ピン13の直径r1よりもやや大きい直径r
4を有する円柱状の挿通孔21が形成されている。
【0006】以下に、ファンモータ9のハウジング4の
頂部11への取り付け手順を説明する。前記ファンモー
タ9の取付脚部10の一対の支持片17の間に、防振ゴ
ム14の前記小径部18を挿入し、ファンモータ9に防
振ゴム14を装着した状態で、ピン13に防振ゴム14
の挿通孔21を挿通させる。防振ゴム14の先端から突
出したピン13の先端にナット16をねじ付け、ファン
モータ19をハウジング4に固定する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このような従来技術の
ファンモータ19のハウジング4への取付構造に於い
て、前記ピン13の直径r1よりも、防振ゴム14の挿
通孔21の直径r4が大きく形成され、しかも、ピン1
3および防振ゴム14の挿通孔21は、共に直円筒状に
形成されている。従って、図17〜図20に示すよう
に、ファンモータ19を防振ゴム14を介してピン13
に取付ける場合、ピン13の中心と防振ゴム13の挿通
孔21の中心とが図21に示すようにずれ、ピン13の
外周面と挿通孔21の内周面とが部分的に接触する場合
がある。このような場合、ファンモータ19を回転駆動
すると、ファンモータ19の振動が、防振ゴム14を介
して空調装置1のハウジング4に伝達され易くなり、ハ
ウジング4が振動し、或いはこの振動によって振動音な
どの異音を発生するなどの不具合を生じる。
【0008】本発明はこのような課題を解決すべくなさ
れたものであり、その目的は、動作時の振動及び異音の
発生を防止するモータの取付構造を提供することであ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明のモータの取付構
造は、相互に間隔をあけて対向する一対の取付脚部を有
するモータを弾性を有する略円筒状の介在部材を介して
取付ピンに取付ける構造であって、該取付ピンは、円柱
状のねじ部と、該ねじ部の先端に設けられ、該ねじ部よ
りも大径であって該ねじ部にねじ付けおよび取り外しが
自在な支持部とを有し、該介在部材は、その外周に該一
対の取付脚部が装着される装着凹所と、該取付ピンが貫
通する貫通孔とを有し、該介在部材の該貫通孔の軸方向
両端付近に、半径方向内方に向けて突出する突起がそれ
ぞれ形成され、該介在部材の取付凹所に該一対の取付脚
部を装着し、該介在部材の該貫通孔の該突起と該取付ピ
ンの該ねじ部とで、該介在部材を該取付ピンに同心とな
るように位置決めしつつ、該介在部材を該取付ピンに装
着しつつ、該取付ピンの該ねじ部に該支持部をねじ付け
るようにしており、そのことにより、上記目的を達成で
きる。
【0010】本発明のモータの取付構造は、相互に間隔
をあけて対向する一対の取付脚部を有するモータを弾性
を有する略円筒状の介在部材を介して取付ピンに取付け
る構造であって、該取付ピンは、円柱状のねじ部と、該
ねじ部の先端に設けられ、該ねじ部よりも大径であって
該ねじ部にねじ付けおよび取り外しが自在な支持部とを
有し、該介在部材は、その外周に該一対の取付脚部が装
着される装着凹所と、該取付ピンが貫通する貫通孔とを
有し、該介在部材の該貫通孔の軸方向中央部付近に、半
径方向内方に向けて突出する突起が形成され、該突起か
ら該介在部材の該貫通孔の軸方向両端部に向けて半径方
向に拡開するテーパ部がそれぞれ形成され、該介在部材
の取付凹所に該一対の取付脚部を装着し、該介在部材の
該貫通孔の該突起と該取付ピンの該ねじ部とで、該介在
部材を該取付ピンに同心となるように位置決めしつつ、
該介在部材を該取付ピンに装着しつつ、該取付ピンの該
ねじ部に該支持部をねじ付けるようにしており、そのこ
とにより、上記目的を達成できる。
【0011】本発明のモータの取付構造は、相互に間隔
をあけて対向する一対の取付脚部を有するモータを弾性
を有する略円筒状の介在部材を介して取付ピンに取付け
る構造であって、該取付ピンは、円柱状のねじ部と、該
ねじ部の先端に設けられ、該ねじ部よりも大径であって
該ねじ部にねじ付けおよび取り外しが自在な支持部とを
有し、該介在部材は、その外周に該一対の取付脚部が装
着される装着凹所と、該取付ピンが貫通する貫通孔とを
有し、該介在部材の該貫通孔の軸方向一端部付近に、半
径方向内方に向けて突出する突起が形成され、該突起か
ら該介在部材の該貫通孔の軸方向他端部に向けて半径方
向に拡開するテーパ部が形成され、該介在部材の取付凹
所に該一対の取付脚部を装着し、該介在部材の該貫通孔
の該突起と該取付ピンの該ねじ部とで、該介在部材を該
取付ピンに同心となるように位置決めしつつ、該介在部
材を該取付ピンに装着しつつ、該取付ピンの該ねじ部に
該支持部をねじ付けるようにしておりそのことにより、
上記目的を達成できる。
【0012】本発明のモータの取付構造は、相互に間隔
をあけて対向する一対の取付脚部を有するモータを弾性
を有する略円筒状の介在部材を介して取付ピンに取付け
る構造であって、該取付ピンは、円柱状のねじ部と、該
ねじ部の先端に設けられ、該ねじ部よりも大径であって
該ねじ部にねじ付けおよび取り外しが自在な支持部とを
有し、該介在部材には、その外周に該一対の取付脚部が
装着され、軸方向の両側面に段差部がそれぞれ形成され
た装着凹所と、該取付ピンが貫通し、該取付ピンとほぼ
同径の貫通孔とがそれぞれ形成され、該介在部材の取付
凹所の段差部に該一対の取付脚部を装着し、該介在部材
の該貫通孔に該取付ピンを装着することにより、該介在
部材を該取付ピンに同心となるように位置決めしつつ、
該介在部材を該取付ピンに装着し、該取付ピンの該ねじ
部に該支持部材をねじ付けるようにしており、そのこと
により、上記目的を達成できる。
【0013】
【作用】請求項1の発明に従えば、介在部材の取付凹所
に、モータの一対の取付脚部を装着し、介在部材に形成
されている貫通孔の軸線方向両端付近の突起と、取付ピ
ンのねじ部とで、介在部材を該取付ピンに同心となるよ
うに位置決めしつつ、介在部材を取付ピンに装着する。
取付ピンのねじ部に支持部材をねじ付ける。これによ
り、介在部材を取付ピンに同心となるように容易に、し
かも確実に位置決めすることができる。また、介在部材
と取付ピンとは前記突起で接触するだけであり、比較的
大きい面積での接触が防止される。これにより、モータ
の振動が取付ピンに伝達される程度を格段に削減するこ
とができ、モータの振動の増大及びこの振動に伴う異音
の発生を防止することができる。
【0014】また、請求項2の発明に従えば、介在部材
の取付凹所に一対の取付脚部を装着し、介在部材の貫通
孔の軸線方向中央部付近の突起と取付ピンのねじ部と
で、介在部材を取付ピンに同心となるように位置決めし
つつ、介在部材を取付ピンに装着する。取付ピンのねじ
部に支持部材をねじ付ける。これによっても、前記防振
及び防音作用を実現できる。
【0015】また、請求項3の発明に従えば、介在部材
の取付凹所に一対の取付脚部を装着し、介在部材の貫通
孔の軸線方向一端部付近の突起と取付ピンのねじ部と
で、介在部材を取付ピンに同心となるように位置決めし
つつ、介在部材を該取付ピンに装着しつつ、該取付ピン
の該ねじ部に該支持部をねじ付ける。これによっても、
前記防振及び防音作用を実現できる。
【0016】また、請求項4の発明に従えば、介在部材
の取付凹所の段差部に、一対の取付脚部を装着し、介在
部材の貫通孔に取付ピンを装着することにより、介在部
材を取付ピンに同心となるように位置決めしつつ、介在
部材を取付ピンに装着し、取付ピンのねじ部に支持部材
をねじ付ける。これによっても、前記防振及び防音作用
を実現できる。
【0017】
【実施例】
(実施例1)図1(a)は本発明の実施例1のモータの
取付構造を説明する断面図であり、図2は本実施例の平
面図であり、図3は、本発明の基礎となる天井埋め込み
型空調装置(以下、空調装置)1の断面図であり、図4
は本実施例に用いられる防振ゴムの一部断面を示す正面
図であり、図5は防振ゴムの平面図である。これらの図
面を参照して、本実施例のモータの取付構造について説
明する。図3に示される空調装置1の構成は、本発明の
基礎となるものであり、従来技術の項で説明されてお
り、以下に於いて、その説明を参照する。
【0018】本実施例のファンモータ9の取付構造に於
いて、ファンモータ9は、複数の取付脚部10を備え、
各取付脚部10は、ハウジング4の頂部11の取付孔1
2を貫通して配置された略円柱形の直径r1のピン13
に防振ゴム33を介して取付けられる。該ピン13の先
端にはねじが形成され、ナット31がねじ付けられる。
ナット31の基端部に於いて、支持座30が形成され
る。前記ファンモータ9の各取付脚部10の先端は略U
字状に形成され、相互に間隔L1を隔てて対向する一対
の支持片17を有する。なお、ピン13の頂部11の取
付孔12への取付け構造は、図1(b)のようにしても
よい。
【0019】本実施例の防振ゴム33は、前記取付脚部
10の支持片17の間隔L1とほぼ同程度の直径r2を
有し、支持片17のピン13の軸方向の板厚L2とほぼ
同程度の前記軸方向の長さL3の円筒状の小径部34
と、小径部34の軸方向両端に一体に設けられ、直径r
2よりも大きい直径r3を有する大径部35、36とを
備える。防振ゴム33には、前記ピン13の直径r1よ
りもやや大きい直径r5を有する円柱状の挿通孔37が
形成されている。挿通孔37の軸方向両端付近には、半
径方向内方に突出し、先端部が前記半径r1と同一かや
や大きい半径r5の突起38、39がそれぞれ形成され
る。
【0020】以下に、ファンモータ9のハウジング4の
頂部11への取り付け手順を説明する。前記ファンモー
タ9の取付脚部10の一対の支持片17の間に、防振ゴ
ム33の前記小径部34を挿入し、ファンモータ9に防
振ゴム33を装着した状態で、ピン13に防振ゴム33
の挿通孔37を挿通させる。このとき、防振ゴム33の
挿通孔37の突起38、39が、ピン13の円柱部30
の軸線方向両端付近にそれぞれ線接触することにより、
ピン13の軸線方向両端部において、ピン13と防振ゴ
ム33とを同心となるように、容易にかつ確実に位置決
めすることができる。次ぎに、防振ゴム33の先端から
突出したピン13の先端にナット31をねじ付ける。こ
のとき、ナット31の支持座30が、ハウジング4の頂
部11との間で防振ゴム33を押圧する。これにより、
ピン13と防振ゴム33とを同心となるように、容易に
かつ確実に位置決めすることができる。このようにし
て、ファンモータ19をハウジング4に固定することが
できる。
【0021】本実施例において、防振ゴム33に形成さ
れている挿通孔37の突起38、39と、ピン13の円
柱部30及びナット31とで、防振ゴム33をピン13
に同心となるように位置決めしつつ、防振ゴム33をピ
ン13に装着することができる。これにより、防振ゴム
33をピン13に同心となるように容易に、しかも確実
に位置決めすることができる。従って、防振ゴム33と
ピン13との比較的大きい面積での接触が防止され、両
者を線接触で接触させることができる。これにより、フ
ァンモータ9の振動がピン13に伝達される程度を格段
に削減することができ、ファンモータ9の振動がハウジ
ング4に伝達され、ハウジング4が振動する不具合、及
びこの振動に伴い異音が発生するという不具合を防止す
ることができる。
【0022】なお、防振ゴム33は図4に示すように2
ピース上下一対のものを使用してもよいが、一体形成し
てもよい。
【0023】(実施例2)図6(a)は本発明の実施例
2のモータの取付構造を説明する断面図であり、図7は
本実施例の平面図であり、図8は本実施例に用いられる
防振ゴムの一部断面を示す正面図であり、図9は防振ゴ
ムの平面図である。これらの図面及び図3を参照して、
本実施例のモータの取付構造について説明する。本実施
例は、前記実施例1に類似し、対応する部分には同一の
参照符号を付す。
【0024】本実施例の特徴は、挿通孔37の軸方向中
央部付近に、半径方向内方に向けて突出する突起40が
形成され、突起40から防振ゴム33の挿通孔37の軸
方向両端部に向けて半径方向に拡開するテーパ部41、
42がそれぞれ形成した事である。
【0025】以下に、本実施例におけるファンモータ9
のハウジング4の頂部11への取り付け手順を説明す
る。前記ファンモータ9の取付脚部10の一対の支持片
17の間に、防振ゴム33の前記小径部34を挿入し、
ファンモータ9に防振ゴム33を装着した状態で、ピン
13に防振ゴム33の挿通孔37を挿通させる。このと
き、防振ゴム33の挿通孔37の突起40が、ピン13
の円柱部30の軸線方向中央部付近に線接触することに
より、ピン13の軸線方向中央部において、ピン13と
防振ゴム33とを同心となるように、容易にかつ確実に
位置決めすることができる。また、防振ゴム33の挿通
孔37のテーパ部38、39に沿って、ピン13を挿通
孔37に挿入することができるので、防振ゴム33のピ
ン31への挿入を容易に行うことができる。次ぎに、防
振ゴム33の先端から突出したピン13の先端にナット
31をねじ付ける。このようにして、ファンモータ19
をハウジング4に固定することができる。
【0026】このような本実施例においても、前記実施
例1で述べた効果と同様な効果を達成することができ
る。
【0027】なお、支持片における防振ゴム33との接
触部分を図6(b)(c)のようにしても同様の効果が
得られる。
【0028】(実施例3)図10(a)は本発明の実施
例3のモータの取付構造を説明する断面図であり、図1
1は本実施例の平面図であり、図12は本実施例に用い
られる防振ゴムの一部断面を示す正面図であり、図13
は防振ゴムの平面図である。これらの図面及び図3を参
照して、本実施例のモータの取付構造について説明す
る。本実施例は、前記実施例1に類似し、対応する部分
には同一の参照符号を付す。
【0029】本実施例の特徴は、挿通孔37の軸方向先
端部付近に、半径方向内方に向けて突出する突起43が
形成され、突起43から防振ゴム33の挿通孔37の軸
方向基端部に向けて半径方向に拡開するテーパ部44が
それぞれ形成されている事である。
【0030】以下に、本実施例におけるファンモータ9
のハウジング4の頂部11への取り付け手順を説明す
る。前記ファンモータ9の取付脚部10の一対の支持片
17の間に、防振ゴム33の前記小径部34を挿入し、
ファンモータ9に防振ゴム33を装着した状態で、ピン
13に防振ゴム33の挿通孔37を挿通させる。このと
き、防振ゴム33の挿通孔37の突起43が、ピン13
の円柱部30の軸線方向中央部付近に線接触することに
より、ピン13の軸線方向中央部において、ピン13と
防振ゴム33とを同心となるように、容易にかつ確実に
位置決めすることができる。また、防振ゴム33の挿通
孔37のテーパ部44に沿って、ピン13を挿通孔37
に挿入することができるので、防振ゴム33のピン31
への挿入を容易に行うことができる。次ぎに、防振ゴム
33の先端から突出したピン13の先端にナット31を
ねじ付ける。このようにして、ファンモータ19をハウ
ジング4に固定することができる。
【0031】このような本実施例においても、前記実施
例1で述べた効果と同様な効果を達成することができ
る。
【0032】なお、支持片における防振ゴム33との接
触部分を図10(b)(c)のようにしても同様の効果
が得られる。
【0033】(実施例4)図14は本発明の実施例4の
モータの取付構造を説明する断面図であり、図15は本
実施例に用いられる防振ゴムの一部断面を示す正面図で
あり、図16は防振ゴムの平面図である。これらの図面
及び図3を参照して、本実施例のモータの取付構造につ
いて説明する。本実施例は、前記実施例1に類似し、対
応する部分には同一の参照符号を付す。
【0034】本実施例の特徴は、防振ゴム33の挿通孔
37の直径r4を、ピン13の直径r1とほぼ同一に選
び、本実施例の防振ゴム33は、前記取付脚部10の支
持片17の間隔L1より小さい値の直径r7を有し、支
持片17のピン13の軸方向の板厚L2よりも小さい前
記軸方向の長さL4の円筒状の小径部49と、防振ゴム
33の軸方向両端に一体に設けられ、前記間隔L1より
も大きい直径r3を有し、前記板厚L2と同程度の間隔
L5を相互に隔てて配置される大径部35、36とを備
える。防振ゴム33の小径部49と大径部35、36と
の間には、軸方向の両側面に段差部44、45がそれぞ
れ形成される。
【0035】以下に、本実施例におけるファンモータ9
のハウジング4の頂部11への取り付け手順を説明す
る。前記ファンモータ9の取付脚部10の一対の支持片
17を防振ゴム33の前記大径部35、36の間に挿入
する。このとき、各支持片17の内方端部は、防振ゴム
33の前記段差部44、45に当接し、段差部44、4
5によって挟まれ保持される。このようにして、ファン
モータ9に防振ゴム33を装着した状態で、ピン13に
防振ゴム33の挿通孔37を挿通させる。このとき、防
振ゴム33の挿通孔37はピン13と密着する。これに
より、ピン13と防振ゴム33とを同心となるように、
容易にかつ確実に位置決めすることができる。
【0036】次ぎに、防振ゴム33の先端から突出した
ピン13の先端にナット31をねじ付ける。このとき、
ナット21の支持座30が、ハウジング4の頂部11と
の間で防振ゴム33を押圧する。これにより、ピン13
と防振ゴム33とを同心となるように、容易にかつ確実
に位置決めすることができる。このようにして、ファン
モータ19をハウジング4に固定することができる。
【0037】このような本実施例においても、前記実施
例1で述べた効果と同様な効果を達成することができ
る。
【0038】
【発明の効果】以上のように請求項1、2、3及び4の
いずれの発明に於いても、介在部材を取付ピンに同心と
なるように容易に、しかも確実に位置決めすることがで
きる。従って、介在部材と取付ピンとの比較的大きい面
積での接触が防止され、両者を線接触で接触させること
ができる。これにより、モータの振動が取付ピンに伝達
される程度を格段に削減することができ、モータの振動
の増大及びこの振動に伴う異音の発生を防止することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1のモータの取付構造を説明す
る断面図である。
【図2】本実施例の平面図である。
【図3】本発明の基礎となる天井埋め込み型空調装置の
断面図である。
【図4】本実施例に用いられる防振ゴムの一部断面を示
す正面図である。
【図5】防振ゴムの平面図である。
【図6】は本発明の実施例2のモータの取付構造を説明
する断面図である。
【図7】本実施例の平面図である。
【図8】本実施例に用いられる防振ゴムの一部断面を示
す正面図である。
【図9】防振ゴムの平面図である。
【図10】本発明の実施例3のモータの取付構造を説明
する断面図である。
【図11】本実施例の平面図である。
【図12】本実施例に用いられる防振ゴムの一部断面を
示す正面図である。
【図13】防振ゴムの平面図である。
【図14】本発明の実施例4のモータの取付構造を説明
する断面図である。
【図15】本実施例に用いられる防振ゴムの一部断面を
示す正面図である。
【図16】防振ゴムの平面図である。
【図17】典型的な従来技術のモータの取付構造を示す
断面図である。
【図18】本従来技術の平面図である。
【図19】本従来技術に用いられる防振ゴムの一部断面
を示す正面図である。
【図20】防振ゴムの平面図である。
【図21】従来技術の問題点を示す断面図である。
【符号の説明】
9 ファンモータ 10 取付脚部 12 取付孔 13 ピン 17 支持片 30 支持座 31 ナット 33 防振ゴム

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】相互に間隔をあけて対向する一対の取付脚
    部を有するモータを弾性を有する略円筒状の介在部材を
    介して取付ピンに取付ける構造であって、 該取付ピンは、円柱状のねじ部と、該ねじ部の先端に設
    けられ、該ねじ部よりも大径であって該ねじ部にねじ付
    けおよび取り外しが自在な支持部とを有し、 該介在部材は、その外周に該一対の取付脚部が装着され
    る装着凹所と、該取付ピンが貫通する貫通孔とを有し、
    該介在部材の該貫通孔の軸方向両端付近に、半径方向内
    方に向けて突出する突起がそれぞれ形成され、 該介在部材の取付凹所に該一対の取付脚部を装着し、該
    介在部材の該貫通孔の該突起と該取付ピンの該ねじ部と
    で、該介在部材を該取付ピンに同心となるように位置決
    めしつつ、該介在部材を該取付ピンに装着しつつ、該取
    付ピンの該ねじ部に該支持部をねじ付けるモータの取付
    構造。
  2. 【請求項2】相互に間隔をあけて対向する一対の取付脚
    部を有するモータを弾性を有する略円筒状の介在部材を
    介して取付ピンに取付ける構造であって、 該取付ピンは、円柱状のねじ部と、該ねじ部の先端に設
    けられ、該ねじ部よりも大径であって該ねじ部にねじ付
    けおよび取り外しが自在な支持部とを有し、 該介在部材は、その外周に該一対の取付脚部が装着され
    る装着凹所と、該取付ピンが貫通する貫通孔とを有し、
    該介在部材の該貫通孔の軸方向中央部付近に、半径方向
    内方に向けて突出する突起が形成され、該突起から該介
    在部材の該貫通孔の軸方向両端部に向けて半径方向に拡
    開するテーパ部がそれぞれ形成され、 該介在部材の取付凹所に該一対の取付脚部を装着し、該
    介在部材の該貫通孔の該突起と該取付ピンの該ねじ部と
    で、該介在部材を該取付ピンに同心となるように位置決
    めしつつ、該介在部材を該取付ピンに装着しつつ、該取
    付ピンの該ねじ部に該支持部をねじ付けるモータの取付
    構造。
  3. 【請求項3】相互に間隔をあけて対向する一対の取付脚
    部を有するモータを弾性を有する略円筒状の介在部材を
    介して取付ピンに取付ける構造であって、 該取付ピンは、円柱状のねじ部と、該ねじ部の先端に設
    けられ、該ねじ部よりも大径であって該ねじ部にねじ付
    けおよび取り外しが自在な支持部とを有し、 該介在部材は、その外周に該一対の取付脚部が装着され
    る装着凹所と、該取付ピンが貫通する貫通孔とを有し、
    該介在部材の該貫通孔の軸方向一端部付近に、半径方向
    内方に向けて突出する突起が形成され、該突起から該介
    在部材の該貫通孔の軸方向他端部に向けて半径方向に拡
    開するテーパ部が形成され、 該介在部材の取付凹所に該一対の取付脚部を装着し、該
    介在部材の該貫通孔の該突起と該取付ピンの該ねじ部と
    で、該介在部材を該取付ピンに同心となるように位置決
    めしつつ、該介在部材を該取付ピンに装着しつつ、該取
    付ピンの該ねじ部に該支持部をねじ付けるモータの取付
    構造。
  4. 【請求項4】相互に間隔をあけて対向する一対の取付脚
    部を有するモータを弾性を有する略円筒状の介在部材を
    介して取付ピンに取付ける構造であって、 該取付ピンは、円柱状のねじ部と、該ねじ部の先端に設
    けられ、該ねじ部よりも大径であって該ねじ部にねじ付
    けおよび取り外しが自在な支持部とを有し、 該介在部材には、その外周に該一対の取付脚部が装着さ
    れ、軸方向の両側面に段差部がそれぞれ形成された装着
    凹所と、該取付ピンが貫通し、該取付ピンとほぼ同径の
    貫通孔とがそれぞれ形成され、 該介在部材の取付凹所の段差部に該一対の取付脚部を装
    着し、該介在部材の該貫通孔に該取付ピンを装着するこ
    とにより、該介在部材を該取付ピンに同心となるように
    位置決めしつつ、該介在部材を該取付ピンに装着し、該
    取付ピンの該ねじ部に該支持部材をねじ付けるモータの
    取付構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108412956A (zh) * 2018-04-26 2018-08-17 英飞凌(深圳)智慧科技有限公司 一种电机减震器、电机及装有该电机的净化器
TWI634268B (zh) * 2017-02-16 2018-09-01 建準電機工業股份有限公司 一種阻震連接裝置及具有該裝置之風扇
US20230283143A1 (en) * 2022-03-07 2023-09-07 Autoflight (Kunshan) Co., Ltd. Motor Shock-Absorbing Structure and an Unmanned Aerial Vehicle Using the Same

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