JPH07212332A - 多重搬送波変調装置 - Google Patents

多重搬送波変調装置

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JPH07212332A
JPH07212332A JP6004927A JP492794A JPH07212332A JP H07212332 A JPH07212332 A JP H07212332A JP 6004927 A JP6004927 A JP 6004927A JP 492794 A JP492794 A JP 492794A JP H07212332 A JPH07212332 A JP H07212332A
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JP
Japan
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signal
phase
power combiner
carrier
output
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JP6004927A
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English (en)
Inventor
Shoichi Narahashi
祥一 楢橋
Toshio Nojima
俊雄 野島
Yasushi Yamao
泰 山尾
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NTT Docomo Inc
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
NTT Mobile Communications Networks Inc
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Publication date
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  • Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 包絡線電力が大幅に増大することを防止す
る。 【構成】 基準発振器14から同一の基準周波数信号を
各直交変調器11i (i=1,2,…,n)の各シンセ
サイザ15i に供給して、その信号に同期させ、これら
シンセサイザ15i の位相同期した一定周波数間隔の搬
送波をそれぞれ移相器16i で互いに異なる位相にシフ
トし、そのシフトされた搬送波と各入力端1i 及び2i
の両入力信号と直交変調し、各直交変調器11i の出力
が電力合成器12で合成出力される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、一定の周波数間隔の
搬送波を有する複数の変調信号を発生する多重搬送波変
調装置(マルチキャリア変調装置)に関する。
【0002】
【従来の技術】図10は、従来の多重搬送波変調装置
(マルチキャリア変調装置)の基本構成を示す図であ
る。この従来変調装置は、n個(n≧2)の直交変調器
11i (i=1,2,…,n)を備え、各直交変調器1
i は入力端1i および2i と、局部発振器3i と、局
部発振器3i の出力信号(搬送波信号)を2つに分配す
る電力分配器4i と、この電力分配器4i の一方の出力
信号と入力端1i の信号を乗算する乗算器5i と、電力
分配器4i のもう一方の出力信号を90°移相する90
°移相器6i と、90°移相器6i の出力信号と入力端
i の信号を乗算する乗算器7i と、乗算器5i および
i の出力がそれぞれ供給される帯域通過濾波器8i
よび9i と、帯域通過濾波器8i および9i のそれぞれ
の出力信号を合成する電力合成器10i からなる。これ
らn個の直交変調器11i のそれぞれの出力は電力合成
器12で電力合成されて、出力端13からマルチキャリ
ア変調信号として出力される。
【0003】局部発振器3i は全て独立に動作するよう
に示してあるが、全ての局部発振器3i の周波数精度を
良好にするために、周波数発振器を1つのみ設け、この
出力を直交変調器11i の数だけ分配し、これに基づい
て各局部発振器3i が所望の周波数の搬送波を出力する
ように構成する場合もある。この場合、局部発振器3 i
は通常はシンセサイザで構成される。また、帯域通過濾
波器8i および9i は、所望の周波数帯の信号のみを通
過し、それ以外の不要な信号を除去する。なお、電力合
成器10i および12は、トランス回路やハイブリッド
回路等で構成される単純な無損失電力合成回路である。
【0004】つぎに、前記従来のマルチキャリア変調装
置の動作について説明する。各直交変調器11i は、局
部発振器3i の搬送波周波数によって、入力端1i およ
び2 i の入力信号を乗算し、希望する周波数帯の変調信
号を発生する。この各直交変調器11i から発生された
変調信号が電力合成器12に入力され、電力合成され
る。この場合、各直交変調器11i の局部発振器3i
ら出力される搬送波の角周波数Ωi について、図11に
示すようにお互いに異なる値に設定すれば、周波数空間
上で多重されたマルチキャリア変調信号が出力端13か
ら得られる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来のマルチキャリア
変調装置を実際の通信に利用する場合、出力端13から
得られるマルチキャリア変調信号の包絡線電力に着目す
ると、各変調信号の瞬時位相が一致した瞬間に、全ての
変調信号の電圧が同相合成されるので、包絡線電力は大
幅に増大する。
【0006】特に、各変調信号における搬送波成分につ
いて、直交変調器11i の局部発振器3i の搬送波の振
幅が全て等しく、各搬送波の角周波数Ωi の間隔Δωが
一定であり、しかも初期位相が一致する場合には、搬送
波成分が同相合成される状態が周期的に発生する。図1
2は前記条件のもとで直交変調器11i の搬送波成分の
10波(n=10)について、出力端13から得られる
出力信号の包絡線電力の計算結果を示す図である。
【0007】この図において、横軸は時間を示し、縦軸
は、出力端13から得られる出力信号の包絡線電力を示
している。ただし、Tは、包絡線の周期を示し、T=2
π/Δωであり、a0 は、直交変調器11i の搬送波の
1波あたりの振幅値であり、Z0 は、直交変調器11i
の出力の線路の特性インピーダンスである。なお、図1
2の縦軸は、1チャネル信号当りの搬送波電力a0 2/2
0 で正規化して示してある。図12からわかるよう
に、前記条件のもとでは、出力端13から得られるマル
チキャリア変調信号の搬送波成分の包絡線電力は、Tご
とに周期的に大幅に増大し、その包絡線電力の最大値
は、1チャネル信号当りの電力(a0 2/2Z 0 )の10
0倍にも達する。
【0008】図13は、前記条件のもとで従来のマルチ
キャリア変調装置を使用した場合、直交変調器11i
数nと、出力端13に現れるマルチキャリア変調信号の
うち、搬送波成分の包絡線電力の最大値との関係を示す
グラフである。図13において、その横軸は、直交変調
器11i の数nを示し、その縦軸は、出力端13で得ら
れる包絡線電力の最大値を示している。ここで、P0
0 2/2Z0 であり、前記縦軸は、nP0 で正規化して
示してある。
【0009】図13からわかるように、直交変調器11
i の数がnであるときに、出力端13から得られる搬送
波成分の包絡線電力の最大値は、搬送波n波の平均電力
nP 0 のn倍、すなわち、n2 0 になる。そして、こ
の最大値n2 0 が、図12に示すように、必ず周期的
に発生する。したがって、搬送波成分の包絡線電力がこ
のように周期的にこの最大値n2 0 となるような状態
でマルチキャリア変調信号を発生する場合に、従来のマ
ルチキャリア変調装置の出力部に増幅器を設け、前記マ
ルチキャリア変調信号をその増幅器によって低歪で増幅
しようとすると、その増幅器の所要飽和出力を、少なく
とも搬送波成分の包絡線電力の最大値n2 0 よりも大
きく設定する必要がある。
【0010】つまり、前記従来のマルチキャリア変調装
置は、複数の直交変調器11i にそれぞれ備えた局部発
振器3i が全てお互いに同相で動作すると、その搬送波
成分が電力合成器12で同相合成されるので、その状態
でマルチキャリア変調信号を発生すると、マルチキャリ
ア変調信号の包絡線電力が周期的に増大するという問題
がある。また、局部発振器3i を独立に動作させると、
電源投入のタイミングによっては、出力が周期的に増大
するという状態が確率的に起こり得るという問題があ
る。
【0011】この発明は、一定の周波数間隔の搬送波周
波数を有するマルチキャリア変調信号を発生する場合で
あって、発生する変調信号数が増加した場合に、出力の
包絡線電力が大幅に増大することを防止するマルチキャ
リア変調装置を提供することを目的とするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、乗算
器を有するn個の直交変調器の各出力信号を電力合成器
で合成する多重搬送波変調装置において、前記各直交変
調器の局部発振器に同一の基準周波数信号が1個の基準
周波数発振器から供給され、かつ、前記電力合成器の供
給される信号の搬送波成分の初期位相が初期位相調整手
段で互いに異なるように調整される。
【0013】請求項2の発明によれば、乗算器を有する
n個の第1振幅変調器の出力信号が第1電力合成器で合
成され、乗算器を有するn個の第2振幅変調器の出力信
号が第2電力合成器で合成され、その第2電力合成器の
出力信号は90°移相器で位相が90°移相され、その
90°移相された信号と第1電力合成器の出力信号とが
第3電力合成器で合成され、各第1振幅変調器の各局部
発振器と、各第2振幅変調器の各局部発振器とに、同一
の基準周波数信号が1個の基準周波数発振器から供給さ
れ、初期位相調整手段により、第1電力合成器の各入力
信号の搬送波成分の初期位相が互いに異ならされ、かつ
第2電力合成器の各入力信号の搬送波成分の初期位相が
互いに異ならされ、第1振幅変調器の局部発振器と、第
2振幅変調器の局部発振器とは互いに各1個が同一発振
周波数に選定され、その同一発振周波数とされたものと
対応する第1、第2振幅変調器の出力信号の無変調での
初期位相は互いに同一とされている。
【0014】請求項3の発明によれば、n個の第1変調
部でそれぞれ入力信号と局部信号とが乗算器で乗算され
て振幅変調信号が出力され、n個の第2変調部でそれぞ
れ入力信号と局部信号とが乗算器で乗算されて振幅変調
信号が出力され、上記n個の第1変調部の出力信号が第
1電力合成器で合成され、上記n個第2変調部の出力信
号が第2電力合成器で合成され、その第2電力合成器の
出力信号の位相が90°移相器で90°移相され、その
90°移相された信号と第1電力合成器の出力信号とが
第3電力合成器で合成され、n個の局部発振器から互い
に異なる周波数の局部信号が出力され、これら各局部信
号はそれぞれ電力分配手段により2分配されて上記第1
変調部の1つと上記第2変調部の1つとに局部信号とし
て供給され、上記n個の局部発振器には1個の基準周波
数発振器から同一の基準周波数信号が供給され、初期位
相調整手段により、第1電力合成器の入力信号の搬送波
成分の初期位相が互いに異ならされ、かつ第2電力合成
器の入力信号の搬送波成分の初期位相が互いに異ならさ
れ、第1、第2変調部で同一局部信号が供給されるもの
については、上記第1電力合成器への入力信号の搬送波
成分の初期位相と、第2電力合成器への入力信号の無変
調での初期位相とが互いに等しく選定されている。
【0015】
【作用】請求項1の発明の構成によると、各直交変調器
における局部発振器の位相が全て同一となり、各直交変
調器の出力信号の搬送波成分の初期位相は互いに異な
り、電力合成器内で全ての信号が互いに同一位相になる
ことがなく、したがって、変調時であっても、無変調時
であっても、変調出力が周期的に増大することはない。
【0016】請求項2の発明の構成によると、各第1振
幅変調器の各局部発振器、また各第2振幅変調器の各局
部発振器の位相が全て同一となり、第1電力合成器の各
入力信号の搬送波成分の初期位相が互いに異なり、ま
た、第2電力合成器の入力信号の搬送波成分の初期位相
が互いに異なり、第1、第2電力合成器で全ての信号が
互いに同一位相になることがなく、したがって、変調時
であっても、無変調時であっても、変調出力が周期的に
増大することはない。
【0017】さらに、請求項3の発明において、第1、
第2変調部に供給される局部信号の位相が全て同一とな
り、第1電力合成器の入力信号の搬送波成分の初期位相
が互いに異なり、また第2電力合成器の入力信号の搬送
波成分の初期位相が互いに異なり、第1、第2電力合成
器でそれぞれ全ての信号が互いに同一位相になることが
なく、したがって、変調時であっても、無変調時であっ
ても、変調出力が周期的に増大することはない。
【0018】
【実施例】図1は、請求項1の発明の第1実施例を示
し、図10と同一の部材には同一の符号を付してある。
他の実施例についても同様である。この実施例では、1
つの基準周波数発振器14が設けられ、また、n個(n
≧2)の直交変調器11i (i=1,2,…,n)の各
局部発振器15i としてシンセサイザが用いられ、その
各シンセサイザ15i の出力側に移相器16i がそれぞ
れ直列に挿入される。基準周波数発振器14からの基準
発振周波数信号は各シンセザイザ15i へ供給され、各
シンセサイザ15i としてPLL形周波数シンセサイザ
が使用され、その出力信号(局部信号)の初期位相が基
準周波数発振器14から基準周波数信号に同期させられ
る。これら同一位相とされた各シンセサイザ15i から
の局部信号(搬送波信号)は移相器16i で互いに異な
る位相の局部信号とされる。各移相器16i は、サーキ
ュレータ、可変遅延線路、またはバラクタダイオード等
で構成できる周知の部品である(宮内、山本:「通信用
マイクロ波回路」、314〜321頁、電子通信学会、
昭和56年参照)。なお、この移相器16i は初期位相
調整手段の一例である。各移相器16i の出力信号が電
力分配器4i へ供給される。その他は図10に示した従
来のものと同様である。なお帯域通過濾波器8i および
i は、乗算器5i および7i の出力側にそれぞれ設け
てあるが、電力合成器10i の出力側に1つだけ設けら
れる場合もある。
【0019】次に、この実施例の動作について説明す
る。まず、発生する変調信号数をn(n≧2)とし、第
i番目の直交変調器11i内のシンセサイザ15i の局
部信号(搬送波成分)の電圧gi を gi =Ac cos Ωi t (1) とおく。ただし、i=1,2,…,nであり、Ac は振
幅を示し、Ωi は角周波数を示すものである。
【0020】このときに、全てのシンセサイザ15i
出力の初期位相が互いに一致しているので、i番目の直
交変調器11i の出力電圧はνi は、 νi =Am cos (ωi t+θ0 +φi (t) +θi ) (2) とおくことができる。ただし、Am は振幅であり、ωi
は角周波数であり、θ0はシンセサイザ15i の出力の
初期位相である。φi (t) は変調信号を表し、1符号期
間をτとしてt=jτ(但し、jは整数)ごとに一定値
φj をとる。
【0021】ここで、φj =0,πであれば2相位相変
調、φj =±π/4、±3π/4であれば4相位相変調
であり、一般にはM値のM相位相変調を表わす。θi
移相器16i による移相量を示すものである。(2)式
において、θ0 =0とおいても本質的な違いが生じない
ので、(2)式を改めて、 νi =Am cos (ωi t+φi (t) +θi ) (3) とおく。このとき、電力合成器12で電力合成されて出
力端13から得られる信号電圧νは、 ν=ΣAm cos (ωi t+φi (t) +θi ) (4) Σはi=1からnまで、である。
【0022】ここで、ベクトル表示を用いれば、(3)
式は、 Vi =Am exp{j(ωi t+φi (t) +θi )} (5) となり、同様にベクトル表示を用いれば(4)式は、 V=ΣAm exp{j(ωi t+φi (t) +θi )} (6) Σはi=1からnまで、となる。
【0023】(6)式を用いて、出力端13から得られ
るマルチキャリア変調信号の包絡線電力を求めるため
に、電圧実効値の2乗を計算すると、 |V|2 =nAm 2 +2Am 2 ΣΣVi ・Vq (7) である。ただし、最初Σはi=1からn−1まで、次の
Σはq=i+1からnまで、演算子「・」はベクトルの
内積を表す。シンセサイザ15i による搬送波周波数の
角周波数間隔Δωが一定であると、各角周波数につい
て、 ωi+1 −ωi =Δω (8) とおくことができる。ただし、この場合、i=1,2,
…,n−1である。したがって、(7)式はつぎのよう
になる。 |V|2 =nAm 2 +2Am 2 Σ cos(Δωt+φi+1(t)−φi (t) +θi+1 −θi ) +2Am 2 Σ cos(2Δωt+φi+2(t)−φi (t) +θi+2 −θi ) : +2Am 2 cos {(n-1)Δωt+φn (t) −φ1 (t) +θn −θ1 }(9) Σは最初のはi=1からn−1まで、次のはi=1から
n−2まで、このときに、右辺第2項の 2Am 2 Σcos (Δωt+φi+1(t)−φi (t) +θi+1 −θi ) (10) Σはi=1からn−1までのうちの搬送波成分に関する 2Am 2 Σcos (Δωt+θi+1 −θi ) (11) Σはi=1からn−1までの項を消去するために、 (θi+1 −θi )−(θi −θi-1 )=2π/(n−1) (12) になるように、各移相器16i の移相量を調整する。
【0024】このように各移相器16i を調整すること
が、前記第1実施例の特徴であり、つまり、隣り合う搬
送波の信号の移相差を前記の値に設定することが必要で
ある。この一例として、 θi =(i−1)(i−2)π/(n−1) (13) と設定すればよい。ただし、i=1,2,…,nであ
る。このように設定すれば、(9)式の右辺第2項のう
ちの搬送波成分だけ、電圧実効値の2乗を低減すること
ができるので、その結果として、包絡線電力を低減する
ことができる。このようにすることは(13)式のよう
に各搬送波信号の初期位相θi を互いに異ならせること
により、搬送波の合成ベクトルとして、(9)式の第2
項の成分が小さくゼロに近くなり、包絡線電力が小さく
なる。しかし、これらの成分をフィルタなどで除去した
ものでないから、受信側で、このマルチキャリア変調信
号から各搬送波信号の変調信号を復調することができる
ことは容易に理解できよう。
【0025】なお、このような移相器16i の移相量の
決定方法は、既に特開平2−305237(特願平1−
126331)公報「信号多重化回路」において述べて
あるが、この公報では、振幅変調系への適応例のみが記
載されている。これに対し、この発明では振幅変調系だ
けでなく、位相変調系への適用も可能となる。図2は、
前記第1実施例において、出力端13から得られるマル
チキャリア変調信号のうち、搬送波成分が10波(n=
10)の場合の包絡線電力の計算結果を示す図である。
【0026】この図2において、横軸、縦軸は、従来例
について示した図12のそれらと一致させてある。この
図2において、(11)式の項を消去したので、出力端
13から得られる変調信号の包絡線電力の最大値は、図
12の従来例と比べると、約1/5(=0.18)に減
少している。図3は、前記第1実施例において、各移相
器16i の移相量を前記のように設定した場合に、直交
変調器11i の数nと、そのときの出力端13から得ら
れるマルチキャリア変調信号のうち、搬送波成分の包絡
線電力の最大値との関係を示すグラフであり、(9)式
を用いて計算した結果を示す図である。なお、図3の横
軸、縦軸は、従来例について示した図13のそれらと一
致させている。
【0027】前記第1実施例においては、図3に示すよ
うに、1チャネル信号あたりの搬送波電力をP0 とすれ
ば、変調信号の搬送波成分の包絡線電力の最大値は、
2.0nP0 以下に抑えられる。これは、すなわち、マ
ルチキャリア変調信号における搬送波成分の包絡線電力
の最大値は、搬送波数に関係なく、マルチキャリア変調
信号における搬送波成分のn波の平均電力nP0 の2倍
以下に抑えられることを意味する。
【0028】前記説明は、各移相器16i の移相量θi
を(13)式のように設定した場合であるが、各移相器
16i の移相量の設定を他の方法で行なってもよい。た
とえば、(9)式の右辺第3項の搬送波成分に関する項
を消去するように、移相器16i の移相量を設定するよ
うにしてもよい。ただし、(9)式右辺第2項は他の項
よりも項数が多く、この第2項の電力を小にするのが最
も有効である。
【0029】前記第1実施例によれば、シンセサイザ1
i による搬送波周波数の周波数間隔Δωが一定であっ
ても、移相器16i による移相量を適切に設定すること
によって、マルチキャリア変調信号における搬送波成分
の包絡線電力が大幅に増大することを防止できるので、
結果として、マルチキャリア変調信号の包絡線電力が大
幅に増大することも防止できる。
【0030】図4は、請求項1の発明の第2実施例を示
すブロック図である。この第2実施例が第1実施例と異
なる点は、各移相器16i が電気的に調整可能であるこ
と、また、各移相器16i を電気的に調整するための制
御回路17を設けたことである。制御回路17は、基本
回路としてA/D変換器、D/A変換器、マイクロプロ
セッサ、メモリ等から構成され、各移相器16i を電気
的に調整する手段の一例である。制御回路17は例えば
使用する搬送波信号の数nが設定入力されると、各移相
器16i について例えば(13)式を演算して移相量θ
i を決定し、その移相器16i の移相量をθi に制御設
定する。この場合制御回路17はプログラムを解読実行
することにより、(13)式の演算、θi の設定を行う
ようにすることができる。
【0031】この第2実施例においても、第1実施例で
説明したように、制御回路17を用いて各移相器16i
を(13)式にしたがって設定すれば、図1に示したマ
ルチキャリア変調装置と同様に、マルチキャリア変調信
号の包絡線電力が大幅に増大することを防止できるの
で、結果として、マルチキャリア変調信号の包絡線電力
が大幅に増大することも防止できる。
【0032】図5は、請求項1の発明の第3実施例の一
部を示すブロック図である。この第3実施例は、前記第
1実施例の各直交変調器11i の内部を変更したもので
ある。即ち電力合成器10i の後に移相器16i を設け
たものである。この移相器16i により、電力合成器1
2に入力される搬送波成分の位相を調節して、図1に示
したマルチキャリア変調装置と同様に、マルチキャリア
変調信号の包絡線電力が大幅に増大することを防止す
る。
【0033】電力合成器12に入力される信号の搬送波
成分の位相を移送器16i により直接調節する場合も点
線で示すように図4に示したマルチキャリア変調装置と
同様に、制御回路17で例えば(13)式に従って各移
相器16i の移相量を設定するようにしてもよい。図6
は、請求項2の発明の第1実施例の構成を示すブロック
図である。この実施例では、n個(n≧2)の第1振幅
変調器19Ai 〜19An およびn個の第2振幅変調器
19Bi 〜19Bn が設けられ、第1振幅変調器19A
i (i=1,2,…,n)においては局部発振器として
のシンセサイザ15Ai よりの局部信号(搬送波信号)
が移相器16Ai で移相され、その移相された局部信号
と入力端1i よりの入力信号とが乗算器5i で乗算さ
れ、その乗算出力は帯域通過濾波器8i で所望信号のみ
として電力合成器20Aへ供給される。第2振幅調整器
19Bi (i=1,2,…,n)も同様に構成され、局
部発振器としてのシンセサイザ15Bi からの局部信号
(搬送波信号)が移相器16Bi で移相され、その移相
された局部信号と、入力端2i からの入力信号とが乗算
器7i で乗算され、その乗算出力信号から所望のものが
帯域通過濾波器9i で取出されて電力合成器20Bへ供
給される。
【0034】全てのシンセサイザ15Ai と15Bi
は1個の基準周波数発振器14からの基準周波数信号が
供給され、これに同期して動作する。電力合成器20B
の出力信号は90°移相器6で移相が90°移相され、
この90°移相された信号は電力合成器20Aの出力信
号と電力合成器12で合成されて出力端13へ供給され
る。なお、帯域通過濾波器8i は乗算器の出力側に設け
てあるが、電力合成器20Aの出力側に1個設けてもよ
い。また、帯域通過濾波器9i も同様に電力合成器20
Bの出力側に1個設けてもよい。
【0035】第1振幅変調器19Ai のシンセサイザ1
5Ai について、1つのシンセサイザの位相と、他のシ
ンセサイザの位相とが同一に設定され、さらに、各移相
器16Ai によって、各シンセサイザの出力信号はその
位相が互いに異なるように位相される。さらに、第2振
幅変調器19Bi のシンセサイザ15Bi について、1
つのシンセサイザの位相と、他のシンセサイザの位相と
が同一に設定され、さらに、各移相器16Bi によっ
て、各シンセサイザの出力信号はその位相が互いに異な
るように移相される。
【0036】この請求項2の発明の第1実施例は、請求
項1の発明中の直交変調器9i を第1振幅変調器19A
i と第2振幅変調器19Bi とに分け、それぞれ、基準
周波数発振器14から基準発振周波数を供給されるシン
セサイザ15Ai および15Bi と、移相器16Ai
よび16Bi とを具備することが異なる。ここで、シン
セサイザ15Ai および15Bi よりの局部信号の角周
波数をそれぞれΩi (i=1,2,…,n)に設定し、
その角周波数間隔を一定とし、かつ全て同一振幅とすれ
ば、請求項1の発明と全く同様にして、(13)式のよ
うに各移相器16Ai および16Bi を調整することに
よって、マルチキャリア変調信号の搬送波成分の包絡線
電力が大幅に増大することを防止でき、その結果とし
て、マルチキャリア変調信号の包絡線電力が大幅に増大
することも防止できる。
【0037】この場合も各移相器16Ai および16B
i を電気的に調整可能とし、点線で示すように制御回路
17により各移相器16Ai および16Bi を電気的に
調整し図4に示した場合と同様に動作させることもでき
る。図7に示すように図6中の各第1振幅変調器19A
i 中の移相器16Ai をそれぞれ乗算器5i の後に設け
てもよい。各帯域通過濾波器8i は各移相器16A i
出力側に設けられているが、それぞれ各乗算器5i と各
移相器16Ai の間に設けられてもよい。また、電力合
成器20Aの主力側に1つだけ設けられてもよい。同様
に、各第2振幅変調器19Bi 中の移相器16Bi を、
各乗算器7iの後に設けてもよい。この場合も各帯域通
過濾波器9i を各乗算器7i と各移相器16Bi の間に
設けられてもよい。また、電力合成器20Bの出力側に
1つだけ設けられてもよい。
【0038】この場合も各移相器16Ai 、16Bi
より、電力合成器20A、20Bに入力される搬送波成
分の位相を直接的に調節してマルチキャリア変調信号の
包絡線電力が大幅に増大することを防止する。更にこの
場合も点線で示すように制御回路17を設けて、各移相
器16Ai 、16Bi を電気的に制御するようにしても
よい。また各第1振幅変調器19Ai 、各第2振幅変調
器19Bi の一方を、図6に示したように各移相器16
i をシンセサイザ15Ai (又は15Bi )の出力側
に挿入し、他方を図7に示したように乗算器7i (又は
i )の出力側に挿入してもよい。この場合も制御回路
17で移相器16Ai 、16Bi の移相量を設定するよ
うにすることもできる。
【0039】図6において、第1振幅変調器19Ai
少なくとも1個の移相器16Ai を図7に示したように
乗算器5i の出力側に設けてもよく、同様に第2振幅変
調器19Bi の少なくとも1個の移相器16Bi を図7
に示したように乗算器7i の出力側に設けてもよい。図
8に請求項3の発明の実施例を示す。この実施例ではn
個(n≧2)の第1変調部21Ai (i=1,2,…,
n)とn個の第2変調部21Bi とが設けられる。各第
1変調部21Ai では乗算器5i で入力端1i の入力信
号と局部信号とが乗算され、その乗算出力から帯域通過
濾波器8i で所望信号が取出されて電力合成器20Aへ
供給される。各第2変調部21Bi も同様に乗算器7i
で入力端2i からの入力信号と局部信号とが乗算され、
その乗算出力から帯域通過濾波器9i で所望信号が取出
されて、電力合成器20Bへ供給される。
【0040】n個の搬送波発生手段22i が設けられ、
各搬送波発生手段22i では局部発振器としてのシンセ
サイザ15i からの局部信号が電力分配器4i へ供給さ
れて2分され、その一方は第1経路より移相器16Ai
を経て第1変調部21Ai の乗算器5i へ局部信号(搬
送波信号)として供給され、他方は第2経路より移相器
16Bi を経て第2変調部21Bi の乗算器7i へ局部
信号(搬送波信号)として供給される。1個の基準周波
数発振器14からの同一の基準周波数信号が各シンセサ
イザ15i へ供給され、これと同期してシンセサイザ1
i は発振させられる。
【0041】また、各搬送波発生手段22i のシンセサ
イザ15i について、1つのシンセサイザの位相と、他
のシンセサイザの位相とが同一に設定される。各シンセ
サイザ15i からの局部信号は第1経路により各第1変
調部21Ai に供給され、その際に各移相器16Ai
よって、各シンセサイザ15i の出力信号はその位相が
互いに異ならされる。第2経路により第2変調部21B
i にも供給された各シンセサイザ15i の局部信号も、
各移相器16Bi によって、その位相が互いに異ならさ
れる。
【0042】この請求項3の発明の第1実施例は、請求
項2の発明におけるシンセサイザ15Ai および15B
i を共通化したものである。ここで、シンセサイザ15
i による搬送波信号の角周波数はΩi (i=1,2,
…,n)に設定し、その角周波数間隔を一定とし、かつ
同一振幅とすれば、請求項2の発明の場合と同様にし
て、(13)式を満すように各移相器16Ai および1
6Bi による移相量を調整することによって、マルチキ
ャリア変調信号の搬送波成分の包絡線電力が大幅に増大
することを防止し、その結果として、マルチキャリア変
調信号の包絡線電力に増大することも防止される。
【0043】この実施例においても、各移相器16Ai
および16Bi を電気的に調整可能とし、図8に点線で
示すように制御回路17により各移相器16Ai および
16Bi を電気的に調整するようにしてもよい。更に図
9に示すように各第1変調部21Ai においてその乗算
器5i の入力側の移相器16Ai を乗算器5i の出力側
に移してもよい。この場合は、各帯域通過濾波器8i
移相器16Ai の出力側に設けられているが、乗算器5
i と移相器16Ai の間に設けられる場合もある。さら
に、帯域通過濾波器8i は電力合成器20Aの出力側に
1つだけ設けられる場合もある。電力合成器20Aに入
力される搬送波成分の位相が互いに異なるように各移相
器16Ai で直接的に調節される。
【0044】また第2変調部21Bi においてその乗算
器7i の入力側の移相器16Bi を乗算器7i の出力側
に移してもよい。この場合、各帯域通過濾波器9i は各
移相器16Bi の出力側ではなく、各乗算器7i と各移
相器16Bi の間に設けられる場合もあり、さらに、各
帯域通過濾波器9i を設ける代りに電力合成器20Bの
出力側に1つだけ設けてもよい。電力合成器20Bに入
力される搬送波成分の位相が互いに異なるように各移相
器16Bi で直接的に調節される。移相器16Ai 、1
6Bi による調節は例えば(13)式を満すようにす
る。従ってこの場合も、マルチキャリア変調信号の包絡
線電力が大幅に増大することを防止できる。図9におい
ても各移相器16Ai 、16Bi を電気的に調整可能と
し、図に点線で示すように制御回路17により各移相器
16Ai 、16Bi の移相量を設定するようにしてもよ
い。更に図9において各第1、第2変調部21Ai 、2
1B i の少なくとも1つを図8に示したように各移相器
16Ai (又は16Bi )を乗算器5i (又は7i )の
入力側としてもよい。この場合も各移相器16Ai 、1
6Bi を制御回路17により電気的に設定するように構
成することもできる。図8において、各第1、第2変調
部21Ai 、21Bi の少なくとも1つを図9に示した
ように、各移相器16Ai (又は16Bi )を乗算器5
i (又は7i )の出力側としてもよい。
【0045】上述において各移相器16Ai 、16Bi
は固定移相器であってもよい。可変移送器とすると、経
年変化により設定移相量が変化した場合に正しく調整す
ることができ、また搬送波の波数nが増加した時に、各
移相器の移相量をその波数nに応じた値に調整設定する
ことができる。
【0046】
【発明の効果】この発明によれば、PSKのような位相
変調信号のマルチキャリア変調信号についても包絡線電
力が大幅に増大することを防止できるので、移動通信用
基地局装置、衛星通信等のマルチキャリア送信装置にお
ける増幅器の所要飽和出力を大幅に低減することができ
るという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1の発明の第1実施例を示すブロック
図。
【図2】前記第1実施例におけるマルチキャリア変調装
置の出力特性を示す図。
【図3】前記第1実施例を用いた場合の、直交変調器の
数とマルチキャリア変調信号における搬送波成分の包絡
線電力の最大値との関係を示す図。
【図4】請求項1の発明の第2実施例を示すブロック
図。
【図5】請求項1の発明における直交変調器の他の例を
示すブロック図。
【図6】請求項2の発明の第1実施例を示すブロック
図。
【図7】請求項2の発明の第2実施例を示すブロック
図。
【図8】請求項3の発明の第1実施例を示すブロック
図。
【図9】請求項3の発明の第2実施例を示すブロック
図。
【図10】従来のマルチキャリア変調装置を示すブロッ
ク図。
【図11】周波数空間上で多重化されたマルチキャリア
変調信号の搬送波成分の説明図。
【図12】前記従来のマルチキャリア変調装置における
出力特性を示す図。
【図13】前記従来のマルチキャリア変調装置を用いた
場合の、直交変調器の数とマルチキャリア変調信号にお
ける搬送波成分の包絡線電力の最大値との関係を示す
図。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 乗算器を備えたn個(nは2以上の整
    数)の直交変調器の各出力信号を電力合成器で合成して
    出力する多重搬送波変調装置において、 上記直交変調器の各局部発振器に同一の基準周波数信号
    を供給する1個の基準周波数発振器と、 上記直交変調器から上記電力合成器へ供給される信号の
    搬送波成分の初期位相を互いに異ならせる初期位相調整
    手段と、 を具備することを特徴とする多重搬送波変調装置。
  2. 【請求項2】 乗算器を備えたn個(nは2以上の整
    数)の第1振幅変調器と、 これら第1振幅変調器の出力信号を合成する第1電力合
    成器と、 乗算器を備えたn個の第2振幅変調器と、 これら第2振幅変調器の出力信号を合成する第2電力合
    成器と、 その第2電力合成器の出力信号の位相を90°移相する
    90°移相器と、 その90°移相器の出力信号と、上記第1電力合成器の
    出力信号とを合成して出力する第3電力合成器と、 上記第1振幅変調器の各局部発振器と、上記第2振幅変
    調器の各局部発振器とに同一の基準周波数信号を供給す
    る1個の基準周波数発振器と、 上記第1電力合成器へ供給される、上記第1振幅変調器
    の出力信号の搬送波成分の初期位相を互いに異ならせ、
    かつ上記第2電力合成器へ供給される上記第2振幅変調
    器の出力信号の搬送波成分の初期位相を互いに異ならせ
    る初期位相調整手段とを具備し、 上記第1振幅変調器の局部発振器と、上記第2振幅変調
    器の局部発振器とは互いに各1個づつ同一発振周波数に
    選定され、 その同一発振周波数とされたものと対応する第1、第2
    振幅変調器の出力信号の無変調での初期位相は互いに同
    一に選定されている、 ことを特徴とする多重搬送波変調装置。
  3. 【請求項3】 入力信号と局部信号とを乗算器で乗算し
    て振幅変調信号を出力するn個(nは2以上の整数)の
    第1変調部と、 これら第1変調部の出力信号を合成する第1電力合成器
    と、 入力信号と局部信号とを乗算器で乗算して振幅変調信号
    を出力するn個の第2変調部と、 これら第2変調部の出力信号を合成する第2電力合成器
    と、 その第2電力合成器の出力信号の位相を90°移相する
    90°移相器と、 その90°移相器の出力信号と上記第1電力合成器の出
    力信号とを合成する第3電力合成器と、 互いに異なる周波数の局部信号を出力するn個の局部発
    振器と、 これら局部発振器からの局部信号をそれぞれ2分配し
    て、上記第1変調部の1つと上記第2変調部の1つとに
    それぞれ上記局部信号として供給する電力分配手段と、 上記n個の局部発振器へ同一の基準周波数信号を供給す
    る1個の基準周波数発振器と、 上記第1電力合成器に入力される信号の搬送波成分の初
    期位相を互いに異ならせ、上記第2電力合成器に入力さ
    れる信号の搬送波成分の初期位相を互いに異ならせる初
    期位相調整手段とを具備し、 上記第1、第2変調部で同一局部信号が供給されるもの
    については、上記第1電力合成器へ入力される信号の搬
    送波成分の初期位相と、上記第2電力合成器へ入力され
    る信号の搬送波成分の初期位相とが互いに等しく選定さ
    れていることを特徴とする多重搬送波変調装置。
  4. 【請求項4】 上記初期位相調整手段は、その第p番目
    (1≦p≦n)のものの位相が(p−1)(p−2)π
    /(n−1)に選定されていることを特徴とする請求項
    1乃至3の何れかに記載の多重搬送波変調装置。
  5. 【請求項5】 上記初期位相調整手段は、上記各乗算器
    の入力側に挿入された移相器であることを特徴とする請
    求項1乃至4の何れかに記載の多重搬送波変調装置。
  6. 【請求項6】 上記初期位相調整手段は上記各乗算器の
    出力側に挿入された移相器であることを特徴とする請求
    項1乃至4の何れかに記載の多重搬送波変調装置。
  7. 【請求項7】 上記初期位相調整手段は少くとも1つの
    上記乗算器の1つの入力側に挿入された移相器と、その
    他の乗算器の出力側に挿入された移相器とよりなること
    を特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の多重搬送
    波変調装置。
  8. 【請求項8】 上記各移相器はその移相量を調整できる
    可変移相器であることを特徴とする請求項5乃至7の何
    れかに記載の多重搬送波変調装置。
  9. 【請求項9】 上記各移相器は電気的制御可能なもので
    あり、上記nの値が設定されると、これに応じて予め決
    められた演算を各移相器について行ってその演算結果を
    対応する移相器の移相量として設定する制御回路を含む
    ことを特徴とする請求項8に記載の多重搬送波変調装
    置。
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