JPH0721164Y2 - 座席用加熱具 - Google Patents

座席用加熱具

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JPH0721164Y2
JPH0721164Y2 JP1987066838U JP6683887U JPH0721164Y2 JP H0721164 Y2 JPH0721164 Y2 JP H0721164Y2 JP 1987066838 U JP1987066838 U JP 1987066838U JP 6683887 U JP6683887 U JP 6683887U JP H0721164 Y2 JPH0721164 Y2 JP H0721164Y2
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JP
Japan
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seat
shape
heating
cavity
bulging
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Application number
JP1987066838U
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JPS63176293U (ja
Inventor
篤明 武田
Original Assignee
菱有工業株式会社
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Publication date
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  • Seats For Vehicles (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、座席用加熱具に関し、さらに詳細には、たと
えば、車両用の座席または座席カバーなどに取り付けて
人体の腰部を加熱するための加熱具に係わる。
[従来の技術、考案が解決しようとする問題点] 従来は、自動車などの車両の運転室内の加熱は、自動車
の排熱などを利用して室内全体を加熱しているが、熱効
率が悪く、しかも人体の採暖には頭寒足熱が好ましいに
もかかわらず、室内の底部は室内の上部に比べて加熱さ
れにくく温度が低い。従って、室内の底部の温度を高め
ようとすれば、室内の上部は必要以上に過熱され、これ
はエネルギーの浪費となるばかりではなく、運転者らに
睡気または不快感を与えて、事故を誘発する危険があ
る。
一方、自動車などの座席では、腰部付近に人体と座席と
の間に隙間があり、そのために自動車などの振動が大き
く減殺されずにそのまま腰部にかかり、腰痛の一原因と
なっていた。
前記の車室全体を加熱することによる欠点と腰痛の原因
とを一挙に解決するための手段は未だ知られていない。
すなわち、前者の車室全体を加熱することの欠点を解消
するために、たとえば、実開昭59-49392号のように車両
用の座席の腰掛け部(尻が当たる部分)に面状発熱体を
装着する方法などが知られている。しかしながら、この
ような方法では後者の腰痛の防止には全く役に立たな
い。
また、後者の腰痛を防止するために、座席の背もたれ部
の腰部相当部に突起を設けたクッションなどが知られて
いる。しかしながら、このようなクッションは腰痛の防
止には有効ではあるが、前者のような欠点を解消するた
めには有効ではない。
本考案者は、たとえば、車両などの運転者を快適に暖
め、しかも、運転者が腰痛にかからぬように防止する座
席用加熱具を開発すべく努力した結果、本考案の座席用
加熱具が得られた。
[問題を解決するための手段、作用] 座席の背もたれ部の腰との当接部位に取り付けられた座
席用加熱具であって、高さが2〜5cm、25%圧縮強さが
1.5〜2kg/cm2で、間隔が8〜14cmとされた1対の膨出部
を有し、該膨出部には空洞が設けられ、該空洞には発熱
体が収納されてなることを特徴とする座席用加熱具であ
る。
本考案の座席用加熱具(以下 加熱具 と記すこともあ
る)は、座席に座った人体の腰部を圧迫、加熱するため
の器具である。
本考案の加熱具は対をなす2個の膨出部を有している。
この膨出部には、それぞれ空洞が設けられている。2個
の膨出部は互いに独立とされてもよく、また一体とされ
ていてもよい。また2個の空洞同士も互いに独立とされ
ていてもよく、互いに連続とされていてもよい。
膨出部の形状および大きさなどは、座席と腰との間の空
隙に収納しうれば特に制限はないが、一般的には膨出部
の形状は、たとえば、有底円筒状、有底半円筒状、四分
の一球体状、四分の一回転楕円体状、半楕円柱状ならび
稜に丸みをもたせた角錘状、角筒状および角柱状などと
される。
なお、膨出部に空洞を設けることにより出来る裏面の壁
材は、膨出部と一体であり、その一部分であるが、この
裏面の壁材は省略することができる。
また、この対をなす膨出部の高さは2〜5cmであり、長
さは5〜20cm程度、幅5〜14cm程度とされる。
また、両膨出部の頂点同士の間隔は腰椎の幅より大きけ
ればよいが通常は8〜14cmとされる。
この膨出部は、使用に際して腰と当接したときに若干の
変形がある程度の硬さであり、25%圧縮強さが1.5〜2kg
/cm2とされる。また、50%圧縮強さでは2kg/cm2以上と
いうように、さらに圧縮するには、わずかに圧縮すると
きと比べ大きな力を必要とし、かつ圧縮を取り除いた後
の圧縮永久歪みが10%以下の弾性を有する材料が好まし
い。
この膨出部の材質としては、(イ)ポリエチレンフォー
ム、(ロ)スチレンゴム、ブチルゴム等のゴム系弾性体
などが好適に使用される。
また、膨出部は、使用に際して腰と当接する面または全
体をカバー材で被覆してもよく、この場合カバー材の材
質を適宜に選ぶことにより、膨出部の材質が、使用に際
して変形しないような硬い物−たとえば、鉄、アルミニ
ウム等の金属板を膨出形状に加工したもの、或はアクリ
ロニトリル・ブタジエン・スチレン(ABS)樹脂等のプ
ラスチック成形物など−でも使用可能となる。
カバー材の材質としては、たとえば、(イ)布類、
(ロ)軟質ウレタンフォーム、および(ハ)ポリエチレ
ンフォームなどのクッション性に富んだ材料が好適に使
用される。
膨出部の空洞の形状、大きさは、その中に発熱体を収納
し得る程度であればよく、特に制限はないが、好ましく
は、膨出部の形状に適合させ、膨出部の肉厚がほぼ均一
になるような形状とされる。たとえば、膨出部の形状が
有底半円筒状の場合には、この空洞の形状は半円筒状と
する。
空洞に収納される発熱体は、火、煙、悪臭などを発生し
ないものであればよく、特に制限されないが、たとえ
ば、鉄、水および食塩などの混合物を主剤とした化学懐
炉(たとえば「ホカロン」−登録商標)、通電すること
により発熱する面状発熱体、この面状発熱体を空洞の形
状および大きさに沿って成形した発熱体が好適に使用さ
れる。就中、後二者が特に好ましい。
本考案の加熱具は、腰椎の両側を圧迫、加熱するように
座席の背もたれ部、シートカバーおよびクッションカバ
ーなどの腰椎または尾椎の間に相当する箇所の前面(腰
部が当接する面)に膨出部が腰椎または尾椎を隔て互い
に線対象となるように取り付けて使用される。
膨出部の取り付けは、接着、縫着などによる固着ならび
にファスナー、ホックなどによる係止などがあるが、膨
出部の取り付け位置を任意に変更しうることから係止が
好ましい。
本考案の座席用加熱具を使用することにより腰痛のツボ
である三焦兪、腎兪、志室、大腸兪、小腸兪および次▲
びょう▼など、また冷え症のツボである大腸▲びょう▼
および上▲びょう▼などが圧迫、加熱されることにより
腰痛の防止と快適な加温とがともに可能となる。
本考案の座席用加熱具を適用しうる座席は背もたれ部を
有する座席であれば特に制限はないが、たとえば、自動
車、電車などの車両の座席および事務椅子などがある。
[実施例] 本考案を、図面に示した代表例によってさらに具体的に
説明する。
すなわち、第1図は座席のシートカバー1の背もたれ部
の腰部相当部に本考案の座席用加熱具2を取り付けた状
態を示す斜視図である。しかして、この座席用加熱具2
は2個の半円筒状の膨出部21、21を有し、この2個の膨
出部は腰椎を軸とし互いに線対称となるように並設接続
され、一体とされている。なお、両膨出部21、21にはそ
れぞれ空洞22、22があるが、これらの空洞22、22は互い
に接続されていない。この空洞の中にはそれぞれ発熱体
(図面に示されてはいない)が収納されている。また、
接続された両膨出部21、21は両膨出部と一体かつ両膨出
部に共通な裏面の壁材23を有している。
第2図は本考案の座席用加熱具の開口部を示すための平
面図である。(イ)(ロ)の加熱具は2個の膨出部21、
21が互いに接続されて一体とされており、両膨出部の空
洞22、22は互いに独立であり、また両膨出部に共通な裏
面の壁材23を有している。しかして、空洞の開口部の形
状は(イ)では半円状であり、(ロ)では稜(角)が丸
められた三角形であり、それぞれの膨出部の肉厚はほぼ
均一とされている。
(ハ)および(ニ)は、それぞれ前記(イ)および
(ロ)とは、2個の膨出部が互いに独立とされ、2個の
膨出部にはそれぞれ裏面の壁材が設けられている点で相
違する。
(ホ)は、前記(イ)とは、裏面の壁材23を欠く点で相
違する。この、加熱具において、たとえば、シートカバ
ーが裏面の壁材に相当することになる。
(ヘ)は、前記(イ)とは、空洞22、22が互いに連続し
ている点だけが相違する。
第3図は、本考案の座席用加熱具の側面である。すなわ
ち、膨出部の形状が(イ)では半円筒状であり、(ロ)
では底面と側面との境界の稜が丸められた筒状であり、
(ハ)では側面を外側に僅かに膨出させた円錘状または
三角錘状および(ニ)では四分の一球体もくは四分の一
円筒である。
[考案の効果] 本考案の座席用加熱具を、腰部に当接するように座席に
取り付けて使用することにより、腰部のツボが加温され
ながら圧迫刺激されて腰痛の防止および治療が可能とな
る。また、腰部のツボが加温されることにより、下半身
が快適に暖められ、頭寒足熱が可能となり、従って室内
を過剰に加熱する必要がなくなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の座席用加熱具をシートカバーに取り
付けた状態を示す斜視図、第2図は本考案の座席用加熱
具の開口部を示すための平面図および第3図は本考案の
座席用加熱具の側面図である。 図面において 1……シートカバー 2……座席用加熱具、21……膨出部、22……空洞 23……裏面の壁材

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】座席の背もたれ部の腰との当接部位に取り
    付けられた座席用加熱具であって、高さが2〜5cm、25
    %圧縮強さが1.5〜2kg/cm2で、間隔が8〜14cmとされた
    1対の膨出部を有し、該膨出部には空洞が設けられ、該
    空洞には発熱体が収納されてなることを特徴とする座席
    用加熱具。
JP1987066838U 1987-05-06 1987-05-06 座席用加熱具 Expired - Lifetime JPH0721164Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987066838U JPH0721164Y2 (ja) 1987-05-06 1987-05-06 座席用加熱具

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JP1987066838U JPH0721164Y2 (ja) 1987-05-06 1987-05-06 座席用加熱具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63176293U JPS63176293U (ja) 1988-11-15
JPH0721164Y2 true JPH0721164Y2 (ja) 1995-05-17

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ID=30905205

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1987066838U Expired - Lifetime JPH0721164Y2 (ja) 1987-05-06 1987-05-06 座席用加熱具

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58141969U (ja) * 1982-03-19 1983-09-24 立川スプリング株式会社 車両用座席

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JPS63176293U (ja) 1988-11-15

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