JPH07211155A - 電力ケーブル線路 - Google Patents

電力ケーブル線路

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JPH07211155A
JPH07211155A JP6012078A JP1207894A JPH07211155A JP H07211155 A JPH07211155 A JP H07211155A JP 6012078 A JP6012078 A JP 6012078A JP 1207894 A JP1207894 A JP 1207894A JP H07211155 A JPH07211155 A JP H07211155A
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JP
Japan
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power cable
cooling
pipe
external
cable line
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Pending
Application number
JP6012078A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenichi Ishii
健一 石井
Shinichi Suzuki
晋一 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Furukawa Electric Co Ltd
Original Assignee
Furukawa Electric Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Furukawa Electric Co Ltd filed Critical Furukawa Electric Co Ltd
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Publication of JPH07211155A publication Critical patent/JPH07211155A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01BCABLES; CONDUCTORS; INSULATORS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR CONDUCTIVE, INSULATING OR DIELECTRIC PROPERTIES
    • H01B7/00Insulated conductors or cables characterised by their form
    • H01B7/42Insulated conductors or cables characterised by their form with arrangements for heat dissipation or conduction
    • H01B7/421Insulated conductors or cables characterised by their form with arrangements for heat dissipation or conduction for heat dissipation
    • H01B7/423Insulated conductors or cables characterised by their form with arrangements for heat dissipation or conduction for heat dissipation using a cooling fluid

Landscapes

  • Rigid Pipes And Flexible Pipes (AREA)
  • Insulated Conductors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 大容量の電力を長距離輸送するための外部直
接冷却式電力ケーブル線路を提供する。 【構成】 電力ケーブル1と冷却液体輸送用内部管路2
とを、その断面が真円に近いように複合し、該複合体の
外側に前記電力ケーブル1および前記内部管路2を覆う
ように冷却液体輸送用外部管路4を設けたことを特徴と
する。 【効果】 一回の輸送および布設作業で大容量の電力を
長距離輸送するための外部直接冷却式電力ケーブル線路
が構築できる。また、内部冷却用管路2と外部冷却用管
路4のいずれか一方の通路を冷却液体の供給用に、他方
の通路を冷却液体の戻り用に使用することもできるの
で、冷却設備が簡単となり冷却コストを低減させること
ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、大容量の電力を長距離
輸送するための外部直接冷却式電力ケーブル線路に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】電力ケーブルは、送電時に導体に発生す
るオーム損や金属遮蔽層に発生する渦電流損により発熱
し、絶縁体を熱劣化させる恐れがある。このような電力
ケーブルの絶縁体層を長期にわたって熱劣化から守ため
には、送電線路の長手方向に連続的に冷却用液体を流し
て、発生した熱を除去する方法がある。この方法は強制
冷却方式と呼ばれ、ケーブル内部に冷媒通路を設ける
内部冷却方式、ケーブルを密閉型の冷媒用管路内に収
容して管路、ケーブル間に冷媒を送る外部直接冷却方
式、ケーブルに隣接して密閉型の冷媒用管路を配置す
る間接冷却方式の3通りの方式がある。
【0003】の方式については、短距離線路の冷却に
は大きな効果があるが、長距離線路では極度に冷却効率
が低下する恐れがある。また、の方式については、線
路の保守は有利であるが、もともと冷却効率が低く、ト
ータルコスト的に有利とは言えない。一方、の直接冷
却方式では、冷媒に水を使用すれば特に大きな冷却効果
が出る上に、長距離線路でも冷却管の圧力損失が少な
く、大容量長距離線路の冷却には最も適した方式であ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来、の外部直接水
冷方式を応用した電力ケーブル線路においては、200
〜250mmと言う大口径のパイプ(水冷管)を洞道内
に布設し、その中に電力ケーブルを引き込み、管路接続
部や管路端におけるケーブル取り出し部の液体シールを
十分に施した上で水冷管内に冷媒を送る方式が採用され
ている。この方式は、大容量の長距離線路の構築に際
し、水冷管の輸送および布設と電力ケーブルの輸送およ
び布設の作業が2回にわたって行われるため、工期が長
く、施工コストも高価となり問題とされてきた。本発明
は、上記の如き事柄に着目し、大容量の長距離線路の構
築のための外部直接冷却式電力ケーブル線路を一回の輸
送および布設作業で構築できるように構成した電力ケー
ブル線路を提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明の電力ケー
ブル線路は、電力ケーブルと冷却液体輸送用内部管路と
を、その断面が真円に近いように複合し、該複合体の外
側に前記電力ケーブルおよび前記内部管路を覆うように
冷却液体輸送用外部管路を設けたことを特徴とするもの
である。
【0006】なお、本発明の電力ケーブル線路におい
て、電力ケーブルを収容する冷却液体輸送用外部管路
(以下、外部冷却用管路という)には、非磁性、軽量で
押出し成形が容易なポリエチレン製パイプを使用したも
のが最適である。本発明の電力ケーブル線路の製造にお
いて、外部冷却用管路を形成するプラスチック製パイプ
の押出し成形に際しては、外部からのシャワー冷却と共
に成形されるプラスチック製パイプ内部に予め冷却通路
を確保し、内部の熱容量を大きくして成形されるプラス
チック製パイプ内部からも熱を吸収すれば、早期に成形
が終了できる。また、外部冷却用管路を形成するプラス
チック製パイプは、電力ケーブルと共に冷却液体輸送用
内部管路(以下、内部冷却用管路という)を複合し、両
者の複合体の断面をできるだけ真円形に近くしてプラス
チックの押出成形を行えば真円度の高いものが得られ易
い。
【0007】
【作用】本発明の電力ケーブル線路は、請求項1記載の
ように、工場での生産段階において内部冷却用管路と電
力ケーブルとを一体複合構造に作り上げ、この複合体を
覆ってその外側に外部冷却用管路を設けた一体構造であ
るため、一回の輸送および布設作業で大容量長距離線路
の構築ができる。また、その製造においても、請求項2
記載のように、内部冷却用管路と電力ケーブルとを一体
複合構造に作り上げ、この複合体を覆ってその外側に外
部冷却用管路を構成するプラスチック製パイプを押出し
成形するため、前記プラスチック製パイプの冷却を外部
からのシャワー冷却と共に前記プラスチック製パイプ内
部の内部冷却用管路を利用して冷却すれば、前記プラス
チック製パイプの内部からも熱を吸収できるので、早期
に外部冷却用管路の成形が終了できる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の電力ケーブル線路の実施例を
図を用いて説明する。 実施例 図1は本発明の電力ケーブル線路の一実施例品の断面説
明図である。図中1は、外部冷却用管路4内に収納され
る電力ケーブルで、その構造は、図2に示すように、銅
素線を撚り合わせ断面扇形に圧縮成形したセグメント同
士を、更に断面円形に撚り合わせてなる導体11の外周
に架橋ポリエチレン絶縁体層12が設けられ、その上に
銅素線をロングピッチで巻いて形成したワイヤーシール
ド層13、ステンレス板を円筒化してその突き合わせ部
を連続的に溶接し、軸方向に波付け加工を施してなるス
テンレス被覆層14、およびポリエチレン防食被覆層1
5が順次形成されている。図中2は内部冷却用管路で、
押出し成形されたポリエチレン製異形パイプからなり、
内部に冷却水などの冷却液を通す通路2aが形成されて
おり、更にその外周にステンレス、アルミニウム等の非
磁性金属製、ゴム、またはプラスチック製の型条を沿わ
せたり、ロングピッチで巻いて補強層が形成されてい
る。この内部冷却用管路2は、図1に示すように外部冷
却用管路4を形成するポリエチレン製パイプ内に1条ま
たは図3〜図5に示すように、複数条を電力ケーブル1
と縦添えまたは螺旋巻きして複合させて布、プラスチッ
ク製テープまたは、非磁性金属製テープなどの結束用テ
ープ3にて断面が真円に近い形状の一体化した複合体と
なされて配置されている。図中4は外部冷却用管路で押
出し成形されたポリエチレン製パイプからなり、内部の
電力ケーブル1と内部冷却用管路2との間に介在して冷
却水などの冷却液体を通す通路4aが形成されている
(図1、図3〜5参照)。以上の構成が本発明の電力ケ
ーブル線路の基本的構造である。
【0009】上記基本構造の場合、外部冷却用管路4を
形成させるために設けるプラスチック製パイプは、長期
にわたって冷却液体の圧力や軸力に耐えるため、その肉
厚はパイプの内径の10%程度、即ち、20〜25mm
程度にする必要がある。その理由は、これ以上の肉厚の
ものにするとプラスチック製パイプは、その弾力でター
ンテーブル径を大きくする必要性が生じたり、更には布
設後の熱伸縮吸収用のスネークとりが困難となるためで
ある。また、外部冷却用管路内を流れる冷却液体の最大
使用圧力はプラスチック製パイプの長期クリープ特性の
点から10kg/cm2 程度に限定される。
【0010】また、高圧用補強タイプの外部冷却用管路
4としては、プラスチック製パイプの外側に断面平型の
非磁性金属条またはFRP製条などの補強条層5を、軸
線に対して巻付け角度55度で相互に逆方向に2層巻付
け、その上に薄肉のPVCまたはポリエチレンなどのプ
ラスチック防食性被覆層6を設けたものを用いると良
い。上記高圧用補強タイプのものは、外部冷却用管路4
の圧力や軸力は、その外側に取り付けた平型補強条層5
が受け持つため、外部冷却用管路4の肉厚は内径の5%
以下の数mm程度に抑制できるので、これによって線路
としての可撓性が著しく向上する。また、この場合の外
部冷却用管路4は、補強条層5による内圧補強により、
外部冷却用管路4内を流れる冷却液体の輸送能力は10
0kg/cm2 以上とすることも可能であり、冷却液体
の流量を増やして電力ケーブル1の冷却効果を飛躍的に
高めることも可能である。
【0011】
【発明の効果】本発明に電力ケーブル線路は、工場での
生産段階において内部冷却用管路2と電力ケーブル1と
を一体複合構造に作り上げ、この複合体を覆ってその外
側に外部冷却用管路4を配置させた構造であるため、一
回の輸送および布設作業で大容量の電力を長距離輸送す
るための外部直接冷却式電力ケーブル線路が構築できる
ものであり、工期も短期間で施工コストも低いなど極め
て経済性に富んでいる。また、内部冷却用管路2と外部
冷却用管路4のいずれか一方の通路を冷却液体の供給用
に、他方の通路を冷却液体の戻り用に使用することもで
きるので、冷却設備が簡単となり冷却コストを低減させ
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電力ケーブル線路の一実施例品の断面
説明図である。
【図2】図1の電力ケーブル線路において、内部冷却用
管路2と一体に複合されて外部冷却用管路4中に収納さ
れる電力ケーブル1の断面説明図である。
【図3】〜
【図5】本発明の電力ケーブル線路において、外部冷却
用管路4中に収納される電力ケーブル1と複合される内
部冷却用管路2の断面形状および複数本が配置された状
態を示す例の電力ケーブル線路の断面概略説明図であ
る。
【符号の説明】
1・・・・電力ケーブル 2・・・・内部冷却用管路 2a・・・通路 3・・・・結束用テープ 4・・・・外部冷却用管路 4a・・・通路 5・・・・内圧、軸力補強条層 6・・・・プラスチック防食被覆層 11・・・・導体 12・・・・絶縁体層 13・・・・ワイヤーシールド層 14・・・・ステンレス被覆層 15・・・・ポリエチレン防食被覆層

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電力ケーブルと冷却液体輸送用内部管路
    とを、その断面が真円に近いように複合し、該複合体の
    外側に前記電力ケーブルおよび前記内部管路を覆うよう
    に冷却液体輸送用外部管路を設けたことを特徴とする電
    力ケーブル線路。
  2. 【請求項2】 電力ケーブルおよび内部管路を覆うよう
    に設けた冷却液体輸送用外部管路が、内径の5%以下の
    肉厚のプラスチック製パイプの外周に、非磁性材製型条
    体をロングピッチで巻いたものであることを特徴とする
    請求項1記載の電力ケーブル線路。
  3. 【請求項3】 内径の5%以下の肉厚のプラスチック製
    パイプが、ポリエチレン製パイプであることを特徴とす
    る請求項2記載の電力ケーブル線路。
JP6012078A 1994-01-07 1994-01-07 電力ケーブル線路 Pending JPH07211155A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2007032391A1 (ja) * 2005-09-13 2009-03-19 株式会社オートネットワーク技術研究所 車両用導電体
WO2022049995A1 (ja) * 2020-09-01 2022-03-10 住友電装株式会社 被覆電線
CN114724763A (zh) * 2022-03-10 2022-07-08 远东电缆有限公司 一种电力传输电缆及电力传输电缆的制作方法
CN117316517A (zh) * 2023-10-26 2023-12-29 江苏天诚智能集团有限公司 一种能源动力降温电缆

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