JPH07208813A - 空気調和装置 - Google Patents

空気調和装置

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Publication number
JPH07208813A
JPH07208813A JP6004743A JP474394A JPH07208813A JP H07208813 A JPH07208813 A JP H07208813A JP 6004743 A JP6004743 A JP 6004743A JP 474394 A JP474394 A JP 474394A JP H07208813 A JPH07208813 A JP H07208813A
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JP
Japan
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degree
refrigerant
valve opening
heat exchanger
indoor
Prior art date
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Application number
JP6004743A
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English (en)
Inventor
Junichi Kameyama
純一 亀山
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 冷房運転時に室内機の冷媒過熱度を基に絞り
装置の弁開度を制御する場合に、運転条件の変化によっ
ても絞り装置での冷媒流量の乱れを防止し、常に安定し
た運転を行うことができる空気調和装置の提供。 【構成】 弁開度制御装置11は、第2及び第3の温度
検出手段9及び10により検出された各冷媒温度から、
室内側熱交換器Bの冷媒出側におけるガス冷媒の過熱度
を求め、求めた過熱度と目標過熱度との偏差を基に絞り
装置5の弁開度を制御する場合に、先ず、第1の圧力検
出手段7及び第1の温度検出手段8からの圧力及び温度
に基づいて、室外側熱交換器3の冷媒出側における液冷
媒の過冷却度を演算する。続いて、過冷却度が小さい場
合には目標過熱度を大きな値に設定変更する。これによ
り、絞り装置の弁開度が減少されて高圧側の冷媒圧力が
上昇するので、十分大きな過冷却度を安定して確保する
ことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、室内側熱交換器の冷
媒出側における冷媒の過熱度によって絞り装置の弁開度
を制御する空気調和装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】以下、この種の空気調和装置の従来技術
について説明する。図19は従来の空気調和装置を示す
全体構成図である。図19において、Aは室外機である
熱源機、Bは室内機、1は圧縮機、2は四方切換弁、3
は室外側熱交換器、4はアキュムレータ、5は絞り装
置、6は室内側熱交換器、9は絞り装置5と室内側熱交
換器6の一方の接続部に取り付けられた第2の温度検出
手段、10は室内側熱交換器6の他方の接続部に取り付
けられた第3の温度検出手段、11dは第2の温度検出
手段9及び第3の温度検出手段10によって検出された
それぞれの温度からガス冷媒の過熱度を求め、その求め
られた過熱度とこれに対応して予め設定された所定の目
標過熱度とを比較し、その偏差に基づいて絞り装置5の
弁開度を制御する弁開度制御手段である。また、図19
において、実線矢印は冷房運転時の冷媒が流れる方向を
示している。
【0003】このような空気調和装置において、圧縮機
1より吐出された高温高圧のガス冷媒は、四方切換弁2
を経て室外側熱交換器3に送られ室外空気と熱交換して
ここで液化された後、絞り装置5で減圧され、さらに室
内側熱交換器6へ送られて、室内空気と熱交換しガス化
して室内を冷房する。そして、ガス化した冷媒は、四方
切換弁2、アキュムレータ4を経て圧縮機1へ吸入され
る。このような冷房運転の場合、弁開度制御手段11d
は、第2の温度検出手段9及び第3の温度検出手段10
で検出されたそれぞれの温度から室内側熱交換器6出側
におけるガス冷媒の過熱度を求め、その過熱度と所定の
目標過熱度とを比較して得た偏差に基づいて、絞り装置
5の弁開度を増加あるいは減少させて冷媒流量を制御す
るようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の空気調和装置
は、以上のように構成されているので、例えば室外空気
温度が低下した場合、高圧側の冷媒圧力が低下すること
に大きく起因して室外側熱交換器3での熱交換量が低下
する。そのため、室外側熱交換器3出側における冷媒の
過冷却度が減少して冷媒が気液二相状態となり、室内機
Bの絞り装置5を通過する冷媒流量が極度に減少するこ
とがあり、これによって安定した冷房能力が得られなく
なるという問題があった。また、絞り装置5における冷
媒流量が減少することによって、低圧側の冷媒圧力が低
下するため、冷媒吐出温度が上昇して圧縮機1が損傷す
るおそれを生じるという問題があった。
【0005】この発明は、上記従来の問題点に鑑みてな
されたものであって、運転条件が変化した場合において
も冷凍サイクルにおける冷媒流量の乱れを防止し、常に
安定した運転を行うことができる空気調和装置の提供を
目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、本発明は、圧縮機、室外側熱交換器、絞り装
置、室内側熱交換器を冷媒配管を介して順次接続してな
る冷凍サイクルを備え、室内側熱交換器の冷媒出側にお
ける冷媒の過熱度とこれに対応する目標過熱度との偏差
に基づいて絞り装置の弁開度を制御するようにした空気
調和装置において、室外側熱交換器の冷媒出側における
冷媒の過冷却度を検出する過冷却度検出手段と、過冷却
度検出手段により検出された過冷却度に応じて目標過熱
度を演算し設定する第1の目標過熱度設定手段とを設け
た構成を採用したものである。
【0007】また、圧縮機、室外側熱交換器、絞り装
置、室内側熱交換器を冷媒配管を介して順次接続してな
る冷凍サイクルを備え、室内側熱交換器の冷媒出側にお
ける冷媒の過熱度とこれに対応して予め設定された目標
過熱度との偏差に基づいて絞り装置の弁開度を制御する
ようにした空気調和装置において、室外側熱交換器の冷
媒出側における冷媒の過冷却度を検出する過冷却度検出
手段と、過冷却度検出手段により検出された過冷却度に
応じて絞り装置の弁開度動作範囲を演算し設定する第1
の弁開度動作範囲設定手段とを設けたものである。
【0008】更に、圧縮機、室外側熱交換器、複数の室
内機にそれぞれ配備された絞り装置及び室内側熱交換器
を冷媒配管を介して順次接続してなる冷凍サイクルを備
え、それぞれの室内側熱交換器の冷媒出側における冷媒
の過熱度とこれらに対応する目標過熱度との偏差に基づ
いて絞り装置の弁開度をそれぞれ制御するようにした空
気調和装置において、複数の室内機の内、運転中の室内
機に係る運転容量を検出する運転容量検出手段と、運転
容量検出手段により検出された運転容量の総和を演算す
る総運転容量演算手段と、総運転容量演算手段により演
算された運転容量の総和に応じて目標過熱度を演算し設
定する第2の目標過熱度設定手段とを設けたものであ
る。
【0009】そして、圧縮機、室外側熱交換器、複数の
室内機にそれぞれ配備された絞り装置及び室内側熱交換
器を冷媒配管を介して順次接続してなる冷凍サイクルを
備え、それぞれの室内側熱交換器の冷媒出側における冷
媒の過熱度とこれらに対応して予め設定された目標過熱
度との偏差に基づいて絞り装置の弁開度をそれぞれ制御
するようにした空気調和装置において、複数の室内機の
内、運転中の室内機に係る運転容量を検出する運転容量
検出手段と、運転容量検出手段により検出された運転容
量の総和を演算する総運転容量演算手段と、総運転容量
演算手段により演算された運転容量の総和に応じて絞り
装置の弁開度動作範囲を演算し設定する第2の弁開度動
作範囲設定手段とを設けたものである。
【0010】
【作用】本発明に係る空気調和装置によれば、室内側熱
交換器の冷媒出側におけるガス冷媒の過熱度とこれに対
応する目標過熱度との偏差に基づいて絞り装置の弁開度
を制御する場合に、過冷却度検出手段が室外側熱交換器
の冷媒出側における液冷媒の過冷却度を検出する。そし
て、第1の目標過熱度設定手段は、例えば検出された過
冷却度が小さい場合には目標過熱度を大きな値に設定変
更する。これにより、絞り装置の弁開度を減少させる。
これに伴って、高圧側の冷媒圧力が上昇するので、十分
大きな過冷却度を安定して確保することができる。その
結果、絞り装置を通過する冷媒流量が極度に減少するこ
とを防止でき、安定した運転を行うことができる。
【0011】また、室内側熱交換器の冷媒出側における
ガス冷媒の過熱度とこれに対応して予め設定された所定
の目標過熱度との偏差に基づいて絞り装置の弁開度を制
御する場合に、過冷却度検出手段が室外側熱交換器の冷
媒出側における液冷媒の過冷却度を検出する。そして、
第1の弁開度動作範囲設定手段は、例えば検出された過
冷却度が小さい場合には絞り装置の弁開度動作範囲の下
限値を下げて設定変更し弁開度をより減少させる。これ
によって、高圧側の冷媒圧力が上昇するので、十分大き
な過冷却度を安定して確保することができる。その結
果、絞り装置を通過する冷媒流量が極度に減少すること
を防止でき、安定した運転を行うことができる。
【0012】更に、複数の室内側熱交換器の冷媒出側に
おけるガス冷媒の過熱度とこれらに対応する目標過熱度
との偏差に基づいて絞り装置の弁開度を制御する場合
に、運転容量検出手段が運転中の室内機の運転容量をそ
れぞれ検出する。そして、総運転容量演算手段は、それ
ぞれ検出された運転容量の総和を演算する。そこで、第
2の目標過熱度設定手段は、例えば演算された運転容量
の総和が大きい場合には目標過熱度を大きな値に設定変
更する。これにより、絞り装置の弁開度を減少させる。
従って、高圧側の冷媒圧力が上昇するので、十分大きな
過冷却度を安定して確保することができる。その結果、
絞り装置を通過する冷媒流量が極度に減少することを防
止でき、安定した運転を行うことができる。
【0013】そして、複数の室内側熱交換器の冷媒出側
におけるガス冷媒の過熱度とこれらに対応して予め設定
された所定の目標過熱度との偏差に基づいて絞り装置の
弁開度を制御する場合に、運転容量検出手段が運転中の
室内機の運転容量をそれぞれ検出する。そして、総運転
容量演算手段は、それぞれ検出された運転容量の総和を
演算する。そこで、第2の弁開度動作範囲設定手段は、
例えば演算された運転容量の総和が大きい場合には絞り
装置の弁開度動作範囲の下限値を下げて設定変更し弁開
度をより減少させる。これにより、高圧側の冷媒圧力が
上昇するので、十分大きな過冷却度を安定して確保する
ことができる。その結果、絞り装置を通過する冷媒流量
が極度に減少することを防止でき、安定した運転を行う
ことができる。
【0014】
【実施例】
実施例1.この発明の第1の実施例を図1乃至図4に示
す。図1は実施例1の空気調和装置を示す全体構成図で
ある。図1において、Aは室外機である熱源機、Bは室
内機、1は圧縮機、2は四方切換弁、3は室外側熱交換
器、4はアキュムレータ、5は絞り装置、6は室内側熱
交換器、7は熱源機Aの高圧部分の冷媒圧力を検出する
第1の圧力検出手段、8は室外側熱交換器3の液冷媒側
の冷媒温度を検出する第1の温度検出手段、9は室内側
熱交換器6の絞り装置5側の一方の接続部に取り付けら
れた第2の温度検出手段、10は室内側熱交換器6の他
方の接続部に取り付けられた第3の温度検出手段、11
は第1の圧力検出手段7で検出された冷媒圧力と第1の
温度検出手段8で検出された冷媒温度とから液冷媒の過
冷却度を算出しその過冷却度から目標過熱度を設定し、
第2の温度検出手段9及び第3の温度検出手段10によ
ってそれぞれ検出された冷媒温度からガス冷媒の過熱度
を求め、その求められた過熱度と変更可能に設定された
目標過熱度とを比較し、その偏差に基づいて絞り装置5
の弁開度を制御する弁開度制御手段である。また、図1
において、実線矢印は冷房運転時の冷媒が流れる方向を
示している。
【0015】図1に示した空気調和装置において、圧縮
機1より吐出された高温高圧のガス冷媒は、四方切換弁
2を経て室外側熱交換器3に送られ室外空気と熱交換し
てここで液化された後、室内機Bへ送られ、絞り装置5
で減圧され室内側熱交換器6へ流入し室内空気と熱交換
しガス化して室内を冷房する。そして、ガス化した冷媒
は熱源機Aに戻り四方切換弁2、アキュムレータ4を経
て圧縮機1へ吸入される。このような冷房運転の場合、
弁開度制御手段11(第1の目標過熱度設定手段の一
例)は、第2の温度検出手段9で検出された冷媒温度T
2 及び第3の温度検出手段10で検出された冷媒温度T
3 からガス冷媒の過熱度SH(SH=T3 −T2 )を求
め、その過熱度SHと変更可能に設定された目標過熱度
SHmとを比較し、SH−SHm<0ならば絞り装置5
の弁開度Sjを減少させ、SH−SHm>0ならば弁開
度Sjを増加させて冷媒流量を制御する。
【0016】この時、弁開度制御手段11は、第1の圧
力検出手段7で検出される冷媒圧力P1 と第1の温度検
出手段8で検出される冷媒温度T1 とから液冷媒の過冷
却度SC{SC=TP1 (圧力P1 における冷媒飽和温
度)−T1 }を算出し、図2に示すように目標過熱度S
Hmを演算し設定する。図2は過冷却度SCと目標過熱
度SHmとの関係を示す図である。同図において、SC
mは所定過冷却度、SHm1 は第1の目標過熱度、SH
2 は第1の目標過熱度SHm1 よりも値の大きな第2
の目標過熱度である。この場合、所定過冷却度SCmは
絞り装置5に流入する液冷媒の過冷却度を十分大きな値
に確保できるように予め設定されており(例えば、SC
m=10)、また、SHm1 <SHm2 (例えば、SH
1 =2,SHm2 =7)という関係になっている。即
ち、第1の圧力検出手段7,第1の温度検出手段8,及
び弁開度制御手段11を備えてなる構成が、過冷却度検
出手段の一例である。図2によると、弁開度制御手段1
1は、算出した過冷却度SCがSC<SCmならば目標
過熱度SHmとして第2の目標過熱度SHm2 を設定
し、SC≧SCmならば目標過熱度SHmとして第1の
目標過熱度SHm1 を設定する。このように目標過熱度
SHmが設定されると、上記で説明したように、弁開度
制御手段11は、検出した温度T2 ,T3 から算出した
過熱度SHとの比較演算による結果に基づいて弁開度S
jの制御を行うのである。
【0017】図3は弁開度Sjと過熱度SH及び過冷却
度SCとの関係を示す図である。図3に示すように、例
えば算出された過熱度SHがSHm1 <SH<SHm2
の状態であるとすると、目標過熱度SHmが第1の目標
過熱度SHm1 に設定されている場合、弁開度Sjは増
加するように制御される。ここで、弁開度Sjが増加す
ると、過冷却度SCは減少していくため、冷媒配管の圧
力損失などの影響で絞り装置5に流入する冷媒の過冷却
度を十分大きく確保できなくなる。これに起因して冷媒
が気液二相状態となると、絞り装置5を通過する冷媒流
量が極度に減少することによる冷房能力の著しい低下、
及び低圧冷媒の引き込みによる圧縮機1の吐出温度上昇
を招き、圧縮機1を損傷させるおそれがある。
【0018】そこで、上記の図2で示したように、過冷
却度SCが低下し所定過冷却度SCmを下回って運転に
適正な過冷却度が確保できなくなると、目標過熱度SH
mを第2の目標過熱度SHm2 に変更設定することによ
り、弁開度Sjは減少するように制御される。弁開度S
jが減少すると、過冷却度SCは増加するため、十分な
過冷却度を確保できて絞り装置5を通過する冷媒流量が
安定し、十分な冷房能力を得ることができる。図3に示
す弁開度Sjと過熱度SH及び過冷却度SCとの関係
は、運転条件(例えば、室内空気条件,室外空気条件な
ど)の変化に伴って、安定した過冷却度を確保するため
の弁開度Sjも変化することを示している。そこで、以
上で説明した制御を行うことによって、このような運転
条件の変化にも適切に対応でき、常に安定した冷房能力
を確保した運転を行うことができる。
【0019】次に、図4に示すフローチャートによって
冷房運転時の弁開度の制御動作を説明する。ステップ2
0では、第1の圧力検出手段7で冷媒圧力P1 を検出
し、ステップ21へ進む。ステップ21では、第1の温
度検出手段8で冷媒温度T1 を検出し、ステップ22へ
進む。ステップ22では、検出された冷媒圧力P1 及び
冷媒温度T1 から冷媒の過冷却度SCを算出し、ステッ
プ23へ進む。ステップ23では、算出された冷媒の過
冷却度SCと予め設定されている所定過冷却度SCmと
を比較し、過冷却度SCの方が小さい場合には(Ye
s)、ステップ24へ進み、過冷却度SCの方が大きい
場合には(No)、ステップ25へ進む。ステップ24
では、目標過熱度SHmとして第2の目標過熱度SHm
2 を設定し、ステップ26へ進む。ステップ25では、
目標過熱度SHmとして第1の目標過熱度SHm1 を設
定し、ステップ26へ進む。ステップ26では、第2の
温度検出手段9で冷媒温度T2 を検出し、ステップ27
へ進む。ステップ27では、第3の温度検出手段10で
冷媒温度T3 を検出し、ステップ28へ進む。ステップ
28では、検出された冷媒温度T2 及びT3 から冷媒の
過熱度SHを算出し、ステップ29へ進む。ステップ2
9では、算出された過熱度SHとそのとき設定されてい
る目標過熱度SHmとを比較し、過熱度SHの方が小さ
い場合には(Yes)、ステップ30へ進み、過熱度S
Hの方が大きい場合には(No)、ステップ31へ進
む。ステップ30では、絞り装置5の弁開度Sjを減少
させ、ステップ20へ戻る。ステップ31では、算出さ
れた過熱度SHと設定された目標過熱度SHmとを比較
し、過熱度SHの方が大きい場合には(Yes)、ステ
ップ32へ進み、過熱度SHの方が小さい場合には(N
o)、ステップ33へ進む。ステップ32では、絞り装
置5の弁開度Sjを増加させて、ステップ20へ戻る。
ステップ33では、絞り装置5の弁開度Sjを現状のま
ま変化させないで、ステップ20へ戻る。以上のよう
に、弁開度制御手段11は、絞り装置の弁開度Sjの制
御を行うのである。
【0020】実施例2.この発明による実施例2を図5
乃至図8に示す。図5は、実施例2の空気調和装置を示
す全体構成図であり、図1と同一部分は同一符号を付し
てその説明を省略する。また、図5において、実線矢印
は冷房運転時の冷媒が流れる方向を示している。
【0021】図5に示した空気調和装置において、圧縮
機1より吐出された高温高圧のガス冷媒は、四方切換弁
2を経て室外側熱交換器3に送られ室外空気と熱交換し
てここで液化された後、室内機Bへ送られ、絞り装置5
で減圧され室内側熱交換器6へ流入し室内空気と熱交換
しガス化して室内を冷房する。そして、ガス化した冷媒
は熱源機Aに戻り四方切換弁2、アキュムレータ4を経
て圧縮機1へ吸入される。このような冷房運転の場合、
弁開度制御手段11a(第1の弁開度動作範囲設定手段
の一例)は、第2の温度検出手段9で検出された冷媒温
度T2 及び第3の温度検出手段10で検出された冷媒温
度T3 からガス冷媒の過熱度SH(SH=T3 −T2
を求め、その過熱度SHと設定された目標過熱度SHm
とを比較し、SH−SHm<0ならば絞り装置5の弁開
度Sjを減少させ、SH−SHm>0ならば弁開度Sj
を増加させて冷媒流量を制御する。この時、目標過熱度
SHmは十分な冷房能力を確保できるような適正値とし
て予め所定に設定されている(例えば、SHm=7)。
【0022】この場合、弁開度Sjは設定された動作範
囲内で動作する。即ち、SH−SHm<0という状態で
弁開度Sjを減少させるよう動作していても、例えば室
内空気温度が低く冷房負荷が小さい場合には、熱交換能
力が低下し冷媒の過熱度SHが付きにくい。しかし、弁
開度Sjを減少させすぎると、冷媒流量が減少すること
による冷房能力の低下、及び低圧冷媒の引き込みによる
圧縮機1の吐出温度上昇を招き圧縮機1が損傷する事態
を招くおそれがある。
【0023】そこで、弁開度Sjに最小弁開度Sjnを
設定することにより、そのような事態の発生を未然に防
止している。逆に、SH−SHm>0という状態で弁開
度Sjを増加させるよう動作していても、例えば室内空
気温度が高く冷房負荷が大きい場合には、熱交換能力が
増加し冷媒の過熱度SHが大きくなり易い。しかし、弁
開度Sjを増加させすぎると、高圧側の冷媒圧力が低下
して過冷却度が大きくなりにくく、結果として冷媒流量
が減少することによる冷房能力の低下、及び低圧冷媒の
引き込みによる圧縮機1の吐出温度上昇を招き圧縮機1
が損傷する事態を招くおそれがある。そのため、弁開度
Sjに最大弁開度Sjxを設定することにより、そのよ
うな事態発生を防止している。
【0024】このとき、弁開度制御手段11aは、第1
の圧力検出手段7で検出される冷媒圧力P1 と第1の温
度検出手段8で検出される冷媒温度T1 から液冷媒の過
冷却度SC{SC=TP1 (圧力P1 における冷媒飽和
温度)−T1 }を算出し、図6に示すように弁開度Sj
の動作範囲を設定する。図6は過冷却度SCと最小弁開
度Sjnとの関係を示す図である。図6において、SC
mは所定過冷却度、Sjn1 は第1の最小弁開度、Sj
2 は第2の最小弁開度である。この場合、所定過冷却
度SCmは絞り装置5に流入する液冷媒の過冷却度を十
分確保できるように設定されており(例えば、SCm=
10)、また、Sjn1 <Sjn2 という関係になって
いる。図6によると、算出された過冷却度SCがSC<
SCmならば最小弁開度Sjnとして第2の最小弁開度
Sjn2 を設定し、SC≧SCmならば最小弁開度Sj
nとして第1の最小弁開度Sjn1 を設定する。以上よ
うに最小弁開度Sjnが設定される一方、最大弁開度S
jxは、最小弁開度Sjnとの差ΔSj(ΔSj=Sj
x−Sjn)が一定となるように設定される。即ち、第
1の圧力検出手段7,第1の温度検出手段8,及び弁開
度制御手段11を備えてなる構成が、過冷却温度検出手
段の一例である。
【0025】図7は弁開度Sjと過熱度SH及び過冷却
度SCとの関係を示す図である。図7によると、例えば
算出した過熱度SHがSH<SHm、弁開度SjがSj
>Sjn2 の状態であったとすると、最小弁開度Sjn
が第2の最小弁開度Sjn2に設定されている場合、弁
開度Sjは上記で説明したように小さくなるように制度
される。しかしながら、最小弁開度Sjnが第2の最小
弁開度Sjn2 に設定されているので、弁開度Sjは第
2の最小弁開度Sjn2 までしか減少できず、この弁開
度では過冷却度SCが小さすぎて所定過冷却度SCmを
下回り運転に適正な過冷却度を確保できない。
【0026】そこで、上記の図6で説明したように、最
小弁開度を第1の最小弁開度Sjn1 に設定することに
より、弁開度Sjはさらに減少して十分な過冷却度SC
の確保が可能となる。図7に示した弁開度Sjと過熱度
SH及び過冷却度SCとの関係は、運転条件(例えば、
室内空気条件,室外空気条件など)の変化に伴って、安
定した過冷却度を確保するための弁開度Sjも変化する
ことを示している。以上で説明した制御を行うことによ
って、このような運転条件の変化にも適切に対応でき、
常に安定した冷房能力を確保した運転を行うことができ
る。
【0027】次に、図8に示すフローチャートによって
冷房運転時の弁開度の制御動作を説明する。ステップ3
4では、第1の圧力検出手段7で冷媒圧力P1 を検出
し、ステップ35へ進む。ステップ35では、第1の温
度検出手段8で冷媒温度T1 を検出し、ステップ36へ
進む。ステップ36では、検出された冷媒圧力P1 及び
冷媒温度T1 から冷媒の過冷却度SCを算出し、ステッ
プ37へ進む。ステップ37では、算出された冷媒の過
冷却度SCと予め設定されている所定過冷却度SCmと
を比較し、過冷却度SCの方が小さい場合には(Ye
s)、ステップ38へ進み、過冷却度SCの方が大きい
場合には(No)、ステップ39へ進む。ステップ38
では、最小弁開度Sjnとして第1の最小弁開度Sjn
1 を設定し、ステップ40へ進む。ステップ39では、
目標過熱度Sjnとして第2の目標過熱度Sjn2 を設
定し、ステップ40へ進む。ステップ40では、第2の
温度検出手段9で冷媒温度T2 を検出し、ステップ41
へ進む。ステップ41では、第3の温度検出手段10で
冷媒温度T3 を検出し、ステップ42へ進む。ステップ
42では、検出された冷媒温度T2 及びT3 から冷媒の
過熱度SHを算出し、ステップ43へ進む。ステップ4
3では、算出された過熱度SHと予め設定されている所
定の目標過熱度SHmとを比較し、過熱度SHの方が小
さい場合には(Yes)、ステップ44へ進み、過熱度
SHの方が大きい場合には(No)、ステップ45へ進
む。ステップ44では、絞り装置5の弁開度Sjを減少
させ、ステップ34へ戻る。ステップ45では、算出さ
れた過熱度SHと予め設定されている目標過熱度SHm
とを比較し、過熱度SHの方が大きい場合には(Ye
s)、ステップ46へ進み、過熱度SHの方が小さい場
合には(No)、ステップ47へ進む。ステップ46で
は、絞り装置5の弁開度Sjを増加させて、ステップ3
4へ戻る。ステップ47では、絞り装置5の弁開度Sj
を現状のまま変化させないで、ステップ34へ戻る。以
上のように、弁開度制御手段11aは、絞り装置の弁開
度Sjの制御を行うようになっている。
【0028】実施例3.この発明による実施例3を図9
乃至図13に示す。図9は、実施例3の空気調和装置を
示す全体構成図であり、図1と同一部分は同一符号を付
してその説明を省略する。図9において、B1 は第1の
室内機、B2 は第2の室内機である。ここでは、2台の
室内機のみを示しているが、室内機が3台以上の場合で
も同様である。また、図9において、実線矢印は冷房運
転時の冷媒が流れる方向を示している。
【0029】図9に示した空気調和装置において、圧縮
機1より吐出された高温高圧のガス冷媒は、四方切換弁
2を経て室外側熱交換器3に送られ室外空気と熱交換し
てここで液化された後、それぞれの室内機B1 ,B2
送られ、それぞれの絞り装置5で減圧され室内側熱交換
器6へ流入し室内空気と熱交換しガス化してそれぞれの
室内を冷房する。そして、ガス化した冷媒は熱源機Aに
戻り四方切換弁2、アキュムレータ4を経て圧縮機1へ
吸入される。このような冷房運転の場合、弁開度制御手
段11b(第2の目標過熱度設定手段の一例、図10参
照)は、それぞれ、第2の温度検出手段9で検出された
冷媒温度T2 及び第3の温度検出手段10で検出された
冷媒温度T3 からガス冷媒の過熱度SH(SH=T3
2 )を求め、それらの過熱度SHと、変更可能に設定
された目標過熱度SHmとを比較し、SH−SHm<0
ならば絞り装置5の弁開度Sjを減少させ、SH−SH
m>0ならば弁開度Sjを増加させて冷媒流量を制御す
る。この時、目標過熱度SHmは十分な冷房能力を確保
できるような適正値とするように可変に設定されている
(例えば、SHm=7)。
【0030】また、図10はそれぞれの室内機B1 ,B
2 の絞り装置5の弁開度の制御機構を示すブロック図で
ある。同図において、12は運転中の室内機を特定する
運転信号を出力する運転信号送信手段、13は運転中の
室内機の容量信号を出力する容量信号送信手段、14は
それぞれの室内機B1 ,B2 からの運転信号や容量信号
を受けて冷凍サイクル全体の運転容量の総和を演算する
総運転容量演算手段である。尚、運転信号送信手段12
及び容量信号送信手段13を備えてなる構成が、運転容
量検出手段の一例である。
【0031】この時、弁開度制御手段11bは、総運転
容量演算手段14から得た運転中の室内機に係る運転容
量の総和の情報に基づいて、図11に示すように目標過
熱度SHmを演算し変更可能に設定する。図11は運転
容量Qjと目標過熱度SHmとの関係を示している。同
図において、Qjmは所定運転容量(例えば、室外機容
量に対して100%の容量)、SHm1 は第1の目標過
熱度、SHm2 は第2の目標過熱度であり、この場合、
SHm1 <SHm2 (例えば、SHm1 =2,SHm2
=7)という関係になっている。図11によると、運転
容量の総和QjがQj<Qjmならば目標過熱度SHm
として第1の目標過熱度SHm1 を設定し、Qj≧Qj
mならば目標過熱度SHmとして第2の目標過熱度SH
2 を設定する。このように目標過熱度SHmが設定さ
れると、上記で説明したように、検出された冷媒温度T
2 及びT3 から算出された過熱度SHとの比較演算によ
る結果に基づいて、絞り装置5の弁開度Sjが制御され
る。
【0032】図12は、運転容量の総和Qjと過冷却度
SCとの関係を示している。同図によると、運転容量の
総和Qjが大きくなるほど冷凍サイクル全体としての絞
り度合(即ち、それぞれの絞り装置5の弁開度Sjの総
和)が大きくなりすぎて、高圧側の冷媒圧力が低下する
ため十分な過冷却度を確保しにくい状態になることを示
している。ここで、SCmは絞り装置5に流入する液冷
媒の過冷却度が十分確保できるように予め設定されてい
る所定過冷却度である(例えば、SCm=10)。ま
た、例えば算出した運転容量の総和QjがQj>Qjm
(所定運転容量)の状態であるとすると、目標過熱度S
Hmが第1の目標過熱度SHm1 に設定されている場
合、過冷却度SCは十分な冷房能力を確保し得る過冷却
度SCmに達していない。即ち、それぞれの室内機B
1 ,B2 までの冷媒配管における圧力損失等により、そ
れぞれの絞り装置5に流入する冷媒が気液二相状態とな
り、絞り装置5を通過する冷媒流量が極度に減少するこ
とによる冷房能力の著しい低下、あるいは低圧冷媒の引
き込みによる圧縮機1の吐出温度上昇による圧縮機1の
損傷を招くおそれがある。
【0033】そこで、上記の図11で示したように、運
転容量の総和Qjが増加して所定運転容量Qjmを上回
り適正な過冷却度を確保できなくなったとき、目標過熱
度SHmを第1の目標過熱度SHm1 から第2の目標過
熱度SHm2 に設定変更することにより、各室内機B
1 ,B2 の弁開度Sjは減少するように制御される。弁
開度Sjが減少すると、過冷却度SCが増加するため、
絞り装置5に流入する液冷媒の過冷却度を十分確保で
き、安定した冷房能力を得ることができる。
【0034】次に、図13に示すフローチャートによっ
て冷房運転時の弁開度の制御動作を説明する。ステップ
48では、各室内機B1 ,B2 からの運転信号及び容量
信号を受けて運転容量の総和Qjを算出し、ステップ4
9へ進む。ステップ49では、算出された運転容量の総
和Qjと予め設定されている所定運転容量Qjmとを比
較し、運転容量の総和Qjの方が小さい場合には(Ye
s)、ステップ50へ進み、運転容量の総和Qjの方が
大きい場合には(No)、ステップ51へ進む。ステッ
プ50では、目標過熱度SHmとして第1の目標過熱度
SHm1 を設定し、ステップ52へ進む。ステップ51
では、目標過熱度SHmとして第2の目標過熱度SHm
2 を設定し、ステップ52へ進む。ステップ52では、
第2の温度検出手段9で冷媒温度T2 を検出し、ステッ
プ53へ進む。ステップ53では、第3の温度検出手段
10で冷媒温度T3 を検出し、ステップ54へ進む。ス
テップ54では、検出された冷媒温度T2 及びT3 から
冷媒の過熱度SHを算出し、ステップ55へ進む。ステ
ップ55では、算出された過熱度SHとそのとき設定さ
れている目標過熱度SHmとを比較し、過熱度SHの方
が小さい場合には(Yes)、ステップ56へ進み、過
熱度SHの方が大きい場合には(No)、ステップ57
へ進む。ステップ56では、絞り装置5の弁開度Sjを
減少させ、ステップ48へ戻る。ステップ57では、算
出された過熱度SHと設定された目標過熱度SHmとを
比較し、過熱度SHの方が大きい場合には(Yes)、
ステップ58へ進み、過熱度SHの方が小さい場合には
(No)、ステップ59へ進む。ステップ58では、各
絞り装置5の弁開度Sjを増加させて、ステップ48へ
戻る。ステップ59では、絞り装置5の弁開度Sjを現
状のまま変化させないで、ステップ48へ戻る。以上の
ように、弁開度制御手段11bは、絞り装置5の弁開度
Sjの制御を行うのである。
【0035】実施例4.この発明による実施例4を図1
4乃至図18に示す。図14は、実施例4の空気調和装
置を示す全体構成図であり、図1と同一部分は同一符号
を付してその説明を省略する。図14において、B1
第1の室内機、B2 は第2の室内機である。ここでは、
2台の室内機のみを示しているが室内機が3台以上の場
合でも同様である。また、図14において、実線矢印は
冷房運転時の冷媒が流れる方向を示している。
【0036】図14に示した空気調和装置において、圧
縮機1より吐出された高温高圧のガス冷媒は、四方切換
弁2を経て室外側熱交換器3に送られ室外空気と熱交換
してここで液化された後、それぞれの室内機B1 ,B2
へ送られ、それぞれの絞り装置5で減圧され室内側熱交
換器6へ流入し室内空気と熱交換しガス化してそれぞれ
の室内を冷房する。そして、ガス化した冷媒は熱源機A
に戻り四方切換弁2,アキュムレータ4を経て圧縮機1
へ吸入される。このような冷房運転の場合、弁開度制御
手段11c(第2の弁開度動作範囲設定手段の一例、図
15参照)は、第2の温度検出手段9で検出された冷媒
温度T2 及び第3の温度検出手段10で検出された冷媒
温度T3 からガス冷媒の過熱度SH(SH=T3 −T
2 )を求め、その過熱度SH1と予め設定された所定の
目標過熱度SHmとを比較し、SH−SHm<0ならば
絞り装置5の弁開度Sjを減少させ、SH−SHm>0
ならば弁開度Sjを増加させて冷媒流量を制御する。こ
の時、目標過熱度SHmは十分な冷房能力を確保できる
ような適正値として予め所定に設定されている(例え
ば、SHm=7)。
【0037】この場合、弁開度Sjは設定された動作範
囲内で動作する。即ち、SH−SHm<0という状態で
弁開度Sjを減少させるように動作していても、例えば
室内空気温度が低く冷房負荷が小さい場合には、熱交換
能力が低下して冷媒の過熱度SHが付きにくい。しかし
ながら、弁開度Sjを減少させすぎると、冷媒流量が減
少することによる冷房能力の低下、及び低圧冷媒の引き
込みによる圧縮機1の吐出温度上昇を招き圧縮機1が損
傷するという不具合を生じるおそれがある。
【0038】そこで、弁開度Sjに最小弁開度Sjnを
設定することにより、そのような不具合を防止してい
る。逆に、SH−SHm>0という状態で弁開度Sjを
増加させるよう動作していても、例えば室内空気温度が
高く冷房負荷が大きい場合には、熱交換能力が増加して
冷媒の過熱度SHを大きくし易い。しかしながら、弁開
度Sjを増加させすぎると、高圧側の冷媒圧力が低下し
て過冷却度が大きくなりにくく、結果として冷媒流量が
減少することによる冷房能力の低下、及び低圧冷媒の引
き込みによる圧縮機1の吐出温度上昇を招き圧縮機1を
損傷させる場合を生じる。そこで、弁開度Sjに最大弁
開度Sjxを設定することによって、上記した不具合を
防止している。また、図15はそれぞれの室内機B1
2 の絞り装置5の弁開度の制御機構を示すブロック図
である。ここで、12は運転信号送信手段、13は容量
信号送信手段、14は運転中のそれぞれの室内機B1
2 からの運転信号や容量信号を受けて冷凍サイクル全
体の運転容量の総和を演算する総運転容量演算手段であ
る。また、運転信号送信手段12及び容量信号送信手段
13を備えてなる構成が、運転容量検出手段の一例であ
る。
【0039】このとき、弁開度制御手段11cは、運転
容量算出手段14からの運転容量の総和Qjの情報に基
づいて、図16に示すように弁開度Sjの動作範囲を演
算し設定する。図16は運転容量の総和Qjと最小弁開
度Sjnの関係を示す図である。同図において、Qjm
は所定運転容量(例えば、室外機容量に対して100%
の容量)、Sjn1 は第1の最小弁開度、Sjn2 は第
2の最小弁開度であり、Sjn1 <Sjn2 という関係
になっている。図16によると、運転容量の総和Qjが
Qj<Qjmならば最小弁開度Sjnとして第2の最小
弁開度Sjn2 を設定し、Qj≧Qjmならば最小弁開
度Sjnとして第1の最小弁開度Sjn1 を設定する。
このように最小弁開度Sjnが設定される一方、最大弁
開度Sjxは、最小弁開度Sjnとの差ΔSj(ΔSj
=Sjx−Sjn)が一定となるように設定される。
【0040】図17は、運転容量の総和Qjと過冷却度
SCとの関係を示しており、運転容量の総和Qjが大き
くなるほど冷凍サイクル全体としての絞り度合(即ち、
各絞り装置5の弁開度Sjの総和)が大きくなり、高圧
側の冷媒圧力が低下して過冷却度SCが確保しにくい状
態になることを示している。ここで、SCmは各絞り装
置5に流入する液冷媒の過冷却度を十分確保できるよう
に予め設定されている所定過冷却度である(例えば、S
Cm=10)。また、例えば算出した運転容量の総和Q
jがQj>Qjmの状態であるとすると、最小弁開度S
jnが第2の最小弁開度Sjn2 に設定されている場
合、過冷却度SCは十分な冷房能力が確保できる過冷却
度SCmに達していない。即ち、各室内機B1 ,B2
での冷媒配管の圧力損失等により、各絞り装置5に流入
する冷媒が気液二相状態となり各絞り装置5を通過する
冷媒流量が極度に減少することによる冷房能力の著しい
低下、あるいは低圧冷媒の引き込みにより圧縮機1の吐
出温度が上昇して圧縮機1の損傷する場合が起こり得
る。
【0041】そこで、上記の図16で示したように、運
転容量の総和Qjが増加して所定運転容量Qjmを上回
り適正な過冷却度を確保できなくなると、最小弁開度S
jnを第1の最小弁開度Sjn1 に設定することによ
り、各室内機B1 ,B2 の弁開度Sjは減少するように
制御される。このように弁開度Sjが減少すると、過冷
却度SCは増加するため、各絞り装置5に流入する液冷
媒の過冷却度を十分確保でき、安定した冷房能力を得る
ことができる。
【0042】次に、図18に示すフローチャートによっ
て冷房運転時の弁開度の制御動作を説明する。ステップ
60では、各室内機B1 ,B2 からの運転信号及び容量
信号の情報に基づいて運転容量の総和Qjを算出し、ス
テップ61へ進む。ステップ61では、算出された運転
容量の総和Qjと予め設定されている所定運転容量Qj
mとを比較し、運転容量の総和Qjの方が小さい場合に
は(Yes)、ステップ62へ進み、運転容量の総和Q
jの方が大きい場合には(No)、ステップ63へ進
む。ステップ62では、最小弁開度Sjnとして第1の
最小弁開度Sjn1 を設定し、ステップ64へ進む。ス
テップ63では、最小弁開度Sjnとして第2の最小弁
開度Sjn2 を設定し、ステップ64へ進む。ステップ
64では、第2の温度検出手段9で冷媒温度T2 を検出
し、ステップ65へ進む。ステップ65では、第3の温
度検出手段10で冷媒温度T3 を検出し、ステップ66
へ進む。ステップ66では、検出された冷媒温度T2
びT3 から冷媒の過熱度SHを算出し、ステップ67へ
進む。ステップ67では、算出された過熱度SHと予め
設定された目標過熱度SHmとを比較し、過熱度SHの
方が小さい場合には(Yes)、ステップ68へ進み、
過熱度SHの方が大きい場合には(No)、ステップ6
9へ進む。ステップ68では、各絞り装置5の弁開度S
jを減少させ、ステップ60へ戻る。ステップ69で
は、算出された過熱度SHと予め設定された目標過熱度
SHmとを比較し、過熱度SHの方が大きい場合には
(Yes)、ステップ70へ進み、過熱度SHの方が小
さい場合には(No)、ステップ71へ進む。ステップ
70では、各絞り装置5の弁開度Sjを増加させて、ス
テップ60へ戻る。ステップ71では、各絞り装置5の
弁開度Sjを現状のまま変化させないで、ステップ60
へ戻る。以上のように、弁開度制御手段11cは、各絞
り装置5の弁開度Sjの制御を行うのである。
【0043】
【発明の効果】本発明に係る空気調和装置によれば、室
内側熱交換器の冷媒出側にて検出された冷媒の過熱度と
その目標過熱度との偏差に基づいて絞り装置の弁開度を
制御する場合において、室外側熱交換器出側の冷媒の過
冷却度に応じて目標過熱度を設定変更するようにしたの
で、例え空気条件などの変化によって冷凍サイクルの運
転条件が変化した場合でも、絞り装置に流入する液冷媒
の過冷却度を十分確保し得るため冷房能力の低下を防止
することができる。又、低圧のガス冷媒引き込みに起因
した吐出温度の上昇による圧縮機の損傷を未然に防ぐこ
とができる。
【0044】また、室内側熱交換器の冷媒出側にて検出
された冷媒の過熱度と予め設定されている目標過熱度と
の偏差に基づいて絞り装置の弁開度を制御する場合にお
いて、室外側熱交換器出側での冷媒の過冷却度に応じて
弁開度の動作範囲を設定変更するようにしたので、例え
空気条件などの変化によって冷凍サイクルの運転条件が
変化した場合でも、絞り装置に流入する液冷媒の過冷却
度を十分確保し得るため冷房能力の低下を防止すること
ができる。また、低圧のガス冷媒引き込みに起因した吐
出温度の上昇による圧縮機の損傷を未然に防ぐこともで
きる。
【0045】更に、室内側熱交換器及び絞り装置をそれ
ぞれ配してなる複数の室内機を有しそれぞれの室内側熱
交換器の冷媒出側にて検出された冷媒の過熱度とこれら
に対応する目標過熱度との偏差に基づいて絞り装置の弁
開度を制御する場合において、運転中の室内機に係る運
転容量の総和に応じて目標過熱度を設定変更するように
したので、例え空気条件などの変化によって冷凍サイク
ルの運転条件が変化した場合でも、各絞り装置に流入す
る液冷媒の過冷却度を十分確保し得るため冷房能力の低
下を防止することができる。また、低圧のガス冷媒引き
込みに起因した吐出温度の上昇による圧縮機の損傷を未
然に防ぐこともできる。
【0046】そして、室内側熱交換器及び絞り装置をそ
れぞれ配してなる複数の室内機を有しそれぞれの室内側
熱交換器の冷媒出側にて検出された冷媒の過熱度と予め
設定された目標過熱度との偏差に基づいて絞り装置の弁
開度を制御する場合において、運転中の室内機に係る運
転容量の総和に応じて弁開度の動作範囲を設定変更する
ようにしたので、例え空気条件などの変化によって冷凍
サイクルの運転条件が変化した場合でも、各絞り装置に
流入する液冷媒の過冷却度を十分確保し得るため冷房能
力の低下を防止することができる。また、低圧のガス冷
媒引き込みに起因した吐出温度の上昇による圧縮機の損
傷を未然に防ぐこともできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1による空気調和装置の全体
構成図である。
【図2】この発明の実施例1による空気調和装置の過冷
却度と目標過熱度との関係を示す図である。
【図3】この発明の実施例1による空気調和装置の弁開
度と過熱度及び過冷却度との関係を示す図である。
【図4】この発明の実施例1による空気調和装置の弁開
度の制御を示すフローチャートである。
【図5】この発明の実施例2による空気調和装置の全体
構成図である。
【図6】この発明の実施例2による空気調和装置の過冷
却度と最小弁開度との関係を示す図である。
【図7】この発明の実施例2による空気調和装置の弁開
度と過熱度及び過冷却度との関係を示す図である。
【図8】この発明の実施例2による空気調和装置の弁開
度の制御を示すフローチャートである。
【図9】この発明の実施例3による空気調和装置の全体
構成図である。
【図10】この発明の実施例3での空気調和装置の制御
機構を示すブロック図である。
【図11】この発明の実施例3による空気調和装置の運
転容量と目標過熱度との関係を示す図である。
【図12】この発明の実施例3による空気調和装置の運
転容量と過冷却度との関係を示す図である。
【図13】この発明の実施例3による空気調和装置の弁
開度の制御を示すフローチャートである。
【図14】この発明の実施例4による空気調和装置の全
体構成図である。
【図15】この発明の実施例4での空気調和装置の制御
機構を示すブロック図である。
【図16】この発明の実施例4による空気調和装置の運
転容量と最小弁開度との関係を示す図である。
【図17】この発明の実施例4による空気調和装置の運
転容量と過冷却度との関係を示す図である。
【図18】この発明の実施例4による空気調和装置の弁
開度の制御を示すフローチャートである。
【図19】この発明の従来技術による空気調和装置の全
体構成図である。
【符号の説明】
A 熱源機(室外機) B 室内機 B1 室内機 B2 室内機 1 圧縮機 2 四方切換弁 3 室外側熱交換器 5 絞り装置 6 室内側熱交換器 7 第1の圧力検出手段 8 第1の温度検出手段 9 第2の温度検出手段 10 第3の温度検出手段 11 弁開度制御手段 11a 弁開度制御手段 11b 弁開度制御手段 11c 弁開度制御手段 12 運転信号送信手段 13 容量信号送信手段 14 総運転容量演算手段

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧縮機、室外側熱交換器、絞り装置、室
    内側熱交換器を冷媒配管を介して順次接続してなる冷凍
    サイクルを備え、前記室内側熱交換器の冷媒出側におけ
    る冷媒の過熱度とこれに対応する目標過熱度との偏差に
    基づいて前記絞り装置の弁開度を制御するようにした空
    気調和装置において、前記室外側熱交換器の冷媒出側に
    おける冷媒の過冷却度を検出する過冷却度検出手段と、
    前記過冷却度検出手段により検出された過冷却度に応じ
    て前記目標過熱度を演算し設定する第1の目標過熱度設
    定手段とを設けたことを特徴とする空気調和装置。
  2. 【請求項2】 圧縮機、室外側熱交換器、絞り装置、室
    内側熱交換器を冷媒配管を介して順次接続してなる冷凍
    サイクルを備え、前記室内側熱交換器の冷媒出側におけ
    る冷媒の過熱度とこれに対応して予め設定された目標過
    熱度との偏差に基づいて前記絞り装置の弁開度を制御す
    るようにした空気調和装置において、前記室外側熱交換
    器の冷媒出側における冷媒の過冷却度を検出する過冷却
    度検出手段と、前記過冷却度検出手段により検出された
    過冷却度に応じて前記絞り装置の弁開度動作範囲を演算
    し設定する第1の弁開度動作範囲設定手段とを設けたこ
    とを特徴とする空気調和装置。
  3. 【請求項3】 圧縮機、室外側熱交換器、複数の室内機
    にそれぞれ配備された絞り装置及び室内側熱交換器を冷
    媒配管を介して順次接続してなる冷凍サイクルを備え、
    前記それぞれの室内側熱交換器の冷媒出側における冷媒
    の過熱度とこれらに対応する目標過熱度との偏差に基づ
    いて前記絞り装置の弁開度をそれぞれ制御するようにし
    た空気調和装置において、前記複数の室内側の内、運転
    中の室内機に係る運転容量を検出する運転容量検出手段
    と、前記運転容量検出手段により検出された運転容量の
    総和を演算する総運転容量演算手段と、前記総運転容量
    演算手段により演算された運転容量の総和に応じて前記
    目標過熱度を演算し設定する第2の目標過熱度設定手段
    とを設けたことを特徴とする空気調和装置。
  4. 【請求項4】 圧縮機、室外側熱交換器、複数の室内機
    にそれぞれ配備された絞り装置及び室内側熱交換器を冷
    媒配管を介して順次接続してなる冷凍サイクルを備え、
    前記それぞれの室内側熱交換器の冷媒出側における冷媒
    の過熱度とこれらに対応して予め設定された目標過熱度
    との偏差に基づいて前記絞り装置の弁開度をそれぞれ制
    御するようにした空気調和装置において、前記複数の室
    内機の内、運転中の室内側に係る運転容量を検出する運
    転容量検出手段と、前記運転容量検出手段により検出さ
    れた運転容量の総和を演算する総運転容量演算手段と、
    前記総運転容量演算手段により演算された運転容量の総
    和に応じて前記絞り装置の弁開度動作範囲を演算し設定
    する第2の弁開度動作範囲設定手段とを設けたことを特
    徴とする空気調和装置。
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