JPH07208615A - 逆洗可能ノズル弁 - Google Patents
逆洗可能ノズル弁Info
- Publication number
- JPH07208615A JPH07208615A JP228894A JP228894A JPH07208615A JP H07208615 A JPH07208615 A JP H07208615A JP 228894 A JP228894 A JP 228894A JP 228894 A JP228894 A JP 228894A JP H07208615 A JPH07208615 A JP H07208615A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- valve
- valve body
- fluid
- small holes
- adjusting means
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Lift Valve (AREA)
- Details Of Valves (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 弁箱3内に弁箱内流路4を開閉する弁体2を
弁軸5の軸心廻りに正逆180°にわたって回転自在に
設け、弁軸5を境とする弁体2の一側の表面側および弁
体の他側の裏面側に弁体2の適当開度範囲内において流
体9の通過流量を調整する流量調整手段6を設け、流量
調整手段6が球面状に湾曲した翼体7に流体通過用の多
数の小孔8を設けた構成をなす。 【効果】 弁体2を弁軸5の軸心廻りに反転させること
により、翼体7の小孔8における流体9の流れを逆転さ
せて小孔8に詰まった異物を洗い流すことができる。
弁軸5の軸心廻りに正逆180°にわたって回転自在に
設け、弁軸5を境とする弁体2の一側の表面側および弁
体の他側の裏面側に弁体2の適当開度範囲内において流
体9の通過流量を調整する流量調整手段6を設け、流量
調整手段6が球面状に湾曲した翼体7に流体通過用の多
数の小孔8を設けた構成をなす。 【効果】 弁体2を弁軸5の軸心廻りに反転させること
により、翼体7の小孔8における流体9の流れを逆転さ
せて小孔8に詰まった異物を洗い流すことができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、上水道、農業用水、下
水道のパイプライン等において使用し、流体の流量を制
御する逆洗可能ノズル弁に関する。
水道のパイプライン等において使用し、流体の流量を制
御する逆洗可能ノズル弁に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、上水道、農業用水、下水道のパイ
プライン等において流体の流量を制御する弁としては、
バタフライ弁や多孔可変オリフィス弁やノズル付バタフ
ライ弁がある。
プライン等において流体の流量を制御する弁としては、
バタフライ弁や多孔可変オリフィス弁やノズル付バタフ
ライ弁がある。
【0003】バタフライ弁は減圧量の小さな場合は適当
であるが、減圧量が大きいとキャビテーションを発生す
るので制限に限界がある。この高減圧をしようとすれ
ば、多孔可変オリフィス弁が有用である。多孔可変オリ
フィス弁は可動弁体と固定弁体を平行に配置し、可動弁
体を固定弁体の板面に沿って出退させることにより両弁
体に形成したオリフィス孔を一致もしくはずらすことに
よって流量を制御している。しかし、多孔可変オリフィ
ス弁では、水質が悪いと流水中に含まれた異物によって
オリフィス孔が目詰まる問題があった。
であるが、減圧量が大きいとキャビテーションを発生す
るので制限に限界がある。この高減圧をしようとすれ
ば、多孔可変オリフィス弁が有用である。多孔可変オリ
フィス弁は可動弁体と固定弁体を平行に配置し、可動弁
体を固定弁体の板面に沿って出退させることにより両弁
体に形成したオリフィス孔を一致もしくはずらすことに
よって流量を制御している。しかし、多孔可変オリフィ
ス弁では、水質が悪いと流水中に含まれた異物によって
オリフィス孔が目詰まる問題があった。
【0004】ノズル付バタフライ弁は弁体の周縁部に複
数のノズル孔を有した翼体を設け、弁体の中間開度にお
いてノズル孔を通して通水するとともに、弁体の開閉動
によって開放するノズル孔の数を調整することによって
流量を制御している。
数のノズル孔を有した翼体を設け、弁体の中間開度にお
いてノズル孔を通して通水するとともに、弁体の開閉動
によって開放するノズル孔の数を調整することによって
流量を制御している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した従来
のノズル付バタフライ弁においては、ノズル孔が目詰ま
りをおこすと、特性的にバタフライ弁と同様にキャビテ
ーションに弱い構造となる問題があった。
のノズル付バタフライ弁においては、ノズル孔が目詰ま
りをおこすと、特性的にバタフライ弁と同様にキャビテ
ーションに弱い構造となる問題があった。
【0006】本発明は上記課題を解決するもので、ノズ
ルが目詰まりをおこしても容易に取り除くことができ、
耐キャビテーション性能を低下させることのない逆洗可
能ノズル弁を提供することを目的とする。
ルが目詰まりをおこしても容易に取り除くことができ、
耐キャビテーション性能を低下させることのない逆洗可
能ノズル弁を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記した課題を解決する
ために、本発明の逆洗可能ノズル弁は、弁箱内に弁箱内
流路を開閉する弁体を弁軸の軸心廻りに正逆180°に
わたって回転自在に設け、弁軸を境とする弁体の一側の
表面側および弁体の他側の裏面側に弁体の適当開度範囲
内において流体の通過流量を調整する流量調整手段を設
け、流量調整手段が球面状に湾曲した翼体に流体通過用
の多数の小孔を設けた構成をなすものである。
ために、本発明の逆洗可能ノズル弁は、弁箱内に弁箱内
流路を開閉する弁体を弁軸の軸心廻りに正逆180°に
わたって回転自在に設け、弁軸を境とする弁体の一側の
表面側および弁体の他側の裏面側に弁体の適当開度範囲
内において流体の通過流量を調整する流量調整手段を設
け、流量調整手段が球面状に湾曲した翼体に流体通過用
の多数の小孔を設けた構成をなすものである。
【0008】
【作用】上記した構成により、開動時に弁体は弁軸の軸
心回りに回動し、弁体の一側が流体の流れの順方向に回
動し、弁体の他側が流体の流れの逆方向に回動する。こ
のとき、弁体の適当開度範囲内では、流量調整手段をな
す翼体の多数の小孔を流体が通過するとともに、弁体の
開閉動に伴って開口状態にある小孔の数が増減すること
により流量を制御する。
心回りに回動し、弁体の一側が流体の流れの順方向に回
動し、弁体の他側が流体の流れの逆方向に回動する。こ
のとき、弁体の適当開度範囲内では、流量調整手段をな
す翼体の多数の小孔を流体が通過するとともに、弁体の
開閉動に伴って開口状態にある小孔の数が増減すること
により流量を制御する。
【0009】そして、小孔に流体中の異物が詰まった場
合には、弁体を弁軸の軸心廻りに反転させ、弁体の裏面
側を流体に対向させる。この状態で、翼体の小孔におけ
る流体の流れが逆転し、流体が小孔に詰まった異物を洗
い流す。
合には、弁体を弁軸の軸心廻りに反転させ、弁体の裏面
側を流体に対向させる。この状態で、翼体の小孔におけ
る流体の流れが逆転し、流体が小孔に詰まった異物を洗
い流す。
【0010】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図1において、ノズル弁1はバタフライ弁のよ
うな形式をなし、弁体2が弁箱3の内部に形成した弁箱
内流路4を開閉する。弁体2は弁軸5の軸心廻りに正逆
180°にわたって回転自在に設けてている。弁体2に
は、弁軸5を境とする弁体2の一側の表面側および弁体
2の他側の裏面側に弁体2の適当開度範囲内において流
体の通過流量を調整する流量調整手段6を設けており、
この流量調整手段6は球面状に湾曲した翼体7に流体通
過用の多数の小孔8を設けた構成をなすものである。
明する。図1において、ノズル弁1はバタフライ弁のよ
うな形式をなし、弁体2が弁箱3の内部に形成した弁箱
内流路4を開閉する。弁体2は弁軸5の軸心廻りに正逆
180°にわたって回転自在に設けてている。弁体2に
は、弁軸5を境とする弁体2の一側の表面側および弁体
2の他側の裏面側に弁体2の適当開度範囲内において流
体の通過流量を調整する流量調整手段6を設けており、
この流量調整手段6は球面状に湾曲した翼体7に流体通
過用の多数の小孔8を設けた構成をなすものである。
【0011】以下、上記構成における作用を説明する。
図2に示すように、開動時において、弁体2は弁軸の軸
心回りに正方向Aに回動し、弁体2の一側2aが流体9
の流れの順方向に回動し、弁体2の他側2bが流体の流
れの逆方向に回動する。このとき、弁体2の適当開度範
囲内では、流量調整手段6をなす翼体7の多数の小孔8
を流体9が通過するとともに、弁体2の開閉動に伴って
開口状態にある小孔8の数が増減することにより流量を
制御する。
図2に示すように、開動時において、弁体2は弁軸の軸
心回りに正方向Aに回動し、弁体2の一側2aが流体9
の流れの順方向に回動し、弁体2の他側2bが流体の流
れの逆方向に回動する。このとき、弁体2の適当開度範
囲内では、流量調整手段6をなす翼体7の多数の小孔8
を流体9が通過するとともに、弁体2の開閉動に伴って
開口状態にある小孔8の数が増減することにより流量を
制御する。
【0012】そして、小孔8に流体9中の異物が詰まっ
た場合には、図3に示すように、弁体2を弁軸5の軸心
廻りに反転させ、弁体2の裏面側を流体9に対向させ
る。この状態で、翼体7の小孔8における流体9の流れ
が逆転し、流体9が小孔8に詰まった異物を洗い流す。
た場合には、図3に示すように、弁体2を弁軸5の軸心
廻りに反転させ、弁体2の裏面側を流体9に対向させ
る。この状態で、翼体7の小孔8における流体9の流れ
が逆転し、流体9が小孔8に詰まった異物を洗い流す。
【0013】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、弁体
を弁軸の軸心廻りに反転させることにより、翼体の小孔
における流体の流れを逆転させて小孔に詰まった異物を
洗い流すことができる。
を弁軸の軸心廻りに反転させることにより、翼体の小孔
における流体の流れを逆転させて小孔に詰まった異物を
洗い流すことができる。
【図1】本発明の一実施例における逆洗可能ノズル弁を
示す一部破截断面図である。
示す一部破截断面図である。
【図2】同実施例における逆洗可能ノズル弁の開動時の
作用を示す一部破截断面図である。
作用を示す一部破截断面図である。
【図3】同実施例における逆洗可能ノズル弁の逆洗時の
作用を示す一部破截断面図である。
作用を示す一部破截断面図である。
1 逆洗可能ノズル弁 2 弁体 3 弁箱 4 弁箱内流路 5 弁軸 6 流量調整手段 7 翼体 8 小孔 9 流体
Claims (1)
- 【請求項1】 弁箱内に弁箱内流路を開閉する弁体を弁
軸の軸心廻りに正逆180°にわたって回転自在に設
け、弁軸を境とする弁体の一側の表面側および弁体の他
側の裏面側に弁体の適当開度範囲内において流体の通過
流量を調整する流量調整手段を設け、流量調整手段が球
面状に湾曲した翼体に流体通過用の多数の小孔を設けた
構成をなすことを特徴とする逆洗可能ノズル弁。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP228894A JPH07208615A (ja) | 1994-01-14 | 1994-01-14 | 逆洗可能ノズル弁 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP228894A JPH07208615A (ja) | 1994-01-14 | 1994-01-14 | 逆洗可能ノズル弁 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07208615A true JPH07208615A (ja) | 1995-08-11 |
Family
ID=11525192
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP228894A Pending JPH07208615A (ja) | 1994-01-14 | 1994-01-14 | 逆洗可能ノズル弁 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07208615A (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003120829A (ja) * | 2001-10-15 | 2003-04-23 | Kubota Corp | 定流量充水機能を備えたバタフライ弁 |
US6758458B2 (en) | 2001-02-26 | 2004-07-06 | Kitz Corporation | Butterfly valve |
JP2006300113A (ja) * | 2005-04-18 | 2006-11-02 | Kubota Corp | 充水機能付きバタフライ弁 |
US7490627B2 (en) * | 2005-02-25 | 2009-02-17 | Kubota Corporation | Butterfly valve with water-filling function |
JP2015137695A (ja) * | 2014-01-22 | 2015-07-30 | 株式会社栗本鐵工所 | バタフライ弁 |
JP2015203444A (ja) * | 2014-04-14 | 2015-11-16 | 株式会社栗本鐵工所 | バタフライ弁 |
WO2018213545A1 (en) * | 2017-05-17 | 2018-11-22 | Bray International, Inc. | Bidirectional control one piece disc-stem |
CN110005834A (zh) * | 2019-04-01 | 2019-07-12 | 浙江朗诗德健康饮水设备股份有限公司 | 一种废水阀 |
-
1994
- 1994-01-14 JP JP228894A patent/JPH07208615A/ja active Pending
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6758458B2 (en) | 2001-02-26 | 2004-07-06 | Kitz Corporation | Butterfly valve |
JP2003120829A (ja) * | 2001-10-15 | 2003-04-23 | Kubota Corp | 定流量充水機能を備えたバタフライ弁 |
US7490627B2 (en) * | 2005-02-25 | 2009-02-17 | Kubota Corporation | Butterfly valve with water-filling function |
JP2006300113A (ja) * | 2005-04-18 | 2006-11-02 | Kubota Corp | 充水機能付きバタフライ弁 |
JP4641856B2 (ja) * | 2005-04-18 | 2011-03-02 | 株式会社クボタ | 充水機能付きバタフライ弁 |
JP2015137695A (ja) * | 2014-01-22 | 2015-07-30 | 株式会社栗本鐵工所 | バタフライ弁 |
JP2015203444A (ja) * | 2014-04-14 | 2015-11-16 | 株式会社栗本鐵工所 | バタフライ弁 |
WO2018213545A1 (en) * | 2017-05-17 | 2018-11-22 | Bray International, Inc. | Bidirectional control one piece disc-stem |
CN110005834A (zh) * | 2019-04-01 | 2019-07-12 | 浙江朗诗德健康饮水设备股份有限公司 | 一种废水阀 |
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