JPH07207606A - ゴムチップ舗装材 - Google Patents

ゴムチップ舗装材

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JPH07207606A
JPH07207606A JP658494A JP658494A JPH07207606A JP H07207606 A JPH07207606 A JP H07207606A JP 658494 A JP658494 A JP 658494A JP 658494 A JP658494 A JP 658494A JP H07207606 A JPH07207606 A JP H07207606A
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JP
Japan
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rubber chip
rubber
pavement material
acid
chip pavement
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JP658494A
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English (en)
Inventor
Keiichi Tsuji
恵一 辻
Tetsuo Kuramasu
哲郎 倉升
Nobuki Haga
信喜 芳賀
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Ube Corp
Original Assignee
Ube Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は保存安定性に優れたゴムチップ舗装材
に関する。 【構成】ゴムチップ及びウレタンバインダーを混合して
なるゴムチップ舗装材において有機酸のハロゲン化物を
添加したことを特徴とするゴムチップ舗装材に関する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は保存安定性に優れたゴム
チップ舗装材に関する。
【0002】ゴムチップ舗装は、水はけがよく滑りにく
い上、適度の弾力性や吸音性を有し、さらには顔料を加
えることによってカラフルに仕上げることができ、又施
工及び維持管理が容易である。このため、近年、テニス
コートや陸上競技場、ゴルフ場の歩径路、ビルの屋上、
歩道等々の舗装に広く利用されている。
【0003】
【従来の技術】ゴムチップ舗装においては、施工現場
で、ゴムチップ、ウレタンバインダー及び顔料を混合し
てゴムチップ舗装材を調製し、施工することが、従来一
般的に行われてきた。しかし現場でゴムチップ舗装材を
調製する場合、施工に手間がかかるだけでなく、ミキサ
ーなどの混合機器が必要となる。またゴムチップやウレ
タンバインダー等の計量精度や混合時間等のばらつきが
避けられないので、ゴムチップ舗装材ひいてはゴムチッ
プ舗装面の品質のばらつきが大きくなるという問題点が
あった。又、廃棄物が大量に発生するという問題もあっ
た。
【0004】従来の方法の難点を解決する方法として、
予め工場でゴムチップ舗装材を調製し、これを袋詰めに
して保存し、必要に応じてこの袋詰めにしたゴムチップ
舗装材を施工現場に運んで施工するという方法が検討さ
れた。しかし、この方法を採った場合、保存や輸送の間
に、ゴムチップ舗装材中のウレタンバインダーが空気中
の湿気や材料中の水分と反応して硬化することがあり、
その結果ゴムチップ舗装材としては使用できなくなった
り、或いは仮に使用できたとしても引張強度や伸びに優
れた舗装面が得られないことがあった。
【0005】この問題を解決する方法として、充分に乾
燥したゴムチップや顔料を用いてゴムチップ舗装材を調
製し、これを、ポリエチレンとアルミ箔をラミネートし
た積層フィルムの袋のような非透湿性容器に充填し、保
存、輸送する方法が提案された(特願平4−22110
5号)。この方法によればある程度の期間の保存は可能
である。しかし、実際にはゴムチップや顔料を完全に無
水にすることは殆ど不可能である。又、完全に湿気を遮
断した雰囲気でゴムチップ舗装材を調製することも殆ど
不可能である。従って、ゴムチップ舗装材には若干量の
水分が残存し、保存、輸送中に、この水分によってゴム
チップ舗装材の硬化が進行する。このため、この方法に
よって長期間保存したゴムチップ舗装材を用いて施工し
た場合、現場で調製したゴムチップ舗装材と比較して引
張強度等にすぐれた舗装面が得られないという問題があ
った。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、保存安定性
に優れ、現場で調製したゴムチップ舗装材と比較して遜
色のない舗装面の得られるゴムチップ舗装材を提供する
ことを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、ゴムチップ及
びウレタンバインダーを混合してなるゴムチップ舗装材
において、有機酸のハロゲン化物が添加されていること
を特徴とするゴムチップ舗装材に関する。又、上記のゴ
ムチップ舗装材において、有機酸のハロゲン化物の添加
量が、ウレタンバインダーに対して0. 1〜10重量%
であるゴムチップ舗装材に関する。本発明のゴムチップ
舗装材には、更に、上記のゴムチップ舗装材において有
機酸のハロゲン化物として、脂肪族モノカルボン酸、脂
肪族ジカルボン酸、芳香族モノカルボン酸、及び芳香族
ジカルボン酸からなる群から選ばれるカルボン酸のハロ
ゲン化物の1種類又は2種類以上を用いたゴムチップ舗
装材も含まれる。これらのゴムチップ舗装材において、
ウレタンバインダーに対して2. 5〜20重量部の顔料
を含んでいるものも本発明のゴムチップ舗装材に含まれ
る。
【0008】以下、本発明のゴムチップ舗装材の材料で
あるゴムチップ、ウレタンバインダー、有機酸のハロゲ
ン化物、及び顔料について説明する。
【0009】先ず、ゴムチップについて説明する。本発
明において用いられるゴムチップは、廃タイヤや廃窓枠
ゴム、廃ゴムベルト、廃ウレタンバンパー等をチップ状
に粉砕及び/又は切断したものである。粉砕及び/又は
切断には、低温粉砕やカッターによる切断等各種の方法
が用いられる。この他、天然ゴムやブタジエンゴム、ス
チレン−ブタジエンゴム、クロロプレンゴム、ニトリル
ゴム、イソプレンゴム、ブチルゴム等のジエン系ゴム並
びにこれらの水素添加物、及びエチレンプロピレンゴ
ム、エチレン−プロピレン−ジエン三元共重合体、塩素
化ポリエチレン、クロロスルホン化ポリエチレン等のオ
レフィン系エラストマー等のゴムを所定の粒径のチップ
に粉砕及び/又は切断したものも好ましく用いられる。
これらのゴムは、予め顔料や老化防止剤、及び必要に応
じて各種の充填剤を添加したものが好ましい。顔料は、
ゴムチップ舗装材に添加するのに好ましいものとして挙
げられているものを用いることができる。又これらのゴ
ムは、予め加硫しておくこともできる。更に、軟質塩化
ビニルやポリウレタンゴム、ポリエーテルゴムを粉砕及
び/又は切断したものも好ましく用いられる。上記のゴ
ムチップの内、特に好ましいものは、ジエン系ゴムを粉
砕及び/又は切断したもの、及び廃タイヤや廃窓枠ゴ
ム、廃ゴムベルトを粉砕及び/又は切断したものであ
る。これらのゴムチップは耐摩耗性や耐寒性、弾性等に
特に優れるからである。ジエン系ゴムとしては予め加硫
したものを用いることが好ましい。ゴムチップの粒径
は、舗装場所によっても多少異なるが、平均粒径10mm
以下が、透水性や弾力性の点から好ましい。特に好まし
い範囲は平均粒径1〜5mmである。ゴムチップはできる
だけ乾燥することが好ましい。具体的には水分含有量が
3000ppm以下、好ましくは2000ppm以下、
特に好ましくは1000ppm以下のゴムチップが好ま
しい。かかる水分含有量のゴムチップを得る方法には特
に制限はないが、例えば、予め乾燥したゴムをチップ状
に粉砕及び/又は切断する方法や、粉砕及び/又は切断
により得られたゴムチップを乾燥する方法により得るこ
とができる。又、乾燥雰囲気化でゴムをチップ状に粉砕
及び/又は切断してもよい。
【0010】ウレタンバインダーとしては、一液型であ
って大気中の水分で硬化してゴム状となるものが好まし
い。かかるものとしては、従来からゴムチップ舗装材に
用いられてきたトリレンジイソシアネート系等の一液硬
化型ウレタンバインダーが挙げられる。
【0011】有機酸のハロゲン化物としては、脂肪族モ
ノカルボン酸、脂肪族ジカルボン酸、芳香族モノカルボ
ン酸、及び芳香族ジカルボン酸からなる群から選ばれる
カルボン酸のハロゲン化物の1種類又は2種類以上が用
いられる。具体的には、これらのカルボン酸の弗化物、
塩化物、臭化物、及び沃化物が挙げられる。これらの有
機酸のハロゲン化物の内で好ましいものとしては、炭素
数1〜20の脂肪族モノカルボン酸の弗化物、塩化物、
臭化物、及び沃化物、炭素数1〜20のジカルボン酸の
弗化物、塩化物、臭化物、及び沃化物、炭素数7〜14
の芳香族モノカルボン酸の弗化物、塩化物、臭化物、及
び沃化物、炭素数7〜14の芳香族ジカルボン酸の弗化
物、塩化物、臭化物、及び沃化物が挙げられる。これら
の有機酸のハロゲン化物の中で最も好ましいのは、炭素
数1〜20の脂肪族モノカルボン酸の塩化物、炭素数1
〜20のジカルボン酸の塩化物、炭素数7〜14の芳香
族モノカルボン酸の塩化物、及び炭素数7〜14の芳香
族ジカルボン酸の塩化物である。具体的には、酢酸クロ
ライド、プロピオン酸クロライド、酪酸クロライド、吉
草酸クロライド、カプロン酸クロライド、エナント酸ク
ロライド、カプリル酸クロライド、ペラルゴン酸クロラ
イド、カプリン酸クロライド、ウンデシル酸クロライ
ド、ラウリン酸クロライド、トリデシル酸クロライド、
ミリスチン酸クロライド、パルミチン酸クロライド、ス
テアリン酸クロライド等の脂肪族モノカルボン酸クロラ
イド、シュウ酸クロライド、マロン酸クロライド、琥珀
酸クロライド、グルタル酸クロライド、アジピン酸クロ
ライド、ピメリン酸クロリド、アゼライン酸クロライ
ド、スベリン酸クロライド、セバシン酸クロライド等の
脂肪族ジカルボン酸塩化物、安息香酸クロライド、ナフ
トエ酸クロライド、フェニル酢酸クロライド、1−フェ
ニルプロピオン酸クロライド、2−フェニルプロピオン
酸クロライド、ナフチル酢酸クロライド等の芳香族モノ
カルボン酸塩化物、フタル酸クロライド、テレフタル酸
クロライド、ナフタリンジカルボン酸クロライド等の芳
香族ジカルボン酸塩化物等が挙げられる。
【0012】顔料としては、ゴムの着色に通常使用され
るものであれば有機系、無機系のいずれをも用いること
ができるが、耐候性や着色性の点からは、無機系顔料や
フタロシアニン系顔料が好ましい。具体的には、弁柄、
クロム緑、酸化亜鉛、酸化チタン、チタン白、ニッケル
チタン黄、クロムチタン黄、リトボン、カーボンブラッ
ク、炭酸カルシウム、バライト、硫酸バリウム、フタロ
シアニン青、フタロシアニン緑等が好適に使用される。
【0013】本発明のゴムチップ舗装材において、ゴム
チップ、ウレタンバインダー、有機酸のハロゲン化物、
及び顔料の割合は、以下の通りである。
【0014】ゴムチップとウレタンバインダーの割合
は、ゴムチップ100重量部に対しウレタンバインダー
10〜50重量部の範囲が好ましく、特にウレタンバイ
ンダー20〜40重量部の範囲が好ましい。ウレタンバ
インダーの量が10重量部より少ないと、ゴムチップ等
との混合が困難になり、ウレタンバインダーの量が50
重量部より多いと、透水性や弾力性に優れた舗装面が得
られない。
【0015】有機酸のハロゲン化物の割合は、ウレタン
バインダーに対して0. 1〜10重量%、好ましくは
0. 5〜2重量%の範囲である。有機酸のハロゲン化物
の割合がウレタンバインダーに対して0. 1重量%より
少ないときは、かかるゴムチップを長期保存後に施工し
たときに引張強度や伸び等の物性に劣る施工面しか得ら
れないという問題がある。一方、ウレタンバインダーに
対して10重量%より多いときは、温度変化によるウレ
タンバインダーの伸縮が大きくなり、施工後の舗装面に
反りが生じることがあるから好ましくない。
【0016】顔料は必要に応じて加えればよいが、ウレ
タンバインダーに対して20重量%以下が好ましく、特
に2. 5〜20重量%の範囲が好ましい。
【0017】本発明のゴムチップ舗装材の調製にあたっ
ては、ゴムチップ、ウレタンバインダー、有機酸のハロ
ゲン化物、及び顔料をどのような順序で混合してもよ
い。例えば、ゴムチップとウレタンバインダーを混合
し、必要に応じて更に顔料を混合してから有機酸のハロ
ゲン化物を混合するなどの手順で調製できる。又、ゴム
チップ、ウレタンバインダー、及び有機酸のハロゲン化
物を同時に混合してもよい。しかし、最も好ましい手順
は、ウレタンバインダーに有機酸のハロゲン化物を添加
してからゴムチップ及び必要であれば顔料を混合すると
いう手順である。上記の混合操作に当たっては、モルタ
ルミキサー等の混合機が好ましく用いられる。このよう
にして調製したゴムチップ舗装材は、保存、輸送中に大
気中の水分で硬化しないよう、非透湿性の容器に封入し
なければならない。非透湿性容器としては、例えばポリ
エチレンやポリプロピレン、エチレンプロピレン共重合
体、各種ナイロン、ポリエステル樹脂、塩化ビニル等の
合成樹脂の単層又は複層のフィルムの袋や、これらのフ
ィルムにアルミ箔や紙をラミネートした袋、及び金属や
上記合成樹脂の缶等を挙げることができる。尚、ゴムチ
ップ舗装材の調製及び封入操作は、湿度30%以下好ま
しくは湿度20%以下の乾燥空気中、或いは窒素やアル
ゴンガス等の不活性ガス中で行うことが好ましい。通常
の大気中でこれらの操作を行うと、調製中や保存中に大
気中の水分によりゴムチップ舗装材の硬化が始まった
り、ゴムチップ舗装材中の有機酸のハロゲン化物が分解
したりして保存安定性の高いゴムチップ舗装材が得られ
ないから、好ましくない。
【0018】本発明のゴムチップ舗装材は、従来のゴム
チップ舗装材と全く同様にして施工できる。具体的には
次のような手順で施工できる。先ず、下地面を清掃し、
乾燥させる。次いでプライマーを塗布し、ゴムチップ舗
装材を敷き均し、トンボや転圧ローラー等で舗装面を平
らに仕上げ、更に金鏝等で表面や端部を仕上げる。そし
て、常温で放置してゴムチップ舗装材を硬化させる。下
地としてはアスファルトコンクリート舗装やコンクリー
ト舗装された面が好ましいが、これらの面には限定され
ず、砕石舗装された面や鉄板等ウレタンバインダーが強
固に接着しうる面であれば、本発明のゴムチップ舗装材
で舗装できる。従って、本発明のゴムチップ舗装材は、
テニスコートや陸上競技場、ゴルフ場の歩径路以外に、
遊歩道やジョギングコース、横断歩道橋等の舗装にも好
ましく用いられる。
【0019】
【発明の効果】本発明のゴムチップ舗装材は、長期間の
保存に耐えるので、保存中や輸送中に硬化して使用不能
になることがなく、長期間保存したものであっても、施
工現場で調製したゴムチップ舗装材と遜色の無い舗装面
が得られる。又、本発明のゴムチップ舗装材は、予め工
場で調製したものを施工現場に運んで施工するだけで済
むから、施工現場にミキサー等の機器を持ち込む必要は
無い。更に、本発明のゴムチップ舗装材で舗装して得ら
れた舗装面は、空隙度10〜30%程度の多孔質なの
で、水はけが良く、又アスファルト舗装面とほぼ同程度
の摩擦抵抗を有する舗装面が得られる。又、得られた舗
装面は弾性にも優れ歩行感も良好である。加えて、ゴム
チップの材料には廃タイヤ等の産業廃棄物をも使用でき
るから、極めて安価に製造できる。
【0020】
【実施例】以下、実施例を挙げて、本発明について具体
的に説明する。
【0021】〔実施例1〕100℃で5時間乾燥させた
ゴムチップ(材質:ポリブタジエンゴム、平均粒径:2
〜3mm、水分含有量:1000ppm)100重量部
と、ステアリン酸クロライドを1重量%添加した一液型
ウレタンバインダー25重量部とを、温度20℃湿度1
0%以下の低湿度空気中でミキサーで均一に混合して、
ゴムチップ舗装材を調製した。次いでこのゴムチップ舗
装材を、上記雰囲気中で、ポリエチレンにアルミ箔をラ
ミネートした防湿袋に袋詰めした。このゴムチップ舗装
材を1か月常温で保存した後、開封して、型枠に流し込
んでテストピースを作製し、引張強度及び伸びを測定し
た。一方、調製直後のゴムチップ舗装材についても、同
じようにしてテストピースを作製し、引張強度及び伸び
を測定し、保存後のゴムチップ舗装材から作製したテス
トピースの引張強度及び伸びと比較した。結果を表1に
示す。
【0022】〔実施例2〕実施例1においてステアリン
酸クロライドの代わりにフタル酸塩化物を使用した以外
は、実施例1と同様にしてゴムチップ舗装材を調製し、
1か月間保存した。保存後のゴムチップ舗装材からテス
トピースを作製し、引張強度及び伸びを測定し、調製直
後のゴムチップ舗装材から作製したテストピースの引張
強度及び伸びと比較した。結果を表1に示す。
【0023】〔実施例3〕実施例1においてステアリン
酸クロライドの代わりに酪酸クロライドを使用した以外
は、実施例1と同様にしてゴムチップ舗装材を調製し、
1か月間保存した。保存後のゴムチップ舗装材からテス
トピースを作製し、引張強度及び伸びを測定し、調製直
後のゴムチップ舗装材から作製したテストピースの引張
強度及び伸びと比較した。結果を表1に示す。
【0024】〔実施例4〕実施例1においてステアリン
酸クロライドの代わりに安息香酸クロライドを使用した
以外は、実施例1と同様にしてゴムチップ舗装材を調製
し、1か月間保存した。保存後のゴムチップ舗装材から
テストピースを作製し、引張強度及び伸びを測定し、調
製直後のゴムチップ舗装材から作製したテストピースの
引張強度及び伸びと比較した。結果を表1に示す。
【0025】〔比較例1〕実施例1において、ステアリ
ン酸クロライドを添加しなかった以外は、実施例1と同
様にしてゴムチップ舗装材を調製し、1か月間保存し
た。保存後のゴムチップ舗装材からテストピースを作製
し、引張強度及び伸びを測定し、調製直後のゴムチップ
舗装材から作製したテストピースの引張強度及び伸びと
比較した。結果を表1に示す。
【0026】〔比較例2〕実施例で使用したゴムチップ
と同様のゴムチップ100重量部を、乾燥させることな
く、一液型ウレタンバインダー25重量部と、ミキサー
で均一に混合して、ゴムチップ舗装材を調製した。次い
でこのゴムチップ舗装材を、ポリエチレンにアルミ箔を
ラミネートした防湿袋に袋詰めした。ゴムチップ舗装材
の調製及び袋詰めは通常の大気中(20℃、湿度65
%)で行った。このゴムチップ舗装材を1か月常温で保
存した後、開封したところ、ゴムチップ舗装材は既に硬
化しており、テストピースの作製はできなかった。結果
を表1に示す。
【0027】
【表1】
【0028】

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ゴムチップ及びウレタンバインダーを混合
    してなるゴムチップ舗装材において、有機酸のハロゲン
    化物が添加されていることを特徴とするゴムチップ舗装
    材。
  2. 【請求項2】有機酸のハロゲン化物の添加量が、ウレタ
    ンバインダーに対して0. 1〜10重量%である、請求
    項第1項に記載のゴムチップ舗装材。
  3. 【請求項3】有機酸のハロゲン化物が、脂肪族モノカル
    ボン酸、脂肪族ジカルボン酸、芳香族モノカルボン酸、
    及び芳香族ジカルボン酸からなる群から選ばれるカルボ
    ン酸のハロゲン化物の少なくとも1種類である、請求項
    第1項または第2項に記載のゴムチップ舗装材。
  4. 【請求項4】有機酸のハロゲン化物が、脂肪族モノカル
    ボン酸、脂肪族ジカルボン酸、芳香族モノカルボン酸、
    及び芳香族ジカルボン酸から選ばれるカルボン酸の塩化
    物の少なくとも1種類である請求項第3項に記載のゴム
    チップ舗装材。
  5. 【請求項5】ウレタンバインダーに対して2. 5〜20
    重量%の顔料を含んでいる請求項第1項〜第4項のいづ
    れかに記載のゴムチップ舗装材。
JP658494A 1994-01-25 1994-01-25 ゴムチップ舗装材 Pending JPH07207606A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006144546A (ja) * 1997-03-10 2006-06-08 Fieldturf (Ip) Inc 人工芝表層体
CN1332094C (zh) * 2004-02-06 2007-08-15 姜成顺 一种弹性渗透性路面及其铺筑方法

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