JPH0720653B2 - 網強化熱可塑性樹脂製面状押出成形品の製造法 - Google Patents

網強化熱可塑性樹脂製面状押出成形品の製造法

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JPH0720653B2
JPH0720653B2 JP62219787A JP21978787A JPH0720653B2 JP H0720653 B2 JPH0720653 B2 JP H0720653B2 JP 62219787 A JP62219787 A JP 62219787A JP 21978787 A JP21978787 A JP 21978787A JP H0720653 B2 JPH0720653 B2 JP H0720653B2
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    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C48/00Extrusion moulding, i.e. expressing the moulding material through a die or nozzle which imparts the desired form; Apparatus therefor
    • B29C48/15Extrusion moulding, i.e. expressing the moulding material through a die or nozzle which imparts the desired form; Apparatus therefor incorporating preformed parts or layers, e.g. extrusion moulding around inserts
    • B29C48/154Coating solid articles, i.e. non-hollow articles
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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は網状物を含有する新規な面状押出成形品、即ち
フィルム、シート、帯状体、リボン状体の製造法に関す
る。特に押出、流延によって生ずるシート状物の異方性
を網状物の挿入によって改善した成形品の好適な製造法
を提供することを目的とするものである。
〔従来の技術及び問題点〕
一般にプラスチックスの補強、装飾などの目的で網をラ
ミネートすることが行われている。しかし、この場合は
2枚のプラスチックス板の間に網を挟んで熱プレスして
製造されており、その生産性は充分とは言えず、又物性
的にも一応の補強にはなっても、例えばプラスチックス
に短繊維を配合して押出成形する場合ほどの補強にはな
っていない。
他方、短繊維を配合して押出成形し補強する場合、一般
的には押出成形時の流動により短繊維が押出成形の方向
に配向し方向性のある偏った補強が行われるに過ぎな
い。
一方、熱可塑性樹脂は、一般に押出製膜時に押出、引取
方向への延伸配向を生じ、特に液晶性ポリマーと呼ばれ
る一群の結晶性ポリマーは成形時の配向性が強く、押出
方向に極端に強い配向が現われるのが常である。かかる
方向性を緩和するため、一般には充填材を添加するが充
分ではなく、その方向性を解消するに至らない。
本発明者等は面状押出成形により起こる方向性を相殺す
る様に、例えば液晶性ポリマーの持つ強い配向性を完全
に相殺或いは抑える様に任意に方向性を調節し得る網強
化熱可塑性樹脂製面状押出成形品の製造法を見出したも
のである。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明者は網状の補強材を使用することにより、補強材
の方向を任意に調節出来ること、並びに斯かる網入成形
品を得るには本発明の如き構成を採用するのが良いこと
に考え至り、本発明を完成した。
即ち本発明は、 夫々が波状の面を有する相対した二つのダイリップ3,
3′よりなり、その夫々の波状をなす湾曲部30,30′と突
出部31,31′が適当な距離を保って相対するよう組み合
わされたシート押出ダイ装置を使用し、このダイリップ
3,3′間に形成される蛇行流路14を網12が走行する間
に、先ず一方のダイリップ3′の波状突出部31′に付設
されたノズル13′より溶融樹脂を射出して網の一面から
他面へ貫通浸透させて付着させ、次いで相対した他方の
ダイリップ3の波状突出部31に付設されたノズル13より
溶融樹脂を射出して反対方向から網へ浸透付着させるこ
とを特徴とする網強化熱可塑性樹脂製面状押出成形品の
製造法、 及び 夫々が波状の面を有する相対した二つのダイリップ3,
3′よりなり、その夫々の波状をなす湾曲部30,30′と突
出部31,31′が適当な距離を保って相対するよう組み合
わされたシート押出ダイ装置を使用し、このダイリップ
3,3′間に形成される蛇行流路14を網12が走行する間
に、先ず一方のダイリップ3′の波状突出部31′に付設
されたノズル13′より溶融樹脂を射出して網の一面から
他面へ貫通浸透させて付着させ、次いで相対した他方の
ダイリップ3の波状突出部31に付設されたノズル13より
溶融樹脂を射出して反対方向から網へ浸透付着させ、更
にこの網を含有する樹脂を、その樹脂が未だ溶融又は軟
化状態にある間に更にもう一組の相対する波状の面が組
み合わされた金型4,4′の間の蛇行流路15を走行させ、
この間に二つの金型4,4′を相対的に上下、左右に動か
すことによって、網に含浸した溶融樹脂と網の密着性を
よくし、且つその関係位置を調整して網を樹脂層のほぼ
中央に埋設させることを特徴とする網強化熱可塑性樹脂
製面状押出成形品の製造法 に関するものである。
本発明において使用する網の形態は任意であるが、一般
的に押出成形方向に補強材の配向が起こり易い事を考慮
すると、弱い方向即ち押出、流延方向と直角な方向を補
強することが肝要である。そのためには次の二つの態様
が代表的であると言える。
即ち第1図の如く、網目が正方形で繊条が直交する網を
使用し、押出方向αに対して網が横方向βに引き延ばさ
れた形で繊条が斜めになるようにする場合、或いは第2
図の如く繊条は直交しているが縦横の繊条密度の異なっ
ている簾様の網を使用し、特に押出方向αの繊条密度が
大きい形(第2図について言えばc<d)にする場合が
代表的である。
本発明に於いて或る方向の繊条密度とは、その方向の繊
条間距離の逆数(但し繊条間距離はmmで測定する事とす
る)によって定義される。例えば第2図の場合、押出方
向の網の繊条交点間距離をc、それと直角方向の距離d
とすると、押出方向及び垂直方向の繊条密度は1/c、1/d
で定義される。また、第1図の如く繊条が斜めに横切る
場合(押出方向αと繊条のなす傾斜角をθとするtanθ
=a/b)には網の繊条交点間の距離の押出方向に平行な
仮想線への投影長さをa、垂直な方向のそれをbとする
と、夫々の逆数が夫々の方向の繊条密度となり、第1図
の場合も第2図の場合も同一基準で作用効果を考える事
が出来る。
本発明の面状押出成形品の製造法に使用するのに好まし
い装置は、第3図に断面略示図を示した如きシート押出
ダイ装置である。ここで重要な事は網と溶融樹脂との濡
れを良くする事、ボイドをなすく事、更に押し出された
フィルム、シートの中心部に網が埋設されるようにする
事である。その為、本発明者は第3図、第4図の様なシ
ート押出ダイ装置を工夫した。
第4図は第3図の押出口金部分の拡大図である。押出口
金は相対するダイリップ3とダイリップ3′とからな
り、ダイリップ3は押出成形機に固定されており、ダイ
リップ3′はx方向にスライド可能にしてある。即ち、
両者は波状の面を有して相対し、夫々の波状をなす湾曲
部30,30′と突出31,31′が適当な距離を保つ如くに構成
され、その間に形成される蛇行流路14のリップ幅を微調
整出来る構造となっている。
まず第3図に於い2段構えで充分脱気、減圧された部屋
9,10を通過する網12は、部屋10の加熱板11,11′の間を
通して充分加熱され後、ダイリップ3と3′とで形成さ
れた蛇行流路14に入る。第4図に於いて蛇行流路14を網
12が引っ張られて移動する間にダイリップ3′の波状突
出部31′に付設されたノズル13′から射出する溶融樹脂
を網12の一面から他面へ貫通浸透させて付着させ、次い
で反対側のダイリップ3の波状突出部31に付設されたノ
ズル13から射出する溶融樹脂を反対方向から網12へ貫通
浸透させて付着させる。このように蛇行流路14の中で溶
融樹脂の流れが蛇行する度に異なる方向から網を表裏貫
通する事により、ボイドを含まずに溶融樹脂と網の密着
を簡便且つ確実に遂行する事が出来る。この蛇行流路14
だけでも溶融樹脂で完全に接着した網入シートやフィル
ムができるが、網の両面の溶融樹脂の厚みは必ずしも均
一とはならない。
そこで、本発明者はこの両面の厚みの均一化を図るた
め、望ましくは、次の段階で更に別の蛇行流路15を通す
ことに考えに至った。即ち、次の工程で、更に別の波状
の対向する面を持った金型4,4′を設け、その内片方の
金型4はダイリップ3に密着しながらx方向に僅かにス
ライド出来、他方の金型4′はx方向に僅かにスライド
出来ると共にy方向にもスライド出来る構造にする。こ
れにより金型4,4′で形成される蛇行流路15の形状及び
その間隙も任意に変更させる事が出来る。この流路15に
より網に接着した溶融ないし軟化状の樹脂は、その密着
性を向上すると同時に、付着状態のむら、かたより等が
修正され、均等な形態に調整されて行くのである。即ち
この過程で網の両面の溶融樹脂の厚みは平均化され、埋
没された網は中心位置に来るようになる。流路15の形状
としては、例えば連続玉形状がある。この流路15を形成
する金型4,4′は適当な温度に保ち、樹脂が網に対して
その形態を調整しうる様な溶融ないし軟化状態を保つこ
とが必要である。両金型4,4′の間隙を通過したボイド
のない溶融樹脂に埋没された網16は第3図に示す様に表
面仕上げ、残留ボイドの駆逐を兼ねてロール5,5′で全
体の厚みが調整され、中間ロール6,7,8を経て巻き取ら
れる。更に第5図の如く網を多層にする場合は、第5図
の如く押出口金17,17′を複数個配置し、夫々の押出物1
8,18′を合わせてロール5,5′で圧着すれば良い。厚手
の多層網強化シートの場合は7,8を経ないで裁断工程に
まわされる事もある。
更に網として第1図のようなものを使用した場合には、
1種類の網を用意して置くだけで押出成形機への供給時
に予めいずれかの方向に引っ張って網目を変形させて最
終押出成形品の方向性を調節出来る利点もある。勿論、
押出後延伸或いはロール圧延することもできる。その時
には樹脂が変形し配向するが、網目も幾何学的にその変
形に追随できるために、網自身に機械的な無理がかから
ず、網の破損や網と樹脂との間での剥離も起こりにくい
という特徴を有する事にもなる。
本発明に於いて使用する網の材質は通常プラスチックス
の補強に使用されるガラス繊維、炭素繊維、芳香族ポリ
エステル繊維、液晶性ポリマー繊維、芳香族ポリアミ
ド、ポリイミド繊維の如き耐熱性高強度合成繊維、或い
は極細ステンレスワイヤー等の金属線等が好ましい。有
機質繊維の場合には、使用樹脂溶融下でも繊維形態を保
ち、充分な強度を有することが必要である。また必要に
応じて縦横の材質、太さを変えても良い。網目は前述の
如く必ずしも縦横の繊条密度及び種類が等しい必要はな
いが、繊条が直交した平織の簡単な網目のもので良い。
繊条の交叉部分で結ばれている必要もない。繊条密度は
第1図、第2図の定義で、1/a,1/b,1/c,1/d(単位1/m
m)ともに0.2〜4の範囲が望ましく、第1図の押出方向
に対して傾斜角θは5゜〜85゜の範囲が望ましい。特に
力学的異方性を消去したい場合には網強化しない押出成
形品の押出方向と垂直方向との強度の比が1/aと1/bとの
比或いは1/cと1/dとの比と同じになるのが良い。また繊
条密度の絶対値は網の樹脂に対する体積含有率が5〜30
%になるのが良い。繊条は単繊維でもよく、数本から数
百本の繊維が引き揃えられたもの、或いは撚り合わされ
たものでも良い。押出成形品での網の強度向上率を考え
ると、繊条の太さは0.3mm〜1mm程度のものを使用する
が、0.05〜0.2mmの範囲が特に望ましい。これらの繊維
はプラスチックスの補強材として使用する場合の様に表
面処理したものを使用することができ、又網を製造する
場合に必要なサイジング剤、収束剤を付着させることも
できる。
本発明に使用する樹脂は熱可塑性樹脂ならば何れにても
よく、これを補強することができる。
熱可塑性樹脂の例を示すと、ポリエチレン、ポリプロピ
レン等のポリオレフィン、ポリエチレンテレフタレー
ト、ポリブチレンテレフタレート等の芳香族ジカルボン
酸とジオール或いはオキシカルボン酸等からなる芳香族
ポリエステル、ポリアセタール(ホモ又はコポリマ
ー)、ポリスチレン、ポリ塩化ビニル、ポリアミド、ポ
リカーボネート、ABS、ポリフェニレンオキシド、ポリ
フェニレンスルフィド、フッ素樹脂等を挙げることがで
きる。本発明はそれ自身の配向性が強く特に押出成形の
如くそれが極端に発現する液晶性ポリマーに適用すると
極めて効果的である。
又、一般に押出、流延中に生じる強度等の物性の方向に
よる差をなくし、特に弱い方向への補強を重点的に行
い、異方性をなくしたフィルムやシートの調製に好適で
ある。
本発明に於いて使用する樹脂は、その目的に応じ従来一
般に使用されている短繊維状、板状、粉状、粒状の充填
剤や、安定剤等を添加したものであっても勿論可能であ
る。
〔発明の効果〕
本発明には次のような効果がある。
まず、減圧下の蛇行流路の中で蛇行するたびに溶融樹脂
が異なる方向から網を表裏貫通させることになるので、
溶融樹脂と網の間にボイドを含まず、簡便且つ確実に密
着性の良い網入のフィルム、シートを作成することがで
きる。
次に、この網入樹脂は第2の工程で波状金型の間を通
り、その片方を他方に対して相対的にずらすという工夫
により、その通路が第4図に示すように、連続玉形状か
ら蛇行形状まで任意に設定できる。これにより、溶融樹
脂の流れ速度に緩急を与えると共に網の両側で溶融樹脂
と金型の間の剪断応力に差を与えることになるので、こ
の金型間の通路の過程で網の両面の溶融樹脂の厚みは剪
断応力のバランスをとるように平均化され、その出口で
は埋没された網は自動的に中心位置にくるようになる。
また、押出方向に対して網目構造が菱形になっていれば
その方向及び垂直方向に変形自在となるため二つの利点
が生じる。その第1は、1種類の網を用意して置くだけ
で押出成形機への供給時に予め何れかの方向に引っ張っ
て網目を変形させて最終押出成形品の方向性を調整する
ことができることである。その第2は、押出後の延伸或
いはロール圧延の工程で、樹脂も変形配向するが、網目
も幾何学的にその変形に追随できるために網自身に機械
的な無理がかからず、網の破損や網と樹脂との間での剥
離も起こりにくいということである。
本発明は以上の通りの効果があり、網の縦横方向の繊条
密度の選択により補強材の方向性を任意に調節できる。
従って一般のプラスチックスに適用しても勿論押出成形
品の力学的強度の向上と共に方向性をも解消できるが、
液晶性ポリマーの如き異方性を生じやすい樹脂に適用す
ればその押出成形品の最大の欠点である異方性を解消で
き、液晶性ポリマーの持つ高強度特性が異方性の減少に
より最大限に発揮され、面状押出成形品が持つ欠点、例
えば押出方向に直角方向への引き裂き強度が弱い点が解
消される。
〔実 施 例〕
以下実施例により本発明を更に詳しく説明する。
以下の実施例は樹脂として液晶性ポリエステルを使用し
た場合を主として挙げたが、押出成形時の配向性の小さ
い他のプラスチックスの場合(実施例11)にも言うまで
もなく適用できる。
実施例 1〜5 後述する液晶性ポリエステルレジンA,B,C,D,Eを使用し
て、第1図の目の粗い網、即ち縦糸、横糸共に直径13μ
mのガラス繊維100本からなる合撚糸を使用し縦糸の間
隔、横糸の間隔共に1mmの繊維が直交した網を幅方向に
引き伸ばしながらダイ幅300mmの第3図の口金を使用し
て押出ラミネートして、網目が幅方向に伸び、糸の間隔
が第1図でa=3.4mm、b=1mmの網がほぼ中心部に埋設
された厚み0.5mmのシートを得た。
これらの強度は第1表に示した。
実施例 6〜10 レジンA,B,C,D,Eを使用して第2図の簾状の網、即ち縦
糸、横糸共に直径13μmのガラス繊維100本からなる合
撚糸を使用し縦糸の間隔1mm、横糸の間隔0.5mmの繊維が
直交した網に第3図の口金を使用して押出ラミネートし
て、ほぼ中心部に埋設された厚み0.5mmのシートを得
た。
これらの強度は第1表に示した。
実施例 11 ポリブチレンテレフタレート(PBT、ポリプラスチック
ス社製)を使用して実施例6〜10と同じ方法で厚み0.5m
mのシートを得た。
これらの強度は第1表に示した。
比較例 1 レジンAを使用して補強材を配合せず同様の条件で押出
成形して厚み0.5mmのシートを得た。その強度を第1表
に示した。
比較例 2 レジンAを使用して補強材としてガラス短繊維(平均繊
維長4.7mm、直径13μm)を配合して同様の条件で押出
成形し厚み0.5mmのシートを得た。その強度を第1表に
示した。
比較例 3、4 PBTを使用して、比較例1、2に各々対応した方法でシ
ートを得た。その強度を第1表に示した。
尚、実施例で使用したレジンA〜Eは下記の構成単位を
有するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に用いられる網の一例を示す部分平面
図、 第2図は本発明に用いられる網の別の一例を示す部分平
面図、 第3図は本発明方法に使用する装置の一例を示す断面略
示図、 第4図は第3図の押出口金部分の拡大図、 第5図は本発明の面状押出成形品を製造するための装置
の別の一例を示す断面略示図である。 3,3′……ダイリップ 4,4′……金型 12……網 13,13′……ノズル 14,15……流路 30,30′……湾曲部 31,31′……突出部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】夫々が波状の面を有する相対した二つのダ
    イリップ(3,3′)よりなり、その夫々の波状をなす湾
    曲部(30,30′)と突出部(31,31′)が適当な距離を保
    って相対するよう組み合わされたシート押出ダイ装置を
    使用し、このダイリップ(3,3′)間に形成される蛇行
    流路(14)を網(12)が走行する間に、先ず一方のダイ
    リップ(3′)の波状突出部(31′)に付設されたノズ
    ル(13′)より溶融樹脂を射出して網の一面から他面へ
    貫通浸透させて付着させ、次いで相対した他方のダイリ
    ップ(3)の波状突出部(31)に付設されたノズル(1
    3)より溶融樹脂を射出して反対方向から網へ浸透付着
    させることを特徴とする網強化熱可塑性樹脂製面状押出
    成形品の製造法。
  2. 【請求項2】夫々が波状の面を有する相対した二つのダ
    イリップ(3,3′)よりなり、その夫々の波状をなす湾
    曲部(30,30′)と突出部(31,31′)が適当な距離を保
    って相対するよう組み合わされたシート押出ダイ装置を
    使用し、このダイリップ(3,3′)間に形成される蛇行
    流路(14)を網(12)が走行する間に、先ず一方のダイ
    リップ(3′)の波状突出部(31′)に付設されたノズ
    ル(13′)より溶融樹脂を射出して網の一面から他面へ
    貫通浸透させて付着させ、次いで相対した他方のダイリ
    ップ(3)の波状突出部(31)に付設されたノズル(1
    3)より溶融樹脂を射出して反対方向から網へ浸透付着
    させ、更にこの網を含有する樹脂を、その樹脂が未だ溶
    融又は軟化状態にある間に更にもう一組の相対する波状
    の面が組み合わされた金型(4,4′)の間の蛇行流路(1
    5)を走行させ、この間に二つの金型(4,4′)を相対的
    に上下、左右に動かすことによって、網に含浸した溶融
    樹脂と網の密着性をよくし、且つその関係位置を調整し
    て網を樹脂層のほぼ中央に埋設させることを特徴とする
    網強化熱可塑性樹脂製面状押出成形品の製造法。
JP62219787A 1987-09-02 1987-09-02 網強化熱可塑性樹脂製面状押出成形品の製造法 Expired - Fee Related JPH0720653B2 (ja)

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