JPH07206261A - 折り装置 - Google Patents

折り装置

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JPH07206261A
JPH07206261A JP6310982A JP31098294A JPH07206261A JP H07206261 A JPH07206261 A JP H07206261A JP 6310982 A JP6310982 A JP 6310982A JP 31098294 A JP31098294 A JP 31098294A JP H07206261 A JPH07206261 A JP H07206261A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 搬送方向に対して平行に延びる、幅変化する
シグネチャ１１，１２の縦縁８３，８４をベルト機構の
搬送ベルト４１，４２，４３，４４，４５，４６により
充分に覆い、これにより、ザンメル胴１６上に配置した
グリッパ５３，５４，５５，５６，５７，５８でシグネ
チャを補助的につかむさいにシグネチャの前方の端部を
損傷しないように折り装置を構成する。 【構成】 シグネチャ１１，１２に切断される帯状紙が
ザンメル胴１６の軸方向で少なくとも１つの搬送ベルト
の幅ｂだけ移動調整可能である。その場合、搬送ベルト
の幅ｂはベルト間の間隔と同じか又はそれよりも大き
い。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明はグリッパ機構と折りナイ
フ機構とを備えて折りフラップ胴と協働する少なくとも
１つのザンメル胴を備えた折り装置であって、折るべき
又は案内されたシグネチャを案内するために、互いに平
行に配置されて駆動されるベルトから成る複数のベルト
案内機構が折り装置の作業幅全体にわたって分配されて
配置されており、シグネチャが折り装置の最大可能な作
業幅に比して選択的にわずかな幅を有することができる
形式のものに関する。
【０００２】
【従来の技術】シグネチャ（印刷済み記号付き全紙）又
はその後のプロダクト（出来上がり印刷物）を個々の胴
の周りに案内するためにベルト案内機構を折り装置に配
置することは公知である。この種のベルト案内機構は例
えばドイツ連邦共和国特許出願公開第３６２８４１１号
明細書に開示されている。このベルト案内機構は折り装
置に配置されたすべての胴の周囲に部分的に巻き掛けら
れて、シグネチャ又はプロダクトを羽根車及び排紙装置
まで案内する。その場合、ザンメル胴におけるベルト案
内機構のベルトは、それぞれ隣合うグリッパの間のスペ
ース内に配置される。これにより、偏向棒により縦折り
ホッパを介して走入する、種々の巻取紙から混成された
幅可変の、換言すれば例えば２００ないし５００ mm 幅
の帯状紙を処理することができる。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、シグ
ネチャの版型変更（要するに幅変化）の際に、搬送装置
に対して平行なシグネチャ外縁を常に申し分なくベルト
案内機構の搬送ベルトにより覆うことを保証することが
できるような可変の折り装置を製作することにある。
【０００４】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決した本発
明の構成によれば、帯状紙が、横切断装置内へ走入する
手前でザンメル胴の回転軸線に対して軸平行な方向で移
動可能に配置されており、かつ、互いに同じ幅を有する
ベルトの幅がベルト間隔に等しいか又はそれより大き
い。
【０００５】
【発明の効果】本発明によれば特に次の利点が得られ
る。帯状紙ひいてはシグネチャの幅を所定の範囲内で選
択する際に、偏向棒又は縦折りホッパの移動により、シ
グネチャの両方の縁のいずれか一方が搬送ベルトの少な
くとも半分により覆われ、この結果、対抗保持力が生
じ、これによりグリッパによってシグネチャを補助的に
つかむ際にシグネチャの前角隅の損傷が回避される。同
様のことがグリッパの代わりに針を使用した場合にもあ
てはまる。ザンメル胴に綴じ装置を付加的に配置した場
合でも、シグネチャの外側が搬送ベルトの半分により覆
われると共に、次いで行われる横折りのアライメント線
のほぼ中央に綴じクリップが配置される。
【０００６】
【実施例】次に本発明の実施例を詳しく説明する。
【０００７】折り装置が互いに平行に配置された２つの
サイドフレーム１，４９を備えており、これらのサイド
フレームは図示の種々の胴を収容するのに役立つ。図面
の都合上、図１には主にサイドフレーム１だけが示され
ており、サイドフレーム４９はその極一部だけ左上隅に
示されている。縦折り装置２の下流に１対の折り胴５が
配置されており、縦折り装置２からは複数の巻取紙３，
４（図３参照）から成る帯状紙６が到来して、横切断胴
７と切断溝胴８とから成る横切断装置を通過する。この
横切断装置の上流には１対の引っ張りローラ９が配置さ
れている。この横切断装置により帯状紙６が個々のシグ
ネチャ１１，１２（シグネチャ１２は図２に略示）に切
断される。切断されたシグネチャはベルト案内機構１
３，１４を介して５部分から成るザンメル胴１６に供給
される。このザンメル胴１６はその周囲に５つのグリッ
パ機構１７と５つの折りナイフ機構１８とを備えてい
る。このザンメル胴１６には選択的に、周囲に例えば３
つの綴じヘッドを備えた綴じ装置１９がアプローチ可能
である。ベルト案内機構１３は、５部分から成る折りフ
ラップ胴２０にシグネチャが達するまでこれを囲ってい
る。折りフラップ胴２０は周囲に分配された５つの折り
フラップ機構２１を備えている。この折りフラップ胴２
０に続いて、３つのグリッパ機構２２を備えた、３部分
から成るグリッパ胴２３が配置されており、このグリッ
パ胴は横折りされた若しくは横綴じされたプロダクト
を、折りフラップ胴２０とグリッパ胴２３とに巻き掛け
られたベルト案内機構２４を介して、第１の横折り排紙
装置２７を備えた第１の羽根車２６へ供給する。
【０００８】グリッパ胴２３の下流には別のベルト案内
機構３１，３２が配置されている。偏向装置２９及びベ
ルト案内機構３１，３２を介してプロダクトは選択的に
偏向ローラ３３を介して第２の羽根車３４及び第２の横
折り排紙装置３６に供給される。ベルト案内機構３２は
折りフラップ胴２０の周囲と、グリッパ胴２３並びに偏
向ローラ３３の周囲に接触しており、かつ第２の羽根車
３４まで案内されている。ザンメル胴１６と折りフラッ
プ胴２０との間にはこれら両方の胴の接触線の後方のニ
ップ内に紙案内装置３８を配置することができる。
【０００９】図２には、ザンメル胴１６の左の部分及び
右の部分が、ザンメル胴１６の周囲に接したベルト案内
機構１３のベルト４１，４２，４３，４４，４５，４６
と一緒に示されている。図示されたベルト４１〜４６は
それぞれ幅ｂを有しており、かつ多数のベルトの代表と
して図示されている。各２つのベルト、例えばベルト４
１，４２の間の間隔ｉはベルト例えば４１，４２の幅ｂ
と同じか又はそれより小さい。一点鎖線４８によりザン
メル胴１６の中央線が表されており、矢印Ｃはシグネチ
ャの流れ方向を示す。機枠のサイドフレーム１，４９に
は、ザンメル胴１６の図示されていない軸ジャーナルが
支承されている。さらにザンメル胴１６の回転軸線が符
号３９で示されている。ベルト４１〜４６は各グリッパ
機構１７の隣合うグリッパ５３，５４，５５，５６，５
７，５８の間の各中間スペースｄ内でザンメル胴１６の
外周面上に案内されており、これらのグリッパは同様に
グリッパ機構１７の多数のグリッパの代表として図示さ
れている。このベルト案内機構１３により搬送されるシ
グネチャ１１，１２の最大幅が符号ｅで示されている。
【００１０】図２に略示したシグネチャ１１，１２はそ
れぞれ幅ｆを有しており、この幅ｆはシグネチャの最大
可能な幅ｅに比して小さい。最小の幅ｆは２００ mm で
あり、最大幅は５００ mm である。
【００１１】その場合、シグネチャ１２はノーマル位置
（第１の位置）を占めており、換言すればザンメル胴１
６を図１の矢印Ａの方向で下方から、図２の矢印Ｃで示
すシグネチャ流れ方向でみて左側で合致した位置を占め
ており、その場合、シグネチャ１２の左側で合致した縦
縁８３，８４はベルト４１〜４６の１つのベルト４１の
下方には位置していない。シグネチャ１１は本発明の特
徴に応じて修正された位置（第２の位置）を占めること
ができるが、このことについては後で詳しく説明する。
【００１２】図３には二重矢印Ｇで示す軸方向でザンメ
ル胴１６に対して移動可能な、駆動装置を備えた偏向棒
６３が、巻取紙の走行方向に対して４５°の角度αを成
して示されている。偏向棒６３はその両方の端部で回転
ヒンジ６４，６６を介して、フレームに固定された滑り
案内６７，６８内に支承されている。一方の滑り案内６
７はモータ６９と伝動装置７１とから成る１つのユニッ
トにより摩擦接続と確実係合とにより、フレームに固定
されたラックと噛み合う図示されないピニオンを介して
駆動可能である。モータ６９はケーブル７２と増幅器７
０とを介してコンピュータ７３に接続されている。フレ
ームに固定されたポテンシオメータ７４が一方の側では
モータ６９に、かつ他方の側ではケーブル７６を介して
コンピュータ７３に接続されている。これにより、偏向
棒６３は軸方向に調整範囲ｈ内で移動調整可能である。
巻取紙３は図示されたこの偏向棒６３を介して案内され
ており、巻取紙４は図示されていない同種の別の案内棒
を介して供給される。図３には１対の引っ張りローラ９
が略示されている。
【００１３】帯状紙６は２つの巻取紙３，４より多い巻
取紙から成ることができる。各巻取紙３，４の走行時の
縦縁８３，８４の可能な側方向の位置変化がフォトセル
７７，７８により監視され、このフォトセルは電圧Ｕを
印加された光源７９，８１と協働する。フォトセル７
７，７８によって生じた電流が中断されることにより、
予め調整可能な値だけ１つの巻取紙３，４の位置変化が
既に表示される。このことのために、図４に示すように
フォトセル７７，７８はそれぞれ１つの電圧・パルス変
換器６１，６２とケーブル８０，８２とを介してコンピ
ュータ７３に接続されており、コンピュータはエラー信
号を解読し、又は直ちに機械を停止させる。フォトセル
７７，７８と、発光ダイオードから成ることのできる光
源７９，８１は、フレームに固定されてそれぞれ巻取紙
３，４の下方若しくは上方で、矢印Ｃで示す方向に走行
する巻取紙３，４の面に対して横方向に移動可能に配置
されており、これにより、巻取紙３，４の縦縁８３，８
４に関して、巻取紙３又は４の側方向の変位に応じて光
源７９，８１からフォトセル７７，７８へ伝達された光
線の中断による信号がトリガされるように移動調整可能
である。この種の位置変化は例えば巻取紙内の亀裂によ
り生じることがある。
【００１４】キー８８により、巻取紙の幅ｅ，ｆと綴じ
装置１９による選択的な綴じ過程とを含むパラメータを
コンピュータ７３に投与可能である（図５参照）。巻取
紙の幅若しくはシグネチャ１１，１２の幅は、最大の幅
ｅと、図２に示すシグネチャ１１，１２の幅ｆに比して
小さい幅との間にあることができる。与えられたパラメ
ータ８９，９１に応じて、偏向棒６３は調整範囲ｈ内で
軸方向にモータ６９と伝動装置７１とにより滑り案内６
７，６８上で、コンピュータにより与えられたプログラ
ムに従って少なくとも値ｂだけ運動し、この結果、１つ
のシグネチャ１１の少なくとも縦縁８３，８４が少なく
ともベルト４１，４５の幅ｂの半分により覆われ、これ
により、グリッパ５３，５７によりシグネチャを補助的
につかむ際にこの箇所でシグネチャ１１を確実かつ損傷
なくつかむことができ、しかもそれにもかかわらず、シ
グネチャ１１の前方の角隅を変形させることがないよう
に、ベルト案内機構１３のグリッパ５３，５７が矢印Ｃ
で示すシグネチャ走行方向でみてシグネチャ１１の前方
の縁をつかむことができる。シグネチャ１１を付加的に
綴じる場合には、コンピュータ７３内に与えられたプロ
グラムにより付加的にシグネチャがザンメル胴１６の中
央線４８のところで矢印Ｃで示すシグネチャ走行方向に
向けられるか、若しくはセンタリングされる。さらに、
羽根車２６，３４の図示されない側方の制限板はシグネ
チャ１１の実際の幅ｆ若しくは中央線４８に対するその
位置に適合される。このことはさらに、複数の制限板の
間に配置された羽根車２６，３４にもあてはまる。この
ことは図５に示すように変速モータ９２により行われ
る。制限板の実際の位置は、フレームに固定されたポテ
ンシオメータ９３によりコンピュータ７３に応答され
る。変速モータ９２は増幅器９４と導線とをを介してコ
ンピュータ７３に接続されている。
【００１５】変速モータ９２，ポテンシオメータ９３，
増幅器９４は２つずつ設けられており、かつ、羽根車２
６にも羽根車３４にも使用される。
【００１６】二重矢印Ｇで示す軸方向で移動可能な偏向
棒６３の代わりに、１対の折り胴５を備えていて二重矢
印Ｇで示す軸方向に移動調整可能な縦折り装置（２，
５）が折り装置の上方に配置されてもよい（図１参
照）。
【００１７】その場合、縦折り装置２のホッパ出口のと
ころに配置された１対の折り胴５の回転軸線はザンメル
胴１６の回転軸線３９に対して平行である。モータ６
９，増幅器７０，伝動装置７１，ポテンシオメータ７４
はその場合、縦折り装置（２，５）の移動のための図示
されない案内手段と関連して使用されることができる。
この案内手段は滑り案内６７，６８と類似して形成され
るか、又はフレームに固定されたレールから成り、この
レール上に縦折り装置を車輪を介して移動可能に配置し
てもよい。
【００１８】ザンメル胴１６を５部分から構成する代わ
りに、別の分割が行れてもよい。このことは折りフラッ
プ胴についても同様である。さらに、いわゆる「Ｃｕｔ
ｔ」装置でシグネチャの位置決めを行う方法を実施する
ことも可能であるが、この場合もシグネチャはベルトに
より案内される。
【図面の簡単な説明】
【図１】２つの横折り排紙装置を備えた折り装置の略示
側面図である。
【図２】図１のザンメル胴を下方から見た図である。
【図３】偏向棒の調整を略示した図である。
【図４】図３の矢印Ｋで示す方向で見た略示図である。
【図５】コンピュータと接続されたブロック回路図であ
る。
【符号の説明】
１ サイドフレーム、 ２ 縦折り装置、 ３，４ 巻
取紙、 ５ １対の折り胴、 ６ 帯状紙、 ７ 横切
断胴、 ８ 切断溝胴、 ９ １対の引っ張りローラ、
１１，１２ シグネチャ、 １３，１４ ベルト案内
機構、 １６ザンメル胴、 １７ グリッパ機構、 １
８ 折りナイフ機構、 １９ 綴じ装置、 ２０ 折り
フラップ胴、 ２１ 折りフラップ機構、 ２２ グリ
ッパ機構、 ２３ グリッパ胴、 ２４ ベルト案内機
構、 ２６ 羽根車、 ２７横折り装置、 ２８ ベル
ト案内機構、 ２９ 偏向装置、 ３１，３２ ベルト
案内機構、 ３３ 偏向ローラ、 ３４ 羽根車、 ３
６ 横折り排紙装置、３８ 紙案内装置、 ３９ 回転
軸線、 ４１，４２，４３，４４，４５，４６ ベル
ト、 ４８ 中央線、 ４９ サイドフレーム、 ５
３，５４，５５，５６，５７，５８ グリッパ、 ６
１，６２ 電圧・パルス変換器、 ６３ 偏向棒、 ６
４，６６ 回転ヒンジ、 ６７，６８ 滑り案内、 ６
９ モータ、７０ 増幅器、 ７１ 伝動装置、 ７２
ケーブル、 ７３ コンピュータ、 ７４ ポテンシ
オメータ、 ７６ ケーブル、 ７７，７８ フォト
セル、 ７９ 光源、 ８０ ケーブル、 ８１ 光
源、 ８２ ケーブル、 ８３，８４ 縦縁、 ８６，
８７ 光線、 ８８ キー、 ８９ パラメータ、 ９
１ パラメータ、 ９２ 変速モータ、 ９３ ポテン
シオメータ、 ９４ 増幅器

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 グリッパ機構（１７）と折りナイフ機構
    （１８）とを備えて折りフラップ胴（２０）と協働する
    少なくとも１つのザンメル胴（１６）を備えた折り装置
    であって、折るべき又は案内されたシグネチャ（１１）
    を案内するために、互いに平行に配置されて駆動される
    ベルト（４１，４２，４３，４４，４５，４６）から成
    る複数のベルト案内機構（１３，１４）が折り装置の作
    業幅全体にわたって分配されて配置されており、シグネ
    チャが折り装置の最大可能な作業幅（ｅ）に比して選択
    的なわずかな幅（ｆ）を有することができる形式のもの
    において、帯状紙（６）が、横切断装置（７，８）内へ
    走入する手前でザンメル胴（１６）の回転軸線（３９）
    に対して軸平行な方向（Ｇ）で移動可能に配置されてお
    り、かつ、互いに同じ幅を有するベルト（４１，４２，
    ４３，４４，４５，４６）の幅（ｂ）がベルト間隔
    （ｉ）に等しいか又はそれより大きいことを特徴とする
    折り装置。
  2. 【請求項２】 帯状紙（６）が少なくとも１つのベルト
    の幅（ｂ）だけ移動可能である請求項１記載の折り装
    置。
  3. 【請求項３】 帯状紙（６）を移動させるために、ザン
    メル胴（１６）の回転軸線（３９）に対して４５°の角
    度で傾いた少なくとも１つの偏向棒（６３）がザンメル
    胴（１６）の軸方向で移動可能に配置されている請求項
    １記載の折り装置。
  4. 【請求項４】 偏向棒（６３）の移動のための駆動装置
    がコンピュータ（７３）に接続されている請求項１から
    ３までのいずれか１項記載の折り装置。
  5. 【請求項５】 ザンメル胴（１６）に対してその軸方向
    で移動可能な縦折り装置（２，５）が配置されており、
    縦折り装置（２，５）のホッパ出口（２）に配置された
    折り胴（５）の回転軸線が、ザンメル胴（１６）の回転
    軸線（３９）に対して平行である請求項２記載の折り装
    置。
  6. 【請求項６】 縦折り装置（２，５）を移動させるため
    の駆動装置（６９，７１，６７）がコンピュータに接続
    されている請求項５記載の折り装置。
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