JPH07206105A - 廃物収集重量計量式廃物収集システムおよび廃物収集装置および廃物コンテナおよび廃物収集ステーション - Google Patents

廃物収集重量計量式廃物収集システムおよび廃物収集装置および廃物コンテナおよび廃物収集ステーション

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JPH07206105A
JPH07206105A JP344294A JP344294A JPH07206105A JP H07206105 A JPH07206105 A JP H07206105A JP 344294 A JP344294 A JP 344294A JP 344294 A JP344294 A JP 344294A JP H07206105 A JPH07206105 A JP H07206105A
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waste
weight
waste collection
collection
container
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JP344294A
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English (en)
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Kimiatsu Satou
公厚 佐藤
Kazuhiro Fukada
和宏 深田
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Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 廃物コンテナの保有者が廃物収集履歴を随
時、容易に、しかも信頼性高く取得できるようにするこ
と。 【構成】 廃物コンテナにリードライト型のデータキャ
リヤ(IDタグ)67が装着され、廃物収集装置にはデ
ータキャリヤ67に廃物収集重量のデータを書き込み、
またデータキャリヤ67に書き込まれた廃物収集重量の
データを読み込むリーダライタ型のコントローラ65と
データキャリヤ67より読み込んだ廃物収集重量のデー
タをプリント出力するプリンタ付きのハンディターミナ
ル77を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、廃物収集重量計量式廃
物収集システムおよび廃物収集装置および廃物コンテナ
および廃物収集ステーションに関し、特に廃物の重量制
課金収集などを行うための廃物収集重量計量式廃物収集
システムおよび廃物収集装置および廃物コンテナおよび
廃物収集ステーションに関するものである。
【0002】
【従来の技術】塵芥などの廃物の重量制課金収集などの
ために、廃物を収容する廃物コンテナ(容器)を着脱可
能に装着され、収容物の廃棄のために廃物コンテナを持
ち上げるリフタを有し、リフタによる廃物コンテナの持
ち上げ過程にて重量計量装置により廃物コンテナの重量
を計量する廃物収集装置が知られている。
【0003】この廃物収集装置は、特開昭61−215
923号公報、特開平5−72023号公報に示されて
いるように、多くの場合、廃物の移動収集のために、廃
物収集作業車を使用し、各地区に設定された廃物収集ス
テーション(塵芥収集場所)に巡行し、廃物収集ステー
ションの地面上に置かれた廃物コンテナを車載のリフタ
により持ち上げて反転させ、廃物コンテナ内の収容物で
ある廃物を車載の廃物収集バケット内に落下排出させ、
リフタにより空の廃物コンテナを降下させて廃物コンテ
ナを地面上に戻す動作を油圧などを使用して全て動力式
に行う。また、リフタに設けられたロードセルなどによ
る重量計量装置により、リフタによる廃物コンテナの持
ち上げ過程と降下過程にて廃物コンテナの重量を計量す
る。持ち上げ過程、即ち収容物の廃棄前に計量されたコ
ンテナ重量より降下過程、即ち収容物の廃棄後に計量さ
れたコンテナ重量を差し引くことにより正味廃物収集重
量が算出される。
【0004】このようにして計算された正味廃物収集重
量は廃物収集作業車に搭載されたプリンタによりレシー
トとしてプリント出力され、廃物コンテナの保有者に知
らされる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述のような廃物収集
作業車を使用した廃物収集重量計量式廃物収集システム
においては、廃物コンテナの保有者(以下、ユーザと云
う)は、廃物収集作業車が発行するレシートより、一回
一回の正味廃物収集重量を知ることができるが、レシー
トを保存しておく以外は一回前などの過去の正味廃物収
集重量などを知ることができない。このことを知りたい
場合、ユーザは、廃物収集履歴を記載された請求書や領
収書の到達を待つか、廃物収集センタに電話などを使用
して問い合わせる必要がある。
【0006】特に廃物の重量制課金収集においては、ユ
ーザがレシートを全て保存していないと、ユーザが例え
ば一ヶ月毎の決裁の請求額を確認できず、廃物収集重量
に応じて請求される請求額が妥当であるか否かのチェッ
クがユーザサイドでは行われ難く、これはトラブルの発
生の原因になる。このことに対して、ユーザ毎の廃物収
集履歴を保持するデータベースシステムを廃物収集作業
車に搭載し、廃物収集の度にデータベースを更新し、ユ
ーザの要求に応じて廃物収集履歴をプリント出力するこ
とが考えられる。しかし、この場合には、ユーザ数に応
じて大容量のデータベース用メモリが必要であり、また
データアクセスにも時間がかかる可能性がある。
【0007】本発明は、上述の如き問題点に着目してな
されたものであり、廃物収集作業車に大容量メモリを必
要とするデータベースを設けることなく、廃物コンテナ
の保有者が廃物収集履歴を随時、容易に、しかも信頼性
高く取得できるよう改良された廃物収集重量計量式廃物
収集システム、およびそのシステムにて使用される廃物
収集装置、廃物コンテナ、廃物収集ステーションを提供
することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
め、本発明による廃物収集重量計量式廃物収集システム
は、廃物収集装置に重量計量装置が設けられ、重量計量
装置により廃物コンテナの重量計量を行い、当該計測値
に基づいて廃物収集重量を算出する廃物収集重量計量式
廃物収集システムにおいて、廃物コンテナにリードライ
ト型のデータキャリヤが装着され、廃物収集装置には前
記データキャリヤに廃物収集重量のデータを書き込む書
き込み手段が設けられていることを特徴としている。
【0009】また上述の目的を達成するため、本発明に
よる廃物収集重量計量式廃物収集システムは、上述の構
成に加えて、前記廃物収集装置は前記廃物コンテナのデ
ータキャリヤに書き込まれた廃物収集重量のデータを読
み込む読み込み手段と、前記読み込み手段が読み込んだ
廃物収集重量のデータを可視出力する出力手段とを有し
ていることを特徴としている。
【0010】また上述の目的を達成するため、本発明に
よる廃物収集装置は、重量計量装置を有し、重量計量装
置により廃物コンテナの重量計量を行い、当該計測値に
基づいて廃物収集重量を算出する廃物収集装置におい
て、廃物コンテナに装着されたリードライト型のデータ
キャリヤに廃物収集重量のデータを書き込む書き込み手
段と、前記廃物コンテナのデータキャリヤに書き込まれ
た廃物収集重量のデータを読み込む読み込み手段と、前
記読み込み手段が読み込んだ廃物収集重量のデータを可
視出力する出力手段とを有していることを特徴としてい
る。
【0011】また上述の目的を達成するため、本発明に
よる廃物コンテナは、廃物収集装置に重量計量装置が設
けられ、重量計量装置により廃物コンテナの重量計量を
行い、当該計測値に基づいて廃物収集重量を算出する廃
物収集重量計量式廃物収集システムにて使用される廃物
コンテナであって、リードライト型のデータキャリヤを
有し、前記データキャリヤに廃物収集重量を含む廃物収
集履歴を読み出し可能に書き込まれる廃物収集履歴記録
部が設けられていることを特徴としている。
【0012】上述の目的を達成するため、本発明による
廃物収集ステーションは、車載の廃物収集装置に重量計
量装置が設けられ、重量計量装置により廃物コンテナの
重量計量を行い、当該計測値に基づいて廃物収集重量を
算出する廃物収集重量計量式廃物収集システムにて設置
される廃物収集ステーションであって、廃物コンテナの
データキャリヤに書き込まれた廃物収集重量のデータを
読み込む読み込み手段と、前記読み込み手段が読み込ん
だ廃物収集重量のデータを可視出力する出力手段とを有
していることを特徴としている。なお、ここで云う可視
出力可能な出力手段とは、CRT、LCDなどのディス
プレイ、各種プリンタ(印字手段)を意味する。
【0013】
【作 用】上述の如き構成によれば、廃物収集の度に廃
物コンテナに装着されたデータキャリヤに廃物収集重量
のデータが廃物収集装置の書き込み手段により書き込ま
れ、各廃物コンテナが個々に自身の廃物収集履歴を保持
することになる。これにより廃物収集履歴は廃物コンテ
ナを保有する各ユーザが保有することになる。
【0014】廃物コンテナのデータキャリヤに記録され
ている廃物収集重量のデータは、ユーザの要求に応じて
廃物収集装置あるいは廃物収集ステーションに設けられ
ている読み込み手段により読み取られ、出力手段により
廃物収集履歴として画面表示、プリント出力などをもっ
て可視出力される。
【0015】
【実施例】以下に添付の図を参照して本発明を実施例に
ついて詳細に説明する。図1は本発明による廃物収集重
量計量式廃物収集システムにて使用される廃物収集装置
を廃物収集作業車として適用した一実施例を示してい
る。廃物収集作業車は、走行体1の前方に運転室3を有
し、運転室3の後方に廃物収集バケット5を搭載されて
いる。廃物収集バケット5は走行体1上に固定配置のバ
ケット本体7とバケット本体7の後部にはね上げ開口可
能に取り付けられた廃物投入ホッパ9とにより構成さ
れ、廃物投入ホッパ9の後側が廃物投入口11となって
いる。
【0016】廃物投入ホッパ9の後端部には油圧リフタ
13が設けられている。図2に示されているように、油
圧リフタ13は枢軸15により廃物投入ホッパ9より支
持されたリフタマウント部材17を有し、リフタマウン
ト部材17にはロードセルなどによる重量計量装置19
によりリフタベース21が装着されている。リフタベー
ス21は、枢軸15を中心としたリフタマウント部材1
7の手操作回動により、図2にて実線により示されてい
るように廃物投入ホッパ9の後方に位置する繰り出し位
置と、図2にて仮想線により示されているように廃物投
入ホッパ9内に位置する格納位置との間に回動変位可能
になっている。
【0017】リフタベース21は廃物収集作業車の走行
時に走行安全のために格納位置に格納され、通常の廃物
収集作業時には繰り出し位置に繰り出されているもので
あるから、これより以下の説明において、特にことわり
がない限り、リフタベース21は繰り出し位置に位置し
ているものとする。リフタベース21にはメインリンク
23とサブリンク25によりリフタ板27が取り付けら
れている。メインリンク23およびサブリンク25は各
々、一端を枢軸29、33によりリフタベース21に枢
動連結され、他端を枢軸31、35によりリフタ板27
の裏面に枢動連結されている。
【0018】リフタ板27は、図2にて実線により示さ
れているように垂直に起立した姿勢による降下位置と、
メインリンク23の枢軸31を中心とした図2にて反時
計廻り方向の回動変位とサブリンク25によるリフタベ
ース21との枢動連結関係とにより、図2にて仮想線に
より示されているように、上昇しつつ水平面に対して概
ね45度程度の傾斜角をもって前下がりに傾斜反転した
反転上昇位置との間に変位可能になっている。
【0019】リフタベース21には枢軸37によりリフ
タ駆動用の油圧シリンダ装置39が取り付けられてい
る。油圧シリンダ装置39は、ピスントロッド41を枢
軸43によりメインリンク23の中間部に枢動連結さ
れ、リフタ板27を前記降下位置と前記反転上昇位置と
の間に往復駆動すべく、メインリンク23を枢軸29周
りに回動駆動する。
【0020】降下位置状態にあるリフタ板27の後面
(表面)上側には固定フック45が固定装着され、下側
には枢軸47により可動フック49が回動可能に設けら
れている。可動フック49には、一端をリフタベース2
1と枢動連結され途中に変位差吸収用のばね(図示省
略)を含むリンク51の他端が枢動連結されており、可
動フック49は、リフタ板27が降下位置に位置してい
る場合には図2にて実線により示されている解放位置に
位置し、リフタ板27の降下位置より反転上昇位置への
移動に伴いリンク51による変位動作によって図2にて
仮想線により示されている係合位置へ可逆的に移動す
る。
【0021】図2、図3に示されているように、廃物コ
ンテナ53は、起立姿勢にて内部に塵芥などの廃物を投
入される上方開口型の箱状のコンテナ本体55と、コン
テナ本体55の上部に開閉可能に設けられた蓋体56
と、コンテナ本体55の下部に設けられた走行輪57と
を有する手押しカート式に構成され、リフタ板27との
係合面部側に形成された窪み状の上部係合部59をもっ
て固定フック45と係脱可能に係合する。また廃物コン
テナ53のリフタ板27との係合面部側には係合バー6
1が固定装着されており、係合バー61には可動フック
49が係脱可能に係合する。
【0022】リフタ板27にはデータキャリア用アンテ
ナ63が設けられており、アンテナ63は運転室3など
に別置きされたコントローラ65(図4参照)と接続さ
れている。廃物コンテナ53のリフタ板27との係合面
部側にはIDタグ67が固定装着されている。IDタグ
67は、各廃物コンテナ53が固有するID情報の記憶
部と廃物収集重量などを廃物収集履歴として読み出し可
能に書き込まれる情報書き込み部とを有するリードライ
ト型のデータキャリアにより構成されている。
【0023】IDタグ67は、廃物コンテナ53が油圧
リフタ13に取り付けられることによりアンテナ63と
の間に無接触式に信号を交信するものであり、このデー
タキャリアの情報伝送方式は、電磁誘導方式、マイクロ
波方式などであってよい。またIDタグ67を構成する
リードライト型のデータキャリアはEEPROMなどを
使用した無電池型のものであってよい。
【0024】図4は本発明による廃物収集装置の制御系
の実施例を示している。この制御系は、コントローラ6
5と、重量計算装置69とを有している。コントローラ
65は、IDタグ67にデータを書き込む書き込み手段
とIDタグ67に書き込まれた廃物収集重量のデータを
読み込む読み込み手段とをなすリーダ/ライタ型の質問
器であり、送受信器71と、信号識別回路73とを有し
ている。送受信器71はアンテナ63と接続され、信号
識別回路73はI/Oポート部74と接続されている。
【0025】I/Oポート部74は、RS232Cなど
による通信インタフェース部とマルチプレクサなどによ
り構成され、重量計算装置69が出力する重量計量値信
号と正味廃物収集重量信号を入力し、光通信ユニット7
5との間にデータを双方向に入出力する。光通信ユニッ
ト75は、運転席3などに設置され、ハンディターミナ
ル77を着脱可能に装着され、ハンディターミナル77
との間に双方向に光通信方式にてデータ通信を行う。
【0026】ハンディターミナル77は、図5に示され
ているように、マイクロコンピュータ、メモリなどを内
蔵したケーシング79の上面にタッチパネル付きの液晶
ディスプレイ81を有し、ケーシング79の端部にレシ
ートプリンタ83を有するプリンタ付きの周知構造のハ
ンディターミナルにより構成され、光通信ユニット75
に装着された状態にてコントローラ65との間に各種デ
ータの授受を行い、メモリにデータを書き込み、またメ
モリのデータをコントローラ65、液晶ディスプレイ8
1、レシートプリンタ83へ出力する。レシートプリン
タ83はロール紙Rに印字を行う。
【0027】重量計算装置69は、油圧リフタ13によ
る廃物コンテナ53の持ち上げ過程と降下過程にて各々
重量計量装置19より重量計量値信号を入力し、持ち上
げ過程で計量されたコンテナ重量より降下過程で計量さ
れたコンテナ重量を差し引いて正味廃物収集重量を計算
し、重量計量値信号と共に正味廃物収集重量を示す信号
を信号処理装置65へ出力する。
【0028】次に上述の如き構成よりなる廃物収集装置
の動作について説明する。廃物コンテナ53内に投入さ
れた廃物の収集に際しては、リフタ板27を降下位置に
位置させた状態にて、先ず起立姿勢(通常姿勢)にある
廃物コンテナ53の上部係合部59をリフタ板27の固
定フック45に図2に示されているように引っ掛け係合
させる。
【0029】この時点では、廃物コンテナ53のIDタ
グ67がアンテナ63と対向し、IDタグ67より廃物
コンテナ53のID情報を示す信号の受信がアンテナ6
3により行われる。アンテナ63が受信したID情報は
コントローラ65に取り込まれ、廃物コンテナ53の識
別が行われる。この引っ掛け係合完了後に廃物投入ホッ
パ9の外壁などに設けられている図示されていないアッ
プ動作ボタンが作業員により押されると、油圧シリンダ
装置39によりメインリンク23が枢軸29周りに図2
にて反時計廻り方向へ回動駆動され、リフタ板27が降
下位置より反転上昇位置へ移動する。
【0030】この油圧リフタ27の移動に伴い可動フッ
ク49が解放位置より係合位置へ回動変位し、可動フッ
ク49が廃物コンテナ53の係合バー61の引っ掛かり
係合する。これにより廃物コンテナ53がリフタ板27
に係止される。廃物コンテナ53が降下位置より持ち上
げられて上下に反転し、これが反転上昇位置に位置する
と、廃物コンテナ53内の収容物である廃物が廃物投入
ホッパ9内に落下し、バケット本体7内に収集される。
【0031】重量計量装置19はリフタ板27による廃
物コンテナ53の持ち上げ過程の初期段階(廃物コンテ
ナ53が地面より浮き上がった時点)にて廃物コンテナ
53の重量を計量し、計量値を重量計算装置69へ出力
する。この重量計量を廃物収容重量計量と称する。廃物
の落下排出完了後にダウン動作ボタンが押されると、油
圧シリンダ装置39によりメインリンク23が枢軸29
周りに図2にて時計廻り方向へ回動駆動され、リフタ板
27が反転上昇位置より降下位置へ移動する。
【0032】これにより空の廃物コンテナ53が降下
し、もとの起立姿勢にて地面上に戻る。また重量計量装
置19はリフタ板27による廃物コンテナ53の戻し過
程の後期段階(廃物コンテナ53が着地する寸前の時点
であり、この計量位置と廃物収納重量計量の計量位置と
は同じ位置であってよい)にて廃物コンテナ53の重量
を計量し、計量値を重量計算装置69へ出力する。この
重量計量を空重量計量と称する。
【0033】重量計算装置69は廃物収容重量計量の計
量値より空重量計量の計量値を差し引いて正味廃物収集
重量を計算し、その演算結果を重量計量値データと共に
コントローラ65へ出力する。なお、この廃物収集重量
計算は、空重量計量を省略し、廃物収容重量計量の計量
値より廃物コンテナ53の標準空重量を差し引いて簡易
計算されてもよい。この場合、廃物コンテナ53の標準
空重量は予め設定されていても、廃物コンテナ53のI
Dタグ67より標準空重量データを読み取ることにより
各廃物コンテナ53毎に設定されてもよい。
【0034】コントローラ65は、重量計量装置69よ
り重量計量値データと正味廃物収集重量データを入力す
ることにより、これらデータを塵芥種別、料金、収集月
日、時刻、収集車番号などの付加データと共に廃物コン
テナ53のIDタグ67に書き込む処理と、光通信ユニ
ット75にセットされているハンディターミナル77へ
ID情報と共に出力する処理を実行する。
【0035】これによりアンテナ63より正味廃物収集
重量を示す信号が塵芥種別、料金、収集月日、時刻、収
集車番号などの付加データと共にIDタグ67へ送信さ
れ、IDタグ67に今回の正味廃物収集重量、塵芥種
別、料金、収集月日、時刻、収集車番号などが所定のフ
ォーマットをもって書き込まれ、IDタグ67の不揮発
メモリに廃物収集履歴が作成される。
【0036】IDタグ67の廃物収集履歴のデータ書き
込み可能容量は有限であるから、一定期間経過後のデー
タ、請求済みのデータは、この時、あるいはID情報の
読み取り時に検索されて消去されてよい。またIDタグ
67の廃物収集履歴データは最大数に達すれば、古いデ
ータより自動消去されてもよい。またハンディターミナ
ル77のメモリに廃物コンテナ53のID情報、塵芥種
別、料金、収集月日、時刻など共に今回の重量計量値、
正味廃物収集重量が書き込まれる。
【0037】ハンディターミナル77のメモリに書き込
まれた情報は廃物収集センタなどにてハンディターミナ
ル77が上位コンピュータに通信可能に接続されること
により、上位コンピュータにダウンロードされ、上位コ
ンピュータにて各ユーザ毎の請求書発行などのために集
計される。ユーザより廃物収集履歴の出力の要求があれ
ば、例えば廃物コンテナ53の内容物の廃棄完了後に廃
物コンテナ53が元の降下位置に戻された段階にて、光
通信ユニット75にセットされているハンディターミナ
ル77が収集作業者によって廃物収集履歴出力の操作が
行われる。
【0038】この廃物収集履歴出力の操作が行われる
と、コントローラ65が油圧リフタ13に装着されてい
る廃物コンテナ53のIDタグ67より廃物収集履歴デ
ータを読み込み、光通信ユニット75にセットされてい
るハンディターミナル77へ伝送される。ハンディター
ミナル77はIDタグ67よりの廃物収集履歴データを
入力することにより、このデータを所定のフォーマット
をもって液晶ディスプレイ81に画面表示すると共にレ
シートプリンタ83によりロール紙Rに廃物収集履歴デ
ータをプリント出力する。この廃物収集履歴データのプ
リント出力例が図6に示されている。
【0039】廃物収集履歴データをプリント出力された
ロール紙Rがユーザに手渡されることにより、ユーザは
廃物収集履歴を知ることができる。図7は本発明による
廃物収集重量計量式廃物収集システムにて使用される廃
物収集ステーションの実施例を示している。廃物収集ス
テーションは各地区毎に設けられる廃物回収のための廃
物コンテナ置き場であり、この廃物収集ステーションに
はポール101が立設され、ポール101にデータキャ
リア用アンテナ103とユニットボックス102とが取
り付けられている。
【0040】データキャリア用アンテナ103は読み取
り台104に置かれた廃物コンテナ53のIDタグ67
とデータ交信する。ユニットボックス102にはコント
ローラキャビネット105が設けられている。コントロ
ーラキャビネット105には、図8に示されているよう
に、アンテナ103と接続された受信器107と、信号
識別回路109と、液晶ディプレイ111と、プリンタ
113と、操作パネル115と、テンキー117が設け
られており、操作パネル115によるスタート操作によ
りIDタグ67に書き込まれた廃物収集重量履歴データ
を液晶ディプレイ111にて画面表示し、プリンタ11
3により記録紙Pにプリント出力する。この廃物収集履
歴データのプリント出力は図6に例示されているものと
同じフォーマットによるものであってよい。
【0041】また、この廃物収集重量履歴データの出力
は、プライバシー保護の観点から、テンキー117によ
りユーザ入力される廃物コンテナ53のID番号とID
タグ67より取り込んだID番号との照合し、ID番号
が一致したときにのみ行われるようになっていてもよ
い。またコントローラキャビネット105内の機器の電
源電力はポール101の上端に取り付けられた屋根を兼
ねた太陽電池119により確保されてもよい。
【0042】この実施例においては、ユーザが廃物収集
重量履歴を調べたい場合には、廃物コンテナ53を廃物
収集ステーションの読み取り台104に置き、その廃物
コンテナ53のIDタグ67をポール101のアンテナ
103と対向させる。そして、テンキー117によりI
D番号を入力し、操作パネル115によりスタート操作
する。
【0043】これによりID番号照合後に、IDタグ6
7に書き込まれている廃物収集重量履歴データがアンテ
ナ103より受信器107を介して信号識別回路109
に入力され、この廃物収集重量履歴データが液晶ディプ
レイ111に画面表示されると共に、プリンタ113に
よって記録紙Pにプリント出力される。従って、ユーザ
は近く廃物収集ステーションにまで廃物コンテナ53を
持っていけば、何時でも廃物収集重量履歴を知ることが
できる。
【0044】
【発明の効果】以上の説明から理解される如く、本発明
による廃物収集重量計量式廃物収集システムおよび廃物
収集装置、廃物コンテナ、廃物収集ステーションによれ
ば、廃物収集の度に廃物コンテナに装着されたデータキ
ャリヤに廃物収集重量のデータが廃物収集装置の書き込
み手段により書き込まれ、各廃物コンテナが個々に自身
の廃物収集履歴を保持し、廃物コンテナのデータキャリ
ヤに記録されている廃物収集重量のデータは、ユーザの
要求に応じて廃物収集装置あるいは廃物収集ステーショ
ンに設けられている読み込み手段により読み取られ、デ
ィプレイやプリンタなどの出力手段により廃物収集履歴
として画面表示、プリント出力されるから、廃物収集作
業車に大容量メモリを必要とするデータベースを設ける
ことなく、廃物コンテナの保有者が廃物収集履歴を随
時、容易に、しかも信頼性高く取得できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による廃物収集重量計量式廃物収集シス
テムにて使用される廃物収集装置を廃物収集作業車に適
用した一実施例を示す概略斜視図。
【図2】本発明による廃物収集重量計量式廃物収集シス
テムにおいて使用される廃物収集装置の油圧リフタを示
す側面図。
【図3】本発明による廃物収集重量計量式廃物収集シス
テムにおいて使用される廃物コンテナの一実施例を示す
正面図。
【図4】本発明による廃物収集重量計量式廃物収集シス
テムにおいて使用される廃物収集装置の信号制御系の一
実施例を示すブロック線図。
【図5】本発明による廃物収集重量計量式廃物収集シス
テムにおいて使用されるハンディターミナルの一実施例
を示す平面図。
【図6】廃物収集履歴データのプリント出力例を示す説
明図。
【図7】本発明による廃物収集重量計量式廃物収集シス
テムにて使用される廃物収集ステーションの一実施例を
示す斜視図。
【図8】本発明による廃物収集重量計量式廃物収集シス
テムにて使用される廃物収集ステーションの信号制御系
の一実施例を示すブロック線図。
【符号の説明】
1…走行体、3…運転室、5…廃物収集バケット、7…
バケット本体、9…廃物投入ホッパ、13…油圧リフ
タ、17…リフタマウント部材、19…重量計量装置、
21…リフタベース、23…メインリンク、25…サブ
リンク、27…リフタ板、39…油圧シリンダ装置、4
5…固定フック、49…可動フック、53…廃物コンテ
ナ、63…データキャリア用アンテナ、65…コントロ
ーラ、67…IDタグ、69…重量計算装置、71…送
受信器、73…信号識別回路、75…光通信ユニット、
77…ハンディターミナル、81…液晶ディスプレイ、
83…レシートプリンタ、103…データキャリア用ア
ンテナ、105…コントローラキャビネット、107…
受信器、109…信号識別回路、111…液晶ディプレ
イ、113…プリンタ、115…操作パネル、117…
テンキー、119…太陽電池

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 廃物収集装置に重量計量装置が設けら
    れ、重量計量装置により廃物コンテナの重量計量を行
    い、当該計量値に基づいて廃物収集重量を算出する廃物
    収集重量計量式廃物収集システムにおいて、 廃物コンテナにリードライト型のデータキャリヤが装着
    され、廃物収集装置には前記データキャリヤに廃物収集
    重量のデータを書き込む書き込み手段が設けられている
    ことを特徴とする廃物収集重量計量式廃物収集システ
    ム。
  2. 【請求項2】 前記廃物収集装置は前記廃物コンテナの
    データキャリヤに書き込まれた廃物収集重量のデータを
    読み込む読み込み手段と、前記読み込み手段が読み込ん
    だ廃物収集重量のデータを可視出力する出力手段とを有
    していることを特徴とする請求項1に記載の廃物収集重
    量計量式廃物収集システム。
  3. 【請求項3】 重量計量装置を有し、重量計量装置によ
    り廃物コンテナの計量を行い、当該計量値に基づいて廃
    物収集重量を算出する廃物収集装置において、 廃物コンテナに装着されたリードライト型のデータキャ
    リヤに廃物収集重量のデータを書き込む書き込み手段
    と、前記廃物コンテナのデータキャリヤに書き込まれた
    廃物収集重量のデータを読み込む読み込み手段と、前記
    読み込み手段が読み込んだ廃物収集重量のデータを可視
    出力する出力手段とを有していることを特徴とする廃物
    収集装置。
  4. 【請求項4】 廃物収集装置に重量計量装置が設けら
    れ、重量計量装置により廃物コンテナの計量を行い、当
    該計量値に基づいて廃物収集重量を算出する廃物収集重
    量計量式廃物収集システムにて使用される廃物コンテナ
    であって、リードライト型のデータキャリヤを有し、前
    記データキャリヤに廃物収集重量を含む廃物収集履歴を
    読み出し可能に書き込まれる廃物収集履歴記録部が設け
    られていることを特徴とする廃物コンテナ。
  5. 【請求項5】 車載の廃物収集装置に重量計量装置が設
    けられ、重量計量装置により廃物コンテナの重量計量を
    行い、当該計量値に基づいて廃物収集重量を算出する廃
    物収集重量計量式廃物収集システムにて設置される廃物
    収集ステーションであって、廃物コンテナのデータキャ
    リヤに書き込まれた廃物収集重量のデータを読み込む読
    み込み手段と、前記読み込み手段が読み込んだ廃物収集
    重量のデータを可視出力する出力手段とを有しているこ
    とを特徴とする廃物収集ステーション。
JP344294A 1994-01-18 1994-01-18 廃物収集重量計量式廃物収集システムおよび廃物収集装置および廃物コンテナおよび廃物収集ステーション Pending JPH07206105A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010076927A (ja) * 2008-09-29 2010-04-08 Shinmaywa Industries Ltd 塵芥計量システム
JP2015221991A (ja) * 2014-05-23 2015-12-10 前田道路株式会社 昇降装置
JP2020193812A (ja) * 2019-05-24 2020-12-03 矢崎エナジーシステム株式会社 積載重量記録装置及び積載重量集計システム

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