JPH0720556B2 - 研削式精米機に於ける給穀弁の制御方法 - Google Patents

研削式精米機に於ける給穀弁の制御方法

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JPH0720556B2
JPH0720556B2 JP1118453A JP11845389A JPH0720556B2 JP H0720556 B2 JPH0720556 B2 JP H0720556B2 JP 1118453 A JP1118453 A JP 1118453A JP 11845389 A JP11845389 A JP 11845389A JP H0720556 B2 JPH0720556 B2 JP H0720556B2
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英二 為久
孝知 田中
明彦 渡邊
福治 林
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新中野工業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 この発明は、研削式精米機、特に高品質、高度精白を必
要とする酒造用精米機に於いて、精白室の排出口に設け
られる抵抗蓋の開度と、精米タンクに接続する精白室へ
の供給口に設けられる給穀弁の開度とを、精白室を米が
安定して流れるように自動的に制御する方法に関するも
のである。
「従来の技術」 米を高品質で高度精白するにあたって、互いに関連す
る、精白ロール主軸の回転数、精白ロール駆動モータ、
即ち主モータの負荷電流値、精白室を流れる米流量を、
精白度に応じた最適条件になるよう制御することが必要
である。
この制御は、個々の酒造業者の特色を発揮できるよう、
もっぱら精米士の勘と経験とによって行われていたが、
現在では自動制御で行われるようになっている。
前記制御のうち、精白室内の米流量の制御は、精白され
た米の形状を一様にするため、即ち精白された米の表面
を同一の内層部を表出させて、品質を均等にするために
重要である。
このような米流量の制御の方法の一つとして、主モータ
の負荷電流値に関係なく、精白度が進むのに応じて、或
いは一定時間毎に給穀弁の開度を調節する方法があっ
た。例えば、特公昭56−41304号公報記載の「精穀機の
供給調節装置」がこれである。
又、いま一つの最も便利な方法として、主モータの負荷
電流値の変動を検出して抵抗蓋の開度を調整する方法が
あった。
「発明が解決しようとする問題点」 ところが前者では、「きしみ」などによる精白室の内圧
の変化に対応して、米流量を調整することができないた
め、高品質の精白が行えない欠点があった。
後者では、主モータの負荷電流値の変動に応じて抵抗蓋
開度を調整しても、負荷電流値の変動により抵抗蓋開度
が大きく変動してしまう。この結果、精米タンクから精
白室へ供給される米の量が敏速に調整されず、精白室内
の米の流れが不安定になって、品質の低下を招く欠点が
あった。
「問題点を解決するための手段」 そこでこの発明は、負荷電流値の変動に伴う抵抗蓋の開
度の大きな変動に対応して、給穀弁の開度を調整するこ
とにより、精白室の米流量を安定させることを目的とす
るものであって、以下の構成を要旨とする。
検出された抵抗蓋の開度と、予め設定した抵抗蓋の開度
指示値とを比較する。
両者の差が許容範囲を超えたとき、給穀弁の開度を調整
する給穀弁開度制御装置を作動させて、抵抗蓋の開度を
許容範囲内に納める。
「作用」 精米機を自動運転中に、精米ロールを駆動する主モータ
の負荷電流値が変動した場合、抵抗蓋の開度が大きく変
動する。このとき、抵抗蓋の開度を検出して抵抗蓋開度
指示値と比較し、その差が許容範囲を超えれば、給穀弁
開度制御装置を作動させ、抵抗蓋の開度を許容範囲内に
納める。
例えば、いま負荷電流値が変動して指示値を超えれば、
許容範囲を超えて抵抗蓋の開度が大きくなり、米が抵抗
蓋の設置された排出口からこれまで以上に排出されよう
とする。この変動した抵抗蓋の開度を検出し、検出値と
指示値とを比較して給穀弁開度制御装置を作動させる
と、給穀弁がより閉じて精米タンクからこれまでより少
ない米が精白室へ流入する。
この結果、負荷電流値が減少して抵抗蓋の開度を許容範
囲内に納める。従って、精白室の米流量が安定する。
「効果」 負荷電流が変動した場合、即ち精白ロールの負荷が変動
した場合にも、給穀弁と抵抗蓋とが協同して作動するこ
とにより、精白室の米の流れを安定にして、高品質の精
米を行うことができる。
又、抵抗蓋の開度を指示することにより米流量を容易に
制御できる。
「実施例」 以下、図示する実施例に基づいてこの発明を詳細に説明
する。
まず第2図に示す研削式精米機の要部について説明する
と、1は精米タンクで、ロードセルなどの米重量検出セ
ンサ2を具備している。その下部の供給口3には、正逆
転モータを具備する給穀弁開度制御装置4の作動によ
り、昇降して供給口3の開度を調整する。給穀弁5が設
けられている。6は、ポテンションメータなどの給穀弁
開度検出センサである。
7は精白室であって、内部には竪型の精白ロール8が設
けられており、精白ロール8の主軸9は、Vベルトを介
して主モータMによって駆動される。10は、主軸9に取
付けられた回転計などの主軸回転数検出センサである。
この精白ロール3は、炭化珪素を砥材としており、周速
度1000〜1300m毎分で高速回転し、切り刃の役目をする
砥材で、米粒を表面に近い糠層から内部の澱粉層まで削
っていく。
11は、主モータMの回転数を調整する回転数制御装置で
あり、実施例では静止型周波数変換器が用いられてい
る。12は、主モータMの負荷電流値を検出する変流器な
どの負荷電流値検出センサである。
13は抵抗蓋で、その開度は正逆転モータを具備する抵抗
蓋開度制御装置14により調整される。15は、抵抗蓋13の
開度を検出する抵抗蓋開度検出センサであり、実施例で
はポテンションメータが用いられている。
16は万石である。
ここでこの精米機は自動運転されるものであり、入出力
インターフェースと表示部(CRT)とを具えた演算部(C
PU)に設定された、精白度に対応する最適の運転条件に
なるよう制御される。即ち給穀弁5の開度、精白ロール
主軸9の回転数、主モータMの負荷電流値、抵抗蓋13の
開度は、これら設定された指示値と、各検出センサ10、
12、15の検出値との差を演算部が演算して、それぞれそ
の指示値になるよう、給穀弁開度制御装置4、回転数制
御装置11、抵抗蓋開度制御装置14を制御する。
そして抵抗蓋13の開度指示値と、負荷電流値の変動によ
り変動した検出値とを演算部で比較し、両値の差が許容
限度内にあるか否かを判定する。その差が許容限度を超
えたとき給穀弁開度制御装置4を作動させ、抵抗蓋13の
開度を調整することによって、精白室7内の米の流量を
安定にする。
第1図に示すブロック図により、さらに詳しくこの発明
を説明する。
精米中の米重量を重量検出センサ2で検出し、現在米重
量と原料米の重量とから、現在精白度を演算部で算出す
る。
現在精白度からこれに対応する主軸9の回転数、主モー
タMの負荷電流値、抵抗蓋13の開度を演算部から呼び出
して、それぞれ回転数指示値、負荷電流指示値、抵抗蓋
開度指示値とする。
回転数指示値はアナログ信号として回転数制御装置11へ
入力し、主モータMを駆動する。その回転数は回転数検
出センサ10で検出される。
回転数検出センサ10の検出値は演算部へ入力され、演算
部は回転数指示値と比較して回転数制御装置11へ補正信
号を送り、回転数を補正する。
負荷電流値検出センサ12で検出されて演算部へ入力され
た主モータMの負荷電流値と、負荷電流指示値とを演算
部で比較して補正信号を抵抗蓋開度制御装置14へ送り、
抵抗蓋13の開度を補正する。
補正された抵抗蓋13の開度は、抵抗蓋開度検出センサ15
で検出されて演算部へ入力され、演算部はこの検出値と
抵抗蓋開度指示値とを比較して補正信号を給穀弁開度制
御装置4へ送り、給穀弁5の開度を補正する。このこと
により抵抗蓋13の開度が許容範囲内に納まるようにな
る。
なお、給穀弁5の開度は演算部に付属する表示部(CR
T)に表示できる。
ここに、この発明による方法と、主モータの負荷電流の
変動を検出して抵抗蓋開度を制御する従来方法とによ
る、酒造用精白米の真正白度を計測した結果を示す。
本発明の方法 精白度 真正白度 無効精米率 80 80.5 0.5 75 75.7 0.7 72 73.0 1.0 70 71.3 1.3 65 66.7 1.7 60 62.3 2.3 50 53.3 3.3 45 48.8 3.8 40 44.2 4.2 35 40.0 5.0 従来の方法 精白度 真正白度 無効精米率 80 81.0 1.0 75 76.2 1.2 72 73.7 1.7 70 72.5 2.5 65 68.7 3.7 60 65.0 5.0 50 56.9 6.9 45 53.5 8.5 40 50.2 10.2 35 48.0 13.0 ここで、 精白度=(製品米重量/原料米重量)×100 真正白度=(製品米1000粒重量/原料米1000粒重量)×
100 無効精米率=真正白度−精白度 上記計測結果から、この発明が極めて優れた効果を有す
ることが明白である。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の実施例を示すブロック図、第2図は
精米機要部の概略図である。 1……精米タンク 2……重量検出センサ 4……給穀弁開度制御装置 5……給穀弁 6……給穀弁開度検出センサ 8……精白ロール 9……主軸 10……回転数検出センサ 11……回転数制御装置 12……負荷電流値検出センサ 13……抵抗蓋 14……抵抗蓋開度制御装置 15……抵抗蓋開度検出センサ M……主モータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 林 福治 岡山県岡山市郡2983番地 新中野工業株式 会社内 (56)参考文献 特開 昭58−101742(JP,A) 特公 昭47−8971(JP,B1)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】精白度に応じた給穀弁の開度、精白ロール
    の主軸回転数、精白ロール駆動モータの負荷電流値、抵
    抗蓋の開度を自動制御する研削式精米機に於いて、検出
    された抵抗蓋の開度の予め設定した抵抗蓋の開度指示値
    とを比較して、その差が許容限度を超えたとき、給穀弁
    の開度を調整する給穀弁開度制御装置を作動させて、抵
    抗蓋の開度を許容範囲内に納めることを特徴とする研削
    式精米機に於ける給穀弁の制御方法。
JP1118453A 1989-05-11 1989-05-11 研削式精米機に於ける給穀弁の制御方法 Expired - Fee Related JPH0720556B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS58101742A (ja) * 1981-12-12 1983-06-17 株式会社躍進機械製作所 搗精装置

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