JPH07203055A - 公衆交換回線電話網との通信のための結合装置 - Google Patents

公衆交換回線電話網との通信のための結合装置

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JPH07203055A
JPH07203055A JP29616794A JP29616794A JPH07203055A JP H07203055 A JPH07203055 A JP H07203055A JP 29616794 A JP29616794 A JP 29616794A JP 29616794 A JP29616794 A JP 29616794A JP H07203055 A JPH07203055 A JP H07203055A
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delta
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signal
communication
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JP29616794A
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Jean Martin
ジャン・マーチン
Remi Vautier
レミ・ボーティエ
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04MTELEPHONIC COMMUNICATION
    • H04M11/00Telephonic communication systems specially adapted for combination with other electrical systems
    • H04M11/06Simultaneous speech and data transmission, e.g. telegraphic transmission over the same conductors

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
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  • Telephonic Communication Services (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 データ回線終端装置又はコンピュータ・シス
テムと公衆回線電話網との接続を行う結合装置、即ち直
接アクセス装置を提供する。 【構成】 本装置はシグマデルタ変換器103を有し
て、電話網のラインに送受信するアナログ信号をシグマ
デルタ符合パルスに変換する。更に、赤外線送信器(1
80、181)と赤外線受信器の組合わせによってコン
ピュータ又はDCEとのシグマデルタパルスの1ビット
列の無線デジタル通信ができる。結合装置は更に赤外線
送受信器に接続された回路150を有し、回路150は
第1番目のフェーズ中に、シグマ・デルタパルスを使っ
た実質的な通信の前に排他的にコンピュータから通信に
必要なラインの捕捉や呼出処理を制御するためのビット
情報を有する少なくとも1つの制御文字を受信する。こ
の結果結合装置とパーソナルコンピュータ又はDCEと
の間に無線通信と電気的隔離が達成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は通信分野の結合装置、
即ち直接アクセス装置(DAA、Direct Acces Arrange
ments)に関する。この装置によって、データ回線終端
装置(DCE)やコンピュータの様なシステムと公衆交
換電話回線網の接続ができる。
【0002】
【従来の技術】直接アクセス装置(DAA)として知ら
れる結合インタフェース装置はデータ処理システムと公
衆交換電話回線網の接続に使用される。この様な結合装
置(カプラ)の例として、「Coupling device to be co
nnected to a DCE for the connection to a Public Sw
itched Telephone Network」と題する欧州特許出願第9
0480204.8号により開示されている。この結合
装置はDCEやパーソナルシステム、さらには小型のポ
ータブルシステムと電話網の間のインターフェースを提
供する。この目的を達成するために下記の3つの特徴を
有する必要がある: (1)接続の際に電話網に電気的擾乱を起こさない様
に、システムと電話網間の電気的隔離(galvanic isola
tion : 絶縁)を行う。 (2)結合装置は電話網とパーソナルシステムの間でア
ナログ信号の双方向伝送ができ、ヨーロッパの国々で一
般的なアナログ信号のレベルが高い、例えば網の中を流
れる電力が高い時でもひずみ量は最小でなければならな
い。総高調波ひずみ(THD)率によって表されるひず
み率の大きさは、高い信号対雑音の比が要求される巧妙
なエコー消去装置を有する全二重伝送(CCITT V
32に従う)では非常に重要な問題となる。 (3)結合装置は容積が小さいことが特に重要である。
即ち、結合装置はポータブルシステム、ラップトップの
様な小さなシステムにも使用でき、PCMCIAにより
規定されたクレジットカード大のPCMCIA基準に適
合するものが好ましい。
【0003】EP−A第0263246号には通信網の
結合装置の別の例が示されている。さらに、NL(オラ
ンダ国出願)−A第9000490号にもユーザ装置と
電話網の間の結合装置について開示されている。この結
合装置ではユーザ装置と電話網の間の電気的隔離が行わ
れている。この結合装置の電気的隔離には光デバイスが
各結合線に使用されているので、従来の大きく、重く、
高価な変圧器が不要になっている。特に、この結合装置
では情報伝送ラインTx(送信)とRx(受信)に変調
器と復調器を備えている。しかし、この結合装置の光デ
バイスはアナログ変換器として使用されている。即ち、
所定のアナログ値の範囲で変化するアナログ信号の変換
を行うものであり、異なる2つの離散値で伝送するもの
ではない。
【0004】アナログ信号Tx、Rxをシグマデルタ
(sigma-delta)パルス列に変換するシグマデルタ変換器
と、このシグマデルタパルス列を伝送する光デバイスを
組み合わせると、アダプタ装置における光デバイスの使
用効果が大きくなる。このシグマデルタ変換は当技術分
野のおいては既知のアナログ−デジタル変換であり、そ
の具体的内容については、例えば「Coupling device fo
r allowing the connection to a public switched tel
ephone network, and DCE or personal system using t
he same」と題する欧州特許出願第0573721号
(特願平5−90076号)で開示されている。この特
許出願はデータ回線終端装置(DCE)またはコンピュ
ータと公衆回線電話網(PSTN)との接続を行うこと
を開示している。この特許出願では、PSTNとDCE
又はパーソナルコンピュータとの間の電気的隔離はデジ
タル光結合器を使用して行われる。この光結合器(光カ
プラ)はダイアル信号や応答信号等の何れかの制御信号
とアナログ情報のシグマデルタパルス列を伝送するのに
使用する。
【0005】しかし、電気的隔離をより確実なものに
し、通信を使用者により便利にするためには結合装置と
ユーザ装置の間の物理的な接続ケーブルを不要にすべき
であることがわかった。非常に小さくした箱型の結合装
置を通常のPSTNプラグに差し込むだけで、ユーザ装
置と通信網の間の通信が容易に、接続ケーブル無しに行
えるのである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明で解決しようと
する技術的課題は、DCE又はパーソナルコンピュータ
と所与のPSTNとの接続を行う方法及び装置を提供す
ることであり、この方法及び装置によってパーソナルコ
ンピュータと結合装置を接続する物理的インターフェー
スケーブルを不要なものとし、結合装置を通常のPST
Nのプラグに差し込むことができるようにすることであ
る。さらに、課題として伝送信号の高い信号対雑音比
(S/N)を保ちながら、ユーザシステムと電話網の間
のより完全な電気的隔離を行うことである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題は本発明に従う
装置、特に直接アクセス装置によって解決される。この
装置はシグマデルタ符号器(シグマデルタ変換器)を使
用してアナログ信号TxとRxをシグマデルタパルス列
に変換し対応させる。シグマデルタパルス列はPSTN
に接続の結合装置とパーソナルコンピュータとの間で赤
外線送受信器によって交換される。従って、ユーザ装置
と通信網の間の通信は物理的なインタフェースケーブル
を必要としない。結合装置内では、応答信号(オフフッ
ク)やダイヤルパルスやその他のダイヤル制御信号が解
読される。こうして、ダイヤル処理が行われる。本発明
は赤外線送受信器を利用することによって完全な電気的
隔離を行う。従って、変圧器や光結合装置を全く必要と
しない。故に、通信の本来の課題である電気的隔離及び
結合装置とコンピュータとの通信が便利に、そして非常
に効果的に、赤外線通信に基づいて、ある種のデバイス
によって行われる。
【0008】本発明の実施例として、マシンの電源投入
後に、赤外線転送によるシグマデルタパルスの実際的な
伝送や受信の前に、該結合装置は対応するパーソナルコ
ンピュータ又はDCEに、該結合装置に接続のPSTN
の特性を示すカントリコード識別子を有する少なくとも
1つの制御文字を送る。従って、該コンピュータは通信
を行うPSTNの特性を知ることが出来、その通信ソフ
トの初期化や適切なレジスタに正しいパラメータ(周波
数、トーン等)の設定などができる。本発明の別の実施
例として無線送受信機を使った無線伝送も提供される。
【0009】
【実施例】図1に本発明に従う結合インタフェース回
路、即ち直接アクセス装置(DAA)の概要図が示され
ている。DAAにはPSTN(公衆回線電話網)ライン
適応回路(アダプタ装置)104が有り、この104は
電話線のチップリング線を通して交換される電気信号の
電気的適応を行う。ライン適応回路104はオフフック
(OFFーHOOK)線112、ダイヤルパルス(DI
AL PULSE)線100、そしてダイヤルループ
(DIAL LOOP)線111によって制御される
が、後に図4を参照してより詳細に記述する。これらの
制御線を通して、並直列/直並列変換器と制御回路15
0によって発生される捕捉信号やデケードパルス信号を
送る。この回路150についてはこの後で詳述する。チ
ップリング線に発生して呼出信号を示す呼出指示信号
(RING INDICATE SIGNAL、リング
インジケート信号)は回路104から並直列/直並列変
換回路と制御回路150に伝送される。PSTNライン
適応回路104は線114によってハイブリッド回路に
接続される。このハイブリッド回路は図2に関連して以
下に記述される二線式/四線式の変換を行う。アナログ
信号が線106を通してシグマデルタ符号器(シグマデ
ルタ変換器)103に転送される。この103について
は図3を参照して後に記述される。このシグマデルタ符
合器はアナログ信号をシグマデルタパルス列に変換する
のに使用し、このシグマデルタパルス列は線108のシ
グマデルタクロック速度に同期して受信データ(REC
EIVE DATA)線107に伝送される。
【0010】本発明の実施例において、DAA内の赤外
線発光ダイオードピン181は、DCE又はパーソナル
コンピュータが送信した赤外線信号を検出受信する。こ
の検出受信された赤外線信号は次に受信復調器180に
送られる。この180は受信データの復調と増幅を行っ
て、バス151を通して制御される並直列/直並列変換
器と制御回路150に線182を通して検出受信データ
を伝送する。発光ダイオードピン181として品名PB
W 34FAの基準のもとに製造されたシーメンス(S
IEMENS)社の部品を使用して実施できる。又、回
路180として品名NE615の基準のもとに製造され
たフィリップス社(PHILIPS)の回路を使用でき
る。勿論、赤外線信号を受信できる上記の部品と等価な
ものであれば如何なる部品も本発明に使用できる。受信
復調器180の出力信号(受信データのビット列)は位
相同期ループ(PLL)回路170の入力信号となる。
170はクロックの回復を行う。該PLL回路170の
出力信号は並直列/直並列変換器と制御回路150のク
ロック入力端子CKに入力される。同じく170の該出
力信号は2除算回路(Divide-by-Two)160にも入力
される。2除算回路はシグマデルタクロック信号を発生
し、この信号は線108を通ってシグマデルタ符合器1
03に入力される。他方、DAAからDCE又はパーソ
ナルコンピュータに伝送されるデータのビット列は並直
列/直並列変換器と制御回路150の出力線183を通
って赤外線送信変調器190に入力される。この回路1
90は赤外線発光ダイオード191を駆動する。
【0011】上記回路150に接続のバス151は、D
AAと接続するPSTNの特徴を示す特定情報コード
(country-code、カントリコード)を伝送するためのも
のである。この特定情報コードの機能については、「Co
upling device to be connected to a DCE for the con
nection to a PSTN」と題する欧州特許出願第9048
0204.8号に多く例が示されている。
【0012】図1で説明が残っている電源回路105は
DC/DCコンバータを使用してシグマデルタ符合器1
03、ハイブリッド回路102、赤外線回路、そしてそ
の他に所要の電源電圧を供給する。尚、回路105は後
に図5を参照して記述される。
【0013】図2にはハイブリッド回路102の実施例
が示されている。ハイブリッド回路102は、DAAに
接続されたシステム(DCEまたはコンピュータ)で作
られて電話網に送信されるアナログ信号を表わすシグマ
デルタパルス列を送信データ(XMIT DATA)線
113に受信する。このシグマ・デルタパルス列をその
システム内の第2のシグマデルタ符合器(図示されてい
ない)によって発生できる。線113の送信(XMI
T)シグマデルタパルス列は5次の低域フィルタ204
に入力する。このフィルタ204は開閉容量(switched
capacity)技術に基づくリニア回路技術によって製造
されたLT1063等である。遮断周波数は電話網の周
波数特性に合致する様に選ばれるが、この選択は抵抗2
05とキャパシタ(コンデンサ)206の2つで決ま
る。この205と206は204のピン4とピン5の間
とピン5と接地の間にそれぞれ置かれる。この5次の低
域フィルタを使うことは電話線に転送される高調波の抑
制に特に有効であることが分かる。次にこの信号は演算
増幅器(OA)211を基礎とするバンドパス増幅器回
路に入力される。このOA211の電源は電源105に
よって供給され、+12V、−12V、そして105の
接地である。このバンドパスフィルタは又、抵抗208
とそれと直列に接続のキャパシタ207も含む。この直
列部分は204の出力端子とOA211の反転入力端子
の間にある。さらに、このバンドパス・フィルタは抵抗
210とキャパシタ209を含む。この210と209
はOA211の出力端子と反転入力端子の間に接続され
ている。抵抗208と210、キャパシタ207と20
9の値は電話線の帯域幅300−3400Hzの周波数
特性に適合する様に選ばれる。次にこの信号は抵抗21
2、213、215、216、218そしてキャパシタ
217と演算増幅器(OA)214によって構成したハ
イブリッド回路に入力される。OA211の出力は抵抗
212と抵抗213の一方の端子に接続され、これらの
抵抗212、213の他端はOA214の正転入力端子
と反転入力端子にそれぞれ接続される。正転入力端子に
はまた、PSTNライン適応回路(記号D)と通信する
線に接続され、さらに他方側を接地されている抵抗21
8に接続される。OA214の反転入力端子は抵抗21
5と216を直列にした枝の一端に接続される。この枝
の他端はOA214の出力端子に接続される。キャパシ
タ217が抵抗215と並列に接続されて、殆どの欧州
の電話網に適合する不要波の除去を行う。この点に関し
て、本発明に従うハイブリッド回路は電話網とのインタ
フェースを行うトランスを一切使用していない、すなわ
ちOA214の正転入力は、電話網から送受されるアナ
ログ信号を線114上で直接受信するので、その不要波
の阻止は大層改善される。トランスの場合はこのトラン
スに接続の回路からみたインピーダンス特性を大きく変
えてしまうからである。更に、回路のこの場所からトラ
ンスを無くすことは反射係数をも改善する。又、トラン
スのコイルの抵抗線の挿入損失やその補償をも無くすこ
とができる。OA214の出力は線106(記号E)に
受信信号を発生し、この受信信号は次に図3に例示のシ
グマデルタ符合器に送られる。OA214には電源回路
105から+12V、ー12V、そして接地電圧が供給
される。
【0014】図3には二重ループのシグマデルタ符合器
(変換器)が例示されている。シグマデルタ符合器はハ
イブリッド回路102が送ったアナログ信号をシグマデ
ルタパルスに変換する。このシグマデルタパルスは赤外
線伝送装置によってパーソナルコンピュータに送られ
る。シグマデルタ符合器は「シグマデルタ変換器」とし
て欧州特許出願第91480009.9号(1991年
1月15日出願)に記述されている。シグマデルタ符合
器は線106にアナログ信号を受信するキャパシタ31
0を有し、この310は信号のDC成分を除去する。こ
のDC成分が除去されたアナログ信号は抵抗311の第
1の端子に入る。この抵抗の第2の端子は演算増幅器
(OA)314の反転入力端子、抵抗312とキャパシ
タ313のそれぞれの第1の端子に接続される。OA3
14の出力端子はキャパシタ313の第2の端子、抵抗
317の第1の端子にそれぞれ接続される。この317
の第2の端子は第2の演算増幅器320の反転入力、抵
抗318の第1の端子、そしてキャパシタ319の第1
の端子にそれぞれ接続される。OA320の出力端子は
キャパシタ319の第2の端子とDタイプラッチ(Dラ
ッチ)322のD入力(D-input)端子に接続されてい
る。Dタイプラッチはしきい値素子として用いられた7
4AC74Nタイプのラッチである。ラッチ322は、
下記のNORゲート307が出力するシグマデルタクロ
ック(SCLK)信号をラッチ322のCK入力端子
(図のピン3)に受けて、この信号に同期して出力端子
に5ボルト(電源回路105により供給)又は0ボルト
の一連の信号を出力する。Dラッチ322の非反転Q出
力端子は、技術者にはよく知られた7402タイプのN
ORゲート315の第1入力に接続される。この315
の第2入力にはNORゲート307が発生したシグマデ
ルタクロック(SCLK)が入力する。この315の出
力端子には抵抗312の第2の端子が接続されている。
ラッチ322の反転出力端子はNORゲート321の第
1入力に接続されている。NORゲート321の第2入
力端子にもシグマデルタクロック(SCLK)が入力さ
れる。この321の出力端子には抵抗318の第2の端
子が接続される。NORゲート315の出力端子に発生
のフィードバック信号は符合化されるアナログ入力信号
(AC電圧)に加えられ、OA314、抵抗311と3
12そしてキャパシタ313で構成された回路によって
積分(integrated)される。同じく、NOR321の出
力端子に発生するフィードバック信号がOA314の出
力端子に発生する信号に加えられ、OA320、抵抗3
17と318そしてキャパシタ319によって構成され
た回路によって積分される。この様にして二重ループ構
造のシグマデルタ符合器が作られて、高レベルの信号対
雑音係数が得られる。Dラッチ322にはそのピン4に
抵抗341を通して+5Vの電圧が供給されている。O
A314の正転入力端子はキャパシタ333の第1の端
子と抵抗331の第1の端子に接続されている。このキ
ャパシタ333の第2の端子は接地されている。又、こ
の抵抗331の第2の端子はNORゲート321の出力
端子に接続されている。同じく、OA320の正転入力
端子はキャパシタ334の第1の端子と抵抗332の第
1の端子に接続されている。このキャパシタ334の第
2の端子は接地されている。この抵抗332の第2の端
子はNORゲートの出力端子に接続されている。このN
ORゲートは、Dラッチ322の立ち上がり時間と立ち
下がり時間の不一致が主原因でシグマデルタコードに影
響するDC成分の補償を与える。
【0015】2除算(divide-by-two)回路160が出
力するシグマデルタクロックはインバータとして使われ
ているNORゲート302の2つの入力端子に入力され
る。このシグマデルタクロックは方形波であり、本発明
の実施例では2.048MHzのシグマデルタ周波数で
あった。NORゲート302には抵抗304の第1の端
子に、抵抗303の第1の端子に、そしてNORゲート
307の第1の入力端子にそれぞれ接続されている。こ
の抵抗303の第2の端子には電源が接続されている
(実施例では5ボルト)。抵抗304の第1の端子にキ
ャパシタ306の第1の端子が接続されている。このキ
ャパシタ306の第2の端子は接地されている。この抵
抗304の第2の端子はNORゲート305の2つの入
力端子と接続されている。この305の出力端子はNO
R307の第2入力端子に接続される。NORゲート3
07の出力端子は線308に所望のSCLKクロック
(シグマデルタクロック)を発生する。上記の特許出願
の実施例でも説明した様に、シグマデルタクロックの速
度で駆動されるNORゲート315と321の使用によ
って、シグマデルタクロックの周期ごとにDラッチの出
力端子に発生したシグマデルタコードがゼロ復帰する。
これにより、シグマデルタ変換器はしきい値素子の立ち
上がりと立ち下がり時間の非対称性の影響を受けない。
この結果、信号対雑音係数が非常に増加した。Dラッチ
322は出力線107に受信データビット列を出力す
る。
【0016】図4には本発明に従う結合インタフェース
のPSTNライン適応回路104が示されている。PS
TNライン適応回路104は次の機能、ラインの捕捉、
デケードパルス発生、そして電話線のAC並びにDC電
圧に対する適応を行う。この種の回路は、1990年1
2月5日出願の欧州特許出願90480204.8と9
0480203.0に記述されている。本発明の実施例
に於いて、オフフック(OFF-HOOK、応答)機能は、線1
12(記号F)と抵抗401を通してこの結合装置に接
続されたパーソナルシステムにより制御されるスタティ
ックリレー(static relay)または光リレー(opto-rel
ay)402により提供される。ダイヤルループ(DIAL L
OOP)機能は、ダイヤルループ線111(記号G)と抵
抗403を通ってパーソナルシステムによって制御され
る別のスタティックリレー404によって提供される。
ダイヤルパルス機能は、ダイヤルパルス線100(記号
H)と抵抗405を通してスタティックリレー406に
よって提供される。尚、リレー402、406、そして
404の代わりにアナログスイッチを使うことも出来
る。これは、先行のシステムにおいて電気的隔離を行う
ために部品402、404、そして406を使って行わ
れたが、本発明では電気的隔離を赤外線伝送によって行
なうためにリレーを必ずしも使う必要はなく、アナログ
スイッチの使用が可能である。従って、使用が易しく、
低価格のアナログスイッチを部品402、404、40
6に替えて使うことができる。
【0017】網のラインとのAC並びにDCのラインイ
ンピーダンスの適合はトムソン(THOMSON)社で
製造されたTEA 7868と呼ばれている特別のチッ
プ411を使って行われる。本発明の実施例において
は、このチップの電源は、双方向整流器(ブリッジ回
路)450を構成するために実装された4個のダイオー
ドにより電話線から直接に得ている。回路411のピン
1は該整流器450を通して正電圧を得ている。このピ
ン1はキャパシタ408を介して線114(記号D)に
接続されており、又ツェナーダイオード410の第1の
端子にも接続される。この410の第2の端子にはブリ
ッヂ回路(整流器450)から負電圧が供給される。ツ
ェナーダイオード410は電話線に発生することがある
過電圧を除去するために使用されている。この過電圧が
除去されないとチップ411を破壊することもある。チ
ップ411のピン3と4にはそれぞれに抵抗412と4
13を通してブリッジ回路450から負電圧が供給され
る。チップ411のピン8も該ブリッジ回路から負電圧
が供給される。このブリッジ回路450が供給する負電
圧はキャパシタ415によって接地とは減結合される。
キャパシタ414が該チップ411のピン2とピン8と
の間に接続され、抵抗409は該チップのピン1とピン
2の間に接続される。尚、トムソン社で製造されたTE
A 7868に等価な回路であれば、いずれの製品であ
れ、本発明に使用出来ることを注記する。
【0018】図5は、本発明のDAA内で必要な数種の
電圧を提供し、特にシグマデルタ符合器や赤外線送受信
器に電流を供給するための電源回路105の構造の可能
な例の1つをしめす。DCE又はパーソナルコンピュー
タと電話網の間の電気的隔離は赤外線伝送の方法によっ
て実現されるので、前記先行技術で行われたDCC変換
器による電気的隔離は本質的に全く必要ではなく、単純
で低価格の変換器が使える。
【0019】論理回路(例えば、Dラッチ332やNO
Rゲート等)で必要な+5V電圧はタイプ78L05の
レギュレータを使って+12Vから取り出される。勿
論、該電源回路105を個別部品をつかって作ることも
出来る。
【0020】本発明に従うDAAは図6の(a)と
(b)に例示した様に動作する。DCE又はパーソナル
コンピュータがPSTN網を通して通信を開始する前に
は、DAAはアイドル状態、即ちスリープモードにあ
り、呼出検出機能を持った回路等の数少ない回路だけが
電源供給されて活性化されている。この数少ない回路の
みの活性化についてはポータブルコンピュータ等で行わ
れているものと同じで良く知られた回路によって実現さ
れるので、これ以上の記述は行わない。上記のアイドル
モードは図6(a)のフェーズAに相当する。このフェ
ーズでは回路180の出力は一定周期(一定時間)以上
の間高レベルに置かれる。いいかえれば、並直列/直並
列変換器と制御回路150は、その入力端子182に一
定周期以上高レベルにあればDAAがアイドル状態にあ
るべきと考える。DCE又はパーソナルコンピュータが
PSTNを通して呼出しを始める場合を考えると、該D
CEは赤外線信号を赤外線端子181に送信し、この赤
外線端子で検出された信号は180の受信復調回路にお
くられる。この結果、該回路180の出力端子が低レベ
ルとなり、このレベルを並直列/直並列変換回路と制御
回路150が検出して、DAAの全回路が活性化される
(電源が入る)。このDAA全体の活性化は図6(a)
のフェーズBの始まりに相当する。フェーズBは一定時
間の初期化周期を有する。この初期化周期では、DCE
又はパーソナルコンピュータはクロック信号として赤外
線信号を送る。このクロック信号はシグマデルタクロッ
クとして線108に発生するものである。DAA内の電
源電圧のレベルと同様にこのクロック信号によってPL
L回路170の動作が確立される。本発明の実施例では
この初期化周期は数分の1ミリ秒である。
【0021】上記初期化後にDCE又はパーソナルコン
ピュータは制御文字を反復して赤外線伝送する。本発明
の実施例ではこの制御文字は8ビットの調歩式文字であ
る。この調歩式文字のフォーマットは図6(b)に示さ
れており、以下の通りである: ビット 1:START(スタート) ビット 2:DIAL LOOP(ダイヤルループ)、
このビットはダイアルループの状態を示す。 ビット 3:OFF_HOOK(オフフック)、このビ
ットはOFF_HOOK線の状態を示す。 ビット 4:DIAL_PULSE(ダイヤルパル
ス)、このビットはDIAL_PULSE線100の状
態に一致する。 ビット 5:COUNTRY_CODE_SHIFT
(カントリコードシフト) ビット 6:LOOP 1(ループ 1) ビット 7:RING_INDICATE(リングイン
ジケート)、RING_INDICATE(リングイン
ジケート)線152の状態を示す。 ビット 8:PARITY(パリテイ) 上記制御文字はDCEとDAAの間で双方向に交換され
ることを注記する。従ってビット2、3、4、6はDC
EのパーソナルコンピュータがDAAを制御するために
使用され、逆にビット5、7は並直列/直並列変換回路
と制御回路150がいくつかの情報をDCEに伝送する
ために使用される。
【0022】上記フレームの2つの重要なビットの説明
を行う。カントリコードシフト ビット5はDCE又は
パーソナルコンピュータがPSTNの性質を識別するた
めに電源入力直後に使用される。尚、上記特許出願でも
示されているが、このPSTNを通して電話通信が行わ
れる。このPSTNの特性の転送は並直列/直並列変換
回路と制御回路150がカントリコード文字の各ビット
をバス151に連続的に送って、電源の入っているDC
Eに伝送する。しかし、本発明の実施例では、上記PS
TNの識別の処理が終わった後はこのカントリコードシ
フトのビットは全く使用しない。
【0023】上記ループ・ビット6はDCE又はパーソ
ナルコンピュータがDAAに指令するために使用され、
この指令によりこの分野でよく知られたDAA内部の送
受信ループを行う。この内部のループはDAA構成部品
の試験や特に赤外線伝送の検査を行うことができる。
尚、2ループ以上のループが実行されるものであること
を注記する。
【0024】DCE又はパーソナルコンピュータによっ
て反復して転送される制御文字は制御回路150によっ
て解読され、線100、111、112に対応する制御
信号が発生する。通信が確立すると考えられる時から、
DCEは先ず、オフフックビットを論理1にした情報を
有する制御文字を伝送する。これに対応して制御回路1
50はこの情報を解読して線112のオフフック信号を
高レベルにすると、PSTNライン適応回路104が網
のラインを捕捉することになる。次に、回路104によ
ってダイヤル信号のデケードパルスがダイヤルループ・
ビットとダイヤルパルス・ビットの組み合わせを用いて
作られる。このダイヤル信号の生成は従来からの方法と
同じであり、ここでは説明はされない。
【0025】ダイヤル信号生成処理が終了すると、DC
E又はパーソナルコンピュータはフェーズBを終える。
このフェーズBの終了はDCE又はパーソナルコンピュ
ータが連続的に論理0を256以上送信することによっ
て制御回路150がこれを検出し、フェーズBの終了と
なる。このフェーズBの終了の時点からDCEとDDA
の双方はフェーズCに入り、いわゆるデータ転送フェー
ズとなる。フェーズCでは2つの端末装置の間でPST
Nに接続の直接アクセス装置を通してデータ交換が行わ
れる。
【0026】通信装置の1つがフェーズCの通信を終了
したい時は本発明の実施例では該通信装置は256以上
連続して論理1を送信し、この通信装置(DCE)に対
応するDAA内では制御回路150がこの論理1を検出
する。次に制御回路150はオフフック線112を非活
性にし、その結果網のラインの解放となり、処理状態
(プロセス)がフェーズAのアイドル状態になる。
【0027】本発明の好ましい実施では、並直列/直並
列変換器と制御回路150にはマイクロプロセッサを組
込むのが好都合であることを注記する。又、DCEと対
応するDAAとの間の電気的隔離や通信は赤外線を使っ
て行われることも注記する。しかし、いかなる等価な通
信も簡単な方法で具体化することもできることは明かで
ある。例えば、赤外線発光ダイオード181(190)
とそれに対応する受信復調器回路180(送信変調器回
路190)は都合良く等価な無線受信機と無線送信機
(AMまたはFM)で置き換えることができる。最後
に、必要ならば、シグマデルタ変換は、例えばデルタ符
合器によって与えられる様な単一の1ビット変換で置き
換えることもできる。
【0028】まとめとして、本発明の構成に関して以下
の事項を開示する。
【0029】(1)データ回線終端装置(DCE)又は
コンピュータを、公衆交換回線網(PSTN)と接続
し、前記DCE又は前記コンピュータと前記公衆交換回
線網の間の無線通信を高度な電気的隔離を保証しながら
提供するための結合装置即ち直接アクセス装置であっ
て、前記回線網の電話線に送受信されるアナログ信号を
シグマデルタコードパルスのビット列に変換するシグマ
デルタ変換器(103)と、前記コンピュータ又は前記
DCEと前記シグマデルタパルスのビット列による無線
デジタル通信を行う赤外線送信手段(190、180)
及び赤外線受信手段(180、181)と、前記シグマ
デルタコードパルス列による通信の前に、排他的に、通
信に必要な捕捉処理や呼出処理を行うための情報ビット
要素を含む少なくとも1つの制御文字を前記コンピュー
タから受信して処理する、前記赤外線送受信器に接続さ
れた制御手段(150)とを含む、公衆交換回線電話網
との通信のための結合装置。 (2)前記制御手段(500)が、前記コンピュータ又
は前記結合装置の電源投入後の初期フェーズ中で、前記
シグマデルタパルス列による実際の通信の前に、排他的
に、前記結合装置が接続されている前記PSTNを識別
する特性を示すカントリコード特性であって、通信に使
用される回線の固有の性質を前記DCE又は前記コンピ
ュータが知ることができるカントリコード特性を含む制
御文字を少なくとも1つ、前記コンピュータに転送する
ための手段を含む(1)に記載の結合装置。 (3)前記コンピュータの制御のもとに呼出処理を行う
ための前記コンピュータから前記結合装置に送られる前
記制御文字が、オフフック、ダイアルパルス、ダイアル
ループの状態を示す各ビットを含む、(1)または
(2)に記載の結合装置。 (4)前記シグマデルタ変換器が二重ループシグマデル
タ符合器である、(3)に記載の結合装置。 (5)前記シグマデルタ変換器が、出力及びフィードバ
ック信号を発生するしきい値装置(322)と、前記ア
ナログ入力信号を受信するとともに前記出力及びフィー
ドバック信号を少なくとも1つのフィードバックループ
で受信するフィルタ(314、320)と、前記少なく
とも1つのフィードバックループ中に置かれ、シグマデ
ルタクロック(308)の周期毎に前記しきい値装置が
発生するシグマデルタコードの所定の論理状態への復帰
を実行して、前記シグマデルタ変換器がしきい値装置の
立ち上がり時間と立ち下がり時間の非対称性に影響され
なくするための信号処理手段(315、321)とを含
む(2)または(3)に記載の結合装置。 (6)前記回線網電話線から入力する前記アナログ入力
信号と第1のフィードバックループに発生する第1のフ
ィードバック信号を受信する第1の積分器(314、3
13、311、312)と、前記第1の積分器のアナロ
グ出力信号と第2のフィードバックループに発生する第
2のフィードバック信号を受信し、前記しきい値装置と
自身の出力端子が接続された第2の積分器(320、3
17、318、319)と、前記第1のフィードバック
ループを通って前記第1の積分器に転送される前記フィ
ードバック信号のゼロ復帰を実行するための第1の手段
(315、308)と、前記第2フィードバックループ
を通って前記第2の積分器に転送される前記フィードバ
ック信号のゼロ復帰を実行するための第2の手段(32
1、308)とを含む(2)又は(3)に記載の結合装
置。 (7)前記第1と第2のフィードバックループを通った
フィードバック信号のゼロ復帰を実行するための前記第
1と第2の手段は前記しきい値装置に接続され、前記シ
グマ・デルタクロックも受信するNORゲート(31
5、321)を含む、(6)に記載の結合装置。 (8)前記シグマデルタ変換器が、前記DCE又はコン
ピュータが出力したクロック信号を基に前記結合装置で
作成されたシグマデルタクロック(308)のクロック
入力により第1の出力端子にシグマデルタコードを出力
し、第2の出力端子に反転したシグマデルタコードを出
力するラッチ手段(322)と、電話線から入力して変
換を受けるアナログ信号と、第1入力端子が前記シグマ
デルタクロックに、第2入力端子が前記ラッチの前記第
1の出力端子に接続された第1のNORゲート(31
5)が出力する第1のフィードバック信号とを受信する
第1の信号処理手段(314、311、312、31
3)と、前記第1の信号処理手段の出力信号と、第1入
力端子が前記クロックに、第2入力端子が前記ラッチ
(322)の前記第2の出力端子に接続された第2のN
ORゲートが発生する第2のフィードバック信号とを受
信する第2の信号処理手段(320、317、318、
319)とを含む(2)又は(3)に記載の結合装置。 (9)前記DCE又は前記コンピュータとの通信が前記
赤外線通信以外の無線通信である、前記いずれか1つに
記載の装置。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように本発明の結合装置、
即ち直接アクセス装置(DAA)は赤外線通信手段の導
入によって、従来問題であったDCEあるいはコンピュ
ータとDAAの相互間の電気的擾乱をなくすことができ
た。さらにPLL回路で正確に同期クロックを再生し、
このクロック信号を使って送受信データの正確性を、シ
グマデルタ変換器とハイブリッド回路と併せて使って期
している。これは信号対雑音比の増大をもたらした。さ
らに、本発明のPSTNライン適応回路はトランスを必
要とせず、従ってDAAと電話網とのインピーダンス・
マッチングが向上した。即ち、これも信号対雑音比の向
上をもたらした。また、本発明のDAAは小さな箱型に
できるもので、しかも回線側に差し込むものであり、D
CE又はコンピュータはケーブル無しでこのDAAを通
して回線と通信ができるため、柔軟性に富む。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の結合装置、即ち直接アクセス装置の概
要図である。
【図2】本発明の結合インタフェースのハイブリッド回
路である。
【図3】本発明の結合インタフェースで使用されている
シグマ・デルタ変換器である。
【図4】結合インタフェースのPSTNライン適応回路
である。
【図5】結合インタフェースの電源回路である。
【図6】(a)は線182と183に出入りする送受信デ
ータビット列の流出入の様子である。(b)は本発明の実
施例において、DAAとパーソナルコンピュータとの間
で送受信される制御信号のフォーマットである。
【符合の説明】
100 ダイアルパルス線 102 ハイブリッド回路 103 シグマデルタ変換器 104 PSTNライン適応回路 105 DC/DCコンバータ 107 受信データ線 108 シグマデルタクロック線 111 ダイアルループ線 112 オフフック線 113 送信データ線 150 並直列/直並列変換器と制御回路 151 カントリコードのバス 160 2除算回路 170 フェーズロックドループ(PLL)回路 180 受信復調回路 181 赤外線受信発光ダイオードピン 190 送信変調回路 191 赤外線送信発光ダイオードピン 308 シグマデルタクロック
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 レミ・ボーティエ フランス06200、ニース、アベニュー・ ド・ラ・ランテルヌ 139

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】データ回線終端装置(DCE)又はコンピ
    ュータを、公衆交換回線網(PSTN)と接続し、前記
    DCE又は前記コンピュータと前記公衆交換回線網の間
    の無線通信を高度な電気的隔離を保証しながら提供する
    ための結合装置即ち直接アクセス装置であって、 前記回線網の電話線に送受信されるアナログ信号をシグ
    マデルタコードパルスのビット列に変換するシグマデル
    タ変換器(103)と、 前記コンピュータ又は前記DCEと前記シグマデルタパ
    ルスのビット列による無線デジタル通信を行う赤外線送
    信手段(190、180)及び赤外線受信手段(18
    0、181)と、 前記シグマデルタコードパルス列による通信の前に、排
    他的に、通信に必要な捕捉処理や呼出処理を行うための
    情報ビット要素を含む少なくとも1つの制御文字を前記
    コンピュータから受信して処理する、前記赤外線送受信
    器に接続された制御手段(150)とを含む、 公衆交換回線電話網との通信のための結合装置。
  2. 【請求項2】前記制御手段(500)が、前記コンピュ
    ータ又は前記結合装置の電源投入後の初期フェーズ中
    で、前記シグマデルタパルス列による実際の通信の前
    に、排他的に、前記結合装置が接続されている前記PS
    TNを識別する特性を示すカントリコード特性であっ
    て、通信に使用される回線の固有の性質を前記DCE又
    は前記コンピュータが知ることができるカントリコード
    特性を含む制御文字を少なくとも1つ、前記コンピュー
    タに転送するための手段を含む請求項1に記載の結合装
    置。
  3. 【請求項3】前記コンピュータの制御のもとに呼出処理
    を行うための前記コンピュータから前記結合装置に送ら
    れる前記制御文字が、オフフック、ダイアルパルス、ダ
    イアルループの状態を示す各ビットを含む、 請求項1または請求項2に記載の結合装置。
  4. 【請求項4】前記シグマデルタ変換器が二重ループシグ
    マデルタ符合器である、請求項3に記載の結合装置。
  5. 【請求項5】前記シグマデルタ変換器が、 出力及びフィードバック信号を発生するしきい値装置
    (322)と、 前記アナログ入力信号を受信するとともに前記出力及び
    フィードバック信号を少なくとも1つのフィードバック
    ループで受信するフィルタ(314、320)と、 前記少なくとも1つのフィードバックループ中に置か
    れ、シグマデルタクロック(308)の周期毎に前記し
    きい値装置が発生するシグマデルタコードの所定の論理
    状態への復帰を実行して、前記シグマデルタ変換器がし
    きい値装置の立ち上がり時間と立ち下がり時間の非対称
    性に影響されなくするための信号処理手段(315、3
    21)とを含む請求項2または請求項3に記載の結合装
    置。
  6. 【請求項6】前記回線網電話線から入力する前記アナロ
    グ入力信号と第1のフィードバックループに発生する第
    1のフィードバック信号を受信する第1の積分器(31
    4、313、311、312)と、 前記第1の積分器のアナログ出力信号と第2のフィード
    バックループに発生する第2のフィードバック信号を受
    信し、前記しきい値装置と自身の出力端子が接続された
    第2の積分器(320、317、318、319)と、 前記第1のフィードバックループを通って前記第1の積
    分器に転送される前記フィードバック信号のゼロ復帰を
    実行するための第1の手段(315、308)と、 前記第2フィードバックループを通って前記第2の積分
    器に転送される前記フィードバック信号のゼロ復帰を実
    行するための第2の手段(321、308)とを含む請
    求項2又は3に記載の結合装置。
  7. 【請求項7】前記第1と第2のフィードバックループを
    通ったフィードバック信号のゼロ復帰を実行するための
    前記第1と第2の手段は前記しきい値装置に接続され、
    前記シグマ・デルタクロックも受信するNORゲート
    (315、321)を含む、請求項6に記載の結合装
    置。
  8. 【請求項8】前記シグマデルタ変換器が、 前記DCE又はコンピュータが出力したクロック信号を
    基に前記結合装置で作成されたシグマデルタクロック
    (308)のクロック入力により第1の出力端子にシグ
    マデルタコードを出力し、第2の出力端子に反転したシ
    グマデルタコードを出力するラッチ手段(322)と、 電話線から入力して変換を受けるアナログ信号と、第1
    入力端子が前記シグマデルタクロックに、第2入力端子
    が前記ラッチの前記第1の出力端子に接続された第1の
    NORゲート(315)が出力する第1のフィードバッ
    ク信号とを受信する第1の信号処理手段(314、31
    1、312、313)と、 前記第1の信号処理手段の出力信号と、第1入力端子が
    前記クロックに、第2入力端子が前記ラッチ(322)
    の前記第2の出力端子に接続された第2のNORゲート
    が発生する第2のフィードバック信号とを受信する第2
    の信号処理手段(320、317、318、319)と
    を含む請求項2又は3に記載の結合装置。
  9. 【請求項9】前記DCE又は前記コンピュータとの通信
    が前記赤外線通信以外の無線通信である、前記請求項の
    いずれか1つに記載の装置。
JP29616794A 1993-12-15 1994-11-30 公衆交換回線電話網との通信のための結合装置 Pending JPH07203055A (ja)

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EP93480227A EP0661862A1 (en) 1993-12-15 1993-12-15 Coupling device for allowing the communication between a DCE or computer to a PSTN telephone network including infra-red transmitter and receiver and sigma-delta coder
US93480227.3 1993-12-15

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