JPH07202464A - 電子機器装置並びに電子機器装置用冷却方法及びファン装置 - Google Patents

電子機器装置並びに電子機器装置用冷却方法及びファン装置

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JPH07202464A
JPH07202464A JP5351056A JP35105693A JPH07202464A JP H07202464 A JPH07202464 A JP H07202464A JP 5351056 A JP5351056 A JP 5351056A JP 35105693 A JP35105693 A JP 35105693A JP H07202464 A JPH07202464 A JP H07202464A
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JP
Japan
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housing
cooled
air flow
electronic device
duct
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JP5351056A
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English (en)
Inventor
Norihiro Koike
憲浩 小池
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F1/00Details not covered by groups G06F3/00 - G06F13/00 and G06F21/00
    • G06F1/16Constructional details or arrangements
    • G06F1/20Cooling means
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K7/00Constructional details common to different types of electric apparatus
    • H05K7/20Modifications to facilitate cooling, ventilating, or heating
    • H05K7/20536Modifications to facilitate cooling, ventilating, or heating for racks or cabinets of standardised dimensions, e.g. electronic racks for aircraft or telecommunication equipment
    • H05K7/20554Forced ventilation of a gaseous coolant
    • H05K7/20572Forced ventilation of a gaseous coolant within cabinets for removing heat from sub-racks, e.g. plenum

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Abstract

(57)【要約】 【目的】冷却の効率化、実装の密度化、省スペース性、
低騒音性等の諸特性を満たすことが可能な電子機器装置
を提供することを目的とする。 【構成】筐体10の面のうち少なくとも一面にカバー1
7を配設し、複数の被冷却要素11を筐体10内の一面
に臨んで筐体10内に階層配置し、横行ダクト18を筐
体10内の下部に設け、縦行ダクト20を複数の被冷却
要素11とカバー17との間に設け、縦行ダクト20内
及び筐体10内に、案内部材23,24を配置してい
る。案内部材23,24は、複数の被冷却要素11夫々
に吸気される空気流及び複数の被冷却要素11夫々から
排気される空気流を所定の通流経路に案内する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンピュータシステム
のCPUキャビネットの如き電子機器装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の電子機器装置に収納される被冷
却対象の一つに、機器モジュールがある。ここで言う機
器モジュールとは、ファンを取付けたシャーシ内に、電
源回路部、入出力回路部、メモリー部の如き機器を収納
したものであると考えることができる。なお、上述した
機器モジュールの他に電子機器装置に収納され且つ被冷
却対象のものとしては、基板モジュールが良く知られて
いる。この基板モジュールは、マザーボードを中心に多
数の配線基板が組合されたものであると考えることがで
きる。
【0003】従来、この種の電子機器装置では、機器モ
ジュールを階層配置(縦積み)することにより、冷却特
性の確保と共に実装密度の向上がなされている。この場
合、筐体の正面を閉塞している正面カバーの略全面に吸
気口が形成され、また背面を閉塞している背面カバーの
上部には排気口が形成される。
【0004】そして、冷却特性を犠牲にしないで、更に
実装密度の向上を図るためには、筐体内に、正面側のみ
ならず背面側にも、複数の機器モジュールを階層配置し
ている。この場合、筐体の正面を閉塞している正面カバ
ーの略全面に吸気口が形成され、また背面を閉塞してい
る背面カバーの略全面にも吸気口が形成される。
【0005】このような構成の電子機器装置では、正面
側及び背面側の機器モジュール夫々は空気流によって空
気冷却される。
【0006】しかし、このような構成では、高密度の実
装が達成され得るが、設置スペースを有効利用する観点
や効果的な冷却を実現する観点等においては問題があ
る。すなわち、電子機器装置を部屋に設置する場合は、
吸気口からの排出される空気流の流量及び流速等に見合
った離間距離(背面と壁との距離)を確保する必要があ
る。そして、電子機器装置を部屋に設置する場合は、電
子機器装置の正面側だけで無く背面側の大部分が、機器
モジュール夫々の吸気口となっているので、離間距離と
しては、正面側にのみ機器モジュールを配置した電子機
器装置の場合より大きな距離を必要とする。従って、部
屋の設置スペースは有効利用されない、という問題点が
あった。
【0007】また、正面側及び背面側に機器モジュール
を配置した電子機器装置においては、その背面側を、吸
気空間及び排気空間として兼用することになるため、筐
体内から排気された空気流の一部が、筐体内に吸気され
てしまい、冷却用の空気流を温暖化させてしまうことが
ある。このため、効果的な冷却を阻害する虞があった。
さらに、正面側及び背面側に機器モジュールを配置し
た電子機器装置においては、正面側のみならず背面側を
も、その大部分が吸気口として開口させる構造であるた
め、採用するデザインに大きな制限が課せられているこ
とになる。
【0008】以上述べた電子機器装置は、被冷却対象と
して複数の機器モジュールを階層配置した構成のもので
あるが、機器モジュールの上に基板モジュールを配置し
た構成の電子機器装置においても、冷却特性を犠牲にし
ないで、更に実装密度の向上を図るためには、筐体内
に、正面側のみならず背面側にも、複数の機器モジュー
ルを階層配置し、正面側及び背面側の機器モジュールの
上に、基板モジュールを夫々配置する構成が採られる。
【0009】このような正面側及び背面側の階層配置し
た機器モジュールの上に基板モジュールを配置した構成
の電子機器装置においても、必要とする冷却容量は、略
2倍となるからには、筐体内を通流した空気流を外部に
排気するためのファンは、2倍の容量を持つものを使用
しなければならなくなる。このため、フアン回転に伴う
騒音や、空気の流れ及び吸排気音等の騒音が大きくな
り、実用性の点で問題があった。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】以上のような構成を持
つ従来の電子機器装置においては、この種の電子機器装
置に求められる効果的な冷却を損うこと無く高密度実装
を達成しようとすると、省スペース性やデザイン性等が
損なわれることになる。
【0011】また、効果的な冷却を損うこと無く高密度
実装を達成しようとすると、騒音が大きくなる等の問題
がある。
【0012】そこで本発明の目的は、冷却の効率化、実
装の密度化、省スペース性、低騒音性等の諸特性を満た
すことが可能な電子機器装置を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に請求項1に係る発明は、筐体と、この筐体の一面に臨
んで前記筐体内に階層配置される複数の被冷却要素と、
前記筐体の面のうち少なくとも前記一面に配設してなる
カバーと、前記筐体内の下部に設けられ空気流を筐体外
から導入するための横行ダクトと、 前記複数の被冷却
要素と前記カバーとの間に設けられ前記横行ダクトに導
入された前記空気流を前記複数の被冷却要素夫々に導入
するための縦行ダクトと、前記縦行ダクトと前記筐体内
とに配置してなるものであって、前記複数の被冷却要素
夫々に吸気される空気流及び前記複数の被冷却要素夫々
から排気される空気流を所定の通流経路に案内するため
の案内部材とを具備する電子機器装置、である。
【0014】上記課題を解決するために請求項2に係る
発明は、請求項1に係る発明において、前記カバーは、
前記筐体の一面に配設してなる一面カバーと、前記筐体
の他面に配設してなる他面カバーとを少なくとも具備
し、前記複数の被冷却要素は、前記筐体の前記一面に臨
んで前記筐体内に階層配置される一面側被冷却要素部
と、前記筐体の前記他面に臨んで前記筐体内に階層配置
される他面側被冷却要素部とを少なくとも具備する。
【0015】上記課題を解決するために請求項3に係る
発明は、請求項2に係る発明において、前記縦行ダクト
は、前記横行ダクトに導入された前記空気流を前記一面
側被冷却要素部に導入するものであって前記一面側被冷
却要素部と前記一面カバーとの間に設けられる一面側縦
行ダクトと、前記横行ダクトに導入された前記空気流を
前記他面側被冷却要素部に導入するものであって前記他
面側被冷却要素部と前記他面カバーとの間に設けられる
他面側縦行ダクトとを少なくとも具備する。
【0016】上記課題を解決するために請求項4に係る
発明は、請求項3に係る発明において、前記案内部材
は、前記一面側縦行ダクト及び前記他面側縦行ダクトか
らの空気流を前記一面側被冷却要素部を構成する前記複
数の被冷却要素夫々及び前記他面側被冷却要素部を構成
する前記複数の被冷却要素夫々に配向させるものであっ
て前記一面側縦行ダクト及び前記他面側縦行ダクトに配
置される配向部材と、前記一面側被冷却要素部を構成す
る前記複数の被冷却要素夫々から排気される空気流と前
記他面側被冷却要素部を構成する前記複数の被冷却要素
夫々から排気される空気流とを仕切るものであって、前
記一面側被冷却要素部と前記他面側被冷却要素部との間
に配置される仕切り部材とを少なくとも具備する。
【0017】上記課題を解決するために請求項5に係る
発明は、筐体と、前記筐体内の下部にあって当該筐体の
一面に臨んで階層配置された複数の機器モジュールから
なる一面側機器モジュール部と、前記筐体内の下部にあ
って当該筐体の他面に臨んで階層配置された複数の機器
モジュールからなる他面側機器モジュール部と、前記筐
体内にあって前記一面側機器モジュール部及び前記他面
側機器モジュール部の上部を閉塞するべくして並列配置
された複数の基板モジュールからなる基板モジュール部
と、前記筐体の下部に対応する部位に前記一面側機器モ
ジュール部に与える空気流を前記筐体の外部から導入す
るための吸気口が形成されてなるものであって、前記筐
体の前記一面に配設される一面カバーと、前記筐体の下
部に対応する部位に前記他面側機器モジュール部に与え
る空気流を前記筐体の外部から導入するための吸気口が
形成され且つ前記筐体の上部に対応する部位に前記基板
モジュール部から出た空気流を前記筐体の下部に排出す
るための排気口が形成されてなるものであって、前記筐
体の他面に配設される他面カバーとを具備する電子機器
装置、である。
【0018】上記課題を解決するために請求項6に係る
発明は、請求項5に係る発明において、前記一面側機器
モジュール部を構成する前記複数の機器モジュール夫々
から排気される空気流と前記他面側機器モジュール部を
構成する前記複数の機器モジュール夫々から排気される
空気流とを仕切るものであって、前記一面側機器モジュ
ール部と前記他面側機器モジュール部との間に配置され
る仕切り部材を更に具備する。
【0019】上記課題を解決するために請求項7に係る
発明は、筐体と、この筐体内に配置される被冷却要素
と、前記筐体の下部に対応する部位に前記被冷却要素に
与える空気流を前記筐体の外部から導入するための吸気
口が形成されてなるものであって、前記筐体の一面に配
設される一面カバーと、前記筐体の上部に対応する部位
に前記被冷却要素から出た空気流を前記筐体の下部に排
出するための排気口が形成されてなるものであって、前
記筐体の他面に配設される他面カバーと、前記排気口近
傍に配置されるものであって、筒体の一開口部と他開口
部とに夫々ファンを設けてなる冷却機構と、を具備する
電子機器装置、である。
【0020】
【作用】請求項1に係る発明によれば、複数の被冷却要
素を筐体内に階層配置することにより高密度実装が実現
され、案内部材は、複数の被冷却要素夫々に吸気される
空気流及び複数の被冷却要素夫々から排気される空気流
を所定の通流経路に案内するので、吸気される空気流と
排気される空気流とがぶつかり合うことがなく、被冷却
要素毎に吸気動作と吸気動作とが的確に行われ、効果的
な冷却が実現される。また、カバーには複数の被冷却要
素夫々に対応して吸気口を設ける必要がないので、設置
に要するスペースは省かれたものとなる上に、一面側の
デザインを制限することがない。
【0021】請求項2に係る発明によれば、前述した請
求項1に係る発明による作用の他に次のような作用を奏
する。すなわち、筐体の一面側と他面側とに複数の被冷
却要素が階層配置されるので、一層の高密度実装が実現
される。
【0022】請求項3に係る発明によれば、前述した請
求項1,2に係る発明による作用の他に次のような作用
を奏する。すなわち、筐体の一面側と他面側とに複数の
被冷却要素が階層配置され且つ一面側縦行ダクト及び他
面側縦行ダクトが設けられることにより、より一層の効
果的な冷却が実現される。
【0023】請求項4に係る発明によれば、前述した請
求項1,2に係る発明による作用の他に次のような作用
を奏する。すなわち、案内部材として一面側縦行ダクト
及び他面側縦行ダクトに配向部材を設け、一面側被冷却
要素部と他面側被冷却要素部との間に仕切り部材を設け
ているので、一面側被冷却要素部及び他面側被冷却要素
部毎に空気流の吸入と排気とが互いにぶつかり合うこと
無くしてスムーズに行われ、より一層の効果的な冷却が
実現される。
【0024】請求項5に係る発明によれば、筐体内に、
一面側機器モジュール部と他面側機器モジュール部とを
設け、これらの上部を閉塞するべくして複数の基板モジ
ュールを並列配置しているので、ファンにより陰圧は、
並列配置した複数の基板モジュールの下部空間に効果的
に働き、これにより当該下部空間に存する一面側機器モ
ジュール部及び他面側機器モジュール部毎に吸気動作と
吸気動作とが的確に行われ、効果的な冷却が実現され
る。これに付随してファンの能力を最大限に発揮できる
ことから、小容量のファンを用いることができ、低騒音
化に寄与するものとなる。
【0025】請求項6に係る発明によれば、前述した請
求項5に係る発明による作用の他に次のような作用を奏
する。すなわち、一面側機器モジュール部と他面側機器
モジュール部との間に仕切り部材を設けているので、一
面側機器モジュール部及び他面側機器モジュール部毎に
空気流の吸入と排気とが互いにぶつかり合うこと無くし
てスムーズに行われ、より一層の効果的な冷却が実現さ
れる。
【0026】請求項7に係る発明によれば、排気口近傍
に配置される冷却機構は、2つのファンを用いているこ
とから冷却能力は高いものでる上に、筒体の一開口部と
他開口部とに夫々ファンを設けてなる構成であるから、
ファン同士が一定の距離、好ましくはファンの直径以上
の距離だけ離れているので、ファン夫々が発生する騒音
同志が干渉しにくくなり、唸り音の発生を防止すること
ができる。
【0027】
【実施例】以下、本発明に係る電子機器装置の好適な実
施例を図面を参照して説明する。先ず、被冷却対象とし
て機器モジュールを収納する本発明に係る電子機器装置
の好適実施例について図1〜図7を参照して説明する。
すなわち、一般には6面骨組体である筐体10内には、
その正面に臨んで複数の機器モジュール11が階層配置
され(以下、「正面側機器モジュール11A」と言
う。)、その背面に臨んで複数の機器モジュール11が
階層配置している(以下、「背面側機器モジュール11
B」と言う。)。筐体10内の正面側機器モジュール1
1Aと背面側機器モジュール11Bとの間は、正面側機
器モジュール11A及び背面側機器モジュール11Bか
ら流出した空気流が集合する集合ダクト12として機能
する。
【0028】機器モジュール11夫々は、図2,図3に
示すように構成されている。すなわち、機器モジュール
11は、ファン13aを取付けたシャーシ13内に、電
源回路部、入出力回路部、メモリー部の如き機器14を
収納したものであると考えることができる。このような
構成の機器モジュール11では、シャーシ13の正面の
下部に設けた吸入口13bから導入された空気流15
は、機器14を通り、ファン13aによりシャーシ13
の背面の上部からシャーシ13の外に排気され、機器1
4を空気流15により空気冷却することができる。
【0029】なお、上述した機器モジュール11の他に
電子機器装置に収納され且つ被冷却対象のものとして
は、後述し且つ図10及び図11に示す基板モジュール
が良く知られている。この基板モジュールは、マザーボ
ードを中心に多数の配線基板が組合されたものであると
考えることができる。
【0030】また、図1及び図4に示すように、筐体1
0の正面は、正面カバー16により閉塞されている。正
面カバー16の略全面には吸気口16aが形成されてい
る。また、筐体10の背面は、背面カバー17により閉
塞されている。この背面カバー17の上部には排気口1
7aが形成されている。
【0031】さらに、筐体10内の下部には空気流を筐
体10の外から導入するための下部横行ダクト18が設
けられている。筐体10内の上部には空気流を筐体10
の外へ排出するための上部横行ダクト19が設けられて
いる。背面側機器モジュール11Bと背面カバー17と
の間には、下部横行ダクト18に導入された空気流を背
面側機器モジュール11Bの機器モジュール11夫々に
導入するための背面側縦行ダクト20が設けられてい
る。下部横行ダクト18には、下部横行ダクト18に導
入された空気流を背面側縦行ダクト20に導入するため
の下部ファン21が設けられている。上部横行ダクト1
9には、上部横行ダクト19に集められた空気流を筐体
10の外部に排出するための上部ファン22が設けられ
ている。
【0032】ここで、本実施例の電子機器装置は、最も
特徴的な構成である案内部材を有する。この案内部材
は、正面側機器モジュール11A及び背面側機器モジュ
ール11Bを構成する機器モジュール11夫々に流入及
び流出する空気流を所定の通流経路に案内するためのも
のである。この案内部材は、配向板23、仕切り板2
4、ガイド板25及び封止板26である。
【0033】配向板23は、その長手方向を背面側縦行
ダクト20の伸長方向に直交する方向に沿うように、背
面側機器モジュール11Bの機器モジュール11間の背
面側縦行ダクト20に配置される。この配向板23は複
数(図示では3つ)有る。
【0034】仕切板24は、その長手方向を集合ダクト
12の身長方向(排気方向)に沿うように集合ダクト1
2内に設けられている。この仕切り板24は複数(図示
では4つ)有り、正面側機器モジュール11A及び背面
側機器モジュール11Bの各層毎に機器モジュール11
相互間の集合ダクト12に配置される。
【0035】ガイド板25は、下部横行ダクト18と下
部背面側縦行ダクト20との連結部に傾斜して配置され
ている。
【0036】封止板26は、排気口17aと背面側縦行
ダクト20とが連通しないように、排気口17aに対
し、下部背面側縦行ダクト20を封止するように配置さ
れている。
【0037】以上のように構成された第1実施例の電子
機器装置によれば次のように作用する。すなわち、正面
カバー16の吸気口16aから導入された空気流15
は、正面側機器モジュール11Aの機器モジュール11
夫々を通り、また背面カバー17の吸気口17aから導
入された空気流15は背面側機器モジュール11Bの機
器モジュール11夫々を通る。そして、正面側及び背面
側の機器モジュール11夫々を出た空気流15は、機器
モジュール11の階層毎に設けた仕切り板24の作用に
より、筐体10の中央部にてぶつかり合うこと無く、背
面カバー17の近傍にて合流27が形成され、この合流
27は、上部ファン22の陰圧によって排気口17aの
上部から筐体10の外に排気される。これにより、正面
側及び背面側の機器モジュール11夫々は空気流15に
よって空気冷却される。
【0038】上述したように、本実施例の電子機器装置
では、正面側及び背面側で機器モジュール11を階層配
置(縦積み)することにより、冷却特性の確保と共に高
い実装密度を達成している。
【0039】しかも、このような構成では、効果的な冷
却を実現しつつ高密度の実装が達成され得ると共に、設
置スペースを有効利用し且つデザインの自由度が高めら
れる。すなわち、本実施例の電子機器装置を部屋に設置
する場合、排気口17aからの排出される空気流21の
流量及び流速等に見合った離間距離(背面と壁との距
離)を確保するだけで足りる。
【0040】しかし、正面側だけで無く背面側の大部分
が機器モジュール夫々の吸気口となっている電子機器装
置の場合は、離間距離としては、本実施例の電子機器装
置の場合より大きな距離を必要とする。これに対し、本
実施例の電子機器装置の場合は、部屋の設置スペースは
有効利用されている利点がある。
【0041】また、正面側だけで無く背面側の大部分が
機器モジュール夫々の吸気口となっている電子機器装置
の場合は、その背面側を、吸気空間及び排気空間として
兼用することになるため、筐体10内から排気された空
気流の一部が、筐体内に吸気されてしまい、冷却用の空
気流を温暖化させてしまうことがある。このため、効果
的な冷却を阻害する虞がある。これに対し、本実施例の
電子機器装置の場合は、このような問題点は無く、効果
的な冷却が実現される。
【0042】さらに、正面側だけで無く背面側の大部分
が機器モジュール夫々の吸気口となっている電子機器装
置の場合は、正面側のみならず背面側をも、その大部分
が吸気口として開口させる構造であるため、採用するデ
ザインに大きな制限が課せられていることになるが、本
実施例の電子機器装置の場合は、このような問題点は無
く、所望のデザインにすることができる。
【0043】次に、図5を参照して本発明の第2実施例
の電子機器装置を説明する。図5に示すように、第2実
施例の電子機器装置は、第1実施例の電子機器装置にお
ける正面側にも、正面側機器モジュール11Aと正面カ
バー16´との間には、下部横行ダクト18に導入され
た空気流を正面側機器モジュール11Aの機器モジュー
ル11夫々に導入するための正面側縦行ダクト28が設
けられている。また、配向板23は、その長手方向を正
面側縦行ダクト28の伸長方向に直交する方向に沿うよ
うに、正面側機器モジュール11Aの機器モジュール1
1間の正面側縦行ダクト28に配置される。この配向板
23は複数(図示では3つ)有る。
【0044】このように構成された第2実施例によれ
ば、背面側のみならず正面側についても、より一層に、
効果的な冷却を実現しつつ高密度の実装が達成され得る
と共に、設置スペースを有効利用し且つデザインの自由
度が高められる。
【0045】次に、図6を参照して本発明の第3実施例
の電子機器装置を説明する。図6に示すように、第3実
施例の電子機器装置は、第1,第2実施例の電子機器装
置における機器モジュール11のファン13a及び仕切
り板24を、空気流15が通流すべき方向に流れるよう
に変更を加えたものである。ここで、空気流15が通流
すべき方向としては、機器モジュール11の階層配置の
形態等により各種各様が考えられる。図示の例では、機
器モジュール11から排気された空気流15が集合ダク
ト12の上方に向かう方向である。このため、ファン1
3aは集合ダクト12の上方に空気流が吸排気するよう
に斜めに配置し、また本実施例の仕切り板24´は断面
菱形状に形成されている。
【0046】このように構成された第3実施例によれ
ば、筐体10内での空気流の適正な振分けを行うことが
可能となり、特に機器モジュール11から排気された空
気流相互のぶつかり合いを効果的に防止することができ
る。もちろん、第1,第2実施例の電子機器装置と同様
に、効果的な冷却が実現されつつ高密度の実装が達成さ
れ得ると共に、設置スペースを有効利用し且つデザイン
の自由度が高められる。
【0047】次に、図7を参照して本発明の第4実施例
の電子機器装置を説明する。図7に示すように、第4実
施例の電子機器装置は、第1,第2,第3実施例の電子
機器装置における筐体10の上面の封止構造を変更し、
また排気口17aと背面側縦行ダクト20との連結部の
構造を変更している。すなわち、筐体10の上面には、
メッシュ状カバー29を設け、封止板26を除去して排
気口17aと背面側縦行ダクト20とを連結させてい
る。
【0048】このように構成された第4実施例によれ
ば、上部ファン22により排気されるべき空気流の一部
を、筐体10の上面のメッシュ状カバー29を通して筐
体の外部に排出することができる。また、排気口17a
と背面側縦行ダクト20とを連結させたことにより上部
ファン22が必要とする排気能力を小さくすることがで
き、上部ファン22の運転騒音の低下が図られる。
【0049】次に、被冷却対象として機器モジュール及
び基板モジュールを収納する本発明に係る電子機器装置
の好適実施例について図8〜図14を参照して説明す
る。すなわち、図8に示す本発明の第5実施例の電子機
器装置においては、筐体30内に、その正面に臨んで複
数(図示では2つ)の機器モジュール31が階層配置さ
れ(以下、「正面側機器モジュール31A」と言
う。)、その背面に臨んで複数(図示では2つ)の機器
モジュール31が階層配置している(以下、「背面側機
器モジュール31B」と言う。)。筐体30内の正面側
機器モジュール31Aと背面側機器モジュール31Bと
の間は、正面側機器モジュール31A及び背面側機器モ
ジュール31Bから流出した空気流37が集合する集合
ダクト32として機能する。
【0050】また、正面側機器モジュール31A及び背
面側機器モジュール31Bの上部空間を塞ぐように基板
モジュール33が設けられている。この基板モジュール
33は、複数の単位モジュールを並設したものとして考
えることができ、マザーボードを中心に多数の配線基板
が組合されたものである。
【0051】さらに、筐体10内の上部には空気流37
を筐体10の外へ排出するための上部横行ダクト34が
設けられている。
【0052】またさらに、図9に示すように、筐体30
の正面に設けられる正面カバー35の下半分には吸気口
35aが形成され、筐体30の背面に設けられる背面カ
バー36の下半分にも吸気口36aが形成されると共に
上部には排気口36bが形成されている。
【0053】ここで、基板モジュール33について図1
0及び図11を参照して説明する。なお、機器モジュー
ル31は図2及び図3に示される機器モジュール11と
同様の構成のものである考えることができる。図10及
び図11に示すように、基板モジュール33は、基板部
33Aとファン部33Bとからなる。
【0054】基板部33Aは、メッシュ状の吸気口33
A1 が下面に形成されたフレーム33A2 に、マザーボ
ード33A3 が直角に設けられ、このマザーボード33
A3にはコネクタ33A4 が所定間隔を存して設けら
れ、コネクタ33A4 夫々には配線基板33A5 が挿抜
可能に設けられている。ファン部33Bは、メッシュ状
の吸気口33B1 が下面に形成されたフレーム33B2
に、多数のファン33B3 を配置したものもであり、当
該多数のファン33B3 はフレーム33B2 のメッシュ
状吸気口33B1 に配置されている。
【0055】このような構成の基板モジュール33によ
れば、基板部33Aのメッシュ状吸気口33A1 から導
入された空気流37は、配線基板33A5 間を通ってフ
レーム33A2 の上部に抜けるようになる。そして、フ
レーム33A2 の上部から出た空気流37は、ファン部
33Bのファン33B3 によりメッシュ状吸気口33B
1 を介して引込まれ、放出される。
【0056】そして、基板モジュール33のファン33
B3 により生み出される空気流37を引込む力は、基板
モジュール33の下部空間に対し陰圧として働く。従っ
て、基板モジュール33は、正面側機器モジュール31
A及び背面側機器モジュール31Bの上部空間を塞いで
いるから、この上部空間に集まる空気流37は、上記陰
圧によって余すこと無く基板モジュール33を通って上
部横行ダクト34を経て排気口36bから筐体30の外
部に排出される。
【0057】このように構成された本実施例の電子機器
装置では、正面カバー35の吸気口35a及び背面カバ
ー36の吸気口36aから導入された空気流37は、正
面側機器モジュール31A及び背面側機器モジュール3
1Bの各機器モジュール31夫々を通る。そして、機器
モジュール34夫々を通った空気流37は、集合ダクト
32で集合する。そして、この集合された空気流37
は、基板モジュール33を通り、上部横行ダクト34を
経て排気口36bから筐体30の外部に排出される。空
気流37は、機器モジュール31及び基板モジュール3
3を通過する際に、それらの内部に存する機器や配線基
板を空気冷却することができる。
【0058】本実施例では、筐体30の背面カバー36
の排気口36bに対応する部位にファンを設ける必要が
無くして、空気流37を機器モジュール31及び基板モ
ジュール33を効果的に通流させることができる。これ
は、基板モジュール33により下部空間を閉塞し、基板
モジュール33により生じる陰圧が、効果的に下部空間
に作用させていることに基づいている。
【0059】従来は、高密度実装のため、筐体内の正面
及び背面に機器モジュール31を配置した上に基板モジ
ュール33をも収容しているものの、基板モジュール3
3を構成する単位モジュールはその相互間に空間を介し
て並設した構成が採用されているので、空気流を機器モ
ジュール31及び基板モジュール33を通過させた上に
排気口36bから筐体30の外部に効果的に排出させる
ためには、背面カバー36の排気口36bに対応する部
位にファンを設ける必要があった。
【0060】本発明の実施例では、基板モジュール33
により下部空間を閉塞しているので、排気口36bに対
応する部位にファンを設けなくとも、基板モジュール3
3により生じる陰圧を効果的に下部空間に作用させて空
気流を吸い込み、その吐き出しの勢いにより空気流を筐
体30の外部に効果的に排出させることができる。
【0061】本実施例は、冷却特性を確保した上でファ
ンの取付けを不要とし、これによって構成の簡略化が図
られる利点の他に、次に述べるように低騒音化が図られ
るようになる。すなわち、運転騒音や排気騒音の源であ
るファンが、電子機器装置の表面であるカバー又はその
近傍に設けられていないので、このファンが無い分だけ
低騒音化が図られる。なお、本実施例では、当該ファン
の機能を基板モジュール33のファン31B3 で担って
おり、このファン31B3 も運転騒音や排気騒音の源で
あるが、運転騒音や排気騒音は小さいものである。何故
ならば、ファン31B3 の吹出しの向きと排気口36b
とが直交しており、ファン31B3 の騒音が外部に漏れ
にくくなっているからである。
【0062】次に、図12を参照して本発明の第6実施
例の電子機器装置を説明する。図12に示すように、第
6実施例の電子機器装置は、第5実施例の電子機器装置
における集合ダクト32に、正面側機器モジュール31
A及び背面側機器モジュール31Bを構成する機器モジ
ュール31夫々から流出する空気流を所定の通流経路に
案内し、空気流同士のぶつかり合いを防止するための仕
切板38を設けたものである。
【0063】このような構成の第6実施例の電子機器装
置によれば、第5実施例の作用の他に、機器モジュール
31夫々から流出する空気流同士のぶつかり合いを防止
して、空気流をスムーズに導くことができ、効果的な冷
却を実現することができる。
【0064】次に、図13を参照して本発明の第7実施
例の電子機器装置を説明する。図13に示すように、第
7実施例の電子機器装置は、第5,第6実施例の電子機
器装置における機器モジュール31のファン31a及び
仕切り板38を、空気流37が通流すべき方向に流れる
ように変更を加えたものである。ここで、空気流37が
通流すべき方向としては、機器モジュール31の階層配
置の形態等により各種各様が考えられる。図示の例で
は、機器モジュール31から排気された空気流37が集
合ダクト32の上方に向かう方向である。このため、フ
ァン31aは集合ダクト32の上方に空気流が吸排気す
るように斜めに配置し、また本実施例の仕切り板38´
は断面菱形状に形成されている。
【0065】このように構成された第7実施例によれ
ば、筐体30内での空気流の適正な振分けを行うことが
可能となり、特に機器モジュール31から排気された空
気流相互のぶつかり合いの効果的な防止が図られる。も
ちろん、第5,第6実施例の電子機器装置と同様に、低
騒音化が図られると共に効果的な冷却が実現されつつ高
密度の実装が達成され得る。
【0066】次に、図14を参照して本発明の第8実施
例の電子機器装置を説明する。図14に示すように、第
8実施例の電子機器装置は、第5,第6,第7実施例の
電子機器装置における筐体30の上面の封止構造を変更
し、また排気口36bと背面カバー36の裏空間との連
結部の構造を変更している。すなわち、筐体30の上面
には、メッシュ状カバー39を設け、排気口36bと背
面カバー36の裏空間との連結部に封止板40を設け、
排気口36bと背面カバー36の裏空間とが連通しない
ように構成している。また、筐体30における機器モジ
ュール31及び基板モジュール33が設けられていない
部分を初めとする要所々には、補強部材41が設けられ
ている。
【0067】このように構成された第8実施例によれ
ば、基板モジュール33のファン33B3 により排気さ
れる空気流を、筐体30の上面のメッシュ状カバー39
を通して筐体の外部に直接に排出することができる。ま
た、排気口36bと背面カバー36の裏空間とを連通さ
せたことによりファン33B3 が必要とする排気能力を
小さくすることができ、ファン33B3 の運転騒音の低
下が図られる。また、補強部材41により筐体30にお
ける機器モジュール31及び基板モジュール33が設け
られていない部分を補強することができる。
【0068】次に、図15〜図17を参照して本発明に
係る電子機器装置の第9,第10実施例を説明する。先
ず、図15及び図16に示す本発明の第9実施例の電子
機器装置を説明する。すなわち、本実施例の電子機器装
置においては、筐体42内に、機器モジュールや基板モ
ジュールを初めとする被冷却要素43を配置している。
筐体42の正面に配置される正面カバー44は、図示し
ない吸気口が形成されている。筐体42の背面に配置さ
れる背面カバー45の上部には排気口45bが形成され
ている。筐体42の排気口45bに対応する部位には、
冷却機構46が設けられている。この冷却機構46は、
図16に示すように、筒体を構成するケース46aの一
開口部側と他開口部側とにファン46b,46cを設け
た構成である。
【0069】以上のように構成された本実施例によれ
ば、次のように作用する。すなわち、排気口近傍に配置
される冷却機構46は、夫々3つのファン46b,46
cを用いていることから冷却能力は高いものでる上に、
筒体を構成するケース46aの一開口部と他開口部とに
夫々3つのファン46b,46cを設けてなる構成であ
るから、ファン同士が一定の距離、好ましくはファンの
直径以上の距離だけ離したものとすることにより、ファ
ン夫々が発生する騒音同志が干渉しにくくなり、唸り音
の発生を防止することができる。
【0070】次に、図17に示す本発明の第10実施例
の電子機器装置を説明する。すなわち、図17に示すよ
うに、第10実施例の電子機器装置は、図13に示した
第7実施例の電子機器装置における上部ファン22に代
えて、図15及び図16に示した冷却機構46を設けて
いる。
【0071】以上のように構成された本実施例によれ
ば、次のように作用する。すなわち、第9実施例と同様
に、排気口近傍に配置される冷却機構46は、夫々3つ
のファン46b,46cを用いていることから冷却能力
は高いものでる上に、筒体を構成するケース46aの一
開口部と他開口部とに夫々3つのファン46b,46c
を設けてなる構成であるから、ファン同士が一定の距
離、好ましくはファンの直径以上の距離だけ離したもの
とすることにより、ファン夫々が発生する騒音同志が干
渉しにくくなり、唸り音の発生を防止することができ
る。
【0072】また、第7実施例と同様に、筐体30内で
の空気流の適正な振分けを行うことが可能となり、特に
機器モジュール31から排気された空気流相互のぶつか
り合いの効果的な防止が図られる。もちろん、第5,第
6実施例の電子機器装置と同様に、低騒音化が図られる
と共に効果的な冷却が実現されつつ高密度の実装が達成
され得る。
【0073】上述した各実施例では、筐体の正面側と背
面側とにカバーを設けているものを説明しているが、両
側面にカバーを設けている電子機器装置であっても上述
した各実施例の発明は適用できることは言うまでもな
い。また、機器モジュールや基板モジュールは、被冷却
要素の典型例であって、他の発熱要素を含むものであ
る。
【0074】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1乃至3に
係る発明によれば、効果的な冷却を損うこと無く高密度
実装を達成しつつ、省スペース性やデザイン性等が損な
われない電子機器装置を提供することができる。
【0075】また、請求項4乃至6に係る発明によれ
ば、効果的な冷却を損うこと無く高密度実装を達成しつ
つ、低騒音を実現する電子機器装置を提供することがで
きる。
【0076】よって本発明によれば、冷却の効率化、実
装の密度化、省スペース性、低騒音性等の諸特性を満た
すことが可能な電子機器装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電子機器装置の第1実施例を側面
方向からみた概略断面図。
【図2】同実施例における機器モジュールの概略斜視
図。
【図3】同実施例における機器モジュールを側面方向か
らみた概略断面図。
【図4】同実施例を側面方向からみた分解斜視図。
【図5】本発明に係る電子機器装置の第2実施例を側面
方向からみた概略断面図。
【図6】本発明に係る電子機器装置の第3実施例を側面
方向からみた概略断面図。
【図7】本発明に係る電子機器装置の第4実施例を側面
方向からみた概略断面図。
【図8】本発明に係る電子機器装置の第5実施例を側面
方向からみた概略断面図。
【図9】同実施例を側面方向からみた分解斜視図。
【図10】同実施例における基板モジュールの概略斜視
図。
【図11】同実施例における基板モジュールの一部裁断
した概略斜視図。
【図12】本発明に係る電子機器装置の第6実施例を側
面方向からみた概略断面図。
【図13】本発明に係る電子機器装置の第7実施例を側
面方向からみた概略断面図。
【図14】本発明に係る電子機器装置の第8実施例を側
面方向からみた概略断面図。
【図15】本発明に係る電子機器装置の第9実施例を側
面方向からみた概略断面図。
【図16】同実施例におけるファン機構の概略斜視図。
【図17】本発明に係る電子機器装置の第10実施例を
側面方向からみた概略断面図。
【符号の説明】
10…筐体、11…機器モジュール、12…集合ダク
ト、16…正面カバー、17…背面カバー、18…下部
横行ダクト、19…上部横行ダクト、20…背面側縦行
ダクト、21…下部ファン、22…上部ファン、23…
配向板、24…仕切板、25…ガイド板、26…封止
板。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年8月10日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 電子機器装置並びに電子機器装置用
冷却方法及びファン装置
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子機器装置並びに該
電子機器装置内に収容された電子機器要素を空気流によ
り冷却する方法及びファン装置に関する。
【0002】
【従来の技術】コンピュータシステムのCPUキャビネ
ットの如き電子機器装置内には、機器モジュールや基板
モジュールの如き電子機器要素が収容され、自然空気流
又は強制空気流が電子機器装置に送込まれ、電子機器要
素を当該空気流により冷却するようにしている。図24
は、この種の電子機器装置における冷却構成の一従来例
を示している。
【0003】図24に示すように、筐体10の正面は、
正面カバー16により閉塞されている。正面カバー16
の略全面には吸気口16aが形成されている。また、筐
体10の背面は、背面カバー17により閉塞されてい
る。この背面カバー17の上部には排気口17aが形成
されている。筐体10の背面側の上部には排気口17a
に対応してファン22が設けられている。そして筐体1
0内には、ほぼその正面に臨んで複数の電子機器要素1
が配置されている。
【0004】このような従来の電子機器装置において
は、吸気口16aから導入された空気流2は、筐体10
の上部に向って上昇する空気流2aと、筐体10の背面
に向って真直ぐ進む空気流2bとに別れるようにして冷
却対象である電子機器要素1を通過する。従って、正面
カバー16の吸気口16aから導入された空気流2は、
電子機器要素1を通して背面側の上部に設けたファン2
2により排気流3として排気口17aを通して外部に排
出され、これにより電子機器要素1は強制空気流により
冷却される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した冷却
方式では次の点で問題がある。すなわち、吸気口16a
とファン22とを結ぶほぼ一線上に対応する空気流2a
は、流れがスムーズである。このためこの空気流2aに
位置する電子機器要素1の正面及び中間部分は効果的に
冷却が行われる。しかし、吸気口16aとファン22と
を結ぶほぼ一線上から逸脱している空気流2bは、筐体
10の背面側空間4において澱んでしまい、流れはスム
ーズでない。このため、空気流2bに位置する電子機器
要素1の背面部分は効果的な冷却は行われない。そこで
本発明の目的は、電子機器要素を高効率に冷却すること
を可能とした電子機器装置用冷却方法並びにその装置及
びファン装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の電子機器装置用
冷却方法は、前記装置の一面側から導入した空気流を他
面側に向って横行させ、次いで該空気流を前記装置の高
さ方向に沿って縦行させて、該空気流を、前記他面側か
ら前記電子機器要素に送り込むことを特徴とする。
【0007】本発明の電子機器装置用冷却方法は、前記
装置の一面側から空気流を導入し他面側に向って横行さ
せ、次いで該空気流を前記一面側の高さ方向に沿って縦
行させると共に前記他面側の高さ方向に沿って縦行さ
せ、該空気流を、前記一面側及び前記他面側から前記電
子機器要素に送り込むことを特徴とする。
【0008】本発明の電子機器装置用冷却装置は、前記
装置の一面側から空気流を導入し他面側に向って横行さ
せる横行ダクトと、この横行ダクトにより導入された空
気流を前記装置の高さ方向に沿って縦行させる縦行ダク
トと、この縦行ダクトにより導入された空気流を、前記
他面側から前記電子機器要素に送り込むための案内部と
を具備することを特徴とする。
【0009】本発明の電子機器装置用冷却装置は、前記
装置の一面側から空気流を導入し他面側に向って横行さ
せる横行ダクトと、前記装置の一面側に設けられ、前記
横行ダクトにより導入された空気流を前記装置の高さ方
向に沿って縦行させる一面側の縦行ダクトと、前記装置
の他面側に設けられ、前記横行ダクトにより導入された
空気流を前記装置の高さ方向に沿って縦行させる他面側
の縦行ダクトと、前記一面側の縦行ダクト及び前記他面
側の縦行ダクト夫々により導入された空気流を、前記一
面側及び前記他面側から前記電子機器要素に送り込むた
めの案内部とを具備することを特徴とする。
【0010】本発明の電子機器装置用冷却装置は、前記
装置内に前記電子機器要素を配置してなる下層部を上層
部に対して閉塞するように設けられた、前記下層部の空
気を吸引し前記上層部に排出するためのファン装置を含
む閉塞機構を具備することを特徴とする電子機器装置用
冷却装置。本発明のファン装置は、第1ファンと第2フ
ァンとを当該ファンの直径以上の距離を存して配置して
なる。
【0011】
【作用】本発明の電子機器装置用冷却方法並びにその装
置では、装置の一面側から導入した空気流を他面側に向
って横行させ、次いで該空気流を装置の高さ方向に沿っ
て縦行させて、該空気流を、他面側から電子機器要素に
送り込むようにしているので、電子機器要素の他面側を
効果的に冷却することができる。
【0012】本発明の電子機器装置用冷却方法並びにそ
の装置では、装置の一面側から導入した空気流を他面側
に向って横行させ、次いで該空気流を一面側及び他面側
夫々の高さ方向に沿って縦行させ、該空気流を、一面側
及び他面側夫々から電子機器要素に送り込むようにして
いるので、電子機器要素の一面側及び他面側夫々を効果
的に冷却することができる。
【0013】本発明の電子機器装置用冷却装置では、下
層部の空気を吸引し上層部に排出するためのファン装置
を含む閉塞機構によって、装置内に電子機器要素を配置
してなる下層部を上層部に対して閉塞するので、ファン
装置により生ずる陰圧は、効果的に下層部に作用する。
これにより下層部から上層部への空気流はスムーズなも
のとなるから、下層部に配置された電子機器要素は効果
的に冷却される。
【0014】本発明のファン装置では、第1ファンと第
2ファンとを当該ファンの直径以上の距離を存して配置
してなるので、2つのファンによって冷却能力を高める
ことができる上に、ファン夫々が発生する騒音同士が干
渉しにくくなり、唸り音の発生を防止することができ
る。
【0015】
【実施例】以下、本発明に係る電子機器装置の好適な実
施例を図面を参照して説明する。先ず、図1を参照して
本発明の電子機器装置用冷却装置の第1実施例に係る電
子機器装置を説明する。図1に示すように、第1実施例
に係る電子機器装置にあって筐体10の正面は、正面カ
バー16により閉塞されている。正面カバー16の略全
面には吸気口16aが形成されている。
【0016】また、筐体10の背面は、背面カバー17
により閉塞されている。この背面カバー17の上部には
排気口17aが形成されている。筐体10の背面側の上
部には排気口17aに対応して上部ファン22が設けら
れている。そして筐体10内には、ほぼその正面に臨ん
で複数の電子機器要素1が配置されている。
【0017】さらに、筐体10内の下部には空気流を筐
体10の外から導入するための下部横行ダクト18が設
けられている。筐体10と背面カバー17との間には、
下部横行ダクト18に導入された空気流を電子機器要素
1の背面側に導入するための背面側縦行ダクト20が設
けられている。下部横行ダクト18には、下部横行ダク
ト18に導入された空気流を背面側縦行ダクト20に導
入するための下部ファン21が設けられている。
【0018】本実施例の電子機器装置は案内部を有す
る。この案内部は、電子機器要素1に流入する空気流を
所定の通流経路に案内するためのものである。この案内
部は、配向板23、ガイド板25及び封止板26であ
る。
【0019】配向板23は、その長手方向を背面側縦行
ダクト20の伸長方向に直交する方向に沿うように、背
面側縦行ダクト20に配置される。この配向板23は複
数(図示では2つ)有る。
【0020】ガイド板25は、下部横行ダクト18と下
部背面側縦行ダクト20との連結部に傾斜して配置され
ている。封止板26は、排気口17aと背面側縦行ダク
ト20とが連通しないように、排気口17aに対し、下
部背面側縦行ダクト20を封止するように配置されてい
る。
【0021】このような本実施例の電子機器装置におい
ては、吸気口16aから導入された空気流2は、冷却対
象である電子機器要素1の背面側から内部に入り、主
に、筐体10の上部に向って上昇する空気流2cとな
る。また、吸気口16aより導入された空気流5は、横
行ダクト18、下部背面側縦行ダクト20及び配向板2
3を通して導入されて空気流5aとなり、背面部4を通
って冷却対象である電子機器要素1の背面側から内部に
入り、筐体10の上部に向って上昇する空気流5bとな
る。
【0022】従って、吸気口16aとファン22とを結
ぶほぼ一線上に対応する空気流2cは、流れがスムーズ
である。このためこの空気流2cに位置する電子機器要
素1の正面及び中間部分は効果的に冷却が行われる。ま
た、下部背面側縦行ダクト20及び配向板23近傍部位
とファン22とを結ぶ湾曲線上に対応する空気流5a,
5bについても、ほぼ流れがスムーズである。このため
この空気流5a,5bに位置する電子機器要素1の背面
及び中間部分は効果的に冷却が行われる。
【0023】以上のように本実施例によれば、電子機器
要素1を高効率に冷却することを可能とした電子機器装
置用冷却装置を提供することができる。次ぎに、被冷却
対象として機器モジュールを収納する本発明に係る電子
機器装置用冷却装置の第2実施例に係る電子機器装置に
ついて図2〜図5を参照して説明する。すなわち、一般
には6面骨組体である筐体10内には、その正面に臨ん
で複数の機器モジュール11が階層配置され(以下、
「正面側機器モジュール11A」と言う。)、その背面
に臨んで複数の機器モジュール11が階層配置している
(以下、「背面側機器モジュール11B」と言う。)。
筐体10内の正面側機器モジュール11Aと背面側機器
モジュール11Bとの間は、正面側機器モジュール11
A及び背面側機器モジュール11Bから流出した空気流
が集合する集合ダクト12として機能する。
【0024】機器モジュール11夫々は、図3,図4に
示すように構成されている。すなわち、機器モジュール
11は、ファン13aを取付けたシャーシ13内に、電
源回路部、入出力回路部、メモリー部の如き機器14を
収納したものであると考えることができる。このような
構成の機器モジュール11では、シャーシ13の正面の
下部に設けた吸入口13bから導入された空気流15
は、機器14を通り、ファン13aによりシャーシ13
の背面の上部からシャーシ13の外に排気され、機器1
4を空気流15により空気冷却することができる。
【0025】なお、上述した機器モジュール11の他に
電子機器装置に収納され且つ被冷却対象のものとして
は、後述し且つ図12及び図13に示す基板モジュール
がある。この基板モジュールは、マザーボードを中心に
多数の配線基板が組合されたものであると考えることが
できる。
【0026】また、図2及び図5に示すように、筐体1
0の正面は、正面カバー16により閉塞されている。正
面カバー16の略全面には吸気口16aが形成されてい
る。また、筐体10の背面は、背面カバー17により閉
塞されている。この背面カバー17の上部には排気口1
7aが形成されている。
【0027】さらに、筐体10内の下部には空気流を筐
体10の外から導入するための下部横行ダクト18が設
けられている。筐体10内の上部には空気流を筐体10
の外へ排出するための上部横行ダクト19が設けられて
いる。背面側機器モジュール11Bと背面カバー17と
の間には、下部横行ダクト18に導入された空気流を背
面側機器モジュール11Bの機器モジュール11夫々に
導入するための背面側縦行ダクト20が設けられてい
る。下部横行ダクト18には、下部横行ダクト18に導
入された空気流を背面側縦行ダクト20に導入するため
の下部ファン21が設けられている。上部横行ダクト1
9には、上部横行ダクト19に集められた空気流を筐体
10の外部に排出するための上部ファン22が設けられ
ている。
【0028】本実施例の電子機器装置は案内部を有す
る。この案内部は、正面側機器モジュール11A及び背
面側機器モジュール11Bを構成する機器モジュール1
1夫々に流入及び流出する空気流を所定の通流経路に案
内するためのものである。この案内部は、配向板23、
仕切り板24、ガイド板25及び封止板26である。
【0029】配向板23は、その長手方向を背面側縦行
ダクト20の伸長方向に直交する方向に沿うように、背
面側機器モジュール11Bの機器モジュール11間の背
面側縦行ダクト20に配置される。この配向板23は複
数(図示では3つ)有る。
【0030】仕切板24は、その長手方向を集合ダクト
12の身長方向(排気方向)に沿うように集合ダクト1
2内に設けられている。この仕切り板24は複数(図示
では4つ)有り、正面側機器モジュール11A及び背面
側機器モジュール11Bの各層毎に機器モジュール11
相互間の集合ダクト12に配置される。
【0031】ガイド板25は、下部横行ダクト18と下
部背面側縦行ダクト20との連結部に傾斜して配置され
ている。封止板26は、排気口17aと背面側縦行ダク
ト20とが連通しないように、排気口17aに対し、下
部背面側縦行ダクト20を封止するように配置されてい
る。
【0032】以上のように構成された第2実施例の電子
機器装置によれば次のように作用する。すなわち、正面
カバー16の吸気口16aから導入された空気流15
は、正面側機器モジュール11Aの機器モジュール11
夫々を通り、また横行ダクト18、下部背面側縦行ダク
ト20及び配向板23を通して背面側機器モジュール1
1Bの機器モジュール11夫々を通る。そして、正面側
及び背面側の機器モジュール11夫々を出た空気流15
は、機器モジュール11の階層毎に設けた仕切り板24
の作用により、筐体10の中央部にてぶつかり合うこと
無く、背面カバー17の近傍にて合流27が形成され、
この合流27は、上部ファン22の陰圧によって排気口
17aの上部から筐体10の外に排気される。これによ
り、正面側及び背面側の機器モジュール11夫々は空気
流15によって空気冷却される。
【0033】上述したように、本実施例の電子機器装置
では、正面側及び背面側で機器モジュール11を階層配
置(縦積み)することにより、冷却特性の確保と共に高
い実装密度を達成している。
【0034】しかも、このような構成では、効果的な冷
却を実現しつつ高密度の実装が達成され得ると共に、設
置スペースを有効利用し且つデザインの自由度が高めら
れる。すなわち、本実施例の電子機器装置を部屋に設置
する場合、排気口17aからの排出される空気流21の
流量及び流速等に見合った離間距離(背面と壁との距
離)を確保するだけで足りる。
【0035】しかし、正面側だけで無く背面側の大部分
が機器モジュール夫々の吸気口となっている電子機器装
置の場合は、離間距離としては、本実施例の電子機器装
置の場合より大きな距離を必要とする。これに対し、本
実施例の電子機器装置の場合は、部屋の設置スペースは
有効利用されている利点がある。
【0036】また、正面側だけで無く背面側の大部分が
機器モジュール夫々の吸気口となっている電子機器装置
の場合は、その背面側を、吸気空間及び排気空間として
兼用することになるため、筐体10内から排気された空
気流の一部が、筐体内に吸気されてしまい、冷却用の空
気流を温暖化させてしまうことがある。このため、効果
的な冷却を阻害する虞がある。これに対し、本実施例の
電子機器装置の場合は、このような問題点は無く、効果
的な冷却が実現される。
【0037】さらに、正面側だけで無く背面側の大部分
が機器モジュール夫々の吸気口となっている電子機器装
置の場合は、正面側のみならず背面側をも、その大部分
が吸気口として開口させる構造であるため、採用するデ
ザインに大きな制限が課せられていることになるが、本
実施例の電子機器装置の場合は、このような問題点は無
く、所望のデザインにすることができる。
【0038】次に、図6を参照して本発明の第3実施例
に係る電子機器装置を説明する。図6に示すように、第
3実施例に係る電子機器装置は、下部横行ダクト18に
導入された空気流を、正面側機器モジュール11Aの機
器モジュール11夫々に導入するため、正面側の正面側
機器モジュール11Aと正面カバー16´との間に正面
側縦行ダクト28を設けている。また、配向板23は、
その長手方向を正面側縦行ダクト28の伸長方向に直交
する方向に沿うように、正面側機器モジュール11Aの
機器モジュール11間の正面側縦行ダクト28に配置さ
れる。この配向板23は複数(図示では3つ)有る。
【0039】このように構成された第3実施例によれ
ば、背面側のみならず正面側についても、より一層に、
効果的な冷却を実現しつつ高密度の実装が達成され得る
と共に、設置スペースを有効利用し且つデザインの自由
度が高められる。
【0040】次に、図7を参照して本発明の第4実施例
に係る電子機器装置を説明する。図7に示すように、第
4実施例に係る電子機器装置は、第2,第3実施例に係
る電子機器装置における機器モジュール11のファン1
3a及び仕切り板24を、空気流15が通流すべき方向
に流れるように変更を加えたものである。ここで、空気
流15が通流すべき方向としては、機器モジュール11
の階層配置の形態等により各種各様が考えられる。図示
の例では、機器モジュール11から排気された空気流1
5が集合ダクト12の上方に向かう方向である。このた
め、ファン13aは集合ダクト12の上方に空気流が吸
排気するように斜めに配置され、また本実施例の仕切り
板24´は断面菱形状に形成されている。
【0041】このように構成された第4実施例によれ
ば、筐体10内での空気流の適正な振分けを行うことが
可能となり、特に機器モジュール11から排気された空
気流相互のぶつかり合いを効果的に防止することができ
る。もちろん、第1,第2実施例に係る電子機器装置と
同様に、効果的な冷却が実現されつつ高密度の実装が達
成され得ると共に、設置スペースを有効利用し且つデザ
インの自由度が高められる。
【0042】次に、図8を参照して本発明の第5実施例
に係る電子機器装置を説明する。図8に示すように、第
5実施例に係る電子機器装置は、第2,第3,第4実施
例に係る電子機器装置における筐体10の上面の封止構
造を変更し、また排気口17aと背面側縦行ダクト20
との連結部の構造を変更したものである。すなわち、筐
体10の上面には、メッシュ状カバー29を設け、封止
板26を除去して排気口17aと背面側縦行ダクト20
とを連結させている。
【0043】このように構成された第5実施例によれ
ば、上部ファン22により排気されるべき空気流の一部
を、筐体10の上面のメッシュ状カバー29を通して筐
体の外部に排出することができる。また、排気口17a
と背面側縦行ダクト20とを連結させたことにより上部
ファン22が必要とする排気能力を小さくすることがで
き、上部ファン22の運転騒音の低下が図られる。
【0044】次に、図9を参照して本発明の第6実施例
に係る電子機器装置を説明する。図9に示すように、第
6実施例に係る電子機器装置は、第5実施例に係る電子
機器装置における筐体10の正面の構造を変更したもの
である。すなわち、筐体10の正面は、正面カバー16
により閉塞されているが、該正面カバー16の略全面に
は吸気口16aが形成されている。
【0045】このように構成された第6実施例によれ
ば、正面カバー16の吸気口16aから取入れた空気流
を、正面側機器モジュール11Aの機器モジュール11
夫々に直接流入させることができるので、効率的に冷却
を行うことができる。もちろん、第1,第2,第4実施
例に係る電子機器装置と同様に、効果的な冷却が実現さ
れつつ高密度の実装が達成され得ると共に、設置スペー
スを有効利用し且つデザインの自由度が高められると共
に、筐体10内での空気流の適正な振分けを行うことが
可能となり、特に機器モジュール11から排気された空
気流相互のぶつかり合いを効果的に防止することができ
る。
【0046】次に、図10を参照して本発明の第7実施
例に係る電子機器装置を説明する。図10に示すよう
に、第7実施例に係る電子機器装置は、第5実施例に係
る電子機器装置における筐体10の上面の封止構造を変
更したものである。すなわち、第5実施例に係る電子機
器装置では、上部横行ダクト19と正面カバー16の吸
気口16aとが連通しないように正面側機器モジュール
11Aの上部は閉塞されていたが、本実施例では、上部
横行ダクト19と正面カバー16の吸気口16aとの閉
塞が解除されている。
【0047】このように構成された第7実施例によれ
ば、上部横行ダクト19と正面カバー16の吸気口16
aとの閉塞が解除されているので、正面カバー16の吸
気口16aから流入した空気の一部は、上部横行ダクト
19に流入し、上部横行ダクト19内の空気換気が行わ
れる。もちろん、本実施例は、第1,第2,第4実施例
に係る電子機器装置と同様に、効果的な冷却が実現され
つつ高密度の実装が達成され得ると共に、設置スペース
を有効利用し且つデザインの自由度が高められると共
に、筐体10内での空気流の適正な振分けを行うことが
可能となり、特に機器モジュール11から排気された空
気流相互のぶつかり合いを効果的に防止することができ
る。
【0048】次に、本発明の電子機器装置用冷却装置の
第8実施例に係る電子機器装置について図11を参照し
て説明する。すなわち、図11に示す本発明の第8実施
例に係る電子機器装置においては、筐体10内に閉塞機
構6を設けている。この閉塞機構6は、電子機器要素1
を配置してなる下層部7aを上層部7bに対して閉塞す
るように設けられている。そして、この閉塞機構6は、
下層部7aの空気を吸引し上層部7aに排出するための
ファン装置6aを含む構成となっている。
【0049】この様に構成された第8実施例によれば、
下層部7aの空気を吸引し上層部7bに排出するための
ファン装置6aを含む閉塞機構6によって、装置内に電
子機器要素1を配置してなる下層部7aを上層部7bに
対して閉塞するので、ファン装置6aにより生ずる陰圧
は、効果的に下層部7aに作用する。これにより下層部
7aから上層部7bへの空気流2はスムーズなものとな
って排気口17aから素1は効果的に冷却される。
【0050】次に、被冷却対象として機器モジュール及
び基板モジュールを収納する本発明の電子機器装置用冷
却装置の好適実施例に係る電子機器装置について図12
〜図20を参照して説明する。すなわち、図12に示す
本発明の第9実施例に係る電子機器装置においては、筐
体30内に、その正面に臨んで複数(図示では2つ)の
機器モジュール31が階層配置され(以下、「正面側機
器モジュール31A」と言う。)、その背面に臨んで複
数(図示では2つ)の機器モジュール31が階層配置し
ている(以下、「背面側機器モジュール31B」と言
う。)。筐体30内の正面側機器モジュール31Aと背
面側機器モジュール31Bとの間は、正面側機器モジュ
ール31A及び背面側機器モジュール31Bから流出し
た空気流37が集合する集合ダクト32として機能す
る。
【0051】また、正面側機器モジュール31A及び背
面側機器モジュール31Bの上部空間を塞ぐように基板
モジュール33が設けられている。この基板モジュール
33は、複数の単位モジュールを並設したものとして考
えることができ、マザーボードを中心に多数の配線基板
が組合されたものである。
【0052】さらに、筐体10内の上部には空気流37
を筐体10の外へ排出するための上部横行ダクト34が
設けられている。またさらに、図13に示すように、筐
体30の正面に設けられる正面カバー35の下半分には
吸気口35aが形成され、筐体30の背面に設けられる
背面カバー36の下半分にも吸気口36aが形成される
と共に上部には排気口36bが形成されている。
【0053】ここで、基板モジュール33について図1
4及び図15を参照して説明する。なお、機器モジュー
ル31は図3及び図4に示される機器モジュール11と
同様の構成のものである考えることができる。図14及
び図15に示すように、基板モジュール33は、基板部
33Aとファン部33Bとからなる。
【0054】基板部33Aは、メッシュ状の吸気口33
A1 が下面に形成されたフレーム33A2 に、マザーボ
ード33A3 が直角に設けられ、このマザーボード33
A3にはコネクタ33A4 が所定間隔を存して設けら
れ、コネクタ33A4 夫々には配線基板33A5 が挿抜
可能に設けられている。ファン部33Bは、メッシュ状
の吸気口33B1 が下面に形成されたフレーム33B2
に、多数のファン33B3 を配置したものもであり、当
該多数のファン33B3 はフレーム33B2 のメッシュ
状吸気口33B1 に配置されている。
【0055】このような構成の基板モジュール33によ
れば、基板部33Aのメッシュ状吸気口33A1 から導
入された空気流37は、配線基板33A5 間を通ってフ
レーム33A2 の上部に抜けるようになる。そして、フ
レーム33A2 の上部から出た空気流37は、ファン部
33Bのファン33B3 によりメッシュ状吸気口33B
1 を介して引込まれ、放出される。
【0056】そして、基板モジュール33のファン33
B3 により生み出される空気流37を引込む力は、基板
モジュール33の下部空間に対し陰圧として働く。従っ
て、基板モジュール33は、正面側機器モジュール31
A及び背面側機器モジュール31Bの上部空間を塞いで
いるから、この上部空間に集まる空気流37は、上記陰
圧によって余すこと無く基板モジュール33を通って上
部横行ダクト34を経て排気口36bから筐体30の外
部に排出される。
【0057】このように構成された本実施例に係る電子
機器装置では、正面カバー35の吸気口35a及び背面
カバー36の吸気口36aから導入された空気流37
は、正面側機器モジュール31A及び背面側機器モジュ
ール31Bの各機器モジュール31夫々を通る。そし
て、機器モジュール34夫々を通った空気流37は、集
合ダクト32で集合する。そして、この集合された空気
流37は、基板モジュール33を通り、上部横行ダクト
34を経て排気口36bから筐体30の外部に排出され
る。空気流37は、機器モジュール31及び基板モジュ
ール33を通過する際に、それらの内部に存する機器や
配線基板を空気冷却することができる。
【0058】本実施例では、筐体30の背面カバー36
の排気口36bに対応する部位にファンを設ける必要が
無くして、空気流37を機器モジュール31及び基板モ
ジュール33を効果的に通流させることができる。これ
は、基板モジュール33により下部空間を閉塞し、基板
モジュール33により生じる陰圧が、効果的に下部空間
に作用させていることに基づいている。
【0059】従来は、高密度実装のため、筐体内の正面
及び背面に機器モジュール31を配置した上に基板モジ
ュール33をも収容しているものの、基板モジュール3
3を構成する単位モジュールはその相互間に空間を介し
て並設した構成が採用されているので、空気流を機器モ
ジュール31及び基板モジュール33を通過させた上に
排気口36bから筐体30の外部に効果的に排出させる
ためには、背面カバー36の排気口36bに対応する部
位にファンを設ける必要があった。
【0060】本発明の実施例では、基板モジュール33
により下部空間を閉塞しているので、排気口36bに対
応する部位にファンを設けなくとも、基板モジュール3
3により生じる陰圧を効果的に下部空間に作用させて空
気流を吸い込み、その吐き出しの勢いにより空気流を筐
体30の外部に効果的に排出させることができる。
【0061】本実施例は、冷却特性を確保した上でファ
ンの取付けを不要とし、これによって構成の簡略化が図
られる利点の他に、次に述べるように低騒音化が図られ
るようになる。すなわち、運転騒音や排気騒音の源であ
るファンが、電子機器装置の表面であるカバー又はその
近傍に設けられていないので、このファンが無い分だけ
低騒音化が図られる。なお、本実施例では、当該ファン
の機能を基板モジュール33のファン31B3 で担って
おり、このファン31B3 も運転騒音や排気騒音の源で
あるが、運転騒音や排気騒音は小さいものである。何故
ならば、ファン31B3 の吹出しの向きと排気口36b
とが直交しており、ファン31B3 の騒音が外部に漏れ
にくくなっているからである。
【0062】次に、図16を参照して本発明の第10実
施例に係る電子機器装置を説明する。図16に示すよう
に、第10実施例に係る電子機器装置は、第9実施例に
係る電子機器装置における集合ダクト32に、正面側機
器モジュール31A及び背面側機器モジュール31Bを
構成する機器モジュール31夫々から流出する空気流を
所定の通流経路に案内し、空気流同士のぶつかり合いを
防止するための仕切板38を設けたものである。
【0063】このような構成の第10実施例に係る電子
機器装置によれば、第9実施例の作用の他に、機器モジ
ュール31夫々から流出する空気流同士のぶつかり合い
を防止して、空気流をスムーズに導くことができ、効果
的な冷却を実現することができる。
【0064】次に、図17を参照して本発明の第11実
施例に係る電子機器装置を説明する。図17に示すよう
に、第11実施例に係る電子機器装置は、第9,第10
実施例に係る電子機器装置における機器モジュール31
のファン31a及び仕切り板38を、空気流37が通流
すべき方向に流れるように変更を加えたものである。こ
こで、空気流37が通流すべき方向としては、機器モジ
ュール31の階層配置の形態等により各種各様が考えら
れる。図示の例では、機器モジュール31から排気され
た空気流37が集合ダクト32の上方に向かう方向であ
る。このため、ファン31aは集合ダクト32の上方に
空気流が吸排気するように斜めに配置し、また本実施例
の仕切り板38´は断面菱形状に形成されている。
【0065】このように構成された第11実施例によれ
ば、筐体30内での空気流の適正な振分けを行うことが
可能となり、特に機器モジュール31から排気された空
気流相互のぶつかり合いの効果的な防止が図られる。も
ちろん、第9,第10実施例に係る電子機器装置と同様
に、低騒音化が図られると共に効果的な冷却が実現され
つつ高密度の実装が達成され得る。
【0066】次に、図18を参照して本発明の第12実
施例に係る電子機器装置を説明する。図18に示すよう
に、第12実施例に係る電子機器装置は、第9,第1
0,第11実施例に係る電子機器装置における筐体30
の上面の封止構造を変更し、また排気口36bと背面カ
バー36の裏空間との連結部の構造を変更している。す
なわち、筐体30の上面には、メッシュ状カバー39を
設け、排気口36bと背面カバー36の裏空間との連結
部に封止板40を設け、排気口36bと背面カバー36
の裏空間とが連通しないように構成している。また、筐
体30における機器モジュール31及び基板モジュール
33が設けられていない部分を初めとする要所々には、
封止部材41が設けられている。
【0067】このように構成された第12実施例によれ
ば、基板モジュール33のファン33B3 により排気さ
れる空気流を、筐体30の上面のメッシュ状カバー39
を通して筐体の外部に直接に排出することができる。ま
た、排気口36bと背面カバー36の裏空間とを連通さ
せたことによりファン33B3 が必要とする排気能力を
小さくすることができ、ファン33B3 の運転騒音の低
下が図られる。また、封止部材41により筐体30にお
ける機器モジュール31及び基板モジュール33が設け
られていない部分からの空気の漏れを防止することがで
き、効率的な冷却が行われる。
【0068】次に、図19を参照して本発明の第13実
施例に係る電子機器装置を説明する。図19に示すよう
に、第13実施例に係る電子機器装置は、第9〜第12
実施例に係る電子機器装置において、筐体10内の下部
には空気流を筐体10の外から導入するための下部横行
ダクト18を設け、筐体10と背面カバー17との間に
は、下部横行ダクト18に導入された空気流を電子機器
要素1の背面側に導入するための背面側縦行ダクト20
を設けている。下部横行ダクト18には、下部横行ダク
ト18に導入された空気流を背面側縦行ダクト20に導
入するための下部ファン21を設けている。また電子機
器要素1に流入する空気流を所定の通流経路に案内する
ための案内部として配向板23、ガイド板25及び封止
板26を設けている。
【0069】このような構成の第13実施例によれば、
第9〜第12実施例と同様の効果が得られると共に、第
2実施例で得られる効果も得られる。次に、図20を参
照して本発明の第14実施例に係る電子機器装置を説明
する。図20に示すように、第14実施例に係る電子機
器装置は、第9〜第13実施例に係る電子機器装置にお
いて、筐体10内の下部には空気流を筐体10の外から
導入するための下部横行ダクト18を設け、筐体10と
背面カバー17との間には、下部横行ダクト18に導入
された空気流を電子機器要素1の背面側に導入するため
の背面側縦行ダクト20を設け、筐体10と正面カバー
16との間には、下部横行ダクト18に導入された空気
流を電子機器要素1の正面側に導入するための正面側縦
行ダクト28を設けている。下部横行ダクト18には、
下部横行ダクト18に導入された空気流を背面側縦行ダ
クト20に導入するための下部ファン21を設けてい
る。また電子機器要素1に流入する空気流を所定の通流
経路に案内するための案内部として配向板23、ガイド
板25及び封止板26を設けている。
【0070】このような構成の第14実施例によれば、
第9〜第12実施例と同様の効果が得られると共に、第
3実施例で得られる効果も得られる。次に、図21〜図
23を参照して本発明に係る電子機器装置の第15,第
16実施例を説明する。先ず、図21及び図22に示す
本発明の第15実施例に係る電子機器装置を説明する。
すなわち、本実施例に係る電子機器装置においては、筐
体42内に、機器モジュールや基板モジュールを初めと
する被冷却要素43を配置している。筐体42の正面に
配置される正面カバー44は、図示しない吸気口が形成
されている。筐体42の背面に配置される背面カバー4
5の上部には排気口45bが形成されている。筐体42
の排気口45bに対応する部位には、冷却機構46が設
けられている。この冷却機構46は、図22に示すよう
に、筒体を構成するケース46aの一開口部側と他開口
部側とにファン46b,46cを設けた構成である。
【0071】以上のように構成された本実施例によれ
ば、次のように作用する。すなわち、排気口近傍に配置
される冷却機構46は、夫々3つのファン46b,46
cを用いていることから冷却能力は高いものである上
に、筒体を構成するケース46aの一開口部と他開口部
とに夫々3つのファン46b,46cを設けてなる構成
であるから、ファン同士が一定の距離、好ましくはファ
ンの直径以上の距離だけ離したものとすることにより、
ファン夫々が発生する騒音同士が干渉しにくくなり、フ
ァン同士の僅かな回転数の違い(騒音の周波数の差)に
より生じる唸り音の発生を防止することができる。
【0072】次に、図23に示す本発明の第16実施例
に係る電子機器装置を説明する。すなわち、図23に示
すように、第16実施例に係る電子機器装置は、図8に
示した第5実施例に係る電子機器装置における上部ファ
ン22に代えて、図21及び図22に示した冷却機構4
6を設けている。
【0073】以上のように構成された本実施例によれ
ば、次のように作用する。すなわち、第11実施例と同
様に、排気口近傍に配置される冷却機構46は、夫々3
つのファン46b,46cを用いていることから冷却能
力は高いものでる上に、筒体を構成するケース46aの
一開口部と他開口部とに夫々3つのファン46b,46
cを設けてなる構成であるから、ファン同士が一定の距
離、好ましくはファンの直径以上の距離だけ離したもの
とすることにより、ファン夫々が発生する騒音同志が干
渉しにくくなり、唸り音の発生を防止することができ
る。
【0074】また、第5実施例と同様に、筐体30内で
の空気流の適正な振分けを行うことが可能となり、特に
機器モジュール31から排気された空気流相互のぶつか
り合いの効果的な防止が図られる。もちろん、第9,第
10実施例に係る電子機器装置と同様に、低騒音化が図
られると共に効果的な冷却が実現されつつ高密度の実装
が達成され得る。
【0075】上述した各実施例では、筐体の正面側と背
面側とにカバーを設けているものを説明しているが、両
側面にカバーを設けている電子機器装置であっても上述
した各実施例の発明は適用できることは言うまでもな
い。また、機器モジュールや基板モジュールは、被冷却
要素の典型例であって、他の発熱要素を含むものであ
る。
【0076】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の電子機器
装置用冷却方法並びにその装置では、装置の一面側から
導入した空気流を他面側に向って横行させ、次いで該空
気流を装置の高さ方向に沿って縦行させて、該空気流
を、他面側から電子機器要素に送り込むようにしている
ので、電子機器要素の他面側を効果的に冷却することが
できる。
【0077】本発明の電子機器装置用冷却方法並びにそ
の装置では、装置の一面側から導入した空気流を他面側
に向って横行させ、次いで該空気流を一面側及び他面側
夫々の高さ方向に沿って縦行させ、該空気流を、一面側
及び他面側夫々から電子機器要素に送り込むようにして
いるので、電子機器要素の一面側及び他面側夫々を効果
的に冷却することができる。
【0078】本発明の電子機器装置用冷却装置では、下
層部の空気を吸引し上層部に排出するためのファン装置
を含む閉塞機構によって、装置内に電子機器要素を配置
してなる下層部を上層部に対して閉塞するので、ファン
装置により生ずる陰圧は、効果的に下層部に作用する。
これにより下層部から上層部への空気流はスムーズなも
のとなるから、下層部に配置された電子機器要素は効果
的に冷却される。
【0079】本発明のファン装置では、第1ファンと第
2ファンとを当該ファンの直径以上の距離を存して配置
してなるので、2つのファンによって冷却能力を高める
ことができる上に、ファン夫々が発生する騒音同士が干
渉しにくくなり、唸り音の発生を防止することができ
る。よって本発明によれば、電子機器装置を高効率に冷
却することを可能とした電子機器装置用冷却方法並びに
その装置及びファン装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電子機器装置用冷却装置の第1実施例
に係る電子機器装置を側面方向からみた概略断面図。
【図2】本発明の電子機器装置用冷却装置の第2実施例
に係る電子機器装置を側面方向からみた概略断面図。
【図3】同実施例における機器モジュールの概略斜視
図。
【図4】同実施例における機器モジュールを側面方向か
らみた概略断面図。
【図5】同実施例を側面方向からみた分解斜視図。
【図6】本発明に係る電子機器装置用冷却装置の第3実
施例に係る電子機器装置を側面方向からみた概略断面
図。
【図7】本発明の電子機器装置用冷却装置の第4実施例
に係る電子機器装置を側面方向からみた概略断面図。
【図8】本発明の電子機器装置用冷却装置の第5実施例
に係る電子機器装置を側面方向からみた概略断面図。
【図9】本発明の電子機器装置用冷却装置の第6実施例
に係る電子機器装置を側面方向からみた概略断面図。
【図10】本発明の電子機器装置用冷却装置の第7実施
例に係る電子機器装置を側面方向からみた概略断面図。
【図11】本発明の電子機器装置用冷却装置の第8実施
例に係る電子機器装置を側面方向からみた概略断面図。
【図12】本発明の電子機器装置用冷却装置の第9実施
例に係る電子機器装置を側面方向からみた概略断面図。
【図13】同実施例を側面方向からみた分解斜視図。
【図14】同実施例における基板モジュールの概略斜視
図。
【図15】同実施例における基板モジュールの一部裁断
した概略斜視図。
【図16】本発明の電子機器装置用冷却装置の第10実
施例に係る電子機器装置を側面方向からみた概略断面
図。
【図17】本発明の電子機器装置用冷却装置の第11実
施例に係る電子機器装置を側面方向からみた概略断面
図。
【図18】本発明の電子機器装置用冷却装置の第12実
施例に係る電子機器装置を側面方向からみた概略断面
図。
【図19】本発明の電子機器装置用冷却装置の第13実
施例に係る電子機器装置を側面方向からみた概略断面
図。
【図20】本発明の電子機器装置用冷却装置の第14実
施例に係る電子機器装置を側面方向からみた概略断面
図。
【図21】本発明に係るファン装置が組込まれた電子機
器装置の一例を側面方向からみた概略断面図。
【図22】同実施例におけるファン装置の概略斜視図。
【図23】本発明に係るファン装置が組込まれた電子機
器装置の他例を側面方向からみた概略断面図。
【図24】従来例の電子機器装置用冷却装置の一例に係
る電子機器装置を側面方向からみた概略断面図。
【符号の説明】 10…筐体、11…機器モジュール、12…集合ダク
ト、16…正面カバー、17…背面カバー、18…下部
横行ダクト、19…上部横行ダクト、20…背面側縦行
ダクト、21…下部ファン、22…上部ファン、23…
配向板、24…仕切板、25…ガイド板、26…封止
板。
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図12】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図22】
【図20】
【図21】
【図23】
【図24】

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筐体と、この筐体の一面に臨んで前記筐
    体内に階層配置される複数の被冷却要素と、 前記筐体の面のうち少なくとも前記一面に配設してなる
    カバーと、 前記筐体内の下部に設けられ空気流を筐体外から導入す
    るための横行ダクトと、 前記複数の被冷却要素と前記
    カバーとの間に設けられ前記横行ダクトに導入された前
    記空気流を前記複数の被冷却要素夫々に導入するための
    縦行ダクトと、 前記縦行ダクトと前記筐体内とに配置してなるものであ
    って、前記複数の被冷却要素夫々に吸気される空気流及
    び前記複数の被冷却要素夫々から排気される空気流を所
    定の通流経路に案内するための案内部材とを具備する電
    子機器装置。
  2. 【請求項2】 前記カバーは、 前記筐体の一面に配設してなる一面カバーと、前記筐体
    の他面に配設してなる他面カバーとを少なくとも具備
    し、 前記複数の被冷却要素は、 前記筐体の前記一面に臨んで前記筐体内に階層配置され
    る一面側被冷却要素部と、前記筐体の前記他面に臨んで
    前記筐体内に階層配置される他面側被冷却要素部とを少
    なくとも具備する請求項1に記載の電子機器装置。
  3. 【請求項3】 前記縦行ダクトは、 前記横行ダクトに導入された前記空気流を前記一面側被
    冷却要素部に導入するものであって前記一面側被冷却要
    素部と前記一面カバーとの間に設けられる一面側縦行ダ
    クトと、前記横行ダクトに導入された前記空気流を前記
    他面側被冷却要素部に導入するものであって前記他面側
    被冷却要素部と前記他面カバーとの間に設けられる他面
    側縦行ダクトとを少なくとも具備する請求項2に記載の
    電子機器装置。
  4. 【請求項4】 前記案内部材は、 前記一面側縦行ダクト及び前記他面側縦行ダクトからの
    空気流を前記一面側被冷却要素部を構成する前記複数の
    被冷却要素夫々及び前記他面側被冷却要素部を構成する
    前記複数の被冷却要素夫々に配向させるものであって前
    記一面側縦行ダクト及び前記他面側縦行ダクトに配置さ
    れる配向部材と、 前記一面側被冷却要素部を構成する前記複数の被冷却要
    素夫々から排気される空気流と前記他面側被冷却要素部
    を構成する前記複数の被冷却要素夫々から排気される空
    気流とを仕切るものであって、前記一面側被冷却要素部
    と前記他面側被冷却要素部との間に配置される仕切り部
    材とを少なくとも具備する請求項3に記載の電子機器装
    置。
  5. 【請求項5】 筐体と、 前記筐体内の下部にあって当該筐体の一面に臨んで階層
    配置された複数の機器モジュールからなる一面側機器モ
    ジュール部と、 前記筐体内の下部にあって当該筐体の他面に臨んで階層
    配置された複数の機器モジュールからなる他面側機器モ
    ジュール部と、 前記筐体内にあって前記一面側機器モジュール部及び前
    記他面側機器モジュール部の上部を閉塞するべくして並
    列配置された複数の基板モジュールからなる基板モジュ
    ール部と、 前記筐体の下部に対応する部位に前記一面側機器モジュ
    ール部に与える空気流を前記筐体の外部から導入するた
    めの吸気口が形成されてなるものであって、前記筐体の
    前記一面に配設される一面カバーと、 前記筐体の下部に対応する部位に前記他面側機器モジュ
    ール部に与える空気流を前記筐体の外部から導入するた
    めの吸気口が形成され且つ前記筐体の上部に対応する部
    位に前記基板モジュール部から出た空気流を前記筐体の
    下部に排出するための排気口が形成されてなるものであ
    って、前記筐体の他面に配設される他面カバーと、 前記筐体における前記排気口に対応する部位に設けたフ
    ァンとを具備する電子機器装置。
  6. 【請求項6】 前記一面側機器モジュール部を構成する
    前記複数の機器モジュール夫々から排気される空気流と
    前記他面側機器モジュール部を構成する前記複数の機器
    モジュール夫々から排気される空気流とを仕切るもので
    あって、前記一面側機器モジュール部と前記他面側機器
    モジュール部との間に配置される仕切り部材を更に具備
    する請求項5に記載の電子機器装置。
  7. 【請求項7】 筐体と、 この筐体内に配置される被冷却要素と、 前記筐体の下部に対応する部位に前記被冷却要素に与え
    る空気流を前記筐体の外部から導入するための吸気口が
    形成されてなるものであって、前記筐体の一面に配設さ
    れる一面カバーと、 前記筐体の上部に対応する部位に前記被冷却要素から出
    た空気流を前記筐体の下部に排出するための排気口が形
    成されてなるものであって、前記筐体の他面に配設され
    る他面カバーと、 前記排気口近傍に配置されるものであって、筒体の一開
    口部と他開口部とに夫々ファンを設けてなる冷却機構
    と、 を具備する電子機器装置。
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