JPH07200098A - 電子機器 - Google Patents

電子機器

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JPH07200098A
JPH07200098A JP5335461A JP33546193A JPH07200098A JP H07200098 A JPH07200098 A JP H07200098A JP 5335461 A JP5335461 A JP 5335461A JP 33546193 A JP33546193 A JP 33546193A JP H07200098 A JPH07200098 A JP H07200098A
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JP
Japan
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housing
display
electronic device
input
view
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Application number
JP5335461A
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English (en)
Inventor
Katsumi Kuno
勝美 久野
Tomiya Sasaki
富也 佐々木
Hideo Iwasaki
秀夫 岩崎
Masaru Ishizuka
勝 石塚
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 使用者が持ったままの状態での操作が容易且
つ効率的に行える電子機器を提供する。 【構成】 偏平形状の機器枠32の相対する2面33,
34の一方の面33にディスプレイ35が設けられ、他
方の面34には入力パッド36が設けられていて、ディ
スプレイ35に表示された疑似キーボード44を見なが
ら入力パッド36の入力しようとする文字に対応した部
位を押すことで疑似キーボード44の対応する文字部位
がマーク表示Mされ、その文字の入力が行われる。この
ため、入力する際には使用者が両手で機器枠32を保持
すると共に両手の指を使いディスプレイ35に表示され
た内容に基づき入力パッド36での入力を行うことがで
き、操作が容易且つ効率的なものとなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、移動や携帯に適した電
子機器に関する。
【0002】
【従来の技術】先ず、第1の従来技術を図15及び図1
6を参照して説明する。図15は斜視図であり、図16
は縦断面図である。
【0003】図15及び図16において、1はパーソナ
ルコンピュータ等の電子機器で、非使用時には本体部2
上に枢支されている蓋部3を閉じた状態とすることによ
って、携帯可能な大きさの直方体形の筐体4となってい
る。そして、操作時には筐体4の蓋部3を本のように開
くことによって、蓋部3の表面のディスプレイ5及び本
体部上部に設けられた入力装置のキーボード6が露出す
る形状に変形する。なお、7は本体部2にケーブルによ
って接続して使用される付属入力装置のマウスである。
【0004】また本体部2の内部には、半導体装置8や
図示しない回路部品などを搭載した基板9等が収納され
ており、同時に内部には空間10が形成されている。
【0005】そして上記のような構成となっているの
で、操作時には図示のように本を開いたような形態とな
り姿勢が不安定であることから、長時間使用する時には
一般に机等比較的平坦な面を有する場所に置いて使用さ
れる。また、例えば使用者が立ったままの姿勢で電子機
器1を保持しながら操作を行う場合には、入力装置がキ
ーボード6であるため、使用者が片方の手で筐体4を保
持し、他方の手でキーボード6を操作して入力をしなけ
ればならない。
【0006】このようなことから立ったままの姿勢で筐
体4を持って使用する場合には片手での入力となるた
め、効率的な使用が困難なものとなっていた。一方、効
率的な使用を行おうとすると使用状態が限られてしまう
ものであった。
【0007】また、使用時には基板9に搭載された半導
体装置8が動作して発熱し、その熱は筐体4の本体部2
の表面から自然対流で発散されたり、電子機器1が載置
されている机等に逃げる。しかし小形高機能化されたも
のでは本体部2の実装密度が高く自由空間が少ないた
め、本体部2の内部で自然対流はほとんど発生せず回路
部品や本体部2の内部の空気の熱伝導により半導体装置
8で発生した熱は本体部2表面まで伝わる。空気の熱伝
導率は極めて小さく、対流が発生する場合に比べてケー
シング内部の熱移動に対する抵抗が大きくなり、半導体
装置8の冷却が難しいという問題がある。
【0008】次に、第2の従来技術を図17を参照して
説明する。図17は斜視図であり、図17において、1
1は携帯用電話機、小形移動無線機等の電子機器で、こ
れはマイク12を備えた下部筐体13とスピーカ14を
備えた上部筐体15とがヒンジ16によって回動可能に
接続されている。これにより、図示のごとくヒンジ16
によって下部筐体13と上部筐体15とを開いた状態に
して使用し、また使用しない場合にはヒンジ16で電子
機器11を折りたたみ、略半分の大きさにして収納・携
帯できるようになっている。なお、下部筐体13及び上
部筐体15は比較的縦弾性係数の高い材料(例えばプラ
スチック)で作成されており、17は操作ボタンであ
り、18は表示部である。
【0009】そして、電話機としての使い勝手がよいよ
うにすることを考慮して、使用時にはマイク12が使用
者の口付近に、またスピーカ14が耳付近に位置するよ
うになっており、筐体下部13及び筐体上部15の長さ
は各々70mm程度のものとなっている。すなわち、折
りたたんだ形態では約70mmの長さの硬い棒状のもの
となる。
【0010】このため、折りたたまれた電子機器11が
携帯時に大きく変形をするような力を受けやすく、力を
受けて大きな変形をするようなことがあると容易に下部
筐体13や上部筐体15の破損に結び付いてしまう虞が
あった。例えば折りたたんでズボンのポケットに入れて
携帯した場合には、携帯者が姿勢を変更する度に大きな
変形力を受ける状態が生じ、下部筐体13や上部筐体1
5の破損につながり易くなるという問題がある。
【0011】次に、第3の従来技術を図18乃至図20
を参照して説明する。図18は斜視図であり、図19は
交通情報の流れを説明するための図であり、図20は気
象情報の流れを説明するための図である。
【0012】図18乃至図20において、21は携帯用
電話機、小形移動無線機等の電子機器で、これは筐体2
2にディスプレイ23、操作ボタン24、マイク25、
スピーカ26が取り付けられ、送受信用のアンテナ27
を用いて離れた地域間の交信に使用される。基本的な機
能は、例えば携帯電話機として作動する場合は音声の入
出力によって情報の交換等を行うことを目的とし、ディ
スプレイ23は操作ボタン24により入力した電話番号
の表示にしか用いられない。
【0013】このため、上記のように構成されたもので
は、音声以外のグラフィクス等により表示させることが
必要な情報の通信には不向きという問題がある。
【0014】一方、交通渋滞等の交通情報は、図19に
示すように道路管理者等の所定機関が主だった地点に設
置したセンサ群により収集され、収集された情報は処理
センタで総合される。そして、交通情報を利用しようと
する各個人にはテレビジョンやラジオ等の一般の情報伝
達媒体を通じて伝達される。また交通情報の利用に際し
ては、受信した人工衛星からの電波と携帯する地図情報
とから現在の位置を表示するナビゲーションシステムが
共に利用される場合もある。
【0015】しかし、一つの機関が準備できるセンサ群
等のインフラストラクチャには限りがあり、提供される
情報が粗いものであるため、利用者個々の要求に充分対
応できるものとなっていなかった。
【0016】さらに気象情報についても図20に示すよ
うに各地域、地点からの気象状況に関する情報が夫々に
配置されたセンサ群から処理センタに集められ、総合さ
れて、利用しようとする各個人にはテレビジョンやラジ
オ等の一般の情報伝達媒体を通じて伝達される。
【0017】このため交通情報と同様に気象情報につい
ても、提供される情報が粗いものであるため、利用者個
々の要求に充分対応できるものとなっていなかった。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】上記のような状況に鑑
みて本発明はなされたもので、その目的とするところは
次の通りである。第1に、使用者が持ったままの状態で
の操作が容易且つ効率的なものとなり、且つ放熱良好な
機器を得ることができ、振動・衝撃に対する信頼性も向
上した電子機器を提供すること、第2に、携帯時等に破
損しにくいものとすることができると共に使い勝手がよ
くした電子機器を提供すること、第3に、個々人の持つ
機器がセンスした情報を複数人で使用することができ、
交通情報等の大きなインフラストラクチャを必要とする
システムの情報を精細なものとすることが低コストで実
現できるような電子機器を提供すること。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明の電子機器は、1
つは、半導体装置を設けてなる電子回路が内蔵された偏
平形状の機器筐体を有し、この機器筐体の一主面が電子
回路によって動作する表示装置であり、機器筐体の他の
主面が電子回路によって動作する入力装置であることを
特徴とするものであり、さらに、半導体装置を設けてな
る電子回路が機器筐体内にモールド材によって封止され
ていることを特徴とするものであり、また1つは、膨張
及び収縮が自在な支持部材と、この支持部材の片端部に
設けられたスピーカと受信回路が一体となった受信部
と、前記支持部材の他端部に設けられたマイクと発信回
路が一体となった発信部とを具備したことを特徴とする
ものであり、また1つは、筐体と、この筐体に設けられ
たあるいは接続された使用環境を検知する(位置セン
サ、気圧センサ、温度センサのうちの少なくとも一つ
の)センサと、このセンサからの検知信号に基づき筐体
に内蔵された電子回路が動作して所定内容の表示がなさ
れる該筐体に設けられた表示装置と、センサによる検知
結果を外部に向けて送信すると共に外部からの所要信号
を受信するための通信手段を具備することを特徴とする
ものである。
【0020】
【作用】上記のように構成された電子機器は、1つは偏
平形状の機器筐体の一主面に表示装置を設け、他の主面
に入力装置を設けている。従って、入力する際には使用
者が両手で保持すると共に両手で表示装置に表示された
内容に基づき入力装置で入力を行うことができ、使用者
の操作が容易且つ効率的なものとなり、また1つは膨張
及び収縮が自在な支持部材の両端部に夫々スピーカと受
信回路が一体となった受信部と、マイクと発信回路が一
体となった発信部とが設けられているので、携帯時や収
納時に支持部材を適宜形状を小さくなるように変形する
ことができて、機器が破損しにくいものとなると共に使
い勝手がよくなり、さらに1つは筐体に使用環境を検知
する(位置センサ、気圧センサ、温度センサのうちの少
なくとも一つの)センサを設けて、このセンサからの検
知信号に基づく表示を表示装置で行い、また通信手段に
よりセンサによる検知結果を外部に送信すると共に外部
からの所要信号を受信するようにしているので、現在位
置で検知した情報を送出すると共に他からの情報を入手
することができ、個々人の持つ機器がセンスした情報を
複数人で使用することができ、交通情報等の大きなイン
フラストラクチャを必要とするシステムの情報を精細な
ものとすることが低コストで実現できる。
【0021】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。先ず第1の発明について、それに係る第一実施例
を図1乃至図4により説明する。図1は斜視図であり、
図2は裏面側から見た斜視図であり、図3は縦断面図で
あり、図4は入力パッドの圧力に対する出力を示す特性
図である。
【0022】図1乃至図4において、31はパーソナル
コンピュータ、あるいはそれらの移動端末装置等である
電子機器で、これは偏平な機器形状をしており、機器筐
体となる機器枠32によって縁取られた表裏をなす相対
する2面33,34に、ほぼ同一の広さを持つ表示装置
であるディスプレイ35と、入力装置である入力パット
36が露出するように設けられている。
【0023】そして、相対する2面33,34間には電
子回路を構成するLSI等の半導体装置37や図示しな
い回路部品等を搭載する基板38が設けられている。こ
の基板38はそ周囲が固定されている機器枠32と共
に、電子機器31の強度保持部材を構成している。図示
しないがこの電子機器31を駆動する電池も機器枠32
に内蔵されるようになっている。
【0024】さらに電子機器31は、相対する2面3
3,34間にシリコンゴムやエポキシ樹脂などのモール
ド材39が充填されることによって封止されている。な
お、40は相対する2面33,34と基板38との間に
装着された間隔部材であり、41は音声入力を行うため
のマイクであり、42は入力チェックや出力を音で行う
ためのスピーカであり、43は外部機器等との間で信号
の授受を行う光コネクタである。
【0025】また板状をなす入力パッド36は、加えら
れた圧力の分布を感ずることができ、この入力パッド3
6に使用者が手Hの指等で圧力を加えることにより電子
機器31に所望の入力が行えるようになっている。すな
わち、内蔵したソフトウェアにより、入力内容に対応し
た表示をディスプレイ35上に表示させ、入力パッド3
6にソフトウェアあるいはハードウェアにより位置決め
されている所定のキー部分を裏面側から押すことによっ
て、ディスプレイ35上に表示されている疑似キーボー
ド44の対応する文字等の部位がマーク表示M、例えば
濃色となったり、点滅するようになったり等され他の部
位と分別できると共に、そのマーク表示Mされた文字等
の入力が行われる。
【0026】同様に内蔵したソフトウェアにより、手書
き入力用に切り替えて入力パッド36上の所定部位を指
でなぞっることによって、指でなぞった軌跡に対応し
て、例えば文字がディスプレイ35上の手書き入力部4
5に表出され、その入力が行えるようになっている。
【0027】このように構成されているので、使用する
際には先ず両手Hで、例えば親指を機器枠32の表側に
当て、他の各4本の指を裏面の入力パッド36側となる
ようにして保持する。そして入力パッド36側の各4本
の指を駆使し、入力パッド36の所定部位を表側のディ
スプレイ35上に表出された文字等を見ながら押したり
なぞるなどして所望とする入力を行う。
【0028】このため、立った姿勢においても機器保持
のために片方の手を専用してしまうことなく、両手を使
っての入力が可能となり合理的な操作が行え効率的な使
用が可能となる。また使用状態も立った姿勢、机に向か
って座った姿勢などでも操作が行え、使用状態が限定さ
れてしまうことがない。
【0029】さらに、一般の樹脂は空気に対して約10
倍程度の高い熱伝導率を有するので、このような樹脂の
モールド材39が相対する2面33,34間に充填され
て封止されている。このため、発熱素子である半導体装
置37の良好な放熱を行うことができて半導体装置37
の実装密度が高くすることができ、電子機器31の高機
能化や小型化が可能となる。またモールド材39による
封止によって振動・衝撃に対する信頼性も向上する。モ
ールド材39には窒化アルミニウムやアルミナ等熱伝導
率の高い材料の粒子が含まれていてもよい。
【0030】なお、上記の入力パッド36は、圧力を
「加えている・加えていない」の2段階の認識を行うも
ので構成しているが、図4に示す横軸に圧力、縦軸に出
力を取った特性図のように、入力パッド36は少なくと
も3段階の圧力に対し「加えていない・弱圧力を加えて
いる・強圧力を加えている」の3段階の認識をすること
ができるようにしてもよい。これによれば、例えば軽く
入力パッド36に触れている位置に対応するディスプレ
イ35上にカーソル46が表示され、強く押すことによ
りソフトウェアの動作等に対する指示を行うことができ
る。すなわち入力パッド36への加圧の大小を従来のマ
ウスの移動やボタンのクリックに対応させることができ
るため、従来のソフトウェア資産の継承も可能である。
【0031】なおまた、相対する2面33,34間に内
蔵されている半導体装置37や基板38等を機器枠32
部分に配置し、さらにディスプレイ35と入力パッド3
6とを半透明となるように構成することによって、ディ
スプレイ35に表出されている、例えば疑似キーボード
44の所定の文字等の部位を、ディスプレイ35と入力
パッド36を通して見える裏面側の指先で押すように操
作することで入力パッド36での入力が行えるようにし
てもよい。
【0032】さらに、図示しないが、例えばパーソナル
コンピュータ等の外部機器との直接的あるいは、間接的
な接続を可能にして、かかる機器の入出力装置やリモコ
ンとしてもよい。
【0033】次に第2の本発明について、それに係る第
二実施例を図5及び図6により説明する。図5は斜視図
であって、図5(a)は袋を膨張させた時の斜視図で、
図5(b)は袋を収縮させた時の斜視図であり、図6は
変形例の斜視図であって、図6(a)は発信部の斜視図
で、図6(b)は受信部の斜視図である。
【0034】図5において、51は携帯用電話機、小形
移動無線機等の移動端末装置である電子機器で、これは
マイク52と図示しない発信回路とを一体にして筐体内
に収納して形成された発信部53と、スピーカ54と受
信回路とを一体にして筐体内に収納して形成された受信
部55とが支持部材である気密性を有する袋56の表面
に取り付けられている。そして発信部53と受信部55
には、図示しないが夫々を駆動する電源が内蔵されてい
る。さらに発信部53には操作ボタン57が設けられて
いる。
【0035】袋56は端部に図示しないガス発生装置、
例えば液化ガスが詰められている小形ボンベが着脱可能
なバルブ58が取り付けられており、このバルブ58を
介して袋56内にガスを注入することによって膨張す
る。袋56の膨張時の形状は中央部分59がくびれた略
ひょうたん形をなしており、電話機としての使用時には
中央部分59を片手で握るように保持し、また使用者の
顎部との干渉を避け、小さな力で使用者に適した形状に
曲げることができるものとなっている。なお、袋56を
膨張させるには、バルブ58から息を吹き込むことによ
って行うようにしてもよい。
【0036】さらに袋56は、収納したり携帯する時に
バルブ58を緩めることで注入されたガスを外部に放出
して収縮させ、小さくした状態にすることができる。
【0037】このため、小さくした状態での収納や携帯
ができるため場所を取らず扱いが容易である。さらに収
縮した袋56がクッションの役割をすることによって、
発信部53や受信部55を保護するため、無造作にまる
めて、例えばポケットに収納して携帯するようにして
も、電子機器51の損傷を防ぐことができる。
【0038】なお、袋56に替えて発信部53と受信部
55とを発泡ポリウレタン樹脂等のような適正な柔軟性
を有するスポンジ状の材料によって形成された支持部材
に取着するようにしてもよい。
【0039】あるいはまた図6に示す変形例のように発
信部53と受信部55とを夫々クリップ60a,60b
に固定するようにし、これらのクリップ60a,60b
を膨張収縮を可能とする袋56やスポンジ状の材料によ
って形成された支持部材に着脱可能に取着するように形
成してもよい。このようにすることで発信部53及び受
信部55は袋56や支持部材から取り外すことができ、
袋56や支持部材のみを洗浄することができる。
【0040】次に第3の発明について、それに係る第三
実施例を図7乃至図14により説明する。図7は斜視図
であり、図8は裏面側から見た斜視図であり、図9はブ
ロック図であり、図10は電子機器の第1の使用形態を
説明するための図であり、図11は電子機器の第2の使
用形態を説明するための図であり、図12は電子機器の
第3の使用形態を説明するための図であり、図13は電
子機器の第4の使用形態を説明するための図であり、図
14は変形例の斜視図である。
【0041】図7乃至図10において、61は携帯用電
話機、小形移動無線機等の移動端末装置である電子機器
で、これは直方体状の筐体62内に図示しないが半導体
装置等を基板に実装してなる電子回路によって形成され
た処理回路を装備して構成されている。この筐体62の
表面側には内蔵された処理回路の動作に応じて適宜表示
を行うディスプレイ63、電子機器61の操作を行うボ
タン64と、互いに筐体62の対角位置に配置されたマ
イク65及びスピーカ66が設けられている。
【0042】また、筐体62の側面には外部記憶装置の
ICカードを挿入するICカードスロット67や、外部
装置との接続を行い信号の授受を行う外部コネクタ68
等が取り付けられ、操作を行うボタン64の一部が取り
付けられている。なお、外部記憶装置としてICカード
を用いずCD−ROMあるいは光磁気ディスクドライブ
等を用いる場合には、ICカードスロット67に替えて
CD−ROMドライブあるいは光磁気ディスクドライブ
等をを備えるようにしてもよい。
【0043】さらに裏面側には表面側と同様に対角位置
にマイク65とスピーカ66が配置され、中央部には筐
体62内の半導体装置等の放熱器の一部が露出した放熱
部69が設けられている。この放熱部69は電子機器6
2を固定して使用する際、取付け壁面や取付け金具等に
熱的に接続させてより効率的な放熱が可能としてある。
【0044】そして、ディスプレイ63はタッチパネル
の機能も持ち、使用者がディスプレイ63表面にペン状
の器具や指などで圧力を加えることにより、ボタン64
を操作する以外に電子機器61の操作を行うことができ
る。
【0045】また筐体62内には、図9のブロック図で
示すようにように温度センサ70、湿度センサ71、気
圧センサ72、位置センサ73等のセンサ類と、無線に
よる通信を行うための通信手段である通信ユニット74
を内蔵している。なお、75は時計機能や演算機能、記
憶機能を有してなる処理部で、半導体装置を基板に実装
した処理回路等によって構成されている。
【0046】このように構成されているので、公衆回線
76に通信ユニット74を動作させ無線で接続すること
により、携帯電話機として機能でき、ディスプレイ63
上に電話機としての番号ボタンを表示させ、これを使用
者が押すことによって相手との回線を接続して使用す
る。また、予め登録したデータベースから相手を選び出
して自動でダイヤルしてもよい。データベースの項目と
して音声も登録でき、これにより、例えば相手先の名前
の音声と電話番号を関連付け、名前を呼ぶことにより電
話をかけることもできる。
【0047】スピーカ66とマイク65は筐体62の表
裏いずれの側からも使用でき、電話機として使用する際
にはディスプレイ63が顔面に接触して皮脂等が付着し
て視認性が低下するのを防止する。またスピーカ66と
マイク65はほぼ長方形の筐体62表面の対角線上に位
置していため、筐体62が小さい場合でも使い易いもの
となっている。
【0048】また、位置センサ73として、例えばジャ
イロ等による孤立形もしくは通信ユニット74を介して
人工衛星からの電波を受信する方式のものを装備してい
るので、時計機能と合わせてナビゲーションシステムと
して使用することができる。さらに図10に第1の使用
形態を示すように、通信ユニット74を用いて行う無線
通信機能により、道路管理者等によって地上に設けられ
た処理センタ77に対し移動端末78として現在位置や
そこでの移動速度等の情報を送信し、同時に他の複数の
移動端末78からの情報が処理センタ77に集められ
る。処理センタ77に集められた複数の移動端末78か
らの情報が総合され、総合された情報が処理センタ77
と移動端末78である電子機器61との交信によって交
通渋滞などの交通情報を受信することができる。
【0049】なお、この通信のネットワークとしては図
10のように目的毎に固有な通信回線76を用いてもよ
いし、図11の第2の使用形態に示すように公衆回線7
6を経由して処理センタ77と通信するようにしてもよ
い。また、処理センタ77を設けない方式の図12に第
3の使用形態を示すような移動端末78同志で通信のネ
ットワークを組むようにしてもよく、図13に第4の使
用形態を示すように移動端末78同志が公衆回線76を
経由するようにして通信を行ってもよい。
【0050】上記のように通信することで、一つの移動
端末78である電子機器61では把握できない広範囲の
情報をきめ細かく集めることができる。また、ナビゲー
ションシステム用の地図は処理センタ77から受信した
り、予めメモリに蓄えておいてもよいし、CD−ROM
や光磁気ディスク等の外部記憶を利用してもよい。
【0051】またさらに、温度センサ70や気圧センサ
72等のセンサを使用し、上述の交通情報等の収集やナ
ビゲーションシステムと同様な情報のやりとりによって
天候の現況や予測に関わる情報を得ることができる。な
お、温度センサ70については電子機器61自体が発生
する熱の影響を受けにくくするため筐体62に断熱材を
介して取り付けるようにしたり、ケーブルを用いて温度
センサ70を筐体62から離れた位置に設置できるよう
に構成してもよい。
【0052】なおまた、図14に斜視図で示すように、
電磁機器79は上述の電子機器61が有する外部記憶装
置やスピーカやマイクを持たないような構成にして筐体
80をカード状に形成し、鉄道などの交通機関用定期券
あるいは回数券として使用する無線カードを兼ね備えた
ものとして構成してもよい。81は外部装置との接続を
行い信号の授受を行う外部コネクタである。
【0053】さらに、上述した現在位置や移動速度ある
いは、温度や気圧等を検出するための手段は、独立に設
け、本体端末に接続するようにしてもよい。
【0054】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように本発明に
よれば、次のような効果が得られる。第1の発明によれ
ば、使用者の持ったままの状態での操作が容易且つ効率
的なものとなり、さらに放熱良好な機器を得ることがで
き、振動・衝撃に対する信頼性も向上し、第2の発明に
よれば、機器を破損しにくいものとすることができると
共に使い勝手がよくなり、第3の発明によれば、個々人
の持つ機器がセンスした情報を複数人で使用することが
でき、交通情報等の大きなインフラストラクチャを必要
とするシステムの情報を精細なものとすることが低コス
トで実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施例を示す斜視図である。
【図2】本発明の第一実施例を示す裏面側からの斜視図
である。
【図3】本発明の第一実施例を示す縦断面図である。
【図4】本発明の第一実施例に係る入力パッドの圧力に
対する出力を示す特性図である。
【図5】本発明の第二実施例を示す斜視図であって、図
5(a)は袋を膨張させた時の斜視図であり、図5
(b)は袋を収縮させた時の斜視図である。
【図6】本発明の第二実施例の変形例を示す斜視図であ
って、図6(a)は発信部の斜視図であり、図6(b)
は受信部の斜視図である。
【図7】本発明の第三実施例を示す斜視図である。
【図8】本発明の第三実施例を示す裏面側からの斜視図
である。
【図9】本発明の第三実施例のブロック図である。
【図10】本発明の第三実施例に係る電子機器の第1の
使用形態を説明するための図である。
【図11】本発明の第三実施例に係る電子機器の第2の
使用形態を説明するための図である。
【図12】本発明の第三実施例に係る電子機器の第3の
使用形態を説明するための図である。
【図13】本発明の第三実施例に係る電子機器の第4の
使用形態を説明するための図である。
【図14】本発明の第三実施例に係る変形例を示す斜視
図である。
【図15】第1の従来技術を示す斜視図である。
【図16】第1の従来技術を示す縦断面図である。
【図17】第2の従来技術を示す斜視図である。
【図18】第3の従来技術を示す斜視図である。
【図19】第3の従来技術に係る交通情報の流れを説明
するための図である。
【図20】第3の従来技術に係る気象情報の流れを説明
するための図である。
【符号の説明】
31…電子機器 32…機器枠 33,34…面 35…ディスプレイ 36…入力パッド 44…疑似キーボード M…マーク表示
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04Q 7/32 (72)発明者 石塚 勝 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株 式会社東芝研究開発センター内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体装置を設けてなる電子回路が内蔵
    された偏平形状の機器筐体を有し、この機器筐体の一主
    面が前記電子回路によって動作する表示装置であり、前
    記機器筐体の他の主面が前記電子回路によって動作する
    入力装置であることを特徴とする電子機器。
  2. 【請求項2】 半導体装置を設けてなる電子回路が機器
    筐体内にモールド材によって封止されていることを特徴
    とする請求項1記載の電子機器。
  3. 【請求項3】 膨張及び収縮が自在な支持部材と、この
    支持部材の片端部に設けられたスピーカと受信回路が一
    体となった受信部と、前記支持部材の他端部に設けられ
    たマイクと発信回路が一体となった発信部とを具備した
    ことを特徴とする電子機器。
  4. 【請求項4】 筐体と、この筐体に設けられたあるいは
    接続された使用環境を検出するセンサと、このセンサか
    らの検知信号に基づき前記筐体に内蔵された電子回路が
    動作して所定内容の表示がなされる該筐体に設けられた
    表示装置と、前記センサによる検知結果を外部に向けて
    送信すると共に外部からの所要信号を受信するための通
    信手段を具備することを特徴とする電子機器。
JP5335461A 1993-12-28 1993-12-28 電子機器 Pending JPH07200098A (ja)

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