JPH07198756A - 衝撃性電流測定方法 - Google Patents
衝撃性電流測定方法Info
- Publication number
- JPH07198756A JPH07198756A JP5351464A JP35146493A JPH07198756A JP H07198756 A JPH07198756 A JP H07198756A JP 5351464 A JP5351464 A JP 5351464A JP 35146493 A JP35146493 A JP 35146493A JP H07198756 A JPH07198756 A JP H07198756A
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- JP
- Japan
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- conductor
- magnetic field
- current
- chimney
- optical
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- Pending
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- Measuring Instrument Details And Bridges, And Automatic Balancing Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 光磁界センサ付近の磁界を高めて衝撃性電流
を精度良く測定できる様にする。 【構成】 導体1の近くに磁気遮蔽用導体3を配置し、
その磁気遮蔽用導体3と導体1との間に設けた光磁界セ
ンサ2により磁界を検知して、導体1に流れる衝撃性電
流Iを測定する。 【効果】 導体と磁気遮蔽用導体との間で磁界が高ま
り、従来は煙突先端の避雷針部(上端)でしか測定でき
なかった落雷電流を、煙突の根元で精度良く測定するこ
とができる。光磁界センサを使用するので外来ノイズの
影響を受けず、S/Nが向上する。
を精度良く測定できる様にする。 【構成】 導体1の近くに磁気遮蔽用導体3を配置し、
その磁気遮蔽用導体3と導体1との間に設けた光磁界セ
ンサ2により磁界を検知して、導体1に流れる衝撃性電
流Iを測定する。 【効果】 導体と磁気遮蔽用導体との間で磁界が高ま
り、従来は煙突先端の避雷針部(上端)でしか測定でき
なかった落雷電流を、煙突の根元で精度良く測定するこ
とができる。光磁界センサを使用するので外来ノイズの
影響を受けず、S/Nが向上する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は大サイズの導体、例えば
金属製の煙突、に流れる衝撃性電流、例えば金属製の煙
突に落雷したときにその煙突(導体)に流れる落雷電流
を測定する方法に関するものである。
金属製の煙突、に流れる衝撃性電流、例えば金属製の煙
突に落雷したときにその煙突(導体)に流れる落雷電流
を測定する方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、落雷電流を測定する方法として、
煙突の先端の避雷針に変流器(CT)を取付け、その変
流器の二次側出力の変化から落雷電流を計測する方法が
あった。
煙突の先端の避雷針に変流器(CT)を取付け、その変
流器の二次側出力の変化から落雷電流を計測する方法が
あった。
【0003】従来のCTによる落雷電流測定方法には次
のような問題があった。 .避雷針は煙突の先端にあるためCTの取り付けが困
難である。
のような問題があった。 .避雷針は煙突の先端にあるためCTの取り付けが困
難である。
【0004】 CTを避雷針に取付けた場合、CTの
リード線を煙突に沿って付設するのも困難である。
リード線を煙突に沿って付設するのも困難である。
【0005】.雷は一般的に高いところに落ちるた
め、CTの二次側出力は受信器側までかなり長い距離を
電気信号で伝送する必要がある。そのため、その伝送中
にCTのリード線に落雷電流が雑音として乗ってS/N
が悪化し、測定時のダイナミックレンジが小さくなって
しまう。 .CTのリード線の分布定数のため測定波形が鈍って
しまう。
め、CTの二次側出力は受信器側までかなり長い距離を
電気信号で伝送する必要がある。そのため、その伝送中
にCTのリード線に落雷電流が雑音として乗ってS/N
が悪化し、測定時のダイナミックレンジが小さくなって
しまう。 .CTのリード線の分布定数のため測定波形が鈍って
しまう。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前記の諸問題を解決す
るには煙突の根元に光磁界センサを設置すれば良いが、
煙突の直径が大きい場合は落雷電流により煙突周囲に発
生する磁界が光磁界センサの感度に比べて低い場合があ
る。通常、ケーブル電流等を測定するに当って、被測定
電流の値が低くて十分な感度が得られないときは、C字
型のカットコアを用いてギャップ間の磁界を高めて測定
している。しかし、煙突の場合は直径が大きいためカッ
トコアを用いるのが適切でないか不可能な場合がある。
このため光磁界センサ付近の磁界強度を何等かの方法で
高める必要がある。
るには煙突の根元に光磁界センサを設置すれば良いが、
煙突の直径が大きい場合は落雷電流により煙突周囲に発
生する磁界が光磁界センサの感度に比べて低い場合があ
る。通常、ケーブル電流等を測定するに当って、被測定
電流の値が低くて十分な感度が得られないときは、C字
型のカットコアを用いてギャップ間の磁界を高めて測定
している。しかし、煙突の場合は直径が大きいためカッ
トコアを用いるのが適切でないか不可能な場合がある。
このため光磁界センサ付近の磁界強度を何等かの方法で
高める必要がある。
【0007】本発明の目的は光磁界センサ付近の磁界を
高めて、落雷電流等の衝撃性電流を精度良く測定できる
様にした衝撃性電流測定方法を提供することにある。
高めて、落雷電流等の衝撃性電流を精度良く測定できる
様にした衝撃性電流測定方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の衝撃性電流測定
方法は図1(c)の様に、導体1の近くに磁気遮蔽用導
体3を配置し、その磁気遮蔽用導体3と導体1との間に
設けた光磁界センサ2により磁界を検知して、導体1に
流れる衝撃性電流Iを測定するようにしたものである。
方法は図1(c)の様に、導体1の近くに磁気遮蔽用導
体3を配置し、その磁気遮蔽用導体3と導体1との間に
設けた光磁界センサ2により磁界を検知して、導体1に
流れる衝撃性電流Iを測定するようにしたものである。
【0009】
【作用】円形導体(例えば金属製の煙突)の周囲の磁界
は、通常は、導体の中心からの距離に反比例して減衰す
る。しかしながら、導体に流れる電流の周波数成分が高
い場合は、図1(c)のように導体1の近くに磁気遮蔽
用導体3を配置すると、磁界はその磁気遮蔽用導体3に
邪魔されてそれより外に拡散できなくなり、電流が流れ
る導体1と磁気遮蔽用導体3との間で磁界が高まる。こ
のため導体1の周囲に設けた光磁界センサ2で磁界を確
実に検知することができる。
は、通常は、導体の中心からの距離に反比例して減衰す
る。しかしながら、導体に流れる電流の周波数成分が高
い場合は、図1(c)のように導体1の近くに磁気遮蔽
用導体3を配置すると、磁界はその磁気遮蔽用導体3に
邪魔されてそれより外に拡散できなくなり、電流が流れ
る導体1と磁気遮蔽用導体3との間で磁界が高まる。こ
のため導体1の周囲に設けた光磁界センサ2で磁界を確
実に検知することができる。
【0010】
【実施例】本発明の衝撃性電流測定方法に使用される衝
撃性電流測定装置の一例を図1に示す。この測定装置は
落雷電流が〜1μsecという速いパルスの衝撃性電
流、即ち、周波数成分の高い電流であることに着目し
て、衝撃性電流Iの流れる導体1とその外側に設けた磁
気遮蔽用導体3との間に光磁界センサ2を配置したもの
である。
撃性電流測定装置の一例を図1に示す。この測定装置は
落雷電流が〜1μsecという速いパルスの衝撃性電
流、即ち、周波数成分の高い電流であることに着目し
て、衝撃性電流Iの流れる導体1とその外側に設けた磁
気遮蔽用導体3との間に光磁界センサ2を配置したもの
である。
【0011】この場合、光磁界センサ2を導体(金属製
煙突)1の根元に取付けてある。詳細には図2に示す様
に磁気遮蔽用導体3の内側に磁界センサ2を取付け、そ
の磁界センサ2が導体1側になるようにして磁気遮蔽用
導体3を導体1に取付けてなる。この場合、磁気遮蔽用
導体3を支持部4で支えて導体1に取付け、しかも、支
持部4をノンメタリック製にして磁気的に透明にしてあ
る。
煙突)1の根元に取付けてある。詳細には図2に示す様
に磁気遮蔽用導体3の内側に磁界センサ2を取付け、そ
の磁界センサ2が導体1側になるようにして磁気遮蔽用
導体3を導体1に取付けてなる。この場合、磁気遮蔽用
導体3を支持部4で支えて導体1に取付け、しかも、支
持部4をノンメタリック製にして磁気的に透明にしてあ
る。
【0012】図1の光磁界センサ2は図2に示す様に磁
気光学素子(ファラデー回転素子)5、磁気光学素子5
に光を送るために電気を光に変換するE/O変換器6、
光磁界センサ2からの光を電気に変換するためのO/E
変換器7を備えている。
気光学素子(ファラデー回転素子)5、磁気光学素子5
に光を送るために電気を光に変換するE/O変換器6、
光磁界センサ2からの光を電気に変換するためのO/E
変換器7を備えている。
【0013】そして、図1の光磁界センサ2はE/O変
換器6からの光(測定光)が、落雷電流Iの流れる方向
に対して垂直な方向に発生する磁界と平行に磁気光学素
子5(図2)に入射するように導体1取付けてある。
換器6からの光(測定光)が、落雷電流Iの流れる方向
に対して垂直な方向に発生する磁界と平行に磁気光学素
子5(図2)に入射するように導体1取付けてある。
【0014】
【動作説明】図2の衝撃性電流測定装置により落雷電流
を測定する場合を図3に基づいて説明する。図2のE/
O変換器6から発光される光(測定光)は、光ファイバ
8、ロッドレンズ9を通り、直方体状の偏光子10を通
過して直線偏波となって直方体状の磁気光学素子5に入
射し、この磁気光学素子5において磁界の影響により測
定光の偏波面が角度θだけ回転されて出力される。この
ときの測定光の偏波面の回転角θは磁気光学素子5の出
力側に置いた直方体状の検光子11により光の強度に置
き換えられる。そしてこの光はロッドレンズ12、光フ
ァイバ13を通って出射し、この測定光の強度がフォト
ダイオード等のE/O変換器6で検知され、落雷電流が
測定される。
を測定する場合を図3に基づいて説明する。図2のE/
O変換器6から発光される光(測定光)は、光ファイバ
8、ロッドレンズ9を通り、直方体状の偏光子10を通
過して直線偏波となって直方体状の磁気光学素子5に入
射し、この磁気光学素子5において磁界の影響により測
定光の偏波面が角度θだけ回転されて出力される。この
ときの測定光の偏波面の回転角θは磁気光学素子5の出
力側に置いた直方体状の検光子11により光の強度に置
き換えられる。そしてこの光はロッドレンズ12、光フ
ァイバ13を通って出射し、この測定光の強度がフォト
ダイオード等のE/O変換器6で検知され、落雷電流が
測定される。
【0015】
【発明の効果】本発明の衝撃性電流測定方法によれば次
の様な効果がある。 .導体1の近くに磁気遮蔽用導体3を配置したので導
体1と磁気遮蔽用導体3との間で磁界が高まり、従来は
煙突先端の避雷針部(上端)でしか測定できなかった落
雷電流を、煙突の根元で精度良く測定することができる .光磁界センサを使用するので、外来ノイズの影響を
受けず、S/Nが向上する。
の様な効果がある。 .導体1の近くに磁気遮蔽用導体3を配置したので導
体1と磁気遮蔽用導体3との間で磁界が高まり、従来は
煙突先端の避雷針部(上端)でしか測定できなかった落
雷電流を、煙突の根元で精度良く測定することができる .光磁界センサを使用するので、外来ノイズの影響を
受けず、S/Nが向上する。
【図1】(a)は導体に流れる落雷電流とそれにより生
ずる磁界の説明図、(b)は磁界の平面説明図、(c)
は本発明における磁気遮蔽用導体により磁気が外部への
拡散を抑制される状態の平面説明図。
ずる磁界の説明図、(b)は磁界の平面説明図、(c)
は本発明における磁気遮蔽用導体により磁気が外部への
拡散を抑制される状態の平面説明図。
【図2】本発明に使用される衝撃性電流測定装置の一例
を示す説明図。
を示す説明図。
【図3】本発明の衝撃性電流測定方法の説明図。
1 導体 2 光磁界センサ 3 磁気遮蔽用導体
Claims (1)
- 【請求項1】 導体(1)に衝撃性電流が流れると発生
する磁界を光磁界センサ(2)で検知してその衝撃性電
流を測定するようにした衝撃性電流測定方法において、
導体(1)の近くに磁気遮蔽用導体(3)を配置し、こ
の磁気遮蔽用導体(3)と導体(1)との間に設けた光
磁界センサ(2)により磁界を検知して、導体(1)に
流れる衝撃性電流を測定することを特徴とする衝撃性電
流測定方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5351464A JPH07198756A (ja) | 1993-12-29 | 1993-12-29 | 衝撃性電流測定方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5351464A JPH07198756A (ja) | 1993-12-29 | 1993-12-29 | 衝撃性電流測定方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07198756A true JPH07198756A (ja) | 1995-08-01 |
Family
ID=18417471
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5351464A Pending JPH07198756A (ja) | 1993-12-29 | 1993-12-29 | 衝撃性電流測定方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07198756A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2014157110A1 (ja) * | 2013-03-26 | 2014-10-02 | 三菱重工業株式会社 | 雷電流計測装置及び雷電流計測方法 |
-
1993
- 1993-12-29 JP JP5351464A patent/JPH07198756A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2014157110A1 (ja) * | 2013-03-26 | 2014-10-02 | 三菱重工業株式会社 | 雷電流計測装置及び雷電流計測方法 |
JP2014190741A (ja) * | 2013-03-26 | 2014-10-06 | Tokyo Electric Power Co Inc:The | 雷電流計測装置及び雷電流計測方法 |
US9983237B2 (en) | 2013-03-26 | 2018-05-29 | Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. | Lightning current measuring device and lightning current measuring method |
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