JPH071973A - 電気自動車のバッテリ調温装置 - Google Patents

電気自動車のバッテリ調温装置

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JPH071973A
JPH071973A JP14665393A JP14665393A JPH071973A JP H071973 A JPH071973 A JP H071973A JP 14665393 A JP14665393 A JP 14665393A JP 14665393 A JP14665393 A JP 14665393A JP H071973 A JPH071973 A JP H071973A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
duct
battery
floor panel
main contactor
branch
Prior art date
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Pending
Application number
JP14665393A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuaki Iwamoto
和明 岩本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
Priority to JP14665393A priority Critical patent/JPH071973A/ja
Publication of JPH071973A publication Critical patent/JPH071973A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 メインコンタクタの配置位置の影響を受け
ず、ダクトを最適位置に配置できる電気自動車のバッテ
リ調温装置を提供する。 【構成】 フロアパネル1の下部にバッテリフレーム2
が着脱可能に取り付けられる。フロアパネル1の前端に
はダクト14が取り付けられている。ダクト14は前端
が車体前部で開口し、その後方に分岐部17が設けら
れ、分岐端は下方に曲折してフロアパネル1前端の左右
の入口18に取り付けられている。フロアパネル1の後
端には出口12に吸引ファン13が設けられている。ダ
クト14の分岐端の中央にはフロアトンネル部Tの前部
寄りにメインコンタクタ20が配置され、メインコンタ
クタ20からバッテリフレーム2に至りコネクタ24に
よって分離可能なハーネス23が配索されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、電気自動車のバッテ
リ調温装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電気自動車においては、できるだけ長い
航続距離を得るために、車体の軽量化、バッテリ容量の
増加に加えて、バッテリの適正な放電量を確保すること
が重要なファクタとなっている。
【0003】バッテリの放電量はバッテリが設置されて
いる雰囲気温度によって大きく左右され、雰囲気温度が
30〜50℃の場合に効率良く放電がなされる。また、
複数のバッテリを直列にして使用する場合に個々の雰囲
気温度にバラツキがあると効率が著しく低下するため、
各バッテリの雰囲気温度をバラツキのない状態にするこ
とが要求される。
【0004】したがって例えば、バッテリが配置された
部位の前方であって、車幅方向略中央部に調温空気導入
用のダクトを設け、左右のバッテリに均一に外気または
加熱空気を導入しバッテリをバラツキなく調温するもの
が考えられる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、電気自動車
においては、強電系の制御部品であるメインコンタクタ
をバッテリとモータとの間に設ける必要があるが、この
メインコンタクタは複数のバッテリと結線する関係で車
幅方向略中央部に配置することが望ましく、また車体前
部に配置されるモータのできるだけ近くに設置して配線
を短くすることが望ましい。
【0006】しかしながら、このように車幅方向略中央
部であって車体前部側に設けられたメインコンタクタ
が、同じく車幅方向略中央部であって、バッテリの配置
部位の前方に設けられたダクトの配置部位に干渉してし
まうという問題がある。
【0007】一方、この干渉を回避するために調温空気
導入ダクトの位置をずらすと、バッテリの温度にバラツ
キが生じてしまい、バッテリの冷却、加熱効率を低下さ
せる原因となってしまい、またメインコンタクタの位置
をずらすと、各バッテリに対する配線長さが全体として
長くなり、また配線作業もめんどうなものとなってしま
うという問題がある。
【0008】そこで、この発明は、メインコタンクタの
配置位置の影響を受けず、ダクトを最適位置に配置でき
る電気自動車のバッテリ調温装置を提供するものであ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】車体のフロアパネルの下
位に、このフロアパネルとは分割したバッテリフレーム
が着脱可能に取り付けられる電気自動車のバッテリ冷却
装置であって、車体の前部で開口したダクトが設けら
れ、このダクトがフロアパネルの前方で分岐して分岐部
が設けられ、各分岐端がフロアパネルの前端部の左右に
設けられた入口に取り付けられ、バッテリフレームある
いはフロアパネルの後端部に出口が設けられ、ダクトの
分岐部の後方にはフロアトンネル部内の前端部寄りにメ
インコンタクタが配設され、メインコンタクタから車体
前部の駆動部とバッテリフレームの前端部に至りハーネ
スが配索され、バッテリフレームに至るハーネスがコネ
クタにより分離可能にされている
【0010】
【作用】ダクトを分岐させてバッテリフレームに取り付
けることで、バッテリを均一に調温すると共にメインコ
ンタクタをバッテリフレームの車幅方向中央部でかつ前
方寄りに配置することを可能とする。
【0011】また、メインコンタクタとバッテリとの間
のハーネスをコネクタによって分離することにより、バ
ッテリフレームを車体のフロアパネルから取り外す作業
を容易化する。
【0012】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図面と共に説明
する。
【0013】図2に示すように、車体のフロアパネル1
の下位には、このフロアパネル1とは分割したバッテリ
フレーム2が図3,4に示すようにボルト・ナットBN
によって着脱可能に取り付けられている。
【0014】バッテリフレーム2は、下部にプレート3
を有し、図3に示すように左右のサイドフレーム4と前
後のクロスフレーム5,5とで囲まれる部分が、車幅方
向の中央部で前後方向に延びるセンターフレーム6と、
センターフレーム6とサイドフレーム4とにわたって設
けられた仕切フレーム7とで格子状に区画され、ここに
バッテリ8の載置部9が形成されている。尚、6Aはサ
ブフレームを示す。各載置部9には2個1組のバッテリ
8が4列に配置されている。
【0015】一方、フロアパネル1は図2に示すように
フレーム10の上部にフロアトンネル部Tを有する上部
プレート11を備えており、後端部の出口12には吸引
ファン13が左右一対設けられている。また、フロアパ
ネル1の前端にはダクト14が着脱可能に取り付けられ
ている。
【0016】上記ダクト14は図2に示すように駆動部
としてのモータ15やパワーヘッド(インバータ)16
が収納された車両前部において、前端部が開口した角型
断面のもので、その後方に図3に示す分岐部17が設け
られている。分岐部17の後方であってバッテリフレー
ム2の前方でダクト14は円形断面で2つに分かれて下
方に屈曲し、更に後方に屈曲して各分岐端がフロアパネ
ル1の前端部の入口18に着脱可能に取り付けられてい
る。ここで、上記ダクト14の後端部が取り付けられる
フロアパネル1には、図3に示すようにバッテリ8の各
条列に向かうガイド部材19が左右に設けられていて、
各バッテリ8に対して均一に外気が導入され、前述した
吸引ファン13により外側に排出されるようになってい
る。
【0017】前記フロアパネル1のフロアトンネル部T
にはその内部であってフロアトンネル部Tの前端部寄り
にメインコンタクタ20が配置されている。尚、図2
中、21はダッシュロアパネルを示す。
【0018】メインコンタクタ20の全面には図2に示
すようにハーネス22が接続され、このハーネス22は
車両の前部のパワーヘッド16に接続されている。ここ
で、このハーネス22はダクト14の分岐部17の下を
通って配索されている。
【0019】また、メインコンタクタ20の前面には下
方に向かって一対の別のハーネス23が結線され、この
ハーネス23はバッテリフレーム2に至りバッテリ8に
接続されている。ここで、このメインコンタクタ20か
らバッテリフレーム2に至るハーネス23には、上記ダ
クト14の分岐部17近傍でハーネス23を分離可能な
コネクタ24が設けられている。
【0020】尚、図4中25はヒータホース、26はク
ーラーホース、27はステアリングの中間シャフトを示
す。
【0021】上記実施例構造によれば、メインコンタク
タ20が車幅方向略中央部のフロアトンネル部T内であ
ってフロアトンネル部Tの前端寄りに配置されているこ
とにより、パワーヘッド16とバッテリ8間にメインコ
ンタクタ20が位置することとなり、したがってパワー
ヘッド16及びバッテリ8へ結線するハーネス22,2
3が短くて済むというメリットがある。とりわけ、メイ
ンコンタクタ20の前面から各ハーネス22,23が出
ていることからハーネス22,23の結線が容易とな
る。
【0022】また、ダクト14が分岐部17を有して2
つに分かれているため、前方から取り込まれた外気をバ
ッテリフレーム2内に分散して導き入れることができ
る。とりわけ、フロアパネル1の入口18にガイド部材
19が設けられていることにより、バッテリ8の各列に
対して均一に外気を供給して効率良くバッテリ8を冷却
することができる。
【0023】また、フロアパネル1の後端部の出口12
に吸引ファン13が設けられていることにより、アイド
リング時のようにダクト14の前端から走行外気が導入
されない場合でもバッテリ8を冷却できる点で有利であ
る。
【0024】そして、メインコンクタ20からパワーヘ
ッド16あるいはバッテリフレーム2へハーネス22,
23を配線する際に、上記ダクト14の分岐部17の下
側にメインコンタクタ20の前方に作業用空間が確保で
きるため、ハーネス22,23の配線作業が容易となる
というメリットがある。
【0025】また、バッテリの交換作業等の際には、ボ
ルト・ナットBNを外してバッテリフレーム2をフロア
パネル1から取り外し、かつコネクタ24によってハー
ネス23を分離すれば、バッテリフレーム2を簡単に下
降させることができる。
【0026】この場合、コネクタ24の取り外し作業は
ダクト14の分岐部17の下側の作業空間を利用して容
易に行うことができる。したがって、バッテリ8を容易
に交換することができる。
【0027】尚、上記実施例は、バッテリを冷却する例
を示したがこの発明は上記実施例に限られるものではな
く例えば、ダクト14にヒータを設け、加熱空気を導入
することにより、バッテリ8を加熱しても良い。また、
ダクト14はバッテリフレーム2に着脱可能に取り付け
るようにしても良い。更に、出口12はバッテリフレー
ム2側に設けても良い。
【0028】
【発明の効果】以上説明してきたようにこの発明によれ
ば、メインコンタクタがフロアトンネル内であってフロ
アトンネルの前端寄りに配置されていることにより、車
体前部の駆動部とバッテリ間に位置することとなり、し
たがってバッテリや駆動部へ結線されるハーネスが短く
て済み、結線作業が行い易くなる。
【0029】また、ダクトが分岐部で2つに分かれてバ
ッテリフレームの前端部の左右に設けられた入口に取り
付けられているため、前方から取り入れた空気をバッテ
リフレーム内に分散して導入することができバッテリを
効率良く調温することができる。
【0030】そして、上記ダクトの分岐部によってメイ
ンコンタクタの前方に作業用空間が確保できるため、ハ
ーネスの配線作業等が容易となるというメリットがあ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例の斜視図。
【図2】同側面説明図。
【図3】同平面説明図。
【図4】同正面説明図。
【符号の説明】
1…フロアパネル 2…バッテリフレーム 12…出口 14…ダクト 15…モータ(駆動部) 16…パワーヘッド(駆動部) 17…分岐部 18…入口 22…ハーネス 23…ハーネス 24…コネクタ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体のフロアパネルの下位に、このフロ
    アパネルとは分割したバッテリフレームが着脱可能に取
    り付けられる電気自動車のバッテリ調温装置であって、
    車体の前部で開口したダクトが設けられ、このダクトが
    フロアパネルの前方で分岐して分岐部が設けられ、各分
    岐端がフロアパネルの前端部の左右に設けられた入口に
    取り付けられ、バッテリフレームあるいはフロアパネル
    の後端部に出口が設けられ、ダクトの分岐部の後方には
    フロアトンネル部内の前端部寄りにメインコンタクタが
    配設され、メインコンタクタから車体前部の駆動部とバ
    ッテリフレームの前端部に至りハーネスが配索され、バ
    ッテリフレームに至るハーネスがコネクタにより分離可
    能にされていることを特徴とする電気自動車のバッテリ
    調温装置。
JP14665393A 1993-06-18 1993-06-18 電気自動車のバッテリ調温装置 Pending JPH071973A (ja)

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JP14665393A JPH071973A (ja) 1993-06-18 1993-06-18 電気自動車のバッテリ調温装置

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JP14665393A JPH071973A (ja) 1993-06-18 1993-06-18 電気自動車のバッテリ調温装置

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JPH071973A true JPH071973A (ja) 1995-01-06

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ID=15412595

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JP14665393A Pending JPH071973A (ja) 1993-06-18 1993-06-18 電気自動車のバッテリ調温装置

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JP (1) JPH071973A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010234848A (ja) * 2009-03-30 2010-10-21 Mazda Motor Corp 電動車両のバッテリ構造
JP2011126451A (ja) * 2009-12-18 2011-06-30 Nissan Motor Co Ltd 電動車両用バッテリのコネクタ構造
US10260997B2 (en) 2013-07-05 2019-04-16 Satake Corporation Microorganism concentrator

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JP2010234848A (ja) * 2009-03-30 2010-10-21 Mazda Motor Corp 電動車両のバッテリ構造
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