JPH07197136A - メッキ材処理装置 - Google Patents

メッキ材処理装置

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JPH07197136A
JPH07197136A JP35224993A JP35224993A JPH07197136A JP H07197136 A JPH07197136 A JP H07197136A JP 35224993 A JP35224993 A JP 35224993A JP 35224993 A JP35224993 A JP 35224993A JP H07197136 A JPH07197136 A JP H07197136A
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JP
Japan
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container body
plating material
fluidized sand
plating
metal
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JP35224993A
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English (en)
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Kiyoto Miyasaka
清人 宮阪
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IHI Corp
Original Assignee
IHI Corp
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Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
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    • Y02P10/00Technologies related to metal processing
    • Y02P10/20Recycling

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  • Manufacture And Refinement Of Metals (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 短時間にメッキ材を加熱することができ、該
メッキ材からメッキ金属を高効率で除去することがで
き、酸化亜鉛等の有害な物質の発生を抑制することがで
き、かつこのメッキ金属を高効率で回収するとともに純
度の良い鉄を得ることができるメッキ材処理装置を提供
する。 【構成】 上部にメッキ材投入口5が設けられ、底部に
還元性ガスまたは不活性ガスを導入するガス導入管8及
び鉄スクラップ取出口10が設けられた減圧可能な容器
本体1と、容器本体1に設けられ該容器本体1より流出
する流動砂sを再度容器本体1内に供給する流動砂循環
手段2と、流動砂循環手段2に設けられ、流動砂sを加
熱する流動砂加熱手段3と、容器本体1に設けられ、蒸
発したメッキ金属を捕集する金属捕集手段4とを具備し
てなることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、表面に金属メ
ッキが施されたメッキ材を鉄スクラップとして再利用す
る際に好適に用いられ、メッキ材からメッキ金属を高効
率で除去し、かつこのメッキ金属を高効率で回収すると
ともに純度の良い鉄を得るメッキ材処理装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】鉱物資源に乏しい我国においては、廃棄
物をリサイクルして再度原料として利用することは工業
及び環境保護の面から極めて重要な課題になっている。
例えば、自動車の車体に用いられる亜鉛メッキ鋼板のス
クラップでは、該スクラップから亜鉛を除去することに
より純度の高い鉄を再生し、この鉄を製鋼材料として再
利用することが行なわれている。前記スクラップから亜
鉛を除去する方法としては、スクラップを加熱して、鉄
に比べて沸点の低い亜鉛(m.p.:419.6℃,
b.p.:907℃)を蒸発させる方法が採られてお
り、この方法が適用される処理装置としては、次に示す
2種類の装置が知られている。
【0003】その1つは、脱亜鉛炉を用いた処理装置で
あり、この装置では、フィーダ等を用いて亜鉛メッキ鋼
板のスクラップを脱亜鉛炉内に投入し、炉内に設けられ
たメッシュベルトにより投入されたスクラップを移動す
る間に、加熱装置により該スクラップを約900℃程度
に加熱し亜鉛を蒸発させて取り除き、その後、水スプレ
ー等を用いて冷却して亜鉛が除去された鉄スクラップを
作製し、この鉄スクラップに更にショットブラスト等を
施して残留亜鉛を取り除くことにより製鋼材料用の鉄ス
クラップを得ている。
【0004】他の1つは、キューポラを用いた処理装置
であり、この処理装置では、キューポラのシャフト炉に
炭材と亜鉛メッキ鋼板のスクラップとを投入し、該シャ
フト炉の下部から炉内に熱風を吹き込み該シャフト炉内
を高温の還元雰囲気にした状態で、スクラップを降下さ
せる。該スクラップは、降下する間に、溶融鉄と亜鉛蒸
気とに分離されるので、溶融鉄を該シャフト炉の下部か
ら取り出すとともに、噴出する亜鉛蒸気を該シャフト炉
の上部から取り出す。以上により、純度の高い製鋼材料
用の溶湯を得ている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の脱亜
鉛炉を用いた処理装置及びキューポラを用いた処理装置
のいずれにおいても、それぞれに解決すべき問題点が存
在する。すなわち、脱亜鉛炉を用いた処理装置では、ス
クラップを直接加熱していないためにスクラップ全体を
所定の温度まで加熱するのに長時間掛かってしまうとい
う問題点がある。残留した亜鉛は、ショットブラスト等
では取り除くことができないので、この残留亜鉛を含む
鉄を再利用するために溶解炉で再溶解すると、残留亜鉛
が該溶解炉の炉壁を侵食し劣化させるという問題点があ
る。また、スクラップを水冷する際に該スクラップの表
面から亜鉛が蒸発するが、この亜鉛蒸気には有害な酸化
亜鉛が含まれているので、この酸化亜鉛を取り除く集塵
機等の公害処理設備が必要となり、また、回収される酸
化亜鉛の処理が新たに必要となる等の問題点がある。
【0006】また、キューポラを用いた処理装置では、
前記シャフト炉の上部から噴出する亜鉛蒸気を含む排ガ
スの処理が問題であり、該亜鉛蒸気を冷却するために新
たに冷却設備が必要となり、また、この発生するダスト
の処理のための処理設備が必要になる。したがって、噴
出する亜鉛蒸気の処理エネルギー及びそのコストが莫大
なものになってしまうという問題点がある。
【0007】本発明は、上記の事情に鑑みてなされたも
のであって、短時間にメッキ材を加熱することができ、
該メッキ材からメッキ金属を高効率で除去することがで
き、酸化亜鉛等の有害な物質の発生を抑制することがで
き、かつこのメッキ金属を高効率で回収するとともに純
度の良い鉄を得ることができるメッキ材処理装置を提供
することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は次の様なメッキ材処理装置を採用した。す
なわち、請求項1記載のメッキ材処理装置は、金属メッ
キされたメッキ材をメッキ金属と鉄スクラップとに分離
するメッキ材処理装置であって、流動砂を収納し、上部
にメッキ材投入口が設けられ、底部に還元性ガスまたは
不活性ガスを導入するガス導入管及び鉄スクラップ取出
口が設けられた減圧可能な容器本体と、該容器本体に設
けられ、該容器本体より流出する流動砂を再度該容器本
体内に供給する流動砂循環手段と、該流動砂循環手段に
設けられ、流動砂を加熱する流動砂加熱手段と、前記容
器本体に設けられ、蒸発したメッキ金属を捕集する金属
捕集手段とを具備してなることを特徴としている。
【0009】また、請求項2記載のメッキ材処理装置
は、金属メッキされたメッキ材をメッキ金属と鉄スクラ
ップとに分離するメッキ材処理装置であって、流動砂を
収納し、上部にメッキ材投入口が設けられ、底部に還元
性ガスまたは不活性ガスを導入するガス導入管及び鉄ス
クラップ取出口が設けられた減圧可能な容器本体と、該
容器本体に設けられ、該容器本体より流出する流動砂を
加熱し再度該容器本体内に供給する流動砂加熱循環手段
と、前記容器本体に設けられ、蒸発したメッキ金属を捕
集する金属捕集手段とを具備してなることを特徴として
いる。
【0010】また、請求項3記載のメッキ材処理装置
は、金属メッキされたメッキ材をメッキ金属と鉄スクラ
ップとに分離するメッキ材処理装置であって、流動砂を
収納し、上部にメッキ材投入口が設けられ、底部に還元
性ガスまたは不活性ガスを導入するガス導入管及び鉄ス
クラップ取出口が設けられた減圧可能な容器本体と、該
容器本体の側壁に設けられ、流動砂を加熱・保温する加
熱保温手段と、前記容器本体に設けられ、蒸発したメッ
キ金属を捕集する金属捕集手段とを具備してなることを
特徴としている。
【0011】また、請求項4記載のメッキ材処理装置
は、請求項1または2記載のメッキ材処理装置におい
て、前記容器本体の側壁に、流動砂を加熱・保温する加
熱保温手段を設けたことを特徴としている。
【0012】また、請求項5記載のメッキ材処理装置
は、請求項1,2または3記載のメッキ材処理装置にお
いて、前記ガス導入管の先端部が複数に分岐され、これ
ら複数の分岐管が前記容器本体の底部に配設されるとと
もに、これら複数の分岐管の上方に多数のガス流通孔が
形成された底板または前記メッキ材より細径の網目を有
する網板のいずれかが設けられていることを特徴として
いる。
【0013】また、請求項6記載のメッキ材処理装置
は、請求項1,2または3記載のメッキ材処理装置にお
いて、前記ガス導入管の先端部が複数に分岐され、これ
ら複数の分岐管が前記容器本体の底部に配設されるとと
もに、これら複数の分岐管の上方に多数のガス流通孔ま
たは前記メッキ材より細径の網目を有し振動する搬送路
が設けられていることを特徴としている。
【0014】また、請求項7記載のメッキ材処理装置
は、請求項1,2または3記載のメッキ材処理装置にお
いて、前記容器本体の内部に、流動砂及びメッキ材の流
れを整流する整流部材を設けたことを特徴としている。
【0015】また、請求項8記載のメッキ材処理装置
は、請求項1,2または3記載のメッキ材処理装置にお
いて、前記容器本体に、該容器本体を振動させる振動手
段を設けたことを特徴としている。
【0016】
【作用】本発明の請求項1記載のメッキ材処理装置で
は、前記容器本体内に所定量の流動砂を収納し、該容器
本体内に底部から還元性ガスまたは不活性ガスを導入す
る。ここで、前記流動砂加熱手段により所定の温度に加
熱された流動砂を前記流動砂循環手段により前記容器本
体に供給し、該容器本体より流出する流動砂を前記流動
砂加熱手段により再度加熱し前記流動砂循環手段により
前記容器本体に再度供給することにより、流動砂が流動
砂加熱手段と容器本体との間を循環し、前記容器本体内
には常に所定の温度に加熱された流動砂が供給される。
【0017】この状態で、前記容器本体内にメッキ材を
投入すると、該メッキ材は流動砂中を降下する間に所定
の温度に加熱された流動砂に接して急速に加熱され、鉄
に比べて沸点の低いメッキ金属が該メッキ材から蒸発し
分離される。この時、該容器本体内が減圧されていれ
ば、前記メッキ金属は大気圧状態の沸点より低い温度で
蒸発する。この蒸発したメッキ金属は金属捕集手段によ
り捕集され、一方、メッキ金属が除去された鉄スクラッ
プは鉄スクラップ取出口から容器本体の外方に取り出さ
れる。これより、メッキ材を短時間に加熱することが可
能となり、該メッキ材からメッキ金属を高効率で除去
し、このメッキ金属を高効率で回収するとともに純度の
良い鉄を得ることが可能になる。
【0018】また、請求項2記載のメッキ材処理装置で
は、前記容器本体内に所定量の流動砂を収納し、該容器
本体内に底部から還元性ガスまたは不活性ガスを導入す
る。ここで、前記流動砂加熱循環手段により所定の温度
に加熱された流動砂を前記容器本体に供給し、該容器本
体より流出する流動砂を再度加熱し前記容器本体に再度
供給することにより、流動砂が流動砂加熱循環手段と容
器本体との間を循環し、前記容器本体内には常に所定の
温度に加熱された流動砂が供給される。投入されたメッ
キ材は流動砂に接して急速に加熱され、鉄に比べて沸点
の低いメッキ金属が該メッキ材から蒸発し分離される。
このメッキ材処理装置においても、メッキ材を短時間に
加熱することが可能となり、メッキ材からメッキ金属を
高効率で除去し、このメッキ金属を高効率で回収すると
ともに純度の良い鉄を得ることが可能になる。
【0019】また、請求項3記載のメッキ材処理装置で
は、前記容器本体内に所定量の流動砂を収納し、該容器
本体内に底部から還元性ガスまたは不活性ガスを導入す
る。ここで、該容器本体の側壁に設けられた加熱保温手
段が該容器本体内を流動する流動砂を所定の温度に加熱
・保温することにより、前記容器本体内には常に所定の
温度に加熱・保温された流動砂が流動していることとな
る。投入されたメッキ材は流動砂に接して急速に加熱さ
れ、鉄に比べて沸点の低いメッキ金属が該メッキ材から
蒸発し分離される。これより、メッキ材を短時間に加熱
することが可能となり、メッキ材からメッキ金属を高効
率で除去し、このメッキ金属を高効率で回収するととも
に純度の良い鉄を得ることが可能になる。しかも、前記
流動砂の温度管理を高精度で行うことが可能になり、装
置全体のエネルギー効率が向上する。
【0020】また、請求項4記載のメッキ材処理装置で
は、前記容器本体の側壁に、流動砂を加熱・保温する流
動砂加熱保温手段を設けたことにより、該容器本体内に
供給される加熱された流動砂は、さらに加熱され所定の
温度に保温され、前記容器本体内には常に所定の温度に
加熱・保温された流動砂が流動していることとなる。こ
れより、前記流動砂の温度管理を高精度で行うことが可
能になり、装置全体のエネルギー効率が向上する。
【0021】また、請求項5記載のメッキ材処理装置で
は、前記複数の分岐管が前記容器本体の底部に配設され
るとともに、これら複数の分岐管の上方に多数のガス流
通孔が形成された底板または前記メッキ材より細径の網
目を有する網板のいずれかが設けられていることによ
り、導入された還元性ガスまたは不活性ガスの前記容器
本体内における流れが均一になる。
【0022】また、請求項6記載のメッキ材処理装置で
は、前記複数の分岐管が前記容器本体の底部に配設され
るとともに、これら複数の分岐管の上方に多数のガス流
通孔または前記メッキ材より細径の網目を有し振動する
搬送路が設けられていることにより、導入された還元性
ガスまたは不活性ガスの前記容器本体内における流れが
均一になり、しかも、搬送路が振動することにより、該
搬送路の目詰まりが防止され、該目詰まりに起因する還
元性ガスまたは不活性ガスの流れの不均一を防止する。
【0023】また、請求項7記載のメッキ材処理装置で
は、前記容器本体の内部に、流動砂及びメッキ材の流れ
を整流する整流部材を設けたことにより、熱交換時間が
長くなり前記容器本体内の流動砂及びメッキ材の流れが
整流される。
【0024】また、請求項8記載のメッキ材処理装置で
は、前記容器本体に、該容器本体を振動させる振動手段
を設けたことにより、前記容器本体に収納されたメッキ
材及び流動砂が振動し、該容器本体内の温度分布が均一
化され、該メッキ材と流動砂とが接触する確率が向上す
る。流動砂が加熱されていれば、接触するメッキ材は急
速に加熱され、加熱時に鉄に比べて沸点の低いメッキ金
属が該メッキ材から蒸発し分離される。これより、メッ
キ材の加熱がさらに加速され、メッキ金属を高効率で短
時間に回収するとともに純度の良い鉄スクラップを短時
間で得ることが可能になる。
【0025】
【実施例】以下、本発明のメッキ材処理装置の各実施例
について説明する。 (実施例1)図1は、本発明の実施例1のメッキ材処理
装置を示す概略構成図であり、図において、1は減圧可
能な容器本体、2は容器本体1より流出する流動砂sを
再度該容器本体1内に供給する砂循環機(流動砂循環手
段)、3は砂循環機2に設けられた砂加熱機(流動砂加
熱手段)、4は蒸発した亜鉛(メッキ金属)を捕集する
亜鉛捕集装置(金属捕集手段)である。
【0026】前記容器本体1の上部には、メッキ材投入
口5が設けられ、このメッキ材投入口5には亜鉛メッキ
された鋼板のスクラップ(メッキ材)6を搬入するコン
ベア7が設けられ、一方、底部には還元性ガス(または
不活性ガス)gを導入するガス導入管8、スクラップ6
から亜鉛が除去された鉄スクラップ9を取り出す鉄スク
ラップ取出口10がそれぞれ設けられている。そして、
前記容器本体1の内部には、流動砂s及びスクラップ6
の流れを整流するために、側壁から内方に傾斜するよう
に突出する整流板(整流部材)11,11,…が設けら
れている。この整流板11は、狭幅あるいは多数の穴が
形成されており、これらの間を流動砂sが上下に流動し
うるような配置となっている。
【0027】前記砂循環機2は、容器本体1の上部に接
続され該容器本体1の底部に接続される供給管21を有
するサイクロン22と、該サイクロン22に接続され前
記容器本体1の底部に接続される複数の供給管23,2
4を有し流動砂sを加熱貯留する流動砂貯留槽25とか
ら構成されている。サイクロン22から下は、砂加熱の
有無により、バルブ28,29の切り替えにより供給管
21と砂加熱機3とに分かれる。亜鉛捕集装置4は、亜
鉛捕集フィルタ26と排気ポンプ27とから構成されて
いる。
【0028】このメッキ材処理装置では、容器本体1内
に所定量の流動砂sを収納し、ガス導入管8により該容
器本体1の底部から還元性ガス(または不活性ガス)g
を導入する。ここで、砂加熱機3により所定の温度に加
熱された流動砂sは流動砂貯留槽25を経由し砂循環機
2により容器本体1に供給され、該容器本体1より流出
する流動砂sはサイクロン22により下降させられ砂加
熱機3により再度加熱され砂循環機2により容器本体1
に再度供給される。ここでは、流動砂sは砂加熱機3と
容器本体1との間を循環することにより、前記容器本体
1内では常に所定の温度に加熱された流動砂sが下方か
ら上方に向かって流動することとなる。
【0029】この状態で、容器本体1内にスクラップ6
を投入すると、該スクラップ6は降下する間に所定の温
度に加熱された流動砂sに接して急速に加熱され、鉄に
比べて沸点の低い亜鉛が該スクラップ6から蒸発し分離
される。この時、該容器本体1内が減圧されていれば、
亜鉛は大気圧状態の沸点より低い温度で蒸発する。この
蒸発した亜鉛は亜鉛捕集装置4により捕集され、一方、
亜鉛が除去された鉄スクラップ9は鉄スクラップ取出口
10から容器本体1の外方に取り出される。底部では流
動砂sより鉄スクラップ9の方が多くなっており、更に
斜めに配置された散気板30上を鉄スクラップ9が鉄ス
クラップ取出口10に向かって進みながら、下方から吹
き上げられる流動ガスにより流動砂sが分離される。こ
れより、スクラップ6は短時間に加熱され、該スクラッ
プ6から亜鉛が高効率で除去される。したがって、亜鉛
を高効率で回収するとともに純度の良い鉄スクラップ9
を得ることができる。
【0030】以上説明したように、本実施例のメッキ材
処理装置によれば、減圧可能な容器本体1と、容器本体
1より流出する流動砂を再度該容器本体1内に供給する
砂循環機2と、砂循環機2に設けられた砂加熱機3と、
蒸発した亜鉛を捕集する亜鉛捕集装置4とから構成する
こととしたので、スクラップ6を短時間に加熱すること
ができ、該スクラップ6から亜鉛を高効率で除去し回収
するとともに純度の良い鉄スクラップ9を得ることがで
きる。
【0031】また、前記容器本体1の内部に整流板1
1,11,…を設けたので、スクラップ6の下降速度を
遅くして、加熱された流動砂sとの接触時間を長くとる
ことができる。
【0032】(実施例2)図2は、本発明の実施例2の
メッキ材処理装置を示す概略構成図であり、図におい
て、31は容器本体1の上部のメッキ材投入口5に設け
られたホッパ、32は容器本体1内部に水平に設けられ
丸棒からなる整流棒(整流部材)、33は容器本体1の
底部に配設され、ガス導入管8の先端部が複数に分岐さ
れた分岐管、34は分岐管33,33,…の上方に設け
られ、多数のガス流通孔35,35,…が形成された傾
斜状の分散板、36は容器本体1より流出する流動砂s
を加熱し再度該容器本体1内に供給する砂加熱機(流動
砂加熱循環手段)、37は亜鉛捕集装置である。この実
施例では、上記実施例1よりも重い流動砂sを用いるの
で、流動砂sの循環のための容器本体1からの取り出し
口は容器本体1の高さ方向の中間部になっている。
【0033】このメッキ材処理装置においても、実施例
1のメッキ材処理装置と同様の作用効果を奏することが
できる。しかも、容器本体1の底部にガス導入管8の先
端部が複数に分岐された分岐管33,33,…を設け、
分岐管33,33,…の上方に多数のガス流通孔35,
35,…が形成された傾斜状の分散板34を設けたの
で、導入される還元性ガス(または不活性ガス)の前記
容器本体1内における流れを均一にし、かつ底部中心部
に加熱された砂を供給することができる。
【0034】整流棒32は、スクラップ6の下降速度を
緩め、加熱された流動砂sとの接触時間を長くするため
に設置されている。また、分岐管33からの流動ガスg
の噴出力または噴出量を調節し、また、連続噴出でな
く、間欠的に噴射することで、スクラップ6の下降速度
を調節することができる。該整流棒32は、スクラップ
6形状として、シュレッダーマシン処理による塊状の屑
を想定しているが、平板状などの屑であれば、ある程度
細かく破砕されていることが望ましい。
【0035】(実施例3)図3は、本発明の実施例3の
メッキ材処理装置を示す概略構成図であり、図におい
て、41は減圧可能な容器本体、42は容器本体1内上
部に設けられた山形の整流板(整流部材)、43は容器
本体1内より流出する流動砂を砂加熱機3に供給するバ
ケットコンベア(流動砂循環手段)、44は分岐管3
3,33,…の上方に設けられ、多数のガス流通孔3
5,35,…が形成された振動コンベア(振動する搬送
路)、45はエアロック室、46は真空容器、47は真
空ポンプである。
【0036】このメッキ材処理装置においても、実施例
1,2のメッキ材処理装置と同様の作用効果を奏するこ
とができる。容器本体41で砂による加熱を行なった
後、砂を分離し、スクラップ6を更に真空容器46に入
れるので、より完全にメッキが除去される。また、振動
コンベア44が振動するので、鉄スクラップ9は流動砂
sと分離される。鉄スクラップ9は真空容器46へ、流
動砂しゃバケットコンベア43により容器本体41に戻
る。また、本実施例では、砂循環のための容器本体41
からの取り出し口は容器本体41の下部より重力を利用
して取り出し、バケットコンベア43で容器本体41の
上部まで運搬している。
【0037】(実施例4)図4は、本発明の実施例4の
メッキ材処理装置を示す概略構成図であり、図におい
て、51はホッパ31上部に設けられ、容器本体1内に
スクラップ6と同時に流動砂sを供給するコンベア、5
2は容器本体1の側壁に設けられたヒーター(加熱保温
手段)、53は容器本体1内部に傾斜して設けられた整
流板(整流部材)、54はシリンダ55により開閉され
る鉄スクラップ9を出し入れする扉である。この実施例
4では、加熱後の高温の流動砂sをスクラップ6の進む
方向と反対側の下側から供給できるが、流動ガスが多い
のでスクラップ6の降下速度を制御する整流棒32が設
置されている。
【0038】このメッキ材処理装置では、該容器本体1
の内部を流動砂sが循環し、側壁に設けられたヒーター
52,52が該容器本体1内を流動する流動砂sを所定
の温度に加熱・保温することにより、前記容器本体1内
には常に所定の温度に加熱・保温された流動砂sが流動
していく。この状態で投入されたスクラップ6は流動砂
sに接して急速に加熱され、鉄に比べて沸点の低い亜鉛
が該スクラップ6から蒸発し分離される。ここでは、前
記流動砂sの温度管理を高精度で行うことが可能になる
ので、装置全体のエネルギー効率が向上する。
【0039】このメッキ材処理装置においても、実施例
1〜3のメッキ材処理装置と同様の作用効果を奏するこ
とができる。しかも、容器本体1の側壁にヒーター5
2,52を設けたので、該容器本体1内の流動砂sは常
に所定の温度に加熱・保温されることとなり、流動砂s
の温度管理を高精度で行うことができ、装置全体のエネ
ルギー効率を向上させることができる。また、排気ポン
プ27を止めると流動ガスにより圧力が上がり、次に排
気ポンプ27を動かして流動ガスの流入量を少なくする
と、圧力が再び減るので、内部の圧力を変動させること
ができ、このようにして、亜鉛の蒸発を促進させるよう
な使用法も可能である。この場合、圧力が大気圧になっ
たとき、スクラップの供給、排出を行い、減圧時はこれ
らの弁を閉じれば、より高真空が得られる。
【0040】(実施例5)図5は、本発明の実施例5の
メッキ材処理装置を示す概略構成図であり、実施例3の
メッキ材処理装置に実施例4のヒーター52,52と整
流板53,53を設けたものである。この実施例では、
上記実施例4と同様に砂の内部循環を主体とするが、容
器本体41底部の散気板34からの流動ガスの投入分布
を開けることにより、流動砂sの循環方向が反対になっ
ている。このメッキ材処理装置においても、実施例3,
4のメッキ材処理装置と同様の作用効果を奏することが
できる。
【0041】(実施例6)図6は、本発明の実施例6の
メッキ材処理装置を示す概略構成図であり、スクラップ
を左右両側から投入し、中央から排出する例である。図
において、61は底板34の鉄スクラップ取出口10に
設けられた鉄スクラップ取出管であり、容器本体1の上
部には、2つのホッパ31,31が設けられ、ホッパ3
1,31各々の上部にはコンベア7が設けられている。
流動砂sは流動しているので底部には殆ど鉄スクラップ
9のみが沈降し、砂分は少ないが、振動コンベア44で
鉄スクラップ9と残りの砂を分離する。このメッキ材処
理装置においても、実施例1,2のメッキ材処理装置と
同様の作用効果を奏することができる。
【0042】(実施例7)図7は、本発明の実施例7の
メッキ材処理装置を示す概略構成図であり、砂の流動化
を容器本体の振動のみ、あるいは振動と流動ガスとの併
用で行い、かつ、実施例1〜6の砂加熱容器内の減圧度
よりもっと高い真空を得ることを目的としたものであ
る。図において、71は減圧状態が保持されている容器
本体、72は容器本体71上部に設けられ減圧状態でス
クラップ6を供給するスクラップ供給装置、73は容器
本体71上部に設けられ減圧状態で流動砂を加熱し供給
する流動砂供給装置、74は容器本体71底部に設けら
れた振動モータ77とスプリング78よりなる振動装置
(振動手段)である。また、容器本体71の底部両側方
には、振動コンベア44により分離された鉄スクラップ
9を貯留する鉄スクラップ貯留槽75及び分離された流
動砂sを貯留する砂貯留槽76が蛇腹(可撓物)79を
介して設けられている。
【0043】このメッキ材処理装置においては、実施例
3のメッキ材処理装置より硬度に、亜鉛を大気圧状態の
沸点より低い温度で蒸発させることができる。また、容
器本体71底部に振動装置74を設けたので、分岐管3
3によるガス噴入が無くとも砂の流動化を図ることがで
きる。また、両者の併用も可能である。容器本体71を
振動させる場合、蛇腹79により該容器本体71と鉄ス
クラップ貯留槽75及び砂貯留槽76とが接続されてい
るので、これら鉄スクラップ貯留槽75及び砂貯留槽7
6は、振動の影響を受けることがない。
【0044】なお、上記実施例では、分岐管33,3
3,…の上方に多数のガス流通孔35,35,…が形成
された傾斜状の分散板34を設けた構成としたが、前記
スクラップ6より細径の網目を有する網板としても、全
く同様の作用、効果を奏することができる。なお、スク
ラップ6から亜鉛を除去した後、冷却する必要がある場
合は、砂を加熱する代わりに冷却手段を設けることによ
り、同様の設備を用いることができる。
【0045】
【発明の効果】以上説明した様に、本発明の請求項1記
載のメッキ材処理装置によれば、流動砂を収納し、上部
にメッキ材投入口が設けられ、底部に還元性ガスまたは
不活性ガスを導入するガス導入管及び鉄スクラップ取出
口が設けられた減圧可能な容器本体と、該容器本体に設
けられ、該容器本体より流出する流動砂を再度該容器本
体内に供給する流動砂循環手段と、該流動砂循環手段に
設けられ、流動砂を加熱する流動砂加熱手段と、前記容
器本体に設けられ、蒸発したメッキ金属を捕集する金属
捕集手段とを具備したので、メッキ材を短時間で加熱す
ることができ、該メッキ材からメッキ金属を高効率で除
去し回収するとともに純度の良い鉄スクラップを得るこ
とができる。また、メッキ材に塗料、油脂、水分等が付
着している場合は、500℃以下の低温の流動砂加熱を
事前に実施することで除去可能である。
【0046】また、請求項2記載のメッキ材処理装置に
よれば、流動砂を収納し、上部にメッキ材投入口が設け
られ、底部に還元性ガスまたは不活性ガスを導入するガ
ス導入管及び鉄スクラップ取出口が設けられた減圧可能
な容器本体と、該容器本体に設けられ、該容器本体より
流出する流動砂を加熱し再度該容器本体内に供給する流
動砂加熱循環手段と、前記容器本体に設けられ、蒸発し
たメッキ金属を捕集する金属捕集手段とを具備したの
で、メッキ材を短時間で加熱することができ、該メッキ
材からメッキ金属を高効率で除去し回収するとともに純
度の良い鉄スクラップを得ることができる。
【0047】また、請求項3記載のメッキ材処理装置に
よれば、流動砂を収納し、上部にメッキ材投入口が設け
られ、底部に還元性ガスまたは不活性ガスを導入するガ
ス導入管及び鉄スクラップ取出口が設けられた減圧可能
な容器本体と、該容器本体の側壁に設けられ、流動砂を
加熱・保温する加熱保温手段と、前記容器本体に設けら
れ、蒸発したメッキ金属を捕集する金属捕集手段とを具
備したので、メッキ材を短時間で加熱することができ、
該メッキ材からメッキ金属を高効率で除去し回収すると
ともに純度の良い鉄スクラップを得ることができる。し
かも、前記流動砂の温度管理を高精度で行うことがで
き、装置全体のエネルギー効率を向上させることができ
る。
【0048】また、請求項4記載のメッキ材処理装置に
よれば、前記容器本体の側壁に、流動砂を加熱・保温す
る加熱保温手段を設けたので、前記容器本体内の流動砂
の温度管理を高精度で行うことができ、装置全体のエネ
ルギー効率を向上させることができる。
【0049】また、請求項5記載のメッキ材処理装置に
よれば、前記ガス導入管の先端部が複数に分岐され、こ
れら複数の分岐管が前記容器本体の底部に配設されると
ともに、これら複数の分岐管の上方に多数のガス流通孔
が形成された底板または前記メッキ材より細径の網目を
有する網板のいずれかが設けられているので、導入され
る還元性ガスまたは不活性ガスの前記容器本体内におけ
る流れを均一にすることができる。
【0050】また、請求項6記載のメッキ材処理装置に
よれば、前記ガス導入管の先端部が複数に分岐され、こ
れら複数の分岐管が前記容器本体の底部に配設されると
ともに、これら複数の分岐管の上方に多数のガス流通孔
または前記メッキ材より細径の網目を有し振動する搬送
路が設けられているので、導入される還元性ガスまたは
不活性ガスの前記容器本体内における流れを均一にする
ことができ、しかも、搬送路が振動するので、該搬送路
の目詰まりを防止することができ、該目詰まりに起因す
る還元性ガスまたは不活性ガスの流れの不均一を防止す
ることができる。
【0051】また、請求項7記載のメッキ材処理装置に
よれば、前記容器本体の内部に、流動砂及びメッキ材の
流れを整流する整流部材を設けたので、前記容器本体内
の流動砂及びメッキ材の流れを整流し均一化することが
できる。また、鉄スクラップが砂の中を降下する時間を
長くすることができるので、加熱された流動砂との熱交
換を十分に行なうことができる。
【0052】また、請求項8記載のメッキ材処理装置に
よれば、前記容器本体に、該容器本体を振動させる振動
手段を設けたので、前記容器本体に収納されたメッキ材
及び流動砂が振動しつつ混和され、該メッキ材と流動砂
との接触する確率を向上させることができ、メッキ材の
加熱をさらに加速させることができ、メッキ金属を高効
率で短時間に回収するとともに純度の良い鉄スクラップ
を短時間で得ることができる。また、振動により、流動
ガスの流量を減らすことができ、また、振動のみで流動
ガスによる砂流動を発生させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1のメッキ材処理装置を示す概
略構成図である。
【図2】本発明の実施例2のメッキ材処理装置を示す概
略構成図である。
【図3】本発明の実施例3のメッキ材処理装置を示す概
略構成図である。
【図4】本発明の実施例4のメッキ材処理装置を示す概
略構成図である。
【図5】本発明の実施例5のメッキ材処理装置を示す概
略構成図である。
【図6】本発明の実施例6のメッキ材処理装置を示す概
略構成図である。
【図7】本発明の実施例7のメッキ材処理装置を示す概
略構成図である。
【符号の説明】
1 容器本体 2 砂循環機(流動砂循環手段) 3 砂加熱機(流動砂加熱手段) 4 亜鉛捕集装置(金属捕集手段) 5 メッキ材投入口 6 スクラップ(メッキ材) 7 コンベア 8 ガス導入管 9 鉄スクラップ 10 鉄スクラップ取出口 11 整流板(整流部材) 21,23,24 供給管 22 サイクロン 25 流動砂貯留槽 26 亜鉛捕集フィルタ 27 排気ポンプ 28,29 バルブ 30 散気板 31 ホッパ 32 整流棒(整流部材) 33 分岐管 34 分散板 35 ガス流通孔 36 砂加熱機(流動砂加熱循環手段) 37 亜鉛捕集装置 41 容器本体 42 整流板(整流部材) 43 バケットコンベア(流動砂循環手段) 44 振動コンベア(振動する搬送路) 45 エアロック室 46 真空容器 47 真空ポンプ 51 コンベア 52 ヒーター(加熱保温手段) 53 整流板(整流部材) 61 鉄スクラップ取出管 71 容器本体 72 スクラップ供給装置 73 流動砂供給装置 74 振動装置(振動手段) 75 鉄スクラップ貯留槽 76 砂貯留槽 g 還元性ガス(または不活性ガス) s 流動砂

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属メッキされたメッキ材をメッキ金属
    と鉄スクラップとに分離するメッキ材処理装置であっ
    て、 流動砂を収納し、上部にメッキ材投入口が設けられ、底
    部に還元性ガスまたは不活性ガスを導入するガス導入管
    及び鉄スクラップ取出口が設けられた減圧可能な容器本
    体と、 該容器本体に設けられ、該容器本体より流出する流動砂
    を再度該容器本体内に供給する流動砂循環手段と、 該流動砂循環手段に設けられ、流動砂を加熱する流動砂
    加熱手段と、 前記容器本体に設けられ、蒸発したメッキ金属を捕集す
    る金属捕集手段とを具備してなることを特徴とするメッ
    キ材処理装置。
  2. 【請求項2】 金属メッキされたメッキ材をメッキ金属
    と鉄スクラップとに分離するメッキ材処理装置であっ
    て、 流動砂を収納し、上部にメッキ材投入口が設けられ、底
    部に還元性ガスまたは不活性ガスを導入するガス導入管
    及び鉄スクラップ取出口が設けられた減圧可能な容器本
    体と、 該容器本体に設けられ、該容器本体より流出する流動砂
    を加熱し再度該容器本体内に供給する流動砂加熱循環手
    段と、 前記容器本体に設けられ、蒸発したメッキ金属を捕集す
    る金属捕集手段とを具備してなることを特徴とするメッ
    キ材処理装置。
  3. 【請求項3】 金属メッキされたメッキ材をメッキ金属
    と鉄スクラップとに分離するメッキ材処理装置であっ
    て、 流動砂を収納し、上部にメッキ材投入口が設けられ、底
    部に還元性ガスまたは不活性ガスを導入するガス導入管
    及び鉄スクラップ取出口が設けられた減圧可能な容器本
    体と、 該容器本体の側壁に設けられ、流動砂を加熱・保温する
    加熱保温手段と、 前記容器本体に設けられ、蒸発したメッキ金属を捕集す
    る金属捕集手段とを具備してなることを特徴とするメッ
    キ材処理装置。
  4. 【請求項4】 前記容器本体の側壁に、流動砂を加熱・
    保温する加熱保温手段を設けたことを特徴とする請求項
    1または2記載のメッキ材処理装置。
  5. 【請求項5】 前記ガス導入管の先端部が複数に分岐さ
    れ、これら複数の分岐管が前記容器本体の底部に配設さ
    れるとともに、これら複数の分岐管の上方に多数のガス
    流通孔が形成された底板または前記メッキ材より細径の
    網目を有する網板のいずれかが設けられていることを特
    徴とする請求項1,2または3記載のメッキ材処理装
    置。
  6. 【請求項6】 前記ガス導入管の先端部が複数に分岐さ
    れ、これら複数の分岐管が前記容器本体の底部に配設さ
    れるとともに、これら複数の分岐管の上方に多数のガス
    流通孔または前記メッキ材より細径の網目を有し振動す
    る搬送路が設けられていることを特徴とする請求項1,
    2または3記載のメッキ材処理装置。
  7. 【請求項7】 前記容器本体の内部に、流動砂及びメッ
    キ材の流れを整流する整流部材を設けたことを特徴とす
    る請求項1,2または3記載のメッキ材処理装置。
  8. 【請求項8】 前記容器本体に、該容器本体を振動させ
    る振動手段を設けたことを特徴とする請求項1,2また
    は3記載のメッキ材処理装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113606872A (zh) * 2021-08-02 2021-11-05 农业农村部南京农业机械化研究所 一种基于石墨烯远红外加热的流化床干燥机及其干燥方法

Cited By (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113606872A (zh) * 2021-08-02 2021-11-05 农业农村部南京农业机械化研究所 一种基于石墨烯远红外加热的流化床干燥机及其干燥方法
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