JPH0719711A - 低温貯蔵庫 - Google Patents

低温貯蔵庫

Info

Publication number
JPH0719711A
JPH0719711A JP18722193A JP18722193A JPH0719711A JP H0719711 A JPH0719711 A JP H0719711A JP 18722193 A JP18722193 A JP 18722193A JP 18722193 A JP18722193 A JP 18722193A JP H0719711 A JPH0719711 A JP H0719711A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heat insulating
box
insulating box
evaporator
pipe
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP18722193A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2877667B2 (ja
Inventor
Masao Saito
正夫 齋藤
Minoru Tanaka
稔 田中
Makoto Kuwabara
誠 桑原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
Priority to JP5187221A priority Critical patent/JP2877667B2/ja
Publication of JPH0719711A publication Critical patent/JPH0719711A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2877667B2 publication Critical patent/JP2877667B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25DREFRIGERATORS; COLD ROOMS; ICE-BOXES; COOLING OR FREEZING APPARATUS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F25D2321/00Details or arrangements for defrosting; Preventing frosting; Removing condensed or defrost water, not provided for in other groups of this subclass
    • F25D2321/14Collecting condense or defrost water; Removing condense or defrost water
    • F25D2321/146Collecting condense or defrost water; Removing condense or defrost water characterised by the pipes or pipe connections

Landscapes

  • Removal Of Water From Condensation And Defrosting (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 前後に開口を有した断熱箱体内上部に蒸発器
を配設した低温貯蔵庫において、外観を損なうこと無
く、蒸発器からの除霜水等の排水を円滑に排出し、且
つ、容易に営繕を行うことができるようにする。 【構成】 低温貯蔵庫1は、前後面に開口7、8を有し
た断熱箱体6と、断熱箱体6の前後開口7、8を開閉自
在にそれぞれ閉塞する扉44、46と、断熱箱体6内上
部に配設された蒸発器33と、蒸発器33の下側に配設
された露受皿71と、露受皿71に受容された排水を断
熱箱体6外に排出するための排水管72と、断熱箱体6
の開口8部において断熱箱体6の天壁6Aから底壁6B
に渡って取り付けられた縦仕切部材13とを備える。縦
仕切部材13内を通して排水管72を断熱箱体6下方に
導出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、前後に扉によって開閉
される開口を有した断熱箱体内上部に蒸発器を配設して
成る低温貯蔵庫に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来この種低温貯蔵庫は、例えば特開平
2−279970号公報(F25D17/08)に所謂
間接冷却式の低温貯蔵庫として示されるように、前面に
開口する断熱箱体内に間隔を存して熱良導箱を配設し、
この熱良導箱内を貯蔵室と成すと共に、熱良導箱と断熱
箱体間の上部空間に冷却ユニットの蒸発器と送風機を配
置し、蒸発器にて冷却された冷気を送風機にて下方の間
隔内に強制循環することにより、貯蔵室内を熱良導箱の
壁面より冷却する構造とされていた。
【0003】係る低温貯蔵庫において、上部の蒸発器か
らの除霜水等の排水を排出する場合には通常図9に示す
如く、前方に開口する断熱箱体100の背面100Aに
上下に渡る凹溝101を形成し、断熱箱体100から引
き出された排水管102を、この凹溝101内を通して
断熱箱体100下方に導いていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ホテルやレ
ストラン等においては、厨房で予め調理された料理を顧
客に提供するまで、係る低温貯蔵庫内にて一時保存して
置く必要がある。しかしながら、従来の低温貯蔵庫は前
述の如く前面のみに開口していたため、調理済料理の取
り出し、及び収納を同じ方向から行わなければならず、
顧客への料理の提供及び貯蔵室への料理の補充が円滑に
行えない問題があった。
【0005】そこで、低温貯蔵庫を前後面に開口する構
造とすれば、一方の開口から料理を収納し、他方の開口
から取り出すことが可能となり、上記問題を解消するこ
とができるが、この場合断熱箱体には背面が存在しない
ため、図10に示す如く前後面を開口する断熱箱体10
3の両側面103B、103Bに上下に渡る凹溝104
を形成し、この凹溝104内を通して排水管102を断
熱箱体103下方に導かなけらばならなくなり、低温貯
蔵庫の両側面を壁面に密着させられない場合には、外観
上の問題が発生する。
【0006】係る問題を解消する構造として、従来では
例えば図11に示すように凝縮器111、111及び図
示しない圧縮機と共に冷却装置を構成する蒸発器10
8、108を、前後に開口する断熱箱体106の庫内1
07上部両側に配設し、各蒸発器108、108の下側
に露受皿109、109を設け、それらをそれぞれ外側
に低く傾斜させると共に、各露受皿109、109に連
通した排水路110、110を断熱箱体106の両側壁
106A、106A及び底壁106B内に形成するもの
があったが、係る構造では外観は向上するものの、排水
路110、110内にゴミ詰まり等が発生した場合に
は、営繕を行うことが極めて困難となる問題があった。
【0007】本発明は、係る従来の技術的課題を解決す
るために成されたものであり、前後に開口を有した断熱
箱体内上部に蒸発器を配設した低温貯蔵庫において、外
観を損なうこと無く、蒸発器からの除霜水等の排水を円
滑に排出し、且つ、ゴミ詰まり等が発生した場合にも容
易に営繕を行うことができるようにすることを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】即ち、請求項1の発明の
低温貯蔵庫1は、前後面に開口7、8を有した断熱箱体
6と、この断熱箱体6の前後開口7、8を開閉自在にそ
れぞれ閉塞する扉44、46と、断熱箱体6内上部に配
設された冷却装置の蒸発器33と、この蒸発器33の下
側に配設された露受皿71と、この露受皿71に受容さ
れた排水を断熱箱体6外に排出するための排水管72
と、断熱箱体6の開口8部において断熱箱体6の天壁6
Aから底壁6Bに渡って取り付けられた縦仕切部材13
とを備えており、この縦仕切部材13内を通して前記排
水管72を断熱箱体6下方に導出したものである。
【0009】また、請求項2の発明の低温貯蔵庫1は上
記において、縦仕切部材13を、一対の断熱材56、5
7と両断熱材56、57間に挟持された管体58とから
構成し、排水管72を管体58に挿通すると共に、これ
ら排水管72と管体58間には空気層Gを形成したもの
である。
【0010】
【作用】請求項1の発明の低温貯蔵庫1によれば、断熱
箱体6内は上部に配設された蒸発器33によって所定の
温度に冷却されると共に、扉44、46の開放により断
熱箱体6内は前後方向に開放されるので、一方から物品
を収納し、他方から取り出すことができる。従って、食
品等の物品を断熱箱体6内において低温に保存しつつ、
これら物品の提供及び断熱箱体6内への補充を円滑に行
うことができるようになる。
【0011】また、蒸発器33からの除霜水等の排水は
露受皿71に受容され、排水管72を通って断熱箱体6
外に排出されるが、この排水管72は断熱箱体6の天壁
6Aから底壁6Bに渡って取り付けられた縦仕切部材1
3内を通して断熱箱体6下方に導出されているので、従
来の如く断熱箱体6に排水管72を通す溝等を上下に渡
って形成する必要が無くなり、構造が簡素化されると共
に、外観上の問題も解消される。また、排水管72内に
ゴミが詰まった場合等の場合には、縦仕切部材13を分
解、或いは取り外すことで排水管72の営繕を簡単に行
うことができる。
【0012】特に、請求項2の発明の低温貯蔵庫1によ
れば、縦仕切部材13を一対の断熱材56、57と、そ
れらの間に挟持された管体58とから構成して前記排水
管72を管体58に挿通しているので、排水管72の挿
通及び縦仕切部材13の組立・分解が容易となり、組立
及び営繕作業性が一層向上する。更に、これら排水管7
2と管体58間には空気層Gを形成したので、排水管7
2は断熱材56、57と空気層Gの双方にて外部より断
熱されることになり、排水管72内における排水の再凍
結が確実に解消される。
【0013】
【実施例】以下、図面に基づき本発明の実施例を詳述す
る。図1は本発明の実施例の低温貯蔵庫1の縦断側面
図、図2は低温貯蔵庫1の縦断正面図、図3は低温貯蔵
庫1の後方斜視図、図4は低温貯蔵庫1の前方斜視図で
ある。実施例の低温貯蔵庫1は例えばレストランの厨房
等に設置されるものであり、内外箱2、3間に断熱材4
を充填した断熱箱体6により構成されている。断熱箱体
6は前後に開口7、8を有しており、その天壁6Aの一
側部は上方に張り出されて張出部9とされており、その
内部には下方に開放した冷却室11が構成されている。
【0014】断熱箱体6の前後開口7、8は横仕切部材
50、51によってそれぞれ上下に区画されると共に、
後に詳述する縦仕切部材12、13によって左右にそれ
ぞれ区画されている。そして、前記横仕切部材50、5
1間には取付板14が架設され、断熱箱体6内を上下に
仕切っている。前面の開口7の縦仕切部材12は断熱材
を内蔵して構成されており、開口7の略中央部において
断熱箱体6の天壁6Aと底壁6B間に渡って取り付けら
れている。
【0015】一方、後面の開口8の縦仕切部材13は図
6〜図8に示す如く、例えば発泡スチロールから成る前
後一対の断熱材56、57と、例えば硬質塩化ビニルか
ら成る管体58とを具備して成り、管体58は断熱材5
6、57の相対向する面に形成された内面半円形状の溝
56A、57A間に挟持されている。また、断熱材5
6、57の前後には鋼板製の前板59及び後板61がそ
れぞれ設けられると共に、これらの側面にはブレーカ6
2、62がネジ63にて固定され、縦仕切部材13の本
体13Aが一体化されている。尚、前板59及び後板6
1の上下端には断熱材56、57側に折曲されたフラン
ジ状のガイド59A、61Aが形成されており、管体5
8はこのガイド59A、61Aにより位置決めされる。
【0016】そして、前板59及び後板61のガイド5
9A、61Aより両側に張り出したネジ止め孔67、6
7にて、本体13Aを開口8の略中央部における断熱箱
体6の天壁6A下面及び底壁6B上面に固定し、その
後、前記横仕切部材51の部分を除く側面に側面カバー
64・・・を配置すると共に、コーナー部材66・・を
取り付けることにより縦仕切部材13を完成する。尚、
図6、図7は本体13Aの上下寸法を縮小して示してい
る。また、図3では前板59は削除されている。一方、
断熱箱体6の天壁6A及び底壁6Bには、前記管体58
の上下端に対応して透孔68、69が穿設されており、
それによって、管体58内は断熱箱体6の上方及び下方
に連通されている。
【0017】係る断熱箱体6の内部には、ステンレス等
の熱良導材から形成され、前後に開口した上下熱良導箱
21、22が、それぞれ断熱箱体6の内面と所定の間隔
を存して上下に収納配設される(尚、図5では削除され
ている)。このとき、下熱良導箱22は取付板14の下
側において、断熱箱体6の底壁6B上面に設けられた取
付板23上に底壁6Bと間隔を存して固定されると共
に、上熱良導箱21は取付板14上に取付板24により
取付板14と間隔を存して固定されている。また、上下
熱良導箱21、22の前後開口縁は断熱箱体6内面に当
接しており、これによって上下熱良導箱21、22の内
部には、断熱箱体6との間及び上下熱良導箱21、22
相互間の間隔から隔離され、且つ、前後に開放した上下
貯蔵室31、32が構成されている。そして、各貯蔵室
31、32内には棚35が複数段架設される。
【0018】一方、前記冷却室11内には冷却装置を構
成する蒸発器33と、送風機34、34が収納配設され
ており、張出部9側方の断熱箱体6天壁6A上には同様
に冷却装置を構成する圧縮機36、凝縮器37等が設置
されている。また、取付板14の両側部及び各取付板2
3、24にはそれぞれ透孔14A、23A、24Aが穿
設されており、それによって、上下熱良導箱21、22
と断熱箱体6の間及び上下熱良導箱21、22相互間に
は一連の冷気通路39が構成されている。
【0019】また、前記冷却室11はこの冷気通路39
に連通してその一部となるが、張出部9の凝縮器37側
の側壁下方には、断熱箱体6の前端から蒸発器33の後
縁に渡る範囲で上熱良導箱21上方の冷気通路39及び
蒸発器33後面を閉塞するカバー41が取り付けられて
いる。更に、蒸発器33の上方には冷気通路39に連通
する空間が形成されると共に、送風機34、34は蒸発
器33の下方に配置されている。係る配置によって送風
機34、34は上熱良導箱21の一側上方に位置し、こ
の送風機34の吹出側(上熱良導箱21の一側上隅部)
を吹出口42とすると共に、上熱良導箱21の他側上隅
部を吸込口43としている。従って、カバー41はこれ
ら吹出口42と吸込口43とを仕切るかたちとなる。
【0020】更に、前記蒸発器11の下側には露受皿7
1が設けられている。この露受皿71は断熱箱体6の中
央方向に低く傾斜しており、その最下端部には排水管7
2が連結されている。排水管72は張出部9から後方に
引き出され、更に透孔68より縦仕切部材13の管体5
8内に挿通される。排水管72はその後透孔69から断
熱箱体6下方に引き出され、断熱箱体6下面のトラップ
部73に接続される。このとき、排水管72の外径は管
体58の内径よりも小さく、更に、透孔68、69はシ
ール材74及び76により封止されるので、排水管72
と管体58間には密閉された空気層Gが構成される。
【0021】係る断熱箱体6の前後開口7、8は上下二
対の観音開き式の断熱扉44、44、46、46によっ
てそれぞれ開閉自在に閉塞される。このとき、各断熱扉
44、46の内面周縁のガスケット78は断熱箱体6の
開口縁、及び縦仕切部材12、13(前板59)及び横
仕切部材50、51に密着してシールする。そして、低
温貯蔵庫1は厨房と客席の間に据え付けられると共に、
前面開口7を厨房側に後面開口8を客席側とされる。冷
却装置の圧縮機36及び送風機34が運転されると、蒸
発器33にて冷却された冷気は送風機34によって下方
に吸引され、吹出口42から下方に吹き出される。この
吹出口42から吹き出された冷気は、図2中矢印の如く
上熱良導箱21の一側方の冷気通路39に流入してそこ
を流下し、その後、一部の冷気は透孔14Aを通過して
そのまま下熱良導箱22の一側方の冷気通路39に流入
すると共に、残りは上下熱良導箱21、22間の冷気通
路39に流入する。
【0022】下熱良導箱22の一側方の冷気通路39に
流入した冷気は下熱良導箱22の下方の冷気通路39に
流入し、その後、透孔23A、23Aを通過して下熱良
導箱22の他側方の冷気通路39に流入する。下熱良導
箱22の他側方の冷気通路39に流入した冷気は、そこ
を上昇して透孔14Aから上熱良導箱21の他側方の冷
気通路39に流入する。そして、上下熱良導箱21、2
2間の冷気通路39を通過して来た冷気と合流して上熱
良導箱21の他側方の冷気通路39内を上昇し、吸込口
43より上熱良導箱21の上方の冷気通路39に流入す
る。
【0023】上熱良導箱21上方の冷気通路39に流入
した冷気は、上熱良導箱21の他側から一側後方に向か
って流れ、蒸発器33の後方の冷却室11内を上昇して
蒸発器33の上方から蒸発器33に帰還する。係る一連
の冷気強制循環によって、蒸発器33からの冷気は上下
熱良導箱21、22の上下左右面の略全域に沿って流れ
ることになる。従って、上下貯蔵室31、32内の空気
は、上下熱良導箱21、22の上下左右の各壁面より冷
却作用を受けるようになる。
【0024】係る上下貯蔵室31、32内には、厨房で
調理された料理が扉44を開放して前面の開口7から収
納される。所定数作られた料理はこの上下貯蔵室31、
32内に一時保存され、注文を受けた後、或いは宴会の
進行等に合わせてウエイターが扉46を開放し、後面の
開口8から料理を取り出して顧客に提供することにな
る。また、取り出された料理の補充は同様に反対側の開
口7から行えるので、料理の収納・提供・補充が極めて
円滑に行えるようになる。
【0025】また、このとき、上下貯蔵室31、32内
には直接の冷気流入が無く、前述の如く上下左右壁面か
ら間接的に冷却されるので、上下貯蔵室31、32内に
収納された料理は乾燥することなく冷却保存される。従
って、ラップ等でくるむことなく料理を美味しい状態で
保存することができるようになる。
【0026】一方、係る冷却運転により蒸発器33には
着霜が成長するが、係る着霜は図示しない除霜ヒータに
より例えば定期的加熱されて融解される。係る除霜によ
り蒸発器33から滴下した除霜水等の排水は、一旦露受
皿71に受容され、その後排水管72に流入して張出部
9から出る。そして、縦仕切部材13内を流下して断熱
箱体6の下方に至り、トラップ部73を経て外部に排出
される。
【0027】このように、断熱箱体6内上部に設けられ
た蒸発器33からの除霜水は、排水管72により断熱箱
体6外下方に排出されるが、このとき、排水管72は縦
仕切部材13内を挿通されているので、従来の如く断熱
箱体6の側壁内、或いは側壁の外面を通す必要がなくな
る。従って、断熱箱体6の外観が損なわれる危険性が無
く、また、断熱箱体6の構造も簡素化されると共に、断
熱箱体6の側壁の厚さ拡大による上下貯蔵室31、32
内の収容容積の縮小も発生しない。
【0028】また、縦仕切部材13内を通過する排水管
72の外側には管体58との間に空気層Gが形成されて
これが断熱空間となると共に、管体58の周囲には断熱
材56、57が設けられているので、排水管72内を流
下する排水は上下貯蔵室31、32、或いは冷気通路3
9内の冷気から良好に断熱される。従って、排水管72
内での排水の再凍結も未然に防止される。
【0029】更に、縦仕切部材13は断熱箱体6から取
り外せるので、排水管72内にゴミが詰まった場合にも
容易に営繕作業を行うことができる。このとき、排水管
72は管体58内に挿通され、この管体58は断熱材5
6、57により挟持されており、ネジ63を取り外すこ
とによりブレーカ62、62、前後板59、61及び管
体58は分離され、縦仕切部材13の本体13Aは簡単
に分解されるので、排水管72の挿通及び縦仕切部材1
3の分解・組立が容易となると共に、それによって、前
記営繕作業は一層円滑化される。
【0030】尚、実施例では断熱箱体6の天壁6Aに張
出部9を形成し、この張出部9内に蒸発器33を配設す
る冷却室11を構成したので、上下貯蔵室31、32の
容積を狭めることなく蒸発器33及び送風機34を配設
することができた。また、実施例では所謂間接冷却式の
低温貯蔵庫に本発明を適用したが、それに限らず、蒸発
器からの冷気を直接貯蔵室内に吐出する方式のものにも
本発明は有効である。更に、実施例では上下に貯蔵室を
有する低温貯蔵庫について説明したが、それに限らず、
一室のみの低温貯蔵庫であっても差し支えない。
【0031】
【発明の効果】以上詳述した如く請求項1の発明によれ
ば、扉の開放により断熱箱体内は前後方向に開放される
ので、一方から物品を収納し、他方から取り出すことが
できる。従って、食品等の物品を断熱箱体内において低
温に保存しつつ、これら物品の提供及び補充等を円滑に
行うことができるようになる。
【0032】また、蒸発器からの除霜水等の排水は露受
皿に受容され、排水管を通って断熱箱体外に排出される
が、この排水管は断熱箱体の天壁から底壁に渡って取り
付けられた縦仕切部材内を通して断熱箱体下方に導出さ
れているので、従来の如く断熱箱体に排水管を通す溝等
を上下に渡って形成する必要が無くなり、構造が簡素化
され、断熱箱体内の収容容積の縮小も解消されると共
に、外観上の問題も解消される。また、排水管内にゴミ
が詰まった場合等には、縦仕切部材を取り外すことで排
水管の営繕を簡単に行うことができるようになるもので
ある。
【0033】特に、請求項2の発明によれば、縦仕切部
材を一対の断熱材と、それらの間に挟持された管体とか
ら構成して前記排水管を管体に挿通しているので、排水
管の挿通及び縦仕切部材の組立・分解が容易となり、組
立作業性及び営繕作業性が一層向上する。更に、これら
排水管と管体間には空気層を形成したので、排水管は断
熱材と空気層の双方にて外部より断熱されることにな
り、排水管内における排水の再凍結も確実に防止される
ものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の低温貯蔵庫の縦断側面図である。
【図2】本発明の低温貯蔵庫の縦断正面図である。
【図3】本発明の低温貯蔵庫の後方斜視図である。
【図4】本発明の低温貯蔵庫の前方斜視図である。
【図5】本発明の低温貯蔵庫の断熱箱体と縦仕切部材の
縦断正面図である。
【図6】縦仕切部材の本体の斜視図である。
【図7】縦仕切部材の本体の分解斜視図である。
【図8】縦仕切部材の分解斜視図である。
【図9】従来の低温貯蔵庫の断熱箱体の後方斜視図であ
る。
【図10】もう一つの従来の低温貯蔵庫の断熱箱体の斜
視図である。
【図11】更にもう一つの従来の低温貯蔵庫の縦断正面
図である。
【符号の説明】
1 低温貯蔵庫 6 断熱箱体 7 開口 8 開口 13 縦仕切部材 31 上貯蔵室 32 下貯蔵室 33 蒸発器 34 送風機 39 冷気通路 44 扉 46 扉 56 断熱材 57 断熱材 58 管体 71 露受皿 72 排水管 G 空気層

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前後面に開口を有した断熱箱体と、該断
    熱箱体の前後開口を開閉自在にそれぞれ閉塞する扉と、
    前記断熱箱体内上部に配設された冷却装置の蒸発器と、
    該蒸発器の下側に配設された露受皿と、該露受皿に受容
    された排水を断熱箱体外に排出するための排水管と、前
    記断熱箱体の開口部において断熱箱体の天壁から底壁に
    渡って取り付けられた縦仕切部材とを具備した低温貯蔵
    庫において、該縦仕切部材内を通して前記排水管を断熱
    箱体下方に導出したことを特徴とする低温貯蔵庫。
  2. 【請求項2】 縦仕切部材を、一対の断熱材と両断熱材
    間に挟持された管体とから構成し、排水管を前記管体に
    挿通すると共に、該排水管と管体間には空気層を形成し
    たことを特徴とする請求項1の低温貯蔵庫。
JP5187221A 1993-06-30 1993-06-30 低温貯蔵庫 Expired - Lifetime JP2877667B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5187221A JP2877667B2 (ja) 1993-06-30 1993-06-30 低温貯蔵庫

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5187221A JP2877667B2 (ja) 1993-06-30 1993-06-30 低温貯蔵庫

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0719711A true JPH0719711A (ja) 1995-01-20
JP2877667B2 JP2877667B2 (ja) 1999-03-31

Family

ID=16202196

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5187221A Expired - Lifetime JP2877667B2 (ja) 1993-06-30 1993-06-30 低温貯蔵庫

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2877667B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100528296B1 (ko) * 2003-07-31 2005-11-15 삼성전자주식회사 저장고
KR100643137B1 (ko) * 2004-12-15 2006-11-10 위니아만도 주식회사 와인 수납 공간이 마련된 도어를 갖는 김치냉장고
CN115200282A (zh) * 2022-06-27 2022-10-18 青岛澳柯玛冷链集成有限公司 格子柜

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100528296B1 (ko) * 2003-07-31 2005-11-15 삼성전자주식회사 저장고
KR100643137B1 (ko) * 2004-12-15 2006-11-10 위니아만도 주식회사 와인 수납 공간이 마련된 도어를 갖는 김치냉장고
CN115200282A (zh) * 2022-06-27 2022-10-18 青岛澳柯玛冷链集成有限公司 格子柜
CN115200282B (zh) * 2022-06-27 2023-11-03 青岛澳柯玛冷链集成有限公司 格子柜

Also Published As

Publication number Publication date
JP2877667B2 (ja) 1999-03-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6997008B2 (en) Defrost water draining unit for a refrigerator
RU2440541C2 (ru) Холодильный аппарат
US11402146B2 (en) Refrigerator
JPH04363572A (ja) 冷凍冷蔵庫
JP2001108351A (ja) 冷蔵庫
JPH0719711A (ja) 低温貯蔵庫
JP3015632B2 (ja) 低温貯蔵庫
JP2001248952A (ja) 冷却貯蔵庫
JP2017215117A (ja) 冷蔵庫
JP2902908B2 (ja) 低温貯蔵庫
WO2008082811A1 (en) Refrigerated case
JP2902961B2 (ja) 低温貯蔵庫
JP2001116425A (ja) 冷蔵庫
JPH09243227A (ja) 冷却貯蔵庫
JP3684323B2 (ja) 配膳車
JP2983824B2 (ja) 横型冷蔵庫
JP3615294B2 (ja) 横型冷却貯蔵庫
JP4156952B2 (ja) 冷却貯蔵庫
KR100926763B1 (ko) 냉장고
JP3201694B2 (ja) 冷蔵庫
JP2002267325A (ja) 冷却貯蔵庫
JPH09126628A (ja) 高湿度低温庫
JP2001165551A (ja) 冷蔵庫
JP3983565B2 (ja) 冷却庫
JP2024102618A (ja) 冷却貯蔵庫