JPH0719675Y2 - 被溶接物の位置決め装置 - Google Patents

被溶接物の位置決め装置

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JPH0719675Y2
JPH0719675Y2 JP396290U JP396290U JPH0719675Y2 JP H0719675 Y2 JPH0719675 Y2 JP H0719675Y2 JP 396290 U JP396290 U JP 396290U JP 396290 U JP396290 U JP 396290U JP H0719675 Y2 JPH0719675 Y2 JP H0719675Y2
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JP
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work
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inclined surface
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JP396290U
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弘 鈴木
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Toyota Motor Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は一対の有底凾状の被溶接物(以下ワークと称す
る)の開放端面を対向させて嵌合位置決めするワークの
位置決め装置に関する。
〔従来の技術〕
第3図に示すように一対の有底凾状のワーク1,2の開放
端面を対向させ、一方のワーク2の開放端面を他方のワ
ーク1の開放端面内側に嵌合させる際に、通常ワーク1,
2の加工精度のばらつきのためクランプ部材3による押
圧だけでは嵌合できない場合が多い。すなわち、第4図
に示すように一方のワーク1を支持台4上で支持し、他
方のワーク2を開放端面を対向させてワーク1上に載置
し、クランプ部材3により矢印A方向に押圧するとワー
ク2の片面の側面がワーク1内に入っても反対側の側面
は干渉して嵌合されない場合がある。
このため従来は第5図に示すように支持台4上に指示さ
れたワーク1を一対のサイドクランプ部材5により支持
台3に固定していた。サイドクランプ部材5の上部にワ
ーク2の開放端面を案内する傾斜面6を形成し、傾斜面
6の下部内側に段差部7の水平部7aでワーク1の開放端
面を把持し垂直部7bによりワーク1の外周を押圧するよ
うにしていた。そしてクランプ部材3によりワーク2を
矢印A方向に押圧することにより、ワーク2の開放端面
をサイドクランプ部材5の傾斜面6に沿って下降させ
て、ワーク1の内面に嵌合していた。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、第5図に示す位置決め手段では、クラン
プ部材3による押圧力を大きくしすぎると、ワーク1,2
が変形するおそれがあった。またワーク2とサイドクラ
ンプ部材5の傾斜面6との摩擦抵抗や、溶接時に発生す
るスパッタ8のかみ込みなどによりクランプ部材1では
ワーク2をワーク1内に嵌合することのできないことも
あった。このためアーク溶接における溶け落ちや溶接線
のずれなどの溶接不良や、嵌合不良による溶接機の稼働
停止などが発生するという問題があった。
本考案は上記事情に鑑みてなされたものであり、一対の
有底凾状のワークの開放端面の嵌合を容易に行なうこと
のできるワークの位置決め装置を提供することを目的と
する。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は上記目的を達成するために、上下一対のクラン
プ部材と、複数個のサイドクランプ部材とにより、有底
凾状の一対のワークを同心上に、かつ開放端面を対向さ
せて把持し、一方のワークの開放端部を他方のワークの
開放端内側に挿入するワークの位置決め装置であって、
前記上下一対のクランプ部材及び複数個のサイドクラン
プ部材をそれぞれ導電性材料で形成し、それぞれのクラ
ンプ部材の一部にコイルを巻回して、該コイルに通電す
ることにより電磁マグネットを構成するとともに、前記
サイドクランプ部材の上部に一方のワクを案内する傾斜
面を形成し、下部に他方のワークの外周に当接する突部
を設けたものである。
〔作用〕
上記の構成によると、上下一対のクランプ部材にそれぞ
れ巻回されたコイルに通電することにより、これらのク
ランプ部材に当接する一対のワークの開放端が同じ極
性、例えばN極となる。またサイドクランプ部材に巻回
されたコイルに通電することにより、傾斜面の内側をN
極とし突部の先端をS極とすることができる。この状態
で上部クランプ部材に当接している一方のワークはサイ
ドクランプ部材の傾斜面の内側と同極となって反撥し、
非接触とすることができて摩擦抵抗がなくなり、容易に
他方のワーク内に嵌合できる。またこの他方のワークの
開放端と前記傾斜面とも同極となるので反撥し合い、こ
のワークの下部クランプ部材に密着する。
〔実施例〕 以下、本考案の一実施例を図面を参照して説明する。
第1図及び第2図に本考案の一実施例を示す。第1図に
おいて、第5図に示す従来例と同一または同等部分には
同一符号を付して示す。
従来例と同様に第1のワーク1は開放端面を上方に向け
て下部クランプ部材である支持台4上に支持されてい
る。第1のワーク1の外周には図示しない駆動手段によ
り矢印B方向に駆動される一対のサイドクランプ部材5
が設けられている。サイドクランプ部材5の上端には傾
斜面6が形成されており、傾斜面6の下部内側には突部
9が設けられている。そして傾斜面6と突部9との間に
は凹部10が形成されていて、凹部10には第1のコイル11
が巻回されている。
一方、第1のワーク1の開放端面に対向して第2のワー
ク2が装着され、第2のワーク2の開放端面はサイドク
ランプ部材5の傾斜面6に案内されている。第2のワー
ク2を第1のワーク1内に押圧嵌合させる上部クランプ
部材であるクランプ3の外周には第2のコイル12が巻回
されており、 同様に支持台4の外周には第3のコイル13が巻回されて
いる。そしてクランプ3、支持台4及びサイドクランプ
部材5はそれぞれ導電性材料で形成されている。
また、第1、第2、第3のコイル11,12,13の両極は第2
図に示すように電源14に接続されており、第2のコイル
12に通電することによりクランプ3を介して第2のワー
ク2の開放端面がN極となる。同様に第3のコイル13に
通電することにより支持台4を介して第1のワーク1の
開放端面がN極となる。さらに第1のコイル11に通電す
ることによりサイドクランプ部材5の傾斜面6の先端が
N極となり突部9の先端がS極となる。
次に、本実施例の作用を説明する。
第1のワーク1を支持台4上に載置し、一対のサイドク
ランプ部材5を図示しない駆動手段により矢印B方向に
回動して突部9で第1のワーク1を押圧固定する。次に
第2のワーク2をクランプ3により矢印A方向に押し
て、サイドクランプ部材5の傾斜面6に当接させる。次
に電源14をONとして各コイル11,12,13に通電して磁力を
発生させると、第1のワーク1はサイドクランプ部材5
の突部9によって幅決めされると同時に、第1のワーク
1の開放端面のN極とサイドクランプ部材5の傾斜面6
の先端のN極とが反撥し合って、第1のワーク1は支持
部材4に押圧され密着する。
一方、第2のワーク2の開放端面のN極と傾斜面6の先
端のN極とも反撥し合って、その間が非接触となり摩擦
抵抗がなくなって、第2のワーク2の開放端面は傾斜面
6に沿って円滑に下降し、第1のワーク1の内周内に容
易に嵌合する。このとき傾斜面6にあるスパッタ8は磁
力によって排除することができる。ワーク1,2の位置決
めクランプが完了したら電源14をOFFとし、各コイル11,
12,13への通電を停止し、溶接を開始する。
本実施例によれば、ワーク1,2の嵌合を小さい力で円滑
に行なうことができ、溶接不良や嵌合不良の発生を防止
することができる。
上記実施例における各部の電磁マグネットの極性はすべ
て逆であってもよく、同様の効果が得られる。また、ク
ランプ3の駆動源は油圧を用いる必要がなく、エアでも
よい。この場合は火災の発生の防止もできる効果があ
る。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案によれば、電磁力によりサ
イドクランプ部材の傾斜面とワークの開放端面とを非接
触としたので、一対のワークの嵌合を小さい力で円滑
に、かつ正確に行なうことができ、溶接不良や嵌合不良
の発生を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す構成図、第2図は本実
施例の作用を示す説明図、第3図は従来のワークの位置
決め装置を示す斜視図、第4図は同じく作用を示す側面
図、第5図は他の従来のワークの位置決め装置を示す要
部正面図である。 1,2……ワーク(被溶接物)、3……クランプ、4……
支持台(クランプ部材)、5……サイドクランプ部材、
6……傾斜面、8……スパッタ、9……突部、11,12,13
……コイル、14……電源。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】上下一対のクランプ部材と、複数個のサイ
    ドクランプ部材とにより、有底凾状の一対の被溶接物を
    同心上に、かつ開放端面を対向させて把持し、一方の被
    溶接物の開放端部を他方の被溶接物の開放端内側に挿入
    する被溶接物の位置決め装置であって、前記上下一対の
    クランプ部材及び複数個のサイドクランプ部材をそれぞ
    れ導電性材料で形成し、それぞれのクランプ部材の一部
    にコイルを巻回して、該コイルに通電することにより電
    磁マグネットを構成するとともに、前記サイドクランプ
    部材の上部に一方の被溶接物を案内する傾斜面を形成
    し、下部に他方の被溶接物の外周に当接する突部を設け
    たことを特徴とする被溶接物の位置決め装置。
JP396290U 1990-01-20 1990-01-20 被溶接物の位置決め装置 Expired - Lifetime JPH0719675Y2 (ja)

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JP396290U JPH0719675Y2 (ja) 1990-01-20 1990-01-20 被溶接物の位置決め装置

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JP396290U JPH0719675Y2 (ja) 1990-01-20 1990-01-20 被溶接物の位置決め装置

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Publication Number Publication Date
JPH0395193U JPH0395193U (ja) 1991-09-27
JPH0719675Y2 true JPH0719675Y2 (ja) 1995-05-10

Family

ID=31507740

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