JPH0719590Y2 - 気流分級機 - Google Patents

気流分級機

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JPH0719590Y2
JPH0719590Y2 JP8803192U JP8803192U JPH0719590Y2 JP H0719590 Y2 JPH0719590 Y2 JP H0719590Y2 JP 8803192 U JP8803192 U JP 8803192U JP 8803192 U JP8803192 U JP 8803192U JP H0719590 Y2 JPH0719590 Y2 JP H0719590Y2
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JP
Japan
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classification
pressure
opening
louver
flow passage
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP8803192U
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English (en)
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JPH0652970U (ja
Inventor
薫 乾
直樹 内田
誠志郎 小泉
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Nippon Pneumatic Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Nippon Pneumatic Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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  • Combined Means For Separation Of Solids (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、トナー等の各種粉体
を粗粉と微粉とに遠心分離する気流分級機に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】分級室内に粉体を供給し、この粉体を旋
回させて粗粉と微粉とに遠心分離する気流分級機を本件
出願人は既に提案している。その気流分級機を図1およ
び図3を参照して説明すると、この気流分級機は、ケー
シング1内に上部から分散室2内の外周に向けて粉体を
供給し、上記分散室2内で旋回し乍ら下降する粉体を環
状のスリット5から分級室3内に流入させるようにして
いる。
【0003】また、ケーシング1を分級室3の位置で上
下に分割し、その上部ケーシング6と下部ケーシング7
の対向部間に多数のルーバー8を等間隔に設け、隣接す
るルーバー8間の流通路9から分級室3内に流入する二
次エアにより分級室3で旋回する粉体を分散させ、かつ
旋回速度を加速させるようにしている。
【0004】そして、分級室3内で遠心分離され、分級
室3内の外周部で旋回する粗粉を分級室3の下部外周に
形成した環状の粗粉排出溝10から下部ケーシング7内
に流入させ、下端の排出口11から取り出すようにして
いる。また、分級室3内の中央部に移動する微粉を分級
室3の底部中央に接続した微粉排出筒12から取り出す
ようにしている。
【0005】上記気流分級機を用いる粉体の分級に際
し、分級点の調整には、分散室2の上部に接続した排気
筒13内のダンパ14の開度を調整する方法と、分級室
3の外周に設けたルーバー8をピン15を中心に回動し
て開度を調整する方法とが存在する。
【0006】ところで、ダンパ14の開度を調整する分
級点の調整は、ダンパ14をある開度以上に開けると、
粉体粒子が飛散するため、粒度調整幅が小さく、そのた
め、分級点の調整は、ダンパ14の開度を所定の開度に
保持した状態でルーバー8の開度を調整し、二次エアの
流入量を変更する方法が採られる。
【0007】上記分級点の調整は、通常、図4に示す分
級プラントを形成する前のテスト段階と、分級プラント
を形成して粉体を連続的に分級処理する直前の段階とで
行なわれ、テスト段階での調整は、粉体の種類に応じて
行なわれ、そのテスト結果はデータとして残される。
【0008】ここで、図4に示す分級プラントは気流分
級機Xの微粉排出筒12にサイクロン30を接続して分
級後の微粉を捕集している。また、サイクロン30の排
気筒31と気流分級機Xの排気筒13とをバッグフィル
タ32に接続し、そのバッグフィルタ32にブロワー3
3の吸引力を付与し、気流分級機Xおよびサイクロン3
0の排ガスをバッグフィルタ32内に吸引して排ガス中
より粉体を除去している。
【0009】ところで、分級プラント形成後における粉
体分級時の分級点の調整に際し、従来は、分級プラント
をバッチ運転し、運転停止時にサイクロン30に捕集さ
れた微粉を取り出して粒径を測定し、その測定結果に基
づいてルーバー8の開度を調整しているため、分級点の
調整に非常に手間がかかっていた。
【0010】一般に、分級点を決定する二次エアの流入
量は流速と相関関係にあるため、その流速を測定するこ
とにより、流入量を知ることができる。そこで、本件出
願人は、上記のような不都合を解消するため、ピトー管
によって流通路9を流れる二次エアの流速を測定し、そ
の測定値が流速と分級点の関係を示すデータの流速と一
致するようにルーバー8を開度調整して分級点の調整を
行なうようにした気流分級機を既に提案している(実開
平4−91776号公報)。
【0011】上記気流分級機においては、分級機の稼働
状態において分級点の調整をきわめて精度よく調整する
ことができるという特徴を有する。
【0012】
【考案が解決しようとする課題】ところで、上記気流分
級機においては、ピトー管の全圧測定孔を二次エアの流
れ方向に対向させる取付けであるため、全圧測定孔に粉
塵が付着し易く、その付着によって流速を高精度に測定
することができなくなるため、保守、点検作業を頻繁に
行なう必要がある。
【0013】この考案は、上記気流分級機を改良し、保
守、点検作業を殆んど必要とせず、二次エアの流速と相
関する圧力を常に良好に測定できるようにすることを技
術的課題としている。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、この考案においては、ルーバーの1つに隣接する
ルーバー間の流通路と対向する面で開口する圧力測定孔
を形成し、その圧力測定孔に上記流通路の圧力を検出す
る圧力測定器を設けた構成を採用したのである。
【0015】
【作用】上記の構成から成る気流分級機においては、ル
ーバーの開度調整によって変化する流通路内の圧力を圧
力測定器で測定し、その測定値に基づいて流通路を流れ
る二次エアの流速を求め、その流速が流速と分級点の関
係を示すデータと一致するようにルーバーの開度を調整
して分級点を調整する。
【0016】
【実施例】図1において、環状に配置された多数のルー
バー8は、図3に示すピン15を中心とする回動によっ
て開度調整される。その開度調整は、図1に示す上部ケ
ーシング6の分解後に、各ルーバー8を手動で個々に回
動させてもよく、あるいは、開度調整機構を設け、その
開度調整機構の作動によって多数のルーバー8を同時に
同方向に回動させるようにしてもよい。
【0017】図2および図3は、上記開度調整機構20
の一例を示す。この開度調整機構20は、上部ケーシン
グ6と環状に配置されたルーバー8との間に調整リング
21を回転自在に組込み、各ルーバー8の上面には長孔
から成るガイド孔22を形成し、一方調整リング21に
は上記各ガイド孔22に挿入するピン23を取付け、上
記調整リング21の回転によって各ルーバー8を同時に
回動させるようにしている。
【0018】また、調整リング21を回転させるため、
上部ケーシング6の外周下部にギヤ支持枠24を取付
け、そのギヤ支持枠24に支持された摘み25の回転を
互に噛合するベベルギヤ26を介してウオーム軸27に
伝達し、そのウオーム軸27に設けたウオーム28の回
転をウオームホイール29を介して調整リング21に伝
えるようにしている。
【0019】なお、開度調整機構は図示例のものに限定
されず、他の機構を採用してもよい。
【0020】図3に示すように、ルーバー8の1つには
外面から内面に貫通し、内面側の開口が流通路9と対向
する圧力測定孔40が形成されている。
【0021】圧力測定孔40には導管41が接続され、
その導管41に圧力測定器42が設けられている。
【0022】ここで、圧力測定器42は、ブルドン管圧
力計、V字形マノメータであってもよい。実施例では、
圧力センサ43を用いて流通路9内の圧力を検出し、そ
の圧力センサ43から出力される検出信号を増幅器44
で増幅して計器45に圧力表示している。
【0023】上記のように構成すると、圧力測定器42
によって流通路9の圧力を測定することができ、その測
定圧力と流通路入口側の大気圧との差圧によってベルヌ
ーイの定理により流通路9を流れる二次エアの流速を求
めることができる。
【0024】流通路9を流れる二次エアの流速は、ルー
バー8の開度と相関し、そのルーバー8の開度は、分級
される粉体の分級点によって相違する。このため、テス
ト段階における粉体の分級点の調整時に、ルーバー8の
開度に対応した流通路9内の圧力を測定して、ルーバー
8の開度と測定圧力との関係をデータとして残し、分級
プラントの形成後における分級点の調整時に、そのデー
タに基づいてルーバー8の開度を調整することにより、
分級点を調整することができる。
【0025】なお、開度調整機構20を有する気流分級
機においては、流通路9の圧力を測定する状態でルーバ
ー8を同時に回動し、その測定圧力を上記データの測定
圧力と一致させる。
【0026】実施例の場合は、気流分級機として、粉体
を単に粗粉と微粉とに遠心分離する形式のものを示した
が、粉体を粉砕し、その粉体を分級室に供給して粗粉と
微粉とに分級するようにした分級機能を有する粉砕機も
気流分級機に含まれるものとする。
【0027】
【考案の効果】以上のように、この考案に係る気流分級
機においては、圧力測定器によって流通路の圧力を測定
することができるようにしたから、ルーバーの開度調整
による分級点の調整時に、テスト段階におけるルーバー
の適正開度に容易に再現することができ、分級点の調整
作業がきわめて容易である。
【0028】また、ルーバーに形成された圧力測定孔
は、ルーバーの流通路と対向する面において開口して流
通路を流れる二次エアの流れに沿う状態であるため、二
次エアに含まれる粉塵の付着が殆んどなく、流通路の圧
力をきわめて精度よく測定することができると共に、二
次エアの流れを乱すことなく圧力測定することができ
る。
【0029】さらに、粉塵の付着がないため、保守、点
検を頻繁に行なう必要がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案に係る気流分級機の一実施例を示す概
略図
【図2】図1のルーバー支持部の拡大断面図
【図3】図2の横断平面図
【図4】同上気流分級機を用いた分級プラントのフロー
シート
【符号の説明】
3 分級室 8 ルーバー 9 流通路 40 圧力測定孔 42 圧力測定器

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一定の吸引力が付与される分級室の外周
    周方向に多数の回動自在に支持されたルーバーを等間隔
    に設け、各ルーバーの開度調整により隣接するルーバー
    間の流通路から分級室内に吸引される二次エアの流速を
    変化させて分級室内で遠心分離される粉体の分級点を調
    整するようにした気流分級機において、前記ルーバーの
    1つに上記流通路と対向する面で開口する圧力測定孔を
    形成し、その圧力測定孔に二次エアの流速変動により変
    化する流通路の圧力を検出する圧力測定器を設けたこと
    を特徴とする気流分級機。
JP8803192U 1992-12-24 1992-12-24 気流分級機 Expired - Lifetime JPH0719590Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8803192U JPH0719590Y2 (ja) 1992-12-24 1992-12-24 気流分級機

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JP8803192U JPH0719590Y2 (ja) 1992-12-24 1992-12-24 気流分級機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0652970U JPH0652970U (ja) 1994-07-19
JPH0719590Y2 true JPH0719590Y2 (ja) 1995-05-10

Family

ID=13931459

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JP8803192U Expired - Lifetime JPH0719590Y2 (ja) 1992-12-24 1992-12-24 気流分級機

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