JPH0719472Y2 - 振動針圧マッサ−ジ器 - Google Patents

振動針圧マッサ−ジ器

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JPH0719472Y2
JPH0719472Y2 JP1988011076U JP1107688U JPH0719472Y2 JP H0719472 Y2 JPH0719472 Y2 JP H0719472Y2 JP 1988011076 U JP1988011076 U JP 1988011076U JP 1107688 U JP1107688 U JP 1107688U JP H0719472 Y2 JPH0719472 Y2 JP H0719472Y2
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卓三 小川
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卓三 小川
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Description

【考案の詳細な説明】 考案の技術分野 本考案は、刺激用凸部の加圧と振動によるマッサージ効
果を有する振動針圧マッサージ器に関する。
考案の技術的背景ならびにその問題点 施術者の手により患部の皮膚面に押圧と刺激を与える治
療器は従来より公知であり、刺激の方法として針束を使
用し、針先の突出度を変えて刺激度の強弱適度を調節す
る針圧治療器はたとえば特公昭36−6847等に記載されて
いる。
しかしながら、この公報に開示された針圧治療器は、手
動により刺激を加える構造であり、使い勝手が悪いとい
う不都合を有していた。
そこで、このような不都合を解消するために、本出願人
は、刺激針の加圧と振動によるマッサージを自動的に行
い得る振動針圧マッサージ器を開発し、先に出願してい
る(特開昭52−33,395号および実公昭59−9635号)。
しかしながら、このような先に出願した振動針圧マッサ
ージ器にあっては、刺激針を、交流電源の周波数で単に
振動させるだけなので、刺激針によるマッサージ効果が
不十分であるという不都合を有していることが判明して
いる。また、このような振動針圧マッサージ器にあって
は、刺激針が植設された刺激体をスパイラル状ばねで保
持するようにしていることから、電磁石等の振動手段に
より、刺激体を良好に振動させることができず、結果的
にマッサージ効果が不十分となるという不都合を有して
いることも判明している。なお、特開昭52−33,395号公
報には、刺激針を加熱するための加熱手段が概念的に設
けられた振動針圧マッサージ器が開示されているが、こ
のマッサージ器にあっては、加熱手段と刺激針を保持す
る刺激体とが離れており、刺激針が十分に加熱されない
虞があり、刺激針を通じて皮膚に適度な温度の刺激を付
与することができないという不都合を有している。ま
た、このマッサージ器にあっては、加熱手段からの熱を
外筒及び内筒を通じて、刺激針に伝熱するようにしてい
るため、外筒及び内筒を金属等の熱良導体で構成せざる
を得ず、放熱面積が大きくなり、したがって加熱手段の
消費電力が増大し、省エネルギー的にも好ましくないと
共に、加熱手段付近が部分的に高温となり、取扱者が火
傷する虞があり好ましくなかった。
考案の目的 本考案は、このような従来技術に伴う不都合を一挙に解
消するためになされたものであり、刺激体を良好に振動
させ、刺激体が押圧される部位を良好にマッサージする
ことが可能な振動針圧マッサージ器を提供することを目
的とする。
また、本考案は、刺激体に植設された刺激針を効率良く
安全に加熱し、刺激針が押圧される皮膚に、刺激針の断
続的押圧による刺激と、適度に加熱された刺激針による
熱刺激とを付与し、マッサージ効果をさらに向上させた
振動針圧マッサージ器を提供することも目的とする。
考案の概要 かかる目的を達成するために、本考案に係る振動針圧マ
ッサージ器は、針の先端が揃うように多数の刺激針が植
設された熱良伝導性材より成る刺激体と、この刺激体の
外周に位置し、当該刺激体に対して軸方向位置調節可能
に取り付けられた外筒体と、前記刺激体と外筒体との間
に装着され、通常状態で前記刺激針の先端が覆われるよ
うに、前記外筒体に対して軸方向に弾撥保持された保護
筒体とを有する刺激体ユニットと、 この刺激体ユニットが着脱自在に取付けられ、前記刺激
体の後端を加熱する加熱手段が取付けられたユニット支
持体と、 このユニット支持体が固定された板ばねを、ユニット支
持体の軸方向に微小振動させる振動手段とを具備してな
ることを特徴としている。
このような本考案に係る振動針圧マッサージ器によれ
ば、刺激針が取付けられた刺激体ユニットを保持するユ
ニット支持体か板ばねに固定され、これを電磁石により
振動させるようにしているので、刺激体が良好に振動
し、刺激体に取付けられた刺激針が押圧される部位を良
好に刺激することになり、そのマッサージ効果が向上す
る。
また、本考案によれば、刺激針が植設された熱良伝導性
材より成る刺激体の後端を直接加熱するように加熱手段
が取付けられているので、刺激針を効率良く所定温度ま
で加熱することができる。したがって、刺激針が押圧さ
れる部位に良好な熱的刺激を付与することが可能にな
り、マッサージ効果がさらに向上する。しかも本考案に
よれば、加熱手段によって直接刺激体を加熱するように
していることから、外筒体や保護筒等がほとんど加熱さ
れず、取扱者にとって安全であると共に、余分な部分を
加熱しないので省エネルギーにも寄与する。
また、本考案に係る振動針圧マッサージ器は、多数の刺
激用凸部が形成された刺激体と、この刺激体の外周に位
置し、当該刺激体に対して軸方向位置調節可能に取り付
けられた外筒体と、前記刺激体と外筒体との間に装着さ
れ、通常状態で前記多数の刺激用凸部の先端が覆われる
ように、前記外筒体に対して軸方向に弾撥保持された保
護筒とを有する刺激体ユニットと、 この刺激体ユニットが着脱自在に取付けられたユニット
支持体と、 このユニット支持体が固定された板ばねを、前記ユニッ
ト支持体の軸方向に人間の心臓の鼓動に近い周期間隔で
微小振動させる振動手段とを具備してなることも特徴と
している。
このような本考案に係る振動針圧マッサージ器によれ
ば、刺激用凸部が形成された刺激体が、人間の心臓の鼓
動に近い周期間隔で微小振動するので、刺激用凸部が押
圧される部分に、心臓の鼓動に近い周期間隔で押圧刺激
が付与され、刺激用凸部の微小振動による押圧刺激のマ
ッサージ効果がさらに向上することになる。
考案の具体的説明 以下、本考案を、図面に示す実施例に基づき詳細に説明
する。
第1図は本考案の一実施例に係る振動針圧マッサージ器
の概略断面図、第2図は同マッサージ器の全体斜視図、
第3図は第1図に示すIII−III線に沿う断面図、第4図
は第1,3図に示す刺激体ユニットの要部断面図、第5図
は同ユニットの正面図、第6図は本考案の他の実施例に
係る刺激体ユニットの要部断面図、第7図は同ユニット
の正面図、第8図は刺激体ユニットの取付構造を示す要
部断面図、第9図は第8図に示すA−A線に沿う断面
図、第10図(A)、(B)は第1図に示す実施例に用い
る加熱手段の回路図、第11図(A)〜(D)は同回路図
の変形例を示す回路図、第12図は本考案のその他の実施
例に係る振動針圧マッサージ器の概略断面図、第13図は
第12図に示すVIII−VIII線に沿う断面図、第14,15図は
同実施例に係る刺激体ユニットの取付構造を示す要部断
面図及び要部斜視図、第16図は第14図に示すB−B線に
沿う断面図、第17図は第12図に示す実施例に用いられる
振動手段のブロック図、第18図は振動手段の一例を示す
具体的回路図、第19図は本考案のさらにその他の実施例
に係る振動針圧マッサージ器の概略断面図、第20図は同
マッサージ器の全体斜視図、第21図は同実施例に用いら
れる振動手段のブロック図、第22,23図はそれぞれ振動
手段の一例を示す具体的回路図である。
まず第1〜11図に示す振動針圧マッサージ器10について
説明する。
本実施例に係る振動針圧マッサージ器10は、刺激体ユニ
ット11と、この刺激体ユニット11が着脱自在に取付けら
れるユニット支持体12と、このユニット支持体12を軸方
向に微小させる振動手段が内蔵されたケーシング13とを
有する。ケーシング13には、このマッサージ器を把持す
るための把持部14が形成してある。把持部14は、刺激体
ユニット11の軸芯に対して略直角方向に伸延するように
なっており、使い勝手を向上させている。また、ケーシ
ング13には、プラグ15が形成されたコード16が接続して
ある。プラグ15は、交流電源に接続される。なお、第1
図では、ケーシング13内の電気配線は省略してある。電
気回路については後述する。
刺激体ユニット11は、第4,5図に示すように、針の先端
が揃うように多数の刺激針17が植設された刺激体18を内
部に有する。刺激針17は、たとえば金属製線材の先端を
先細にすることにより形成される。この刺激針17を刺激
体8に植設には、第4図に示すように刺激針17の後端を
カシメ止めしたり、第6図に示すように刺激針17の後端
を刺激体18a内に埋設し、接着剤等で接着したりするこ
と等により行う。
第4図に示す実施例では、刺激体18は、その外周に位置
する外筒体19に締り嵌めされたアダプタ20と螺合し、刺
激体18が外筒体19に対して軸方向移動可能になってい
る。その結果、外筒体19ないし保護筒21に対する刺激針
17の軸方向突出量が調節可能になっている。なお、第6
図に示す実施例では、アダプタ20aと外筒体19aとは、ね
じ固定されている。
刺激体18と外筒体19との間には、保護筒21が軸方向移動
自在に接着される。保護筒21の外周には、ストッパ22が
突出して形成される。ストッパ22は、外筒体19の先端側
内周に係合し、それ以上保護筒21が外筒体19に対して軸
方向に突出しないようになっている。保護筒21が、通常
状態で刺激針17の先端を覆すように、ストッパ22とアダ
プタ20との間にスプリング23を装着し、このスプリング
23の弾撥力によって保護筒21を刺激針17の先端より突出
させるようにしている。
刺激針17及び刺激体18,18aは、たとえば金属等の熱良伝
導性材より成っており、後述する加熱手段による熱が刺
激針17の先端まで良好に伝達するようになっている。特
に本実施例では、刺激針17が加熱されている状態を視覚
的に確認するため、保護筒21の先端側外周一部に、所定
の温度で色が変わるサーモクロミック材から成る塗料が
塗布された加熱確認部24が形成してある。
このような刺激体ユニット11,11aは、第1図に示すよう
に、ユニット支持体12内に着脱自在に取付けられる。刺
激体ユニット11をユニット支持体12内に着脱自在に固定
するため、ユニット支持体12には、固定用ボルト36が螺
合し、これを締め付けることにより、刺激体ユニット11
の固定が確実となる。
刺激体ユニット11における刺激体18,18aの後端25は軸方
向に一部切欠かれた状態で突出しており、第8,9図に詳
示するように、ユニット支持体12に形成された嵌合孔26
内に嵌合し、回り止めが施されるようになっている。
ユニット支持体12の内部には、加熱手段としての正特性
サーミスタ27が装着してある。正特性サーミスタ27は、
電極28,28によって通電されることにより加熱され、絶
縁材29及び金属体30を介して、刺激体ユニット18の後端
25を直接加熱するようになっている。正特性サーミスタ
27をユニット支持体12内に固定するため、正特性サーミ
スタ27の後端側電極28は、絶縁材31を介してベース32に
より押圧保持されている。ベース32は、第1図に示すよ
うに、止めねじ33によってユニット支持体12内に固定さ
れ、第3図に示すように、ビス34によって板ばね35の先
端部35aに固定され、ユニット支持体12を板ばね35に固
定するようになっている。なお、加熱手段として用いら
れる正特性サーミスタは、ある温度以上に加熱される
と、抵抗値が急増して、それ以上温度が上昇しない性質
を有するので安全である。
板ばね35は、コ字形状に折曲され、その後端部35bは固
定用ビス37によって、ケーシング13に固定されている。
また、この固定用ビス37は、振動手段としての電磁石38
を、ケーシング13の内部に固定するようになっている。
電磁石38は、板ばね35の先端部35aに対して所定間隔離
間してあり、交流電源による断続的な通電によって断続
的に磁力を帯び、板ばね35の先端部35aを微小振動させ
るようになっている。
電磁石38及び正特性サーミスタ27を通電するための電気
回路は、たとえば第10図に示される。第10図(A)に示
す実施例では、正特性サーミスタ27を通電する回路と電
磁石38を通電する回路とを並行にして、それぞれを別個
に通電するためのスイッチ40,41が設けられている。そ
して、電磁石38を通電する回路のみにダイオード42が接
続してあり、電流が一方向のみに流れるようにしてあ
る。なお、スイッチ40,41は、たとえば第2図に示すよ
うに、ケーシング13の把持部14に形成される。これに対
し、第10図に示す実施例では、正特性サーミスタ27及び
電磁石38それぞれを通電する回路に一方向のみの電流が
流れるように、ダイオード42が接続してある。このよう
にダイオード42を回路中に接続するのは、電磁石38に流
れる電流を半波整流し、板ばね35の先端部35aの振幅を
大きくさせるようにするためである。
なお、温度特性が相異なる正特性サーミスタ27a,27b
を、第11図(A)示すように並列に接続したり、第11図
(B)に示すように直列に接続したりしても良い。この
ような実施例の場合には、加熱手段の加熱温度を微妙に
制御できるので好ましい。また、本考案によれば、第11
図(C)、(D)に示すように、正特性サーミスタ27の
温度を調節するために、所定の抵抗値を有する抵抗45を
正特性サーミスタ27に対して並列もしくは直列に接続し
ても良い。このような正特性サーミスタ27,27a,27bは、
たとえば40〜140℃の範囲内のある温度以上で抵抗値が
急増する温度特性を有するものが良い。
このような本考案の一実施例に係る振動針圧マッサージ
器10によれば、刺激針17が取付けられた刺激体ユニット
11を保持するユニット支持体12が板ばね35の先端部35a
に固定され、これを電磁石38により微小振動させるよう
にしているので、刺激体18が良好に振動し、刺激体18に
取付けられた刺激針17が押圧される部位を良好に刺激す
ることになり、そのマッサージ効果が向上する。なお、
その際には、保護筒21の先端を患部に押し付けることに
よって保護筒21は後退し、刺激針17の先端が患部を良好
に刺激する。保護筒21は、マッサージ器10の未使用時に
は、刺激針17の先端を覆っているので、衛生的である。
また、このようなマッサージ器10によれば、刺激針17が
植設された熱良伝導性材より成る刺激体18,18aの後端25
を直接加熱するように加熱手段としての正特性サーミス
タ27が取付けられているので、刺激針17を効率良く所定
温度まで加熱することができる。したがって、刺激針17
が押圧される部位に良好な熱的刺激を付与することが可
能になり、マッサージ効果がさらに向上する。しかもこ
のようなマッサージ器10によれば、加熱手段としての正
特性サーミスタ27によって直接刺激体18,18aを加熱する
ようにしていることから、外筒体19,19aや保護筒21等が
ほとんど加熱されず、取扱者にとって安全であると共
に、余分な部分を加熱しないので省エネルギーにも寄与
する。
なお、本考案は、上述した実施例に限定されるものでは
なく、本考案の範囲内で種々に改変することができる。
たとえば第12〜18図に示すように、刺激体18または18a
の後端部25aを加熱する加熱手段をユニット支持体12内
に設けない代りに、振動手段としての電磁石38が、ユニ
ット支持体12を、人間の心臓の鼓動に近い周期間隔で軸
方向に微小振動させるための制御回路が組込まれた基板
50をケーシング13内に内蔵させるようにしても良い。基
板50に組込まれる制御回路(断続回路51)と電磁石38と
の関係を示すブロック図は、たとえば第17図に示され
る。断続回路51は、電磁石38が交流電源52によって通電
される周期間隔を人間の心臓の鼓動に近付けるためのも
のである。人間の心臓の鼓動の周期は、人によって個人
差はあるが、約40〜90回/毎分であることから、断続回
路51によって電磁石38を断続的に通電させる周期は、そ
の範囲であることが好ましい。なお、交流電源52の周波
数が50サイクルもしくは60サイクルであることから、断
続回路51によって周期的に通電される状態でも、電磁石
38は交流電源の周波数で断続的に通電される。したがっ
て、電磁石38によって振動させられる第12図に示す板ば
ね35及びユニット支持体12は、交流電源の周波数に対応
する周波数の微小振動を、40〜90回/毎分の周期間隔で
繰り返すことになる。
第17図に示す断続回路51を作動させすに、交流電源52の
周波数のみで電磁石38を作動させるには、スイッチ53を
入れることにより断続回路51を迂回させれば良い。断続
回路51の具体的詳細は、たとえば第18図に示される。第
18図に示す回路図では、第17図に示すダイオード42が断
続回路51中に組み込まれている。
第18図中、符号「54」はフューズ、「55」、「56」はコ
ンデンサ、「57」〜「61」は固定抵抗、「62」は可変抵
抗、「63」はタイオード、「64」、「65」はトランジス
タである。この回路においては、可変抵抗62の抵抗値を
調節することによって断続回路51の断続周期を微調整す
るようになっている。
このような第12図に示すマッサージ器10aにあっては、
加熱手段をユニット支持体12内に設ける必要がないこと
から、第14〜16図に詳示するように、刺激体ユニット11
を、ユニット支持体12内に回り止め用座金66によって回
り止めするようにしてある。回り止め用座金66には、そ
の円周方向一部を軸方向に折曲して舌部67が形成してあ
る。この舌部67がユニット支持体12内周に形成された係
合溝に係合し、座金66とユニット支持体12との相対的回
転が防止されるようになっている。また、回り止め用座
金66の内周は、刺激体における後端部25aに係合するよ
うになっており、この結果、刺激体ユニット11とユニッ
ト支持体12との相対的回転が防止されるようになってい
る。
第12〜18図に示す実施例では、加熱手段を設けないこと
から、第4〜7図に示すような刺激体ユニット11,11aに
おける刺激体18,18a及び刺激針17を、必ずしも熱良伝導
性材である金属で構成する必要はなく、他の材質で構成
するようにしても良い。さらには、刺激体18,18aの先端
部に必ずしも刺激針17を植設することなく、刺激体18,1
8aを合成樹脂等で構成し、刺激体18,18a自体の先端部に
刺激用凸部を形成することにより、刺激針17の代りとし
ても良い。このような刺激用凸部が形成された刺激体を
熱良伝導性材で形成するならば、このような刺激体を前
述した第1〜11図に示す実施例に適用することも可能で
ある。
このような本考案の一実施例に係る振動針圧マッサージ
器10aによれば、刺激用凸部が形成された刺激体が、人
間の心臓の鼓動に近い周期間隔で微小振動するので、刺
激用凸部が押圧される部分に、心臓の鼓動に近い周期間
隔で押圧刺激が付与され、刺激用凸部の微小振動による
押圧刺激のマッサージ効果がさらに向上することにな
る。
さらに本考案によれば、上述した第1〜11図に示す実施
例と第12〜18図に示す実施例とを組み合せた第19図に示
す振動針圧マッサージ器10bを得ることも可能である。
このような振動針圧マッサージ器10bにおける電磁石3
8、正特性サーミスタ27及び断続回路51の制御回路を示
すブロック図は第21図に示され、その具体的詳細は、た
とえば第22,23図に示される。第22図に示す回路は、前
述した第18図に示す回路中に、正特性サーミスタ27及び
そのスイッチ40を付加したものであり、第18図に示す部
材と同一部材には同一符号を付し、その説明は一部省略
する。
第23図に示す回路は、第22図に示す回路を一部変更した
回路を示し、コンデンサ70を断続回路51a中に付加する
と共に、微調整用の可変抵抗器62と並列に断続間隔調節
用の可変抵抗器71を接続してある。この回路において
は、可変抵抗71の抵抗値を調節することによって断続回
路51aの断続周期を調節するようになっている。この可
変抵抗71の抵抗値を調節するつまみは、たとえば第20図
に示すケーシング13における把持部14のスイッチ40,41,
53近傍に設けても良い。
考案の効果 以上説明してきたように、本考案に係る振動針圧マッサ
ージ器によれば、刺激針が取付けられた刺激体ユニット
を保持するユニット支持体が板ばねに固定され、これを
電磁石により振動させるようにしているので、刺激体が
良好に振動し、刺激体に取付けられた刺激針が押圧され
る部位を良好に刺激することになり、そのマッサージ効
果が向上する。
また、本考案によれば、刺激針が植設された熱良伝導性
材より成る刺激体の後端を直接加熱するように加熱手段
を取付けた場合には、刺激針を効率良く所定温度まで加
熱することができる。したがって、刺激針が押圧される
部位に良好な熱的刺激を付与することが可能になり、マ
ッサージ効果がさらに向上する。しかも本考案によれ
ば、加熱手段によって直接刺激体を加熱するようにして
いることから、外筒体や保護筒等がほとんど加熱され
ず、取扱者にとって安全であると共に、余分な部分を加
熱しないので省エネルギーにも寄与する。さらに、この
ように刺激針を加熱することで、刺激針の殺菌にもなる
ので衛生的でもある。
また、本考案に係る振動針圧マッサージ器は、多数の刺
激用凸部が形成された刺激体と、この刺激体の外周に位
置し、当該刺激体に対して軸方向位置調節可能に取り付
けられた外筒体とを有する刺激体ユニットと、 この刺激体ユニットが着脱自在に取付けられたユニット
支持体と、 このユニット支持体を、人間の心臓の鼓動に近い周期間
隔で軸方向に微小振動させる振動手段とを具備してなる
ことも特徴としている。
このような本考案に係る振動針圧マッサージ器によれ
ば、刺激用凸部が形成された刺激体が、人間の心臓の鼓
動に近い周期間隔で微小振動するので、刺激用凸部が押
圧される部分に、心臓の鼓動に近い周期間隔で押圧刺激
が付与され、刺激用凸部の微小振動による押圧刺激のマ
ッサージ効果がさらに向上することになる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例に係る振動針圧マッサージ器
の概略断面図、第2図は同マッサージ器の全体斜視図、
第3図は第1図に示すIII−III線に沿う断面図、第4図
は第1,3図に示す刺激体ユニットの要部断面図、第5図
は同ユニットの正面図、第6図は本考案の他の実施例に
係る刺激体ユニットの要部断面図、第7図は同ユニット
の正面図、第8図は刺激体ユニットの取付構造を示す要
部断面図、第9図は第8図に示すA−A線に沿う断面
図、第10図(A)、(B)は第1図に示す実施例に用い
る加熱手段の回路図、第11図(A)〜(D)は同回路図
の変形例を示す回路図、第12図は本考案のその他の実施
例に係る振動針圧マッサージ器の概略断面図、第13図は
第12図に示すVIII−VIII線に沿う断面図、第14,15図は
同実施例に係る刺激体ユニットの取付構造を示す要部断
面図及び要部斜視図、第16図は第14図に示すB−B線に
沿う断面図、第17図は第12図に示す実施例に用いられる
振動手段のブロック図、第18図は振動手段の一例を示す
具体的回路図、第19図は本考案のさらにその他の実施例
に係る振動針圧マッサージ器の概略断面図、第20図は同
マッサージ器の全体斜視図、第21図は同実施例に用いら
れる振動手段のブロック図、第22,23図はそれぞれ振動
手段の一例を示す具体的回路図である。 10,10a,10b……振動針圧マッサージ器 11,11a……刺激体ユニット 12……ユニット支持体、13……ケーシング 17……刺激針、18……刺激体 19……外筒体、21……保護筒 23……スプリング、24……加熱確認部 25,25a……後端、27……正特性サーミスタ 35……板ばね、38……電磁石

Claims (7)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】針の先端が揃うように多数の刺激針が植設
    された熱良伝導性材より成る刺激体と、この刺激体の外
    周に位置し、当該刺激体に対して軸方向位置調節可能に
    取り付けられた外筒体と、前記刺激体と外筒体との間に
    装着され、通常状態で前記刺激針の先端が覆われるよう
    に、前記外筒体に対して軸方向に弾撥保持された保護筒
    とを有する刺激体ユニットと、 この刺激体ユニットが着脱自在に取付けられ、前記刺激
    体の後端を加熱する加熱手段が取付けられたユニット支
    持体と、 このユニット支持体が固定された板ばねを、ユニット支
    持体の軸方向に微小振動させる振動手段とを具備してな
    る振動針圧マッサージ器。
  2. 【請求項2】多数の刺激用凸部が形成された刺激体と、
    この刺激体の外周に位置し、当該刺激体に対して軸方向
    位置調節可能に取り付けられた外筒体と、前記刺激体と
    外筒体との間に装着され、通常状態で前記多数の刺激用
    凸部の先端が覆われるように、前記外筒体に対して軸方
    向に弾撥保持された保護筒とを有する刺激体ユニット
    と、 この刺激体ユニットが着脱自在に取付けられたユニット
    支持体と、 このユニット支持体が固定された板ばねを、前記ユニッ
    ト支持体の軸方向に人間の心臓の鼓動に近い周期間隔で
    微小振動させる振動手段とを具備してなる振動針圧マッ
    サージ器。
  3. 【請求項3】前記刺激用凸部が、刺激体に多数植設され
    る刺激針の先端であることを特徴とする請求項第2項に
    記載の振動針圧マッサージ器。
  4. 【請求項4】前記刺激用凸部が、合成樹脂製の刺激体端
    部に一体に形成してあることを特徴とする請求項2に記
    載の振動針圧マッサージ器。
  5. 【請求項5】針の先端が揃うように多数の刺激針が植設
    された熱良伝導性材より成る刺激体と、この刺激体の外
    周に位置し、当該刺激体に対して軸方向位置調節可能に
    取り付けられた外筒体と、前記刺激体と外筒体との間に
    装着され、通常状態で前記刺激針の先端が覆われるよう
    に、前記外筒体に対して軸方向に弾撥保持された保護筒
    とを有する刺激針ユニットと、 この刺激針ユニットが着脱自在に取付けられ、前記刺激
    体の後端を加熱する加熱手段が取付けられたユニット支
    持体と、 このユニット支持体が固定された板ばねを、ユニット支
    持体の軸方向に人間の心臓の鼓動に近い周期間隔で振動
    させる振動手段とを具備してなる振動針圧マッサージ
    器。
  6. 【請求項6】前記加熱手段は、正特性サーミスタを有し
    ていることを特徴とする請求項1または第5項に記載の
    振動針圧マッサージ器。
  7. 【請求項7】前記保護筒の先端部の外周には、所定の温
    度で色が変わるサーモクロミック材から成る塗料が塗布
    してあることを特徴とする請求項第1項、第5項または
    第6項のいずれかに記載の振動針圧マッサージ器。
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