JPH07193735A - ビューファインダおよびそれを用いたビデオカメラ - Google Patents

ビューファインダおよびそれを用いたビデオカメラ

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JPH07193735A
JPH07193735A JP5333852A JP33385293A JPH07193735A JP H07193735 A JPH07193735 A JP H07193735A JP 5333852 A JP5333852 A JP 5333852A JP 33385293 A JP33385293 A JP 33385293A JP H07193735 A JPH07193735 A JP H07193735A
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light
liquid crystal
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JP5333852A
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English (en)
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Hiroshi Takahara
博司 高原
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 発光素子12の小領域発光部14から広い立
体角に放射された光は、集光レンズ15により平行に近
く指向性の狭い光に変換され、高分子分散液晶パネル1
6に入射する。液晶パネル16は映像信号に応じて、集
光レンズ15からの出射光を変調して画像を表示する。
表示画像は拡大レンズ105により拡大される。観察者
は接眼リング106の位置を可変してピントあわせを行
う。ビューファインダを使用しないときは取り付けホル
ダー17の位置を動かせて、発光素子12と集光レンズ
15とを近接させる。 【効果】 光源の大きさが小さく、また液晶パネルの光
利用率が高いため、光源の消費電力が従来の蛍光灯ライ
トボックスを用いるビューファインダに比較して小さく
なる。また、集光レンズ15と発光素子12とを近接さ
せて、収納できるため、ビューファインダの体積および
全長を短くできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像表示装置を有する
ビューファインダおよび前記ビューファインダを用いた
ビデオカメラに関するものである。
【0002】
【従来の技術】液晶パネルを用いた表示装置は、CRT
を用いた表示装置に比較して軽量化および薄型化の可能
性が高いことから、研究開発が盛んである。近年では液
晶の旋光性を画像表示に応用したツイストネマティック
モード(TNモード)の液晶表示装置が実用化され、携
帯用ポケットテレビ、ビデオカメラのビューファインダ
などに用いられている。
【0003】以下、従来のビューファインダについて説
明する。例えば従来のビューファインダとして特開昭6
2−111233号公報に記載のものが示される。な
お、本明細書では少なくとも発光素子などの光源と画像
表示パネルを具備し、両者が一体となって構成されたも
のをビューファインダと呼ぶ。
【0004】ビューファインダの外観形状を(図9)に
示す。また、従来のビューファインダの断面構成を(図
10)に示す。91はボデー、92は接眼カバー、10
6は接眼リング、104はTN液晶パネルである。ボデ
ー91にはTN液晶パネル、光源としてのバックライト
などが格納されている。接眼リング106の内部には拡
大レンズ105が配置され、前記レンズは拡大レンズと
して機能する。接眼リング105の挿入度合いの調整に
より観察者の視力に合わせてピント調整ができる。TN
液晶パネル104は、液晶層の膜厚が5μm程度であ
り、モザイク状のカラーフィルタを有する。また、TN
液晶パネルの両側にそれぞれ偏光子、検光子として機能
する偏光板103a,103bが配置されている。ビュ
ーファインダは、取付金具93によりビデオカメラ本体
に装着される。なお、各図面は理解を容易にするため、
省略、拡大または縮小した箇所がある。たとえば(図1
0)のビューファインダの断面図では接眼カバー92等
を省略している。以上のことは以下の図面に対しても同
様である。
【0005】(図10)に示した主要要素の斜視図を
(図11)に示す。光源は、内部に蛍光管が配置された
蛍光管ボックス101と、その全面に配置される拡散板
102とで構成されている。拡散板102は、蛍光板ボ
ックス101からの出射光を拡散し輝度が均一な面光源
にするために用いる。
【0006】従来のビューファィンダは、光発生手段と
して棒状の蛍光管を用いている。蛍光管は、液晶パネル
の表示画面の対角長が1インチ程度と小型の場合は直径
が2〜5mmのものを用いる。液晶パネルの表示画面の
対角長が1インチ以上の場合は、前記蛍光管を複数本用
いる場合が多い。蛍光管からは前方及び後方に光が放射
される。蛍光管の後方に放射される光を利用するため
に、蛍光管の背後には凹状の反射板を配置する。前記反
射板により蛍光管から後方に放射した光は前方に反射さ
れる。蛍光管とTN液晶パネル104の間には拡散板1
02を配置する。拡散板102は蛍光管からの光を拡散
させ、面光源化するために用いられる。前記拡散板10
2により面光源が形成され、前記面光源からの光が液晶
パネル104に入射する。面光源の光発散面積は液晶パ
ネル104の画像表示領域と同一もしくはそれ以上であ
る。
【0007】TN液晶パネルの前後には偏光板103
a,103bが配置される。拡散板102とTN液晶パ
ネル104間に配置された偏光子103aは面光源から
の光を直線偏光にする機能を有する。TN液晶パネル1
04と表示画面の観察者の間に配置された偏光子103
bはTN液晶パネル104に入射した光の変調度合いに
応じて、前記光を遮光する機能を持つ。通常、偏光子1
03aと検光子103bは偏光方向が直交するように配
置される。
【0008】以上のようにして、面光源が形成され、前
記面光源からの光は偏光子103aにより直線偏光に変
換される。TN液晶パネル104では、前記直線偏光の
光を印加される映像信号にもとづき変調する。検光子1
03bは変調度合いに応じて光を遮光もしくは透過させ
る。以上のようにして画像が表示される。表示画像は、
検光子103bと観察者間に配置された拡大レンズ10
5により拡大して見ることができる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ビデオカメラは携帯
性、操作性の点からコンパクト・軽量であることが要求
される。そのため、ビューファインダ用ディスプレイと
して、液晶パネルが導入されつつある。ところが、現状
では液晶パネルを用いたビューファインダの消費電力は
かなり大きい。例えば、TN液晶パネルを用いたビュー
ファインダの消費電力は、TN液晶パネルが約0.1
W、光源が約1.0Wを消費し、計1.1Wという例が
ある。ビデオカメラは、コンパクト性および軽量性を確
保するために、バッテリーの容量が限られている。ビュ
ーファインダの消費電力が大きい場合には、連続使用時
間が短くなるので大きな問題となる。
【0010】TN液晶パネルの消費電力が大きい原因と
して、次のようなことが考えられる。前述のように、T
N液晶パネルは、入射側と出射側に偏光板が必要であ
り、この2枚の偏光板の総合透過率は約30%である。
これは光利用効率が最高でも30%しかないことを意味
する。また、蛍光管および反射板からなるライトボック
スは、輝度むらの少ない面光源にする必要がある。そこ
で、TN液晶パネル104と蛍光管間に拡散板102を
配置する。光拡散度の低い拡散板102を用いると、
(図12)に示すように蛍光管の発光パターン121が
現れ、それが液晶パネル104の表示画面を通して見
え、表示品位を低下させる。そのため、拡散板102は
拡散度の高いものを用いるが、一般に拡散度を高くする
と拡散板の光透過率が低下する。必要な輝度を得ようと
すると光源からの光の出力量を多くするしかない。これ
は光源の消費電力の増大を招く。
【0011】本発明の目的は上記問題点を解決し、低消
費電力、小型、軽量のビューファィンダおよびそれを用
いたビデオカメラを提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明のビューファイン
ダは以下のとおりである。発光素子の小領域発光部から
広い立体角に放射された光は、集光レンズにより平行に
近く指向性の狭い光に変換され、光変調手段である液晶
パネルに入射する。液晶パネルとして光の散乱度合いに
より映像を表示する高分子分散液晶パネルを用いる。液
晶パネルは映像信号に応じて集光レンズからの出射光を
変調して映像を表示する。表示画像は観察者の眼と液晶
パネル間に配置された拡大レンズで拡大してみることが
できる。また、集光レンズはリング状の部材に取り付け
られており、前記部材位置を移動させることにより集光
レンズと発生素子を近接させることができる。
【0013】本発明のビューファインダでは光源の大き
さが小さくてすむため、光源の消費電力が従来の蛍光管
を用いるライトボックスに比較して小さくなる。また、
ビューファインダ全体を小型にすることが可能である。
また、高分子分散液晶パネルを用いると、偏光板が不要
であり、光利用率が高いので、消費電力をさらに低減で
きる。さらに、集光レンズ位置を移動できるため、ビュ
ーファインダを使用しないときは前記集光レンズを発光
素子に密着するように移動すればビューファインダの体
積を小さくすることができる。
【0014】本発明のビューファインダの発光素子とし
て、蛍光発光管、LED(Light Emitting Diode)を用
いる。
【0015】
【作用】ビューファインダは、観察者の瞳の位置が接眼
カバーによりほぼ固定されるため、広い視野角は要求さ
れない。つまり、ビューファインダに液晶パネルを用い
る場合、その背後に配置する光源は指向性が狭くてもさ
しつかえない。光源として蛍光灯バックライトを用いる
場合、その液晶パネルの表示領域とほぼ同じ大きさの領
域から、ある方向の微小立体角内に進む光だけが利用さ
れ、他の方向に進む光は利用されない。
【0016】本発明では、発光体の小さな光源を用い、
その発光体から広い立体角に放射される光を集光レンズ
により平行に近い光に変換する。こうすると、集光レン
ズからの出射光は指向性が狭くなり、その狭い指向性は
ビューファインダの用途に十分となる。発光体の大きさ
が小さければ、当然、消費電力も少ない。
【0017】集光レンズが無収差で、透過率が100%
の場合、集光レンズを通して見た発光体の輝度は発光体
そのものの輝度と等しい。カラーフィルタ、偏光板を含
めた液晶パネルの最大透過率を3%、集光レンズの透過
率を90%、ビューファインダとして必要な輝度を15
[ft−L]とすると、光源に必要な輝度は約560
[ft−L]となる。本発明では、この程度の輝度を有
し、発光体が小さい物として、主として蛍光発光管、L
EDを用いる。
【0018】本発明のビューファインダは、光源として
発光体が小さいもしくは発光領域が小さくできる発光素
子から、広い立体角に放射される光を集光レンズにより
効率よく集光するので、蛍光灯バックライトを用いる場
合に比較して効率が高く、光源の消費電力も少ない。
【0019】また、集光レンズと発光素子間の距離を可
変できるから、ビューファインダを使用しないときは、
発光素子と集光レンズ間を短くして収納できる。したが
って、ビューファインダの体積を小さくできる。
【0020】本発明のビューファインダは、画像パネル
として主として高分子分散液晶を用いる。高分子分散液
晶パネルは、偏光板が不要であるため、TN液晶パネル
と比較した場合に、必要な画面輝度を得るための光源の
輝度が低くなる。従って、光源の消費電力を大幅に低減
できる。
【0021】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照しながら
説明する。
【0022】(図1)は本発明のビューファインダの一
実施例における断面図である。ボデー11の内部には、
集光レンズ15および液晶パネル16を取り付けた取り
付けホルダー17が配置されている。また、取り付けホ
ルダー18の内部には拡大レンズ105を有する接眼リ
ング106が配置されている。12は蛍光発光管であ
り、蛍光発光管12が放射する光は遮光板13の中央部
の穴14から出射される。ボデーおよび11、取り付け
ホルダー17、18等は不要光を吸収するために、内面
を黒色あるいは暗色に塗装している。なお。蛍光発光管
12はLEDに置き換えてもよい。
【0023】取り付けホルダー18を観察者側に引っぱ
ることにより、取り付けホルダー17が引っぱられ、
(図2)の配置となる。(図1)はビューファインダを
用いない時、つまり収納した状態を示している。なお、
取り付けホルダー17、18は(図13)に示すように
一体として取り付けホルダー17aとしてもよい。(図
2)はビューファインダを用いて液晶パネルの画像を観
察するときの状態を示している。(図2)の状態のとき
に、集光レンズ15の焦点が発光素子12の発光面とな
るようにしている。取り付けホルダー17等を移動する
ことにより、収納時にビューファインダの体積を小さく
でき、また全長を短くすることができる。
【0024】一例として、液晶パネル16の表示領域の
対角長は28mmであり、集光レンズ23は有効直径が
30mm、焦点距離が15mmとする。集光レンズ15
は平凸レンズであり、平面を発光素子12側に向けてい
る。なお、集光レンズ15、拡大レンズ105はフレネ
ルレンズに置き換えてもよい。フレネルレンズにすれば
ビューファインダの体積を小さくでき、また、軽量化で
きる。
【0025】13は中央部に円形の穴のあいた遮光板で
ある。発光素子12から光が放射される領域を小領域に
する機能を有している。穴の面積が大きくなると液晶パ
ネルの表示画像は明るくなるが、コントラストは低下す
る。これは集光レンズで15に入射する光量は多くなる
が、入射光の指向性が悪くなるためである。
【0026】発光素子12から広い立体角に放射された
光は、集光レンズ15により平行に近く、指向性の狭い
光に変換され、液晶パネル16の対向電極(図示せず)
側から入射する。液晶パネル16は高分子分散パネルを
用いることが好ましい。高分子分散液晶パネルは、印加
される映像信号に応じて液晶の光の透過量もしくは散乱
度合が変化して、画像を形成する。観察者は接眼カバー
92に眼を密着させて、液晶パネル16の表示画像を見
ることになる。つまり、観察者の瞳の位置はほぼ固定さ
れている。液晶パネル16の全画素が光を直進させる場
合を仮定した時、集光レンズ15は発光素子12から放
射され、集光レンズ15の有効領域に入射する光が拡大
レンズ105を透過した後にすべて観察者の瞳に入射す
るようにしている。このよにして観察者は、液晶パネル
16の小さな表示画像を拡大して見ることができる。つ
まり、拡大した虚像を見ることができる。
【0027】ビューファインダは観察者の瞳の位置が接
眼カバー92によりほぼ固定されるため、その背後に配
置する光源は指向性が狭くてもよい。光源として蛍光管
を用いたライトボックスを用いる従来のビューファイン
ダでは、液晶パネルの表示領域とほぼ同じ大きさの領域
から、ある方向の微小立体角内に進む光だけが利用さ
れ、他の方向に進む光は利用されない。つまり、光利用
効率が非常に悪い。
【0028】本発明では、発光体の小さな光源を用い、
その発光体から広い立体角に放射される光を集光レンズ
15により平行に近い光に変換する。こうすると、集光
レンズ15からの出射光は指向性が狭くなる。観察者の
視点が固定されておれば前述の狭い指向性の光でもビュ
ーファインダの用途に十分となる。発光体の大きさが小
さければ、当然、消費電力も少ない。以上のように、本
発明のビューファインダは観察者が視点を固定して表示
画像を見ることを利用している。通常の直視液晶パネル
では一定の視野角が必要であるが、ビューファインダは
所定方向から表示画像を良好に観察できれば用途として
十分である。
【0029】集光レンズ15が無収差で、透過率が10
0%の場合、集光レンズ15を通して見た発光体の輝度
は発光体自身の輝度と等しい。カラーフィルタ、偏光
板、画像の開口率等を含めた液晶パネルの最大透過率を
3%、集光レンズ15の透過率を90%、ビューファイ
ンダとして必要な輝度を15〔ftーL〕とすると、光
源に必要な輝度は約560〔ftーL〕となる。これら
を満足する発光素子としては陰極線管,蛍光管等の発光
原理を用いた発光管,蛍光発光素子,キセノンランプ,
ハロゲンランプ,タングステンランプ,メタルハライド
ランプ,LED,EL(Electro Lumine
scence)などの電子の動作により発光する素子,
PDP(Plasma Display Panel)
などの放電により発光するもの等の自己発光を行なうも
のが例示される。これらのどの発光素子でも光発生手段
として用いてもよいが、中でも低消費電力、小型、白色
発光を行える等の点から、蛍光発光管またはLEDが最
適である。
【0030】液晶パネル16としてはTN液晶パネルを
用いてもよいが、高分子分散液晶を用いた液晶パネルを
用いることにより高輝度表示を行うことができる。高分
子分散液晶パネルは偏光板を用いない。TN液晶パネル
を用いた場合には偏光子および検光子を総合した光透過
率は約30%であるが、高分子分散液晶パネルはTN液
晶パネルに比較してほぼ3倍の高輝度表示を行うことが
できる。液晶パネル16が透過状態の時に、集光レンズ
16により指向性の狭い光を観察者の瞳に到達するよう
にしておき、映像信号に応じて液晶パネル16が光を散
乱させて観察者の瞳に到達しないようにして白黒表示を
行える方式が、本発明のビューファインダの光学系構成
として適している。その一例が高分子分散液晶を用いた
液晶パネルであるが、ただし、これに限定するものでは
ない。例えば、散乱と透過との光変調動作を行えるもの
として、動的散乱モード(DSM)を用いた液晶パネ
ル、散乱モードの強誘電液晶パネル、PLZTを用いた
表示パネルなどがあり、これらも同様に本発明の光変調
手段として用いることができる。
【0031】以下、高分子分散液晶パネルについて簡単
に説明しておく。高分子分散液晶は液晶と高分子の分散
状態によって大きく2つのタイプに分けられる。1つは
水滴状の液晶が高分子中に分散しているタイプである。
液晶は高分子中に不連続な状態で存在する。以後、この
ような液晶をPDLCと呼び、また、前記液晶を用いた
液晶パネルをPD液晶パネルと呼ぶ。
【0032】もう一方は液晶が連続状態に分散している
タイプである。以後、このような液晶をPNLCと呼
び、また前記液晶を用いた液晶パネルをPN液晶パネル
と呼ぶ。前記2種類の液晶パネルで画像を表示するため
には光の散乱・透過を制御することにより行う。
【0033】PDLCは、液晶が配向している方向で屈
折率が異なる性質を利用する。電圧を印加していない状
態では、それぞれの水滴状液晶は不規則な方向に配向し
ている。この状態では、高分子と液晶に屈折率の差が生
じ、入射光は散乱する。ここで電圧を印加すると液晶の
配向方向がそろう。液晶が一定方向に配向したときの屈
折率をあらかじめ高分子の屈折率と合わせておくと、入
射光は散乱せずに透過する。
【0034】これに対して、PNLCは液晶分子の配向
の不規則さそのものを使う。不規則な配向状態、つまり
電圧を印加していない状態では入射した光は散乱する。
一方、電圧を印加し配列状態を規則的にすると光は透過
する。本発明において、PD液晶パネルとPN液晶パネ
ルのうち一方に限定するものではないが、説明を容易に
するためPD液晶パネルを例にあげて説明する。また、
PDLCおよびPNLCを総称して高分子分散液晶と呼
び、PD液晶パネルおよびPN液晶パネルを総称して高
分子分散液晶パネルと呼ぶ。また、高分子分散液晶層に
おいて水滴状に分散した液晶を水滴状液晶、前記水滴状
液晶の周辺部の樹脂成分ををポリマーと呼ぶ。
【0035】高分子分散液晶の動作について(図5
(a)(b))を用いて簡単に述べる。(図5(a)
(b))は高分子分散液晶の動作の説明図である。(図
5(a)(b))において、52はTFT等が形成され
るアレイ基板、54は画素電極、53は対向電極、55
は水滴状液晶、56はポリマー、53は対向電極基板で
ある。画素電極54にはTFT(図示せず)等が接続さ
れ、TFTのオン・オフにより画素電極に電圧が印加さ
れて、画素電極上の液晶配向方向を可変させて光を変調
する。(図5(a))に示すように、電圧を印加してい
ない状態では、それぞれの水滴状液晶55は不規則な方
向に配向している。この状態ではポリマー56と水滴状
液晶55とに屈折率差が生じ入射光57は散乱する。こ
こで(図5(b))に示すように、画素電極54に電圧
を印加すると、液晶の方向がそろう。液晶が一定方向に
配向したときの屈折率を、あらかじめポリマー56の屈
折率と合わせておくと、入射光は散乱せずにアレイ基板
52より出射する。
【0036】本発明のビューファインダの高分子分散液
晶パネルに用いる液晶材料としては、ネマティック液
晶、スメクティック液晶、コレステリック液晶が好まし
く、単一もしくは2種類以上の液晶性化合物や液晶性化
合物以外の物質も含んだ混合物であってもよい。中で
も、さきに述べた液晶材料のうち異常光屈折率neと常
光屈折率noの差の比較的大きいシアノビフェニル系の
ネマティック液晶が好ましい。また、クロル系のネマテ
ィック液晶は経時変化を起こさず、安定で好ましい。高
分子マトリック材料としては透明なポリマーが好まし
く、ポリマーとしては、熱可塑性樹脂、光硬化性樹脂の
いずれであっても良いが、製造行程の容易さ、液晶層と
の分離等の点より紫外線硬化タイプの樹脂を用いるのが
好ましい。具体的な例として紫外線硬化性アクリル系樹
脂が例示され、特に紫外線照射によって重合硬化するア
クリルモノマー、アクリルオリゴマーを含有するものが
好ましい。
【0037】このような高分子形成モノマーとしては、
2−エチルヘキシルアクリレート、2−ヒドロキシエチ
ルアクリレート、ネオペンチルグリコールドアクリレー
ト、ヘキサンジオールジアクリレート、ジエチレングリ
コールジアクリレート、トリプロピレングリコールジア
クリレート、ポリエチレングリコールジアクリレート、
トリメチロールプロパントリアクリレート、ペンタエリ
スリトールアクリレート等々である。
【0038】オリゴマーもしくはプレポリマーとして
は、ポリエステルアクリレート、エポキシアクリレー
ト、ポリウレタンアクリレート等が挙げられる。
【0039】また重合を速やかに行う為に重合開始剤を
用いても良く、この例として、2−ヒドロキシ−2−メ
チル−1−フェニルプロパン−1−オン−(メルク社製
「ダロキュア1173」)、1−(4−イソプロピルフ
ェニル)−2−ヒドロキシ−2−メチルプロパン−1−
オン(メルク社製「ダロキュア1116」)、1−ビド
ロキシシクロヘキシルフェニルケトン(チバガイキー社
製「イルガキュア651」)等が該当する。その他に任
意成分として連鎖移動剤、光増感剤、染料、架橋剤等を
適宜併用してもよい。
【0040】高分子分散液晶中の液晶材料の割合はここ
で規定していないが、一般には20重量%〜95重量%
程度がよく、好ましくは50重量%〜85重量%程度が
良い。20重量%以下であると水滴状液晶の量が少な
く、散乱の効果が乏しい。また、95重量%以上となる
と高分子と液晶が上下2層に相分離する傾向が強まり、
液晶とポリマーとの界面の割合は小さくなり散乱特性は
低下する。高分子分散液晶層の構造は液晶の比率によっ
て変わり、だいたい50重量%以下では液晶は独立した
ドロップレト状として存在し、50重量%以上となると
高分子と液晶が互いに入り組んだ連続層となる。
【0041】液晶層の膜厚は5〜30μmの範囲が好ま
しく、さらには10〜15μmの範囲が好ましい。膜厚
が薄いと散乱特性が悪くなりコントラストがとれなくな
る。逆に、厚いと高電圧駆動を行わなければならなくな
り、液晶を駆動するドライブICの設計などが困難とな
る。また、ドライブICの消費電力も増大する。
【0042】また、水滴状液晶の粒子径の平均値は0.
5μm以上3.0μm以下でなければ、散乱特性が悪く
十分なコントラストを得ることができない。さらには、
前記粒子径は1.5μm以上2.5μm以下の方が好ま
しい。PNLCのような場合、前記粒子径に該当するも
のはポリマーの穴径つまりポリマーネットワークの穴径
が前述の粒子径に該当する。
【0043】高分子分散液晶パネルは、各画素への印加
電圧を変えるとその画素の光散乱度合が変化する。電圧
無印加の場合に光散乱度合が最も大きく、印加電圧を大
きくすると、光散乱度合が減少する。指向性の狭い光を
液晶パネル16に入射し、光散乱度合を変化させると、
その画素から観察者の瞳に入射する光量が変化する。つ
まり、観察者からみた画素の輝度が変化するので、これ
を利用して画像表示を行う。
【0044】(図7)は液晶パネルの信号回路ブロック
図である。(図7)において、71はビデオ信号を所定
値まで増幅するビデオアンプ、72は正極性と負極性の
ビデオ信号を作る位相分割回路、73はフィールドごと
に極性が反転した交流ビデオ信号を出力する出力切り換
え回路、16は液晶パネル、74はソースドライブIC
75およびゲートドライブIC76の同期および制御を
行うためのドライバ制御回路である。
【0045】以下、液晶パネルの信号処理回路について
説明する。まず、ビデオ信号はビデオアンプ71により
ビデオ出力振幅が液晶の電気光学特性に対応するように
利得調整が行われる。次に、利得調整されたビデオ信号
は位相分割回路72に入り、正極性と負極性の2つのビ
デオ信号が作られる。この2つのビデオ信号は出力切り
換え回路73に入り、フィールドごとに極性を反転した
ビデオ信号が出力される。このようにフィールドごとに
信号の極性を反転させるのは、交流電圧を印加すること
により、液晶が劣化することを防止するためである。次
に、出力切り換え回路73からのビデオ信号はソースド
ライブIC75に入力され、ソースドライブIC75は
ドライブ制御回路74からの制御信号により、ビデオ信
号のレベルシフト、サンプルホールドなどの信号処理を
行い、ゲートドライブIC76と同期をとって液晶パネ
ル215のソース信号線に所定電圧を出力する。
【0046】ゲート信号線にオン電圧が印加されると、
ゲート信号線に接続されているTFTはオン状態とな
り、ソース信号線に出力されている映像信号を画素電極
に印加する。また、ゲート信号線にオフ電圧が印加され
ることによりTFTはオフ状態となり、画素電圧に印加
された信号は1フィールド間保持される。なお、高分子
分散液晶の場合は、TN液晶よりも高い駆動電圧が必要
であり、最大プラスマイナス6.5ボルト程度の電圧を
液晶に印加しなければならない。
【0047】液晶パネル16にはモザイク状のカラーフ
ィルタ(図示せず)が取り付けられている。画素配置は
いわゆるデルタ配置である。カラーフィルタは赤、緑、
青のいずれかの色を透過させる。カラーフィルタの構成
物により各色の膜厚を制御してもよい。カラーフィルタ
の膜厚は、カラーフィルタの作製時に調整して形成す
る。つまり、カラーフィルタの膜厚を赤、緑、青で変化
させる。カラーフィルタの膜厚により、各画素上の液晶
の膜厚はそれぞれのカラーフィルタ色に応じて調整する
事ができる。集光レンズ15は平面、つまり曲率半径の
大きい面を発光素子12側に向けている。これは、正弦
条件を満足しやすくして、液晶パネル16の表示画像の
輝度均一性を良好にするためである。ただし、集光レン
ズ15は前述の平凸レンズに限定するものではなく、通
常の正レンズでもよいことは言うまでもない。また、フ
レネルレンズ等におきかえてもよい。
【0048】接眼リング106のボデー11への挿入度
合を調整することにより、観察者の視力に合わせてピン
ト調整を行なうことができる。なお、接眼カバー92に
より観察者の眼の位置が固定されるので、ビューファイ
ンダの使用中に視点位置がずれることはほとんどない。
視点が固定されておれば、液晶パネル16への光の指向
性が狭くても観察者は良好な画像を見ることができる。
さらに良好に見えるようにするには、発光素子12から
の光の放射方向を最適な方向に移動させればよい。
【0049】(図3)に示すように、絞り31を用いて
発光素子の発光面積を可変する構成にしてもよい。絞り
31をカメラに用いられているような可変絞りとし、絞
り31の穴径14をボデー11の外部に取り出されたレ
バー(図示せず)を回転させることにより変化させるよ
うにするとよい。ただし、絞り31の中心が集光レンズ
15の中心軸を通るように配置する必要がある。絞り3
1の大きさを変化させると、発光素子12の発光部の大
きさが変化し、集光レンズ15から出射する光の指向性
が変化するので、液晶パネル16の表示画像のコントラ
ストを変化させることができる。視野角も調整できる。
観察者は表示画像を見ながら、最も良好な表示となる位
置にレバーを用いて調整することができる。
【0050】(図6)は本発明のビューファインダに用
いる蛍光発光管の断面図である。(図6)に示すよう
に、蛍光発光管は外観としては豆電球状の形状である。
61はガラスからなるケースであり、直径は5mm〜2
0mmである。63はフィラメントであり、直流4V〜
8V程度の電圧を印加することによりフィラメント63
を加熱する。64はアノードであり印加電圧は直流15
〜25V程度である。アノード電圧により、フィラメン
ト63の加熱により放出された電子は加速される。ケー
ス61内には水銀分子(図示せず)が封入されており、
前記加速された電子は水銀分子と衝突する事により紫外
線を放出する。この紫外線が蛍光体62を励起し可視光
が発生する。
【0051】駆動はパルス駆動を行うことにより、放射
する光量を調整できる。パルスの周期は30ヘルツ以上
とし、好ましくは60ヘルツ以上とする。アノードに印
加する電圧をパルス信号とすることにより、パルス幅に
比例して放射光量を可変できる。
【0052】なお、(図6(b))で示すように、ケー
ス61上に遮光膜65を形成し、発光素子からでる光の
放射面積を小さくすれば、(図1)に示すような遮光板
は必要でなくなる。
【0053】発光素子として白色発光のLEDを用いる
こともできる。LEDの発光体は赤、緑、青色の3色の
発光チップで構成され、各色の発光チップの各一本ずつ
の端子と共通端子の計4本の端子を具備している。3つ
の発光チップは、透明樹脂でモールドされている。各色
の発光チップは白色光となるように色バランスがとれる
よう最適な個数が密集してモールドされている。
【0054】LEDは、赤、緑、青の各発光チップに印
加する電圧または電流の制御により、発光色を調整する
ことができ、また、液晶パネル16の表示画像の色度調
整を行なうことができる。この色度調整は、バックライ
ト101を用いる場合に比べて、非常に容易である。
【0055】(図1)に示すように、取り付けホルダー
17を移動可能にすることにより、ビューファインダを
用いるときの体積および全長を小さくできる。さらに、
全長を短くするには(図4)の如く構成すればよい。発
光素子12から放射された光は、ミラー42により90
度方向をまげられ、集光レンズ15に入射する。ボデー
11のうち、発光素子12が挿入された部分はビデオカ
メラ本体に挿入される。つまり、発光素子12が挿入さ
れている部分を軸として、正レンズ105が水平方向あ
るいは垂直方向に平面を向けることが可能なように回転
可能な構造にする。液晶パネル16の表示画像は、上方
向あるいは水平方向に自由に方向を可変して見れるよう
になる。発光素子12からの光は、ミラー42により9
0度方向をまげられ、集光レンズ15に入射する。他の
部分および事項についてはすでに説明した構成および内
容と同一であるので説明を省略する。
【0056】以上のように、本発明のビューファインダ
は発光素子12の小さな発光体から広い立体角に放射さ
れる光を、集光レンズ15により効率良く集光するの
で、蛍光管を用いた面光源のバックライトを用いる場合
に比較して、光源の消費電力を大幅に低減することがで
きる。
【0057】液晶パネル16として高分子分散液晶パネ
ルを用いることにより、表示画像を高輝度化もしくは大
幅な低消費電力化が望めるが、当然のことながらTN液
晶パネルを用いることも可能である。TN液晶パネルは
光の透過と遮光により画素を表示するが、本発明のビュ
ーファインダの構成では、発光素子12からの光を変調
して拡大レンズ105を通して虚像が見れることは明か
である。TN液晶パネルの前後にはそれぞれ偏光板を配
置する必要があるが、2枚の偏光板の透過率損失のた
め、必要な輝度を確保するには、高分子分散液晶パネル
を用いる場合より光源の出力が大きくなり、出力に比例
して消費電力が大きくなる。しかし、光源の発光体の大
きさが小さくてすむために、従来のビューファインダの
ようにバックライトを用いる場合より消費電力は少なく
なる。また、拡散板102を用いるため、画面の輝度分
布が生じない。さらに、液晶パネルに入射する光が狭指
向性のため表示コントラストが向上する。なお、TN液
晶パネルとは、液晶分子のねじれ角が90度以上のスー
パーツイストネマティック(STN)モードを用いた液
晶パネルを含んでいるものとする。もちろん、アクティ
ブマトリックス型液晶パネルに限定するものではなく、
単純マトリックス型液晶パネルでもよい。さらには、液
晶パネルとして強誘電液晶を用いたものでもよい。以上
のように、本発明のビューファインダに用いる液晶パネ
ルとしては高分子分散液晶パネルに限定するものではな
く、他の液晶パネルでも良い。さらには、光を変調でき
る表示装置であれは何でもよい。たとえば、PLZTを
用いた表示パネルでもよい。
【0058】(図8)は本発明のビューファインダをビ
デオカメラにとりつけた状態の説明図である。ビューフ
ァインダのボデー11は、(図9)に示した従来例と同
様の取り付け金具によりビデオ本体にとりつけられてい
る。16は高分子分散液晶表示パネルであり、表示画面
の対角長は0.7インチである。84は主として(図
7)に示す液晶パネルの駆動回路である。発光素子12
としてミニパイロ電機社製の蛍光発光(ルナライト−0
7シリーズ)を用いている。発光管の直径は7mmであ
り、白色発光を行う。蛍光発光管には発光管電源供給回
路83から電圧の供給を行う。発光管電源回路83は、
蛍光発光管12へヒーター電圧5.0Vおよびアノード
電圧23Vを供給する。両電圧は直流電圧である。発光
管電源供給回路83は、アノード電圧をパルス変調する
回路を有している。パルス周期は60ヘルツにしてい
る。アノードに印加する電圧をパルス信号とすることに
より、パルス幅に比例して放射光量を可変できる。パル
ス幅の割合はビデオ本体に取り付けられたボリウムを回
転させることにより、0から1/1まで連続に変化させ
ることができる。一実施例として、パルス幅が1/2の
とき、発光管12の輝度は約800(ft−L)であ
る。1/1、つまり、アノード電圧の連続印加状態では
2倍の1600(ft−L)になる。発光管の輝度が8
00(ft−L)のとき光源部の消費電力は約0.4W
であった。一方、CCDセンサ81からは映像信号が出
力され、液晶駆動回路84のビデオ増幅器71に印加さ
れ、液晶パネル16に画像が表示される。また、ビデオ
テープに記録された映像信号は再生回路85により再生
され、ビデオ増幅器71に印加される。82はビデオカ
メラ本体に取り付けられたバッテリーであり、発光管電
源供給回路83、液晶駆動回路84および再生回路85
に電力を供給する。
【0059】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、本発明
のビューファインダは、発光素子の小さな発光体から広
い立体角に放射される光を、集光レンズで平行に近く指
向性の狭い光に変換し、液晶パネルで変調して画像を表
示するので、消費電力が少なく、輝度むらも少ない。し
かも、発光素子の駆動回路も従来のビューファインダの
ようにバックライトを用いるものに比較して単純な構成
となるため、コンパクトで軽量のビューファインダを提
供できる。液晶パネルとして高分子分散液晶パネルを用
いれば、TN液晶パネルに比較して消費電力をさらに低
減できる。
【0060】また、集光レンズと発光素子との距離を可
変可能に構成しているため、ビューファインダを用いる
時には、ビューファインダの体積および全長を短くする
ことができる。ビデオカメラはコンパクトさが望まれて
おり、本発明のビューファインダを用いれば、低消費電
力およびコンパクト化の両方を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例におけるビューファインダの
収納時の断面図
【図2】本発明の一実施例におけるビューファインダの
使用時の断面図
【図3】本発明の他の実施例におけるビューファインダ
の断面図
【図4】本発明の他の実施例におけるビューファインダ
の断面図
【図5】高分子分散液晶の動作の説明図
【図6】ビューファインダの発光素子の断面図
【図7】液晶パネルの信号処理回路のブロック図
【図8】ビデオカメラに本発明のビューファインダを取
り付けた場合のブロック図
【図9】従来のビューファインダの外観斜視図
【図10】従来のビューファインダの断面図
【図11】従来のビューファインダの主要構成部品の斜
視図
【図12】ライトボックスの平面図
【図13】本発明の他の実施例におけるビューファイン
ダの断面図
【符号の説明】
11、91 ボデー 12 蛍光発光管 13 遮光板 14、41 穴 15 集光レンズ 16 高分子分散液晶パネル 17、18、17a 取り付けホルダー 31 絞り 42 ミラー 51 対向電極基板 52 アレイ基板 53 対向基板 54 画素電極 55 水滴状液晶 56 ポリマー 57 入射光 61 ケース 62 蛍光体 63 フィラメント 64 アノード 65 遮光膜 71 アンプ 72 位相分割回路 73 出力切り換え回路 74 ドライブ制御回路 75 ソースドライブIC 76 ゲートドライブIC 81 CCDセンサ 82 バッテリー 83 発光管電源供給回路 84 液晶パネル駆動回路 85 再生回路 92 接眼カバー 93 取り付け金具 101 蛍光管ボックス 102 拡散板 103a、103b 偏光板 104 TN液晶パネル 105 拡大レンズ 106 接眼レンズ 121 蛍光管の発光パターン

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光発生手段と、前記光発生手段から放射さ
    れる光を略平行光に変換する集光手段と、前記集光手段
    からの出射光を変調し、光学像を形成する光変調手段と
    を具備し、前記集光手段と光発生手段との距離を可変可
    能に構成したことを特徴とするビューファインダ。
  2. 【請求項2】白色光を放射する光発生手段と、前記光発
    生手段から放射される光を略平行光に変換する集光手段
    と、前記集光手段からの出射光を変調し、光学像を形成
    する光変調手段と、前記光学像を拡大し、かつ拡大した
    光学像を観察者に見えるように表示する拡大表示手段
    と、前記集光手段および光変調手段を取り付けた第1の
    部材と、前記拡大表示手段を取り付けた第2の部材とを
    具備し、前記第1の部材の位置を移動することにより前
    記光発生手段と集光手段との距離が可変可能に構成さ
    れ、前記第2の部材の位置を移動させることにより前記
    光変調手段と拡大表示手段との距離を可変可能に構成し
    たことを特徴とするビューファインダ。
  3. 【請求項3】光変調手段は、映像信号に応じて光散乱状
    態の変化として光学像を形成する表示パネルであること
    を特徴とする請求項1または請求項2記載のビューファ
    インダ。
  4. 【請求項4】集光手段は、光発生手段から放射され前記
    集光手段の有効領域に入射し光変調手段を直進する光が
    観察者の瞳に到達するようにすることを特徴とする請求
    項1または請求項2記載のビューファインダ。
  5. 【請求項5】光発生手段の光を放射する領域は、光変調
    手段の画像表示領域より小さいことを特徴とする請求項
    1または請求項2記載のビューファインダ。
  6. 【請求項6】光変調手段は、映像信号に応じて光散乱状
    態の変化として光学像を形成する高分子分散液晶パネル
    であることを特徴とする請求項1または請求項2記載の
    ビューファインダ。
  7. 【請求項7】観察者の視点位置を略固定できる接眼カバ
    ーが拡大表示手段と観察者間に配置されていることを特
    徴とする請求項2のビューファインダ。
  8. 【請求項8】集光手段は平凸レンズであり、前記レンズ
    の平面部を光発生手段側に向けて配置されていることを
    特徴とする請求項1または請求項2記載のビューファイ
    ンダ。
  9. 【請求項9】光発生手段は、発光源としてLED、蛍光
    発光管のうちいずれかを有していることを特徴とする請
    求項1または請求項2記載のビューファインダ。
  10. 【請求項10】光発生手段の光放射面に光を放射する領
    域を可変する絞りを具備することを特徴とする請求項1
    または請求項2記載のビューファインダ。
  11. 【請求項11】光発生手段と集光手段間に光の進行方向
    を曲げるミラーが配置されていることを特徴とする請求
    項1または請求項2記載のビューファインダ。
  12. 【請求項12】請求項1または請求項2記載のビューフ
    ァインダと、前記ビューファインダの光発生手段および
    光変調手段に電力を供給する電源とを具備することを特
    徴とするビデオカメラ。
JP5333852A 1993-12-01 1993-12-27 ビューファインダおよびそれを用いたビデオカメラ Pending JPH07193735A (ja)

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US08/350,033 US5673127A (en) 1993-12-01 1994-11-29 Display panel and display device using a display panel
KR1019940031909A KR100282933B1 (ko) 1993-12-01 1994-11-30 액정표시패널 및 그것을 사용한 투사형표시장치
DE4444557A DE4444557B4 (de) 1993-12-01 1994-12-01 Anzeigetafel, Projektionsanzeigevorrichtung mit einer solchen Anzeigetafel sowie Bildsucher mit einer solchen Anzeigetafel
US08/788,833 US6049364A (en) 1993-12-01 1997-01-27 Display panel and display device using the same
US09/347,863 US6218679B1 (en) 1993-12-01 1999-07-09 Display panel and display device using the same

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7646423B2 (en) 2006-03-03 2010-01-12 Fujitsu Limited Image capture apparatus with illuminator and distance measuring light emitting device

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