JPH07191513A - 電子写真装置 - Google Patents

電子写真装置

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JPH07191513A
JPH07191513A JP6152333A JP15233394A JPH07191513A JP H07191513 A JPH07191513 A JP H07191513A JP 6152333 A JP6152333 A JP 6152333A JP 15233394 A JP15233394 A JP 15233394A JP H07191513 A JPH07191513 A JP H07191513A
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JP
Japan
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carriage
unit
voltage
image carrier
electrophotographic apparatus
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Withdrawn
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JP6152333A
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English (en)
Inventor
Shuzo Masuda
修三 増田
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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Withdrawn legal-status Critical Current

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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/80Details relating to power supplies, circuits boards, electrical connections
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/22Apparatus for electrographic processes using a charge pattern involving the combination of more than one step according to groups G03G13/02 - G03G13/20
    • G03G15/32Apparatus for electrographic processes using a charge pattern involving the combination of more than one step according to groups G03G13/02 - G03G13/20 in which the charge pattern is formed dotwise, e.g. by a thermal head
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G2215/00Apparatus for electrophotographic processes
    • G03G2215/00953Electrographic recording members
    • G03G2215/00962Electrographic apparatus defined by the electrographic recording member
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  • General Physics & Mathematics (AREA)
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  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
  • Printers Or Recording Devices Using Electromagnetic And Radiation Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】ケーブル間のリークを低減するとともにノイズ
を低減することにより信頼性の高い安価な電子写真装置
を提供する 【構成】キャリッジは記録紙8の搬送方向に対して垂直
方向に往復移動する。像担持体3はキャリッジ1に設け
られキャリッジ1の移動と同期して回転する。帯電手段
4はキャリッジ1に設けられ像担持体3を帯電する。現
像手段6はキャリッジ1に設けられ像担持体3に形成さ
れた静電潜像を現像する。分圧手段15はキャリッジ1
とキャリッジ1に同期して移動する部材とのいずれか一
方に設けられ所定の電圧を分圧して分圧された電圧を少
なくとも帯電手段4と現像手段6とに供給する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、帯電器、露光器、現像
ローラ等を搭載したキャリッジを記録紙の搬送方向に対
して垂直方向に移動させるとともに、シリアル走査によ
り記録を行う電子写真装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電子写真プリンタとしては、帯電
器、光学ヘッド、現像器を含む電子写真プロセスと感光
ドラムの回転中心とを移動せずに記録紙を搬送させるこ
とにより記録するライン型プリンタが考案されている。
このライン型プリンタは高価であった。
【0003】近年、電子写真プリンタの小型化及び安価
の要求に伴い、記録紙を静止させて記録を行う電子写真
装置が用いられてきた。この電子写真装置は、記録紙の
移動方向に対して垂直方向に往復移動するキャリッジに
前記電子写真プロセスを搭載している。
【0004】図17に従来のこの種の電子写真装置の一
例の平面図を示す。図18には図17に示す例のA−A
断面図を示す。図19には図17に示す例のB−B断面
図を示す。
【0005】図17から図19において、キャリッジ1
は、シャフト2にガイドされて図示しない駆動モータに
より記録紙8の搬送方向に対して垂直方向に移動する。
このキャリッジ1には像担持体3が搭載されており、こ
の像担持体3はキャリッジ1の移動速度と同じ周速度で
回転する。
【0006】そして、像担持体3の表面は帯電器4によ
り均一に帯電され、露光器5により静電潜像が形成され
る。次に、静電潜像は現像ローラ6によりトナー像とし
て可視像にされる。さらに、像担持体3に形成されたト
ナー像は、記録紙8を挟んで像担持体3と対向する転写
器9により記録紙8に転写される。そして、像担持体3
に残留したトナーはクリーナ10により掻き落とされ
る。
【0007】クリーニングされた像担持体3の表面は再
度、帯電器4により帯電され、前記同様の印字プロセス
を繰り返し行う。そして、所定幅の印字が終了すると、
記録紙8は定着器11及び搬送ローラ7によって所定量
送られる。また、キャリッジ1は所定の位置に戻されて
次の印字が行われる。
【0008】さらに、記録紙8のトナー像はキャリッジ
1の動きと同期して動作する定着器11によって加熱定
着される。ところで、このような記録紙8に印字を行う
際に、キャリッジ1に搭載された帯電器4、現像ローラ
6、現像ローラに近接して配置されるドクターブレード
13とに、本体側電源22からケーブル21を通して各
々に異なった高い電圧(例えば−2000V〜+200
0V)が印加される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、キャリ
ッジ1は移動するため、帯電器等の各部に本体側電源2
2から接続される各々のケーブル21は長くなってしま
う。このため、ケーブル21の相互間でリークなどが発
生する虞れがあり、装置の安全性に欠けていた。
【0010】また、インバータ装置14が定着器11内
の加熱コイル24に高速でスイッングされた電流を供給
する。この場合、インバータ装置14を本体側に設置す
ると、インバータ装置14から定着器11までのケーブ
ル21が長くなる。このとき、ケーブル21を高速でス
イッングされた電流が流れるため、電流の損失が多かっ
た。また、高電流による駆動ができない上に、大きなノ
イズの発生源にもなっていた。
【0011】さらに、この種のプリンタの公知の技術と
して、例えば、第1の公知例(特開昭56-89576)、第2
の公知例(特開昭60-196361)、第3の公知例(特開昭5
9-192586)がある。前記第1の公知例は印字ラインと直
交する方向に複数の透孔を設けたアパーチャボードの使
用によりノンインパクト印字手段の小型化を図ったもの
である。前記第2の公知例は静電記録プリンタヘッドを
機械的に繰り返し副走査させることにより用紙全面に印
字や画像のプロットを行うものである。前記第3の公知
例は印字装置部を一体化して感光ドラム回転軸を記録紙
の幅方向に移動走査可能に構成することで装置の小型化
を図ったものである。
【0012】しかし、これらの公知例の技術は、いずれ
も前記問題を解決したものでなかった。本発明は、この
ような点に鑑みてなされたもので、その目的とするとこ
ろは、ケーブル間のリークを低減するとともにノイズを
低減することにより信頼性の高い安価な電子写真装置を
提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を解
決するために下記の構成とした。図1は本発明の原理図
である。
【0014】第1の発明の電子写真装置は、記録紙8の
搬送方向に対して垂直方向に往復移動するキャリッジ1
と、前記キャリッジ1に設けられキャリッジ1の移動と
同期して回転する像担持体3と、前記キャリッジ1に設
けられ前記像担持体3を帯電する帯電手段4と、前記キ
ャリッジ1に設けられ前記像担持体3に形成された静電
潜像を現像する現像手段6と、前記キャリッジ1と前記
キャリッジ1に同期して移動する部材とのいずれか一方
に設けられ所定の電圧を分圧して分圧された電圧を少な
くとも前記帯電手段4及び現像手段6に供給する分圧手
段15とを備える(請求項1に対応)。以下、各構成要
件について説明する。 (キャリッジ)キャリッジ1は記録紙8の搬送方向に対
して垂直方向に往復移動する。 (像担持体)像担持体3は前記キャリッジ1に設けられ
キャリッジ1の移動と同期して回転するものであり、例
えば感光ドラムなどである。 (帯電手段)帯電手段4は前記キャリッジ1に設けられ
前記像担持体3を帯電するものであり、均一な電位を像
担持体表面に与える。例えば帯電手段4は帯電ローラ、
帯電ブラシなどである。 (現像手段)現像手段6は前記キャリッジ1に設けられ
前記像担持体3に形成された静電潜像を現像するもの
で、例えば現像ローラなどである。 (分圧手段)分圧手段15は前記キャリッジ1と前記キ
ャリッジ1に同期して移動する部材とのいずれか一方に
設けられ所定の電圧を分圧して分圧された電圧を少なく
とも前記帯電手段4と現像手段6とに供給する。
【0015】<本発明における付加的構成>本発明の電
子写真装置は、前記必須の構成要素からなるが、その構
成要素が具体的に以下のような場合であっても成立す
る。
【0016】その付加的構成要素とは、前記分圧手段1
5が複数の抵抗を直列に接続してなり、各抵抗の一端か
ら前記分圧された電圧を取り出すよう構成されているこ
とである(請求項2に対応)。なお、分圧手段15は複
数のコンデンサを直列に接続して構成されてもよい。
【0017】他の付加的構成要素とは、前記所定の電圧
が装置本体からケーブルを通して供給されることである
(請求項3に対応)。他の付加的構成要素とは、前記キ
ャリッジ1に同期して移動しながら記録紙8に形成され
た現像を定着する定着手段11と、前記定着手段11を
駆動する駆動手段14とを備えていることである(請求
項4に対応)。
【0018】他の付加的構成要素とは、前記駆動手段1
4が前記定着手段11と前記キャリッジ1とのいずれか
一方に設けられていることである(請求項5に対応)。
さらに、他の付加的構成要素とは、前記駆動手段14
が、交流電源41からの交流を整流する整流手段50、
直流を交流に変換するインバータ手段60、前記整流手
段50とインバータ手段60に接続され電圧共振を行う
共振手段70とを備えていることである(請求項6に対
応)。
【0019】他の付加的構成要素とは、前記共振手段7
0が前記定着手段11と前記キャリッジ1とのいずれか
一方に設けられていることである(請求項7に対応)。
他の付加的構成要素とは、前記共振手段70及びインバ
ータ手段60は、前記定着手段11と前記キャリッジ1
とのいずれか一方に設けられていることである(請求項
8に対応)。
【0020】他の付加的構成要素とは、前記共振手段7
0が、コンデンサと前記定着手段11を加熱するための
コイルとを並列に接続することにより構成されることで
ある。(請求項9に対応)。ここで、定着手段11を加
熱するための素子としては、コイル以外の素子であって
もよい。
【0021】また、第2の発明の電子写真装置は像担持
体3、帯電手段4、静電潜像形成手段5、現像手段6、
電荷供給手段33、保持手段81とを備える。像担持体
3は記録紙8の搬送方向に対して垂直方向に往復移動す
る。像担持体3はキャリッジ1に設けられキャリッジ1
の移動と同期して回転する。帯電手段4は前記キャリッ
ジ1に設けられ前記像担持体3を帯電する。静電潜像形
成手段5は前記キャリッジ1に設けられ前記像担持体3
に静電潜像を形成する。
【0022】現像手段6は前記キャリッジ1に設けられ
前記像担持体3に形成された静電潜像を現像する。電荷
供給手段33は電荷を供給する。保持手段81は前記キ
ャリッジ1に設けられ前記キャリッジ1が印字開始位置
にある場合に前記電荷供給手段33から供給される電荷
を保持し前記キャリッジ1が印字実行位置にある場合に
保持された電荷を少なくとも前記現像手段6と帯電手段
4とに印加する(請求項10に対応)。
【0023】第2の発明の付加的構成要素とは、前記保
持手段81が、少なくとも前記現像手段6と帯電手段4
とに対応して複数個設けられることである(請求項11
に対応)。
【0024】他の付加的構成要素とは、前記キャリッジ
1に設けられ前記保持手段81に蓄積された電荷による
電位を分圧し分圧された電圧を少なくとも前記帯電手段
4及び現像手段6に供給する保持分圧手段90を備えて
いることである(請求項12に対応)。
【0025】他の付加的構成要素とは、前記保持手段8
1がスイッチ84と、コンデンサとからなることであ
る。スイッチ84は前記キャリッジ1が印字開始位置に
ある場合に動作し前記キャリッジ1が印字実行位置にあ
る場合に非動作する。前記コンデンサは前記スイッチ8
4が動作するとき前記電荷供給手段33から供給される
電荷を保持し前記スイッチ84が非動作するとき保持さ
れた電荷を少なくとも前記現像手段6と帯電手段4とに
印加する(請求項13に対応)。
【0026】また、他の付加的構成要素とは、前記保持
分圧手段90が、複数の抵抗を直列に接続してなり、各
抵抗の一端から前記分圧された電圧を取り出すことであ
る(請求項14に対応)。前記保持分圧手段90は直列
に接続された複数のコンデンサなどであってもよい。
【0027】他の付加的構成要素とは、前記キャリッジ
1が、抵抗82と、前記抵抗82に接続されるとともに
外部からの操作により前記保持手段81に蓄積された電
荷を前記抵抗82を通して放電させるスイッチ83とを
備えることである(請求項15に対応)。
【0028】また、第3の発明の電子写真装置は第1及
び第2の動作部、電源電圧部、分圧手段とを備える(請
求項16に対応)。第1及び第2の動作部は移動体に設
けられ各々の電源電圧が供給されて動作する。電源電圧
部は前記第1及び第2の動作部に前記電源電圧を供給す
る。分圧手段は前記移動体と同期して移動し前記電源電
圧部からの電源電圧を分圧して前記第1及び第2の動作
部に供給する。
【0029】
【作用】本発明の電子写真装置によれば、分圧手段15
が、キャリッジ1とキャリッジ1に同期して移動する部
材とのいずれか一方に設けられる。そして、分圧手段1
5が、所定の電圧を分圧して分圧された電圧を少なくと
も帯電手段4と現像手段6とに供給するので、例えば装
置本体から複数のケーブルによりキャリッジ1に供給さ
れる電圧の数を少なくできるため、ケーブル間のリーク
が低減できる。
【0030】また、定着手段11とキャリッジ1とのい
ずれか一方に設けた駆動手段14が定着手段11を駆動
し、駆動手段14により電流が高速にスイッングされ
る。このため、高い周波数の電流がキャリッジ1と装置
本体との間を流れる可能性が低くなる。このため、電流
の損失が小さくなる。
【0031】さらに、定着手段11とキャリッジ1との
いずれか一方に設けられた共振手段70が電圧共振を行
い、電流が高速にスイッチングされる。従って、共振手
段70によりスイッチングされた高い周波数の電流がキ
ャリッジ1と装置本体との間を流れる可能性が低くな
る。このため、電流の損失が小さくなる。
【0032】また、保持手段81はキャリッジ1が印字
開始位置にある場合に電荷供給手段33から供給される
電荷を保持する。保持手段81はキャリッジ1が印字実
行位置にある場合に保持された電荷を少なくとも現像手
段6と帯電手段4とに印加するので、印字中にバイアス
電圧が一定電圧に維持できる。しかも装置本体からの高
圧ケーブルが不要となり、リークや感電がなくなる。
【0033】さらに、分圧手段90が1つの保持手段8
1に蓄積された電荷による電位を分圧し分圧された電圧
を少なくとも前記帯電手段4及び現像手段6に供給す
る。すなわち、1つの保持手段のみで供給すべき複数の
電圧を生成できるので、小型化かつ安価な装置を提供で
きる。
【0034】さらに、外部からの操作によりスイッチ8
3と抵抗とを接続することにより、前記保持手段81に
蓄積された電荷を前記抵抗82を通して放電させるの
で、保守作業などにおいて感電の危険がなくなり、安全
性を確保できる。
【0035】また、分圧手段は移動体と同期して移動し
電源電圧部からの電源電圧を分圧して第1及び第2の動
作部に供給する。移動体に設けられた第1及び第2の動
作部は分圧電圧の供給を受けて動作する。
【0036】
【実施例】以下、本発明の電子写真装置の具体的な実施
例を説明する。 <実施例1>図2は本発明の電子写真装置の実施例1の
平面図である。図3は図2に示す実施例1のA−A断面
図である。図4は図2に示す実施例1のB−B断面図で
ある。
【0037】キャリッジ1は、シャフト2上を往復移動
できるようになっていて、図示しない駆動モータの駆動
により記録紙8の搬送方向に対して垂直方向に移動す
る。このキャリッジ1には像担持体3、帯電器4、露光
器5、現像ローラ6、クリーナ10、ドクタブレード1
3が搭載される。
【0038】前記像担持体3は、キャリッジ1が移動す
るときの速度と同じ周速度で回転するようになってい
る。帯電器4は、帯電手段に相当するもので、像担持体
3の表面を均一に帯電する。露光器5は静電潜像形成手
段に相当するもので、帯電器4によって均一に帯電され
た像担持体表面に光を当てることにより静電潜像を形成
する。
【0039】現像ローラ6は、現像手段に相当するもの
で、露光器5により得られた静電潜像を可視化されたト
ナー像にする。転写器9は、記録紙8を挟んで像担持体
3と対向して配置され、像担持体3に形成されたトナー
像を記録紙8に転写する。
【0040】クリーナ10は、像担持体3に残留したト
ナーを掻き落とす。前記帯電器4は、クリーニングされ
た像担持体3の表面を再度帯電する。このようにして像
担持体3、帯電器4、露光器5、現像ローラ6、クリー
ナ10が前記同様の印字プロセスを繰り返し行う。
【0041】搬送ローラ7は、所定幅の印字が終了する
と、記録紙8を所定量送る。キャリッジ1は前記図示し
ないモータにより所定の位置に戻される。定着器11
は、定着手段に相当するもので、キャリッジ1の移動に
同期して移動し、加熱コイル24により定着器11に設
けられた定着ローラ12を加熱する。この定着ローラ1
2の加熱により記録紙8のトナー像は加熱定着される。
【0042】キャリッジ1には分圧手段としての分圧装
置15及びインバータ手段としてのインバータ装置14
が搭載されている。この分圧装置15には装置本体22
から高電圧V0が1つのケーブル21を通して供給され
ている。
【0043】図5は実施例1の分圧装置15の構成図で
ある。図5において、分圧装置15は、前記高電圧V0
とグランドGとの間に抵抗R1と抵抗R2と抵抗R3とを
直列に接続し、高電圧V0を各抵抗で分圧している。分
圧電圧として、抵抗R1の一端aから電圧V1を取り出
す。抵抗R1と抵抗R2との中点bから電圧V2を取り出
し、抵抗R2と抵抗R3との中点cから電圧V3を取り出
す。
【0044】この場合、V1,V2,V3は次式のように
なる。 V1=V02=(R2+R3)・V0/(R1+R2+R3) V3=R3・V0/(R1+R2+R3) なお、抵抗R1を流れる電流は非常に小さくてもよいの
で、抵抗R1,R2,R3の値を大きくしてもよい。
【0045】分圧装置15で得られた分圧電圧V1はケ
ーブル21を通して帯電器4に供給される。分圧装置1
5で得られた分圧電圧V2はケーブル21を通して現像
ローラ6に供給される。
【0046】分圧装置15で得られた分圧電圧V3はケ
ーブル21を通してドクターブレード13に供給され
る。なお、分圧電圧V1,V2,V3は各部に必要な電圧
に適宜設定される。
【0047】また、転写器7には装置本体22からケー
ブル21を通して必要な電圧V5が供給される。インバ
ータ装置14には装置本体22からケーブル22を通し
て所定の駆動電圧V4が供給されている。インバータ装
置14はケーブル21を通して定着器11内の加熱コイ
ル24に電流を流す。
【0048】図6は実施例1のインバータ装置の構成図
である。インバータ装置14は、交流電源41、交流を
整流する整流回路50、直流を交流に変換するインバー
タ部60、整流回路50とインバータ部60とに接続さ
れ電圧共振を行う共振回路70とから構成される。整流
手段は整流回路50に相当し、共振手段は共振回路に相
当する。
【0049】前記定着器11は加熱コイルL2により誘
導加熱される磁性体で形成された定着ローラ12と、定
着ローラ12の温度を検出するサーミスタ12bと、定
着ローラ12をクリーニングするクリーナ12aと、前
記インバータ部60とから構成される。
【0050】前記整流回路50は、ダイオードD1〜D
4とチョークコイルL1と平滑用コンデンサC1とから
構成される。ダイオードD1〜D4は交流電源41に対
してブリッジ接続される。
【0051】前記インバータ部60は、オペアンプ4
2,43とトランジスタQ1〜Q5とコンデンサC1〜
C3とダイオードD5とを含んで構成される。前記共振
回路70は、定着ローラ12を加熱するための加熱コイ
ルL2とこの加熱コイルL2に並列に接続されるコンデ
ンサC4とから構成される。
【0052】実施例1では、このように構成されたイン
バータ装置14の内の共振回路70のみをキャリッジ1
に設けるものとする。共振回路70をキャリッジ1に設
けることを図6では、共振回路70の部分を実線で囲ん
で示した。
【0053】従って、交流電源41、整流回路50、イ
ンバータ部60とは本体装置側に設けられている。ま
た、図6に示すように整流回路50と共振回路70とが
ケーブル21で接続され、インバータ部60と共振回路
70とがケーブル21で接続される。 <実施例1の動作>次に、このように構成された実施例
1の動作を説明する。図面を参照して実施例の動作を説
明する。
【0054】まず、キャリッジ1に設けられた分圧装置
15が、本体側電源22から1つのケーブル21を通し
て所定の電圧V0を入力する。そして、分圧装置15
は、その電圧V0を抵抗R1,R2,R3により電圧V1
電圧V2,電圧V3に分圧する。
【0055】さらに、分圧された電圧V1,電圧V2,電
圧V3をこれに対応する帯電器4,露光器5,現像ロー
ラ6に供給する。次に、一連の電子写真プロセスが行わ
れる。すなわち、像担持体3がキャリッジ1の移動速度
と同じ周速度で回転すると、帯電器4により像担持体3
の表面は均一に帯電される。
【0056】そして、露光器5により静電潜像が形成さ
れ、現像ローラ6により可視化されたトナー像にされ
る。さらに、像担持体3に形成されたトナー像は転写器
により記録紙8に転写され、クリーナ10により像担持
体3に残留したトナーが掻き落とされる。
【0057】このようにして像担持体3、帯電器4、露
光器5、現像ローラ6、クリーナ10が前記同様の印字
プロセスを繰り返し行う。所定幅の印字が終了すると、
搬送ローラ7により記録紙8が所定量だけ送られる。ま
た、キャリッジ1は図示しないモータにより所定の位置
に戻される。
【0058】このとき、キャリッジ1の移動とともに分
圧装置15も移動する。この場合、分圧装置15の移動
に伴って本体側電源22からの1つのケーブル21も移
動するが、1つのケーブル21のみであるから、ケーブ
ル21間のリークがなくなる。
【0059】また、定着器11が、キャリッジ1の移動
に同期して移動し、加熱コイル24により定着器11に
設けられた定着ローラ12を加熱する。そして、加熱さ
れた定着ローラ12により記録紙8のトナー像が加熱定
着される。
【0060】この場合、定着器11を駆動するためのイ
ンバータ装置14の内の共振回路70をキャリッジ1に
設けられる。ここでは、本体側で交流電源41からの交
流を整流回路50で整流して、インバータ部60により
直流を交流にする。
【0061】そして、前記整流出力と交流出力とをケー
ブル21を通してキャリッジ1内の共振回路70に供給
する。そして、共振回路70により電圧共振が行われる
ことにより、電流が高速にスイッチングされる。
【0062】このときのトランジスタQ5のコレクタに
流れる電流Icとコレクタ−エミッタ間電圧Vceとの
波形を図7に示した。従って、共振回路70によりスイ
ッングされた高い周波数の電流がキャリッジ1と本体側
電源22との間を流れる可能性が低くなる。すなわち、
大電流が流れるケーブル21の長さを短くすることによ
り配線インピーダンスを低下したので、電流の損失が小
さくなり、しかもノイズを低減できる。
【0063】また、電流の損失が小さくなることにより
大出力による加熱ができ、定着時間の短縮,プリント時
間の短縮が図れる。なお、図8にキャリッジ1に共振回
路70を設けない場合の従来例を示した。この場合に
は、共振回路70で得られた高いスイッチング電流がケ
ーブル21を通して定着器12に供給される。このた
め、配線インピーダンスによって図8に示すようにスパ
イク状の電圧が発生する。その結果、素子の破壊,ノイ
ズの原因となる。また、共振波形が乱れるため、効率が
悪くなり、最悪の場合には発振できなくなる。
【0064】なお、分圧装置15は、キャリッジ1に同
期して移動する部材に設けられてもよい。 <実施例2>次に本発明の実施例2を説明する。図9は
実施例2におけるインバータ装置の構成ブロック図であ
る。実施例2におけるインバータ装置の構成は実施例1
の構成と基本的には同一である。実施例2は、インバー
タ部60と共振回路70とをキャリッジ1に設けたこと
を特徴とする。
【0065】インバータ部60と共振回路70とをキャ
リッジ1に設けることを図9では、共振回路70及びイ
ンバータ部60の部分を実線で囲んで示した。従って、
交流電源41、整流回路50とは本体装置側に設けられ
ている。また、図9に示すように整流回路50と共振回
路70とがケーブル21で接続される。
【0066】その他の構成は実施例1の構成と同一構成
であり、同一部分は同一符号を付して説明する。 <実施例2の動作>分圧装置15による動作は実施例1
の動作と同一であるので、その動作は省略する。
【0067】次に、インバータ装置14の動作を説明す
る。まず、定着器11を駆動するためのインバータ装置
14の内の共振回路70とインバータ部60とをキャリ
ッジ1に設けられる。ここでは、本体側で交流電源41
からの交流を整流回路50で整流して整流出力をケーブ
ル21を通してキャリッジ1内の共振回路70に供給す
る。
【0068】一方、キャリッジ1においては、インバー
タ部60により直流を交流にする。そして、前記整流出
力と交流出力とにより共振回路70が電圧共振を行い、
電流が高速にスイッチングされる。
【0069】このときのトランジスタQ5のコレクタに
流れる電流Icとコレクタ−エミッタ間電圧Vceとの
波形を図7に示した。従って、共振回路70によりスイ
ッチングされた高い周波数の電流がキャリッジ1と本体
側電源22との間を流れる可能性が低くなる。すなわ
ち、大電流が流れるケーブル21の長さを短くすること
により配線インピーダンスを低下したので、電流の損失
が小さくなり、しかもノイズを低減できる。
【0070】また、電流の損失が小さくなることにより
大出力による加熱ができ、定着時間の短縮,プリント時
間の短縮が図れる。実施例2においては、インバータ部
60もキャリッジ1に設けたので、実施例1よりも効果
が大である。
【0071】なお、分圧装置15は、キャリッジ1に同
期して移動する部材に設けられてもよい。さらに、共振
回路70は、定着器11に設けられてもよい。 <実施例3>次に、本発明の実施例3を説明する。図1
0に本発明の電子写真装置の実施例3の平面図を示す。
図10に示したようにキャリッジ1は揺動可能にシャフ
ト2に取り付けられる。キャリッジ1はシャフト2にガ
イドされて記録紙8の表面上を記録紙搬送方向に対して
垂直方向に移動する。駆動モータ32はベルト81を通
してキャリッジ1を前記方向に移動させる。搬送ローラ
7は記録紙8を記録紙搬送方向に移動させる。
【0072】図11は実施例3の印字開始位置における
A−A断面図である。図12は実施例3の印字実行位置
におけるA−A断面図である。図11において、前記キ
ャリッジ1には像担持体3が搭載されており、その像担
持体3はキャリッジ1の移動速度と同じ周速度で回転す
る。帯電器4は像担持体3の表面を均一に帯電する。露
光器5は帯電器4により均一に帯電された像担持体表面
に光を当てることにより静電潜像を形成する。
【0073】現像ローラ6は露光器5により形成された
静電潜像をトナー像として可視像にする。転写器9は記
録紙8を挟んで像担持体3と対向配置され、像担持体3
に形成されたトナー像を記録紙8に転写する。クリーナ
10は像担持体3に残留したトナーを掻き落とす。
【0074】帯電器4はクリーニングされた像担持体3
の表面を再度帯電する。前記同様の印字プロセスが繰り
返し行なわれるようになっている。定着器11はキャリ
ッジ1と同期して移動し記録紙8の上のトナー像を加熱
定着する。
【0075】前記搬送ローラ7は所定幅の印字が終了す
ると、記録紙8を所定量送る。主制御部37は露光器5
に高電圧を印加する。定着器ドライバー35は定着器1
1内の加熱コイル24に電流を流す。
【0076】高圧電源36は像担持体3に高電圧を印加
するとともに3つの電荷供給装置33に高電圧を印加す
る。前記各電荷供給装置33は印加された高電圧により
電荷蓄積部34に電荷を供給する。電荷供給手段は電荷
供給装置33に相当する。
【0077】図13は実施例3の電荷蓄積部34を示す
構成図である。各電荷供給装置33は各スイッチ84を
通して電荷蓄積部34に接続される。各スイッチ84は
固定部84aとキャリッジ1に同期して移動する移動部
84bとからなる。図11に示すようにキャリッジ1が
印字開始位置にある場合に固定部84aに移動部84b
が接触する。図12に示すようにキャリッジ1が印字実
行位置にある場合に固定部84aから移動部84bが切
り離される。
【0078】前記電荷蓄積部34は前記各電荷供給装置
33毎にコンデンサ81と、抵抗82とスイッチ83と
を有する。各コンデンサ81はスイッチ84を介して電
荷供給装置33から供給される電荷を蓄積する。抵抗8
2の一端は接地され他端がスイッチ83の一端に接続さ
れる。スイッチ83の他端が前記移動部84bに接続さ
れる。第1番目のコンデンサ81に蓄積された電荷によ
る電圧はドクターブレード13に供給される。ドクター
ブレード13は抵抗RBを有する。
【0079】第2番目のコンデンサ81に蓄積された電
荷による電圧は現像ローラ6に供給される。現像ローラ
6は抵抗RGを有する。第3番目のコンデンサ81に蓄
積された電荷による電圧は帯電器4に供給される。帯電
器4は抵抗RTを有する。
【0080】現像ローラ6、帯電器4は例えば、0.5
MΩ〜50MΩの半導体ゴムで形成されている。また、
像担持体3自身が非常に微小の電流しか流れない絶縁体
に近いものである。このため、コンデンサ81の電荷の
流出は非常に微小である。例えば、常温では1μA以下
である。
【0081】各コンデンサ81はキャリッジ1が印字開
始位置にある場合に電荷供給装置33から供給される電
荷を蓄積する。各コンデンサ81はキャリッジ1が印字
実行位置にある場合に蓄積された電荷を現像ローラ6、
帯電器4、ドクターブレード13に供給する。
【0082】前記駆動モータ32はキャリッジ1を印字
開始位置に戻す。この印字開始位置でコンデンサ81に
充電を行った後に次の幅の印字が行われる。 <実施例3の動作>次に、実施例3の動作を説明する。
まず、駆動モータ32の回転力によりキャリッジ1が図
11に示す印字開始位置に到達したとする。すると、ス
イッチ84の固定部84aに移動部84bが接触する。
この時、高圧電源36から高圧を受けて電荷供給装置3
3は電荷蓄積部34に高電圧により電荷を供給する。電
荷蓄積部34では、高電圧によりコンデンサ81に電荷
が徐々に蓄積されていく。
【0083】そして、所定時間が経過した後にコンデン
サ81に電荷が十分に蓄積され、キャリッジ1は再度、
印字を行うために記録紙8の搬送方向に対して垂直方向
に移動する。
【0084】すると、スイッチ84の固定部84aから
移動部84bが切り離される。すなわち、電荷供給装置
33から電荷蓄積部34が切り離される。すると、各コ
ンデンサ81による高電圧は帯電器4、現像ローラ6、
ドクターブレード13に印加される。帯電器4の抵抗R
T、現像ローラ6の抵抗RG、ドクターブレード13の
抵抗RBは高抵抗値であり、また、像担持体3自身が非
常に微小の電流しか流れない絶縁体に近い。このため、
コンデンサ81の電荷の流出は非常に微小である。従っ
て、印字中にバイアス電位はほぼ一定に保持することが
できる。また、コンデンサ81による高電圧を各部に印
加するので、高圧ケーブルが不要となり、リークや感電
などを防止できる。
【0085】また、電荷蓄積部34内に設置されたスイ
ッチ83と抵抗82とによりスイッチ83を動作させ
る。すると、コンデンサ81内の電荷は抵抗82により
放電される。これにより、キャリッジ1に電荷が残留し
なくなるので、感電などを防止でき、安全性が高まる。 <実施例4>図14は実施例4の印字開始位置における
A−A断面図である。図15は実施例4の印字実行位置
におけるA−A断面図である。図14において、高圧電
源36は像担持体3に高電圧を印加するとともに1つの
電荷供給装置33に高電圧を印加する。前記電荷供給装
置33は印加された高電圧により電荷蓄積部38に電荷
を供給する。
【0086】図16は実施例4の電荷蓄積部38を示す
構成図である。電荷供給装置33はスイッチ84を通し
て電荷蓄積部38に接続される。スイッチ84の構成は
実施例3におけるそれと同一構成である。
【0087】前記電荷蓄積部38は一端が接地され他端
が移動部84bに接続されるコンデンサ95と、直列に
接続される抵抗91,92,93と、抵抗94に直列に
接続されるスイッチ96とを有する。抵抗93の一端は
接地されるとともにスイッチ96の一端に接続される。
【0088】抵抗91の一端は移動部84bに接続され
るとともに抵抗94の一端に接続される。抵抗91,9
2,93は分圧手段に相当するもので、コンデンサ95
にかかる高電圧を分圧する。抵抗93により分圧された
電圧はドクターブレード13に例えば、−175Vで供
給される。抵抗92により分圧された電圧は現像ローラ
6に−200Vで供給される。抵抗91により分圧され
た電圧は帯電器4に−1400Vで供給される。
【0089】コンデンサ81はキャリッジ1が印字開始
位置にある場合に電荷供給装置33から供給される電荷
を蓄積する。コンデンサ81はキャリッジ1が印字実行
位置にある場合に蓄積された電荷を現像ローラ6、帯電
器4、ドクターブレード13に供給する。
【0090】前記スイッチ96はキャリッジ1の上部に
設けられた図示しないカバーに連動するように構成され
ている。このスイッチ96は、保守時にキャリッジ1内
部を取り扱う際には自動的に動作することによりコンデ
ンサの電荷を放電させる。
【0091】なお、その他の構成は実施例3の構成と同
一構成である。 <実施例4の動作>次に、実施例4の動作を説明する。
まず、駆動モータ32の回転力によりキャリッジ1が図
14に示す印字開始位置に到達すると、スイッチ84の
固定部84aに移動部84bが接触する。この時、高圧
電源36から高圧を受けて電荷供給装置33は電荷蓄積
部38に高電圧により電荷を供給する。電荷蓄積部38
では、高電圧によりコンデンサ95に電荷が徐々に蓄積
されていく。
【0092】そして、所定時間が経過した後にコンデン
サ95に電荷が十分に蓄積され、キャリッジ1は再度、
印字を行うために記録紙8の搬送方向に対して直角方向
に移動する。
【0093】すると、スイッチ84の固定部84aから
移動部84bが切り離される。コンデンサ95による高
電圧は抵抗93,92,91により分圧され、分圧され
た電圧は対応する帯電器4、現像ローラ6、ドクターブ
レード13に印加される。ここで、抵抗91,92,9
3は帯電器4、現像ローラ6の抵抗に比べて十分に小さ
く、しかもコンデンサ95の電荷が急激に減少しないよ
うに値が選択される。
【0094】従って、印字中にバイアス電位はほぼ一定
に保持できるとともに、高圧ケーブルが不要なり、リー
クや感電などを防止できる。また、1つのスイッチ84
と1つのコンデンサ95により電圧を各部に印加するの
で、コンデンサが少なくて済み、小型化及び安価な装置
を提供できる。
【0095】また、電荷蓄積部38内に設置されたスイ
ッチ96と抵抗96とによりスイッチ96を動作させ
る。すると、コンデンサ96内の電荷は抵抗96により
放電される。これにより、キャリッジ1に電荷が残留し
なくなるので、感電などを防止でき、安全性が高まる。
また、1つの抵抗94及び1つのスイッチ96で放電で
きるので、小型化及び安価な装置を提供できる。
【0096】なお、前記スイッチ96を電子写真装置の
カバーと連動させ、カバーを開けた時にコンデンサ95
に蓄積された電荷を放電するようにしてもよい。また、
実施例4では、抵抗91,92,93により電圧を分圧
したが、例えば抵抗の代わりに複数のコンデンサを直列
に接続することにより電圧を分圧してもよい。なお、本
発明は前記実施例に限定されるものではない。例えば、
現像ローラにトナーを供給または回収する供給ローラを
設けるようにしてもよい。この供給ローラを使用した場
合にも供給ローラに前記実施例で説明したようなバイア
ス電圧を印加してもよい。このほか、本発明の要旨を逸
脱しない範囲で種々変形実施可能であるのはもちろんで
ある。
【0097】
【発明の効果】本発明によれば、キャリッジとキャリッ
ジに同期して移動する部材とのいずれか一方に分圧手段
を設け、その分圧手段が、所定の電圧を分圧して分圧さ
れた電圧を少なくとも静電潜像形成手段と現像手段とに
供給するので、装置本体から複数のケーブルによりキャ
リッジに供給される電圧数を少なくできる。すなわち、
装置本体から脈動の少ない電流をキャリッジに供給する
ため、高電圧のケーブル間のリークの可能性が少なくな
り、また、ノイズも小さくなる。
【0098】また、定着手段とキャリッジとのいずれか
一方に設けた駆動手段が定着手段を駆動し、駆動手段に
より電流が高速にスイッングされる。このため、高い周
波数の電流がキャリッジと装置本体との間を流れる可能
性が低くなる。このため、電流の損失が小さくなる。
【0099】さらに、保持手段はキャリッジが印字開始
位置にある場合に電荷供給手段から供給される電荷を保
持する。保持手段はキャリッジが印字実行位置にある場
合に保持された電荷を少なくとも現像手段と帯電手段と
に印加するので、印字中にバイアス電圧が一定電圧に維
持できる。しかも装置本体からの高圧ケーブルが不要と
なり、リークや感電がなくなる。
【0100】分圧手段が1つの保持手段に蓄積された電
荷による電位を分圧し分圧された電圧を少なくとも帯電
手段及び現像手段に供給する。すなわち、1つの保持手
段のみで供給すべき複数の電圧を生成できるので、小型
化かつ安価な装置を提供できる。
【0101】外部からの操作によりスイッチと抵抗とを
接続することにより保持手段に蓄積された電荷を抵抗を
通して放電させるので、保守作業などにおいて感電の危
険がなくなり、安全性を確保できる。
【0102】また、分圧手段は移動体と同期して移動し
電源電圧部からの電源電圧を分圧して第1及び第2の動
作部に供給する。第1及び第2の動作部は各々の分圧電
圧を受けて動作するので、高電圧のケーブル間のリーク
の可能性が少なくなり、また、ノイズも小さくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電子写真装置の原理図である。
【図2】本発明の電子写真装置の実施例1の平面図であ
る。
【図3】図2に示す実施例1のA−A断面図である。
【図4】図2に示す実施例1のB−B断面図である。
【図5】実施例1の分圧装置の構成図である。
【図6】実施例1のインバータ装置の構成図である。
【図7】実施例1のインバータ装置内の共振回路の波形
図である。
【図8】従来のインバータ装置内の共振回路の波形図で
ある。
【図9】本発明の実施例2のインバータ装置の構成図で
ある。
【図10】本発明の電子写真装置の実施例3の平面図で
ある。
【図11】実施例3の印字開始位置におけるA−A断面
図である。
【図12】実施例3の印字実行位置におけるA−A断面
図である。
【図13】実施例3の電荷蓄積部を示す構成図である。
【図14】実施例4の印字開始位置におけるA−A断面
図である。
【図15】実施例4の印字実行位置におけるA−A断面
図である。
【図16】実施例4の電荷蓄積部を示す構成図である。
【図17】従来の電子写真装置の一例の平面図である。
【図18】図17に示す例のA−A断面図である。
【図19】図17に示す例のB−B断面図である。
【符号の説明】
1・・キャリッジ 2・・シャフト 3・・像担持体 4・・帯電器 5・・露光器 6・・現像ローラ 7・・搬送ローラ 8・・記録紙 9・・転写器 10・・クリーナ 11・・定着器 12・・定着ローラ 12a・・クリーナ 12b・・サーミスタ 13・・ドクターブレード 14・・インバータ装置 15・・分圧装置 21・・ケーブル 22・・装置本体 23・・制御部 24・・コイル 32・・駆動モータ 33・・電荷供給装置 34,38・・電荷蓄積部 35・・定着器ドライバ 36・・高圧電源 37・・主制御部 41・・交流電源 50・・整流回路 60・・インバータ 70・・共振回路 84・・スイッチ 91〜94,96・・抵抗 95・・コンデンサ L1・・チョークコイル L2・・加熱コイル D1〜D5・・ダイオード R1〜R4・・抵抗 C1〜C4・・コンデンサ Q1〜Q5・・トランジスタ

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録紙の搬送方向に対して垂直方向に往
    復移動するキャリッジと、 前記キャリッジに設けられキャリッジの移動と同期して
    回転する像担持体と、 前記キャリッジに設けられ前記像担持体を帯電する帯電
    手段と、 前記キャリッジに設けられ前記像担持体に形成された静
    電潜像を現像する現像手段と、 前記キャリッジと前記キャリッジに同期して移動する部
    材とのいずれか一方に設けられ所定の電圧を分圧して分
    圧された電圧を少なくとも前記帯電手段及び現像手段に
    供給する分圧手段とを備える電子写真装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記分圧手段は、複
    数の抵抗を直列に接続してなり、各抵抗の一端から前記
    分圧された電圧を取り出す電子写真装置。
  3. 【請求項3】 請求項1において、前記所定の電圧は装
    置本体からケーブルを通して供給される電子写真装置。
  4. 【請求項4】 請求項1において、さらに、前記キャリ
    ッジに同期して移動しながら記録紙に形成された現像を
    定着する定着手段と、 前記定着手段を駆動する駆動手段とを備えた電子写真装
    置。
  5. 【請求項5】 請求項4において、前記駆動手段は、前
    記定着手段と前記キャリッジとのいずれか一方に設けら
    れる電子写真装置。
  6. 【請求項6】 請求項4において、前記駆動手段は、交
    流電源からの交流を整流する整流手段と、 直流を交流に変換するインバータ手段と、 前記整流手段とインバータ手段に接続され電圧共振を行
    う共振手段とを備える電子写真装置。
  7. 【請求項7】 請求項6において、前記共振手段は、前
    記定着手段と前記キャリッジとのいずれか一方に設けら
    れる電子写真装置。
  8. 【請求項8】 請求項6において、前記共振手段及びイ
    ンバータ手段は、前記定着手段と前記キャリッジとのい
    ずれか一方に設けられる電子写真装置。
  9. 【請求項9】 請求項6において、前記共振手段は、コ
    ンデンサと前記定着手段を加熱するためのコイルとが並
    列に接続されて構成される電子写真装置。
  10. 【請求項10】 記録紙の搬送方向に対して垂直方向に
    往復移動するキャリッジに設けられキャリッジの移動と
    同期して回転する像担持体と、 前記キャリッジに設けられ前記像担持体を帯電する帯電
    手段と、 前記キャリッジに設けられ前記像担持体に静電潜像を形
    成する静電潜像形成手段と、 前記キャリッジに設けられ前記像担持体に形成された静
    電潜像を現像する現像手段と、 電荷を供給する電荷供給手段と、 前記キャリッジに設けられ前記キャリッジが印字開始位
    置にある場合に前記電荷供給手段から供給される電荷を
    保持し前記キャリッジが印字実行位置にある場合に保持
    された電荷を少なくとも前記現像手段と帯電手段とに印
    加する保持手段とを備える電子写真装置。
  11. 【請求項11】 請求項10において、前記保持手段
    は、少なくとも前記現像手段と帯電手段とに対応して複
    数個設けられる電子写真装置。
  12. 【請求項12】 請求項10において、前記キャリッジ
    に設けられ前記保持手段に蓄積された電荷による電位を
    分圧し分圧された電圧を少なくとも前記帯電手段及び現
    像手段に供給する保持分圧手段を備える電子写真装置。
  13. 【請求項13】 請求項10から請求項12のいずれか
    1つの請求項において、前記保持手段は、前記キャリッ
    ジが印字開始位置にある場合に動作し前記キャリッジが
    印字実行位置にある場合に非動作するスイッチと、 前記スイッチが動作するとき前記電荷供給手段から供給
    される電荷を保持し前記スイッチが非動作するとき保持
    された電荷を少なくとも前記現像手段と帯電手段とに印
    加するコンデンサとからなる電子写真装置。
  14. 【請求項14】 請求項12又は請求項13において、
    前記保持分圧手段は、複数の抵抗を直列に接続してな
    り、各抵抗の一端から前記分圧された電圧を取り出す電
    子写真装置。
  15. 【請求項15】 請求項11から請求項14のいずれか
    1つの請求項において、前記キャリッジは、抵抗と、前
    記抵抗に接続されるとともに外部からの操作により前記
    保持手段に蓄積された電荷を前記抵抗を通して放電させ
    るスイッチとを備える電子写真装置。
  16. 【請求項16】 移動体に設けられ各々の電源電圧が供
    給されて動作する第1及び第2の動作部と、 前記第1及び第2の動作部に前記電源電圧を供給するた
    めの電源電圧部と、 前記移動体と同期して移動し前記電源電圧部からの電源
    電圧を分圧して前記第1及び第2の動作部に供給する分
    圧手段とを備える電子写真装置。
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