JPH0719062U - 車両等の電動パワーステアリング装置 - Google Patents

車両等の電動パワーステアリング装置

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JPH0719062U
JPH0719062U JP5571393U JP5571393U JPH0719062U JP H0719062 U JPH0719062 U JP H0719062U JP 5571393 U JP5571393 U JP 5571393U JP 5571393 U JP5571393 U JP 5571393U JP H0719062 U JPH0719062 U JP H0719062U
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steering
electric motor
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rotation
gear
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Abstract

(57)【要約】 【目的】操舵力をパワーアシストする電動モータ41や
減速機39を、ステアリング機構1のタイロッド5から
遠い位置に設けられるようにし、車体への電動パワース
テアリング装置の搭載性を向上する。 【構成】ステアリング機構1に、ピットマンアーム13
を用いた対象リンク式のステアリングリンク機構を採用
する。ピットマンアーム13の後端に、電動モータ41
や減速機39を備えたアクチュエーター部19が位置す
ることになる。即ち、ハンドル21からの操舵力をトル
クセンサにより検出し、電動モータ41を回転させ減速
機39を介して、回動軸15回りにピットマンアーム1
3を回動し、これによりリレーロッド9およびタイロッ
ド5を左右に移動させ、ナックルアーム3により両車輪
2の操舵をおこなう。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、操舵力を電動モータによりパワーアシストする電動パワーステア リングの制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の電動パワーステアリング装置には、例えば特開昭62−191267に 記載されるものが存在する。この装置はラックアンドピニオンタイプのステアリ ングギア機構に、電動モータ、減速機、およびトルクセンサなどを備えるアクチ ュエータ部を取り付けたものである。即ち、ハンドルからの操舵力をトルクセン サにより検出し、そのトルクの大きさに応じて、電動モータによるパワーアシス トをおこなう。電動モータの回転力は減速機を介してピニオンギアへ伝達される 。ピニオンギアは、ラックギアに噛み合い、ラックギアが設けられているタイロ ッドを左右に移動させ、操舵をおこなう。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、操舵力をパワーアシストするアクチュエータ部は、ラックアン ドピニオンギアの近くに設けられることになる。このためこの装置は、ラックア ンドピニオンギアが設けられるタイロッド付近の寸法を大きくしてしまうことに なり、車体への搭載性が低下してしまうものであった。 本考案は、以上の問題点を解決するために成されたもので、タイロッド付近の 寸法が大きくならず搭載性を向上できる車両等の電動パワーステアリング装置を 提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
以上の目的を達成するために、本考案は、操舵力をトルクセンサーにより検出 しパワーアシストする電動モータの回転速度を減速機により減速し出力軸から出 力するアクチュエータ部と、両車輪のナックルアームに連結された両タイロッド を連結するリレーロッドにピットマンアームの先端が連結され該後端が回動軸と なって操舵力により回動が行われるステアリングリンク機構と、を備え、前記ア クチュエータ部の出力を前記ステアリングリンク機構の回動軸に伝達することを 特徴とする。
【0005】
【作用】
アクチュエータ部は、ピットマンアームの後端の回動軸近くに設けられること になる。 そして、操舵力がトルクセンサにより検出されると、電動モータが減速機を介 して出力軸から出力し、ピットマンアームの後端の回動軸を回動させる。この回 動によりリレーロッドおよびタイロッドが左右に移動し、ナックルアームを介し て両車輪の操舵をおこなう。
【0006】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を図1及び図2において説明する。 図1に示すように本実施例のステアリング機構には、ピットマンアームを用い た対象リンク式のステアリングリンク機構1が採用される。即ち、両車輪2にそ れぞれ設けられたナックルアーム3に対し、各タイロッド5がタイロッドエンド 7によって略水平面内で回動可能に連結される。各タイロッド5は、1本のリレ ーロッド9に対し、タイロッドエンド11により略垂直面内で回動可能に連結さ れる。リレーロッド9の一端にはピットマンアーム13の先端が略水平面内で回 動可能に連結されている。ピットマンアーム13の後端には回動軸15が直交し て固定される。リレーロッド9の他端には、アイドラアーム17が、略水平面内 で回動可能に連結されている。このアイドラアーム17の他端は、車体に対して 回動可能に取り付けられる。
【0007】 ピットマンアーム13の回動軸15に対しアクチュエータ部19が設けられる 。 即ち、ハンドル21により操舵力が入力されると、コラムシャフト23や中 間シャフト25を介して、スタブシャフト27が回転する。スタブシャフト27 はトーションバ29を介して、ピットマンアーム13の後端の回動軸15に直交 して連結している。前記操舵力により回転トルクが発生すると、トーションバ2 9がねじれ、スタブシャフト27とピットマンアーム13の回動軸15との間に 相対的な回動が生じる。スタブシャテシャフト27側には一つの従動傘歯車31 が同軸に相対回転自在に設けられ、ピットマンアーム13の回動軸15側にも一 つの従動傘歯車33が同軸に相対回転自在に設けられている。両従動傘歯車31 、33は互いに向かい合っている。これらの従動傘歯車31、33には一つの駆 動傘歯車35が常時噛み合っている。この駆動傘歯車35には出力軸37及び減 速機39を介して電動モータ41から回転駆動力が伝えられる。
【0008】 前記スタブシャフト27の下端とピットマンアーム13の回動軸15の上端が それぞれ筒状になっており、互いに接近して対向し、内部に前記トーションバ2 9が位置する。そしてスタブシャフト27の下端の外周にはヘリカルスプライン 43が形成され、回動軸15上端の外周にはストレートスプライン45が形成さ れている。そして、これらのスプライン43、45にまたがってセレクトギア4 7が設けられる。セレクトギア47は内周面の上方にヘリカルスプライン43が 形成され、下方にストレートスプライン45が形成されている。これにより、ス タブシャフト27と回動軸15が相対的に回動すると、この回動の方向により、 セレクトギア47は上または下方向に移動する。上へ移動すると、セレクトギア 47の上面が従動傘歯車31の下面に接触する。この接触部分にはそれぞれクラ ッチのシュウ49が設けられており、接触によりクラッチがいる。また、セレク トギア47が下へ移動すると、同様に、別のクラッチのシュウ49により他方の 従動傘歯車33についてクラッチが入る。
【0009】 このようにして、電動モータ41による駆動傘歯車35の回転方向は常に一回 転方向であっても、ハンドル21による操舵力から発生する回転トルクの方向に より、セレクトギヤ47が上または下に移動し、従って右または左方向へのパワ ーアシストを行うことができる。 トルクセンサ51は、前記セレクトギア47の軸方向の移動を検出するもので ある。即ち、セレクトギア47には外周面に突起部53が形成されている。この 突起部53に隣接して、上方と下方には接触式のスイッチであるトルクセンサ5 1が設けられている。そして、セレクトギア47が移動して突起部53がスイッ チを押圧しスイッチを入れる。上方と下方のいずれのスイッチが入るかにより、 トルクの方向が検出される。または、押圧力の大きさにより抵抗値が変わる事で 、トルクの大きさを検出しても良い。
【0010】 以下、本実施例の作用について説明する。ハンドル21からの操舵力が回転ト ルクを発生させ、トーションバー29がねじれることで、スタブシャフト27と 回動軸15との間に相対的な回動が生じる。この回動により、スプライン43、 45の働きでセレクトギア47が上または下方向に移動し、この移動量がトルク の方向さらには大きさとしてトルクセンサ51に検出される。この検出によりコ ントローラ55は電動モータ41のスイッチを入れ、あるいは電動モータへの電 源(バッテリー)57からの通電量を大きくする。 電動モータ41の回転速度は減速機39により減速され、大きな力となって出 力軸37から出力される。出力軸37は傘歯車31、33、35を回転させる。 このとき、前記セレクトギア47の移動により、セレクトギア47と上または下 の傘歯車31、33はシュウ49を介してクラッチが入っており、傘歯車31ま たは33の回転が回動軸15に伝達される。 回動軸15によりピットマンアーム13が略水平面内で回動し、先端に連結さ れているリレーロッド9が右または左方向に移動する。同時にタイロッド5も右 または左方向に移動する。これによりナックルアーム3が押され、または引っ張 られ、車輪2の向きが変り、操舵がおこなわれる。
【0011】 以上説明したように、本実施例によれば、電動モータ41や減速機39を有す るアクチュエータ部19は、ステアリングリンク機構1を構成するピットマンア ーム13の後端に設けられた回動軸15に対して、設けられる。従って、このア クチュエータ部19はタイロッド5から遠く離れた位置に設けられることになる 。即ち、タイロッド5に対し、リレーロッド9およびピットマンアーム13全長 の分だけ離れて位置する。従って、電動パワーステアリング装置全体として、タ イロッド5付近の寸法を大きくしてしまうことがない。このため、従来のラック アンドピニオンタイプの電動パワーステアリング装置に比べ、車体に対する装置 の搭載性が向上できる。
【0012】 なお、以上の実施例においては操舵力が伝えられる側のピットマンアーム13 にアクチュエータ部19を設けるものであったが、他の実施例においてはピット マンアームを2つ設け、即ちアイドラアーム17をもピットマンアームとして設 け、一方のピットマンアームにはハンドル21からの操舵力を伝え、他のピット マンアームにはアクチュエータ部19からの出力を伝達するようにしても良い。 また、以上の実施例では電動モータ41の一方向の回転を、セレクトギア47 の上または下方向の移動により2方向の回転に転換し、ステアリングリンク機構 1に伝達することができるものであったが、他の実施例では電動モータ41を2 方向に回転させるものとすることができる。即ち、図2のような傘歯車31、3 3、35を用いた機構を用いず、他のトルクセンサによりトルクの大きさのみな らず方向をも検出し、この検出信号を受けたコントローラが、トルクの方向によ って電動モータへ通電する電流の正負及び/又は電流量を切り替えるようにして も良い。
【0013】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案の車両等電動パワーステアリング装置によれば、 アクチュエータ部はピットマンアームの後端近くに設けられることになるので、 タイロッドに対しリレーロッドさらにはピットマンアームを介して遠い位置に設 けられ、タイロッド付近の寸法を小さくでき、車両等への搭載性を向上できる。 また、ラックアンドピニオンタイプのステアリングギア機構ではなく、ピット マンアームを用いたステアリングリンク機構を採用することで、高価なラックア ンドピニオンを設ける必要がなく、装置のコストを低くできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係る電動パワーステアリン
グ装置の全体正面図である。
【図2】図1のII部拡大図である。
【符号の説明】
1 ステアリングリンク機構 2 車輪 3 ナックルアーム 5 タイロッド 7 タイロッドエンド 9 リレーロッド 11 タイロッドエンド 13 ピットマンアーム 15 回動軸 17 アイドラアーム 19 アクチュエータ部 21 ハンドル 23 コラムシャフト 25 中間シャフト 27 スタブシャフト 29 トーションバー 31 従動傘歯車 33 従動傘歯車 35 駆動傘歯車 37 出力軸 39 減速機 41 電動モータ 43 ヘリカルスプライン 45 ストレートスプライン 47 セレクトギア 49 シュウ 51 トルクセンサ 53 突起部 55 コントローラ 57 電源(バッテリー)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】操舵力をトルクセンサーにより検出しパワ
    ーアシストする電動モータの回転速度を減速機により減
    速し出力軸から出力するアクチュエータ部と、両車輪の
    ナックルアームに連結された両タイロッドを連結するリ
    レーロッドにピットマンアームの先端が連結され該後端
    が回動軸となって操舵力により回動が行われるステアリ
    ングリンク機構と、を備え、前記アクチュエータ部の出
    力を前記ステアリングリンク機構の回動軸に伝達する車
    両等の電動パワーステアリング装置。
JP1993055713U 1993-09-21 1993-09-21 車両等の電動パワーステアリング装置 Expired - Lifetime JP2600088Y2 (ja)

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JPH0719062U true JPH0719062U (ja) 1995-04-04
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100897272B1 (ko) * 2007-12-13 2009-05-14 현대자동차주식회사 볼 앤 너트식 스티어링 시스템
SE543719C2 (en) * 2018-11-28 2021-06-29 Sentient Ip Ab A power assisted steering system arrangement
JP2022553246A (ja) * 2019-10-16 2022-12-22 クノル-ブレムゼ ジステーメ フューア ヌッツファールツォイゲ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング 車両のための電気機械的なステアリングシステム用のステアリング伝動装置および車両のための電気機械的なステアリングシステム

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JP2600088Y2 (ja) 1999-09-27

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