JPH07187982A - 化粧品組成物の用途 - Google Patents
化粧品組成物の用途Info
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- JPH07187982A JPH07187982A JP4328818A JP32881892A JPH07187982A JP H07187982 A JPH07187982 A JP H07187982A JP 4328818 A JP4328818 A JP 4328818A JP 32881892 A JP32881892 A JP 32881892A JP H07187982 A JPH07187982 A JP H07187982A
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- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61Q—SPECIFIC USE OF COSMETICS OR SIMILAR TOILETRY PREPARATIONS
- A61Q19/00—Preparations for care of the skin
- A61Q19/08—Anti-ageing preparations
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61K—PREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
- A61K8/00—Cosmetics or similar toiletry preparations
- A61K8/18—Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition
- A61K8/30—Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing organic compounds
- A61K8/68—Sphingolipids, e.g. ceramides, cerebrosides, gangliosides
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61P—SPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
- A61P17/00—Drugs for dermatological disorders
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61Q—SPECIFIC USE OF COSMETICS OR SIMILAR TOILETRY PREPARATIONS
- A61Q17/00—Barrier preparations; Preparations brought into direct contact with the skin for affording protection against external influences, e.g. sunlight, X-rays or other harmful rays, corrosive materials, bacteria or insect stings
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- Medicines That Contain Protein Lipid Enzymes And Other Medicines (AREA)
- Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
- Acyclic And Carbocyclic Compounds In Medicinal Compositions (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 少なくとも0.001重量%の生理学的に活
性なアミド誘導体を含む化粧品組成物を皮膚に局所使用
することを包含する、柔軟性を増強するための角質層の
処置方法。 【効果】 皮膚のひび割れ及び剥離を防止/治療し、さ
らに細かいしわを伸ばす。
性なアミド誘導体を含む化粧品組成物を皮膚に局所使用
することを包含する、柔軟性を増強するための角質層の
処置方法。 【効果】 皮膚のひび割れ及び剥離を防止/治療し、さ
らに細かいしわを伸ばす。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、局所使用した場合のヒ
トの皮膚の柔軟性の改善への、生理学的に活性なアミド
誘導体の使用に関する。
トの皮膚の柔軟性の改善への、生理学的に活性なアミド
誘導体の使用に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】角質
層の細胞間脂質ラメラ内に存在するセラミドは、皮膚の
水透過性バリアの産生及び保持に重要な役割を演じると
一般に理解されている。しかしながら、角質層柔軟性に
おけるセラミドの重要性は、よく理解されていない。
層の細胞間脂質ラメラ内に存在するセラミドは、皮膚の
水透過性バリアの産生及び保持に重要な役割を演じると
一般に理解されている。しかしながら、角質層柔軟性に
おけるセラミドの重要性は、よく理解されていない。
【0003】セラミド、又はそれと密接に関連した物質
は、角質層水バリア機能を保持するためのスキンケア組
成物の成分として開示されている。特に、Kao Co
rporationは、欧州特許第0,227,994
号、欧州特許第0,282,816号、及び欧州特許第
0,398,272号に、天然セラミドと同様の特性を
かなりの程度有するが、比較的安価に製造し得るセラミ
ドの合成類似体を開示している。
は、角質層水バリア機能を保持するためのスキンケア組
成物の成分として開示されている。特に、Kao Co
rporationは、欧州特許第0,227,994
号、欧州特許第0,282,816号、及び欧州特許第
0,398,272号に、天然セラミドと同様の特性を
かなりの程度有するが、比較的安価に製造し得るセラミ
ドの合成類似体を開示している。
【0004】日本国特許出願公開第63−192703
号において、Kao Corporationは、フィ
トスフィンゴシン又はα−ヒドロキシ脂肪酸含有セラミ
ドを含めた抽出天然皮膚セラミドを含有する皮膚組成物
を開示している。皮膚中に見いだされるこの種の別の族
のセラミドが、欧州特許第0,097,050号(Un
ilever)に開示されている。これは、皮膚の水バ
リアにおけるω−(O−リノレオイル)セラミドが演じ
る重要な役割を強調している。
号において、Kao Corporationは、フィ
トスフィンゴシン又はα−ヒドロキシ脂肪酸含有セラミ
ドを含めた抽出天然皮膚セラミドを含有する皮膚組成物
を開示している。皮膚中に見いだされるこの種の別の族
のセラミドが、欧州特許第0,097,050号(Un
ilever)に開示されている。これは、皮膚の水バ
リアにおけるω−(O−リノレオイル)セラミドが演じ
る重要な役割を強調している。
【0005】
【課題を解決するための手段】ヒトの皮膚に局所的に使
用した場合に、セラミド及びその他の生理学的に活性な
アミド誘導体は角質層の脂質マトリックスをより伸張性
のあるものにし、この活性は消費者に皮膚柔軟性の改善
と認識されることを、本出願人は今回見い出した。
用した場合に、セラミド及びその他の生理学的に活性な
アミド誘導体は角質層の脂質マトリックスをより伸張性
のあるものにし、この活性は消費者に皮膚柔軟性の改善
と認識されることを、本出願人は今回見い出した。
【0006】皮膚柔軟性の改善は、低湿度条件下で、例
えば皮膚が乾燥し易い冬期に、特に重要である。これら
の条件下で皮膚柔軟性が保持されない場合は、皮膚のひ
び割れ及び剥離が生じ得る。皮膚柔軟性は皮膚の老化中
にも低減されるが、皮膚の柔軟性が増大すると細かいし
わが伸ばされ平滑になる。
えば皮膚が乾燥し易い冬期に、特に重要である。これら
の条件下で皮膚柔軟性が保持されない場合は、皮膚のひ
び割れ及び剥離が生じ得る。皮膚柔軟性は皮膚の老化中
にも低減されるが、皮膚の柔軟性が増大すると細かいし
わが伸ばされ平滑になる。
【0007】本出願人の研究により、これらのアミド誘
導体が、低湿度条件下での角質層の伸張性を改善し、そ
れにより皮膚の柔軟性を保持し得るということが今回分
かった。この最近発見されたセラミド及びその他の生理
学的に活性なアミド誘導体の特性は、したがって、皮膚
の水透過性バリアを保持するかあるいはそれに影響を及
ぼす場合のこれらの物質のいくつかのすでに報告済の特
性とはまったく異なる。
導体が、低湿度条件下での角質層の伸張性を改善し、そ
れにより皮膚の柔軟性を保持し得るということが今回分
かった。この最近発見されたセラミド及びその他の生理
学的に活性なアミド誘導体の特性は、したがって、皮膚
の水透過性バリアを保持するかあるいはそれに影響を及
ぼす場合のこれらの物質のいくつかのすでに報告済の特
性とはまったく異なる。
【0008】したがって、本発明は、アミド誘導体用の
化粧品上許容可能なビヒクルを主要な割合で含有する皮
膚に局所使用するための化粧品組成物中への、角質層柔
軟性増強剤としての組成物全体の少なくとも0.001
重量%の生理学的に活性なアミド誘導体の使用を提供す
る。
化粧品上許容可能なビヒクルを主要な割合で含有する皮
膚に局所使用するための化粧品組成物中への、角質層柔
軟性増強剤としての組成物全体の少なくとも0.001
重量%の生理学的に活性なアミド誘導体の使用を提供す
る。
【0009】生理学的に活性なアミド誘導体 生理学的に活性なアミド誘導体は、不飽和がN−アシル
部分、又は脂肪酸部分、あるいは両部分に存在する不飽
和N−アシル化脂肪酸基を特徴とする。
部分、又は脂肪酸部分、あるいは両部分に存在する不飽
和N−アシル化脂肪酸基を特徴とする。
【0010】“生理学的に活性な”という用語は、アミ
ド誘導体が角質層の脂質マトリックスの伸張性を増大し
得ることを意味する。
ド誘導体が角質層の脂質マトリックスの伸張性を増大し
得ることを意味する。
【0011】生理学的に活性なアミド誘導体は、好まし
くは構造式(1):
くは構造式(1):
【0012】
【化3】 (式中、Aは−H又は−CH2 CH2 OH;Bは
【0013】
【化4】 (ここで、R1 はC8-28アルキルであり、R2 はC8-28
アルキル、又は−CH(OH)R2 基である)であり;
Dは−H又は−CH2 OHであり;Yは−H、又は構造
式(2):
アルキル、又は−CH(OH)R2 基である)であり;
Dは−H又は−CH2 OHであり;Yは−H、又は構造
式(2):
【0014】
【化5】 (式中、Zは−OH又はエポキシ酸素であり;xは16
〜20の整数であり;yは24〜36の整数であり;及
びzは0、又は1〜4の整数である)を有するすべての
シスn−6,9−脂肪酸又はその誘導体であり;aは7
〜49の整数であり;bは10〜98の整数であり;n
は0又は1であるが、但し、任意の−OH基はホスホリ
ル化、硫酸化、又はグリコール化されることが可能であ
り、ホスホリル化基は、存在する場合は、以下の:
〜20の整数であり;yは24〜36の整数であり;及
びzは0、又は1〜4の整数である)を有するすべての
シスn−6,9−脂肪酸又はその誘導体であり;aは7
〜49の整数であり;bは10〜98の整数であり;n
は0又は1であるが、但し、任意の−OH基はホスホリ
ル化、硫酸化、又はグリコール化されることが可能であ
り、ホスホリル化基は、存在する場合は、以下の:
【0015】
【化6】 又は
【0016】
【化7】 の1つで表わされる)を有する。
【0017】構造式(1)を有する好ましいサブクラス
のアミド誘導体は、上記構造式(1)中、Aが−Hであ
り;Bが
のアミド誘導体は、上記構造式(1)中、Aが−Hであ
り;Bが
【0018】
【化8】 であり;Dが−CH2 OHである天然セラミド及びスフ
ィンゴシンである。
ィンゴシンである。
【0019】天然スフィンゴシンの特に好ましい例は、
構造式(10):
構造式(10):
【0020】
【化9】 を有するω−(O−リノレオイル)スフィンゴシンであ
る。
る。
【0021】特に好ましいサブクラスの天然セラミド
は、構造式(11):
は、構造式(11):
【0022】
【化10】 を有するω−(O−リノレオイル)セラミドである。
【0023】この特定の例は、アシル基が飽和され、構
造式(12)又は(13):
造式(12)又は(13):
【0024】
【化11】 を有するもの、あるいはアシル基が不飽和で、構造式
(14):
(14):
【0025】
【化12】 を有するものである。
【0026】構造式(1)を有するさらに好ましいサブ
クラスのアミド誘導体は、合成誘導体、例えば構造式
中、Aが(1)−CH2 CH2 OHであり;Bが
クラスのアミド誘導体は、合成誘導体、例えば構造式
中、Aが(1)−CH2 CH2 OHであり;Bが
【0027】
【化13】 であり;Dが−Hであるプソイドスフィンゴシン及びプ
ソイドセラミドである。
ソイドセラミドである。
【0028】本発明の使用に特に好ましいサブクラスの
プソイドセラミドとしては、構造式(15):
プソイドセラミドとしては、構造式(15):
【0029】
【化14】 を有するω−(O−リノレオイル)セラミドが挙げられ
る。
る。
【0030】この特定の例は、アシル基が飽和され、構
造式(16):
造式(16):
【0031】
【化15】 を有するもの、あるいはアシル基が不飽和で、構造式
(17):
(17):
【0032】
【化16】 を有するものである。
【0033】プソイドスフィンゴシンのさらに特に好ま
しい例は、構造式(18):
しい例は、構造式(18):
【0034】
【化17】 を有するN−(2−ヒドロキシ−3−ヘキサデシルオキ
シプロピル)−N−(2−ヒドロキシエチル)−リノレ
オイルアミド; 構造式(19):
シプロピル)−N−(2−ヒドロキシエチル)−リノレ
オイルアミド; 構造式(19):
【0035】
【化18】 を有するN−(2,3−ジヒドロキシオクタデシル)−
N−(2−ヒドロキシエチル)−オレオイルアミド; 構造式(20):
N−(2−ヒドロキシエチル)−オレオイルアミド; 構造式(20):
【0036】
【化19】 を有するN−(2−ヒドロキシオクタデシル)−N−
(2−ヒドロキシエチル)−2−リノレオイルアミド; 構造式(21):
(2−ヒドロキシエチル)−2−リノレオイルアミド; 構造式(21):
【0037】
【化20】 を有するN−(2−ヒドロキシオクタデシル)−N−
(2−ホスホエチル)−2−オレオイルアミド; 構造式(22):
(2−ホスホエチル)−2−オレオイルアミド; 構造式(22):
【0038】
【化21】 を有するアラキドノイルジホスホスフィンゴシンであ
る。
る。
【0039】前記の構造式は、本発明の実施に用い得る
多数の生理学的に活性なアミド誘導体の具体例であると
理解すべきである。
多数の生理学的に活性なアミド誘導体の具体例であると
理解すべきである。
【0040】さらに、アミド誘導体は、別々に又は混合
物として用い得るものと理解される。
物として用い得るものと理解される。
【0041】本発明の使用のための組成物中に存在する
生理学的に活性なアミド誘導体の量は、0.001〜1
0重量%、好ましくは0.1〜1重量%である。
生理学的に活性なアミド誘導体の量は、0.001〜1
0重量%、好ましくは0.1〜1重量%である。
【0042】化粧品上許容可能なビヒクル 本発明の使用のための組成物はさらに、組成物を皮膚及
び/又は毛髪に適用した場合にその分布を促進するよう
に、組成物中にアミド誘導体用の希釈剤、分散剤、又は
キャリアーとして作用する化粧品上許容可能なビヒクル
を含有する。
び/又は毛髪に適用した場合にその分布を促進するよう
に、組成物中にアミド誘導体用の希釈剤、分散剤、又は
キャリアーとして作用する化粧品上許容可能なビヒクル
を含有する。
【0043】水以外のビヒクルとしては、液体又は固体
の軟化剤、溶剤、湿潤剤、増粘剤、及び粉末が挙げられ
る。単独で、又は1つ又はそれ以上のビヒクルの混合物
として用い得るこれらの種類の各々の例を以下に示す。
の軟化剤、溶剤、湿潤剤、増粘剤、及び粉末が挙げられ
る。単独で、又は1つ又はそれ以上のビヒクルの混合物
として用い得るこれらの種類の各々の例を以下に示す。
【0044】軟化剤、例えばステアリルアルコール、グ
リセリルモノリシノレエート、グリセリルモノステアレ
ート、ミンク油、セチルアルコール、イソプロピルイソ
ステアレート、ステアリン酸、イソブチルパルミテー
ト、イソセチルステアレート、オレイルアルコール、イ
ソプロピルラウレート、ヘキシルラウレート、デシルオ
レエート、オクタデカン−2−オール、イソセチルアル
コール、エイコサニルアルコール、ベヘニルアルコー
ル、セチルパルミテート、ジメチルポリシロキサンのよ
うなシリコーン油、ジ−n−ブチルセバケート、イソプ
ロピルミリステート、イソプロピルパルミテート、イソ
プロピルステアレート、ブチルステアレート、ポリエチ
レングリコール、トリエチレングリコール、ラノリン、
ココアバター、コーン油、綿実油、獣脂、ラード、オリ
ーブ油、パーム核油、菜種油、紅花油、月見草油、大豆
油、ヒマワリ油、アボカド油、オリーブ油、ゴマ油、や
し油、ピーナッツ油、ヒマシ油、アセチル化ラノリンア
ルコール、石油ゼリー、鉱油、ブチルミリステート、イ
ソステアリン酸、パルミチン酸、イソプロピルリノレエ
ート、ラウリルラクテート、ミリスチルラクテート、デ
シルオレエート、ミリスチルミリステート;噴射剤、例
えば、プロパン、ブタン、イソブタン、ジメチルエーテ
ル、二酸化炭素、亜酸化窒素;溶媒、例えばエチルアル
コール、塩化メチレン、イソプロパノール、アセトン、
エチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレング
リコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールモ
ノエチルエーテル、ジメチルスルホキシド、ジメチルホ
ルムアミド、テトラヒドロフラン;粉末、例えばチョー
ク、タルク、フラー土、カオリン、でんぷん、ゴム、コ
ロイドシリカナトリウムポリアクリレート、テトラアル
キル及び/又はトリアルキルアリールアンモニウム緑粘
土、化学的修飾化珪酸アルミニウムマグネシウム、有機
的修飾化モントモリロナイト粘土、水和珪酸アルミニウ
ム、ヒュームドシリカ、カルボキシビニルポリマー、カ
ルボキシメチルセルロースナトリウム、エチレングリコ
ールモノステアレート。
リセリルモノリシノレエート、グリセリルモノステアレ
ート、ミンク油、セチルアルコール、イソプロピルイソ
ステアレート、ステアリン酸、イソブチルパルミテー
ト、イソセチルステアレート、オレイルアルコール、イ
ソプロピルラウレート、ヘキシルラウレート、デシルオ
レエート、オクタデカン−2−オール、イソセチルアル
コール、エイコサニルアルコール、ベヘニルアルコー
ル、セチルパルミテート、ジメチルポリシロキサンのよ
うなシリコーン油、ジ−n−ブチルセバケート、イソプ
ロピルミリステート、イソプロピルパルミテート、イソ
プロピルステアレート、ブチルステアレート、ポリエチ
レングリコール、トリエチレングリコール、ラノリン、
ココアバター、コーン油、綿実油、獣脂、ラード、オリ
ーブ油、パーム核油、菜種油、紅花油、月見草油、大豆
油、ヒマワリ油、アボカド油、オリーブ油、ゴマ油、や
し油、ピーナッツ油、ヒマシ油、アセチル化ラノリンア
ルコール、石油ゼリー、鉱油、ブチルミリステート、イ
ソステアリン酸、パルミチン酸、イソプロピルリノレエ
ート、ラウリルラクテート、ミリスチルラクテート、デ
シルオレエート、ミリスチルミリステート;噴射剤、例
えば、プロパン、ブタン、イソブタン、ジメチルエーテ
ル、二酸化炭素、亜酸化窒素;溶媒、例えばエチルアル
コール、塩化メチレン、イソプロパノール、アセトン、
エチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレング
リコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールモ
ノエチルエーテル、ジメチルスルホキシド、ジメチルホ
ルムアミド、テトラヒドロフラン;粉末、例えばチョー
ク、タルク、フラー土、カオリン、でんぷん、ゴム、コ
ロイドシリカナトリウムポリアクリレート、テトラアル
キル及び/又はトリアルキルアリールアンモニウム緑粘
土、化学的修飾化珪酸アルミニウムマグネシウム、有機
的修飾化モントモリロナイト粘土、水和珪酸アルミニウ
ム、ヒュームドシリカ、カルボキシビニルポリマー、カ
ルボキシメチルセルロースナトリウム、エチレングリコ
ールモノステアレート。
【0045】化粧品上許容可能なビヒクルは、通常、1
0〜99.9重量%、好ましくは50〜99重量%の乳
濁液を形成し、他の化粧品添加物の非存在下で、組成物
の残分を構成し得る。
0〜99.9重量%、好ましくは50〜99重量%の乳
濁液を形成し、他の化粧品添加物の非存在下で、組成物
の残分を構成し得る。
【0046】任意の皮膚に有益な物質及び化粧品添加剤 本発明の組成物の特に便利な形態は乳濁液であって、こ
の場合、油又は油状物質は、一般に乳化剤と一緒に存在
して、用いられる乳化剤の平均親水性−親油性バランス
(HLB)に大いに依存して、油中水型乳濁液又は水中
油型乳濁液を提供する。
の場合、油又は油状物質は、一般に乳化剤と一緒に存在
して、用いられる乳化剤の平均親水性−親油性バランス
(HLB)に大いに依存して、油中水型乳濁液又は水中
油型乳濁液を提供する。
【0047】油又は油状物質 本発明の組成物は、1つ又はそれ以上の油、あるいは油
の特性を有する他の物質を任意に含有する。
の特性を有する他の物質を任意に含有する。
【0048】好適な油の例としては、鉱油及び植物油、
並びに軟化剤として本明細書に既述されたもののような
油物質が挙げられる。他の油又は油状物質としては、揮
発性及び不揮発性のシリコーン油、例えばポリジメチル
シロキサンが挙げられる。
並びに軟化剤として本明細書に既述されたもののような
油物質が挙げられる。他の油又は油状物質としては、揮
発性及び不揮発性のシリコーン油、例えばポリジメチル
シロキサンが挙げられる。
【0049】油又は油状物質は、乳濁液を形成するため
に存在する場合、一般に、組成物の90容量%まで、好
ましくは10〜80容量%を構成する。
に存在する場合、一般に、組成物の90容量%まで、好
ましくは10〜80容量%を構成する。
【0050】乳化剤 本発明の組成物は、1つ又はそれ以上の乳化剤を任意に
含有し得るが、この選択が一般に、油中水型乳濁液が形
成されるか又は水中油型乳濁液が形成されるかを決定す
る。
含有し得るが、この選択が一般に、油中水型乳濁液が形
成されるか又は水中油型乳濁液が形成されるかを決定す
る。
【0051】油中水型乳濁液が必要な場合は、選択され
る単数又は複数の乳化剤は一般に、1〜6の平均HLB
値を有する必要がある。水中油型乳濁液が必要な場合
は、選択される単数又は複数の乳化剤は、>6の平均H
LB値を有する必要がある。
る単数又は複数の乳化剤は一般に、1〜6の平均HLB
値を有する必要がある。水中油型乳濁液が必要な場合
は、選択される単数又は複数の乳化剤は、>6の平均H
LB値を有する必要がある。
【0052】本発明の組成物中に配合される乳化剤又は
その混合物の量は、適切な場合、組成物の1〜50重量
%、好ましくは2〜20重量%、最も好ましくは2〜1
0重量%である。
その混合物の量は、適切な場合、組成物の1〜50重量
%、好ましくは2〜20重量%、最も好ましくは2〜1
0重量%である。
【0053】水 本発明の組成物は、通常98容量%まで、好ましくは5
〜80容量%の水を含有してもよい。
〜80容量%の水を含有してもよい。
【0054】シリコーン界面活性剤 本発明の組成物は、他の乳化剤の代わりに、又はそれに
加えて、乳化剤としても作用し得る高分子シリコーン界
面活性剤を任意に含有してもよい。
加えて、乳化剤としても作用し得る高分子シリコーン界
面活性剤を任意に含有してもよい。
【0055】シリコーン界面活性剤は、通常、ポリオキ
シエチレン及び/又はポリオキシプロピレン側鎖を有
し、10,000〜50,000の分子量を有する、ジ
メチルポリシロキサンの高分子量ポリマーである。
シエチレン及び/又はポリオキシプロピレン側鎖を有
し、10,000〜50,000の分子量を有する、ジ
メチルポリシロキサンの高分子量ポリマーである。
【0056】ジメチルポリシロキサンポリマーは、存在
する場合、揮発性シロキサン中の分散物として付与され
るのが便利であり、その分散物は例えば1〜20容量%
のポリマー及び80〜99容量%の揮発性シロキサンを
含有する。理想的には、分散物は、揮発性シロキサン中
に分散される10容量%のポリマーから成る。
する場合、揮発性シロキサン中の分散物として付与され
るのが便利であり、その分散物は例えば1〜20容量%
のポリマー及び80〜99容量%の揮発性シロキサンを
含有する。理想的には、分散物は、揮発性シロキサン中
に分散される10容量%のポリマーから成る。
【0057】ポリシロキサンポリマーを分散し得る揮発
性シロキサンの例としては、ポリジメチルシロキサン
(五量体及び/又は六量体)が挙げられる。
性シロキサンの例としては、ポリジメチルシロキサン
(五量体及び/又は六量体)が挙げられる。
【0058】特に好ましいシリコーン界面活性剤は、シ
クロメチコン及びジメチコンコポリオール、例えばDO
W CORNINGから入手可能なDC 3225C
Formulation Aidである。別のものとし
ては、ラウリルメチコンコポリオール、例えばDC Q
2−5200(DOW CORNING)がある。
クロメチコン及びジメチコンコポリオール、例えばDO
W CORNINGから入手可能なDC 3225C
Formulation Aidである。別のものとし
ては、ラウリルメチコンコポリオール、例えばDC Q
2−5200(DOW CORNING)がある。
【0059】シリコーン界面活性剤の量は、組成物中に
存在する場合は、一般に乳濁液の25重量%まで、好ま
しくは0.5〜15重量%である。
存在する場合は、一般に乳濁液の25重量%まで、好ま
しくは0.5〜15重量%である。
【0060】その他の化粧品添加剤 任意に用い得る慣用的添加剤の例としては、防腐剤、例
えばパラ−ヒドロキシ安息香酸エステル;酸化防止剤、
例えばブチルヒドロキシトルエン;湿潤剤、例えばグリ
セロール、ソルビトール、2−ピロリドン−5−カルボ
キシレート、ジブチルフタレート、ゼラチン、ポリエチ
レングリコール、好ましくはPEG 200〜600;
緩衝剤、例えばトリエタノールアミン又は水酸化ナトリ
ウムのような塩基と一緒に用いる乳酸;界面活性剤、例
えばグリセロールエーテル、及び合成、動物又は植物起
源のその他のセラミド;リン脂質;蝋、例えば蜜蝋、オ
ゾケライト蝋、パラフィン蝋、アロエ、ヤグルマギク、
アメリカマンサク、ニワトコ、キュウリ等の植物の抽出
物;増粘剤;活性増強剤;着色剤;香料;並びに日よけ
物質、例えば微細二酸化チタン、及び有機日よけ剤、例
えばp−アミノ安息香酸及びそのエステル、エチルヘキ
シルp−メトキシシンナメート、2−エトキシエチルp
−メトキシシンナメート、及びブチルメトキシジベンゾ
イルメタン、並びにその混合物が挙げられる。
えばパラ−ヒドロキシ安息香酸エステル;酸化防止剤、
例えばブチルヒドロキシトルエン;湿潤剤、例えばグリ
セロール、ソルビトール、2−ピロリドン−5−カルボ
キシレート、ジブチルフタレート、ゼラチン、ポリエチ
レングリコール、好ましくはPEG 200〜600;
緩衝剤、例えばトリエタノールアミン又は水酸化ナトリ
ウムのような塩基と一緒に用いる乳酸;界面活性剤、例
えばグリセロールエーテル、及び合成、動物又は植物起
源のその他のセラミド;リン脂質;蝋、例えば蜜蝋、オ
ゾケライト蝋、パラフィン蝋、アロエ、ヤグルマギク、
アメリカマンサク、ニワトコ、キュウリ等の植物の抽出
物;増粘剤;活性増強剤;着色剤;香料;並びに日よけ
物質、例えば微細二酸化チタン、及び有機日よけ剤、例
えばp−アミノ安息香酸及びそのエステル、エチルヘキ
シルp−メトキシシンナメート、2−エトキシエチルp
−メトキシシンナメート、及びブチルメトキシジベンゾ
イルメタン、並びにその混合物が挙げられる。
【0061】さらに好ましい組成物においては、アミド
誘導体又はその混合物を、コレステロール、コレステロ
ール脂肪酸、脂肪酸、トリグリセリド、セレブロシド、
リン脂質、及び当業者に公知の他の成分と混合して、リ
ポソーム分散物を生成する。
誘導体又はその混合物を、コレステロール、コレステロ
ール脂肪酸、脂肪酸、トリグリセリド、セレブロシド、
リン脂質、及び当業者に公知の他の成分と混合して、リ
ポソーム分散物を生成する。
【0062】さらに別の好ましい組成物においては、ア
ミド誘導体又はその混合物を、スクアレン又はスクアラ
ンに溶解し、揮発性及び不揮発性シリコーンと配合し
て、無水又はほとんど無水の単一相系を生成する。
ミド誘導体又はその混合物を、スクアレン又はスクアラ
ンに溶解し、揮発性及び不揮発性シリコーンと配合し
て、無水又はほとんど無水の単一相系を生成する。
【0063】化粧品添加剤は、組成物の残分を構成し得
る。
る。
【0064】本組成物の用途 本発明の組成物は、主として、角質層の脂質マトリック
スをより伸張させ、該マトリックスを可塑化するため
に、ヒトの皮膚に局所使用することを意図する。それに
より、皮膚の柔軟性(flexibility)は増強
される。柔軟性のこのような増強は、皮膚の乾燥及び細
かいしわのような皮膚の老化作用の処置に特に重要であ
る。
スをより伸張させ、該マトリックスを可塑化するため
に、ヒトの皮膚に局所使用することを意図する。それに
より、皮膚の柔軟性(flexibility)は増強
される。柔軟性のこのような増強は、皮膚の乾燥及び細
かいしわのような皮膚の老化作用の処置に特に重要であ
る。
【0065】使用に際しては、少量の、例えば1〜5g
の組成物を処置を要する皮膚の領域に塗布し、擦り込
む。
の組成物を処置を要する皮膚の領域に塗布し、擦り込
む。
【0066】処置方法 本発明はさらに、組成物全体の少なくとも0.001重
量%の生理学的に活性なアミド誘導体を皮膚に局所使用
することを包含する柔軟性を増強するための角質層の処
置方法を提供する。但し、上記組成物は他にアミド誘導
体用の化粧品上許容可能なビヒクルを主要な割合で含有
する。
量%の生理学的に活性なアミド誘導体を皮膚に局所使用
することを包含する柔軟性を増強するための角質層の処
置方法を提供する。但し、上記組成物は他にアミド誘導
体用の化粧品上許容可能なビヒクルを主要な割合で含有
する。
【0067】製品形態及び包装 本発明の組成物は、4,000〜10,000mPas
の粘度を有するローションとして、10,000〜2
0,000mPasの粘度を有する液状クリームとし
て、20,000〜100,000mPas又はそれ以
上の粘度を有するクリームとして処方し得る。本組成物
は、その粘度及び消費者の意図する用途に合わせて、好
適な容器に包装し得る。
の粘度を有するローションとして、10,000〜2
0,000mPasの粘度を有する液状クリームとし
て、20,000〜100,000mPas又はそれ以
上の粘度を有するクリームとして処方し得る。本組成物
は、その粘度及び消費者の意図する用途に合わせて、好
適な容器に包装し得る。
【0068】例えば、ローション又は液状クリームは、
瓶、あるいはロール−ボールアプリケーター又は噴射式
噴霧器、あるいは指で操作するのに適したポンプを装備
した容器中に包装される。組成物がクリームである場
合、非変形性瓶又は絞り出し容器、例えばチューブ又は
蓋付瓶に簡単に入れ得る。
瓶、あるいはロール−ボールアプリケーター又は噴射式
噴霧器、あるいは指で操作するのに適したポンプを装備
した容器中に包装される。組成物がクリームである場
合、非変形性瓶又は絞り出し容器、例えばチューブ又は
蓋付瓶に簡単に入れ得る。
【0069】したがって本発明は、本明細書に記載され
ているような化粧品上許容可能な組成物を含入する密閉
容器も提供する。
ているような化粧品上許容可能な組成物を含入する密閉
容器も提供する。
【0070】角質層伸張性のin vitro測定 皮膚に局所使用後の本組成物の効果は、以下の手順に従
って、ブタの皮膚及び伸び計(extensomete
r)を用いてin vitro測定することにより定量
し得る。
って、ブタの皮膚及び伸び計(extensomete
r)を用いてin vitro測定することにより定量
し得る。
【0071】1.ブタ表皮からの角質層の調製 この評価のためにブタ皮膚を選択し、これを先ず水性エ
タノール−クロロヘキシジン溶液(15:75:10,
ヒビタン(Hibitane);ICI Pharma
ceuticals)で汚れを落とした。毛を刈り、そ
の後市販のチオグリコレートクリーム(Immac:W
hitehall Laboratories)で脱毛
して体毛を除去し、Davies電気皮膚採取器を用い
て厚さ0.4mmの皮膚の薄片を取り出した。真皮側を
下に付けた皮膚片を、37℃で、pH7.4で、トリプ
シン(0.25g% Flow Laboratori
es)及び137mM NaCl;2.68mM KC
l;8.1mM NaHPO4 ;1.47mM KH2
PO4 を含有するリン酸塩緩衝食塩水(PBS)の溶液
中でインキュベートして角質層を単離した。鉗子を用い
て表皮から真皮を分離し、表皮を新鮮なトリプシン−P
BS溶液で、4℃で一夜インキュベートした。翌日、酵
素溶液を数回取り換え、その後角質層を超音波処理(L
ucas Dawe Ultrasonics;bat
h sonicleaner)で洗浄して、PBSを3
回取り換えてトリプシン及び残留細胞を除去した。次
に、0.02%アジ化ナトリウムを含有する蒸留水で角
質を洗浄し(細菌増殖を阻止するため)、その後フルオ
ロカーボンフィルター(Spectra−mesh;1
49μメッシュ)上に浮動(floating)させ
た。周囲温度及び湿度で乾燥後、角質のシートを1×
2.5cmの長方形片に切断した。角質片をプラスチッ
クテープ(Flowテープ;Flow Laborat
ories)で両端に固定し、各タブの中心に6ミリの
孔を開けた。この全工程中、その後の実験においてのみ
それらの外表面上で試料が処理されるように角質層の配
向を保持した。試料は、必要になるまで、周囲湿度及び
温度でぺトリ皿中に保存した。
タノール−クロロヘキシジン溶液(15:75:10,
ヒビタン(Hibitane);ICI Pharma
ceuticals)で汚れを落とした。毛を刈り、そ
の後市販のチオグリコレートクリーム(Immac:W
hitehall Laboratories)で脱毛
して体毛を除去し、Davies電気皮膚採取器を用い
て厚さ0.4mmの皮膚の薄片を取り出した。真皮側を
下に付けた皮膚片を、37℃で、pH7.4で、トリプ
シン(0.25g% Flow Laboratori
es)及び137mM NaCl;2.68mM KC
l;8.1mM NaHPO4 ;1.47mM KH2
PO4 を含有するリン酸塩緩衝食塩水(PBS)の溶液
中でインキュベートして角質層を単離した。鉗子を用い
て表皮から真皮を分離し、表皮を新鮮なトリプシン−P
BS溶液で、4℃で一夜インキュベートした。翌日、酵
素溶液を数回取り換え、その後角質層を超音波処理(L
ucas Dawe Ultrasonics;bat
h sonicleaner)で洗浄して、PBSを3
回取り換えてトリプシン及び残留細胞を除去した。次
に、0.02%アジ化ナトリウムを含有する蒸留水で角
質を洗浄し(細菌増殖を阻止するため)、その後フルオ
ロカーボンフィルター(Spectra−mesh;1
49μメッシュ)上に浮動(floating)させ
た。周囲温度及び湿度で乾燥後、角質のシートを1×
2.5cmの長方形片に切断した。角質片をプラスチッ
クテープ(Flowテープ;Flow Laborat
ories)で両端に固定し、各タブの中心に6ミリの
孔を開けた。この全工程中、その後の実験においてのみ
それらの外表面上で試料が処理されるように角質層の配
向を保持した。試料は、必要になるまで、周囲湿度及び
温度でぺトリ皿中に保存した。
【0072】2.試料処理 硝酸マグネシウムの飽和溶液を入れた湿潤室中のフック
から吊り下げて、角質試料を44%相対湿度に予備平衡
させた。
から吊り下げて、角質試料を44%相対湿度に予備平衡
させた。
【0073】角質伸張性に及ぼす本発明の組成物又は対
照試料の効果を調べるために、試料(10μl又は50
μl)を角質外表面に塗布し、手袋をはめた指で20回
なでて擦り込んだ。
照試料の効果を調べるために、試料(10μl又は50
μl)を角質外表面に塗布し、手袋をはめた指で20回
なでて擦り込んだ。
【0074】3.in vitro伸張性(exten
sivility) 試料適用及び44%相対湿度への平衡の前後に、直線伸
び計(Rheometer;Diastron Lt
d)を用いて、20mm/分で、試料をそれらの元の長
さの2%伸張した。力/伸張グラフをコンピューター処
理し、測定値は、処置前後のそれらの勾配の伸張率とし
て報告される。したがって、1より大きい比率は、角質
伸張性の増大を示す。
sivility) 試料適用及び44%相対湿度への平衡の前後に、直線伸
び計(Rheometer;Diastron Lt
d)を用いて、20mm/分で、試料をそれらの元の長
さの2%伸張した。力/伸張グラフをコンピューター処
理し、測定値は、処置前後のそれらの勾配の伸張率とし
て報告される。したがって、1より大きい比率は、角質
伸張性の増大を示す。
【0075】角質湿潤室制御の他に、全装置を湿度及び
温度制御室内に収容した。
温度制御室内に収容した。
【0076】4.統計学的分析 結果は、平均±標準偏差として報告される。スチューデ
ントtテストを用いて、平均値を比較した。危険率(s
ignificance)は5%レベルに設定した。
ントtテストを用いて、平均値を比較した。危険率(s
ignificance)は5%レベルに設定した。
【0077】5.実験計画 ブタ皮膚角質層の伸張性を、本明細書に記載されている
ような、構造式(12)を有するω−(O−リノレオイ
ル)セラミドで処置後に測定した。
ような、構造式(12)を有するω−(O−リノレオイ
ル)セラミドで処置後に測定した。
【0078】比較として、リノレオイル部分を切断する
ための加水分解後の同一セラミドを含有する試料と、リ
ノレオエートのみを含有する別の試料とを角質層に適用
し、伸張性測定を同一方法で実施した。
ための加水分解後の同一セラミドを含有する試料と、リ
ノレオエートのみを含有する別の試料とを角質層に適用
し、伸張性測定を同一方法で実施した。
【0079】各試料の適用レベルは、各々の場合におい
て、4μl/cm2 (25ng)であった。
て、4μl/cm2 (25ng)であった。
【0080】6.結果 伸張率は、以下の通りであった。
【0081】
【表1】試料 伸張率 構造式(12)のセラミド 2.11±0.45 加水分解した構造式(12)のセラミド 1.44±0.20 リノレオエート 1.29±0.16 7.結論 上記の結果から、構造式(12)のセラミドで処理した
角質層の伸張率は、加水分解した構造式(12)のセラ
ミド[本質的なリノレエート及び飽和アシルスフィンゴ
シンから成る]、又はリノレエートそれ自体で処理した
ものより有意に大きいと結論し得る。これは、不飽和N
−アシル部分又は不飽和脂肪酸部分を有する無傷の生理
学的に活性なアミド誘導体の重要性を裏づけるものであ
り、この活性、即ち優れた角質層伸張性を誘導する能力
は、アミド誘導体から不飽和脂肪酸部分を切断すること
により非常に低減される。
角質層の伸張率は、加水分解した構造式(12)のセラ
ミド[本質的なリノレエート及び飽和アシルスフィンゴ
シンから成る]、又はリノレエートそれ自体で処理した
ものより有意に大きいと結論し得る。これは、不飽和N
−アシル部分又は不飽和脂肪酸部分を有する無傷の生理
学的に活性なアミド誘導体の重要性を裏づけるものであ
り、この活性、即ち優れた角質層伸張性を誘導する能力
は、アミド誘導体から不飽和脂肪酸部分を切断すること
により非常に低減される。
【0082】
【実施例】以下の実施例により、本発明をさらに説明す
る。
る。
【0083】実施例1 本実施例は、本発明の高内相(high intern
al phase)油中水型乳濁液を説明する。
al phase)油中水型乳濁液を説明する。
【0084】以下の処方物を有する高内相油中水型乳濁
液を調製した。
液を調製した。
【0085】
【表2】 重量% 十分に水素添加したやし油 3.9 構造式(10)を有するスフィンゴシン 0.1 Brij 92* 5 Bentone 38 0.5 防腐剤 0.3 MgSO4 7H2 O 0.3 ブチル化ヒドロキシトルエン 0.01 香料 適量 水 全量を100とする量* Brij 92はポリオキシエチレン(2)オレイル
エーテルである。
エーテルである。
【0086】実施例2 本実施例はさらに本発明の高内相油中水型乳濁液を説明
するが、この場合、以下の変更を加えて、実施例1の処
方物を調製した: i.十分に水素添加したやし油の代わりに液体パラフィ
ン、及び ii.構造式(10)を有するスフィンゴシンの代わり
に構造式(12)を有するセラミド。
するが、この場合、以下の変更を加えて、実施例1の処
方物を調製した: i.十分に水素添加したやし油の代わりに液体パラフィ
ン、及び ii.構造式(10)を有するスフィンゴシンの代わり
に構造式(12)を有するセラミド。
【0087】実施例3 本実施例はさらに本発明の高内相油中水型乳濁液を説明
するが、この場合、以下の変更を加えて、実施例1の処
方物を調製した:構造式(13)を有するセラミドを、
構造式(10)を有するスフィンゴシンの代わりに用い
た。
するが、この場合、以下の変更を加えて、実施例1の処
方物を調製した:構造式(13)を有するセラミドを、
構造式(10)を有するスフィンゴシンの代わりに用い
た。
【0088】実施例4 本実施例は、本発明のエステルを含有する水中油型クリ
ームを説明する。
ームを説明する。
【0089】以下の処方物を有する水中油型クリームを
調製した:
調製した:
【0090】
【表3】 重量% 鉱油 4 構造式(14)を有するセラミド 0.1 Brij 56* 4 Alfol 16RD* 4 トリエタノールアミン 0.75 ブタン−1,3−ジオール 3 キサンタンゴム 0.3 防腐剤 0.4 香料 適量 ブチル化ヒドロキシトルエン 0.01 水 全量を100とする量* Brij 56はセチルアルコール POE(10)
である。
である。
【0091】*Alfol 16RDはセチルアルコー
ルである。
ルである。
【0092】実施例5 本実施例はさらに本発明のエステルを含有する水中油型
乳濁液を説明するが、この場合、以下の変更を加えて、
実施例4の処方物を調製した:本明細書に記載されてい
るような構造式(16)を有するプソイドセラミドを、
構造式(14)を有するセラミドの代わりに用いた。
乳濁液を説明するが、この場合、以下の変更を加えて、
実施例4の処方物を調製した:本明細書に記載されてい
るような構造式(16)を有するプソイドセラミドを、
構造式(14)を有するセラミドの代わりに用いた。
【0093】実施例6 本実施例はさらに本発明のエステルを含有する水中油型
乳濁液を説明するが、この場合、以下の変更を加えて、
実施例4の処方物を調製した:本明細書に記載されてい
るような構造式(17)を有するプソイドセラミドを、
構造式(14)を有するセラミドの代わりに用いた。
乳濁液を説明するが、この場合、以下の変更を加えて、
実施例4の処方物を調製した:本明細書に記載されてい
るような構造式(17)を有するプソイドセラミドを、
構造式(14)を有するセラミドの代わりに用いた。
【0094】実施例7 本実施例は、本発明のアミドを含有するアルコール性ロ
ーションを説明する。ローションは以下の処方物を有し
た:
ーションを説明する。ローションは以下の処方物を有し
た:
【0095】
【表4】 重量% 構造式(18)を有するプソイドスフィンゴシン 0.2 エタノール 40 香料 適量 ブチル化ヒドロキシトルエン 0.01 水 全量を100とする量実施例8 本実施例は、本発明のアミドを含有するアルコール性ロ
ーションを説明する。
ーションを説明する。
【0096】ローションは以下の処方物を有した:
【0097】
【表5】 重量% 構造式(19)を有するプソイドスフィンゴシン 0.2 ジメチルスルホキシド 10 エタノール 40 酸化防止剤 0.1 香料 適量 水 全量を100とする量実施例9及び10 本発明の以下の組成物は、乾燥肌の処置に用い得るロー
ションを示す:
ションを示す:
【0098】
【表6】 重量% 9 10 構造式(20)を有するプソイドスフィンゴシン 1.5 − 構造式(21)を有するプソイドスフィンゴシン − 0.5 香料 0.1 0.1 ヒドロキシエチルセルロース 0.4 0.4 無水エタノール 25 25 p−メチルベンゾエート 0.2 0.2 滅菌脱イオン水 全量を100とする量実施例11及び12 本発明の以下の組成物は、乾燥肌の処置に用い得るロー
ションを示す:
ションを示す:
【0099】
【表7】 重量% 11 12 構造式(22)を有するプソイドスフィンゴシン 0.08 − 構造式(10)を有するスフィンゴシン − 0.15 エタノール 10 10 香料 0.5 0.5 蒸留水 全量を100とする量実施例13 本実施例は、本発明の高内相油中水型乳濁液を説明す
る。
る。
【0100】以下の処方物を有する高内相油中水型乳濁
液を調製した:
液を調製した:
【0101】
【表8】 重量% 十分に水素添加したやし油 3.9 構造式(12)を有するセラミド 0.1 Brij 92* 5 Bentone 38 0.5 防腐剤 0.3 MgSO4 7H2 O 0.3 ブチル化ヒドロキシトルエン 0.01 香料 適量 水 全量を100とする量* Brij 92はポリオキシエチレン(2)オレイル
エーテルである。
エーテルである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A61K 7/00 W 31/685 31/715 38/00 // A61K 31/16 ADA 9454−4C
Claims (6)
- 【請求項1】 組成物全体の少なくとも0.001重量
%の生理学的に活性なアミド誘導体を皮膚に局所使用す
ることを包含する、但し該組成物は他に該アミド誘導体
用の化粧品上許容可能なビヒクルを主要な割合で含有す
る、柔軟性を増強するための角質層の処置方法。 - 【請求項2】 生理学的に活性なアミド誘導体が、本明
細書中に定義される構造(1)を有する請求項1記載の
方法。 - 【請求項3】 生理学的に活性なアミド誘導体が、本明
細書中に定義される構造(1)(式中、Aは−Hであ
り;Bは 【化1】 であり;Dは−CH2 OHである)を有する天然セラミ
ド又はスフィンゴシンである請求項1記載の方法。 - 【請求項4】 生理学的に活性なアミド誘導体が、本明
細書中に定義される構造(1)(式中、Aは−CH2 C
H2 OHであり;Bは 【化2】 であり;Dは−Hである)を有するプソイドスフィンゴ
シン及びプソイドセラミドから選択される請求項1記載
の方法。 - 【請求項5】 組成物中の生理学的に活性なアミド誘導
体の量が0.001〜10重量%である請求項1記載の
方法。 - 【請求項6】 細かい皺を除去するための請求項1記載
の方法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
GB9124360.0 | 1991-11-15 | ||
GB919124360A GB9124360D0 (en) | 1991-11-15 | 1991-11-15 | Cosmetic compositions |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07187982A true JPH07187982A (ja) | 1995-07-25 |
Family
ID=10704733
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4328818A Pending JPH07187982A (ja) | 1991-11-15 | 1992-11-13 | 化粧品組成物の用途 |
Country Status (5)
Country | Link |
---|---|
EP (1) | EP0542549A1 (ja) |
JP (1) | JPH07187982A (ja) |
AU (1) | AU2831892A (ja) |
CA (1) | CA2082693A1 (ja) |
GB (1) | GB9124360D0 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1996016635A1 (en) * | 1994-11-28 | 1996-06-06 | Gist-Brocades B.V. | Topical application of ceramides |
US5753707A (en) * | 1995-09-07 | 1998-05-19 | Kao Corporation | Amide derivatives and their use in cosmetic composition |
FR2767056A1 (fr) * | 1997-08-07 | 1999-02-12 | Oreal | Utilisation d'un 2-amino-alcane polyol en tant qu'agent destine a traiter les signes du vieillissement cutane |
FR2834985B1 (fr) * | 2002-01-22 | 2005-06-03 | Oreal | Nouveaux ceramides, compositions les contenant et leur utilisation cosmetique ou dermatologique |
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