JPH0718665Y2 - ロール巻端テープ貼り装置 - Google Patents

ロール巻端テープ貼り装置

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JPH0718665Y2
JPH0718665Y2 JP1988113493U JP11349388U JPH0718665Y2 JP H0718665 Y2 JPH0718665 Y2 JP H0718665Y2 JP 1988113493 U JP1988113493 U JP 1988113493U JP 11349388 U JP11349388 U JP 11349388U JP H0718665 Y2 JPH0718665 Y2 JP H0718665Y2
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JP
Japan
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paper
roll
tape
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JP1988113493U
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JPH0234553U (ja
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孝義 森竹
晃 貞本
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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  • Replacement Of Web Rolls (AREA)
  • Controlling Rewinding, Feeding, Winding, Or Abnormalities Of Webs (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、製紙工場等で一般に行われているウェブ巻取
作業の一つの工程であるウェブ巻取りロールの紙端に粘
着テープを貼る際に用いるウェブ巻取りロールの紙端検
知とそのテープ貼り装置に関する。
〔従来の技術〕
紙製工場で一般に用いられているウェブ巻取装置(以
下、ワインダと記す。)での巻取りロールの紙端自動テ
ープ貼り作業について第4図により概略を説明すると、
まず、ワインダの巻取りドラム15,16上で形成された巻
取りロール01は、ダンプバー17による蹴出時にダンプバ
ー17の中から突出するところの紙切りナイフ18によって
ロール軸方向に一直線状に紙08を切断された後、巻取り
ドラム16上より転出し、通常2本のロール19,20より構
成されるロール回転装置12へ転入する。このロール回転
装置12上において、紙の切断個所02(本考案で述べると
ころの巻端であり、ここでは紙ウェブをもとに説明を行
うので以下紙端という。)の処理、すなわち、後工程で
の巻取りロール01の取扱いに支障とならないように、紙
端02を巻取りロール01へ貼り付けること、が行われる。
この紙端02の貼り付けは、通常、粘着テープを用いて行
われるが、特願昭58−231874において出願した自動化方
法に基づいて実用化されているところの、自動テープ貼
装置について概説すると、巻取りロール01がロール回転
装置12へ転入する前に所定の位置21に待機していたとこ
ろの、巻取りロール01の全幅にわたるクロスビーム09
が、巻取りロール01転入後、下降し、図示(実線)の如
く巻取りロール01を時計の12時に相当する位置14におい
てテープ押さえ22で押さえる。このテープ押さえ22と巻
取りロール01の間には、予め粘着テープ23が、その粘着
面が巻取りロール01側となるように、挿入されているの
で、テープ押さえ22をある圧力で巻取りロール01に押し
つけながら、クロスビーム09に支持されたテープ貼りユ
ニット11を巻取りロール01の全幅にわたって走行させる
ことにより、巻取りロール01の全幅、即ち、紙の全幅に
粘着テープを貼り付けることができる。
上記の如きテープ貼りに際しては、まず、巻取りロール
01の位置14に、テープ貼りを行うべき紙端02を到来させ
るべく、巻取りロール01を矢印13方向へ回転させるとい
う工程が必要であり、この巻取りロール01の回転量は紙
端02位置により決定されるので、紙端02の位置を、目視
によらずに認識することが自動化のひとつの決め手とな
る。
この紙端02の位置の検知手段として、特願昭58−231874
で提案された方法、すなわち、予め巻取りロール01上で
の紙切断時に、紙端02近傍に塗装用スプレーガン24等で
マーク25をつけ、このマーク25をロール回転装置上に備
えた市販の光電スイッチ等の検知器26で検知する手段、
および、これよりも安価で清潔な装置を達成するため
に、第5図に示す如く、巻取りロール01を矢印13方向へ
回転させながら、空気噴射器27より噴出するエアゼット
28を巻取りロール01の表面に当てることにより、紙端02
が、この空気噴射器27下を通過した際に紙08を浮き上が
らせ、空気噴射器27近傍に設けた市販の光電式センサ04
等によりこの浮き上がった紙端02を検知する手段等が知
られている。
〔考案が解決しようとする課題〕
上記従来の紙端検知技術には解決すべき次の課題があっ
た。
(1)第4図に示す手段では塗装用スプレーガンを用い
るため紙08や機械本体を汚す恐れがある。
(2)第5図に示す手段では紙の坪量や紙の剛性が変化
した場合に紙端の浮き上がり量が不十分になってしま
う、あるいはこの不十分を解決するためにエア流量ある
いはエア圧力を増加させると紙08がセンサ04の下で上下
方向即ち、矢印29の方向にばたつき、誤検知をもたら
す、等の不具合がある。これに伴い貼着の完全自動化に
も限界があった。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は上記課題を解決手段としてウェブ巻取りロール
の上方にあって同ウェブ巻取りロールの最外層の紙を予
め吸引可能に設けられた吸着器と、同吸着器がウェブ巻
取りロールの最外層の紙を吸引した状態でウェブ巻取り
ロールをそのロール軸回りに回転させる回転手段と、同
回転手段によって回転されるウェブ巻取りロールの最外
層の巻端が上記吸着器の近傍の所定の位置に到来したこ
とを検知する検知手段と、同検知手段が検知した紙の巻
端を紙端の幅方向に走行して紙の全幅に亘って直線状に
テープ貼りするテープ貼りユニットとを具備してなるこ
とを特徴とするロール巻端テープ貼り装置を提供しよう
とするものである。
〔作用〕
本考案は上記のように構成されるので次の作用を有す
る。即ち、吸着器が紙を吸引した状態でウェブ巻取りロ
ールを回わすと巻端(紙端)が常に定位置に到来する。
それを検知手段により監視すれば常に定位置に到来した
紙端を狭いテープ幅の中央に収める精度で捉えることが
できるので、その位置に粘着テープを貼るテープ貼りユ
ニットを設定しておけば紙端粘着テープ貼着の自動化が
果たせる。
また、テープ貼りユニットは紙端の幅方向に走行して紙
の全幅に亘って直線状にテープ貼りするため、テープは
逐次無段的に貼られてゆき、気泡が介在する機会がな
く、かつ、貼着ムラが生じないので紙端に貼着の強弱や
不連続部が生じず、かつ直線状のため、テープおよび紙
に局部的なしわや歪,剥がれが発生しにくい。
また、応力ムラが生じないので経時的な剥がれ、シワ,
歪(円形凹凸)等が生じない。
〔実施例〕
本考案の一実施例について第1図ないし第3図により説
明する。
なお、第4,第5図と同一部品には同符号を付し、必要な
場合以外は説明を省略する。これらの図において、03は
空気吸込式の吸着器で後述の通り紙08を吸着するために
用いる。04は光電スイッチよりなる紙端検知センサで検
出位置05上の検出範囲06内に存在する物体たとえば紙端
02を検知することが可能に構成されている。07は巻取り
ロール最外層の紙08持ち上がり防止用の押え板、09は巻
取取りロール01幅方向(ロール軸方向)にわたるクロス
ビーム、10はクロスビーム09へ本実施例の装置を取付け
るためのブラケットである。この外、クロスビーム09に
は第4図で示したテープ貼りユニット11が設けられてお
り、紙端02を検知把握した後はテープ貼りユニット11が
従来例と同要領でその紙端02の部位に粘着テープを貼る
よう構成されている。
次に本実施例の作用について説明する。
巻取りロール01がロール回転装置12へ転入した後にクロ
スビーム09が下降し、第1図に示すように吸着器03、紙
端検知センサ04及び押え板07も共に下降して巻取りロー
ル01の直上に位置する関係となる。次に巻取りロール01
をロール回転装置12により矢印13方向へ回転させなが
ら、吸着器03により巻取りロール01の最外層の紙08を吸
着する。このとき、紙端02が、押え板07の下を通過する
までは、紙端検知センサ04の検出位置における巻取りロ
ール01の最外層の紙08は、第1図に示すように紙端検知
センサ04の検出範囲06の外にある。したがって、この時
点で、紙端検知センサ04が検出信号を出すことは絶対に
無いので誤検知が防げる。さらに巻取りロール01が矢印
13方向への回転を続け、紙端02が押え板07の下を通過し
たところで、第2図に示すように紙端02は吸着器03に吸
引されて上昇し、巻取りロール01の最外層の紙08が紙端
検知センサ04の検出範囲06内へ入る。この時点より紙端
検知センサ04は検出信号を出力し、さらに紙端02が矢印
13の方向に進行して紙端検知センサ04の検出位置05を通
過したところで、検出信号の出力が停止し、これにより
紙端02が検出位置05を通過したことがわかる。その後、
既知の距離であるところの、検出位置05から巻取りロー
ル01の位置14までの距離だけ、巻取りロール01を矢印13
の方向へ任意の公知の制御手段により回転させることに
より、紙端02を巻取りロール01の位置14にて停止させ
る。
次いで前述の如く、テープ貼りユニット11を巻取りロー
ル01の幅方向即ち、第2図の紙面と垂直方向へ走行させ
ることにより、自動テープ貼りを行なう。
なお、第3図の如く、吸着器03の吸引口30に網31等を取
付けることにより、紙08が吸引口30内に吸い込まれて、
第2図に示すような紙08の望ましい平面状態が保持でき
なくなること即ち第6図に示すように紙08が凹面形の状
態となることを防ぐことができる。但し、吸着器03の吸
引力と吸引対象である紙08の剛性等の関係から網31を設
ける必要がないと判断した場合は設けなくてよい。又、
紙端02を押えるための押え板07も必ずしも用いられる必
要はない。
吸着器03も第1図,第2図に示される構成に限定される
ものではない。紙端検知センサ04も光電スイッチに限定
されるものではなく、たとえば機械式作業片を有するマ
イクロスイッチやリミットスイッチ類を使用してもよ
く、その他、合目的などのような手段が用いられてもよ
い。
以上の通り本実施例によれば紙を吸着器で一定高さに保
持して移動させ、紙端検知センサのセンス範囲に常に紙
面を捉えて検知するので紙端が確実かつ一定位置で捕捉
でき、これをテープ貼りユニットで貼ることにより紙端
粘着テープ貼りの完全自動化を達成することができる。
〔考案の効果〕
本考案は上記のように構成されるので次の効果を有す
る。
(1)ウェブ(紙)端を吸着器で定位置(一定高さ)に
維持して検知手段で検知するので、ウェブ端が常に一定
位置で検知され、粘着テープ貼りの自動化が達成され
る。
(2)ウェブ端の検出に塗料を用いないので、紙や機械
設備を汚すことがない。
(3)ウェブの種類や巻取り状態に影響されることな
く、常に正確なウェブ端検知と紙端粘着を果たすことが
できる。
(4)紙端をテープ貼りユニットが紙の幅方向に走行し
て全幅に亘って直線状にテープを貼るため、テープや相
応して紙にいわゆる応力ムラが生じず、局部的なしわや
歪や剥がれが発生しない。
(5)上記(4)の通り紙端のテープ貼りに応力ムラが
生じないので経時劣化による局部的な剥がれが発生せ
ず、剥がれ部から長期にわたり湿った外気が侵入して紙
に湿潤歪(局部的凹凸)や変色を生じて商品価値を極度
に下げたりする不具合が生じない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の側面図、第2図は上記実施
例の装置が紙端02を検知した状態の概念図、第3図は上
記実施例の構成品の一つである吸着器03に網31を付加し
た斜視図、第4図は従来例を兼ねた紙端粘着テープ貼着
状況の説明図(側面図)、第5図は別の従来例の側面
図、第6図は網を設けない吸着器03が誘起するであろう
不具合の概念図である。 01…巻取りロール、02…紙端、03…吸着器、04…紙端検
知センサ、07…押え板、08…紙、09…クロスビーム、11
…テープ貼りユニット、12…ロール回転装置。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ウェブ巻取りロールの上方にあって同ウェ
    ブ巻取りロールの最外層の紙を予め吸引可能に設けられ
    た吸着器と、同吸着器がウェブ巻取りロールの最外層の
    紙を吸引した状態でウェブ巻取りロールをそのロール軸
    回りに回転させる回転手段と、同回転手段によって回転
    されるウェブ巻取りロールの最外層の巻端が上記吸着器
    の近傍の所定の位置に到来したことを検知する検知手段
    と、同検知手段が検知した紙の巻端を紙端の幅方向に走
    行して紙の全幅に亘って直線状にテープ貼りするテープ
    貼りユニットとを具備してなることを特徴とするロール
    巻端テープ貼り装置。
JP1988113493U 1988-08-31 1988-08-31 ロール巻端テープ貼り装置 Expired - Lifetime JPH0718665Y2 (ja)

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JPH0234553U JPH0234553U (ja) 1990-03-06
JPH0718665Y2 true JPH0718665Y2 (ja) 1995-05-01

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0747425B2 (ja) * 1990-04-12 1995-05-24 三菱電機株式会社 記録装置
JP6322284B2 (ja) * 2014-06-30 2018-05-09 株式会社瑞光 シート繰出システム及びこれを用いたシート繰出方法

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