JPH07186294A - ベンド管の製造方法 - Google Patents

ベンド管の製造方法

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Publication number
JPH07186294A
JPH07186294A JP33260193A JP33260193A JPH07186294A JP H07186294 A JPH07186294 A JP H07186294A JP 33260193 A JP33260193 A JP 33260193A JP 33260193 A JP33260193 A JP 33260193A JP H07186294 A JPH07186294 A JP H07186294A
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JP
Japan
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bend pipe
main bodies
recessed groove
pipe main
pipe
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP33260193A
Other languages
English (en)
Inventor
Kiyoshi Morimoto
清 森本
Yoshika Sanada
芳香 真田
Sadakazu Miwa
禎弌 三輪
Kazuhide Murata
和栄 村田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Matsui Mfg Co Ltd
KH Neochem Co Ltd
Original Assignee
Matsui Mfg Co Ltd
Kyowa Hakko Kogyo Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsui Mfg Co Ltd, Kyowa Hakko Kogyo Co Ltd filed Critical Matsui Mfg Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 内径や曲率半径の寸法精度が優れたベンド管
を製造できるようにする。 【構成】 内周面10aの断面形状が半円状の凹溝部1
0を湾曲させて加工形成した相互に対称な一組の半割状
のベンド管本体1、1aどうしを、相互に対向させて接
合させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ベンド管の製造方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】例えば特開平4−217512号に所載
の気力輸送システムに使用される輸送栓のガイド用の輸
送管では、その輸送管の途中にベンド管が使用されてい
る。このようなベンド管は、その全体が湾曲した形状で
あるから、直管状のパイプとは異なり、押出成形等によ
ってこれを容易に製造することはできない。そこで、従
来では、このようなベンド管を製造する方法としては、
直管状のパイプを機械加工によって曲げ加工する手段が
採用されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の曲げ加工によってベンド管を製造する方法では、パ
イプの曲げ部に歪みを生じ、その内部のパイプ孔が楕円
状に変形したり、或いは内外面に皺が生じる等して、そ
のパイプ径にくるいを生じる。また、ベンド管の曲率半
径(曲げ径)を正確にコントロールすることも技術上難
しく、更には曲げ加工後に復元力が働いて変形を生じる
虞れもあった。一方、このようにして製造されたベンド
管では、そのパイプ孔が湾曲しているために、そのパイ
プ孔の内周面を機械加工によって切削し、その内径寸法
を所望の寸法に修正することも困難である。
【0004】従って、従来では、ベンド管の内径やその
曲率半径の精度がかなり悪く、内径や曲率半径の寸法設
定に高い精度が要求される用途には不向きとなり、例え
ばこのベンド管を気力輸送装置の輸送管として適用しよ
うとしても、輸送栓をこのベンド管内に沿って適切に移
送させることができないといった難点が生じていた。
【0005】本発明は上記の点に鑑みて提案されたもの
で、内径や曲率半径の寸法精度が優れたベンド管を製造
できるようにすることを、その目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に提案された本発明に係るベンド管の製造方法は、内周
面の断面形状が半円状の凹溝部を湾曲させて加工形成し
た相互に対称な一組の半割状のベンド管本体どうしを、
相互に対向させて接合させる方法である。
【0007】
【作用】上記構成を特徴とする本発明に係るベンド管の
製造方法においては、一組の半割状のベンド管本体を加
工する段階で、断面形状が半円状の凹溝部を切削加工等
によって高精度で加工することができる。そして、この
ようにして構成された一組のベンド管本体どうしを相互
に対向させて接合させることによりベンド管を製造する
ために、ベンド管本体に歪みや復元力を生じさせるよう
なことはなく、各ベンド管本体の凹溝部によって形成さ
れるベンド管のパイプ孔の内径を高い寸法精度に維持で
き、またその曲率半径にくるいを生じさせることもな
い。
【0008】
【実施例】以下、本発明に係るベンド管の製造方法の一
実施例について図面を参照して説明する。本実施例で
は、先ず図1に示すように、上下一組の半割状のベンド
管本体1、1a、及び左右一組のフランジ管体2、2a
を予め製作しておく。これら一組のベンド管本体1、1
aどうし、及びフランジ管体2、2aどうしは、互いに
同一形状、同一サイズのものを適用することが可能であ
る。
【0009】図2乃至図4は前記ベンド管本体1(又は
1a)の構成を示し、図2は平面図、図3はそのX1−
X1断面、図3はそのX2−X2断面図である。このベ
ンド管本体1は、例えばポリカーボネート等の所望の合
成樹脂材を機械加工によって切削して製造したものであ
り、その元になる合成樹脂材は、直方体状の合成樹脂製
ブロックでもよいし、或いはこのベンド管本体1を削り
出すために必要な適当な加工しろを付しただけの湾曲状
に樹脂成形された部材であってもよい。
【0010】このベンド管本体1では、その上面側に内
周面10aの断面形状が半円状の凹溝部10を、所望の
曲率半径Rで湾曲させた状態で設けている。この凹溝部
10は、上面開口状の形態であるから、その加工は容易
であり、しかもその内周面10aの半径R1をかなり高
精度に仕上げることが可能である。尚、機械加工によら
ず、樹脂成形によって上記凹溝部10の半径R1や曲率
半径Rを所望の精度に形成できるのであれば、凹溝部1
0を必ずしも機械作業によって加工する必要はない。
【0011】このベンド管本体1には、平坦面として形
成された左右両端面11、11aよりも外方に突出する
円弧状のリブ12、12aが延設され、このリブ12、
12aの上面側の位置にも前記凹溝部10が形成されて
いる。また、ベンド管本体1の上面の凹溝部10の両側
には、複数の貫通孔状のボルト挿通用の孔13・・が一
定ピッチで穿設されている。既述した通り、図1に示す
他方のベンド管本体1aについても、上記ベンド管本体
1と同様な構成である。
【0012】次いで、上記したベンド管本体1、1aを
製造した後には、これら両者を図1に示すようにその各
凹溝部10どうしが互いに対面するように対向させて、
図5に示すように相互に接合させて固定させる。この固
定方法としては、図6に示すように、ベンド管本体1、
1aの各ボルト挿通用の孔13、13にボルト14を挿
通させてからナット15等を螺合し、締付ければよい。
また、かかるボルト締めを補助する手段として又はかか
るボルト締め手段に代えて、ベンド管本体1、1aの各
接合面16、16aを接着剤によって接着させてもよ
い。
【0013】更に、上記のようにしてベンド管本体1、
1aを互いに接合させた後には、図7に示すようにフラ
ンジ管体2、2aを突出リブ12、12aに各々外嵌さ
せる。これらフランジ管体2、2aは、図5に示すよう
に、短管部20の一端側にフランジ部21を連設したも
ので、その内周面には、突出リブ12、12aに外嵌さ
せるための内面部22、及びこの内面部22よりも小径
の内面部23が形成され、この内面部23の内径Dは、
ベンド管本体1、1aの凹溝部8、8によって形成され
るパイプ孔の内径D(D=R1×2)と同一寸法に設定
されている。これにより、ベンド管本体1、1aの内周
面10aとこのフランジ管体2、2aの内面部23との
両者間に段差が生じるような不具合も解消される。尚、
フランジ管体2、2aの各内面部23には段部24が設
けられているが、これは図7に示す短管40を嵌入させ
て他の管体41(直管等)を接続させるためのものであ
る。
【0014】上記のようにして製造された図7に示すベ
ンド管Aは、機械的な曲げ加工等に原因する歪みが無い
ために、凹溝部8、8によって形成されたパイプ孔の内
径Dや、その曲率半径Rにくるいを生じず、これらの各
寸法の精度をかなり高いものとすることが可能である。
また、このベント管Aの両端にはフランジ管体2、2a
を連結しているので、このベンド管Aを他の管体に接続
させる際に便利となる。
【0015】図8は、上記方法により製造されたベンド
管Aを用いた気力輸送装置Sを示す概略説明図である。
この気力輸送装置Sでは、ベンド管Aが直管状のパイプ
30a〜30cと適宜連結されて、一連の輸送管31が
構成されている。この輸送管31の始端側(図面左側)
には、錠剤等の輸送対称となる粉粒体材料mを輸送栓3
2内に投入するための材料投入部33、輸送管31内に
気力輸送用の圧縮気体を供給するためのノズル36等が
設けられ、このノズル36から輸送管21内へ供給され
る圧縮気体の圧力により輸送栓32が終端側の材料排出
口34の位置まで気力輸送され、この材料排出口34か
ら排出ホッパー35内へ粉粒体材料mを落下・排出させ
るように構成されている。
【0016】このような気力輸送装置Sにおいて、ベン
ド管Aには歪みがなく、その内径Dは輸送栓32の外径
寸法を考慮した適切な寸法に設定することができるため
に、輸送栓32がこのベンド管A内で詰まりを生じた
り、或いはベンド管A内で輸送栓32がガタツキを生じ
て輸送栓32内の粉粒体材料mが輸送栓32から洩れる
ようなこともなく、粉粒体材料mの気力輸送を適切に行
うことが可能である。
【0017】尚、上記実施例では、気力輸送装置Sに適
用されるベンド管を一例として説明したが、本発明は決
してこれに限定されない。本発明ではベンド管の具体的
な用途が限定されないことは勿論のこと、ベンド管の材
質も合成樹脂に限定されず、それ以外の例えば金属製の
ベンド管の製法にも適用できることは言うまでもない。
【0018】
【発明の効果】以上の説明から理解されるように、本発
明に係るベンド管の製造方法によれば、ベンド管の機械
的な曲げ加工を行わないので、従来のようにベンド管に
不当な歪み、変形、復元力等を生じさせることがなく、
パイプ孔の内径や曲率半径の寸法精度に優れたベンド管
を適切に製造することができるという格別な効果が得ら
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るベンド管の製造方法の一例を示す
斜視図。
【図2】本発明で適用されるベンド管本体の一例を示す
平面図。
【図3】図2のX1−X1断面図。
【図4】図2のX2−X2断面図。
【図5】相互に接合させたベンド管本体どうしの両端に
フランジ管体を嵌合させる状態の一例を示す断面図。
【図6】ベンド管本体どうしの接合状態の一例を示す断
面図。
【図7】本発明に係るベンド管の製造方法によって製造
されたベンド管の一例を示す断面図。
【図8】本発明に係るベンド管の製造方法によって製造
されたベンド管の一使用例を示す説明図。
【符号の説明】
1,1a ベンド管本体 2,2a フランジ管体 10 凹溝部 10a 内周面 11,11a 両端面 12,12a リブ 13 ボルト挿通用の孔 14 ボルト 15 ナット 16,16a 接合面 20 短管部 21 フランジ部 A ベンド管
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 村田 和栄 奈良県生駒市あすか野南2−7−2

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内周面の断面形状が半円状の凹溝部を湾曲
    させて加工形成した相互に対称な一組の半割状のベンド
    管本体どうしを、相互に対向させて接合させることを特
    徴とするベンド管の製造方法。
JP33260193A 1993-12-27 1993-12-27 ベンド管の製造方法 Withdrawn JPH07186294A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33260193A JPH07186294A (ja) 1993-12-27 1993-12-27 ベンド管の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33260193A JPH07186294A (ja) 1993-12-27 1993-12-27 ベンド管の製造方法

Publications (1)

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JPH07186294A true JPH07186294A (ja) 1995-07-25

Family

ID=18256777

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP33260193A Withdrawn JPH07186294A (ja) 1993-12-27 1993-12-27 ベンド管の製造方法

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JP (1) JPH07186294A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107152580A (zh) * 2016-03-03 2017-09-12 中国科学院宁波材料技术与工程研究所 一种三通结构件及制造方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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