JPH0718589B2 - 給湯器の水量制御装置 - Google Patents

給湯器の水量制御装置

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JPH0718589B2
JPH0718589B2 JP63185721A JP18572188A JPH0718589B2 JP H0718589 B2 JPH0718589 B2 JP H0718589B2 JP 63185721 A JP63185721 A JP 63185721A JP 18572188 A JP18572188 A JP 18572188A JP H0718589 B2 JPH0718589 B2 JP H0718589B2
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    • G05D16/20Control of fluid pressure characterised by the use of electric means
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F24HEATING; RANGES; VENTILATING
    • F24HFLUID HEATERS, e.g. WATER OR AIR HEATERS, HAVING HEAT-GENERATING MEANS, e.g. HEAT PUMPS, IN GENERAL
    • F24H1/00Water heaters, e.g. boilers, continuous-flow heaters or water-storage heaters
    • F24H1/10Continuous-flow heaters, i.e. heaters in which heat is generated only while the water is flowing, e.g. with direct contact of the water with the heating medium

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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、給湯器において給湯量を調節する水弁を制御
する水量制御装置に関し、特に出湯温度を検知して加熱
能力に応じて水弁の開度を補正する開度補正機能を有す
る給湯器の水量制御装置に係る。
[従来の技術] 給湯器では、その給湯器に備えられた熱交換器内へ流入
する水の入水温度Tinと、バーナ等の加熱手段の最大加
熱能力Qmaxとから加熱可能な最大給湯量lmaxを次の式
で求めることができる。
lmax=Qmax/(Tset−Tin)… ここで、Tsetは、給湯器において予め決められた固定の
出湯目的温度、あるいは使用者により設定される出湯目
的温度である。
このため、式により得られる最大給湯量lmaxになるよ
うに、水弁の開度が調節され、熱交換器内へ流入する水
量が調節されている。
また、実際の給湯器では、水量を調節する水弁に製造上
の誤差があったり、最大加熱能力Qmaxを決定する加熱手
段では、例えばガスを燃料とするバーナの場合には、供
給される燃料ガスの圧力が変動したり、燃料供給量を調
節する比例弁の製造上の誤差がある。このため、加熱手
段が最大加熱能力Qmaxを出力するように制御され、式
で求められる最大給湯量lmaxが得られるように水弁が制
御されても、実際の出湯温度Toutが出湯目的温度Tsetに
ならない場合がある。そこで、熱交換器からの出湯温度
Toutを検知して、出湯目的温度Tsetに応じた出湯温度To
utが得られるように水弁の開度が補正されている。
[発明が解決しようとする課題] しかし、上水道等から給湯器へ供給される水は、その温
度が一定であることが少なく、例えば給湯の開始時に
は、昼間の日射等によって加熱されて比較的高い温度の
水が供給され、給湯を継続するうちに次第に供給される
水の温度が低くなる場合がある。従って、出湯目的温度
Tsetが一定であっても、入水温度Tinの変化に伴って加
熱能力が相対的に変化する。このため、従来の給湯器で
は、出湯温度Toutを出湯目的温度Tsetにするために、一
旦、新たな入水温度Tinに応じて最大給湯量lmaxが計算
され、それに基づいて水弁が制御された後に、さらに出
湯温度Toutが検知されて、水弁の開度が再び補正される
ことになる。従って、入水温度Tinが変化した場合に
は、出湯温度Toutが出湯目的温度Tsetになるまでに時間
がかかり、出湯温度Toutが安定しにくいという問題があ
る。
本発明は、給湯器へ供給される水の温度が変化した場合
に、目的出湯温度に応じた出湯温度の湯水は速やかに得
られるように、給湯量が速やかに調節される給湯器の水
量制御装置を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 本発明は、内部を通過する水を加熱するための熱交換器
へ流入する水の入水温度、流入水量、前記熱交換器から
流出する湯水の出湯温度および出湯目的温度に基づいて
加熱手段の加熱量を決定する加熱制御手段を有し、前記
熱交換器内への水の流入を検知して前記熱交換器を加熱
する前記加熱手段の加熱を開始させるとともに、前記熱
交換器を通過する水量を調節する水量調節手段を制御す
る給湯器の水量装置において、前記出湯目的温度、前記
加熱手段の最大加熱能力、前記熱交換器内への前記入水
温度に基づいて前記水量調節手段の最大開度を決定する
第1のステップと、前記水量調節手段の開度を前記第1
のステップにおいて決定された前記最大開度より小さい
初期開度に初期設定し、前記加熱手段の加熱量が最大加
熱量に達するまでの範囲においてこの初期開度から前記
最大開度より大きい開度まで所定の時間毎に段階的に大
きく変更する第2のステップと、該第2のステップにお
いて前記加熱手段の加熱量が最大加熱量で且つ前記出湯
温度が前記出湯目的温度より低い所定の温度以下になっ
たときの出湯温度、入水温度、前記加熱手段の最大加熱
能力に基づいて前記熱交換器から流出する湯水の相当出
湯量を求める第3のステップと、該第3のステップにお
いて求められた前記相当出湯量に基づいて前記水量調節
手段の相当開度を求める第4のステップと、前記水量調
節手段について、前記第1のステップにおいて決定され
た最大開度と前記第4のステップにおいて求められた相
当開度との開度差を求める第5のステップと、該第5の
ステップにおいて求められた前記開度差を前記水量調節
手段の開度補正値とする第6のステップとを含み、以
後、第7図のステップにおいて、前記加熱手段の最大加
熱能力、前記熱交換器内への前記入水温度に基づいて前
記水量調節手段の最大開度を決定し、この最大開度に前
記開度に前記開度補正値を伴って前記水量調節手段を制
御することを技術的手段とする。
[作用] 本発明では、熱交換器内への水の流入が検知されると、
加熱手段の加熱が開始される。
一方、水量調節手段の制御としては、ステップ1とし
て、出湯目的温度、加熱手段の最大加熱能力、熱交換器
内へ流入する入水温度に基づいて水量制御手段の最大開
度が決定される。
また、ステップ2として、水量調節手段の開度を第1の
ステップにおいて決定された最大開度より小さい初期開
度に初期設定し、加熱手段の加熱量が最大加熱量に達す
るまでの範囲においてこの初期開度から最大開度より大
きい開度まで所定の時間毎に段階的に大きく変更され
る。
このステップ2では、加熱手段の加熱量が最大加熱量に
達するまでは、水量調節手段の開度が大きくなっても出
湯温度は所定の温度に達するが、最大加熱量に達した後
は、水量調節手段の開度が大きくなって出湯量が増加す
ると、出湯量に対して加熱力が不足するため、出湯温度
は所定の温度に達しなくなり、所定の温度以下になる。
従って、ステップ3では、検知される流入水量とは別
に、そのときの出湯温度、入水温度、加熱手段の最大加
熱量に基づいて熱交換器から流出する湯水の相当出湯量
を求めることができる。
さらに、第1のステップで決定された水量調節手段の最
大開度とは別に、第3のステップにおいて求められた相
当出湯量に基づいて水量調節手段の相当開度を求めるこ
とができる。このとき、加熱手段の実際の加熱能力や水
量調節手段の実際の開度が、制御上の加熱能力や開度と
異なっていると、第4のステップで求められる水量調節
手段の相当開度は、第1のステップで決定された水量調
節手段の最大開度とは異なることになる。そこで、これ
らの開度差を求め、以後、ステップ7で求められる水量
調節手段の最大開度を、この開度差で補正することによ
り、加熱能力の能力誤差や水量調節手段の開度誤差を補
正した開度を得ることができる。
従って、その後、この開度差を水量調節手段の開度補正
値とすることにより、加熱手段の実際の加熱能力や水量
調節手段の実際の開度特性に応じた水量制御を行うこと
ができる。
[発明の効果] 本発明では、給湯初期において、水量調節手段の開度
が、出湯目的温度、加熱手段の最大加熱能力、熱交換器
内へ流入する入水温度に基づいて決定される最大開度よ
り小さな初期開度に決定される。このため、加熱手段の
最大加熱能力を越えた出湯量にならず、加熱能力に対し
て小さくなるため、給湯初期の見掛け上の加熱能力が向
上し、速やかに出湯目的温度の出湯が得られる。
また、給湯初期において、加熱手段の加熱能力の誤差や
水量調節手段の開度誤差に応じた開度補正値が求めら
れ、以後、その開度補正値を伴って水量調節手段が制御
される。従って、熱交換器内へ流入する水の流入温度が
変化した場合には、新たな流入温度に応じて水量調節手
段の最大開度が決定され、水量調節手段は決定された最
大開度に応じて制御される。このとき、開度補正値を伴
って制御されるため、水量調節手段は、速やかに目的出
湯温度に応じた最大開度を呈する。従って、流入水温が
変化しても、速やかに出湯目的温度の給湯が行われる。
[実施例] 次に本発明を図面に示す実施例に基づき説明する。
第1図に概略を示す本実施例のガス給湯器は、燃焼器10
と、燃料管20と、水管30と、制御回路50とから構成され
る。
燃焼器10は、多数の炎口を有するバーナプレート11が内
部に設けられた給湯器ケース1と、燃焼用空気を供給す
る送風機12を備えた送風機ケース2とからなる。給湯器
ケース1は、バーナプレート11を境として燃焼室1aと混
合室1bとを形成する。送風機ケース2の吸入口2aには、
燃焼時の騒音を低下するために給気ダクト3が接続さ
れ、給気口3aの内側には、燃料ガスを噴出するノズル13
が設けられている。
ノズル13から噴出される燃料ガスは、送風機12によって
供給される燃焼用空気と混合室1bで混合され、バーナプ
レート11の上面で全一次空気燃焼を行い、燃焼ガスは図
示しない排気口から排出される。
燃焼室1a内のバーナプレート11の上方には、点火用の火
花放電を行うスパーカ14、炎検知のためのフレームロッ
ド15およびサーモカップル16がそれぞれ設けられてい
る。
燃料管20は、燃料ガスをノズル13へ供給するガス管で、
その上流側から順に元電磁弁21、主電磁弁22、燃料ガス
の供給量を調節する比例弁23がそれぞれ設けられ、さら
に比例弁23の下流には電磁弁24が設けられ、電磁弁24の
上流と下流とは燃料管20を分岐させたバイパス管20aで
連通され、分岐した燃料管20およびバイパス管20aに
は、それぞれオリフィス25、26が備えられている。
水管30は、図示しない水供給源および給湯口とそれぞれ
接続された供給管31および給湯管32と、これらを連通し
て設けられた熱交換器33およびバイパス管34とからな
り、熱交換器33は燃焼室1a内に配置されている。
供給管31の熱交換器33とバイパス管34との分岐部には、
熱交換器33およびバイパス管34へそれぞれ供給する水量
の割合を調節するためのバイパス弁35が設けられてい
る。また供給管31の上流には、供給水温を検知する入水
温サーミスタ36、供給水量を検知するための水量センサ
37、供給水量を調節する水量制御弁38が備えられてい
る。バイパス弁35および水量制御弁38は、それぞれギャ
ドモータにより駆動され、各弁の開度を検知するために
ポテンショメータがそれぞれ備えられている。
熱交換器33の下流の水管30には、熱交換器33から流出す
る湯水の温度を検知するための熱交換サーミスタ39が備
えられ、さらに給湯管32には熱交換器33から流出する湯
水とバイパス管34を通過した水とが混合した湯水の温度
を検知するための出湯温サーミスタ40が備えられてい
る。
制御回路50は、マイクロコンピュータを中心として構成
され、使用者が操作するコントローラ51の操作状態に応
じて給湯器の運転状態を制御するもので、シーケンス制
御、燃焼制御および水量制御を行う。
シーケンス制御としては、コントローラ51の運転スイッ
チと入れると、所定のシーケンスで燃焼を開始するとと
もに、燃焼状態や給湯状態が所定の条件下になると燃焼
を停止する。
燃焼制御は、コントローラ51による設定温度、各サーミ
スタ36、39、40および水量センサ37からの各検知信号に
基づいて送風機12、比例弁23、電磁弁24を制御して、燃
焼量を調節する。ここでは、決定された必要燃焼量に基
づいて送風機12が制御され、検出される送風機12の回転
数に基づいて比例弁23への電流値が制御される。また、
サーモカップル16により検知される燃焼温度に基づいて
空燃比の補正が行われ、燃料ガスの供給量と燃焼用空気
の供給量とが理論空燃比に維持される。
水量制御では、熱交換器33とバイパス管34とをそれぞれ
通過する水の割合を、バイパス弁35によって調節する。
ここでは、入水温サーミスタ36で検知される入水温度Ti
nに基づいてバイパス管34へのバイパス水量を決定し、
それに基づいてバイパス弁35を制御する。
また、コントローラ51で設定される出湯目的温度Tsetに
対して、燃焼器10の加熱能力を超えた給湯量にならない
ように、水量制御弁38の開度を適切に制御している。こ
こでは特に、燃焼器10の加熱能力の誤差や水量制御弁38
の開度誤差による出湯温度Toutの誤差をなくすととも
に、さらに入水温度Tinが変化した場合にも速やかに出
湯目的温度Tsetの給湯を行うために、水栓が開かれて給
湯制御が開始されたときのみに、以下の制御を行って、
水量制御弁38の開度を入水温度Tinの変化に対応して速
やかに補正できるようにする。
次に、第2図から第8図に基づいて水量制御を説明す
る。
使用者が図示しない水栓を開くと(第2図のステップ
1)、熱交換器33およびバイパス管34には供給管31から
水が流入し、その水量が検知水量lFとして水量センサ37
によって検知される。検知水量lFが燃焼を開始するため
に決められた始動基準水量lO以上の場合(ステップ2に
おいてYes)には、マイクロコンピュータにより給湯制
御が開始される。検知水量lFが始動基準水量lOより少な
い場合(ステップ2においてNo)には、検知水量lFが始
動基準水量lOに達するまで給湯制御は開始されない。
給湯制御が開始されると、コントローラ51により設定さ
れた出湯目的温度Tset、入水温サーミスタ36で検知され
る入水温度Tin、燃焼器10の最大加熱能力Qmaxに基づい
て、出湯可能な最大給湯量lmaxが前述の式によって計
算される(ステップ3)。しかし、計算された最大給湯
量lmaxが大きく、水量制御弁38がそれに応じて制御され
ると、バイパス弁35の制御状態によっては熱交換器33内
の流速が大きくなり過ぎることがあり、そのときには、
熱交換器33内に気泡が発生し、危険な場合がある。従っ
て、そうした危険が発生しないように、最大給湯量lmax
がバイパス弁35との関係によって予め決められた安全流
量lnより大きい場合(ステップ4においてYes)には、
計算された最大給湯量lmaxとは別に、最大給湯量lmaxを
安全流量lnまで少なくして安全流量lnと等しくする(ス
テップ5)。なお最大給湯量lmaxが安全流量ln以下の場
合(ステップ4においてNo)には、計算された値を最大
給湯量lmaxとする。
その後、最大給湯量lmaxの計算が、給湯制御において初
めて行われたか否かを、初回を示す所定のフラグによっ
て判別する(ステップ6)。
初回を示すフラグがない場合(ステップ6においてNo)
には、水量制御弁38の開度を変更するための係数Nを0.
85にする(ステップ7)。これは、給湯の初期では、燃
焼器10内の熱交換器33等の温度が低く、通過する水を十
分に加熱することができないため、その不足分を補うた
めである。これにより水量制御弁38の開度は、最大給湯
量lmaxを供給する開度より小さい、最大給湯量lmaxの85
%に相当する流量を供給する開度に制御され、見掛上の
加熱量が上昇することになる。
初回を示すフラグがある場合(ステップ6においてYe
s)は、出湯目的温度Tsetの変更あるいは入水温度Tinの
変化によって最大給湯量lmaxの計算が再び行われた場合
であり、特に水量制御弁38の開度の変更は行わないた
め、係数Nを1.00とする(ステップ8)。
係数Nが決定されると、係数Nに応じて制御流量lが l=lmax*N…… で決定され(ステップ9)、それに応じて水量制御弁38
の弁位置を検知するポテンショメータの値Pが計算され
(ステップ10)、計算されたポテンショメータの値Pに
基づいて水量制御弁38のギャドモータが駆動される(ス
テップ11)。
ポテンショメータの値Pの計算処理(ステップ10)とギ
ャドモータの駆動処理(ステップ11)は、それぞれ第3
図および第4図に示すサブルーチンで別途に処理され
る。
ポテンショメータの値Pの計算処理を行うサブルーチン
は、その呼出し命令があると処理を開始し(ステップ1
2)、所定の演算式に基づいて計算が行われ(ステップ1
3)、計算終了後には、呼出されたステップへリターン
する(ステップ14)。
またギャドモータの駆動処理を行うサブルーチンは、そ
の呼出し命令があると開始され(ステップ15)、以下の
処理を行う。
初めに、ステップ10で計算されたポテンショメータの値
Pに補正値Pb1を加算して補正制御値Pbを求める(ステ
ップ16)。ここで、補正値Pb1は、後述する補正値計算
のサブルーチンにより求められるものである。また水量
制御弁38の制御可能開度は予め決められていて、それに
応じてポテンショメータの値も最小値Pminと最大値Pmax
が決められている。そのため補正制御値Pbが、その最小
値Pminより小さい場合(ステップ17においてYes)と最
大値Pmaxより大きい場合(ステップ18においてYes)に
は、補正値Pbによる補正がそのまま行われず、補正制御
値Pbは、最小値Pminと最大値Pmaxにそれぞれ変更される
(ステップ19、20)。
その後、補正制御値Pbとポテンショメータによる検知値
Pbnとが比較され(ステップ21)、その結果、水量制御
弁38の開度が小さい場合(ステップ21においてYes)に
は開度を大きくするようにギャドモータが駆動され(ス
テップ22)、開度が大きい場合(ステップ21においてN
o)には開度を小さくするようにギャドモータが駆動さ
れ(ステップ23)、各駆動によって検知値Pbnが補正制
御値Pbの所定範囲内になると(ステップ24)、ギャドモ
ータが停止され(ステップ25)、その後、呼出されたス
テップへリターンする(ステップ26)。
この間に、燃焼器10では点火作動が行われ、燃料ガスが
供給されるとともに送風機12が燃焼用空気を供給され
る。
ギャドモータの駆動処理により水量制御弁38の開度制御
が終わり、フレームロッド15からの着火信号があると
(ステップ27においてYes)、結合子Aより第5図の制
御へ移行する。
燃焼器10において着火すると、コントローラ51により設
定された出湯目的温度Tsetと入水温サーミスタ36による
入水温度Tinの各データの取り込む処理(ステップ28)
が第6図に示すサブルーチンによって行われる。
以下その説明をする。
データの取り込み処理は、その呼出し命令があると開始
され(ステップ60)、出湯目的温度Tsetと入水温度Tin
の取り込み処理は、処理開始から1秒後に各温度データ
を取り込むようにしている。そのために、ステップ61に
おいて1秒タイマが作動しているか否かを判別し、作動
していない場合(ステップ61においてNo)には、1秒タ
イマを始動させ(ステップ62)、ステップ63から呼出し
命令のあったステップへリターンする。1秒タイマが作
動している場合(ステップ61においてYes)には、1秒
経過するまで(ステップ64においてNo)、ステップ63を
経て呼出し命令のあったステップへリターンを繰り返
す。
1秒経過して1秒タイマが作動を終了すると(ステップ
64においてYes)、出湯目的温度Tsetと入水温度Tinの各
データを順に取り込み(ステップ65、66)、取り込まれ
た各データに変更がない場合(ステップ67においてNo)
には、ステップ63を経て呼出し命令のあったステップへ
ターンする。
逆に取り込まれた各データに変更があった場合(ステッ
プ67においてYes)には、結合子Eを経てステップ3へ
戻り、再び最大給湯量lmaxを計算する。
第5図において出湯目的温度Tsetと入水温度Tinの取り
込み処理(ステップ28)が終わると、燃焼器10の燃焼量
が最大加熱能力Qmaxになっているか否かが判別され(ス
テップ29)、最大加熱能力Qmaxの場合(ステップ29にお
いてYes)には、出湯温サーミスタ40によって検知され
る出湯温度Toutのデータを取り込み(ステップ30)、出
湯温度Toutが出湯目的温度Tsetより1度低い温度まで達
しているか否かを判別する(ステップ31)。この判別
は、10秒経過する毎に行われるもので、そのために、出
湯温度Toutが出湯目的温度Tsetより1度低い温度まで達
していない場合(ステップ31においてYes)には10秒タ
イマが作動中か否かの判別が行われ(ステップ32)、さ
らに10秒タイマが作動中の場合(ステップ32においてYe
s)には、10秒タイマの作動が終了したか否かが判別さ
れ(ステップ33)、10秒タイマの作動が終了していない
場合(ステップ33においてNo)にはステップ28へ戻る。
出湯温度Toutが十分に高く出湯目的温度Tsetより1度低
い温度以上に加熱された場合(ステップ31においてNo)
には、ステップ28へ戻る。
10秒タイマが作動していない場合(ステップ32において
No)には、ステップ34において30秒タイマが作動してい
るか否かが判別される。10秒タイマの作動が終了してい
る場合(ステップ33においてYes)には、初回を示すフ
ラグを書き込む(ステップ35)。
一方、30秒タイマが作動していない場合(ステップ34に
おいてNo)には、30秒タイマが始動される(ステップ3
6)。また、30秒タイマが作動している場合(ステップ3
4においてYes)には、ステップ37において、30秒タイマ
の作動が終了したか否かの判別が行われ、終了していな
い場合(ステップ37においてNo)には、ステップ36の処
理後と合流して、結合子Cを経てステップ28へ戻り、終
了した場合(ステップ37においてYes)には、ステップ3
5の処理後と合流し、補正値計算処理(ステップ38)へ
移行する。
燃焼器10の燃焼量が最大加熱能力Qmaxになっていない場
合(ステップ29においてNo)には、燃焼器10の燃焼量を
最大加熱能力Qmaxにするために、結合子Bを経て第7図
に示す制御を行う。
30秒タイマがすでに作動中である場合(ステップ42にお
いてYes)には、30秒タイマを再始動させ(ステップ4
3)、初回フラグがあるか否かを判別する(ステップ4
4)。30秒タイマが作動していない場合(ステップ42に
おいてNo)には、そのままステップ44の判別へ移行す
る。初回フラグがある場合(ステップ44においてYes)
には、結合子Cを経てステップ28へ戻る。初回フラグが
ない場合(ステップ44においてNo)には、ステップ45に
おいて10秒タイマが作動中か否かを判別し、10秒タイマ
が作動していない場合(ステップ45においてNo)には、
10秒タイマを始動させて(ステップ46)、結合子Cを経
てステップ28へ戻る。10秒タイマが作動している場合
(ステップ45においてYes)には、10秒タイマの作動が
終了したか否かを判別し(ステップ47)、10秒タイマの
作動が終了していない場合(ステップ47においてNo)に
は、結合子Cを経てステップ28へ戻る。
10秒タイマの作動が終了している場合(ステップ47にお
いてYes)には、係数Nに0.05を加算する(ステップ4
8)。加算後の係数Nの値が1.25以下の場合(ステップ4
9においてYes)には、結合子Dを経てステップ9へ戻
り、以後、係数Nの値が1.25になるまで同様の制御を繰
り返し、係数Nの値が1.25を超えたとき(ステップ49に
おいてNo)には、係数Nを1.00にし(ステップ50)、結
合子Dを経てステップ9へ戻る。
ステップ38では、水量制御弁38を制御する際の補正値Pb
1が計算処理される。これは第8図に示すサブルーチン
によって処理されるもので、ステップ38においてその呼
出し命令があると開始される(ステップ70)。
補正値計算のサブルーチンでは、まず出湯温サーミスタ
40によって検知される出湯温度Toutのデータの取り込み
が行われ(ステップ71)、出湯温度Toutと入水温度Tin
との温度差と、燃焼器10の最大加熱能力Qmaxに基づい
て、相当出湯量laが求められる(ステップ72)。その
後、ステップ73では、第3図に示したポテンショメータ
の値Pの計算のサブルーチンを呼出して値Pが計算され
る。さらにステップ72で求められた相当出湯量laと検知
水量lFとの流量差を求め、その流量差から水量制御弁38
の開度を示すポテンショメータの相当開度値Pnを求め、
相当開度値Pnと値Pとの差からポテンショメータの補正
値Pb1を求める(ステップ74)。
なお求められた補正値Pb1によって水量制御弁38が制御
されたとき、水量制御弁38によって調節される水量が、
予め決められた最小水量以下あるいは最大水量以上にな
ることがないように、補正値Pb1が判別され(ステップ7
5、76)、最小水量を示す値aより小さい場合(ステッ
プ75においてYes)には、補正値Pb1が最小水量を示す値
aに修正され(ステップ77)、最大水量を示す値bより
大きい場合(ステップ75においてNo、かつ、ステップ76
においてYes)には、補正値Pb1は最大水量を示す値bに
修正される(ステップ78)。
補正値Pb1が求められ、あるいは必要により修正された
後は、呼出されたステップへリターンする(ステップ7
9)。
ステップ38において、以上のサブルーチンにより補正値
Pb1が計算されると、係数Nが1.00にされ(ステップ3
9)、結合子Dよりステップ9へ戻る。
以上の構成からなる本実施例のガス給湯器は次のとおり
作動する。
使用者がコントローラ51によって出湯目的温度Tsetを設
定し運転を開始するとともに、図示しない水栓を開く
と、水量センサ37によって通水が検知され、所定のシー
ケンスで給湯制御が開始される。
点火制御では、送風機12が回転を開始し、所定の回転数
に達すると、スパーカ14が作動され、スパーカ14の作動
が検知されると元電磁弁21、主電磁弁22が開状態にさ
れ、燃焼器10には燃焼用空気と燃料ガスが供給される。
水量制御では、熱交換器33へ流入する入水温度Tinに基
づいてバイパス量が決定され、バイパス弁35が制御され
る。
一方、水量制御弁38の制御では、最大給湯量lmaxが決定
され、水量制御弁38は最大給湯量lmaxの85%を出湯量を
得るための開度に駆動制御される。
燃焼器10で着火し、炎がフレームロッド15で検知される
と、スパーカ14は停止され、入水温度Tin、検知水量
lF、出湯目的温度Tsetに基づいて燃焼器10の燃焼量が決
定され、それに応じて送風機12、比例弁23および電磁弁
24が制御される。
検知水量lFが少なく、燃焼器10が最大加熱能力Qmaxに満
たない場合には、加熱力不足にならないため、特に補正
制御を行わなくても燃焼量が増大されるため、出湯目的
温度Tsetの給湯が行われる。
燃焼器10が最大加熱能力Qmaxの場合には、出湯温度Tout
に基づいて、10秒毎に水量制御弁38の開度が5%ずつ増
大され、最大給湯量lmaxの125%の出湯量を得るための
開度まで駆動制御される。
この開度の増大中に、通常では燃焼器10の加熱力不足に
なる。このときの出湯温度Toutに基づいて相当出湯量la
が計算され、さらにポテンショメータの値Pが計算さ
れ、相当開度値Pnとの差によって補正値Pb1が得られ
る。
ここで得られた補正値Pb1は、以後、水量制御弁38を駆
動制御するためのギャドモータ駆動サブルーチンにおけ
るステップ16において利用されるもので、この補正値Pb
1によって補正制御値Pbが決定され、水量制御弁38、比
例弁23等の誤差によって各制御量に生じた誤差の影響を
補償できる。
従って、その後、入水温度Tinが変化して水量制御弁38
の開度が変更されるときには、誤差を補償できる補正制
御値Pbによって駆動制御されるため、速やかに適正な開
度にすることができるため、出湯温度Toutを速やかに出
湯目的温度Tsetにすることができ、出湯温度Toutの変動
を少なくすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例を示すガス給湯器の概略を示す
構成図、第2図から第8図はいずれも本実施例の制御回
路の作動を説明するための流れ図である。 図中、38……水量制御弁(水量調節手段)、50……制御
回路(水量制御装置)。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内部を通過する水を加熱するための熱交換
    器へ流入する水の入水温度、流入水量、前記熱交換器か
    ら流出する湯水の出湯温度および出湯目的温度に基づい
    て加熱手段の加熱量を決定する加熱制御手段を有し、前
    記熱交換器内への水の流入を検知して前記熱交換器を加
    熱する前記加熱手段の加熱を開始させるとともに、前記
    熱交換器を通過する水量を調節する水量調節手段を制御
    する給湯器の水量制御装置において、 前記出湯目的温度、前記加熱手段の最大加熱能力、前記
    熱交換器内への前記入水温度に基づいて前記水量調節手
    段の最大開度を決定する第1のステップと、 前記水量調節手段の開度を前記第1のステップにおいて
    決定された前記最大開度より小さい初期開度に初期設定
    し、前記加熱手段の加熱量が最大加熱量に達するまでの
    範囲においてこの初期開度から前記最大開度より大きい
    開度まで所定の時間毎に段階的に大きく変更する第2の
    ステップと、 該第2のステップにおいて前記加熱手段の加熱量が最大
    加熱量で且つ前記出湯温度が前記出湯目的温度より低い
    所定の温度以下になったときの出湯温度、入水温度、前
    記加熱手段の最大加熱能力に基づいて前記熱交換器から
    流出する湯水の相当出湯量を求める第3のステップと、 該第3のステップにおいて求められた前記相当出湯量に
    基づいて前記水量調節手段の相当開度を求める第4のス
    テップと、 前記水量調節手段について、前記第1のステップにおい
    て決定された最大開度と前記第4のステップにおいて求
    められた相当開度との開度差を求める第5のステップ
    と、 該第5のステップにおいて求められた前記開度差を前記
    水量調節手段の開度補正値とする第6のステップとを含
    み、 以後、第7のステップにおいて、前記加熱手段の最大加
    熱能力、前記熱交換器内への前記入水温度に基づいて前
    記水量調節手段の最大開度を決定し、この最大開度に前
    記開度補正値を伴って前記水量調節手段を制御すること
    を特徴とする給湯器の水量制御装置。
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