JPH0718425B2 - スクロール圧縮機 - Google Patents
スクロール圧縮機Info
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- JPH0718425B2 JPH0718425B2 JP57158104A JP15810482A JPH0718425B2 JP H0718425 B2 JPH0718425 B2 JP H0718425B2 JP 57158104 A JP57158104 A JP 57158104A JP 15810482 A JP15810482 A JP 15810482A JP H0718425 B2 JPH0718425 B2 JP H0718425B2
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- Japan
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- oil
- shaft
- cap
- feeding hole
- scroll
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04C—ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
- F04C29/00—Component parts, details or accessories of pumps or pumping installations, not provided for in groups F04C18/00 - F04C28/00
- F04C29/02—Lubrication; Lubricant separation
- F04C29/028—Means for improving or restricting lubricant flow
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04C—ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
- F04C18/00—Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids
- F04C18/02—Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids of arcuate-engagement type, i.e. with circular translatory movement of co-operating members, each member having the same number of teeth or tooth-equivalents
- F04C18/0207—Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids of arcuate-engagement type, i.e. with circular translatory movement of co-operating members, each member having the same number of teeth or tooth-equivalents both members having co-operating elements in spiral form
- F04C18/0215—Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids of arcuate-engagement type, i.e. with circular translatory movement of co-operating members, each member having the same number of teeth or tooth-equivalents both members having co-operating elements in spiral form where only one member is moving
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04C—ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
- F04C23/00—Combinations of two or more pumps, each being of rotary-piston or oscillating-piston type, specially adapted for elastic fluids; Pumping installations specially adapted for elastic fluids; Multi-stage pumps specially adapted for elastic fluids
- F04C23/008—Hermetic pumps
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04C—ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
- F04C29/00—Component parts, details or accessories of pumps or pumping installations, not provided for in groups F04C18/00 - F04C28/00
- F04C29/02—Lubrication; Lubricant separation
- F04C29/023—Lubricant distribution through a hollow driving shaft
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Rotary Pumps (AREA)
- Applications Or Details Of Rotary Compressors (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 本発明は、縦形の密閉形スクロール圧縮機に係り、特
に、回転シャフトに設けた給油孔を経て各軸受や摺動部
に油を給油するスクロール圧縮機に好適な給油構造に関
するものである。
に、回転シャフトに設けた給油孔を経て各軸受や摺動部
に油を給油するスクロール圧縮機に好適な給油構造に関
するものである。
従来の密閉形スクロール圧縮機の給油構造を第１図乃至
第３図を参照して説明する。
第３図を参照して説明する。
密閉容器１内には圧縮機部が上部に、電動機部２が下部
に配設されており、圧縮機部は厚肉円板にうず巻状の溝
を設けた固定スクロール３と、軸受ボスと一体となった
平板上にうず巻き状の突起を設けた旋回スクロール４か
ら構成され、また電動機部２は固定子巻線を有するステ
ータと回転子であるロータよりなり、動力はシャフト６
により偏心部6aを介して旋回スクロール４に伝達され
る。オルダムリングとオルダムキーとで構成された旋回
機構７により旋回スクロール４の自転は防止されてい
る。このため、シャフト６の回転に伴ない旋回スクロー
ル４が旋回運動をし、吸入管８を通って固定スクロール
３の周部に設けた冷媒ガス吸入室10から流入したガスを
固定スクロール３と旋回スクロール４との間で形成され
た密閉空間内に封じ込んだ後、密閉空間は縮小してガス
を圧縮しながら中心に移動し、中心近傍で密閉空間は固
定スクロール中心に設けた吐出口11に開口し、該吐出口
11より密閉容器１内に圧縮ガスを吐出する。吐出された
圧縮ガスは、固定スクロール３及びフレーム５外周に設
けた吐出通路12を通過し、電動機部２の周囲を流れた
後、密閉容器に設けた吐出管９より圧縮機外に吐出され
る。
に配設されており、圧縮機部は厚肉円板にうず巻状の溝
を設けた固定スクロール３と、軸受ボスと一体となった
平板上にうず巻き状の突起を設けた旋回スクロール４か
ら構成され、また電動機部２は固定子巻線を有するステ
ータと回転子であるロータよりなり、動力はシャフト６
により偏心部6aを介して旋回スクロール４に伝達され
る。オルダムリングとオルダムキーとで構成された旋回
機構７により旋回スクロール４の自転は防止されてい
る。このため、シャフト６の回転に伴ない旋回スクロー
ル４が旋回運動をし、吸入管８を通って固定スクロール
３の周部に設けた冷媒ガス吸入室10から流入したガスを
固定スクロール３と旋回スクロール４との間で形成され
た密閉空間内に封じ込んだ後、密閉空間は縮小してガス
を圧縮しながら中心に移動し、中心近傍で密閉空間は固
定スクロール中心に設けた吐出口11に開口し、該吐出口
11より密閉容器１内に圧縮ガスを吐出する。吐出された
圧縮ガスは、固定スクロール３及びフレーム５外周に設
けた吐出通路12を通過し、電動機部２の周囲を流れた
後、密閉容器に設けた吐出管９より圧縮機外に吐出され
る。
一方、シャフト６はフレーム５に設けた軸受ボス17に支
持されるとともに、旋回スクロール軸受部に偏心部6aが
挿入されている。各軸受への給油用として設けられたシ
ャフト６内の偏心給油孔19,20の下端はいずれもシャフ
ト下部空洞21に開口し、偏心給油孔19は、途中部におい
てフレーム５の軸受ボス17の上部主軸受部に開口し、ま
た上部においてシャフト６の偏心部6aの上端6bと旋回ス
クロール軸受の軸受面側6cとに開口している。又、偏心
給油孔20の上部は、軸受ボス17の下部主軸受部に開口し
ている。又、旋回スクロール４の平板部には、一端が旋
回スクロール軸受ボス内のシャフト上部空洞15に開口
し、他端が旋回スクロール外周側鏡板面4aに開口した送
油孔16が設けられている。シャフト６下端には給油口22
を有するキャップが設けられており、圧縮機停止時、シ
ャフト内偏心給油孔19,20のシャフト下部空洞21内開口
端より下部に油溜14の油面があり、シャフト下部空洞21
内に油のない空間が形成される構造となっている。油溜
14の油面には電動機部２の周囲空間のガス圧力が作用し
ている。
持されるとともに、旋回スクロール軸受部に偏心部6aが
挿入されている。各軸受への給油用として設けられたシ
ャフト６内の偏心給油孔19,20の下端はいずれもシャフ
ト下部空洞21に開口し、偏心給油孔19は、途中部におい
てフレーム５の軸受ボス17の上部主軸受部に開口し、ま
た上部においてシャフト６の偏心部6aの上端6bと旋回ス
クロール軸受の軸受面側6cとに開口している。又、偏心
給油孔20の上部は、軸受ボス17の下部主軸受部に開口し
ている。又、旋回スクロール４の平板部には、一端が旋
回スクロール軸受ボス内のシャフト上部空洞15に開口
し、他端が旋回スクロール外周側鏡板面4aに開口した送
油孔16が設けられている。シャフト６下端には給油口22
を有するキャップが設けられており、圧縮機停止時、シ
ャフト内偏心給油孔19,20のシャフト下部空洞21内開口
端より下部に油溜14の油面があり、シャフト下部空洞21
内に油のない空間が形成される構造となっている。油溜
14の油面には電動機部２の周囲空間のガス圧力が作用し
ている。
このように、シャフト下部空洞21は、一方では偏心給油
孔20を介してフレーム軸受ボス17の下部主軸受部間隙か
ら密閉容器内の電動機部２の周囲空間に連通し、他方で
は給油孔19を介して旋回スクロールの送油孔16が開口す
る鏡板面4aと固定スクロール平面間の間隙より吸入室10
に連通するように構成された密閉形スクロール圧縮機に
おいて、圧縮機の起動により、吸入室10の圧力が電動機
部２の周囲空間の圧力よりも低下するに伴ない、シャフ
ト上部空洞15およびシャフト下部空洞21内のガスが吸入
室10側に吸引されることによりシャフト内空洞の圧力が
低下することと、回転に伴なうシャフト下部空洞21内の
給油口22上部のキャップ斜面に沿った遠心力の作用とに
より、シャフト下部空洞21内にある油面を上昇させて偏
心給油孔19,20に油を導き、各軸受および旋回スクロー
ル外周鏡板部に油を供給する構造となっている。
孔20を介してフレーム軸受ボス17の下部主軸受部間隙か
ら密閉容器内の電動機部２の周囲空間に連通し、他方で
は給油孔19を介して旋回スクロールの送油孔16が開口す
る鏡板面4aと固定スクロール平面間の間隙より吸入室10
に連通するように構成された密閉形スクロール圧縮機に
おいて、圧縮機の起動により、吸入室10の圧力が電動機
部２の周囲空間の圧力よりも低下するに伴ない、シャフ
ト上部空洞15およびシャフト下部空洞21内のガスが吸入
室10側に吸引されることによりシャフト内空洞の圧力が
低下することと、回転に伴なうシャフト下部空洞21内の
給油口22上部のキャップ斜面に沿った遠心力の作用とに
より、シャフト下部空洞21内にある油面を上昇させて偏
心給油孔19,20に油を導き、各軸受および旋回スクロー
ル外周鏡板部に油を供給する構造となっている。
しかし起動時には、シャフト下部空洞21内に油のない空
間が存在し、偏心給油孔19,20が該空間を介して互に連
通しているため、軸受ボス17の下部主軸受より偏心給油
孔20を通ってシャフト下部空洞21に電動機部２の周囲空
間のガスが流入し、シャフト下部空洞21内の圧力低下が
阻害されるとともに、給油口22上部のキャップ斜面が周
方向で連続してつながっており、十分に遠心力の効果が
期待できず、それ故にシャフト下部空洞21内の油面が上
昇せず、偏心給油孔19,20へ油を導くことができないと
いう不具合が起ることがあった。さらに、給油が行なわ
れる場合でも、油がシャフト下部空洞21をうめた後、各
軸受に供給されるため、各軸受への給油が遅れる。
間が存在し、偏心給油孔19,20が該空間を介して互に連
通しているため、軸受ボス17の下部主軸受より偏心給油
孔20を通ってシャフト下部空洞21に電動機部２の周囲空
間のガスが流入し、シャフト下部空洞21内の圧力低下が
阻害されるとともに、給油口22上部のキャップ斜面が周
方向で連続してつながっており、十分に遠心力の効果が
期待できず、それ故にシャフト下部空洞21内の油面が上
昇せず、偏心給油孔19,20へ油を導くことができないと
いう不具合が起ることがあった。さらに、給油が行なわ
れる場合でも、油がシャフト下部空洞21をうめた後、各
軸受に供給されるため、各軸受への給油が遅れる。
上記の如く、従来の装置は、給油不足により軸受が固渋
する恐れがあった。
する恐れがあった。
本発明は上記に鑑みて発明されたもので、各軸受や旋回
スクロール鏡板摺動部への給油を良好にし、焼付事故を
防ぐこと、特に起動時も含めて圧縮機運転時の給油性能
を向上させることを目的とする。
スクロール鏡板摺動部への給油を良好にし、焼付事故を
防ぐこと、特に起動時も含めて圧縮機運転時の給油性能
を向上させることを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は特許請求の範囲第１
項に記載したスクロール圧縮機を要旨とするものであ
る。
項に記載したスクロール圧縮機を要旨とするものであ
る。
以下、本発明の幾つかの実施例を説明するが、これら実
施例において、以下に述べるシャフト下部構造以外の点
では、圧縮機の構造は前述の従来例と同じである。
施例において、以下に述べるシャフト下部構造以外の点
では、圧縮機の構造は前述の従来例と同じである。
本発明の実施例の説明に入る前に本発明者らによる先行
発明の実施例を第４図乃至第６図に基づき説明する。図
において、シャフト23内に設けた送油孔24,25はシャフ
ト23下端部内に形成される遠心ポンプ部を成す横長溝26
に連通され、横長溝26中央下面壁に流油孔27を設け、油
溜14中に連通させた構造となっている。送油孔25は従来
の偏心給油孔19と同様に途中部においてフレーム５の軸
受ボス17の上部主軸受部に開口している。又送油孔25
は、従来の偏心給油孔19（第２図参照）と同様、シャフ
ト23の偏心部の上端に開口していることによって、もし
くは、該偏心部に径方向に設けた孔を旋回スクロール軸
受ボスの軸受面側に開口させ該軸受部の間隙を介するこ
とによって、シャフト上部空洞15に連通する構造であ
る。また送油孔24の上部は従来の偏心給油孔20と同様に
フレーム５の軸受ボス17の下部主軸受部に開口してい
る。
発明の実施例を第４図乃至第６図に基づき説明する。図
において、シャフト23内に設けた送油孔24,25はシャフ
ト23下端部内に形成される遠心ポンプ部を成す横長溝26
に連通され、横長溝26中央下面壁に流油孔27を設け、油
溜14中に連通させた構造となっている。送油孔25は従来
の偏心給油孔19と同様に途中部においてフレーム５の軸
受ボス17の上部主軸受部に開口している。又送油孔25
は、従来の偏心給油孔19（第２図参照）と同様、シャフ
ト23の偏心部の上端に開口していることによって、もし
くは、該偏心部に径方向に設けた孔を旋回スクロール軸
受ボスの軸受面側に開口させ該軸受部の間隙を介するこ
とによって、シャフト上部空洞15に連通する構造であ
る。また送油孔24の上部は従来の偏心給油孔20と同様に
フレーム５の軸受ボス17の下部主軸受部に開口してい
る。
圧縮機の起動により、シャフト23内の送油孔25内のガス
が旋回スクロール鏡板部4aの間隙を介して吸入室10側に
吸引され、送油孔25内のガス圧力が電動機部２の周囲空
間の圧力より低下するため送油孔25内の油面が上昇す
る。さらに、シャフト23の回転により遠心ポンプ部を成
す横長溝26内の油に遠心力が作用し、送油孔24,25内の
油面を上昇させることになる、このように、送油孔25に
関しては、圧力低下の効果と遠心力の作用により油面が
急速に上昇するとともに、高いエネルギーでフレーム５
の軸受ボス部17の上部主軸受および旋回スクロール軸受
ボスの軸受面ならびに旋回スクロール鏡板面に油が送ら
れることになる。他方、送油孔24に関しては、この送油
孔24はフレーム５の軸受ボス５に設けられた下部主軸受
の軸受隙間を介して電動機部２の周囲空間と連通してい
るので、該送油孔24内のガス圧力は送油孔25内のガス圧
力よりは高くなるが油溜14の油面に作用するガス圧力と
はほゞ同等であり、そして、送油孔24,25の下端が油面
下にあるので、前記従来構造における如きシャフト下部
にて送油孔24から送油孔25へ電動機部周囲空間からのガ
スが流入することはなく、遠心力の作用が十分に発揮さ
れ、該送油孔24を通ってフレーム５の軸受ボスに設けら
れた下部主軸受に油が供給される。さらに、シャフト下
部の長溝26のボリュームが少ないため、各軸受部および
旋回スクロール鏡板面に給油されるまでの時間はさらに
短くなり、起動時の給油遅れ時間及び給油量不足がなく
なる等総合的な給油ポンプ特性が向上し、軸受および鏡
板摺動面の信頼性が大幅に向上する。
が旋回スクロール鏡板部4aの間隙を介して吸入室10側に
吸引され、送油孔25内のガス圧力が電動機部２の周囲空
間の圧力より低下するため送油孔25内の油面が上昇す
る。さらに、シャフト23の回転により遠心ポンプ部を成
す横長溝26内の油に遠心力が作用し、送油孔24,25内の
油面を上昇させることになる、このように、送油孔25に
関しては、圧力低下の効果と遠心力の作用により油面が
急速に上昇するとともに、高いエネルギーでフレーム５
の軸受ボス部17の上部主軸受および旋回スクロール軸受
ボスの軸受面ならびに旋回スクロール鏡板面に油が送ら
れることになる。他方、送油孔24に関しては、この送油
孔24はフレーム５の軸受ボス５に設けられた下部主軸受
の軸受隙間を介して電動機部２の周囲空間と連通してい
るので、該送油孔24内のガス圧力は送油孔25内のガス圧
力よりは高くなるが油溜14の油面に作用するガス圧力と
はほゞ同等であり、そして、送油孔24,25の下端が油面
下にあるので、前記従来構造における如きシャフト下部
にて送油孔24から送油孔25へ電動機部周囲空間からのガ
スが流入することはなく、遠心力の作用が十分に発揮さ
れ、該送油孔24を通ってフレーム５の軸受ボスに設けら
れた下部主軸受に油が供給される。さらに、シャフト下
部の長溝26のボリュームが少ないため、各軸受部および
旋回スクロール鏡板面に給油されるまでの時間はさらに
短くなり、起動時の給油遅れ時間及び給油量不足がなく
なる等総合的な給油ポンプ特性が向上し、軸受および鏡
板摺動面の信頼性が大幅に向上する。
以下、本発明の二つの実施例を第７図、第８図、および
第９図、第10図に基づき説明する。これら両実施例と
も、先行発明の送油孔24,25にそれぞれ対応する送油孔2
9,30を有するシャフト28の下部に、下端開口33が油溜14
の油面下にて開口している円筒形状の給油キャップ31を
固定し、油溜14の油面より上方にシャフト28の下端が位
置するように構成されている。
第９図、第10図に基づき説明する。これら両実施例と
も、先行発明の送油孔24,25にそれぞれ対応する送油孔2
9,30を有するシャフト28の下部に、下端開口33が油溜14
の油面下にて開口している円筒形状の給油キャップ31を
固定し、油溜14の油面より上方にシャフト28の下端が位
置するように構成されている。
第７図、第８図の実施例においては、送油孔29,30下端
にそれぞれ該孔を延長する揚油管35,36を接続し、これ
ら揚油管35,36を給油キャップ31内面に沿って周方向に
曲げ、開口端を油溜14中（油面下）に開口させることに
より、送油孔29,30が延長されて油溜14中に連通される
とともに、シャフト28の回転方向に上記揚油管を曲げた
ことにより、遠心ポンプ作用の他に粘性ポンプの効果も
加味した構造である。
にそれぞれ該孔を延長する揚油管35,36を接続し、これ
ら揚油管35,36を給油キャップ31内面に沿って周方向に
曲げ、開口端を油溜14中（油面下）に開口させることに
より、送油孔29,30が延長されて油溜14中に連通される
とともに、シャフト28の回転方向に上記揚油管を曲げた
ことにより、遠心ポンプ作用の他に粘性ポンプの効果も
加味した構造である。
第９図、第10図の実施例においては、シャフト28下端に
開口した送油孔29に、一端が油溜14中に開口した揚油管
34を固定し、揚油管34の途中を径方向に曲げ、給油キャ
ップ31内面近傍でギャップを設けて開口させることによ
り、送油孔29は油を介して連通されるとともに、遠心ポ
ンプ作用も働き、また揚油管34に入ろうとするゴミは、
遠心力でとばされるため、ゴミが送油孔に入るのを阻止
する構造に形成されている。
開口した送油孔29に、一端が油溜14中に開口した揚油管
34を固定し、揚油管34の途中を径方向に曲げ、給油キャ
ップ31内面近傍でギャップを設けて開口させることによ
り、送油孔29は油を介して連通されるとともに、遠心ポ
ンプ作用も働き、また揚油管34に入ろうとするゴミは、
遠心力でとばされるため、ゴミが送油孔に入るのを阻止
する構造に形成されている。
第７〜第８図および第９〜第10図に夫々示した実施例に
おいても、送油孔30に関し圧力差に基づく給油作用およ
び遠心力による給油作用があることは前記先行発明の実
施例における送油孔24の場合と同様である。
おいても、送油孔30に関し圧力差に基づく給油作用およ
び遠心力による給油作用があることは前記先行発明の実
施例における送油孔24の場合と同様である。
以上説明したように本発明によれば、シャフト内に設け
た２本の送油孔の下端を油溜内の油を介してのみ互に連
通させることにより、起動時も含めて圧縮機運転時安定
して各軸受部や旋回スクロール鏡板摺動部に油を供給す
ることができ、給油不足による焼付事故は防止されると
ともに、機械損失の低減が図れる。
た２本の送油孔の下端を油溜内の油を介してのみ互に連
通させることにより、起動時も含めて圧縮機運転時安定
して各軸受部や旋回スクロール鏡板摺動部に油を供給す
ることができ、給油不足による焼付事故は防止されると
ともに、機械損失の低減が図れる。
第１図、第２図および第３図は、夫々、従来のスクロー
ル圧縮機の縦断面図、シャフトの一部断面とした立面
図、および該シャフトのIII−III断面図、第４図は本発
明に先行する発明の実施例になる給油構造を備えたスク
ロール圧縮機の縦断面図、第５図は第４図中のＡで示す
シャフトの下部の断面図、第６図は第５図のVI−VI断面
図、第７図および第８図は、夫々、本発明の一実施例に
おけるシャフト下部の構成の断面図およびVIII−VIII断
面図、第９図および第10図は夫々本発明の更に他の実施
例におけるシャフト下部の構成の断面図およびＸ−Ｘ断
面図である。 14……油溜、23……シャフト 24,25……送油孔、26……横長溝 27……開口、28……シャフト 29,30……送油孔、31……キャップ 33……開口、35,36……揚油管
ル圧縮機の縦断面図、シャフトの一部断面とした立面
図、および該シャフトのIII−III断面図、第４図は本発
明に先行する発明の実施例になる給油構造を備えたスク
ロール圧縮機の縦断面図、第５図は第４図中のＡで示す
シャフトの下部の断面図、第６図は第５図のVI−VI断面
図、第７図および第８図は、夫々、本発明の一実施例に
おけるシャフト下部の構成の断面図およびVIII−VIII断
面図、第９図および第10図は夫々本発明の更に他の実施
例におけるシャフト下部の構成の断面図およびＸ−Ｘ断
面図である。 14……油溜、23……シャフト 24,25……送油孔、26……横長溝 27……開口、28……シャフト 29,30……送油孔、31……キャップ 33……開口、35,36……揚油管
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 羽崎 栄市 茨城県土浦市神立町502番地 株式会社日 立製作所機械研究所内 (72)発明者 内川 直志 静岡県清水市村松390番地 株式会社日立 製作所清水工場内 (56)参考文献 特開 昭58−214692（ＪＰ，Ａ)
Claims (2)
- 【請求項１】密閉容器内に、固定スクロールと旋回スク
ロールとを噛み合せてなるガス圧縮機部を上部に、旋回
スクロールを旋回運動させるためのシャフトに結合され
た電動機部をガス圧縮機部よりも下部に、更に油溜を電
動機部よりも下部に配し、シャフト内にはシャフト下端
から軸方向に延びる二本の送油孔の夫々上部に連通する
軸受部もしくは摺動部へ上記油溜からの油を該送油孔を
通じて給油する様になされ、ガス圧縮機部の動作中は前
記軸受部もしくは摺動部を介して該送油孔の上部に作用
するガス圧が、１本の送油孔では油溜の油面圧とほぼ等
しい高圧となり、他のもう１本の送油孔では上記油面圧
より低圧となる様なスクロール圧縮機において、 前記油溜の油面下の開口する円筒状キャップをシャフト
下部に固定し、前記二本の送油孔の下端開口を該キャッ
プ内の油面上に位置させ、少なくとも送油孔の上部に作
用するガス圧が高圧となる方の送油孔の下端開口には該
キャップ内で油溜の油面下に先端が開口する延長通路と
しての送油管が接続されており、該送油管が円筒状キャ
ップの径方向に曲げられて該キャップの対向内側面近傍
にて開口していることを特徴とするスクロール圧縮機。 - 【請求項２】前記延長通路としての送油管が円筒状キャ
ップの径方向に曲げられるのに加えてシャフトの回転方
向に円筒状キャップの内側に沿って曲げられていること
を特徴とする特許請求の範囲第１項記載のスクロール圧
縮機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP57158104A JPH0718425B2 (ja) | 1982-09-13 | 1982-09-13 | スクロール圧縮機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP57158104A JPH0718425B2 (ja) | 1982-09-13 | 1982-09-13 | スクロール圧縮機 |
Related Child Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1220946A Division JPH0660636B2 (ja) | 1989-08-28 | 1989-08-28 | スクロール圧縮機 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5949389A JPS5949389A (ja) | 1984-03-21 |
| JPH0718425B2 true JPH0718425B2 (ja) | 1995-03-06 |
Family
ID=15664389
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP57158104A Expired - Lifetime JPH0718425B2 (ja) | 1982-09-13 | 1982-09-13 | スクロール圧縮機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0718425B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2518074B2 (ja) * | 1990-01-22 | 1996-07-24 | ダイキン工業株式会社 | スクロ―ル形圧縮機 |
| BR9706307A (pt) * | 1997-12-22 | 1999-07-20 | Brasil Compressores Sa | Compressor hermético alternativo |
| JP5143041B2 (ja) * | 2008-04-14 | 2013-02-13 | 株式会社日本自動車部品総合研究所 | 圧縮機 |
| JP5765379B2 (ja) | 2013-08-10 | 2015-08-19 | ダイキン工業株式会社 | スクロール圧縮機 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5328505U (ja) * | 1976-08-18 | 1978-03-11 | ||
| JPS58214692A (ja) * | 1982-06-07 | 1983-12-13 | Mitsubishi Electric Corp | スクロ−ル圧縮機 |
-
1982
- 1982-09-13 JP JP57158104A patent/JPH0718425B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5949389A (ja) | 1984-03-21 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |