JPH07180682A - 揺動型ロータリー圧縮機 - Google Patents

揺動型ロータリー圧縮機

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JPH07180682A
JPH07180682A JP32876193A JP32876193A JPH07180682A JP H07180682 A JPH07180682 A JP H07180682A JP 32876193 A JP32876193 A JP 32876193A JP 32876193 A JP32876193 A JP 32876193A JP H07180682 A JPH07180682 A JP H07180682A
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JP
Japan
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piston
roller
peripheral surface
cylinder
height
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JP32876193A
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Yoshiki Yasui
芳樹 安居
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Daikin Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】ピストン6が公転駆動する揺動型のロータリー
圧縮機でありながら、過負荷運転時でも、駆動軸5の偏
心部51外周面及びピストン6の内周面の潤滑状態を良
好にして、焼き付け摩耗を防止して信頼性を向上する。 【構成】シリンダ2のシリンダ室21に、駆動軸5の偏
心部51に挿嵌するピストン6を、公転可能に内装して
このピストン6にブレード部61を一体的に突設し、こ
のブレード部61を、シリンダ2に回転可能に配設した
支持体62に揺動可能に支持する。そして、偏心部51
とピストン6との間に筒状のローラ7を自転可能に介在
させて、偏心部51とローラ7との間及びローラ7とピ
ストン6との間の周速をそれぞれ低下させて潤滑状態を
良好にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主に冷凍装置に使用さ
れる揺動型ロータリー圧縮機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、揺動型ロータリー圧縮機として
は、例えば特開平5−202874号公報に記載されて
いるように、駆動軸の偏心部に挿嵌されるローラ状のピ
ストンに、シリンダ室内を吸入室と圧縮室とに区画する
ためのブレード部を一体的に突設して、このブレード部
をシリンダに回転可能に配設した支持体の受入溝に揺動
可能に支持することにより、ピストンを公転させながら
ガス流体を圧縮するようにしたものが知られている。即
ち、従来の揺動型ロータリー圧縮機は、図6で示したよ
うに、シリンダAのシリンダ室A1内に、駆動軸Dの偏
心部D1を挿嵌して、この偏心部D1にローラ状のピス
トンBを嵌合すると共に、このピストンBに、径方向外
方に向けて突出するブレード部B1を一体状に設け、こ
のブレード部B1を前記シリンダAに回転可能に支持し
た円柱状の支持体Cの受入溝C1に揺動及び進退出可能
に支持させたもので、前記ピストンB及びブレード部B
1を介して前記シリンダ室A1の内部を圧縮室と吸入室
とに区画し、前記駆動軸Dの回転で前記ピストンBを公
転駆動させ、このピストンBの公転駆動により、前記吸
入室にガス流体を吸入し、また、前記圧縮室でガス流体
の圧縮を行うようにしたものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た揺動型ロータリー圧縮機は、ローラ状の前記ピストン
Bに一体に突設した前記ブレード部B1を前記支持体C
に揺動及び進退可能に支持する構造としているので、前
記ピストンBが前記駆動軸Dの偏心部D1の回転駆動に
より公転しても、前記ピストンBは自転することがな
く、このため前記偏心部D1の外周面と前記ピストンB
の内周面との間の周速が速くなり、従って、過負荷運転
時など、潤滑条件が厳しくなる場合には、その潤滑状態
が悪くなり、この結果、焼き付けや摩耗が生じて、信頼
性が低下する問題が生じる。
【0004】本発明は、上記問題に鑑みて成したもの
で、その目的は、揺動型のロータリー圧縮機において、
駆動軸の偏心部外周とピストン内周との間の周速が速く
なる不具合をなくし、過負荷運転時でも、その潤滑状態
を良好にでき、焼き付けや摩耗を防止して信頼性を向上
できるようにする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、シリンダ2のシリンダ室2
1に、駆動軸5の偏心部51に挿嵌するピストン6を、
公転可能に内装してこのピストン6に前記シリンダ室2
1を圧縮室Xと吸入室Yとに区画するブレード部61を
一体的に突設して、このブレード部61を、前記シリン
ダ2に回転可能に配設した支持体62に揺動可能に支持
した揺動型ロータリー圧縮機において、前記偏心部51
と前記ピストン6との間にローラ7を自転可能に介在さ
せたのである。
【0006】また、請求項2記載の発明は、前記ピスト
ン6の内周面で、該ピストン6に突設する前記ブレード
部61の突設位置から、前記駆動軸5の回転方向に18
0度変位した範囲内における反負荷側に、前記ピストン
6の軸方向端面にそれぞれ開放する油溝64を形成した
のである。
【0007】さらに、請求項3記載の発明は、前記ロー
ラ7の高さを前記ピストン6の高さより低くして、その
軸方向一側端面の高さを駆動軸5の偏心部51における
軸方向一側端面の高さ程度として、前記ローラ7及び偏
心部51の軸方向一側端面部に、前記ローラ7の外周面
と前記ピストン6の内周面との隙間に連通する給油通路
8を形成したのである。
【0008】
【作用】請求項1記載の発明では、前記偏心部51と前
記ピストン6との間に前記ローラ7を自転可能に介在さ
せたから、前記偏心部51の外周が前記ピストン6の内
周に直接接触することがなく、しかも、前記偏心部51
が回転することに伴い、前記ローラ7も滑りながら回転
(自転)するから、前記ピストン6は、公転駆動により
自転を行わないが、前記ローラ7の自転により、前記偏
心部51の外周面と前記ローラ7の内周面との間の周速
を低下できるし、また、該ローラ7の外周面と前記ピス
トン6の内周面との間の周速も低下できるのであって、
それぞれの摺動面の周速を低下させることができるので
ある。従って、たとえ圧縮機を過負荷運転して給油量が
不足するなど、潤滑条件が厳しい場合でも、その摺動状
態を良好にでき、この結果、従来のような摩耗や焼き付
けを防止でき、圧縮機の信頼性を向上できるのである。
【0009】また、請求項2記載の発明では、前記ピス
トン6の内周面で、該ピストン6に突設する前記ブレー
ド部61の突設位置から、前記駆動軸5の回転方向に1
80度変位した範囲内における反負荷側に、前記ピスト
ン6の軸方向端面にそれぞれ開放する油溝64を形成し
たから、前記ピストン6における反負荷側において、前
記油溝64の開放部から該油溝64内に油が供給され、
該油溝64から前記ピストン6とローラ7との間に油が
積極的に供給されるので、前記ローラ7の回転に伴い負
荷側の摺動面にも良好に給油され、従って、前記ローラ
7の外周面と前記ピストン6の内周面との間の周速を低
下させられることと相俟って、潤滑性能をより向上で
き、信頼性を一層高められるのである。
【0010】さらに、請求項3記載の発明では、前記ロ
ーラ7の高さを前記ピストン6の高さより低くして、そ
の軸方向一側端面の高さを駆動軸5の偏心部51におけ
る軸方向一側端面の高さ程度として、前記ローラ7及び
偏心部51の軸方向一側端面部に、前記ローラ7の外周
面と前記ピストン6の内周面との隙間に連通する給油通
路8を形成したから、前記駆動軸5を軸受支持する軸受
部へ給油される油の一部を、前記給油通路8を介して前
記ローラ7の外周面と前記ピストン6の内周面との間の
隙間へ給油できるので、この摺動部での潤滑性能をさら
に向上でき、さらに信頼性を向上できるし、前記ローラ
7の高さを前記ピストン6の高さより低くすることによ
り、前記ローラ7の外周面と前記ピストン6の内周面の
摺動面積を減少できるので、それだけ摺動抵抗も減少で
き、圧縮機の性能を向上できるのである。
【0011】
【実施例】本発明の実施例を図1及び図2に基づいて説
明する。図1,2に示した実施例の揺動型ロータリー圧
縮機は、密閉ケーシング(図示せず)に内装する圧縮要
素1を既知の通り、フロントヘッド3及びリヤヘッド4
とシリンダ2とから構成し、該シリンダ2のシリンダ室
21内に、径方向外方に向けて突出するブレード部61
を一体状に設け、前記シリンダ室21の軸方向長さと同
じ長さをもつピストン6を配設すると共に、前記ピスト
ン6内に駆動軸5の偏心部51を挿嵌させて、該駆動軸
5の回転に伴い前記ピストン6の外周面を前記シリンダ
室21の内壁面に、また、軸方向両端面を前記フロント
ヘッド3及びリヤヘッド4のフェース面に油膜を介して
接触させながら公転駆動させるようになす一方、前記シ
リンダ2に設けた吸入孔22と吐出孔23との中間部位
には、前記シリンダ室21の内部と連通する円形状の支
持孔24を形成し、この支持孔24に前記各ヘッド3,
4に摺接される支持体62を回転可能に支持して、この
支持体62に設けた受入溝63に前記ブレード部61を
揺動及び進退出可能に支持させたものである。尚、前記
支持体62は、半円柱形状とされた2つの部材62a,
62bで形成しており、前記各部材62a,62bのフ
ラットな対向面間を前記受入溝63として、該受入溝6
3に前記ブレード部61を挿入させている。
【0012】従って、以上の構成において、前記ピスト
ン6及びブレード部61により、前記シリンダ室21の
内部空間が前記吸入孔22に連通する吸入室Yと、前記
吐出孔23に連通する圧縮室Xとに区画され、前記駆動
軸5の回転駆動に伴い前記吸入孔22から前記吸入室Y
内にガスを吸入し、また、前記圧縮室X内でガスを圧縮
して前記吐出孔23から吐出させられるのである。
【0013】そして、図1,2に示した第1実施例で
は、以上のように構成する揺動型ロータリー圧縮機にお
いて、前記偏心部51と前記ピストン6との間に筒状の
ローラ7を自転可能に介在させると共に、該ローラ7の
高さを前記ピストン6の高さより低くして、その軸方向
一側端面の高さを前記駆動軸5の偏心部51における軸
方向一側端面の高さ程度として、前記ローラ7及び偏心
部51の軸方向一側端面部に、前記ローラ7の外周面と
前記ピストン6の内周面との隙間に連通する給油通路8
を形成したのである。
【0014】具体的には、メタルから成る前記ローラ7
を前記偏心部51と前記ピストン6との間に、前記ロー
ラ7及び偏心部51の双方に対し摺動可能に嵌合すると
共に、該ローラ7の軸方向長さを、図2に示すように、
該ローラ7の下端面を前記リヤヘッド5のフェース面に
接触させた状態で、上端面が前記偏心部51の軸方向上
端側の高さと同じ高さと成るようにしている。尚、前記
偏心部51の軸方向長さは、前記各ヘッド3,4に摺接
しないように前記ピストン6よりも短く形成している。
【0015】しかして、前記ローラ7の上端面と前記偏
心部51の上端面との高さを同一高さとしていることか
ら、これら各上端面と前記フロントヘッド3のフェース
面との間には空間が形成されるのであり、該空間により
前記フロントヘッド3の軸受部で支持される軸部外周面
と前記ピストン6の内周面とが連通させられ、さらに、
前記ローラ7の外周面と前記ピストン6の内周面との間
の隙間を前記空間に開放させられるのであって、前記空
間により前記フロントヘッド3の軸受部31に給油する
油を前記ローラ7とピストン6との間の隙間に給油する
ための給油通路8を形成できるのである。即ち、前記駆
動軸5の前記フロントヘッド3の軸受部31の根元部に
対向する位置に、前記駆動軸5の内部に形成する給油通
路52内の油を前記軸受部31に供給するための給油孔
53を通常開口させており、従って、前記ローラ7及び
偏心部51の上端面と前記フロントヘッド3のフェース
面との間に空間を形成することにより、前記給油孔53
から給油される油の一部が、前記空間を介して前記ロー
ラ7の外周面と前記ピストン6の内周面との間の隙間に
給油されるのであって、前記空間が、給油通路8とな
り、前記隙間に油が有効に給油されるのである。
【0016】以上のように、前記偏心部51と前記ピス
トン6との間に前記ローラ7を自転可能に介在させたか
ら、前記偏心部51の外周が前記ピストン6の内周に直
接接触することがなく、しかも、前記偏心部51が回転
することに伴い、前記ローラ7も滑りながら回転(自
転)するから、前記ピストン6は、公転駆動により自転
を行わないが、前記ローラ7の自転により、前記偏心部
51の外周面と前記ローラ7の内周面との間の周速を低
下できるし、また、該ローラ7の外周面と前記ピストン
6の内周面との間の周速も低下できるのであって、それ
ぞれの摺動面の周速を低下させることができるのであ
る。従って、たとえ圧縮機を過負荷運転して給油量が不
足するなど、潤滑条件が厳しい場合でも、その摺動状態
を良好にでき、この結果、従来のような摩耗や焼き付け
を防止でき、圧縮機の信頼性を向上できるのである。
【0017】さらに、前記した実施例では、前記ローラ
7及び偏心部51の各上端面と前記フロントヘッド3の
フェース面との間に前記給油通路8を形成したから、前
記ローラ7の外周面と前記ピストン6の内周面との間の
隙間への給油を前記給油通路8を介して良好に行えるの
で、この摺動部での潤滑性能をさらに向上でき、より信
頼性を向上できるし、前記ローラ7の高さを前記ピスト
ン6の高さより低くすることにより、前記ローラ7の外
周面と前記ピストン6の内周面の摺動面積を減少できる
ので、それだけ摺動抵抗も減少でき、圧縮機の性能を向
上できるのである。
【0018】尚、前記実施例では、前記ローラ7の高さ
を前記偏心部51の上端面の高さに合わせてたが、前記
ローラ7の高さは、前記ピストン6の高さに合わせても
差し支えない。
【0019】また、図3乃至図5に示すように、前記ピ
ストン6の内周面で、該ピストン6に突設する前記ブレ
ード部61の突設位置から、前記駆動軸5の回転方向a
に180度変位した範囲内における反負荷側に、前記ピ
ストン6の軸方向端面にそれぞれ開放する油溝64を形
成するのが好ましい。
【0020】該油溝64は、図4に示すように、軸方向
に平行に形成してもよいし、図5に示すように斜めに形
成してもよく、軸方向に平行に形成するときには、該油
溝64の両端開放部から該油溝64内に油を供給して、
前記ピストン6と前記ローラ7との間の潤滑をより良好
に行えるし、また、前記駆動軸5におけるフロントヘッ
ド3側に形成した前記給油孔53からの給油量が多いと
きには、図5に示すように、回転方向aに、前記フロン
トヘッド3側からリヤヘッド4側に向かって斜めに形成
することにより、前記油溝64のフロントヘッド側から
油を供給してリヤヘッド側に油を積極的に流して、摺動
部の潤滑をより良好に行うことができるし、また、反対
に給油孔からのリヤヘッド側への給油量が多いときに
は、リヤヘッド側からフロントヘッド側に向かって斜め
に形成することにより、リヤヘッド側からフロントヘッ
ド側に向かって油を積極的に流すことができるのであっ
て、前記ピストン6における反負荷側において、前記油
溝64から前記ピストン6とローラ7との間に油を積極
的に供給して、前記ローラ7の回転に伴い負荷側の摺動
面にも良好に給油することができるから、前記ピストン
6が自転せずとも、前記ローラ7の外周面と前記ピスト
ン6の内周面との間の潤滑性能をより向上できるのであ
る。
【0021】
【発明の効果】以上のように、請求項1記載の発明によ
れば、揺動型ロータリー圧縮機において、前記偏心部5
1と前記ピストン6との間にローラ7を自転可能に介在
させたから、前記偏心部51の外周が前記ピストン6の
内周に直接接触することがなく、しかも、前記偏心部5
1が回転することに伴い、前記ローラ7も滑りながら回
転(自転)するから、前記ピストン6は、公転駆動によ
り自転を行わないが、前記ローラ7の自転により、前記
偏心部51の外周面と前記ローラ7の内周面との間の周
速を低下できるし、また、該ローラ7の外周面と前記ピ
ストン6の内周面との間の周速も低下できるのであっ
て、それぞれの摺動面の周速を低下させることができる
のである。従って、たとえ圧縮機を過負荷運転して給油
量が不足するなど、潤滑条件が厳しい場合でも、その摺
動状態を良好にでき、この結果、従来のような摩耗や焼
き付けを防止でき、圧縮機の信頼性を向上できるのであ
る。
【0022】また、請求項2記載の発明によれば、前記
ピストン6の内周面で、該ピストン6に突設する前記ブ
レード部61の突設位置から、前記駆動軸5の回転方向
に180度変位した範囲内における反負荷側に、前記ピ
ストン6の軸方向端面にそれぞれ開放する油溝64を形
成したから、前記ピストン6における反負荷側におい
て、前記油溝64の開放部から該油溝64内に油が供給
され、該油溝64から前記ピストン6とローラ7との間
に油が積極的に供給されるので、前記ローラ7の回転に
伴い負荷側の摺動面にも良好に給油され、従って、前記
ローラ7の外周面と前記ピストン6の内周面との間の周
速を低下させられることと相俟って、潤滑性能をより向
上でき、信頼性を一層高められるのである。
【0023】さらに、請求項3記載の発明によれば、前
記ローラ7の高さを前記ピストン6の高さより低くし
て、その軸方向一側端面の高さを駆動軸5の偏心部51
における軸方向一側端面の高さ程度として、前記ローラ
7及び偏心部51の軸方向一側端面部に、前記ローラ7
の外周面と前記ピストン6の内周面との隙間に連通する
給油通路8を形成したから、前記駆動軸5を軸受支持す
る軸受部へ給油される油の一部を、前記給油通路8を介
して前記ローラ7の外周面と前記ピストン6の内周面と
の間の隙間へ給油できるので、この摺動部での潤滑性能
をさらに向上でき、さらに信頼性を向上できるし、前記
ローラ7の高さを前記ピストン6の高さより低くするこ
とにより、前記ローラ7の外周面と前記ピストン6の内
周面の摺動面積を減少できるので、それだけ摺動抵抗も
減少でき、圧縮機の性能を向上できるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の揺動型ロータリー圧縮機の圧縮要素
を示す横断面図。
【図2】 同圧縮要素の縦断面図。
【図3】 他の実施例におけるピストンの平面図。
【図4】 図3におけるX−X断面図。
【図5】 他のピストンの実施例を示す断面図。
【図6】 従来の揺動型ロータリー圧縮機の断面図。
【符号の説明】
2 シリンダ 21 シリンダ室 5 駆動軸 51 偏心部 6 ピストン 61 ブレード部 62 支持体 64 油溝 7 ローラ 8 給油通路 X 圧縮室 Y 吸入室

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シリンダ(2)のシリンダ室(21)に、
    駆動軸(5)の偏心部(51)に挿嵌するピストン
    (6)を、公転可能に内装してこのピストン(6)に前
    記シリンダ室(21)を圧縮室(X)と吸入室(Y)と
    に区画するブレード部(61)を一体的に突設して、こ
    のブレード部(61)を、前記シリンダ(2)に回転可
    能に配設した支持体(62)に揺動可能に支持した揺動
    型ロータリー圧縮機であって、前記偏心部(51)と前
    記ピストン(6)との間にローラ(7)を自転可能に介
    在させていることを特徴とする揺動型ロータリー圧縮
    機。
  2. 【請求項2】ピストン(6)の内周面で、該ピストン
    (6)に突設する前記ブレード部(61)の突設位置か
    ら、前記駆動軸(5)の回転方向に180度変位した範
    囲内における反負荷側に、前記ピストン(6)の軸方向
    端面にそれぞれ開放する油溝(64)を形成している請
    求項1記載の揺動型ロータリー圧縮機。
  3. 【請求項3】ローラ(7)の高さを前記ピストン(6)
    の高さより低くして、その軸方向一側端面の高さを駆動
    軸(5)の偏心部(51)における軸方向一側端面の高
    さ程度として、前記ローラ(7)及び偏心部(51)の
    軸方向一側端面部に、前記ローラ(7)の外周面と前記
    ピストン(6)の内周面との隙間に連通する給油通路
    (8)を形成している請求項1または請求項2記載の揺
    動型ロータリー圧縮機。
JP32876193A 1993-12-24 1993-12-24 揺動型ロータリー圧縮機 Withdrawn JPH07180682A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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