JPH07180561A - スーパーチャージャ - Google Patents

スーパーチャージャ

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Publication number
JPH07180561A
JPH07180561A JP32662993A JP32662993A JPH07180561A JP H07180561 A JPH07180561 A JP H07180561A JP 32662993 A JP32662993 A JP 32662993A JP 32662993 A JP32662993 A JP 32662993A JP H07180561 A JPH07180561 A JP H07180561A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
supercharger
check valve
discharge port
casing
air
Prior art date
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Pending
Application number
JP32662993A
Other languages
English (en)
Inventor
Masao Teraoka
正夫 寺岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
GKN Driveline Japan Ltd
Original Assignee
Tochigi Fuji Sangyo KK
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Publication date
Application filed by Tochigi Fuji Sangyo KK filed Critical Tochigi Fuji Sangyo KK
Priority to JP32662993A priority Critical patent/JPH07180561A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単で安価な構造の逆止弁により過給気の逆
流を防止できるスーパーチャージャの提供を目的とす
る。 【構成】 ケーシング7と、そのケーシング7内に収納
された一対のロータ3,5とからなり、エンジンによっ
て駆動されるスーパーチャージャ1において、スーパー
チャージャ1の吐出口15近傍に配設され、前後の圧力
差によって吐出口15を開閉し、下流側過給気の逆流を
阻止する板状の逆止弁17を有することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両等に用いられ、エ
ンジンのクランク軸により機械式駆動される容積型スー
パーチャージャに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の容積型スーパーチャージャとして
は、例えば図2に示すようなルーツブロワが知られてい
る(1987年11月発行「モータファン」137頁参
照)。このスーパーチャージャ101は2葉のロータ1
03,105をケーシング107内に収納したブロワで
あり、気化器109と吸気マニホールド111間に配置
されている。ロータ103,105は図示しないエンジ
ンのクランク軸から機械式駆動機構を介して駆動され
る。図3において一方のロータ103の作動についてみ
ると、陰影表示した混合気120は吸込口113からケ
ーシング107内に入り、ロータ103の回転に伴って
図3の(a)〜(d)の順に移動し、(e)で吐出口1
15から吐出される。この吸込〜吐出間には混合気12
0の内部圧縮は行われない。
【0003】これに対し過給圧を高めるためには、内部
圧縮の機能を有する、いわゆるコンプレッサの採用が有
利となるが、これにはベーン式コンプレッサや図4
(a),(b)に示すようなスクリュー式のリショルム
コンプレッサなどがある(1988年9月発行「カーグ
ラフィック」197頁参照。ただし図4(b)は産業用
を示す)。
【0004】このスクリュー式コンプレッサ201は上
記ルーツブロワ101と同様位置に配置され、ケーシン
グ207(図4(a)にはロータ室輪郭の一部のみ図
示)内にねじれた雄、雌の一対のロータ205,203
を有する。ロータ205,203は、その軸端に設けら
れたタイミングギヤ(図示省略)を介してエンジンのク
ランク軸から駆動される。混合気は図4において左側の
吸込口からねじれた歯溝内に入り、ロータ205,20
3の軸方向に右側の吐出口へ進みながら、図5(a)の
Aから図5(b)のBへと徐々に圧縮されて吐出され
る。そして吐出口部には、スライドバルブ(図示省略)
が設けられ、吐出圧が一定値になると開き、スライド量
によって過給圧を制御する。スクリュー式コンプレッサ
を用いる場合は混合気が内部圧縮されるため、例えばエ
ンジンの軽負荷時には相応の過給圧が得られ、また効率
がよい。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記のルー
ツブロワを用いる場合、ロータ3,5により送られた混
合気120が吐出口15に連通したとき(図3(d)参
照)吐出側の過給圧を有する混合気が圧力差により急激
にケーシング107内に逆流する。これがスーパーチャ
ージャの騒音発生の原因となる。また、この逆流に逆ら
って混合気120を吐出すために動力を余計に消費する
ので、効率を低下させるという問題がある。
【0006】そこで、逆流防止のために、スクリュー式
コンプレッサ201で用いる上記のスライドバルブを用
いようとすると、今度はスライドバルブは複雑、高価で
あるいう問題が残る。
【0007】本発明は、このような問題点に着目してな
されたものであり、簡単で安価な構造のバルブにより過
給気の逆流を防止できるスーパーチャージャの提供を目
的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、ケーシングと、該ケーシング内に収納さ
れた一対のロータとからなり、エンジンによって駆動さ
れるスーパーチャージャにおいて、前記スーパーチャー
ジャの吐出口近傍に配設され、前後の圧力差によって前
記吐出口を開閉し、下流側過給気の逆流を阻止する板状
の逆止弁を有することを特徴とする。
【0009】
【作用】本発明によれば、スーパーチャージャの吐出口
における吸気圧力が逆止弁下流の過給圧よりも低い間
は、逆止弁が閉位置にあって、逆止弁下流の過給気の逆
流を防ぐ。そして吐出口における吸気圧力が逆止弁下流
の過給圧よりも高くなったとき逆止弁が開いて過給を行
う。
【0010】
【実施例】本発明の一実施例を図面に基づき説明する。
【0011】図1はルーツ式スーパーチャージャの構成
を示す模式図である。スーパーチャージャ1は前記従来
例と同様に、たとえば気化器と吸気マニホールド(いず
れも図示省略)間に配置される。図1においてスーパー
チャージャ1の左方が吸込側で、右方が吐出側である。
【0012】本実施例では、図示のように、まゆ形の2
葉のロータ3,5がケーシング7内に位相をずらして配
設され、それぞれタイミングギヤ(図示省略)を介して
エンジンのクランク軸により機械式駆動される。そし
て、ロータ3,5は小さなすきまを保って相互に接触せ
ずに、平行な2軸9,11とそれぞれ一体に互いに逆回
転する。13は吸込口で、15は吐出口である。
【0013】逆止弁17は吐出口15部に、図示のよう
に吐出側通路19内にそれを斜めに横断して配設されて
いる。逆止弁17は所定厚さの板材からなり、吐出口1
5および通路19の断面形状に対応した輪郭に形成され
ている。そして、吐出口15部とその下流との圧力差に
よって軸17bを支点として揺動可能で、これにより吐
出口15を開閉する。図示の閉位置は、下流側のより高
い圧力によって吐出口15を閉じた状態を示す。このと
き逆止弁先端部17aと輪郭部は共に吐出側通路19の
下端部19aおよび通路内面に当接して吐出口15を閉
じる。そして、逆止弁17は17bを支点としてこの閉
位置から右方へのみ揺動可能で、吐出口15を開くこと
が可能にされている。
【0014】つぎに、作用について説明する。
【0015】ロータ3,5は図1の回転矢印の方向に互
いに逆回転して、各々とケーシング7との間の混合気
(たとえば図1の20)を吐出口へ送出す。吸込〜吐出
間の混合気の移動は、前記従来例での説明の通りである
(図3参照)。こうして、1回転に4回の吐出が行われ
るが、吸込〜吐出間における混合気の内部圧縮は行われ
ない。そして、吐出口15に溜った混合気の圧力が逆止
弁17の下流における過給圧よりも低い間は、逆止弁1
7は下流側の過給気に押されて、図1の実線示の閉位置
にあるので、下流側の過給気が吐出口15に逆流するこ
とはない。また、吐出口圧力が下流側の過給圧よりも高
くなったときには、逆止弁17は例えば図1の破線示の
ように揺動して吐出口15を開く。逆止弁17の開弁圧
は一定値ではなく、下流側の過給圧の設定値に応じて変
るものである。
【0016】なお、逆止弁17は、その揺動支点17b
を吐出側通路19の略円形断面の中心近くに設けていわ
ゆるバタフライ式にしてもよく、またリードバルブにし
てもよい。
【0017】こうして、本実施例によれば、逆止弁17
が逆流防止作用をするので、前記従来例とは異なり、ロ
ータ3,5によって送られる混合気20が吐出口15に
連通したときに、下流側の過給圧を有する過給気が急激
に逆流する現象を防止することができる。そして、板材
で形成された逆止弁17は構造が簡単で安価なものであ
る。
【0018】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、スーパーチャージャの吐出口近傍に板材で形
成された逆止弁を配設し、逆止弁下流の過給気が吐出口
へ逆流するのを阻止するので、構造が簡単で安価な構成
により過給気の急激な逆流によるスーパーチャージャの
騒音を低減することができ、これにより効率が向上す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施例のスーパーチャージャの構成を示す模
式図である。
【図2】従来例のスーパーチャージャの構成とその配置
を示す模式図である。
【図3】従来例のスーパーチャージャの作動を示す説明
図である。
【図4】他の従来例のスクリュー式コンプレッサの説明
図である。
【図5】他の従来例のスクリュー式コンプレッサの作動
を示す説明図である。
【符号の説明】
3,5 ロータ 7 ケーシング 7b 軸 15 吐出口 17 逆止弁 19 通路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケーシングと、該ケーシング内に収納さ
    れた一対のロータとからなり、エンジンによって駆動さ
    れるスーパーチャージャにおいて、 前記スーパーチャージャの吐出口近傍に配設され、前後
    の圧力差によって前記吐出口を開閉し、下流側過給気の
    逆流を阻止する板状の逆止弁を有することを特徴とする
    スーパーチャージャ。
JP32662993A 1993-12-24 1993-12-24 スーパーチャージャ Pending JPH07180561A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32662993A JPH07180561A (ja) 1993-12-24 1993-12-24 スーパーチャージャ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32662993A JPH07180561A (ja) 1993-12-24 1993-12-24 スーパーチャージャ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07180561A true JPH07180561A (ja) 1995-07-18

Family

ID=18189933

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP32662993A Pending JPH07180561A (ja) 1993-12-24 1993-12-24 スーパーチャージャ

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