JPH0717990Y2 - 複合防護板 - Google Patents

複合防護板

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JPH0717990Y2
JPH0717990Y2 JP3780188U JP3780188U JPH0717990Y2 JP H0717990 Y2 JPH0717990 Y2 JP H0717990Y2 JP 3780188 U JP3780188 U JP 3780188U JP 3780188 U JP3780188 U JP 3780188U JP H0717990 Y2 JPH0717990 Y2 JP H0717990Y2
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JP
Japan
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protective plate
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JP3780188U
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JPH01144699U (ja
Inventor
孝明 清上
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Japan Steel Works Ltd
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Japan Steel Works Ltd
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  • Laminated Bodies (AREA)
  • Aiming, Guidance, Guns With A Light Source, Armor, Camouflage, And Targets (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は戦闘車両及び砲塔等の耐弾部材に関する。
(従来の技術) 従来、耐弾部材としての防護板には次の何れかが使用さ
れていた。
1)第5図示のような金属板5を単独で使用し、防護力
に応じて板厚6を変えるか、若しくは材質を選定して使
用していた。
2)第6図示のようにセラミックス7、繊維板8、金属
板9を積層して一枚の板に成形して使用していた。
3)繊維とレジンを積層して一枚の板にして使用してい
た。
(考案が解決しようとする課題) 上述のような従来の構成の防護板には次のような問題点
がある。
1)の場合には防護性の向上を図る場合、簡単には板厚
を増大させる方法をとるが、これは即ち重量増大とな
り、兵器の特性としての軽量化の要求と相反する結果と
なる。
また、板厚を増大させないためには、材質の高強度なも
のを使用する必要があり、価格が高騰する結果となる。
2)の場合にはセラミックス7、繊維板8、金属板9の
積層の成形性に問題があり、特に曲面への利用が困難で
ある。
また、繊維板8が金属板9と密着しているので変形し難
く、剛体に近い状態であるので、弾丸やその破片等4
(以下弾丸等という)の運動エネルギーを防護板全体で
まともに受け、この繊維板8だけでは吸収出来ず、全体
が破壊され易い。
3)の場合の繊維とレジンを積層した板だけでは、重
量、成形性では優るが、充分な防護力を期待することは
困難である。
本考案は上述の問題点を解決し、安価で軽量化が可能な
複合防護板を提供することを課題とする。
(課題を達成するための手段) 上述の課題を達成するために、主防護板と副防護板とで
構成される複合防護板において、金属板の主防護板2
と、アラミド繊維の織物をポリエステル、ビニールエス
テル若しくはフェノール樹脂で結合・積層した副防護板
1若しくは1′とよりなり、主防護板2と副防護板1、
1′との間に中空層3もしくは3′を設けて形成したも
のである。
(作用) 上述のように、主防護板と副防護板とは中空層を挟んで
独立しているので、弾丸等が先に当たった主防護板若し
くは副防護板を破壊貫通する際に、副防護板に用いてい
るアラミド繊維の防護力を最大の効率にするためには、
繊維の縦、横方向に変形出来ることが必要である。この
ため本考案では、主防護板と副防護板との間を中空化す
ることで、この変形が起こり易くしているものである。
この結果、弾丸等の持っていた運動エネルギーは先に当
たった主防護板若しくは副防護板を破壊貫通する際に大
きく消費され、後に当たる正常状態の副防護板若しくは
主防護板を破壊貫通するだけの運動エネルギーがなく、
複合体としての複合防護板を貫通することは困難であ
る。
(実施例) 実施例1 第1図は本実施例の複合防護板の断面図である。主防護
板2として金属板を使用し、副防護板1としてはアラミ
ド繊維の織物をポリエステル、ビニールエステル若しく
はフェノール樹脂で結合・積層した板を使用した。この
主防護板2と副防護板1とはそれらの周辺部を同図のA
に示すように成形時にモールドされ、一体化してある。
この一体化の際、主防護板2と副防護板1との間には中
空層3が形成されるようにモールドしてある。
次にこの複合防護板の動作について説明する。第3図の
ように、副防護板1側の前面から弾丸等4の被弾を受け
た場合、先ず副防護板1に弾丸等4が当たる。この場
合、副防護板1は変形し、弾丸等4の運動エネルギーが
大きくて副防護板1だけでは防護し切れない場合には副
防護板1は破壊・貫通される。
しかしこの時点では主防護板2は中空層3を隔てて独立
して存在しているので、何の衝撃も受けず、健全な状態
を維持している。
上述のように弾丸等4が副防護板1を変形せしめて破壊
・貫通する際には大きく運動エネルギーを消費してしま
うので、貫通後に正常状態の主防護板2に当たった時に
は残っている運動エネルギーのみであるので、せいぜい
主防護板2を変形する位で、貫通することはほとんどな
い状態である。
実施例2 本実施例は第2図に示すように、上述の実施例1の前後
を逆にしたような形状である。この場合には金属板2の
内側に中空層3′を設けて副防護板1′を第1図のA部
のようにモールドして主防護板2に固定してある。この
場合の副防護板1′は第1図の副防護板1と異なり、平
面状をなして内部への出っ張りを小さくしている。
次にこの複合防護板の動作について説明する。第4図の
ように、主防護板2側の前面から弾丸等4の被弾を受け
た場合、先ず主防護板2に弾丸等4が当たる。この場
合、主防護板2は変形し、弾丸等4の運動エネルギーが
大きくて主防護板2だけでは防護し切れない場合には主
防護板2は破壊・貫通される。
しかしこの時点では副防護板1′は中空層3′を隔てて
独立して存在しているので、何の衝撃も受けず、健全な
状態を維持している。
上述のように弾丸等4が主防護板2を変形せしめて破壊
・貫通する際には大きく運動エネルギーを消費してしま
うので、貫通後に副防護板1′に当たった時には残って
いる運動エネルギーのみであるので、せいぜい副防護板
1′を変形する位で、貫通することはほとんどない状態
である。
(考案の効果) 本考案は上述のように、アラミド繊維の結合・積層板が
最大の運動エネルギーを吸収し得るように中空層3若し
くは3′を設けたことにより、弾丸等4は結果的に2枚
の防護板で防がれていることになるので、合計の厚さが
同じでも大きな防護力を発揮することが可能となる。
またこの結果、1枚の防護板だけに頼るものではないの
で、主防護板2を鋼板でなく、軽合金板の使用も可能で
あり、重量軽減に大きく貢献することが可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例1の複合防護板の断面図、第2
図は同じく実施例2の断面図、第3図は実施例1の動作
説明図、第4図は実施例2の動作説明図、第5図は従来
の単一防護板の断面図、第6図は従来の複合防護板の断
面図である。 1,1′:副防護板、2:主防護板、3、3′:中空層。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】主防護板と副防護板とで構成される複合防
    護板において、金属板の主防護板と、アラミド繊維の織
    物をポリエステル、ビニールエステル若しくはフェノー
    ル樹脂で結合・積層した副防護板とよりなり、主防護板
    と副防護板との間に中空層を設けて形成したことを特徴
    とする複合防護板。
JP3780188U 1988-03-22 1988-03-22 複合防護板 Expired - Lifetime JPH0717990Y2 (ja)

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JP3780188U JPH0717990Y2 (ja) 1988-03-22 1988-03-22 複合防護板

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JP3780188U JPH0717990Y2 (ja) 1988-03-22 1988-03-22 複合防護板

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01144699U JPH01144699U (ja) 1989-10-04
JPH0717990Y2 true JPH0717990Y2 (ja) 1995-04-26

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