JPH0717896Y2 - ヘッダー分岐コック遮断弁 - Google Patents

ヘッダー分岐コック遮断弁

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JPH0717896Y2
JPH0717896Y2 JP13999088U JP13999088U JPH0717896Y2 JP H0717896 Y2 JPH0717896 Y2 JP H0717896Y2 JP 13999088 U JP13999088 U JP 13999088U JP 13999088 U JP13999088 U JP 13999088U JP H0717896 Y2 JPH0717896 Y2 JP H0717896Y2
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敏 菅信
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、家庭等にガスを分岐して供給する配管に接続
され、過流ガスに対する遮断機能と通常のガス停止機能
とを有するコック遮断弁に関するものである。
〔従来の技術〕
都市ガス等を家庭内の種々のガス器具に分岐して供給す
るために、従来、第3図に示すような多栓分岐ヘッダー
32が使用されている。
図中、33は建物の外壁、34はコック遮断弁、35は内壁、
36は家庭内配管である。
該コック遮断弁34は、第4図にその縦断面図を示すよう
に、過流ガス遮断機能と通常のガス停止機能を一つのボ
ール弁体37によって行わせるものである。即ち、その構
成は、一次側流路38にガス停止用弁座39を設けると共
に、該弁座39の開口部40に離接ピン41の先端を臨ませて
あり、該離接ピン41は、圧縮バネ42によりボール弁体37
の方向(上方向)に付勢され、下方向に変位可能に設け
てある。さらに、該弁座39に対向して上側に過流遮断用
弁座43を設けてある。また、該弁座43の上方向にソレノ
イド44を設け、プランジャ45を圧縮バネ46の付勢によ
り、該弁座43に密着した状態のボール弁体37を押圧可能
にしてある。
図中、47は二次側流路、48は電線、49は手動コックであ
る。
そして、通常使用時には、該ボール弁体37は離接ピン41
上に乗って、弁座39との間に隙間をあけた状態になって
おり、その隙間からガスが二次側47へ流れる。ガスを停
止するには、電線48に接続した図示しないリモートスイ
ッチにより、プランジャ45を突出させて、ボール弁体37
を弁座39に密着させる。この際、接離ピン41は下側に変
位する。万一、家庭内配管(ホース)を足で引っ掛ける
等して外した場合には、過流ガスの圧力でボール弁体37
が上がり、弁座43を閉塞するから、ガスの流出が遮断さ
れる。
しかしながら、上記したコック遮断弁34にはいくつかの
欠点がある。即ち、ボール弁体37の自重を利用して過流
ガス圧力を設定し、遮断(ヒューズ)作用を行わせるが
故に、逆向きや横置きでは使用出来ない。従って、第3
図のように、コック遮断弁34が縦方向に長くなり、大き
な設置スペースが必要になる。また、二次側47からソレ
ノイド44でボール弁体37を押し下げる構造故に、一次側
流路38内のガス圧力が大きい場合には、ソレノイド44側
の圧縮バネ46の押し下げ荷重を上げないとボール弁体37
と弁座39との気密性を確保できないので、気密信頼性に
不安があり、また、荷重の高い圧縮バネ46に抗してプラ
ンジャ45を引き上げるべくソレノイド44自体を大型にし
なければならず、構造が肥大化する。
〔考案が解決しようとする課題〕
本考案は、上記した欠点に鑑み、取付け方向が規制され
ずにスペース的に有利で、しかも、一次側の圧力の大き
さに影響されずに、一定の力で閉弁操作ができ、かつ充
分な気密性を保つことのできるコック遮断弁を提供する
ことを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本考案は、一次側流路に設
けた第一の弁座に対して、ガス流入側から当接するボー
ル弁体と、該ボール弁体をガス流入方向に対して逆向き
に付勢するバネ手段と、二次側流路の入口に設けた第二
の弁座と、該一次側流路と該二次側流路の間に可動子を
臨ませたソレノイドと、一端に該ボール弁体に対する押
圧部を形成し、中間部を回動自在に軸支し、他端を該可
動子に軸支したボール弁体開弁レバーと、一端に該第二
の弁座に対する弁体を設けると共に、中間部を回動自在
に軸支し、他端を該可動子に軸支した弁体開閉レバー
と、を備え、該ボール弁体開弁レバーが該ボール弁体を
押圧すると同時に、該弁体開閉レバーが該弁体を該第二
の弁座に密着させる構造であることを基本とする。
〔作用〕
ボール弁体をバネ手段で付勢することによって遮断圧力
を設定しているから、コック遮断弁をどの方向に取付け
ても、遮断作用が行われる。
さらに、二次側流路の入口に設けた弁座に対して弁体は
一次側に位置し、また、該弁体の閉弁と同時にボール弁
体が開弁するから、弁体は一次側の圧力によって弁座に
押し付けられる。従って気密性が向上する。
〔実施例〕
第1図は、本考案のヘッダー分岐コック遮断弁Aを示す
縦断面図であり、(a)は閉弁状態、(b)は開弁状態
を示す。
図で、ガスは矢印方向に流れ、1は一次側流路、2は二
次側流路である。そして、一次側流路1に対し、遮断機
能を有するボール弁体3を設けてある。該ボール弁体3
は、停止部材4の底部5に一端を固定し、他端を該ボー
ル弁体3に結合して引張バネ6により、ガス流入方向に
対して逆向きに付勢されている。該引張バネ6の力はガ
ス遮断圧力により設定される。
一次流路1の出口には、該ボール弁体3に対する弁座7
を設けてある。該弁座7は、合成ゴムにより形成され、
止め輪8とワッシャ9により、ジョイント部本体10に固
定してある。
二次側流路2の入口には通常時のガス停止用弁機構とし
て、弁座11を設けてあり、該弁座11は、後述する弁体12
によって開閉される。
一次側流路1と二次側流路2の間に設けられた弁室13の
上部にはソレノイド14を設け、該ソレノイド14のプラン
ジャ15先端にシャフト16を結合して可動子17を構成し、
該可動子17を弁室13内に臨ませている。該可動子17は、
ソレノイド本体18の固定用ブラケット19に一端を当接し
た圧縮バネ20により、弁室13側へ突出可能に付勢されて
いる。該シャフト16の先端には、一端に前記ボール弁3
に対する押圧部21を形成し、中間部22をブラケット19に
回動自在に軸支したボール弁体開弁レバー23と、一端に
前記弁座11に対する弁体12をピン結合により設け、中間
部24をブラケット19に軸支した弁体開閉レバー25の他端
部を夫々軸支してある。尚、該ボール弁体押圧部21の表
面には樹脂コーティングを施してあり、金属同士の接触
による摩耗を防止している。
ここで、ソレノイド14の励磁を解除すれば、図(a)の
ような閉弁状態を得ることができる。即ち、可動子17は
圧縮バネ20の力で弁室13側(下方向)へ突出し、両レバ
ー23,25を外側に回動させるから、弁体12が弁座11を閉
塞すると同時に、ボール弁体押圧部21が弁座7の開口部
26に位置して、ボール弁体3の遮断を阻止し、ボール弁
体3と該開口部26の間に隙間を生じさせる。一次側のガ
スはこの隙間を通って弁体12の背面を押圧するから、弁
体12は弁座11にしっかりと密着する。
また、ソレノイド14を励磁すれば、図(b)のような開
弁状態となる。即ち、プランジャ15は、圧縮バネ20の力
に抗してソレノイド14側に引き寄せられ、両レバー23,2
5を夫々内方向に回動させるから、弁体12は弁座11より
離間すると共に、ボール弁体押圧部22は弁座7の開口部
26より離出する。従って、ガスは二次側2へ流れること
ができる。ここで、過流ガスが流れようとすると、ボー
ル弁体3がその圧力を受けて、引張バネ6の力に抗して
移動し、弁座7を閉塞する。
この状態からガスを再度使用する場合には、一度ソレノ
イド14の励磁を解除して、図(a)の閉弁状態にすれ
ば、ボール弁体3はボール弁体開弁レバー23に押圧され
て復帰し、ガスは再度流れることができる。
さて、該ボール弁体3を有する一次側ジョイント部10
は、ソレノイド14、両レバー23,25並びに弁座11を有す
る遮断弁本体27に対し、シール部材28を介して、スプリ
ングピン29と小ネジ30によって接続固定がなされてお
り、これによってジョイント部10と遮断弁本体27との脱
着が容易である。従って、例えば遮断機能を要しない場
合は、分離してボール弁体3を取り外せば良く、また、
使用中に遮断機能と閉弁機能のいずれかが不具合を起こ
しても、一方を交換すれば良いから、脱着作業性が良
く、部品のムダもない。
第2図は、第1図に示したコック遮断弁Aをガス供給用
ヘッダー31に五連装した状態を示す正面図である。ここ
で、前記ボール弁体3は、引張バネ6により結合され
て、任意に移動することがないから、コック遮断弁Aの
取付け方向は、水平方向に限定されず、垂直方向でも良
い。
〔考案の効果〕
以上の如く、本考案に係るコック遮断弁は、取付け方向
が規制されないから、取付けスペースが小さくて済み、
都市の住宅等に最適である。
さらに、一次側圧力を利用して閉弁する構造であるか
ら、従来に較べて気密性が良いと同時に、閉弁時のソレ
ノイドの消費エネルギが少なくて済み、小型で小出力の
ソレノイドを使用でき、それにより構造がコンパクトに
なり、且つ経済性が向上する。また一次側圧力を利用し
て閉弁するから、一次側設定圧力が大きい場合でも小型
で小出力のソレノイドで対応でき、ソレノイドの変更が
不要で、ソレノイドの共用化によるコストダウンが図ら
れる。
一方、ジョイント部と遮断弁本体を脱着できるから、ヘ
ッダーへの取付けやメンテナンスが容易であり、作業時
間も短縮される。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)は本考案のヘッダー分岐コック遮断弁(閉
弁状態)を示す縦断面図、 第1図(b)は同じく開弁状態を示す縦断面図、 第2図は本考案のヘッダー分岐コック遮断弁をヘッダー
に取付けた状態を示す正面図、 第3図は従来のヘッダー分岐コック遮断弁の取付状態を
示す斜視図、 第4図は従来のヘッダー分岐コック遮断弁を示す縦断面
図である。 1……一次側流路、2……二次側流路、3……ボール弁
体、6……引張バネ、7,11……弁座、10……ジョイント
部、12……弁体、14……ソレノイド、17……可動子、20
……圧縮バネ、21……ボール弁体押圧部、22,24……中
間部、23……ボール弁体開弁レバー、25……弁体開閉レ
バー、27……遮断弁本体、29……ピン、30……小ネジ、
31……ヘッダー。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】一次側流路に設けた第一の弁座に対して、
    ガス流入側から当接するボール弁体と、 該ボール弁体をガス流入方向に対して逆向きに付勢する
    バネ手段と、 二次側流路の入口に設けた第二の弁座と、 該一次側流路と該二次側流路の間に可動子を臨ませたソ
    レノイドと、 一端に該ボール弁体に対する押圧部を形成し、中間部を
    回動自在に軸支し、他端を該可動子に軸支したボール弁
    体開弁レバーと、 一端に該第二の弁座に対する弁体を設けると共に、中間
    部を回動自在に軸支し、他端を該可動子に軸支した弁体
    開閉レバーと、 を備え、該ボール弁体開弁レバーが該ボール弁体を押圧
    するのと同時に、該弁体開閉レバーが該弁体を該第二の
    弁座に密着させることを特徴とするヘッダー分岐コック
    遮断弁。
  2. 【請求項2】ボール弁体を有する一次側ジョイント部を
    遮断弁本体に対して脱着可能に設けて成ることを特徴と
    する請求項(1)記載のヘッダー分岐コック遮断弁。
JP13999088U 1988-10-28 1988-10-28 ヘッダー分岐コック遮断弁 Expired - Lifetime JPH0717896Y2 (ja)

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