JPH07178516A - アモルファス薄帯の製造装置 - Google Patents
アモルファス薄帯の製造装置Info
- Publication number
- JPH07178516A JPH07178516A JP32869493A JP32869493A JPH07178516A JP H07178516 A JPH07178516 A JP H07178516A JP 32869493 A JP32869493 A JP 32869493A JP 32869493 A JP32869493 A JP 32869493A JP H07178516 A JPH07178516 A JP H07178516A
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- Japan
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- cooling roll
- brush roll
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 アモルファス薄帯の製造装置において、冷却
ロールの表面のスクラッチマークを過大に発生させるこ
となく、冷却ロールの表面の粗度の維持および汚染物の
除去を行うことが可能なアモルファス薄帯の製造装置を
提供する。 【構成】 アモルファス薄帯の製造装置の冷却ロール外
周に設けられた、ナイロンなどの樹脂よりなる繊維線材
に砥粒を編み込んだ芯材より構成される円筒形状のブラ
シロールと、それを冷却ロールに押しつけながら前記ブ
ラシロールを冷却ロールの回転に対し逆回転させて連続
的に冷却ロール表面を研磨するモータおよび前記ブラシ
ロールを軸方向に揺動する揺動装置を設けたアモルファ
ス薄帯製造装置である。
ロールの表面のスクラッチマークを過大に発生させるこ
となく、冷却ロールの表面の粗度の維持および汚染物の
除去を行うことが可能なアモルファス薄帯の製造装置を
提供する。 【構成】 アモルファス薄帯の製造装置の冷却ロール外
周に設けられた、ナイロンなどの樹脂よりなる繊維線材
に砥粒を編み込んだ芯材より構成される円筒形状のブラ
シロールと、それを冷却ロールに押しつけながら前記ブ
ラシロールを冷却ロールの回転に対し逆回転させて連続
的に冷却ロール表面を研磨するモータおよび前記ブラシ
ロールを軸方向に揺動する揺動装置を設けたアモルファ
ス薄帯製造装置である。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、アモルファス薄帯の製
造装置に関する。
造装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】アモルファス薄帯の製造方法としては、
溶融金属を高速回転下にある冷却ロールの外周上に噴出
し、この冷却ロールの抜熱作用により急冷凝固させる方
法が一般的である。本方法においては、溶融金属を冷却
速度100,000 ℃／ｓ程度といった極めて高速で冷却する
ことが肝要であり、溶融金属からの抜熱を効果的に行う
ために、冷却ロールを例えば銅といった熱伝導度の高い
金属材料とすることが一般的である。
溶融金属を高速回転下にある冷却ロールの外周上に噴出
し、この冷却ロールの抜熱作用により急冷凝固させる方
法が一般的である。本方法においては、溶融金属を冷却
速度100,000 ℃／ｓ程度といった極めて高速で冷却する
ことが肝要であり、溶融金属からの抜熱を効果的に行う
ために、冷却ロールを例えば銅といった熱伝導度の高い
金属材料とすることが一般的である。
【０００３】しかしながら、この冷却ロール表面には溶
融状態の金属が直接接触するために、ロール表面の熱履
歴または汚染物の付着などに起因するロール表面の粗度
の劣化や材質の劣化はまぬがれ難く、特に長時間にわた
ってアモルファス薄帯を製造する際には、健全な冷却ロ
ール表面の維持はアモルファス薄帯の品質を維持する上
で不可欠である。
融状態の金属が直接接触するために、ロール表面の熱履
歴または汚染物の付着などに起因するロール表面の粗度
の劣化や材質の劣化はまぬがれ難く、特に長時間にわた
ってアモルファス薄帯を製造する際には、健全な冷却ロ
ール表面の維持はアモルファス薄帯の品質を維持する上
で不可欠である。
【０００４】このような問題に対し、従来、例えば特公
昭61-27145号公報には、金属の剛毛より構成されるブラ
シロールによる冷却ロール表面の研磨手段が開示されて
いる。また、前記特公昭61-27145号公報に開示の発明の
詳細な説明のなかには、アール・イー・マリンガー（Ｒ
・Ｅ・Ｍａｒｉｎｇｅｒ）他の「高速急冷フィラメント
および繊維の実験的鋳造方法」なる表題の論文に記され
たガラス繊維、綿、ベルト材料、その他自身の沈積物を
残さずに表面を良好な状態に保持する材料で製造された
回転フラッパホイールによる冷却ロール表面の研磨手段
が記載されている。
昭61-27145号公報には、金属の剛毛より構成されるブラ
シロールによる冷却ロール表面の研磨手段が開示されて
いる。また、前記特公昭61-27145号公報に開示の発明の
詳細な説明のなかには、アール・イー・マリンガー（Ｒ
・Ｅ・Ｍａｒｉｎｇｅｒ）他の「高速急冷フィラメント
および繊維の実験的鋳造方法」なる表題の論文に記され
たガラス繊維、綿、ベルト材料、その他自身の沈積物を
残さずに表面を良好な状態に保持する材料で製造された
回転フラッパホイールによる冷却ロール表面の研磨手段
が記載されている。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来技術による方法および装置では、アモルファス薄帯を
安定生産する上で以下に示す問題点があった。すなわ
ち、特公昭61-27145号公報に開示された方法および装置
では、冷却ロール表面の粗度の劣化および汚染物の付着
を金属の剛毛より構成されるブラシロールにより研磨す
ることによって防止するため、ブラシによるロール表面
へのスクラッチマークの発生を回避しがたく、このスク
ラッチマークに伴って周囲の雰囲気ガスが冷却ロール上
に溶融金属が形成するパドル（湯だまり）に侵入し、ア
モルファス薄帯表面に多くのエアーだまりを発生させ、
この部分でアモルファス化する上で必要な冷却速度を達
成することができず、結果的にアモルファス薄帯の品質
を著しく劣化させるといった問題があった。
来技術による方法および装置では、アモルファス薄帯を
安定生産する上で以下に示す問題点があった。すなわ
ち、特公昭61-27145号公報に開示された方法および装置
では、冷却ロール表面の粗度の劣化および汚染物の付着
を金属の剛毛より構成されるブラシロールにより研磨す
ることによって防止するため、ブラシによるロール表面
へのスクラッチマークの発生を回避しがたく、このスク
ラッチマークに伴って周囲の雰囲気ガスが冷却ロール上
に溶融金属が形成するパドル（湯だまり）に侵入し、ア
モルファス薄帯表面に多くのエアーだまりを発生させ、
この部分でアモルファス化する上で必要な冷却速度を達
成することができず、結果的にアモルファス薄帯の品質
を著しく劣化させるといった問題があった。
【０００６】また、単なるナイロン樹脂製のブラシでは
ロール表面の付着物を研磨除去することはできなかっ
た。本発明は、前記課題を解決したアモルファス薄帯の
製造装置を提供することを目的とする。
ロール表面の付着物を研磨除去することはできなかっ
た。本発明は、前記課題を解決したアモルファス薄帯の
製造装置を提供することを目的とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明は、溶融金属を高
速回転下にある冷却ロール外周に噴射して急冷凝固させ
アモルファス薄帯を製造する装置において、製造した薄
帯をはく離する位置より溶融金属を噴射する位置までの
間の前記冷却ロール外周の一部に前記冷却ロールの軸と
平行に押しつけ可能で、前記冷却ロールの回転に対し逆
回転可能のナイロンなどの樹脂よりなる繊維線材に砥粒
を編み込んだ芯材より構成される円筒形状のブラシロー
ルを設けたことを特徴とするアモルファス薄帯の製造装
置である。
速回転下にある冷却ロール外周に噴射して急冷凝固させ
アモルファス薄帯を製造する装置において、製造した薄
帯をはく離する位置より溶融金属を噴射する位置までの
間の前記冷却ロール外周の一部に前記冷却ロールの軸と
平行に押しつけ可能で、前記冷却ロールの回転に対し逆
回転可能のナイロンなどの樹脂よりなる繊維線材に砥粒
を編み込んだ芯材より構成される円筒形状のブラシロー
ルを設けたことを特徴とするアモルファス薄帯の製造装
置である。
【０００８】また、前記ブラシロールを回転しつつブラ
シロールの回転軸を冷却ロールの軸の方向に揺動させる
揺動装置を設けたことを特徴とする前記のアモルファス
薄帯の製造装置である。そして、前記ブラシロールの周
囲を覆ったカバーとカバー内の雰囲気を吸引する吸引装
置とを設置したことを特徴とする前記のアモルファス薄
帯の製造装置である。
シロールの回転軸を冷却ロールの軸の方向に揺動させる
揺動装置を設けたことを特徴とする前記のアモルファス
薄帯の製造装置である。そして、前記ブラシロールの周
囲を覆ったカバーとカバー内の雰囲気を吸引する吸引装
置とを設置したことを特徴とする前記のアモルファス薄
帯の製造装置である。
【０００９】
【作 用】本発明によれば、冷却ロールの外周にあって
製造した薄帯をはく離する位置より溶融金属を噴射する
位置までの間の冷却ロール外周の一部に、ナイロン樹脂
よりなる繊維線材に例えば砥粒などを編み込んだ芯材よ
り構成される円筒形状のブラシロールを冷却ロールとブ
ラシロールの軸が互いに平行となる状態で冷却ロールに
押しつけ、薄帯製造の過程において該ブラシロールを冷
却ロールの回転と逆回転させて連続的に冷却ロール表面
を研磨するようにしたので、ロール表面の粗度の劣化を
防止するに足る研磨特性を得ることができ、かつ、研磨
によりロール表面に発生するスクラッチマークの発生を
低減することが可能となる。
製造した薄帯をはく離する位置より溶融金属を噴射する
位置までの間の冷却ロール外周の一部に、ナイロン樹脂
よりなる繊維線材に例えば砥粒などを編み込んだ芯材よ
り構成される円筒形状のブラシロールを冷却ロールとブ
ラシロールの軸が互いに平行となる状態で冷却ロールに
押しつけ、薄帯製造の過程において該ブラシロールを冷
却ロールの回転と逆回転させて連続的に冷却ロール表面
を研磨するようにしたので、ロール表面の粗度の劣化を
防止するに足る研磨特性を得ることができ、かつ、研磨
によりロール表面に発生するスクラッチマークの発生を
低減することが可能となる。
【００１０】また、前記ブラシロールを回転しつつブラ
シロールの回転軸を前記冷却ロールの軸の方向に揺動す
ることにより、微小ながら発生するスクラッチマークを
サインカーブ状にし、この重ね合わせによりスクラッチ
マークの深さをさらに低減することが可能となる。な
お、この原理は一般的に円筒形状のものの研磨に用いら
れるホーニング仕上げと同様のものである。
シロールの回転軸を前記冷却ロールの軸の方向に揺動す
ることにより、微小ながら発生するスクラッチマークを
サインカーブ状にし、この重ね合わせによりスクラッチ
マークの深さをさらに低減することが可能となる。な
お、この原理は一般的に円筒形状のものの研磨に用いら
れるホーニング仕上げと同様のものである。
【００１１】さらに、ブラシロールの周囲を包囲するカ
バーおよびカバー内部を負圧に保持せしめる吸引装置を
設置したので、研磨によって発生した研磨屑を該吸引装
置により系外に搬出することが可能になり、前記ブラシ
ロールによる研磨で発生する研磨屑が前記パドル部に侵
入するといった問題も回避可能になる。
バーおよびカバー内部を負圧に保持せしめる吸引装置を
設置したので、研磨によって発生した研磨屑を該吸引装
置により系外に搬出することが可能になり、前記ブラシ
ロールによる研磨で発生する研磨屑が前記パドル部に侵
入するといった問題も回避可能になる。
【００１２】
【実施例】以下に本発明の実施例について、図面を参照
して説明する。図１は本発明の１実施例を示す側面図で
あり、図２はブラシロールにロッドおよびシリンダを設
けた他の実施例の平面説明図であり、図３は前記ブラシ
ロールと前記ロッドおよび前記シリンダの周辺を覆った
カバーと吸引装置とを設けた側面図である。
して説明する。図１は本発明の１実施例を示す側面図で
あり、図２はブラシロールにロッドおよびシリンダを設
けた他の実施例の平面説明図であり、図３は前記ブラシ
ロールと前記ロッドおよび前記シリンダの周辺を覆った
カバーと吸引装置とを設けた側面図である。
【００１３】図に示すように、１ａは溶融金属、１ｂは
アモルファス薄帯、２は薄帯を製造する冷却ロール、３
は冷却ロール２の表面を研磨するブラシロール、４はブ
ラシロール３の軸、５はブラシロール３の軸４を回転す
る回転モータ、６は支持プレート６ａに配設された軸
受、７は支持プレート６ａに連結されたシリンダーロッ
ド、８はシリンダ、９はブラシロール３の周囲を覆った
カバー、10はカバー９の内部雰囲気を吸引する吸引装
置、11はその吸引管で、12ａは溶融金属１ａを噴射する
位置、12ｂはアモルファス薄帯１ｂをはく離する位置で
ある。
アモルファス薄帯、２は薄帯を製造する冷却ロール、３
は冷却ロール２の表面を研磨するブラシロール、４はブ
ラシロール３の軸、５はブラシロール３の軸４を回転す
る回転モータ、６は支持プレート６ａに配設された軸
受、７は支持プレート６ａに連結されたシリンダーロッ
ド、８はシリンダ、９はブラシロール３の周囲を覆った
カバー、10はカバー９の内部雰囲気を吸引する吸引装
置、11はその吸引管で、12ａは溶融金属１ａを噴射する
位置、12ｂはアモルファス薄帯１ｂをはく離する位置で
ある。
【００１４】図において、ナイロン樹脂よりなる繊維線
材に砥粒を編み込んだ芯材より構成される円筒形状のブ
ラシロール３を、冷却ロール２により製造されたアモル
ファス薄帯１ｂをはく離する位置12ｂより溶融金属１ａ
を噴射する位置12ａまでの間の冷却ロール２の外周の一
点に、冷却ロール２とブラシロール３の軸が互いに平行
となる状態で冷却ロール２に押しつけ、薄帯製造の過程
においてブラシロール３を回転させて連続的に冷却ロー
ル２の表面を研磨するようにした。
材に砥粒を編み込んだ芯材より構成される円筒形状のブ
ラシロール３を、冷却ロール２により製造されたアモル
ファス薄帯１ｂをはく離する位置12ｂより溶融金属１ａ
を噴射する位置12ａまでの間の冷却ロール２の外周の一
点に、冷却ロール２とブラシロール３の軸が互いに平行
となる状態で冷却ロール２に押しつけ、薄帯製造の過程
においてブラシロール３を回転させて連続的に冷却ロー
ル２の表面を研磨するようにした。
【００１５】また、ブラシロール３はその軸４の軸端に
取付けられた回転モータ５により回転され、シリンダ８
の操作で支持プレート６ａを図２の矢印方向に揺動可能
とする揺動装置により、ブラシロール３が冷却ロールの
軸方向に揺動可能とされた。また、前記ブラシロール３
および前記シリンダ８はカバー９により覆われており、
カバー９の内部は吸引装置10とその吸引管11により負圧
に保持されている。
取付けられた回転モータ５により回転され、シリンダ８
の操作で支持プレート６ａを図２の矢印方向に揺動可能
とする揺動装置により、ブラシロール３が冷却ロールの
軸方向に揺動可能とされた。また、前記ブラシロール３
および前記シリンダ８はカバー９により覆われており、
カバー９の内部は吸引装置10とその吸引管11により負圧
に保持されている。
【００１６】なお、前記の砥粒としては、例えば、Al2O
3,SiO2, カーボランダム，アランダムなどの砥粒が用い
られ、砥粒を編み込んだ芯材の樹脂としては、ナイロ
ン、タンピコ繊維などの樹脂が用いられる。本発明の装
置を使用して板幅100mm 、板厚20μm のアモルファス薄
帯を速度25m/s で製造したところ、長時間の製造におい
ても、ブラシ無しで問題になっていた薄帯表面のエアー
だまりの発生は、従来の方法に比較して30％以下に減少
させることが可能となり、安定した製造を実現すること
が可能となった。
3,SiO2, カーボランダム，アランダムなどの砥粒が用い
られ、砥粒を編み込んだ芯材の樹脂としては、ナイロ
ン、タンピコ繊維などの樹脂が用いられる。本発明の装
置を使用して板幅100mm 、板厚20μm のアモルファス薄
帯を速度25m/s で製造したところ、長時間の製造におい
ても、ブラシ無しで問題になっていた薄帯表面のエアー
だまりの発生は、従来の方法に比較して30％以下に減少
させることが可能となり、安定した製造を実現すること
が可能となった。
【００１７】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のアモルフ
ァス薄帯の製造装置によれば、冷却ロールの表面のスク
ラッチマークを過大に発生させることなく、冷却ロール
の表面の粗度の維持および汚染物の除去を行うことが可
能となる。また、ブラシロールを冷却ロールの軸方向に
揺動させ、かつ、その周囲をカバーで包囲し、その内部
の吸引を可能としたので、スクラッチマークのさらなる
低減および研磨粉の悪影響の防止が可能となる。
ァス薄帯の製造装置によれば、冷却ロールの表面のスク
ラッチマークを過大に発生させることなく、冷却ロール
の表面の粗度の維持および汚染物の除去を行うことが可
能となる。また、ブラシロールを冷却ロールの軸方向に
揺動させ、かつ、その周囲をカバーで包囲し、その内部
の吸引を可能としたので、スクラッチマークのさらなる
低減および研磨粉の悪影響の防止が可能となる。
【図１】本発明の１実施例を示す側面図である。
【図２】ブラシロールの揺動装置の実施例を示す平面図
である。
である。
【図３】ブラシロールおよびシリンダの周囲を覆ったカ
バーと吸引装置を設けた実施例を示す側面図である。
バーと吸引装置を設けた実施例を示す側面図である。
１ａ溶融金属 １ｂアモルファス薄帯 ２ 冷却ロール ３ ブラシロール ４ ブラシロールの軸 ５ 回転モータ ６ 軸受 ７ シリンダーロッド ８ シリンダ ９ カバー 10 吸引装置 11 吸引管 12ａ溶融金属１ａを噴射する位置 12ｂアモルファス薄帯１ｂをはく離する位置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 加藤 一之 千葉県千葉市中央区川崎町１番地 川崎製 鉄株式会社千葉製鉄所内 (72)発明者 森脇 三郎 千葉県千葉市中央区川崎町１番地 川崎製 鉄株式会社千葉製鉄所内 (72)発明者 佐藤 徹 千葉県千葉市中央区川崎町１番地 川崎製 鉄株式会社千葉製鉄所内
Claims (3)
- 【請求項１】 溶融金属を高速回転下にある冷却ロール
外周に噴射して急冷凝固させアモルファス薄帯を製造す
る装置において、製造した薄帯をはく離する位置より溶
融金属を噴射する位置までの間の前記冷却ロール外周の
一部に前記冷却ロールの軸と平行に押しつけ可能で、前
記冷却ロールの回転に対し逆回転可能のナイロンなどの
樹脂よりなる繊維線材に砥粒を編み込んだ芯材より構成
される円筒形状のブラシロールを設けたことを特徴とす
るアモルファス薄帯の製造装置。 - 【請求項２】 前記ブラシロールを回転しつつブラシロ
ールの回転軸を冷却ロールの軸の方向に揺動させる揺動
装置を設けたことを特徴とする請求項１記載のアモルフ
ァス薄帯の製造装置。 - 【請求項３】 前記ブラシロールの周囲を覆ったカバー
とカバー内の雰囲気を吸引する吸引装置とを設置したこ
とを特徴とする請求項１または２記載のアモルファス薄
帯の製造装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32869493A JPH07178516A (ja) | 1993-12-24 | 1993-12-24 | アモルファス薄帯の製造装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32869493A JPH07178516A (ja) | 1993-12-24 | 1993-12-24 | アモルファス薄帯の製造装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07178516A true JPH07178516A (ja) | 1995-07-18 |
Family
ID=18213129
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP32869493A Pending JPH07178516A (ja) | 1993-12-24 | 1993-12-24 | アモルファス薄帯の製造装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07178516A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010184298A (ja) * | 1998-05-13 | 2010-08-26 | Metglas Inc | 高スタック率のアモルファス金属リボン及び変圧器コア |
| US8096345B2 (en) | 2007-05-08 | 2012-01-17 | Nippon Steel Corporation | Method and apparatus for producing amorphous ribbon |
| WO2017090402A1 (ja) * | 2015-11-26 | 2017-06-01 | 日立金属株式会社 | Ｆｅ基アモルファス合金リボン |
| WO2018151172A1 (ja) * | 2017-02-14 | 2018-08-23 | 日立金属株式会社 | Ｆｅ基アモルファス合金リボンの製造方法、Ｆｅ基アモルファス合金リボンの製造装置、及びＦｅ基アモルファス合金リボンの巻き回体 |
| EP3605563A4 (en) * | 2017-03-31 | 2021-01-13 | Hitachi Metals, Ltd. | AMORPHIC IRON-BASED ALLOY TIP FOR NANOCRYSTALLINE IRON-BASED ALLOY AND METHOD OF MANUFACTURING THE SAME |
-
1993
- 1993-12-24 JP JP32869493A patent/JPH07178516A/ja active Pending
Cited By (11)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010184298A (ja) * | 1998-05-13 | 2010-08-26 | Metglas Inc | 高スタック率のアモルファス金属リボン及び変圧器コア |
| US8096345B2 (en) | 2007-05-08 | 2012-01-17 | Nippon Steel Corporation | Method and apparatus for producing amorphous ribbon |
| WO2017090402A1 (ja) * | 2015-11-26 | 2017-06-01 | 日立金属株式会社 | Ｆｅ基アモルファス合金リボン |
| CN108292550A (zh) * | 2015-11-26 | 2018-07-17 | 日立金属株式会社 | Fe基非晶质合金带 |
| JPWO2017090402A1 (ja) * | 2015-11-26 | 2018-09-13 | 日立金属株式会社 | Ｆｅ基アモルファス合金リボン |
| CN108292550B (zh) * | 2015-11-26 | 2020-12-04 | 日立金属株式会社 | Fe基非晶质合金带 |
| WO2018151172A1 (ja) * | 2017-02-14 | 2018-08-23 | 日立金属株式会社 | Ｆｅ基アモルファス合金リボンの製造方法、Ｆｅ基アモルファス合金リボンの製造装置、及びＦｅ基アモルファス合金リボンの巻き回体 |
| US10987729B2 (en) | 2017-02-14 | 2021-04-27 | Hitachi Metals, Ltd. | Fe-based amorphous alloy ribbon manufacturing method, Fe-based amorphous alloy ribbon manufacturing device, and wound body of Fe-based amorphous alloy ribbon |
| CN113385648A (zh) * | 2017-02-14 | 2021-09-14 | 日立金属株式会社 | Fe基非晶合金带的卷绕体 |
| CN113385648B (zh) * | 2017-02-14 | 2022-08-02 | 日立金属株式会社 | Fe基非晶合金带的卷绕体 |
| EP3605563A4 (en) * | 2017-03-31 | 2021-01-13 | Hitachi Metals, Ltd. | AMORPHIC IRON-BASED ALLOY TIP FOR NANOCRYSTALLINE IRON-BASED ALLOY AND METHOD OF MANUFACTURING THE SAME |
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